01410
Chatter 8th woman

何か書いていってくださいね!

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閏年 / エル
わずかに緩やかさを感じる水の冷たさ。
数日前までは絶対ホットしか選択肢はなかったのに自動販売機にコインを入れながら、アイスコーヒーにしようかと、しばし逡巡する時。
桜ソングが多くなっているはなうた。
明るさを増す日差しと、それに比例して暗さを増す影。
カレンダーを見て月日を知るヒト。
カレンダーを見なくても明日から暖かくなる、暑くなる事を知っている。苦手な季節の始まりを思うと、その青に陰りを帯びるシベリアンハスキーのまなざしに。
春の訪れを知る。

次回の2月29日は4年後になるという事を考えると、今日が、いつもの一日が、愛おしく思えてくる。2016年2月29日を、どこで、どのような思いで、過しているだろうか。前回の閏年、2012年2月29日を、その日から立ち止ったりつまづいたりしながらも歩き続けてきた4年間を、愛おしく振り返るだろうか。
4年に一度しかできない事、閏年しかできない事、2月29日にカレンダーを替えながら思う。
皆さんにとって2016年2月29日が、その日までの4年間が、いつもの一日、愛おしい一日であるようにと。
No.1007 - 2012/02/29(Wed) 22:00:33
/ エル
キャリアを積み重ねるという事と、それに比例して徐々に会場をキャパシティの多い会場に変えてきたという事は、バンドの成長の軌跡の一つだ。そういう成長していく過程を見守っていけた事はリスナーとして喜びであり、誇りである。
バンドにとってもリスナーにとっても大切な節目となったライヴを先日観てきた。

チケットを入手してからどんなにライヴを楽しみに過してきた日々だっただろう。ライヴの日にちが一週間を切ってからは何も手につかないような躁(そう)状態になっていた。
落ち着け、私。
と、何度自分に言い聞かせただろう。いつものテンションを保っていれば何でもない事がこんな時にできなくなる。
最寄り駅はどこか。どの駅で乗り換えるのか。会場までの道順を把握しているか。開演時間がこの時間ならば家を出発するのは何時なのか。そしてチケットはちゃんと財布の中に入っているか。
地図を、時間を、チケットを、繰り返し点検する。通常は何も考えずにできるのに、浮かれた状態ではできなくなる事が多々ある、想定外なアクシデントが起こりがちである、という事を今まで何回経験した事か(苦笑)。

一瞬一瞬を大切に記憶に残してくれと未来の自分宛てに祈るような気持ちでライヴに臨んだ。
さあ、100%、楽しむぞ〜!
と、意気込んで迎えたライヴは簡単に私の予想を上回るものであり、実際には200%の楽しみをバンドは提供してくれた。
私が観た、あの時、ステージに存在していたのはなんだったのだろう。
人間とは思えない、爆発する何かだったとしか思えないものを、私は確かに目撃したのだ。

魂が抜けてしまったような状態でふらふらと家に帰ってきた。そんな放心状態がここ数日まだ続いている。ライヴが始まるまでの躁状態が嘘のような今の心境である。
本当に全てが燃え尽きてしまったような今の気持ちを漢字一文字で表わすと、虚(きょ)、という文字になるだろうか。
漠(ばく)、無(む)、終(しゅう)・・・。
200%楽しんだライヴだというのに、ネガティヴな漢字ばかりが心に浮かんでくるのは何故なのだろう。
嬉(き)、楽(らく)、喜(き)、幸(こう)・・・。
大きな筆で私の心にそういったポジティヴな文字を書きたいのに。
しばらくライヴを観る予定はないけれど、今、私の心の中で猛威を振るっている、虚、漠、無、終・・・、そういったネガティヴな感情を静めて、次のライヴに向けて気持ちを充実させていこうと思う。
今もチケットの半券を手に取っては、終わっちゃったんだなあとため息をついている。私の心に大きく、終、という文字が浮かび上がってくる。そして同時に思うのだ。
次のライヴに向かって走り出したのは、今なのだと。
No.1006 - 2012/01/25(Wed) 23:52:36
ONE AND ONLY / エル
今日はどんな音楽に出会えるのだろう。ライヴハウスのドアを開ける瞬間はいつも胸が高鳴るものである。
今までの自分の価値観を根底からくつがえすような音楽との出会いがあった。
私が信じてきた事は間違っていなかったのだと、今までの自分の信念をよりいっそう強くかみしめるMCを聞いた。
楽しくもあり、時にシリアスに考えさせられ、今まで経験した事がない未知な感情が湧き起こる。そして次のライヴもまた来ようという熱い思いをつのらせて、数時間後、私はドアの外へ出るのだろう。その時の私は、今、ドアを開けてライヴハウスに入ろうとしている私とどれだけ変っているのか、どれだけ変っていないのか。そんな事を考えながら、日常と非日常のボーダーラインであるライヴハウスのドアを開ける時、それはいつも、期待、緊張、そういったものがミクスチャーされた高揚した一瞬だ。

一音から、一つの言葉から、一曲が、形あるものが、作り出される。それはどこにも存在しない、一点物、一生物だ。
身を削る思いで作られた作品ができた時の喜びを、作り手と共に分かち合う。今までにない新しい魅力を発見し、ますます彼らの事が好きになっていく。聴き手としてこれ以上の喜びがあるだろうか。
待望の新曲が披露される。流れ始めるイントロにじっと耳を傾ける。今この瞬間、私の心の中の大空に鳥が飛び立っていく。いつまでも私の心の中でこの鳥は羽ばたき続けるのだろう。
今まで数多くの素晴らしい作品に出会ってきた。それらは私の中で、いつも、いつまでも、EVERGREENな輝きを放っている。

今日も各地のライヴハウスで元気いっぱいにバンドがパフォーマンスを繰り広げ、オーディエンスを楽しませているのだろう。2012年1月7日、そのライヴハウスにいたバンドとオーディエンスでなければ体験できないONE AND ONLYなライヴ。今日のライヴがバンドにとっても、オーディエンスにとっても、いつまでも心に残るライヴであるようにと願ってやまない。
No.1005 - 2012/01/07(Sat) 22:38:20
守護神がくれた幸せな記憶 / エル
小躍りするほど嬉しくて、明日が来るのを心待ちにしている日がある。
明日なんて来なければいいと、ふてくされる夜がある。
そんな私の喜怒哀楽を、いつもそばで見守っている神がいる。私の人生を支え、共に喜び、叱咤激励してくれる守護神が、私の部屋にいる。
「明けましておめでとう。今年もよろしくね。去年もお世話になったね。ありがとう。今年はどんな年になるんだろうね。」
「ええんちゃう?何事もあんた次第やね。」
風来坊で気まぐれな愛すべき女神である。

博多人形、マトリョーシカ、豪徳寺の招き猫、相田みつをの詩集・・・。ガラスのキャビネットの中の私の大好きなものたちを従えて、中央に君臨するgrungeのCD。QUEEN OF ドヤ顔の彼女は(笑)、今年も私の心のよりどころとなってくれるだろう。

この画面の上の方で守護神は言う。
「何か書いていってくださいね!」
大好きな君が言うのならば・・・。
これからも頑張ります!これからも頑張れます!

私の文章を読んで下さっている方、本当にありがとうございます。チャターエイスウーマンとグリーンスリーヴスが大好きで、心の広い優しい方だと思います。幸せな記憶しかないあの奇跡の音楽空間を共有した方が、どこかで私の文章を読んで下さっている。そう思ったらこれからも頑張って書いていこうという思いが強くなりました。
時にハイテンションな切り口で、時にユルいモードで、時に苦笑まじりで、音楽、花鳥風月、思い出、妄想とセッションして(笑)、言葉を紡いでいきたいと思います。

明けましておめでとうございます。
今年が良い年でありますよう心よりお祈り申し上げます。
No.1004 - 2012/01/01(Sun) 00:57:07
今年も読んで下さって、ありがとうございます。 / エル
そこは居心地のいい停留所だった。そこで出会った人達はみんないい人ばかりだった。彼らは人生を楽しむ天才だった。
時が来てバスの発車時刻になった。名残惜しいけれど、このバスは待ってくれない。そしてもう二度と、この停留所に戻る事はない。数々の風景を、思い出を、私の感情を、置き去りにして、バスは前に走り続ける。
今日もバスはのんびりと、だけど確実に前へ進む。過ぎ去っていったあの停留所で出会った人達の思い出が、前へ進む最大の原動力になったという事を、希望を与えてくれたという事を、行く先々でTHE KEY OF LIFEになったという事を、彼らは知っているだろうか。
あの居心地のいい停留所での思い出は、今も私に音楽の大切さを考えさせて、楽しくさせて、切なくさせて、ドヤ顔にさせる(笑)。
今のところ私が乗っているバスは(私の人生は)、のんびりと走り続けているけれど、いつか終着駅にたどりつく日が(私がゆっくりと呼吸を終える日が)、やってくる。
その日まで、あの居心地のいい停留所で出会った人達に(チャターエイスウーマンのメンバーとリスナーの皆さんに)、今日も祈ろう。
君に幸あれ、と。
No.1003 - 2011/12/19(Mon) 00:03:33
いつだって人生初ライヴ / エル
ライヴが終わり、会場のドアは閉められた。
一曲一曲が二度と聴けないこのライヴ限りのバンドとオーディエンスによるコラボレーションだった。CDでは未完成だった彼らの曲を、このライヴで私達がSING ALONGとHAND CLAPで参加して完成させたのだと思うと、みんなに「GOOD JOB !」と言いたくなる。
気持ちを持て余して歌い出す者。
エスカレートしてHEAD BANGINGする者。
「人生初ライヴ。楽しかったねえ。」感極まって涙ぐむ者。   
ライヴが終わって会場の外へ出ても、まだ通常のテンションに戻ってこられないオーディエンス(笑)。一人一人から放たれるポジティヴなエネルギーが会場周辺の空気に溶け込んでいるようだ。

半音下げて歌うのはいかがなものかとか、しょっちゅう歌詞を間違えているとか、ライヴが始まるまでに様々な議論が交わされるのが常であるが、ライヴが終わるとそういう事は帳消しになっている。
今日も半音下げていたし、歌詞も間違えていた。でもそれがなんだと言うのだ?
ライヴを観る事によって今までの自分の価値観がくつがえされる。こうやって変っていく自分を発見できるのもライヴの賜物である。

何回観てもライヴは不思議だ。
単調な日常と、歌い出したりHEAD BANGINGしたり涙ぐんだりする通常のテンションではない非日常が、地続きであるという事が不思議だ。当然の事ながら、家からライヴ会場に向かい、そしてライヴ会場から家へ帰っていく。でも気持ちは違う。日常モードから非日常モードに替わるとなかなか日常モードに切り替わらないのだ。帰宅しても心は会場に残っていてライヴを楽しんでいる。心の中でまだ音楽は高らかに鳴り響いている。私だけではなく、きっとみんなにとってもしばらくそういう状態が続くのだろう。
そして日常も非日常も、時は平等に過ぎていくという事が不思議だ。ライヴを観ている時間だけ誰かに時間を短くされているのだろうかと苦笑いしながら会場を後にするのはいつもの事である。
そしてライヴの後に飲む一杯の冷たい水は何故これほどまでに美味しいのか不思議だ(笑)。全身の水分が抜けきったようなコンディションで飲む時の水のありがたさ。この時だけはどんな高級な飲み物も一杯の冷たい水の美味しさに勝てないだろう。
どんな事が起ころうとも日常と非日常は地続きであり、時間は平等に過ぎていくからライヴの時間だけ短くなる事はないし、ライヴの前と後とで水の成分が変る訳ではないという事をわかっているけれど(笑)、今後何回ライヴを観てもそういった物理的な事と精神的な事は乖離するのだろう。

そして何回ライヴを観ても、その一回一回が人生初ライヴなのだという事を、今までどんなに多くのバンドから教えてもらっただろうかという事を噛み締めながら帰るライヴの帰り道。
皆さんはどんな思いで家路に着いているだろうか。
No.1002 - 2011/11/22(Tue) 23:59:00
空を見上げる。 / エル
アルバムの最後の曲が終わり、轟音から静寂へと引き戻されていく。まだ私の中で残響し続けている曲を反芻しながら、このアルバムが出るまでのバンドがたどってきた道のりを思う。過去の作品を越える作品を創作する。それは過去の自分自身を消去し、新しい自分自身に生まれ変わるという事だ。そんな容易ではない命題に取り組み、試行錯誤を続け、努力してきた事がアーティストとしての自信につながり、このニューアルバムに反映されている。
作者への感謝を持って、このCDと私の人生は共存していくのだろう。
そんな事を思いながら、今日リリースされたニューアルバムを、もう何回目だかわからない再生ボタンを押して、繰り返し聴いている私である。

ライヴではどの曲が披露されるのだろうか。このCDでは、現時点では、全ては完成していない。オーディエンスとのSING ALONGが加わって初めてこれらの曲は完成する。その日の彼らの演奏とオーディエンスの歌声はその日にしか聴けない。バンドとオーディエンスが一体となって作り上げた曲は、その時その時のライヴで異なっている。二度と同じものを作り出す事はできない。毎回二つの同じ要素なのに(バンドの演奏とオーディエンスの歌声)、融合させるとそれによって引き起こされる化学反応は毎回違う。それがライヴの醍醐味だ。バンドとオーディエンスが一緒に曲を完成させる次回のライヴが楽しみでならない。

「今日はCDの発売日。みんな聴いているかな。楽しんでいるかな。」
リスナーに思いを馳せているであろうメンバーを思う。
「素晴らしい作品をありがとうございます。ライヴで私達みんなでSING ALONGして曲を完成させましょう。きっと思いがけないミラクルが起きますよ。」
今日CDを聴きながらライヴを楽しみにしているであろうリスナーを思う。

この空の下に、年齢、立場、生まれは違っていても、同じ音楽に感銘を受けている人達がいる。空を見上げていると、空を中継点として、それらの見知らぬ人達と結ばれているような気持ちになってくる。

CDの発売日。それは私にとって空を見上げる一日である。
No.1001 - 2011/10/05(Wed) 23:59:27
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