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diario al viento

でぃありお・ある・びえんと
2015/1 メール変更しました。vientomustang66、@マーク以下はexcite.co.jpです。
2006/8より、「風の航海日誌」の更新は止まっています。
こちらには時々出てきます。

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行かれないけど間違えるといけないので、極寒MUSTBACKツアー2009 / お京
2月6日(金)@新潟ウッディ
MUSTANG(函館)/BLOWBACK/EVE/
CIDER77/The GLITTERZ
PM6:00 PM6:30 前売\1700当日\2000

2月7日(土)@横浜FAD
MUSTANG / BLOWBACK / SYSTEMATIC DEATH / ECHO / ANARCHY CONDOMS / UNKIND / G.L.G
OPEN 17:00 / START17:30 ADV ¥1600 / DOOR ¥2100

2月8日(日)@新大久保アースダム
MUSTANG ?BLOWBACK / GAUZE /鉄アレイ/FORWARD
OPEN 18:30   START 19:00
前売 1500円   当日 2000円

2月9日(月)@郡山ピークアクション
http://www.peakaction.net/
己是(会津)/BLOW BACK(/MUSTANG(/チェリオ
*ついに己是が極寒を呼ぶ!と思うとなんだか感慨深いものがありますが、
(新潟の極寒行くたびに会津勢と顔あわせてたんですよ)
この日って娘の私立受験の前日なのよねぇ。とほほ。
念のため行き方。郡山駅西口から駅前大通り直進、
うすい通り商店街左折、うすい前カフェゆるり横、ドコモショップ地下。徒歩5分ぐらい?
963-8004 福島県郡山市中町5-18 タカマツビルB1F
024-991-0533

2月10日(火)@仙台バードランド
http://sendai-birdland.com/menu.html
BLOW BACK /MUSTANG /SKUNKS /NAKED YEGGS/
DRAGONxSCREW /KINSMEN/JUNKIE BUSINESS
*去年移転してます。
〒980-0012
宮城県仙台市青葉区錦町1-1-3 RAYMY BLDG. 1F
Tel/Fax : 022-223-7926
地図見ると微妙に前より近い?のですが、どうナビしていいかわかりません。ということはまず間違いなくわたし、新生バードランドに行くときには迷います(笑)

2月12日(木)@旭川モスキート
BLOW BACK /MUSTANG / 破廉恥 /Eljah
...etc
*モスキートは今年オープンしたばかりの新しいハコ。
いつも旭川でライヴハウスの場所探すのは苦労するのですが(去年の電気猫なんか、たどり着けたのが不思議なくらい)
ここも案の定、まだタウンページとかに載ってません。
だけどELIJAHさんがちらっと行き方書いてくれてました。多謝!残念ながら今年はわたし、行かれないけどね。
旭川市4条9丁目(3・4仲通り) 木下ビル 地下1階
らーめんや天金4条の向かいのビル
らーめんやまでは(ラーメンサイトでは)旭川駅から5分というけれど、それ、旭川人の足でだろうなぁ。

2月13日(金)@札幌カウンターアクション
BLOWBACK /MUSTANG/SLANG /RED LIGHTS /
CTR /CHAOTIX /REVOLT
19:30スタート

2月15日(日)@函館ベイシティーズストリート
BLOWBACK /MUSTANG /CRUDE
19時スタート予定、前売りは1,000円だった(行かれないのに前売り持ってる自分が嫌(笑))
No.996 - 2009/01/20(Tue) 12:00:29
やっちまったい! / お京
16日をなぜか土曜日と思い込んでいたわたし。
ものの見事に行きそびれた!!
これで愚鈍は、わたしにとって、20年前に見たきりの幻のバンドに(笑)
あまりのショックに、もー笑うっきゃないや。

・・・今日は娘の願書出しに付き合って、今一息入れてるとこ。
基本的に単細胞なので、何かに気を取られていると、こういう考えられないミスを平気でやります。嗚呼。
No.995 - 2009/01/20(Tue) 10:50:09
極寒MUSTBACKツアー、今年短いとは聞いてたんだけど / お京
2月8日?新潟スタートで、東北は仙台、郡山、関東は東京(GAUZE、鉄アレイ、FORWARDが一緒らしい)、北海道3ヵ所(旭川、札幌、函館)で、ファイナルの函館が2月15日!

思いっきり、行かれないじゃねーかよー(泣)
こんな短いツアーなら、例年なら完全制覇なのにぃ!!!

だがしかし、神奈川県の県立高校の後期試験は2月19日。

なのにわたし、今日ベイシティの前で弁慶様が今日のチケット売るついでに
「極寒前売りあるよ。極寒もちろん来るでしょう」と言われ、
思わず「・・・買います」と。

その後ライヴの日程があきらかになるたんびに「行きたい、行きたい」ともだえていたら(笑)
無慈悲なたっつ氏が正面からまっすぐ「受験」と一言。
このぉ、面白がってるな。だいっきらいだぁー!

でも「東京も来ないの?」「時期悪すぎ」
「来たほうがいいと思うよ」
・・・・・・(泣)

わたしの友人たちは、みんなわたしが行くほうに一票らしい。
No.992 - 2008/12/21(Sun) 01:41:42
今函館 / お京
最近仕事が異常に忙しく(朝7時に家出て帰るの11時半みたいな)こちらに顔を出す気力がほとんど残っていません。
ライヴはまた最近、あちこちちょくちょく行ってたんですけどね。

半年振りのMUSTANGがうれしくて&忙しさのあまり出かける準備がまったくできておらず、結局昨夜は眠れないまま(遠足前の子供だ)始発に乗って函館にとび、あいにく雨だったのと今頃になって眠くなったのとで、
さっきまでネッカフェで爆睡してました。

MUSTANGのライヴ聴かないのは、半年が限度です。こらえ性のないわたし。
ほぼちょうど半年。一日千秋(笑)

最近また、人生が楽しくて仕方ない。
たぶん、わたしのほうが、いろいろ突っ張らなくなったのだと思います。
いろいろな物事を、前よりは素直に受け止められるようになったら、
自分を囲む世界も、なんだか風通しよく感じられる、みたいな。

結局、好き!をパワーにして生きてる生き物なのです。
昔よりもっと、いろいろな音やいろいろな瞬間に出会えたことに素直に感謝できるようになったかも。

どう考えたって、人生も後半戦です。
大好きな音のおかげで、うまく脱皮できるかもしれません。

***

函館は、不思議な土地。
函館勢みんなの接し方のおかげで、わたしはゆっくりゆっくりほぐれていったような気がします。

というか、函館勢には不意打ちされっぱなしなのよ!みんな、大好き!

ちなみに、一目ぼれというのは、コドモの特権ではなくむしろいろいろあった大人のものなのでは、と最近切に思います。
たいがいのことに対して備えが一応できているはずの大人だからこそ、
予期しない不意打ちをくらった時にはハマるのかも。

函館というのは、わたしにとってそんな感じです。

2002年の夏のバーニングファイナル、高田馬場エリアにて。トリオになってたマスタング。最初の不意打ち(笑)
音と心意気が強烈で。
あれだけ存在感あったヴォーカルいなくなったのに、三人で歌っちゃって、まるで最初からトリオ?みたいなクオリティだったんだもの。
特に叩きまくりながらがんがん歌うドラムは衝撃的でした。名前覚えてなかったんだけど。

この頃、わたし弁慶さんしかわかんなくて。なんかショーゲキのあまりカッコいいカッコいいと大騒ぎし、男に生まれるなら弁慶さまになりたい!とまでエリアで大騒ぎ(笑)

おかげで周囲には、お京は弁慶に惚れた!と完全に誤解された。
わたしがおおっぴらにミーハーする自体わりと珍しかったから、すっかりネタに(笑)

で、その年の10月にはじめて、MUSTANGを見にカウンターアクションに行って、MUSTANGもいいけどこれまたトリオになってたCRUDEにも惚れ直し。

そのちょい前まで、わたし、親友との微妙な関係をうまく自分で消化できなくなってて。おまけに当時一番好きだったNIGHTMAREは解散してた。最後のツアーは良かったんだけど。(NIGHTMAREはその後復活)

そんなこんなで、すっかり聴き手としての自信を喪失してた。いいライヴに出会えても、元気になるのはその時だけ。こんなにテンション上がんないんじゃ、もしかしたら、このまま引退かと思ってた。

好き!がエンジンだから、そこがうまく回ってないと全体が不調になる。別に、個人への好き!じゃなくていいんだけど、自分が殻から抜け出さずにいられないほどの、好き!がないと、ダメみたい。

だけどその時の札幌で、行ける!と思った。
わたしをひそやかな、だけど致命的なスランプから救ったのは、彼らの音と存在、それからカウンターアクションの人々。

その年の11月にはじめて、ツアーバンドではなく彼ら目当てで函館に遠征し。

その二週間ぐらい後にCRUDEのヨーロッパツアーがあるときいて、ウェブで企画者探し当て、衝動的に行ってしまった。

これまでで一番幸せな記憶のひとつです。お京はお京でいいんだ、わたし、お京で良かった!と、すっかり自信を取り戻した。

メンバーたちの驚いた顔。人驚かすの大好きよ!

函館勢の視線は、とてもあったかかったのです。もちろん、他の人たちにだって、お京は本当によくしてもらってたんだけど、なんだろう。肌に直接感じられるようなあたたかさ。

不思議と、気持ちがなごんで、安心して自由になれる視線だった。

わたしの鎧が少しずつ、外れたのは、彼らみんなの接し方のおかげかも。

不思議なひとたち。
言葉を交わす必要を感じないぐらい、ライヴ中の感覚が生々しい。
はっきりと感情の出る大気圏持ってて。

少なくともライヴ中は、この人たちに隠し事は出来ないなっていつも思う。
バレてる。

ライヴ中の感覚が強烈なかわり、普段は一切構いません。なんか、そういう生き物として、あるがままに放置されてる感じ。
(あ。ブローバックもそうですね)

こういう扱いは、とってもラク。だからわたし、極寒連続が全然苦にならないのかも。

翌2003年1月、CRUDE抜きでMUSTANGだけ札幌。カウンターアクションに登場したわたしに、彼らは本当に不思議そうな顔で訊いた。
お京さん、もしかして、今日、マスタング聴きに来たの?
え?もちろんよ?(何を今さら?)
やったぁ!
口々に叫ぶ彼ら。
張り切らなきゃな、と。
この人たち、自分たちがどんなにカッコいいか、まるで自覚してないんだ。なんて純朴なの?
わたし、感動しちゃって、じゃ、とだけ言うと、フロアに逃げこんだ。

そして2003年2月の極寒は全て回り(笑)ライヴ日記は極寒ラブレターとなり果て(笑)

以来MUSTANGのライヴの95%以上(笑)、CRUDEも国内なら同じくらい、いつもわたし、彼らの前に立ってた。
何の隠し事も出来ず、泣いたり笑ったりしながら、彼らの音の中にいた。

愛しき日々。黄金の日々。
まさか人生も折り返し点を過ぎようという頃になって、そんな日々が訪れるなんて思ってもみなかった。

函館自体はバンドも減って大変な時期だっただろうとは思うけれども、彼らにとっても、それはそれなりに、楽しき日々であったと願いだい。

今年5月。アメリカ来いと責められた。

もはや運命共同体なんだから、来ないのは裏切りだ、と(笑)

当時は、嬉しい以上に重たかったけど、今なら素直に嬉しい。

なんか函館勢は、多分自覚なく、お京のツボに不意打ちを喰わせる名手揃いなのです。

***

なんでこんな風に記憶を手繰ってるかというと、
わたし。自分が本当に望んでることを見失いたくないからです。

函館にもらった、たくさんの幸せな時。心に触れてくれた、大好きな函館の人たち。

どうかわたしが、あれやこれやの渦の中、自分の進む道を見失わないよう。
愚かなマネにはしりませんよう。
望まない方向に迷い込みませんよう。

彼らとのかすかな、だけど大切なつながり。
わたしが、見失ってはいけないものを見失わないよう

どうか愛する音よ、わたしを導いて。
No.991 - 2008/12/20(Sat) 17:25:32
札幌、大阪、広島 / お京
・・・23日のお京の移動経路(笑)
24日のBUZZYは忘れてていかなかった。どっちにせよ限界だったし(笑)
くたびれ果ててもう一歩も先へは進めなくなるまで、くたくたになるまでとことん遊び倒して、とても充実した4日間でした。

***

11月23日、Bones Soup Circus@大阪服部緑地にて。

さすがに心地よく疲れ果てて、途中、いくつかのバンド(SADAさんのバンドとか。ちなみに途中抜けして広島に行ったため、DEEP COUNTきけなかった、、、すごく残念)は、芝生に寝そべって空を見ながら聴いた。

晴れてて、あたたかった。
音が、空気を伝わるだけでなく、地面を伝ってきて、直接、身体に響く。
空と地面の間、音の中で。
何も考えず、わたしはそこに落ちてた。
涙がこぼれた。
わたしも、わたしのまわりも、丸ごと、音。
あの人の、笑顔の記憶。
旅路の果てに、いつか、こんなふうに終わるのもいいかも知れない。
涙が止まらなくなって、まぶしさを避けるふりして顔の前で腕を交差して、空の下で泣いた。
あとどれだけ、あとどれほどの間、続くのだろう。
この、旅路。

あぶらなぶりを聴いてから、広島に走った。
No.990 - 2008/11/27(Thu) 19:17:29
じゃ / お京
ライヴまで遊びに行ってきます。ほんとはまだ会津若松とか、こっちにまだ書いてないねたがずいぶんあるんだけどね。ひさしぶりの札幌なのでさんぽしてきます。シャワーじゃなくて銭湯にも行きたいし。
わたし、寒いのは平気なんだけど、雪道氷道をあるくのはど下手。だから今回は滑り止めつきのスノーブーツを手に入れたの(子供靴のコーナーに売ってたんだけど、サイズが合って、安かったから(笑))道を歩くときにはたしかに優秀、でもライヴ中は足がオーバーヒートしてしまう。
今日はCRUDE、SLANG、CTRなどなど@カウンターアクション(はぁと)札幌の人たちには昨日、「前ノリ?」とずいぶんきかれました。今日はもう、お京は来るもんだと思われてたらしい(笑)
No.989 - 2008/11/22(Sat) 10:55:48
あ、でもこれだけ先に追加:11月21日ノッカーズ、バタフライ@札幌カウンターアクション / お京
わたし、ノッカーズのドラムのお姉ちゃん(ハムさん)、好きだな。
今年前半のツアーん時よりさらによくなった。
ただいまめきめき成長中!って感じ。
ほどよく乾いててばんばんはずむ感じがいい。思い切りもいい。
女の子ドラムっていうにおいはあまりしない。いい悪いではなくて、踊ってて、男女でやっぱリズム違うなーって思うの。特に、間が。あと、湿度。うまく言葉が見つかんないんだけど。
自分が一応女性であるだけに、女性の叩くリズムって、わたしにとっては、いったん波長が合うと身体に入ってきやすいみたい。ヒトゴトではないリズム(笑)それだけに、どうかするとリズムにからみつかれちゃったりして。だけど彼女のリズムは、からみつかない。そこが、わたしには、聴いてて気持ちがいい。
それでいてもちろん、男の子ドラムとも違う。ふとしたときに、あ、と思う。呼吸のはかりかたとか。
ここ1年ぐらいの間にはじめてわたしが聴いたドラムの中では一番注目株かも。
(前から聴いてたけどここ1,2年で、え、かっこよくなったー!ってドラムは他にもいるけどね。長野のインランパブリックのドラムとか←長野行ってない!「ムーンライト」みたいな夜行の鈍行があればもっと気軽に遠征できるのに)
エイキ君のベースとの組み合わさると、リズムがタテヨコそろってさらにいい。
それ言ったらノッカーズの場合、全員のリズム感が跳ねてるね。Vo.&Gのアツシ君のギターとか、なんか語尾がぴん!と跳ね上がる感じ。
最初にやった新曲(だと思う)とか、えっらいよかった。ぴしっとPUNKで愛想がなくて(笑)わたし、この愛想のなさが好きなんだからしょうがない。
またいつかどこかで聴ける日を楽しみにしてるよ。

さて、バタフライ。
CTR/PROTESSのB.タケハル君が「バタフライ、見るたびに顔ぶれが違う」という。たしかに前きいたメンツとも違う。
ベースは元FAST DRAWだという「B.めちゃめちゃうまいよ」えーっ、FAST DRAW!!!わたし、好きだったのよー!
当時はいくらなんでも北海道まで遠征はしなかったけど、東京でやったときには、たいがい最前でヘドバンしてました(当時はわたし、今よりは首振ってました(笑))鹿鳴館がメタルの巣になった頃ね。
もともとわたし、フラットバッカーが大好きだったの。あそこ、アメリカ渡っちゃったから、目覚めるの遅かったわたしは、生では見そびれてるんだけど。その頃は今ほどマメに予定チェックしてなかったしね。FAST DRAWは、フラットバッカーのG.のSYOYOのお兄ちゃんがやってるバンドだっていうんで最初は見に行ったんだっけ。デモテもLPもずいぶん聴いた(笑ったとも言うが、でも、実際うまかったしかっこよかった)。
そういや最近、ひさびさに連絡取った友人から、ムルバスやメフィストフェレスがライヴやってると教えられ、きゃあ、それは聴きたい!と(笑)だいいちわたし、LIP聴きに行くようになってからさえも、アンチでなくメタル鹿鳴館の最前で年越してた。とんでもなく雑食でした。今もそう。だけど、その頃ライヴで出会ったお客さんには、そういうひとたちが多かった。だから、聴き手(リスナー)なの。いい悪いじゃなくて、×××(あるジャンル)しか聴きにこない、好きじゃない人は、リスナーではなく×××。それはそれで、もちろんいい。だけどわたし自身は、×××(たとえばPUNK)になりきれたことはなかったな。良くも悪くも。ずっと、聴き手で踊り手。いいな、と思えばなんでもいい。
今は、リスナーより、領域限定の「×××」が多いような気がする。少なくとも東京では。だからちょっとバンドの顔ぶれが変わると、お客さんも完全に入れ替わる。前は、(地理的にじゃなくて音的に)あちこちでふつーに顔合わせる聴き手がもっと居たように思うけど。
・・・あ、バタフライといいつつ、えっらい脱線(笑)

最初まずインストではじまる。その音が硬くて暗くて締まっててかっこいい。この部分聴いただけで、これはもうずっとここで踊ろうと思った。
ベースの人は、小柄。ベースはもちろん、かもし出す空気が、独特。タケハル君に何もきいていなかったとしても、歴戦のツワモノってにおいがステージに立ってるだけで漂う。
そういえば小柄なバンドだったよな。結構通っていたくせに、顔の記憶がほとんどない、ついでにとっさに名前が出てこない(お京なんてそんなもんだ)。もっとも当時、ステージでは、みんなかなりきつい隈取してたから、素顔がよく分かってなかったんだけど。

Vo.ももやんがステージに出てくる。そして一声。

声は、ももやんの声だった。ドスのきいた歌も、FUCK!とはき捨てるように言うあの感じも健在だった(なにしろわたしのこれまで聴いた中で、「F-U-C-K!!」と言い捨てて一番かっこいいのが彼女だったのだ(笑))
曲も、バタフライのやっていた曲だ。
だけど、わたしは、自分が以前知っていたバタフライだとは思わなかった。ももやんユニットというか、バタフライという名の別のバンドとして聴いていた。音もメンバーもここまで違うと、自然にそういう聴き方になった。そしてはじめて聴くバンドとして聴くと、えらいかっこよかったのだ。
ももやん自身から受ける印象もずいぶん変わった。始めて聴いた頃、彼女は幼い猛獣のようだった。人間とか性別とかを超えて、なにかそういう生き物。
受ける印象はまた違うけれども、高知でCONGA FURYで歌ってたおでん(おめでとう、心からお幸せに!)にも、わたしは何かそういう、別の「生き物」を感じたことがある。そしてそういう感じは、特に女性の場合、往々にして(というのは、10年間猛獣のままの女性には、わたしはまだ会ったことがないから)一瞬の輝きなのだ。喰らいつく瞬間の輝き。短いだけに、いっそう激しく輝くような気がする。
で、たまたまそうなのかもしれないけれども、そういう輝き方をしたひとは、ステージから離れるときにはまた実にすっぱりと離れて、ほとんどライヴハウスでは顔もみかけなくなったりする。ももやんも然り。わたしが札幌で行くライヴが偏ってるせいもあるのだろうけれど、客席でもほとんど見かけていなかった。

ひさしぶりに、この日聴いたももやんは、女性ヴォーカリストだった。どこがどう変わったというのではない。声はあの声、歌い方も方向性が変わったわけではないと思う。だけど、かもし出すものが変わった。瞬間的に人外へも飛んでいける怖いもの知らずの幼獣ではなく、女性ヴォーカルへ。少なくともわたしにはそう感じられた。これ自体は、良いことでも悪いことでもない。彼女にもわたしにも、時間が流れたということだ。
ただわたしは、彼女の声が聴けて嬉しかった。

だからわたしは、初めて聴くバンドとして聴いた。
そして、がんがん踊った。ベースかぶりつきで(笑)
しっかりした、踊れる音だったのだ。何も考えずに、すなおに「かっこいい」音として。
バンドの音自体は、ももやん以外全員男だったせいもたぶんあって、より男っぽく骨太な音だった。
だからその中に立つとなおさら、うたい方自体はちぎっては投げるようで、むしろ手荒なぐらいのももやんの女性性が目立つのかも。でも案外、彼女には、他のメンツが男性、というこの構成、合っているのかもしれない、と思った。

また聴ける機会があるかどうかはわからない。それに機会があったとしても、このメンツでない可能性は大だ。
ライヴから離れなければならないひと、離れると決めたひとは、離れればいい。生き方はいくつもある。無理することなんかない。
戻ってこなければならないひとは、戻ればいい、そして戻ってくるものなのだろう。たぶん。
それぞれが、思うままに。
そしてときどき、それぞれの道が偶然みたいに交差する。
わたしは好きだ。この道のりが。そして、心と記憶以外にはなにも残さない、かたちのない、つながりともいえないような、ひととのかすかなつながりが、たぶん好きだ。
すれ違った瞬間に、笑い合えたらそれでいい。いつかまた会えるにせよ、会えないにせよ、わたしは心から思う。幸くあれ。
No.988 - 2008/11/22(Sat) 10:31:25
2008/9/26、アースダムにて / お京
この日はあちこちで予定かがかぶっていたらしく、お客さんは少なめ?
Foolsと、トップサルジャーが良かった。
わたし、もともと、体のリズム的にはrock'n'rollの方が合うみたい、速いのよか。
ただ、時々、客席というか、その場の独特の雰囲気についていけないことがある。(ついていかない、ともいう)
酔えない、酔わない、ゆるくならない。あたりがお友達だらけなんてこともない。
だから、そういう時にはなおさら、音がよければ前に行って、ひたすら踊る。
うまいこと波長が合えば、わたしは池に投げ込まれた石になる。

今日のトップサルジャー、一年ぶりに聴いた。
ドラムはヘルプなのかしら?(ゴウさん)
なんかえらいドラムが華やかで、ほかもますます華やかで、楽しかった。

Foolsは、ドラムが秋山君だった。
耕さん、というかフールズの好きな所は、変にべたついた感じにならないとこ。
からりとかわいて、開いてる。
重くない、何も押し付けない。このステージの持つ空気は、心をほぐして自由にする。
曲の合間もしゃべりっぱなし、しゃべることがかたっぱしから歌になる、しかも、ゆるい。

あの人の手の上を飛び出してからはじめて聴く、Foolsのライヴだった。
心が自由って気持ちいい、だけど少し寂しいもんだな。
すがすがしい、おぼつかなさ。
自由になって聴くFoolsは、ゆるやかで、色っぽかった。
「上手くやろうとおもうなよ、プレッシャーをはねとばして、お前のまま、I love you…」

心から、踊った、笑った。
うたのようにしなやかには生きられないけど、わたし、進んでいきたいんだな。

そんなこんなで、いいライヴだった。
No.985 - 2008/09/29(Mon) 18:42:26
見つけた!!!次回のMUSTANGは / お京
GHOST TOWN BRIGHTNESS
2008年12月24日(水) 午時6時開場 6時半開演
会場:函館 金森ホール(函館市末広町14-12/TEL.0138-23-0338)
入場料:前売3000円 当日4000円
出演:
THA BLUE HERB
MUSTANG (Hakodate City Hardcore)
Y to the ONE
主催/企画/制作:大山パンsound
お問合せ:EDWARDS TEL.0138-26-1656
 e-mail. edwardstakeout@cello.ocn.ne.jp
 HP. www.edwards-aka.com

上記の情報は、
avaunt.blog116.fc2.com/blog-category-4.html
で見つけました。

「ブルーハーブ」ってたっつ氏が言ってたのは
場所じゃなくて対バンじゃん(笑)
(いや、わたしが年内にまたMUSTANGが聴けると思ってテンパってたせいもあるんだけど)
・・・にしてもクリスマスイブか・・・きっついなあ。
No.984 - 2008/09/15(Mon) 15:40:17
誰か函館に詳しいひと〜!!! / お京
函館にブルー何とかってライヴハウス、あったっけ?
12月のMUSTANGの予定は、ベイシティじゃなくてそこだってきいたんだけど、
それがさっぱり手がかりなし。
予定きいた相手が悪かった?のかも(笑)

知ってる人がいたら、ぜひ教えてください!演ってるにもかかわらず場所がわかんなくて聴けないんじゃないかと思うと夜も眠れません(笑)

***

この連休は、日本全国あちこちでいいライヴをやっていますが、
お京はカテーの事情で動けません・・・
+狼RINGツアーで完全に燃え尽き現象。
明日はようやく、買った家の鍵の引渡しを受けて、16年ぶりに戸主になります。
15年ぶりに自分の台所を持てる&友達をもてなせるようになるのがとにかくうれしい。
気を取り直して、何とか今月中には引越しを終わらせてしまうつもり。
生活が軌道に乗るまでは何かと物入りで、遠征も少し自粛かなとは思いますが、娘曰く
「ハハが遊びにいかなくなったらよっぽど家の家計がヤバイんかと心配になる」そうなので
(それにわたし自身もパンクしちゃうしね)
新潟とか北海道には行くんじゃないかなぁ。
No.983 - 2008/09/14(Sun) 18:49:19
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