01410
Chatter 8th woman

何か書いていってくださいね!

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Ave Maria / エル
太陽が西に傾き、街が茜色に染まっていく。夜と言うには少し早いこんな時間に、そそくさと紛れ込むカフェで飲む一杯のアイスコーヒー。
不意に耳に飛び込んできた懐かしい曲。シューベルト作、アヴェ・マリア。この曲が何百年も後に、誰かの「ケの日」を「ハレの日」に変える曲になるなんて、シューベルトは思ってもみなかっただろう(笑)。
アヴェ・マリアのSEがフェイドアウトして、最初の一音が鳴り響く前の一瞬の静寂の中に、私は見る。耳に聞こえない音をたてて、目に見えない扉が開かれていくのを・・・。楽園に続く扉が開かれていくのを・・・。
こっちだ。こっちに来ればいいんだ。
と、音楽が私に呼びかける。自由だ。自由過ぎる。一片のくもりもない純粋無垢な楽しみが、みんなの一番の笑顔が、そこにあった。生きていると悲しみや悩みや不安もあるけれど、この楽園にいる時は・・・、音楽を聴いている時は・・・、それらを忘れてもいいのだ。そんな事を彼らは教えてくれた。
アヴェ・マリアが流れる夕暮れのカフェで、三宅さんを思う。聴いていると映像が浮かんでくるような歌詞を書くライターだった。次々と差し出される美しい街並みや切ない心情に、みんなが酔いしれた。今も三宅さんはその美しい歌詞や歌声で誰かを楽しませているだろうか。
一瞬に現れ一瞬で消えていく花火のように、空間に音楽で絵を描いてくれたグリーンスリーヴス。
楽し過ぎる自由過ぎる楽園の扉は閉ざされてしまったけれど、今も、そしてこれからも、あの残響は私達の胸の奥で途切れる事はないだろう。
太陽と月が入れ替り、街は茜から闇へと暗転していく。見上げる夏の夜空には一つまた一つと星がきらめきだす。
皆さんが素敵な夏を過して下さいますように。
星に向かって祈る私の願いは叶っているだろうか。
アヴェ・マリアを聴いているうちにすっかり氷が溶けて薄くなったアイスコーヒーを飲む。溶け出したのはほろ苦い思い出だけじゃなくて、未来へ向かって歩き出す勇気にも似たフレッシュなアロマも混ざり合っているはずだ。
No.993 - 2010/07/03(Sat) 02:00:21
日日是好日 / エル
彼が歌っている。聴いている私達がいる。なんて完璧な世界なのだろう。
誰かが時計の針を早く進めているのだろうかと思うような短い時間だった。いつものライヴハウスが高級ホテルのディナーショーのようなラグジュアリーな場所に変わった。彼の卓越したVOCALIZATIONは、いとも簡単に時空を変えてしまう。
その時に持っている全ての能力をパフォーマンスに反映させて、私達に音楽を届けてくれた。彼の曲はみんなに真剣に聴かれ、心からの拍手をもらっていた。
今も名曲が生み出されているのだろう。
完全な静寂の中で心に響いているメロディを体全体で聴き取ろうとする・・・。
完全な虚無の中で魂に浮かんでくるリリックを体全体ですくい取ろうとする・・・。
誰もがうらやむ才能を天から与えられた人だ。音楽に選んでもらえた人だ。

ベアさん、お誕生日、おめでとうございます。

一年で最もいい日を知っていますか。
日日是好日。
にちにちこれこうじつ。
365日、いい日なんですよ。毎日を大切に、いとおしんで、この一年も過して下さいね。
No.992 - 2010/05/29(Sat) 00:00:27
(No Subject) / エル
至る所に桜が溢れている、そんな今の大阪の街を思います。大阪には桜の名所が沢山ありますね。造幣局の通り抜けの桜って面白そうですね。今年の桜はいかがですか。
まだ寒くてHOTの缶コーヒーの温かさがなんともありがたい今の時期。今年もコーヒーを飲みながらぼんやり桜を眺めている・・・。それをずっと当たり前のように思っていたけれど、それは当たり前の事じゃなくて、なんて幸せで恵まれているのだろうと思えるようになったのはいつの頃からでしょうか。
桜の樹を見上げるとその後ろに青空が広がっています。私の頭上の空はあなたがいる大阪の空にも続いているのですね。
井の頭公園の桜を憶えていますか。時には東京で過していた日々に思いを馳せる事はあるでしょうか。チャターエイスウーマンのライヴが何よりも楽しみだった私達リスナーを思い出す事はあるでしょうか。
東京にいた時も楽しかったけれど、あの頃より幸せな今を過しているのだと思える、そんな2010年の春を迎えているのでしょうね。
あの時見た桜よりも、今見ている桜の方が、あなたの目に美しく映っているのではないかと思います。
満開の桜の並木道をゆっくりと歩いて行くあなたが目に浮かびます。
今日もいい日でありますように。
No.991 - 2010/04/03(Sat) 22:11:08
(No Subject) / エル
先日、高円寺GEARの前を通った。
雑然と行き交う人々のざわめき、チープなネオンサイン、アジア諸国のインテリアを販売している雑貨屋から流れてくるアヤシゲなお香の香り・・・(笑)。そんな商店街の一角に、閉店したGEARはある。そのドアの前に立った瞬間、グリーンスリーヴスのライヴを観に来た時の記憶が鮮やかにフィードバックしてきた。
「待ってろよ、高円寺GEAR!」
今、まさに私が立っているここから勇んで入って行こうとして(何故こうも気合が入ってしまうのだろう・笑)、ふとあたりを見回すと、丁度、商店街の向こうからベアさんとドクターさんが歩いてくるところだった。こちらに手を振って笑いながら彼らが歩いている。一瞬、ざわめきも、ネオンも、お香も、全てがストップした。周りの物一切が動きを止めた中、ゆっくりと歩いてくる二人のたたずまいそのものが、もうMUSICだった。あれこそがGEARが見せてくれた幻だっただろうか。
あの頃と同じように、今日もまた商店街にはざわめきとネオンとお香が流れているけれど、もう二度と高円寺GEARのドアが開かれる事はない。そのドアの前であの情景を映画のワンシーンのように思い出す。長い間、思い出す事はなかったけれど忘れてしまった訳じゃないんだ。心の奥に閉じ込められていた記憶が伸びやかに翼を広げて飛び立っていくのを感じた。
そんな高円寺GEARで観たチャターエイスウーマンの、グリーンスリーヴスの、ライヴ。なんて豊かで贅沢なひとときだったのだろうと改めて思う。今もなお彼らの音楽はFLOOR LOVERSを魅了してやまない。
それにしても、ライヴ会場を前にすると、何故こうも戦闘態勢になってしまうのだろう(笑)。今までいろいろなライヴを、いろいろな場所で、観てきた。ある時は「待ってろよ、東京ドーム!」だったり、ある時は「待ってろよ、ショッピングセンターのイヴェントスペース!」だったりした(笑)。
あのバンドが叫ぶ。このミュージシャンの声が聴こえる。
迷うな、と。
きっとそれが、あの謎のガッツの正体なのだろう(笑)。
No.990 - 2010/03/09(Tue) 01:34:51
謹賀新年 / エル
たぐいまれな才能を持ち、多くの人に愛されていた。これからまだ素晴らしい音楽を聴かせてくれた人達が、突然いなくなってしまった2009年。音楽好きにとって2009年は悲しい年として記憶されていくのだろうか。もし彼らが私達に何か伝えられるとしたらどんな事を伝えてくるだろうか。
もっと歌いたかった。一人でも多くの人に歌を聴いてほしかった。みんなと音楽で楽しい時間を分かち合いたかった。
生前の音源に、写真に、映像に、彼らの声なき声が聞こえてくるようだ。音楽を楽しむという当たり前の事が、とても幸せな事なのだという事にみんなが気がついた、そんな年だったのではないだろうか。

年の瀬にまた寂しいニュースがあった。高円寺20000VOLTが、そしてチャターエイスウーマン、グリーンスリーヴスも出演した事がある高円寺GEARが、閉店したそうだ。「空間プロデューサー」なんて肩書きの人が創る建築物とは最も対極にある高円寺GEARでライヴを観て、私はどんなに感動した事だろう。
須藤さんと夢高さんが刻むグルーヴにみんなが躍りだし、三宅さんとドクターさんとやすおさんが音楽で表現できる限界をプレイし、ベアさんのギターはいつだって希望を奏でていた。
目に映るもの、全てが高貴だった・・・。
大きくてきれいなライヴハウスよりも、今、私は音楽の中にいるんだな、と実感する高円寺GEARこそが、私にとってまさにライヴハウスだった。チャターエイスウーマンもグリーンスリーヴスも、そして高円寺GEARも存在しない「今」だけど、曲を聴けば思い出す事ができる。彼らのいた時代を・・・。彼らのいた高円寺GEARで楽しんでいた私達を・・・。

2009年、私の好きな歌手が7年ぶりにニューアルバムをリリースした。7年間、待ち続けてきた甲斐のある、期待を裏切らない素晴らしい作品だった。毎日のように彼のCDを聴いていたのだが、そんな折り、ふとしたきっかけで全く無名の新人歌手の曲を聴く機会があった。これが私の中で「大爆発」を起こした。気がついたら熱に浮かされるようにCDを購入し、ライヴ会場へ走っていた。
「なに、この人?」
彼を知らない買い物客を前に、ショッピングセンターのイヴェントスペースで歌う・・・、という完全にAWAYな状況で観た初めてのライヴ。高円寺GEARだけじゃなくて、ショッピングセンターのしょぼいイヴェントスペースにも神が降りて来たのを目撃した瞬間だった(笑)。7年間待っていた人のCDよりも、昨日まで名前すら知らなかった人のCDを聴いていた2009年。そんな大波乱な年になるなんて一年前に想像もできなかったなあ。

想定外。先行きが見えない。2000年代に何度聞いた言葉だろう。音楽界だけをとっても2009年ほどそういう言葉を意識した年はないだろう。
2009年の音楽界。マクロな事、マイクロな事、思いつくままに書いてみた。皆さんの2009年はどうだっただろうか。

明けましておめでとうございます。
皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
No.989 - 2010/01/03(Sun) 23:59:34
メリークリスマス。そして良いお年を。 / エル
闇の中に光を見た。そして密閉された空間の中に風が流れていた。その瞬間、何かが始まるという確信があった。
私はかつてそんな奇跡をライヴハウスの中で体験した事がある。
2009年も素晴らしいライヴを観た、と振り返る事ができた一年だった。そして2000年代も素晴らしいライヴを観続けてきた、と振り返る事ができた十年だった。それは優れた才能を持ったバンドが途切れる事なく誕生し続けているという事であり、私自身がライヴハウスで今も変わらずに音楽を楽しんでいるという事でもある。一年の終わりにつつがなく今を過していると思える当たり前な事が嬉しい。皆さんにとってこの一年は、そしてこの十年はどうだっただろうか。
音楽、ファッション、グルメ・・・。日替わりで“旬”が入れ代わり、立ち代わる。そんなめまぐるしく過ぎていった2000年代も残りあとわずかである。来年から始まる十年代もさらに加速して日常は過ぎていくのだろう。
いつもライヴを観ていて思う。その日もそのバンドにとってはいつものライヴだったのだろう。愛情を込めて作り上げた曲をみんなに届けたいという一心で演奏していただけなのだろう。
それが誰かの中で大爆発を起こしているなんて・・・。
それが誰かを救っているなんて・・・。
これっぽっちも思ってはいないのだろう。
下北沢シェルターで、高田馬場クラブフェイズで、渋谷サイクロンで・・・2000年代、私に光と風を感じさせてくれたバンドを観た。オーディエンスとしてこれらのバンドに出会えた事は私の人生の大切な宝だ。出会った時から今に至るまで彼らの幸福を祈らない日はない。
作品を創作する際の葛藤。
何度、悔しい思いをすれば気が済むのか。もうやるしかないでしょう!スタジオで繰り返される練習。そして知っている。この悔しさが次のレヴェルへステップアップするチャンスなのだという事を。いつもこうやって壁を乗り越えてきたのだという事を。
ライヴが終わりステージを降りていく時の達成感。
嬉しい事も悩んだ事も数多く経験した音楽活動を、彼らは今どのように思い出すのだろうか。
あの頃は必死だったなあ・・・。
と、笑える“今”であってほしいと思う。
あわただしく過ぎていく時間が記憶を忘却へ閉じ込めようとするけれど。
忘れては駄目だ。
あのコバルトブルーの光と、メロウな風を・・・。
No.988 - 2009/12/19(Sat) 23:59:25
Yabeeeeeee!! / ちょうひ [北海道]

これ!!
始めて3日で100万手にしてしも〜た!!
5年かけてやった貯金はなんだったんだろ。。。
No.987 - 2009/10/04(Sun) 00:06:37
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