08965

diario al viento

でぃありお・ある・びえんと
2015/1 メール変更しました。vientomustang66、@マーク以下はexcite.co.jpです。
2006/8より、「風の航海日誌」の更新は止まっています。
こちらには時々出てきます。

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8月25日DON CLENCH ROCK FESTIVAL@蔵王えぼしスキー場 / お京
函館MUSTANGの出演予定は25日土曜日17時30分、
CRUDEの出演予定は同日22時予定。

結局、会場は昨年と同じ蔵王えぼしスキー場、
車なしで行こうなんて酔狂な奴はお京ぐらいでしょうが
白石蔵王から路線バス45分、
または仙台から高速バス70分ぐらいで
いずれも遠刈田(とおがった)温泉下車、
そこからはタクシーしかないです。

終バスも早いので、17時以降に帰ろうと思ったら、
タクシー呼んで白石蔵王駅まで行くしかありません。
白石蔵王に停まる東北新幹線は、たしか1時間1本ぐらいなのでご注意を。
(駅まで追い越しできない細道なので、
のろのろ運転の車が前にいると最悪)
駅には見事になにもなかったです(少なくとも去年わたしが最後まで聴いて帰った時間には)

去年いろいろ懲りました(笑)

基本的に、このイベントは、
ひとりで音楽を聴きに行くために車なしで来るような客を想定してはいないのでしょう。

まあ、日本で車なしで公共交通機関だけでさほど不便もなく生活できるのは、
せいぜい大都市圏とその郊外ぐらいなので
いたし方ありませんが。


わたしは先約ありで、8月25日は四日市に行くので、蔵王には行きません。

四日市VORTEX2階のライヴスペースにて
ACROSTIX企画、
出演はACROSTIX、新潟のEVE、京都のWARHEADです。
(17日のチェルシーの日@ロフト(わたしは欠席)では、
WARHEAD、スローモーションズのイズミ君が叩いていたそうですが
大丈夫かしら)

四日市VORTEXのACROSTIX企画は、
これまでわたしが行ったどの回も、
こじんまりした、
だけど音楽と人間に対するあいがいっぱいの
とても気持ち良い空間でした。

本気で落ち込んでいる時には、わたし、
ライヴに行く気すら起きないんだな、って
去年以来、つくづく思っています。

踊りの練習にはいける、
どころか行きたくて仕方ないところをみると、
自分を建て直すには、
自分でも何か動けることが必要なのかも。
だから、ライヴに行く本数はめっきり減りました。

だけど、たとえ個人的に付き合いのある友人というわけでなくとも
信頼できる、大好きな人たちと同じ場所で笑い、楽しみ、
ただひたすら音に飛び込む時間は、
自分の心が抱えた問題を解決することはなくても、
生きていこう、向かい合っていこう、という気概を呼び覚ましてくれる。

四日市VORTEXは、今のわたしにとってそんな場所。

バンドの演奏に対してでなく、
客席を含めたライヴの空気に疲れを感じるなら、
一度ぜひ、四日市VORTEXのライヴに行ってみるといいと思いますよ。
No.1082 - 2012/08/23(Thu) 07:51:00
ちーっきしょおお! / お京
やっぱり新潟百鬼夜行、トップは羅生門だったー!
セッティング考えたらそうだろうなとは思ってたんだけど!
ちっきしょ、じょーちのばか、三連休中日に懇談会設定しおって!
途中抜けすりゃ良かったー!
上越新幹線、長野新幹線は1本逃すと昼間は一時間ないっ!

(まあ娘も、三連休どころか昨日は一日中特別授業、海の日もふつうに授業ありだから、しゃあないのかもしんないけど)

懇談会では起きてるのがやっとだったので車内でフテ寝します(笑)
No.1081 - 2012/07/15(Sun) 14:02:37
博多なう(笑) / お京
ネメシス企画に行ってきました。すがすがしくて楽しかった!

実は今月に入ってネメシス九州に見に行くの2回目。あり得ない(笑)

ライヴ聴くと楽しくて、また行きたくなっちゃうんよね。いいライヴはそんなもん。
で、来た(笑)

でもこれから飛行機で東京飛んで帰って、
娘の大学の懇談会行って
(わたしの頃にはなかった!最近の大学、少子化で過保護?)

それから新幹線飛び乗って新潟恒例、夏の百鬼夜行です。
16時スタート、間に合うかしら…

ネメシスのライヴはじめ、
最近行ったライヴのことは、
あとでまたちゃんと書きますね。
もうじき福岡空港です。
No.1080 - 2012/07/15(Sun) 06:26:49
それしかできないから / お京
久々にフラメンコの本を読んでいたら、

シギリージャスの詞花集の中に、
いつだったか師匠がギターをつまびきながら、
歌うともなく歌っていた一節を見つけた。

no temo a la muerte,
mori es natura

死を恐れはしない、
死ぬことは自然の節理…

師匠はこの2行だけを歌っていたけれど、
実は原詩には続きがあったらしいことを初めて知った。

でも、わたしにもその2行で良かった。
続きはすごくカトリック的だったから、
いつか自分が歌うとしても、
実感を込めて歌えるのは、この2行だけだろう。

この本は、わたしが生まれる前、1960年代前半に初版が出て、
21世紀になってからの第六版で、著者がフラメンコの現状を追記している。

何がショックだったと言って、
わたしが聴いてたあの人もこの人も、ほとんど故人になってたってこと。

おまけに著者自身も、いつのまにか故人になっていた。

合掌。

***

今日、男師匠の隠居先に、初めてお見舞いに行った。

少しお会いしないうちに、ずいぶんとお痩せになっていて、ハッと胸を突かれた。

でも、フラメンコの話をすれば、相変わらずかくしゃくとしていて、ほっとした。

いつのまにか、院長先生から、夕方以降、好きなだけリハビリ室を稽古場にしていいとの了解を取り付けていて

久しぶりに、懐かしいメンツと生ギターで踊った。

最悪!練習不足が歴然としてる!
汗だく、しかも冷や汗(笑)

…だけど、ただ、踊れる、ということが
ものすごく嬉しかった。
やっぱり、わたし、踊ってないと駄目になってく。
呼吸の仕方を忘れ、自分の身体を忘れる、
自分に違和感を感じるようになる。

(ライヴハウスではわたし、のってるけど踊ってるわけではないもの。
ライヴはライヴで好きだけど、自分で踊ることの代わりにはならない。)

あなた何でも踊りにしちゃうからなあ…楽しそうに。
同じ振りでも、独特の、全然違う踊りになる。
と師匠が笑う。

踊るのはたしかに楽しくて仕方ないけど、
独特になっちゃうとしたら、それはただ、
不器用で他にどうしようもないからです。

踊りに限らない。
以前、友人に言われた。
お京さんはただ、そうしかでけんのやろな…

……はい(笑)
そうしかできんことを地道にやっていきます。


で、リハビリ室をお借りする代わりに?、
病院で慰問公演することに。

ちゃんと踊るんだけど、
気合いを入れ過ぎちゃいけない。
相手をリラックスさせて楽しませなきゃ。

昔、若い頃に病院でチャリティやった時には
そのへんの力加減がわからなくてね。
気合い入れて踊り過ぎちゃって、
見てたおばあさんが、
緊張しちゃったんだね、
そのあと三日ぐらい、身体が痛かったって…


勘を取り戻し、ちゃんと踊りを思い出すには良い機会かも。

…ミュージカル「コーラスライン」で、
再びコーラスラインの踊り子からスタートしようとするケイトが歌う「music and mirror」が身にしみた(うろ覚えだけれど)。
all I ever need is music and mirror,
and someone to dance
(わたしに必要なのは音楽と鏡だけ、
そして踊りを送る相手)

実は最後のがとっても大事。
踊りを届けることができる
見知らぬ人たちがいるってことは、
なんて素敵なことなんだろう。

忘れかけてた。
閉じてはいけない。

師匠は、あの踊りもこの踊りも仕上げたい、という。

師匠の生きる力の足しになれば。

そして同時にこれは

わたしが次に踊りたい場所を見つけるまでの、
予期しなかった、
でも、ものすごくありがたいワンクッション。
踊りながら次に進むために、授けられたしばしの機会。

無駄にはしない。

久しぶりに、晴れやかな気分。
わたしの心の背骨は、踊りが作った。
それがすごくよくわかった。

踊りたい、踊りたい、踊りたい、笑いたい!

踊り手は、今、ここに在ることがすべて。
伝わらないものは、ないも同じ。

生きていたい。
踊るために。
No.1079 - 2012/06/22(Fri) 01:06:55
特になし / お京
隠居宣言撤回、とか言いながら、
ライヴ的には事実上、隠居道まっしぐら!かも(笑)

…ライヴでは受けサイドなので

ライヴ以外で気持ちをアゲられないことには、わたし、完全には再浮上できないだろうなー。

平たく言えば、まずは自分が本気で踊れる場所を見つける(か、作る)こと。

そこを建て直せない限り、ライヴにはあまり顔を出さないでしょう。
(というか、気持ち的にその余裕がない)


6月10日は、あくたれ@ムーンステップとサイレン@アースダム(九狼吽も出た)のカケモチがスケジュール的に無理で、
めんどくさくなり全面欠席…

一昨日6月17日はジャバラ企画、
ここの企画は雰囲気がいい、企画自体が楽しい!
(今の都内の企画の中では、サイレンの爆音警告とここが一番いいと思う)
…と、直前まで行くつもりでしたが

久しぶりに娘が出かけ、
家でゆっくりひとりになり

久しぶりにあれこれ思い返し

これまた久しぶりに、涙が止まらなくなった。

なぜあの時、素直にひとこと言えなかったんだろう

と思う、たくさんのディテール。

まあ、わたしに関しては、
なるようになって、
それで良かったのだろう、とも思えるけれど。

またね!と言えて、
本当にまた会える、という幸せにだけは
消えてほしくなかったな。

去年6月のジャバラ企画の時には、
まだ何も知らずに、
3Days毎日、ライヴをめいっぱい楽しんで

今年最高の企画!
とか笑ってたんだっけ…

たった一年前なのに、あれが同じ自分とは思えない。

…泣いて泣いて泣き疲れてそのまま眠ってしまい、
目が覚めたら既にほぼ間に合わない時間で、

自分をライヴまでに建て直す自信なく、そのままパス。

子供か(笑)

父の日だし、弟も来たしで、家族サービスに徹しました。


先日、6月14日のスーパーフリスキーに顔出したら、
ドラムの柿沼氏に

お京、身体、壊してた?
と訊かれました。

体は壊してない。
アタマが壊れた。

昔からだろー!
と、むかちんと大笑いされました。

…あ、まちがえた。アタマじゃなく、心だ、
と思ったけど
笑い話のほうがいいやぁ…

スタッフとかゲストでない、
木戸銭フルに払うお客さんは、
わたしの他に何人いたのだろう、と心配になる客席でしたが、

ライヴ自体は良かった。
特に2番目に出たマルカッターゾネス。
ここには本当に、心から、
今が最高!と言える。
いい風が吹いてる。


さて。6月だと言うのに台風は来るのかしら?
関西にふらりとフリージャズに行こうかと思ってたのに、
帰りの夜行列車が運休しそうな気がして思案中(笑)

フリージャズは、特に気分がlowめの時にひょっと聴くと、
なぜかすっきりしたりする。
猫の元気草、みたいな感じ、
主食じゃないけど、調子を整えるのに時々必要。


…と、ここまで書いたらホントにサンライズ号、運休になっちゃった!
トホホ…

切符、払い戻して来ました…

仕事終わったらとっとと帰って、
本棚の前でとぐろ巻くかな。

台風の通り道のみなさま、お気をつけて。
No.1078 - 2012/06/19(Tue) 11:15:11
カタック(北インド舞踊)の舞踊家が来日します / お京
フラメンコのルーツのひとつ?とも言われる
(ロマ民族(いわゆるジプシー)はインド起源ということで)
インド四大古典舞踊のひとつ、カタックの公演があります。

変拍子の打楽器×踊り
という、わたしにとってはなんともそそられる舞踊。
挑戦したくてスタジオ探したけど、以前探した時にはたしか神戸?あたりにひとつあったきり。

東インドの古典舞踊オリッシーと比べ、公演自体がめったにない、ような気が。
たぶん、わたしのチェックがゆるいせいもありますが。

というわけで今回の公演は次の通り:

日印国交60周年記念事業
モニシャ・ナヤク(Monisa Nayak)
インド古典舞踊 カタック 公演

■6月21日(木)開場12:30 開演13:00〜14:30
会場:東洋大学白山キャンパス 井上円了ホール(5号館B2)
東京都文京区白山5-28-20
入場無料
問い合わせ:東洋大学インド哲学科共同研究室
一般の方も入場できます…とのことだけど、
真っ昼間なのですよね…
大学の催しだから、仕方ないけど。

■6月22日(金) 18:00〜19:00
会場:インド文化センターホール(インド大使館内)
東京都千代田区九段南2-2-11
入場料:無料
問い合わせ先:インド大使館インディア・カルチュアル・センター
*実はここ、インド音楽や舞踊の無料公演を頻繁にやるので時々通ってます。
客席にも華やかな民族衣装の現地の方が多いので、見ているだけでも楽しめる。

■6月24日(日)12:00〜17:00(お祭り)
会場:川崎市立幸町小学校
川崎市川崎区幸町2-17
オディサ コミュニティジャパン主催によるお祭り
第5回ラタジャトラ(山車祭リ)-2012 に参加とのこと。
出演時間は要問い合わせ…とのこと。


ただ、わたし、インド舞踊は、踊りとしては好きなのですが
ワークショップとか行くと
当然のことながら
どっぷりインド、という感じの方々が多くて
インド哲学とか宗教のたぐいに全くどっぷりでないわたしには、
時々、ハードルが高い…
乱読対象にはインド古典も普通に入ってるし、面白いものは面白いけど、別にハマらない。

愛着の差なんだろうな…
その土地の空気を、実際に呼吸して、
その国の言葉が、たとえほとんどしゃべれずとも懐かしく感じられたら、
あるいはそうなるのかも。
わたしの場合の、フラメンコみたいに。

でも、カタックは、すごく楽しみ!

…わたしも、踊らなきゃね。
顔を上げて、笑うために。
No.1077 - 2012/06/18(Mon) 18:54:12
身喰いする馬たち / お京
心に穴を開けたまま生きてくって、
気をつけないとすごくすさむ。
吹きさらしの部分がどうしても乾くし、
どうかするとそこから全部が崩れかねない。
今だって、わたし、舵取りそこねたら墜落だって思うもの。

深いところから怒りがふつふつ。
自分自身に対しても、どうしようもなく怒ってる。
ああ、わたし、死ぬまで「まるく」なんかなれないな。

自分に腹が立つからこそ
二度と同じ過ちは繰り返さない。
育っていくものは、全力で応援したいし、
必要なら、殻に閉じこもらず、
ひとりの人間として、自分からちゃんと心を開いて向き合いたい。

ある意味、わたし、函館に出会って始まった脱皮を今から完了しようとしてるのかも。
予想もしなかった、怒りという切り口から。

長らく、大好き!がわたしのエンジンだった。
ほとんどエンスト起こしかけて
ネメシスのツアーから最近、やっとエンジンかかるようになったと思ったら
エンジンが変わってた…
怒りのエンジン。

たぶん回し続けてないと崩壊するから、
とりあえず怒りで点火する非常用エンジンが動き始めだのかも(笑)

まあ、なんでもいいわ。動くだけ、まし。
必要ならまた、エンジンの燃料は変わっていくのでしょう。

わたし、怒りながら、しかも心から笑えるようになった。
以前、離婚した時には、わたし、自分含めた人間というものに、なんの期待もせずに笑えるようになった。
またバージョンアップしたのかな。
なんて無駄に強くなるんだろう!

ただ、音に反応し、
踊り、
未来の匂いをかぎ分ける。

…たぶんわたしはもう、
死ぬまで休めないんだろうな。

常に怒りに駆り立てられ、
常に笑い、
それでいて常に、育つものを愛する。

***

行くライヴ行くライヴで、
「久しぶり。元気だった?」と訊かれます。
お気遣い下さった方々、心から感謝いたします。ありがとう。

(周囲の友人や一部のバンドに言っていた)ライヴ隠居宣言はひとまず撤回しましたが、
わたし、以前ほどライヴには行かなくなると思います。
まず踊る場所を見つけたい!というのが今の自分の最優先事項だから。

それに、以前、ライヴを見に行っていたバンドのうち、10中8、9には、
今、あえてそのバンドのためだけに行こうという気が起こらなくなってしまった。
バンドが悪くなったとか、音楽的にピンとこなくなったとかではなく、
いったん、心を大掃除したいから。

去年あたりから、わからなくなってきてしまったの。
わたし、本当に本当に、今、好きなのかしら?
昔好きだったから、ずっと好きだったからという理由がメインでライヴに来ていない?

もちろん、それがいけないとは思わない。
懐かしいとか、ほっとすることも自然な感情。

でもわたしは、今が最高!と思いたいからライヴに通ってきたのだし、
そう思わずに惰性で聴くなんて、そのバンドと、そのバンドの今が好きなお客さんに失礼だと思ってしまうから、
自分にエンジンがかかりそう、という時にしか、ライヴには行きたくない。

以前好きでよく通っていたバンドほど、わたしにとって再会/再開のハードルが高い。
このままライヴに再会できないバンドもあるかもしれないし、
たまたま一度は行っても、通うようにはならないかもしれない。

それでも、たまたま気が向いてふらっと行ったライヴで
いい!と思える瞬間に出会えたら、やっぱりとたんにエンジンがかかる。
仕事後にひょいと行ったPSYREN、PSYREN企画の時のORGANISM、ACROSTIXを見に行った名古屋でハマったネメシス。
ああ、わたし、まだこういう音と瞬間に、どうしようもなく血が騒ぐ!と。
以前から聴いているバンドでも、いいライヴに当たればやっぱり火かつく。
PSYREN企画の時のNO PROBLEMとかね。

それがよくわかったから・・・
あの音で、あの瞬間で騒ぐ血は、変わらず健在だとわかったから、
「隠居」は撤回したの(笑)

ライヴは一期一会。
ただ、その原点に戻っただけ。

この先、めぐりあう機会がありますように!
わたし、前ほどマメにはライヴに行かないので、遭遇する機会自体が減るし、
たまたま偶然のめぐりあわせで、長らく聴いていたのに
2年、3年、10年、あるいは二度と行く機会のないバンドもあるかもしれない。

だけどたまたま、一期一会のライヴにめぐりあって、
今が最高!と思ったら、わたしはまた通うでしょう。

踊り手は、ただ、そこに在ることが全て。
ライヴに遊びに行くのも、似たようなもの。

一度きり。たまたま。
めぐり会えたらラッキー。会わなかったらそれっきり。
前は、そこにがつがつしてた。
今はがっつかない代わり、最後まで原点を見失いたくない、と。

***

もしいつかまた出会うめぐり合わせならば

あなたが、今ここに在ることに自信を取り戻し

わたしが、怒りを飛び越えた時に

なんのレッテルもない、
ただの人間同士として再会したい。
それだけ。
No.1076 - 2012/06/06(Wed) 12:08:02
2012年6月3日、THE INRUN PUBLICS@初台ウォール / お京
久しぶりに、週末立て続け&平日にまでちょいちょいライヴに行ったおかげで家事が滞ってしまい(笑)
先週末は基本、おうち仕事&家族サービスに。

日曜日、2012年6月3日、
長野のインランパブリックスが都内でライヴ。
これだけは見たいな。
この前はアースダムとカケモチで遅刻したしな。

あれこれ家仕事の後、
ふらりとウォールに。

17時半スタートで、
インランはトリの7番目、
と聞いたので、
まあ間に合うだろ、と思いながら
地元駅から18時15分頃ウォールに電話したら

「今、4バンド目です」

えええーーっ!?1まだ時間経ってないのにもう?
抜かった(笑)

…ダメもとでウォールに走ったら、ちょうど5バンド目のCAPTUREDが終わったところだった。

インランにはなんとか間に合った…
一瞬、脱力(笑)


6バンド目のTEMPESTが、
わりとすぐに始まる。
わたしはモスコミュール片手に、後ろでゆっくり見る。

あのヴォーカル、カズ君(ex.DSB、FLOW)によく似てるなぁ、などと思いながら。
(後で本人と判明(笑)
元気そうで良かった。)

ライヴはぽんぽんとテンポよく
前で暴れてる男の子たちの差し上げた手を
最後、ヴォーカルがパン!パン!と叩いていく。
あ、この子たち、大好きなんだなぁ、と、
見てて心があったかくなる光景だった。


そしてお待ちかね、インランパブリックス。
音的には、今の若手で一番の期待株。
なぜって××みたい、って形容のしようがないのですもの。
インランはインラン、としか言いようがない。

ドラムはパワフル、鼓動がちゃんとしてて、絶対ぶれない。
中心がぶれなきゃリズムが伸び縮みしたってだいじょぶ。呼吸と同じ。
何でも叩きこなせそう(実際、何年か前にやった青大将のヘルプはカッコ良かった)。
そして何より、ぱーっと開けてて気持ちがいい。
若手ドラムの中で、個人的にはイチオシ!

3、4年前、わたしが最初にインランが「良くなった!」と思ったきっかけは、
悟郎君のドラムの脱皮だった。

ギターとベースは、ぱっと見、ロカビリー?みたい?
だけどライヴが始まると、
××みたいとか、きれいさっぱりになくなる。
音はぱしっと決まっていながら、ぶっ飛びまくり。

もともとわたし、PUNKはベース!というぐらいベースから聴く癖がある。
慎二君のベースは、めちゃめちゃ踊りやすい。

そしてこの日は、ギターの篤君がノリノリですごく良かった。
音に入り込む感じ。
身体ごと音になってしまいそうな。

そしてヴォーカルのマサキ君が面白い。
この子のうたは、夜のうただ。
歌詞だけ紙に書いてあっても普通に読める。
もちろん、ライヴで歌われたら自然に入り込める。

そしてひとたびステージに上がると、
MCにまで不思議な抑揚がついて歌になる。

うまく育ったら、口にする言葉のはしばしがそのまま歌になるような歌い手になるかもしれない。

歌詞、聴くのではなく読んでもイケる、って、
実はPUNK〜ハードコアの音は大好きだけど
自分自身をPUNKと思ったことが全くないわたしには、貴重。

正直、わたしにとって、
曲なしで素で読んでしまうと
今の、いや、過去においてさえ、
自分の生活感情にぴったり来ない詞が結構多い。
中には、音に酔って初めてあまり気にならなく(しなく)なるようなものも。

ガンフロンティアとか、CROSSFACEのオオサカ君とか、
詩そのものがいいバンド/ヴォーカルも、もちろんたくさんいるけれど

たとえばわたしが例のKのライヴでほっとするのは、
素のままで、言ってることがちゃんと附に落ちるから、でもあったり。

そして何より、インランパブリックスのライヴは、
毎回何かしら驚かせてくれる。
変わったことをするわけじゃない。
ただ思い切りよくライヴするだけ。
けれどその一回一回が新鮮で、
聴いてると自然に笑いが湧き上がってくる。

技術だけじゃない。
経験でもない。
積み上げてきたものの多さでもない。
がんばりだけじゃない。
もちろん、頭数としての人気でもない。

伸びていく、今走っていくバンドだけが持つ力。

…初めて彼らを見たのは、2003年頃?の極寒ツアーの長野Jだった。
今20代半ばの彼らは、たぶん当時10代、もしかしてまだ高校生だったのでは?

確かわたし、
悪くないけど青すぎる、線が細すぎる、うーん若い、居場所に困る…
とか思いながら後ろで見てた。

その数年後には、
何このリズム気持ちいい!
になり、
インランパブリックス、カッコいい!
になり、
ついには若手イチオシ!になるんだから、
育っていくバンドはいい。
こういうバンドがたまに出るから、
ライヴ通いは辞められない(笑)

楽しかった!
悟郎君、最後の曲で、盛大にドラム蹴倒してスティックも投げ散らかしてぱーっとお開きにしたのに、
皆、しっかりアンコールかけて、
ドラム立て直してもう一曲やってもらいました(笑)


次のインランは7月15日の千年祭、野外。
今年もまた新潟の夏の百鬼夜行とかぶってるー!どちらか一日ずらしてほしい(笑)

***

ところでこの日のウォール、行ったら最近会っていなかった顔見知りが結構いて、
なんだか近況報告会みたいに(笑)

元アスファルト〜ネバーアゲイン(広島)のギターだったウエトウ君が
CAPTURED、見てくれたー?と。

…見てません(笑)
知らなかったわ、弾いてるの。

…落ち込み気味の時には、
知った顔に会う自体がおっくうで
知り合いがほとんどいないライヴにぱっと行って、
音楽だけ楽しんでぱっと帰る、
というのがすがすがしく楽しかったりするのですが

ま、たまにはこんなんもいいかな、
と思える程度には、わたし、回復してきたのかも。

みんな、元気そうで良かった。

誰であれ、そしてそこにたどり着くまでに何があろうと、
今、幸せならば、素直に
良かったね
とわたしは思う。

幸せになるための巡り合わせが、いかに偶然に左右されるものか、
前にもまして
身に沁みてわかってるから。

***

…心の穴は埋まらないけど、
強いて埋めようとも思っていない自分に気付く。
心の穴を吹きさらしにしたまま、笑うことを覚えた。

女が強くなるのは、
強くならざるを得ない状況に追い込まれる時。
強い、なんて、女性の場合、ちっとも自慢にならない。
単なる経験値(笑)

だからこそ、笑いたい。
しらふのまま、心から。

そう。だからこそ今は、
ネメシスやインランやサイレンなど、
育っていくバンドが見たい、とわたしは思う。
No.1075 - 2012/06/05(Tue) 14:36:13
2012年6月1日@ムーンステップ / お京
2012年6月1日、中野ムーンステップで、Without SystemとPSYREN見てきました。
楽しかった!

1年近く見てなかったら、
Without Systemが
いつのまにかツインVOになっててびっくり!
いい組み合わせのツインVOは好き。チェリオとかね。
なんせ二手にわかれて客席に火をつけに来ますからねー(笑)、
両側からがんがんあおるあの感じはツインVOならでは。

最後から3曲目?ぐらいに
いきなりACCOMPLICEの曲、演ったりして、
ちょっと、きゅんとした。

平日18時半はじまりのトップというキツい条件の中、
悪びれずに、まず、本人たちが身をもって楽しんでるのが良かった。
空気を変えるなら、まず、自分から。

Without Systemがすごいと思うのは、
紆余曲折のたんびに良くなってることよ。
それもドラムが遠距離(山口!)とか、
ふつーに考えたらそれ逆境だろ?と思う状況を
ライヴではバネにして、むしろカッコ良くなってるとこ。

毎回見に行くわけではないけれど、
変わるたんびに、
今がこのバンドの最高じゃん?
と、常に思わせてくれる貴重なバンド。

最初に出てきた頃は、正直、
こんなにしなやかでしぶといバンドに育つなんて思ってもみなかった。
しぶとさも、ここまで来ればホンモノだ。

陰ながら応援してる。
また、どこかのライヴで!

***

ライヴ後半。
たぶんわたしは初見のNO ESCAPEというバンドが、
しっかりした音で良かった。

***

そしてわたしにとっては
本日のもうひとつのメインイベント、PSYREN。

晴れやかな勢い。
先月ツアーだったネメシスもそうだけど、
やっぱり晴れやかな存在には引きつけられる。
気持ちよい風が吹いてくる。

だってよどんでどうしよう?
よどんだところでよどんでいたら、
いつまで経っても闇の中。
伸びていこうとする勢い。
わたしが愛してきたハードコアの、よい瞬間を継いでる、つないでる。

何も背負わなくていい。
ただ、心が進みたいところへ進んで行けばいい。

わたしは、この瞬間を信じる、愛する、
たとえ明日には何もかも変わったとしても、
今を信じる、今を生きる。

サイレンの音は、今を生きてる。
わたしは笑える、この音の中で笑える。

育っていく音が、わたしは好きだ。
幸いあれ、と心から思う。
No.1072 - 2012/06/03(Sun) 19:45:47
そうだ / お京
最後に見かけてから、
1年が経つ。

今、どこにいる?
元気でやってる?

どこでどう生きてるにせよ、
幸せであってほしい。

PUNKって何だろう。
時々、泣きたくなるよ。

わたしの目の前から、消えていなくなってほしくなかった。

わたしは今なおここにいて、
自分に出来ることをして、
生きていくしかない。

あなたがここを読むことは、
たぶんないと思う。

だけどわたしは、
いつでも、どこにいても、
あなたに幸いあれ、と祈ってる。
No.1071 - 2012/05/31(Thu) 22:44:55
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