01410
Chatter 8th woman

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総合芸術 / エル
このライヴを目標に努力してきた日々を振り返る。このライヴからまた新しい未来像が広がっていく。
キャリアの中で一つのターニングポイントになったライヴではないだろうか。

夕闇に雄々しくパフォーマンスされたヴィジョンはずっと脳裏に刻まれるだろう。木々を吹き抜けていく爽やかな風を皮膚感覚で記憶できるのはOPEN AIRならではの醍醐味だ。オフィス街にそぐわないエッジの利いたサウンドが響き渡っていくアンバランスさは痛快である。

手拍子が入り、SING ALONGが加わり、そして時に静寂を保つ事で、オーディエンスも共にライヴを作り上げている。バンドのパフォーマンスとオーディエンスのリアクションによる一回限りの総合芸術である。

2014年6月14日、日比谷野外大音楽堂で、マイファーストストーリーを観る。
お疲れ様。またライヴで会おう。
満面の笑顔を浮かべているメンバーと観客に心の中で呟く。

何はともあれ、梅雨時に天候に恵まれた事は有り難い。空を見上げて、美しい夕暮れと星月夜の下、今日のライヴを観せてくれた天に感謝。
No.1035 - 2014/06/14(Sat) 23:40:53
音楽がくれた楽しさと切なさ / エル
アーティストの万感の思いをのせて、曲は幸せそうに存在している。
楽しさと切なさが溢れているような会場の空気感を思い出す。
ある時は静かに耳を傾けさせ、ある時は陽気に踊らせて、その曲は私達を魅了する。
楽しさの中には切なさという感情も内包されているのかもしれない。
聴き終わり、しばし余韻に浸るひとときに、その曲がなかった時の物足りなさを、リスナーは初めて思い当たるのだ。

ベアさん、お誕生日、おめでとうございます。
No.1034 - 2014/05/29(Thu) 00:13:58
私を野球に連れてって / エル
Take Me Out To The Ball Gameは、100年以上前に作られた曲だそうである。

私を野球に連れてって
ピーナッツとポップコーンを買ってね
ホームチームを応援しよう

古き良き時代ってこういう時代なのだろうかと、100年以上経った今、その当時を思い浮かべるいち野球好きが、ここにいる。ピーナッツとポップコーンはジャンクな食べ物だとわかっているけれど、アメリカのスタジアムで食べるなら、これ以上マッチする食べ物はないだろう。日本のスタジアムではどうだろう。阪神甲子園球場のかちわり、MAZDA Zoom−Zoomスタジアム広島のむさしのおむすび、東京ドームのまるまるポテト・・・。徒然なるままに各スタジアムの食べ物を思う。

私を野球に連れてって
かちわりとむさしのおむすびとまるまるポテトを買ってね
ホームチームを応援しよう

2014年って古き良き時代だったんだろう。かちわりとむさしのおむすびとまるまるポテトの美味しさは今も変わらない。

100年後の2114年、いち野球好きがそんな事を思う。と考えたらなんだか愉快になってきた。100年後も聴き継がれていく。歌い継がれていく。そんな日本のローカル色溢れた野球ソングを聴きたいと思う。

開幕からかれこれ一ヶ月。怪我には気を付けて、どこのチームも頑張ってほしい。
No.1033 - 2014/04/29(Tue) 00:09:17
Take Me Out To The Ball Game  / エル
甲子園を沸かせた選手がプロの中でどのような活躍を見せるのだろうかという期待。
今期限りで引退が囁かれるベテラン選手が纏(まと)う寂寥感。
新しいユニフォームに違和感を覚える移籍した選手。
監督、コーチ、解説者。今は現役ではない昔日(せきじつ)のアスリートへの追憶。
表に出てくる事はないけれど、グラウンドを整備する人達がいる。今日もいいコンディションであるようにとセッティングする彼らの存在は決して軽んじられるものではない。
そして今年のペナントレースの展開に思いを馳せる私達。
誰もが晴れがましい気持ちで今日を迎えている。

殿堂入りして伝説となっているような選手も、一度も公式試合に出場出来ずグラウンドを去っていった無名の選手も、一球入魂という精神は変わらない。
整備されたスタジアムで試合をする人も、束の間の休日に草野球を楽しむ人も、観戦する人も、野球を愛する気持ちは同じである。
今も昔も白球は私達に、ドラマを、ミラクルを、見せてくれる。
人気が低迷して久しいプロ野球界であるが、何か応援できないものだろうかと野球好きは思っているはずだ。

勝利投手も敗戦投手もどちらもよく頑張った。惜しみない拍手を贈りたい。
そしてお立ち台に上がる勝利投手の満面の笑顔を、力なくロッカーへ降りて行く敗戦投手の背中を、見ながら思うのだ。
全力で剛速球を投げるピッチャーと、全力でスロウボールを投げるピッチャーは、どちらが凄いのだろうと。

今日はプロ野球の開幕戦。今年はどんな名勝負が見られるのだろうか。
何回迎えても球春は胸を弾ませるものである。
No.1032 - 2014/03/28(Fri) 00:25:03
TIME TO SHARE / エル
ライヴハウスの暗がりの中、解散したバンドをふと思う。
バンドが存在していたら聴けただろう新曲を思う。今も楽しくライヴを楽しんでいただろう自分を思う。
解散しちゃったんだなあ。
確かな事は、今ここに過去を回想しやるせない溜め息を吐いて苦笑する私がいる、という事である。
でも私は知っている。全てのリスナーは知っているのではないか。
バンドが存在しない喪失感は確かに大きいが、存在していた時の喜びの方が遥かに大きいという事を。
音楽を共有したひとときがある。幸せを分かち合ったひとときがある。それは何よりも代えがたいひとときだった。
みんなの喜びが充満している。そしてわずかながら片隅にやるせない思いも吹き溜まっている。
目に映らないけれど、ライヴハウスの暗がりの中にはポジティヴな記憶もネガティヴな記憶も溶け込んでいる。
No.1031 - 2014/03/22(Sat) 00:07:22
お茶の間に出現するネバーランド / エル
DVDを見ていてふと思う。映像の中では誰も永遠に年をとらない。ここは誕生日が来る事はないネバーランドなのだろうか。

その時感じている喜びや焦燥や怒りがある。その時出せる技術がある。その時の限界が記録されている。
それらの感情や技術は今後年齢を重ねていっても質量共に変わらないだろうか。時と共に何らかの変化があるのだと思う。
未来の中で時に人生に疲れてしまう事もあるのかもしれない。映像の中の永遠に年をとらない過去の自分は、時に行き詰る未来の自分を励ましてくれるものになるのではないだろうか。

HMVアトレ目黒店という店舗でDVDを購入したのだが、今月いっぱいで閉店との事。ここでの買い物はこれが最後になるだろう。
このDVD、HMVアトレ目黒店で買ったんだな。また一つCDショップがなくなってしまって残念だなあ。
一抹の寂寥感と共に、好きなアーティストの作品を購入したCDショップは幸福な思い出として記憶に残るだろう。

音や声という目に見えないものが可視化されて体にぶつかってくるようだった。全力を出し切るぞというバンドの「ライヴに対する熱意」と、最後の一音まで楽しむぞというオーディエンスの「ライヴに対する期待」の一騎打ちだ。
会場で観客の一人として目撃していた私もライヴを構築している要素の一つである。

MY FIRST STORYのThe Ending of the Beginning Tour Final ONE MAN SHOW at EBISU LIQUIDROOMを見る。

お茶の間にネバーランドが出現するひとときである。
No.1030 - 2014/02/05(Wed) 21:06:32
記録されないものは記憶されない。 / エル
日記を書いている。
音楽、読書、旅の感想。健康状態の記録。季節の花、食。街の変遷。
こんな店ができた。あのアパートが建て替えられている。千鳥ヶ淵の桜に触発されたのでしょうか、近所の桜も咲きはじめました。
郷土史というアカデミックな要素もなく、歳時記という文学的な側面もない。極めて個人的な身辺雑記という内容であるが、後日読み返してみるとなかなか興味深い。

ある年の夏は、
「公園を走り回る子供達。夏を全力で楽しんでいる。私はいつから夏を楽しめなくなったのだろう」
と書いてある。またある年の夏は、
「認めたくないが・・・、今日は・・・、暑い・・・」
と書いてある。最早、日記でも身辺雑記でもない(笑)。またある年の夏は、
「夏は誰にでも平等である。子供だけのものではない。子供に負けず夏を楽しむぞ〜」
と書いてある。
ある年の冬は、
「風邪をひいた。どの風邪薬がいいだろうかとドラッグストアで逡巡する」
と書いてある。またある年の冬は、
「風邪をひいた。風邪をひかないようにするにはどうしたらいいのか。薬より予防法を考えるべきなのだ」
と書いてある。

同じ季節、現象について、180度対極の視点で記述されている箇所がある。同一人物が書いているのかいぶかしむほど異なるベクトルである。そのどちらもが私であり、今日の私を作り上げているのだ。今の私を未来の私に伝えていきたいという思いで、今日も私は日記を綴っている。
面白い。稚拙である。変化している。不変である。
感心するのか苦笑するのか、未来の私がどんな事を思うのか楽しみである。
だから、続けていかなくてはいけない。これからも元気でいなくてはいけない。
日記を始めた最初の日に決意した事は今日も変わっていない。
五感を総動員して現象を捉え、蓄積してきた知識で毎日を記録する。それは何らかの肯定的な形で表現に反映されるのではないだろうか。
まずは今日という日を、2014年1月7日という日を、よく見てみよう。

記録されないものは記憶されない。
ジャーナリズムの原点が、ここにある。
No.1029 - 2014/01/07(Tue) 00:59:24
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