“旅人”の限界が見えてしまった? 元サッカー日本代表の中田英寿(31)が周囲をがっかりさせている。 2日、特別番組「中田英寿ドキュメント 僕が見た、この地球。〜旅、ときどきサッカー〜」(日本テレビ)が放送された。06年ドイツW杯終了後に現役を引退し、世界各国を気ままに渡り歩く中田に密着。中田はアジア、アフリカ、南米、欧州を訪れ、地球環境、貧困、感染病といった問題と向き合った。 だが、さまざまな問題に対して深い突っ込みはなし。視聴率も12.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)と伸び悩んだ。 「日テレはガックリですよ。今回の『中田特番』は、日本代表の南アフリカW杯アジア予選オマーン戦の中継の直後に放送されました。注目を集めている試合に合わせて2時間弱の枠を割いただけに、最低でも15%は期待されていた。中田の“神通力”はもう通用しないことが改めてハッキリしましたね」(テレビ関係者) 手厳しい批判もある。 「サッカーのことしか分からないような元選手が、文化人を気取るとこういうザマになるという見本ですよ」と、作家の吉川潮氏はこう続ける。 「中田が選手時代から環境や貧困の問題に興味を持ち、一貫してボランティアをやったり、私財をなげうってチャリティーをしていたのならまだ分かりますが、そういう話は聞いたことがない。底が浅いし、何の感動も与えないと思いますよ。今後の自分をPRしているような嫌な計算高さも感じましたね。こんなミエミエの企画に乗っかったテレビ局も情けない」 今月7日には中田の呼びかけにより、貧困や医療問題などを啓蒙(けいもう)することを目的としたサッカーのエキシビションマッチも行われるのだが……。 |
No.9898 - 2008/06/16(Mon) 20:31:43
|