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ロジステック回帰分析の独立変数選択について / 作業療法士 嶋崎寛子 [ Mail ]
対馬先生

先生に標記の方法についてお伺いしたく書き込みをさせていただきました.

多重ロジスティック回帰分析を行なうに当たり,単変量分析を行い独立変数の選択を行なっているのですが,
単変量分析で有意(p<0.05)であった項目を独立変数にしているものや,単変量分析で有意水準25%未満を選択基準として独立変数を選択したとしているものがあります.
独立変数の選択基準は決まっているものでしょうか.それとも,単変量分析の結果から,独立変数の選択基準を設定しても良いものでしょうか.(例えば,有意水準10%を選択基準にするなど)

ご多忙の中,初歩的な質問で申し訳ありません.ご回答いただけると幸いです.
よろしくお願い致します.
No.425 - 2016/02/13(Sat) 11:11:43

Re: ロジステック回帰分析の独立変数選択について / つしま
 多重ロジスティック回帰に限りませんが(重回帰も同様に),事前に検定をして,独立変数を選択することは,間違いとなります.なので,検討したい変数,すべてを対象にして計算します.
 ただし,nが少ないとき,例えばn=15なのに,独立変数が20変数のときは,すべて投入することは不可能になります.この場合は,17変数まで減らさないとなりません.除外する3変数をどうやって選ぶかは,やむを得ず,単変量分析でpの大きいものを除外するしかないのですが,これは上述の通り,理論的には誤ったことをやむを得ず行っている,ということになります.
 できる限り誤りを避けるための対策としては,pの大きいものでかつ,医学的に考慮しても確かに意味がない変数と判断したら,それらを除外して解析すればよいでしょう.
 有意水準を25%とか10%にして検定する方法は,いずれも明らかな誤りなので,何%にすればよい,ということは言えません(有意水準は通常5%ですから,勝手なルールで変更するのはおかしいです).
 計算に必要な独立変数の最大数まで減らして,できるだけ多くの変数を解析に加え,変数増減法(ステップワイズ法)か,変数増加法で選択します.なお,変数減少法ではうまくいかないことがあるかもしれません.
No.426 - 2016/02/13(Sat) 17:04:36
ロジスティックの採択される変数について / 理学療法士 長谷川
対馬先生

Rコマンダーの結果について質問です。

ロジスティック回帰分析で有意差を認めた因子が、差の検定では有意差を認めないのはなぜでしょうか?

ご多忙の中お手数をおかけしますが、ご教授いただけると大変ありがたいです。
No.422 - 2016/02/10(Wed) 18:45:59

Re: ロジスティックの採択される変数について / つしま
 著書を読んでもらえばわかりますが,計算方法が違うからです.
No.423 - 2016/02/10(Wed) 19:00:47
Rコマンダー 相関分析の内容に関するご質問について / 高橋遼
対馬先生

はじめまして、理学療法士の高橋遼と申します。


この度は、Rコマンダーを使用させて頂いてますが、相関分析の内容に関してご質問させて頂きたくメールを差し上げました。
相関分析で、変数を複数選択した場合と、変数を2つ選択した場合で、相関係数に相違があるのですが、どのように解釈したほうがよろしいでしょうか。
(偏相関係数で複数変数選択をした場合に相関係数は変化することは確認済みです。)


ご繁忙中誠に申し訳ございませんが、ご連絡頂けますと幸いです。
No.414 - 2016/01/10(Sun) 18:20:56

Re: Rコマンダー 相関分析の内容に関するご質問について / つしま
 私の方では,特に問題ありませんので,具体的な内容がわからないとなんとも言えません.
No.415 - 2016/01/10(Sun) 18:23:48

Re: Rコマンダー 相関分析の内容に関するご質問について / 高橋遼
ご多忙にもかかわらず、早速のご返答ありがとうございます。
具体的内容を提示させて頂こうと思いますが、検定結果を添付出来なかったので、引用したものを記載させて頂きます。

変数を複数選択した場合(相関行列で複数検定)

      合計点
BIT    0.3627381
FIMc   0.0931695
MMSE  0.7254763
TMT.A -0.7071068
TMT.B -0.6393620
合計点   1.0000000

変数を2つにした場合(相関性の検定)

データ: Dataset$BITの机上課題 と Dataset$合計点
S = 25.4197, P値 = 0.002037
対立仮説: 母相関(ρ)は,0ではない
標本推定値:
ρ
0.8459412

BITと合計点の数値に相違がある状態ですがどのように解釈したほうがよろしいでしょうか。

長文失礼致します。
No.416 - 2016/01/11(Mon) 09:25:42

Re: Rコマンダー 相関分析の内容に関するご質問について / つしま

> 変数を複数選択した場合(相関行列で複数検定)
>
>       合計点
> BIT    0.3627381
> FIMc   0.0931695
> MMSE  0.7254763
> TMT.A -0.7071068
> TMT.B -0.6393620
> 合計点   1.0000000
>
> 変数を2つにした場合(相関性の検定)
>
> データ: Dataset$BITの机上課題 と Dataset$合計点
> S = 25.4197, P値 = 0.002037
> 対立仮説: 母相関(ρ)は,0ではない
> 標本推定値:
> ρ
> 0.8459412

 下の方はスピアマンの順位相関係数になっています.上の方が,もしピアソンの相関係数になっていれば,異なるはずです.
 なお,これは私の作成した関数の範囲ではなく,Rオリジナルの関数部分ですので,どうしても違うようならR自体のバグですね….私の方では,R2.8.1を使用してますが,どうやっても同じ値になります.
 どうしても解決しないときは(私のサポート範囲外なのですが),個別にメールください(pteiki@hirosaki-u.ac.jp)
No.417 - 2016/01/11(Mon) 11:01:10

Re: Rコマンダー 相関分析の内容に関するご質問について / 高橋遼
ご多忙にも関わらず、ご丁寧なご返答ありがとうございます。検定はどちらもスピアマンの順位相関係数にしています。
今回、データーのほうに欠損値もありましたので、私のほうで、データーの確認してみます。もし、それでも上手くいかないようであれば個別にメールさせて頂けたら幸いです。
ありがとうございました。
No.420 - 2016/01/11(Mon) 23:20:34
(No Subject) / 佐藤香織 [ Mail ]
対馬先生に統計についてお伺いしたくメールさせていただきました。
現在、自立群と非自立群の2群間でFIMのそれぞれの運動項目に有意差があるのか統計をかけています。FIMは順位尺度で正規分布しないため、ノンパラメトリックのマンホイットニー検定で統計をかけたのですが、全ての項目で有意差が0になってしまいます。どうしてでしょうか⁇ご回答頂けると幸いです。多忙とは思いますが、よろしくお願い致します。
No.399 - 2015/02/19(Thu) 18:59:50

Re: / つしま
 これだけですと何ともコメントしよう無いのですが,0になるのでしたら,有意差あり,でいいのではないでしょうか?
No.419 - 2016/01/11(Mon) 11:09:36
質問がございます / masato
こんにちは、お世話になっております。
基本的なことで恐縮ですが、本や論文を見れば見るほどわからなくなってしまいまして、下記質問をさせていただきます。

?@医学論文などでは、結果の表でデータの平均値を並べてt検定やANOVAのP値をずらっと並べているものが多くあると思います。そのデータの表記をみると、mean±SDで統一されている論文と、mean±SEで統一されているものがあります。t検定やANOVAを行っている時点で平均値の差を見ているわけですから、データ表記はmean±SEが適切と思うのですが、違うのでしょうか?

?At検定やANOVAなどは、標本データの正規性が必要と教科書にはあります。一方で、データが10以上?あれば中心極限定理より、標本データがどんな分布であれ標本の平均値の分布は正規分布に近似されるというのがあると思います。したがって、平均値の差を検定するt検定、ANOVAではサンプル数がある程度あれば各比較群の標本データの正規性はあまり関係なく検定してよい、ということとは違うのでしょうか?
しかしそうすると、サンプル数がある程度あればなんでもパラメトリック検定が適用可能となってしまい、違うのかとも思うのですが…。サンプル数が少なければノンパラということにもなってしまうと思い…。

以上、お手数ですが、ご教授頂ければ幸いでございます。よろしくお願い申し上げます。
No.413 - 2015/12/28(Mon) 14:42:58

Re: 質問がございます / つしま
> ?@医学論文などでは、結果の表でデータの平均値を並べてt検定やANOVAのP値をずらっと並べているものが多くあると思います。そのデータの表記をみると、mean±SDで統一されている論文と、mean±SEで統一されているものがあります。t検定やANOVAを行っている時点で平均値の差を見ているわけですから、データ表記はmean±SEが適切と思うのですが、違うのでしょうか?

 どちらでもいいです.これは慣習的にSDが多く利用されているだけです.

> ?At検定やANOVAなどは、標本データの正規性が必要と教科書にはあります。一方で、データが10以上?あれば中心極限定理より、標本データがどんな分布であれ標本の平均値の分布は正規分布に近似されるというのがあると思います。したがって、平均値の差を検定するt検定、ANOVAではサンプル数がある程度あれば各比較群の標本データの正規性はあまり関係なく検定してよい、ということとは違うのでしょうか?
> しかしそうすると、サンプル数がある程度あればなんでもパラメトリック検定が適用可能となってしまい、違うのかとも思うのですが…。サンプル数が少なければノンパラということにもなってしまうと思い…。
 中心極限定理の解釈が間違っています(http://mathtrain.jp/centrallimitあたりを参照).nに関係なく,いかなる標本にも母集団分布があり,その母集団分布は正規分布とは限りません.なので,サンプルサイズが云々という話は別です.たしかに上述の説明は,古い医療統計の書籍(多くは数理関係の人ではない著者)に書かれています.が,誤りです.
No.418 - 2016/01/11(Mon) 11:07:29
(No Subject) / na
こんにちは。

SPSSで学ぶ医療系多変量データ解析の
本文掲載データのためにホームページに来ました。

そのデータのダウンロードはできたのですが、
ページをみていましたところ、
下記のページが、リンク切れになっておりました。

「正準相関分析の結果がおかしい!」 のところです。再度配布をよろしくお願いします。

SPSSで学ぶ医療系多変量データ解析 
 > 【重要】訂正・補足・サポートページ 
 > ★正準相関分析の結果がおかしい!
No.410 - 2015/11/27(Fri) 00:31:44

Re: / 対馬
 このファイルは誤りがありましたので,削除しておりました.
No.411 - 2015/11/30(Mon) 16:14:29

Re: / na
なるほど。わかりました。
ありがとうございます。
No.412 - 2015/11/30(Mon) 19:41:15
(No Subject) / 山下
いつも先生の本で勉強させていただいております。
この度Gpowerをダウンロードしたのですが、条件付きロジスティック回帰のサンプルサイズについても、このソフトで(またはRコマンダーで)計算できるのでしょうか?
もしできない場合は、先生の著書に書いてあるように独立変数の数P×10とするのが良いのでしょうか?
お忙しいとは思いますがご教授よろしくお願いいたします。
No.407 - 2015/11/23(Mon) 10:31:25

Re: / 対馬
 重回帰は計算可能ですが,多重ロジスティックや条件付きロジスティックは,計算不可能です.独立変数×10が無難かと思います.
No.408 - 2015/11/23(Mon) 11:41:14

Re: / 山下
ロジスティックのものは難しいのですね。独立変数×10で行いたいと思います。お忙しい中ご返信いただきありがとうございました。
No.409 - 2015/11/23(Mon) 12:02:17
はじめまして / ふじわら [ Mail ]
はじめまして。先生が書かれる本や論文、いつも読ませて頂いております。先日まで理学療法の連載は非常に楽しく、勉強になりました。さて、ご質問があり投稿させていただきました。カットオフ値を設定するときROC解析を用いて設定すると思うのですが、適切なカットオフ値を設定するときはY軸とX軸の対角線を引いて設定するのが一番ベストな方法なのでしょうか?いくつか文献を探ると Youden indexと呼ばれるものを使った設定もも粉われているようでどちらが良いのか悩みます。ご教授ください。ちなみに Youden indexの計算式も一緒にご教授ください。よろしくお願いします。
No.295 - 2012/02/04(Sat) 18:13:20

Re: はじめまして / つしま
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/kid/clinicaljournalclub6.html
を参照下さい
No.296 - 2012/02/04(Sat) 18:19:56

Re: はじめまして / ふじわら [ Mail ]
ご回答ありがとうございました。非常に参考になりました。
No.298 - 2012/02/06(Mon) 08:52:37

Re: はじめまして / つしま
 なお,改変Rコマンダーでも出力されるようにしました.
No.300 - 2012/02/12(Sun) 17:04:14

Re: はじめまして / つしま
 2月13日に新しいものに変更します.
No.301 - 2012/02/12(Sun) 17:04:56

Re: はじめまして / おー
Youden indexについて調べていて、この掲示板に行きついたので質問させていただきます。Youden indexとは正確には何を指しているのでしょうか?人(又は文献)によって、「感度+特異度−1」をYouden indexとしているものもあれば、「感度+特異度−1の最大値」をYouden indexとしているものもあります。こちらで紹介されているサイトや元々の文献を読むと、後者(「感度+特異度−1の最大値」がYouden index)が正しいように思うのですが、いかがでしょうか?ご教授いただけますと幸いです。
No.406 - 2015/09/17(Thu) 16:31:24
RコマンダーのYlim / 理学療法士 吉田
対馬先生

Rコマンダーについてですが、欠測値のあるデータを「一括処理」→「2標本の差の検定」へ投入すると、【エラー: 有限な 'ylim' の値が必要です 】とエラーが出現し、結果が得られず困っています。

欠測値のあるデータは扱わない方が良いのでしょうか?もしくは、平均値/中央値に置き換えて投入した方が良いのでしょうか?

ご多忙の中お手数をおかけしますが、ご教授いただけると大変ありがたいです。
No.404 - 2015/09/10(Thu) 20:05:47

Re: RコマンダーのYlim / 対馬
欠損値があるとダメです。
No.405 - 2015/09/10(Thu) 22:07:09
分割プロット分散分析について / 渡邉淳一 [ Mail ]
対馬先生

以前分割プロット分散分析に関して質問させていただいた渡邉と申します。その節はありがとうございました。
今回、この手法について一点、お聞きしたいことがありましてメールさせていただきました。お忙しい中とは存じますが、ご助言いただければ幸いでございます。
内容は、ランダム化によって、介入群と対照群の二群に分けたにも関わらず、ベースラインデータに差(ランダム化の失敗)が生じている場合、ベースラインの補正が必要になると思います。分割プロット分散分析はベースラインの補正(調整)はなされるのでしょうか?
もし、補正できないのであれば、共分散分析を用いるというのが正しい選択肢と考えてよろしいのでしょうか?


分かりにくい質問で申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。
No.402 - 2015/07/27(Mon) 00:29:32

Re: 分割プロット分散分析について / 渡邉
対馬先生

ご多忙な中、おかしな質問をしてしまい申し訳ありませんでした。

上記の問題は解決できましたのでご連絡致します。
No.403 - 2015/07/29(Wed) 13:49:35
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