08924

diario al viento

でぃありお・ある・びえんと
2015/1 メール変更しました。vientomustang66、@マーク以下はexcite.co.jpです。
2006/8より、「風の航海日誌」の更新は止まっています。
こちらには時々出てきます。

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お京のライヴ日記 / お京
アーカイブ的にずっと残してあった「お京のライヴ日記」ですが、
プロバイダがいつのまにかホームページ業務を止めていたので、
今月から消えてます。

手元にデータはあるので、
どこかに移すか
とも考え中ですが、
今のところ具体化してません。
No.1165 - 2015/12/23(Wed) 14:18:35
北大植物園にて、2015年11月1日 / お京
札幌で、春から秋にかけてライヴがある時には、
時間に余裕さえあれば、北大植物園でぼーっと過ごす。
植物園は、文化の日までで冬季閉園になる。
だから今年は、これが最後。

初めて札幌にライヴを見に来たのは、実はそう昔のことではない。
とは言え、今「ライヴ日記」で確かめてみたら、
もう13年前なんだな。
ということは、13年は、植物園にも通い続けているわけだ。

ライヴ前、吸い寄せられるようにここに来て、
自然林が残してあるエリアをゆっくり、ぐるぐるさまよう。
それから、ブナの間を抜けて、芝生で昼寝、が
ライヴ前のわたしの定番コース。

不思議な場所だ。
歩いているうち、思考の手綱がはずれ、
ただ、鳥の声と葉ずれの音ばかりがよぎっていく。
小さな茶色い雲霞がスカートにとまって、
刺繍を探りながらよろよろとのぼってくる。
左袖には、いつの間にかちいさな草蜘蛛が、
息で吹き払おうとすると丸まって耐えながら、
やはりよじ登ってくる。
エゾイタヤの黄色い葉が、
ギザギザしたかたちのせいか?
鳥のように長いこと風にのって舞ってから、音もなく優雅に降ってくる。

この、静かな、命のにぎわい。
あたりは陽に透ける黄葉の木、また木、
やわらかな黄色と緑、
木々の葉ずれと、音もなく降る落ち葉。

いなくなった人たちを思う。
わたしの目の前から、
そして、この世から。


…この前ここに来たのはいつだっけ?
たしか今年の6月20日、
カウンターアクションの九狼吽に、ふらりと(としか言いようがない。好きなバンドが次々一時停止して、わたしはライヴに餓えていたのだ)行った時だった。

その時には、もちろん、落ち葉は降っていなかった。
そのかわり、しろい、透き通る羽を持ったちいさな蛾が、
あっちにもこっちにも、雪のように舞っていた。
いや、実際、最初は季節はずれのお天気雪か、白い桜吹雪かと思った。
林の中の明るい空き地では、
射し込む日差しの中、
光線の中できらめく埃のように
蛾が湧き上がっていた。
ひらひら、ひらひら、梢の上まで、
眩しくて見ていられない、光の中へ。

ふと、木々の間に目をやると、白い飾りをたくさんぶら下げた蜘蛛の巣が。
蛾の群れに行きあうと、口を開けたら飛び込んで来そうで、
文字通り閉口した。
わたしが鳥なら、どんなにかご馳走だろう。

そして、日陰の芝生には、飛び疲れて落ちてきたたくさんの白い羽が。
しばらくはなお、飛び立とう、飛び立とうとし、
思わずあたりで小枝を拾って、助け起こしたりしたけれど
あちこちで、蟻がしずかに
しろい羽を曳いていく。

ああ、踊りたい、と思った。
女師匠の最後の舞台を思い出した。


この前わたしがここに来てからも、
逝ってしまったひとはいる。

黙って、耳をかたむける。
芝生を駆け回る、子供たちの声がきこえる。
木々の向こうからは、行き交う車の音。

わたしは今なお生きていて、
今もなお、この世に生きることを愛している。
まだ、笑うことが出来る。
舞えるだけ、舞って散ろう。

ひとも、むしも、とりも木々も、
全ての魂に、それぞれの喜びあれ。

***

ちなみに今日のライヴはこちら:
PUNK HELL vol-15
2015年11月1日@ KLUB COUNTER ACTION
OPEN19:00 START19:30 前売2,000円(1D別)
出演:
LONG KNIFE(USA)、CRUDE(函館)、SLANG、JAWBREAKER、AZN、COSMOS、KKG、YUKIGUNI

明日、このツアーは、函館小屋に行きます。
わたしも、たぶん大沼公園(函館地区でのわたしの毒抜きエリア)でサイクリングしてから、
見に行くでしょう。
No.1164 - 2015/11/01(Sun) 14:09:16
本日のノッカーズ語録@博多四次元 / お京
アンコール、最後の曲の前のあつし君。

クソみてーな学校の後のラモーンズ。
クソみてーな仕事の後、
人でも殺そうかって気分の時の
SEX PISTOLS、DAMNED、DEAD BOYS…
良い音楽だけが、俺たちの魂を救う!

…まるで呼びかけるように、
愛おしさがこもったバンド名が響く。
音楽にたぶん救われた数え切れないわたしの日々が
あつし君の呼びかけるバンド名に連なる。

良いライヴだった。

KNOCKERSの、全都道府県を回るツアー。
今、こんなツアーを決行できるのは、
彼らだけだろう。

今回のツアーに限らず、
これまでどの街でKNOCKERSを見ても、
どの街にも必ず、本気で彼らを待ってる人たちがいた。

日本一のライヴバンドだと思う。

今日で17本目だそう。

敬意をこめて、良いツアーを。
No.1163 - 2015/10/08(Thu) 23:17:14
無事、帰りました / お京
ものすごく楽しかったけれど、
想像以上にいろいろシビアな状況で、
非常に考えさせられる旅でした。

後でゆっくり書きます。
No.1162 - 2015/09/28(Mon) 17:04:53
やれやれ / お京
たった今修理完了、
安全性に影響なし、とのことで出発できますが、
修理中、燃料を抜いてしまった(当然)ので、
出発までに20分ほどかかるそうです。

この先サクサク進んでも、約2時間の遅れです。
16時前到着予定でしたが、18時頃になる?かと。
やれやれ。
でも、ま、無事出発できそうなので良しとしましょう。
No.1161 - 2015/09/25(Fri) 11:50:40
日本出国前から / お京
搭乗したANA便がブレーキ不具合とかで駐機場に戻っちゃった。
既に1時間半近い遅れ。
こんなの初めて。
最初から波乱含みだなー。
No.1160 - 2015/09/25(Fri) 11:42:18
行ってきます / お京
昨日は父が自転車ですっころで救急搬送されたりと、
(親の健康が気にかかる年齢になったのですわたしも)
直前までどうなるか
わかりませんでしたが、
なんとかジャカルタへの出発にこぎつけました!
登場手続きも終わり、
羽田空港でトンカツ食べてます。
インドネシアでは、豚はアウトですからね。

行ってきます。
空港まで中西監督が迎えに来て下さって、
その後ツアー組とも合流、
ライヴ後にはマージナルが迎えに来てくれるという、
本当に、まず第一に中西監督の、
そしてツアーの皆やマージナルはじめ地元のバンド、
いろんな方のおかげで、
心強い旅です。

ただ、インドネシアのシーンは、まだまだ男だけの世界だとのこと。
マージナルのライヴは大丈夫だそうですが、
そもそも女性自体がほとんどライブに来るのがNGで、
危険な目に逢いかねない…とのことなので、
とにかく郷に入っては郷に従います。
あとは、蚊だな。

帰国は月曜日。
気をつけて、楽しんできますね。
No.1159 - 2015/09/25(Fri) 09:05:12
いまさらですが、九狼吽が好き / お京
2015年9月12日…
家庭の事情で終電で戻らなければならなかったのですが、
名古屋レッドドラゴンの九狼吽企画に行きました。

トップバッター九狼吽、
次がorigin of Mで、
もう、心がお腹いっぱい(はぁと)になったので、
そこまでで幸せに帰りました。

楽しかったぁ!
予想もしてませんでしたが、
わたし、九狼吽、いまさら本気で、何度目かの赤丸急上昇中♪
このところ、ドラムはヘルプとは言え、
ドキドキするぐらい、ライヴが素敵。

リズムもいいしギターもいい。
(最近そうでもなくなりましたが、
ギター音を頭の中から無意識にはずしていた時期のあるわたしには珍しく、
素直に聴ける貴重なギター)
とにかく音が気持ちいい!
笑いが止まらない。
なんか、MUSTANGを初めて好きになった頃みたいだ。

いつのまにか、予定入ってたら最優先!?自分でもびっくり。
次に九狼吽が海外行ったら、見に行くかもしれませんね(笑)

「戦争したいPUNXがいるか?
暴力は、まあ、ちょっとはありだけど(笑)、戦争とは違う。

右翼がさー、大して知りもしないことを180パーセントぐらいにして言ってる。
左翼もさー。200パーセントぐらいにして言う。

自分でしっかり感じろ!そしてとことん考えろ!」

…九狼吽のヴォーカル、ムネ君の反戦は、すとんと胸に落ちる。

「今日は九狼吽辞めたドラムのトンちゃんが来てる。
ヘイ!どこだ!
モヒカンやめたトンちゃんが来てる。

やめたって、生きてりゃいい。
CENSORED、ダメ、絶対。」

…ムネ君は、あったかいなぁ。

「ヘイ!もうずっと、毎回言ってんだけどさ。
俺の都合のいい世界作るのに協力してくれよ。
戦争のない世界、
馬鹿は馬鹿なりに、なんとか生きていけるような世界!」

彼らは有言実行だ。
長年、名古屋のお客さんって、
わたしにとって、ツボがわからなかった。
でも、九狼吽のお客さんは、なかなか活きが良い。
ハコ作って客育てて、頭が下がるよ。

九狼吽は、真っ直ぐでまっとうで逞しい、
とわたしの畏友が評した。
まさにその通り。
そしてそれは、今の日本では、PUNKシーン含めて、貴重なものになってしまっている。

だからわたしは、九狼吽を聴くとほっとして元気になる。
まっとうな男たちが、まだ、ここに生きている、と。


origin of Mは、例によってヴォーカルのガイさんがめっちゃ素直でキュート!
あれだけ筋金入りの硬派な方なのに、
ライヴの合間のあおりが、素直で体当たりでたまらない。

originは、あまり名古屋でライヴをやっていないせいか、
最初、客席が遠巻きで、
真ん中に空いた穴をなんとか埋めよう、埋めようとしてた。

ごめんなさい、わたしライヴ中、
もう笑いっぱなしでした。
PUNKが心から笑えなくなったらお終いよ。

…去年は広島の豪雨。
ガイさんは支援に走り回ってた。
そして今年、常総や仙台の堤防決壊。

もう、広島だけ見ててもあかんのじゃないかと。
日本中見な。
出来る限り。

大真面目に言うガイさん。
彼なら本当に、出来る限りのことをやろうとするだろう。

震災からこっち、
同じようなことを言っても、
心から信頼出来る相手/バンドと、
なんとなく距離を置きたくなる相手/バンドが
わたしにとって、はっきり分かれた。
何が、という理由は言葉にしにくいけど、嗅覚、本能的に。
ガイさんやKOさん(SLANG)、ムネ君は、信頼出来る筆頭だ。

気がつくと、いつの間にか、
客席の穴は埋まっていた。

こういうライヴに行き当たると、
やっぱりライヴ通いは止められない♪

あとの2バンドも見たかったけれど、
今日はきっぱり、新幹線へと走りました。

太く短く生きる人もいる。
わたしはどうやら、無茶はさんざんしても無理はせず、
細く長く、のタイプのようです。

九狼吽、名古屋、またね。
No.1158 - 2015/09/23(Wed) 14:04:41
BLOOD SMITH TOUR 2015ファイナル、2015年9月21日 / お京
海外遠征仕様で、髪をばっつり切りました。
遠征中、髪の毛なんか構わず済むように、実は毎回そうしています。
うん、気分がアガってきたぜ!

…わたし、何してるのでしょうね。
OLのコスプレ(笑)決めて、
仕事人してるのも好き。
実は最近は、軍パン安全靴より、
仕事着の方がしっくりきたりする。
なのに何だって、そんなタイトでヘヴィな遠征したいんだろ。


で、2015年9月21日、旅支度の合間を縫って、
新宿アンティノック、BLOOD SMITH TOUR 2015のファイナルに行ってきました。

予想通り、トップは小手、
ばっちりオンタイムスタートで焦った。

小手は、好き嫌いが完全に別れるバンドだと思う。
というか、好きになるか嫌いになるしかない、
何にせよ引っかかるバンドなのだ。

最初に聴いた頃は、あまりの言葉の多さに面食らった。
でも、聴けば響き、
聴かなければ響かないその世界は、
聴いてしまうと結構癖になる、とわたしは思う。

この日は、ものすごーく長い曲(詞のつながりから1曲と判断したけど自信なし)と、
以前からやっている、
「人は間違いなく死ぬ。
だから、あんたや俺がくたばる前に、言っておくことがある…」の曲
(タイトルわからない)のだけという、
削ぎ落とした構成。

小手と羅生門は、かなり毛色の違うツアーパートナーだと思うけれど
ひとつ、明らかな共通点がある。
ライヴ中、完全な沈黙が存在することだ。
休止ではなく、次の音に向かうための、
緊張感と息の音だけの時間。

ツアーファイナルとは言え、
アンコールのスキもなくカチッと終わった。


…で、羅生門はトリ。
20時までは飲み放題で、
なんとほとんどのドリンクがOK。

ライヴの合間に夕飯食べたり、旅の資料をコピーしたりしましたが、
時間はかなり押し。

黙々と、手際良く、ステージに太鼓を組んでいく。
明かりが消え、SEがかかり、
客席の掛け声の中、二人が登場、
撥を互いに向けあい、しっかり見交わしてから、
絶妙な呼吸で、音が来る。
強く柔らかなそのリズムは、
追おうとするとうまく取れない。
追うのをやめて、自分の呼吸を一定にすると、
身体がリズムに応じ始める。
何も考えない、
ただ、呼吸と響きだけの時間。
その時間が、わたしの思考をクリアにし、
考えていなくても、流れ始める。
それは、羅生門の音の空間が持つ、不思議な浄化力。
時々、無性にその空間が恋しくて、
わたしは羅生門に引き寄せられる。
今回も。

曲の合間に、とつとつと健太郎が語る。
ツアー3日目だけど、
初日新潟の時ほどバテバテじゃなかった。

羅生門は、やわらかな求道者。
二人になってまで羅生門続ける意味があるのか、
ツアーで自分に問い直した。
たぶん、ツアーに出る方がしんどい選択だから、
ツアーを選んだのだろう、と。

ここに出てた人たちは、皆そうだと思う。
ラクな方選んで、小さな幸せを掴んでも、
栄光には届かない。

これからは、羅生門改めドMボーイズということで(笑)

…でも、彼らの求道ぶりは、自分には厳しく、
それでいて、周りの空気を息苦しくしない。
だから、やわらかな求道者。
わたしは好きだ。彼らのそういう在り方が。

トリだったけれど、この日一番、客席が混んでた。

演奏はストイックに、
MCでは熱く語る健太郎君。
笑いながらもストンと胸に落ちる。

この展開(苦笑)
(トップにやった、ツアーパートナーの)小手がさっさとべろべろになってるという…
来年の新潟では、絶対に逆をやってやる!

(やった!!
そんなこと言うと、来年もツアー期待しちゃうよ!)

何故かこの日の羅生門は、おっさん、おっさん、といじられてたけど、
彼ら、もうそんな歳になってたっけ?(笑)

この近所にアースダムってハコがあって、
40、50のモヒカンがばりばりやってるぜ。
行ってみるといい。
そういうの見ちゃうとね、もう、
アラフォーぐらいで止めてどうする、って…
健太郎君が笑いながら言う。

つい一昨日、ツアー初日トップの新潟での言葉とは、明らかに違っていた。
ああ。良いツアーだったんたな。

最後、と言った曲の響きが消えないうちに、
小手のヴォーカル、石川氏筆頭に、
One moreー!
押してるぞさっさとやれー!
と、愛のこもった手荒なアンコールが飛ぶ。
(石川氏は、掛け声のタイミングがいい。
いよっ、成田屋!ってな感じ。粋だね。)

苦笑する羅生門。

両手が塞がっているので、マイクなしでやります。

人が怖いか、
闇夜が怖いか…

客席から歌声が合わさる。
また健太郎君の声だけになり、じっと聴き入る。
皆、それぞれ、いろいろあってここにたどり着いているという奇跡。

太鼓の打ち合いでは、最後、集中力が途切れて失敗し、
やり直したりもしたけれど

とっても後味のよいライヴでした。

新宿アンティノック、ありがとうございます、
愛してます、と。

やらずにいられないひとたちが
やらずにいられない間だけ、
その空間に立ち続けるのだろうな。
しんどくとも。

たぶん、わたしが、お京である限り、
音を追って飛び続けるように。

幸いあれ、羅生門。
またね。
No.1157 - 2015/09/22(Tue) 18:18:33
羅生門@BLOOD SMITH TOUR初日、新潟ウッディからの帰り道 / お京
今、新潟から、ほろ酔い気分で帰るところ。
羅生門(元ブローバックのドラム、健太郎君の和太鼓バンド)、
なんと二人だけになってた。

めいっぱい動き回って、ふたりの息遣いまでが空間を制する、
濃密な時間だった。

ぎりぎりの緊張感で長い曲をやり通し、
二人ともしばらく荒い呼吸で倒れ込む。
もう、あとなんかない。
めいっぱいやるだけ。
美しかった。

健太郎君が、なんとか息を整えながら言う。

価値観はいろいろあって、
常に変わってく。
それが生きる、成長するってこと、どんどん変わってくんだ。
羅生門、8人て時もあったけど、
15年やってきて、二人は初めてだな。
客席に元羅生門がいっぱいいるじゃん。

皆、歳も取るし、家族とか、バンドより大事にしたいことが出来て

それでいいと思う。
俺たちは、今は、続けたいと思うからここにいるけど、
このツアーが終わったら、
やめた、ってなるかもしれないし
また変わっていって、辞めた奴らが戻ってきていつの間にか増えてるかもしれないし。
変わり続けるから

この先どうなるか、今の俺たちには全くわからない。
だから、ブラッドスミスツアーに来てくれた皆も、
今この時をめいっぱい楽しんで、
何か感じてくれたらいいな、と思います。

…羅生門での健太郎君、わたし好きだな。

続けようと思う人たちは、ぎりぎりのとこで踏みとどまっていて

いろいろ、いろいろ、胸がいっぱいになるライヴでした…。

ライヴ後、健太郎君と少し話した。

(元MUSTANGのドラム)ふとし君に、こないだ久々に函館で会った。
よろしく言ってたよ。

あ、そう、ふとしから電話入ってて…

いつ?あ、じゃ、それ、わたしと話した後だ。

お京さん、知ってる?
俺、ブローバックやめたの…

うん。聞いてるよ。
ふとし君に言ったら絶句してた。
似たような時期に…って。
MUSTANGはやめたけど、普通にライヴ来て、
宴会準備も手伝ってたよ。
嬉しかった。
羅生門、見たがってたよ。
北海道では、やらないの?
良かったら、電話してあげて。

うん。ツアー終わったら電話する。
北海道は、太鼓入るライヴハウスないんだよね。
祭りでやるか。

俺も誰とも全然会ってなくて
とにかく5月から羅生門が二人になっちゃったから、
なんとかしなきゃ、って必死で、
もうよそのバンド見に行く余裕なんかなくて…

二人羅生門、良かったよ。
あれ以上、削ぎ落としようがなくて。

うん。二人だと、全部見えちゃうでしょ。

うん。そこが良かった。
聴けて良かったよ。


…羅生門の音は、わたしにとって、解毒剤。
健太郎君もそうだ。
フラットでまっとう。
いつだったか、UNIT21とたっつと4人で家族の杯を交わした頃と、
変わってない。
何もかも変わっていく中で、その、基本の立ち方は。

北海道の話なんかしてたら、なんかきゅんきゅんしてしまった。
思えば遠くにきたもんだ。
ふとし君は元気かな。
たっつはどこにいるのかな。
函館どころか、新潟までがセンチメンタルジャーニー?
何を見ても、極寒の日々を思い出す。

変わっていく。変わっていく。
わたしも変わりながら、ここにいる。

なんだか気持ちがやわらかく、まあるくなって、

今日はカテーのジジョーでどうしても新幹線最終で帰らなければならなかったのですが、
飛び乗る前にハイボールとおつまみセットを買い、
今、車内でひとりで宴会してます。
変わり続ける、踏みとどまる、動く、
すべての友に、乾杯を。
No.1156 - 2015/09/19(Sat) 23:08:16
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