08924

diario al viento

でぃありお・ある・びえんと
2015/1 メール変更しました。vientomustang66、@マーク以下はexcite.co.jpです。
2006/8より、「風の航海日誌」の更新は止まっています。
こちらには時々出てきます。

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新潟にて、2014年6月5日 / お京
煮詰まると、わたしは絵を見たくなるらしい。
ただ、頭をカラッポにして。

片目の視力を失う前も、決して眼はよくなかったし、
どちらかと言えば、視覚より聴覚にのめり込む質だった。

それでも、日常の中、たとえ充実した日々であってもだんだん自分に溜まってくる澱がうっとおしくなると、
わたしは無性に絵が見たくなる。
ひとり、黙って、絵が開く窓に意識を飛ばしたくなる。

一日、仕事を休んで、
新潟市美術館で6月8日まで開催されている、
洲之内徹と現代画廊-昭和を生きた目と精神-
を見に行った。
美術展への遠征は、以前、広島まであい(雲へんに愛)光(みつ)展(そう言えばこの画家も、わたしは洲之内徹のエッセイで知ったのだった。)を見に行って以来かと思う。
遠征したいライヴがあれば、美術展+ライヴで新潟にと思っていたのだが、
見たい!と思うライヴがないままに会期が終わりそうだったので、
あえて平日にふらっと行ってみた。

最初は自分でも、
わざわざ足代かけてそのためだけに行くもの?と思ったけれど、
行ってみたらやはり大正解だった。

心が、しん、としたのだ。

ぼうっと、ただ、見るだけ、の時間は、久しぶりだった。
心が、風に吹かれてるみたいだ。

個々の絵自体の話は書かない。
洲之内徹が「気まぐれ美術館」シリーズでさんざん書いているからで、興味がある方はそちらをご覧ください。
たぶん、新潮文庫あたりから出ているはず。

「気まぐれ美術館」シリーズ、
どちらかと言えば西洋一辺倒だったわたしの眼を日本の絵にも向けさせてくれた、数々の文章。
おかげで心の窓がずいぶん広がった。

フラメンコに「アフィシオナード」が、
ライヴにコアな聴き手が存在する(した)ように、
絵の世界には「目利き」が存在する(した)のだということを実感する。
この三者は、見方はシビアだけれども、同時に良い瞬間に心底酔える連中だと思う。
だからわたしは、彼の文章が好きなのだろう。
洲之内コレクションを収蔵している宮城県立美術館にも、
極寒ツアーか何かのついでに足を運んだことがある。
だから、何枚かはお馴染みで、
「ただいま」と言いたくなった。

今回の展覧会は、画廊主であった個人が、自分の気に入った絵ばかり手元に残した「洲之内コレクション」をベースに、
コレクションに入っている画家たちの作品をプラスしたもの。
さらに新潟市美術館では、
収蔵品から、洲之内コレクションに関わる作家の絵や、気配が通じる作品を集めて企画展をやっていたので、
通しで見るには、かなり濃密。
絵から絵に、前の持ち主の視線が感じられて、
なんだか妙に肉感的な展覧会だった。

本当は一度にせいぜい数枚ずつ、ぼうっと見ていたい絵たちがずらっと並んでいる中を
息を潜め、足音をしのばせて、夢の中のように泳ぎまわった。
あちらへ、こちらへ、あてもなく。

あてもなく、どこへ行くのだろう?

ずうっと、一期一会、という言葉が頭に響いていた。
今日出会い、もしかしたら残りの生涯、二度と目にすることはないかもしれない絵たち。

惹かれるものがある展覧会では、いつもそう感じる。
一度だけ。

でも、本当は、生きることすべてが一期一会だらけなのだ。
普段はそれをあまり感じないようにしているだけ、感覚を鈍らせているだけ。

並んだ絵は、みんな誰かの一期一会。
生きる中、瞬間を切り取って定着させたもの。
そんな絵は、わたしまで、一期一会に引き戻す。
それがわたしの、日常の澱を吹き払う。

機会があれば、またね。
なかったら、さようなら。

気がつくと、わたしは、ちいさなつむじ風が翻る、曇り空の新潟の街を歩いていた。
No.1124 - 2014/06/05(Thu) 16:30:11
光に向かって / お京
4月、師匠が、脳梗塞で倒れた。

先輩(ケータイなし)からの留守電を聞きそびれたわたしは、
知らずにホームのお部屋に伺った。
もぬけのからで、ドキッとした。
後日、先輩からの電話で、
別の病院に入院されたと聞いた。

それから2ヶ月足らず。
退院され、リハビリも順調と。
さすがに、まだギターは無理だけれども、
わたしが先月、マージナルの広島に行った日には、
茨城から上京した生徒に
リハビリ室でファルーカの稽古をつけた、という。

御歳90余。
なんという回復力。

今日、残業の後、久しぶりにご挨拶に伺った。
右半身が軽く麻痺しているとのことだったが、
ご自分でお箸を持って、食事もされている。
言葉は多少不明瞭だけれども、聞き取れなくはない。

わたしが部屋に入り、ご挨拶すると、
両手でしっかりわたしの手をつかんでおっしゃった。
いつ練習来れる。
明日?明後日?

やせ細ったお顔に、昔より大きく見える目でまっすぐ見据えられて、
はっと胸を突かれた。

師匠は、そのために高速でリハビリしたのだ、と。

身体伝え、存在伝いにしかつたえられない、
踊り、というもの。
まだ、伝えたいことがある、と。

かつて、舞台でCENSOREDたら本望、という葉書を受け取ったことがある。
娘を産む前後、
わたしが、家庭の事情でしばらくフラメンコから離れていた頃。

その頃と、何も変わっていなかった。
踊りながらCENSOREDたら本望、という気迫は。

弟子は、師匠を越えなければならないのだっけ…?
不肖の弟子だな、わたし。
この、やせっぽちの老人には、
今でも驚かされ続けてる。
No.1123 - 2014/06/03(Tue) 21:10:31
マージナル@横浜Club Lizard、2014年5月28日 / お京
マージナルツアー、楽しかったなぁ。
まだ、余韻が抜けません。

マージナルのファイナルは横浜。
都内でがっつり仕事した後の石川町18時スタートにはとても間に合わず。

途中からだったけれど、行って良かった。


娘にマージナルのCD聴かせたら泣いちゃったので、
大学の講義をサボらせて(笑)一緒にライヴへ。
マージナルは、じかに見てほしかった。
あなたの知らない、こんな場所、こんな生き方がある。

娘、大きくなってからは初めてのPUNKのライヴだったにもかかわらず、
最前列かぶりつきで、わたしと並んで踊ってました。
見てたひとに、
全く同じ踊り方するからすごく可笑しかった、と笑われました。

良いライヴでしたよ。
アコギのジャックが壊れて(たぶん)、
アコースティックライヴのパートでは、マイクがギターなしで歌って

動き方が、めっちゃきれいなんだよね。
ギター持ってる時もそうだけど、
持ってないとなおさら際立つ。
無駄のない、うつくしい動き。

去年の秋、ムーンステップでの上映会で初めてマイクを見たとき、
まず目を見張ったのが、その、しなやかな身のこなしだった。
日々、しなやかに身体を使いこなしている人にだけできる、その、動き。

名残惜しかった。
アンコールも、アコースティックギターが使えなかったので、
バンド編成で5曲ぐらいやって

諦めずに、出来ることを誠実に続けることは、
なんて、他人にまで勇気を与えるんだろう。
マージナルのツアーのおかげで、
わたし、ずいぶん元気になりました。

音楽は、人間だなぁ、と、あらためて痛感。


ライヴ後、アンティックにもはるばるインドネシアから来ていたお兄ちゃんたちが、
はにかんだような笑顔で

マージナル、好き?と。

大好き!彼らはグレートよ!
と答えました。
話す時の、少しシャイな、それでも人なつっこい感じが、
ものすごく、ほっとしました。

普段は、余計な鎧を着すぎているのかもね。
わたしの場合は、ただ、音楽だけが、
わたしを武装解除してくれる。


帰りしな、マイクに

またいつか日本に来てね!
と言ったら
機会があったら。
インドネシアに来たら、僕らの家は君の家だ、と。

ありがとう。心から。

良いツアーでした。
興奮、さめやらず。

娘も、
ライヴハウスもPUNKのリズムもすごくしっくり来る、
心臓の鼓動だ、
すごく懐かしい場所に戻った気がした
…と言うので、良さげなライヴには、時々、誘ってみようかと。

彼女は、大学の友達にも、マージナルを勧めまくったらしい。
こうやって、生身の口伝えに広まっていく。
音楽って、そういうもんじゃなかったかしら?

昨日、娘が、ふと、言った。
同じ空の下のどこかで、誰かが、マージナルのうたを歌ってると思うと、勇気が出る、と。

そんな、不思議な明るさを放つバンド。

彼らが、同じ今を生きていることに感謝します。
No.1122 - 2014/06/02(Mon) 20:33:28
マージナルツアー@新宿アンティノック / お京
マージナルin PUNK ADDICT…
最初、この日は、行き先にさんざん迷った日だった。
名古屋ではSYSTEM FUCKERがレコ発だし、
近場なら渋谷でノッカーズとインランパブリックス。
全部、大好きなバンド。

…が。マージナルを聴きたくて、ものすごく久しぶりに、PUNK ADDICT@新宿アンティノックに行きました。
お京さん、豊田行かなかったの?
と笑われました。

しかも、遅刻魔のわたしが、トップのTHINK AGAIN(隠れファンです)聴きたくて走った。
アンティノックのライヴに最初からいることすら新鮮(笑)
そしてTHINK AGAINのライヴは、いつだって背筋が伸びる。
ストイックで豊かな音。
若々しい、きりりと男前の音だと思う。

マージナルのライヴ、わたしが見たどの日も、
マージナルを聴きたい!
というお客さんでいっぱい、
そもそも最近、こんなにお客さんが集まったPUNKのライヴ自体久しぶりだ。
やっぱライヴはお祭りじゃなきゃ!
久しぶりに会う顔。初めてみる顔。
このワクワク感。誰も彼も笑ってる。
これよ。ライヴってこうじゃなかった?
日常の垣根を取り払い、その場に溶け合う。

折しも今日は、花園神社のお祭りで、
御神輿がアンティノックのそばまで来る。
無問題の未来男君たちが、凛々しい法被姿で登場。

マージナルのマイクも、御神輿、担いでみたそうだ。
曰く、
「すごく重かった!
でも、女性たちがいっぱい担いでて、
女性たちは強かった!」


アンティノックに戻る。
PILE DRIVERも、わたしはすごく久しぶりに聴いた。
彼らは、変わらない。
特に、イチロー君の歌。
彼には、今日みたいなイベントが本当によく似合う。


マージナルの出番は、例によって中盤。
インドネシアから来た若いお客さんたちが最前列に陣取る。
ああ、本当に好きなんだなぁ。
今、この時のその音が聴きたくて、海を越えてしまう。
覚えのある感覚。共感で、胸が熱くなった。

メンバーが次々ステージに出てくる。
客席はもちろん、舞台の袖も、
バンド連が鈴なりだ。

めちゃくちゃ、緊張
と、ステージに立ったマイクが言う。
「ゼンゼンダイジョブ!」「ゼンゼンダイジョブ!」
客席から声が飛ぶ。

そして始まったライヴ。
決してあきらめない闘いの歌でありながらすべてを包み込む、
懐の深いあたたかい音が流れる。
うた自体の持つ、力。

正直に言うと、わたしは、「ポリティカル」を前面に押し出した音楽は、あまり好きではない。
だからわたしは、自分をPUNKとか思ったことがない。

嫌いなのだ。
窮屈と感じるものは。

音楽は、どこの誰が何を歌おうと、音楽だ。
これほどアナーキーなことがあるだろうか。

仲間って、何?
自分の心を揺らすことができるものはいつだって、
わたしが理性でコントロールできる領域外から来る。

国も、主義主張も関係なく、それぞれが自分の身の丈で切実に受け止めることが出来るうた。
どこか遠くの、貧乏で問題だらけの国のことを歌ってる歌じゃない。
他人事じゃない。
底に流れるものは、切実に、わたし自身にも通じるものだ。


…が。マージナルマジック(たぶん)
ライヴ丸ごと、楽しかった。

マージナルの凄いとこは、
自分たちが凄いだけじゃなくて、一緒に出てるバンド、果てはお客さんまで、
元気に、オープンマインドにするとこ。

ポジティブ、って、こういうことなんだな、と。

マージナルの出番は中盤で

アンコールかかってアコースティック編成になって
それだけでもグッときて幸せなのに

彼らはあたり全体を明るくする。

トリはガバメントだったのですが

客席で、本当に楽しそうにノッてる連中、場全体の空気がよくなる。

ボブ、ダイヴするし

今、ここに生きている、ということが
いかに得がたくありがたいことか。

最後は、マージナル以外の出演バンドのメンバーでPUNKカバーセッション、
1曲めはディスチャージ、そして最後は、編成を代えて
「皆で歌おう!」とGod Save the Queen。
皆、思わずステージ飛び込んでコーラス。
なんだかんだ、皆、好きなんだなぁ♪

なんか、今まで、わたしなりにせよ、PUNK好きで良かったなぁ!と
心から思いました。

帰りしな、マイクに、
あなたたちのうたは、わたしたちにエネルギーをくれる。ありがとう。
と言ったら、
あなたたちも、自分たちにエネルギーをくれる。お互いさまだよ。と。

心から、彼らを目の当たりに聴けて良かった、幸せだと思いました。

帰り道。言葉と感覚が通じそうな友人たちに、
コーフン覚めやらずで、酔っ払ったようなメール。
伝わりそうなひとに言いたい、という、
ただのお京のワガママです。ごめん。

今を共に生きてる人たちに感謝。
また、ライヴで。
No.1121 - 2014/05/27(Tue) 22:21:43
マージナルツアー@広島ライヴカフェボーダー、2014年5月21日 / お京
2014/5/21(水)[Howling Communication vol87]
@広島ライヴカフェボーダー
(1)ESPERANZA
(2)MARJINAL
(3)NEVER AGAIN
(4)Origin of M
18時からワークショップ、ライヴスタートは20時頃

わたしが通い始めて以来最高のひとつ!という楽しさでした。
来るんじゃないかなと期待してた九州勢は遊びに来てなかったけど、お客さんも結構いて。
おまけにわたし、うかつにも、Origin of M復活をノーチェックだったのです。
四日市のライヴでチラシ見て、急に午後休を取って行ったので、週の残りは残業でしたが、なんちゃあこたぁない。
行って良かったです。

originのガイ君、ESPERANZAでもベース弾くし(しばしのピンチヒッターらしい)
わたし、ガイ君のパワフルではずむようなベース音、大好きなので、
嬉しいサプライズでした。

マージナルがふたつめ。
前もって受付で、「ルカ・キタ」の日本語詞を配ってた。
ライヴは例によって、前半フルバンド(ドラム、ベース、ギターヴォーカル、ジャンベ2人)、
後半はドラムがアコーディオン、ベースがウクレレに代わるアコースティック編成で。

彼らのライヴ見ていて、やっぱ自分はアジア人なんだなぁと思う。
なんだか心底ほっとするのだ。
久しぶりに会う、懐かしい友のように。
PUNK自体は、欧米からのものだけれど、彼らの音の手触りは、なにかもうひとつ違う。
ざらざらトゲトゲしていない。
誰よりもリアルに闘っているのに。
プロテストソングが、あたりまえに美しい。
なんてしなやかで、晴れやかで強い抵抗なんだろう。

彼らの歌は、ネットやCD中心に広がっていく音楽とは違って、
たとえ作者不明になっても、
ずっと、口伝えで歌い継がれて残っていきそうな気がする。

バンド編成でやった「ルカ・キタ」は、大合唱になった。
そして、アコースティック編成のあとにかかったアンコールも、マイクが
「また皆で歌いたいから」
と「ルカ・キタ」

きっと一生忘れられない、美しい晩だった。

その後NEVER AGAIN、origin of Mだったけど、
相乗効果でどんどんノリが良くなってく、ライヴ全体でいいなぁ!って晩。

特にNEVER AGAINのにっしん君、マージナルに歌心刺激されたみたいで、
あ、NEVER AGAINって、実は歌モノバンドだったよな、と再確認。
にっしん君の声は、無防備なまでにまっすぐ。
子供の叫びが持つような力、胸を突く。
すごくしみわたるライヴでした。

origin of Mは復活2回目、NEVER AGAINのドラムが叩いていて、ベースはお名前わかりません。
10曲+アンコールのフルステージ、久しぶりに聴けてすごく嬉しかった。
広島でoriginで盛り上がらないわけがない!
これからの活動に、めちゃめちゃ期待します。

***

その後、ドラムやジャンベやアコギやマイクのあるバーにガイ君たちと繰り出し

移動中も、広島勢から、さっき聴いた歌が自然にわいて、合唱になる。

わたしが座ってるソファの背もたれにマイクが座ってアコギかき鳴らし、
その横でボブがウクレレ弾いて、
もう、めっちゃぜいたくな時間でした。

ガイ君やにっしん君が、
アコースティックギターでフールズや村八分を歌い

ルカ・キタを何度も日本語で合唱し。

皆で、坂本九(スキヤキ)やドラえもんを合唱…
タケコプター、が通じるのにビックリ!
さらに子供の頃大人気だったとかで、快傑ライオン丸の主題歌を歌ってくれたけど、わたしとガイ君しかわからなかった(笑)
しかも久しぶりすぎて、ふたりとも歌えんかった。

マイクに、
中野も四日市もいたでしょ。
メンバー皆、「わぉ!」って感じだったよ。ありがとう、と。

あなたたちの音楽がいいから来たのよ。
と心から言いました。
あなたたちの歌は、わたしたちの魂を元気にする、と。

あなたは心から音楽を楽しんでいるのが見ていてわかるよ。
来てくれて嬉しいよ、とマイク。

そう言ってもらえて、素直に、ものすごく嬉しかった。

あれだけ大変な国から来てるのに、
その中で生き抜いてきた、めちゃめちゃ強い人たちなのに、
それでいて、なんて、子供みたいに素直な、素敵にキュートでチャーミングな人たちなんだろう。
すごいなぁ。

インドネシア語、勉強しようかな(笑)
わたしミーハーだなぁ、でも、久々に、語学勉強したい気分。

音楽バカ共の、最高にハッピーな晩でした。

朝、始発で仕事場に戻り、
残業しましたが、楽しかった勢いそのままで仕事してたので、苦にならなかった。

気分爽快、ハッピー!
完全復活した感じ。
沖縄も行きたくなってしまいましたが、さすがに自粛(笑)


…この感じ。フィンランドに行った時に感じたのとそっくりだ。

こういう場でなら、わたしめちゃめちゃ素直になれる。
いい音楽があれば、世界中どこでも、
お京はお京でいられて、
音楽を真剣に愛する人たちと、気持ちを通い合わせることができる。
自然に、素直に。

大好きなものを
死ぬまで大好きでいられたら、
なんて幸せな人生だろう。

やっぱり、音楽に、PUNKに出会えて、好きになれて、良かったと思う。

マージナルには、心から感謝。
わたし、大好き!をエンジンに生きる人間だったんだな。
我に返った感じ。
原点回帰、でもあと戻りではなくて、自分の根をしっかり持つための。

彼らがそこで生きているから、
インドネシアで起こることは、他人事と思えなくなってしまった。

そういう、自然な「好き」のネットワークが世界中に広がれば、誰が戦いたいと思うだろう?

閉じてしまうと、そんなネットワークは育たない。
閉じることは、ラクかもしれないけど危険なこと。
見える世界が狭まるから。

そして、わたしを開いてくれた最高の鍵のひとつは、ライヴでありPUNKだった。

マイクが、打ち上げで、あなたにとってPUNKって何?と訊かれて真剣に答えていた。

20年ぐらい前に初めて欧米のPUNK聴いて、
すごい!こんなこと言っても殺されないんだ。
こんなことを歌う自由があるんだ、って思った、と。

出会えた人たちと、同じ時代を生きていられて良かった。

PUNKとは何か、みたいな大層なことは、わたし、言えやしないけど、

放り込まれた状況の中で最善を尽くそうとする生き方が、わたしにとっての、PUNKなのかも。
かたちも言葉もやり方も年齢も関係なく。

気が付いたら、わたし、マージナルだけでなく、
しんちゃん、ガイ君、あゆみさん、客席の皆含めて、
このツアーに関わる人たちに、勇気と元気をいっぱいもらってた。

感謝。めっちゃ感謝。
地に足のついたまっとうなPUNXに、心からの愛とリスペクトを。

なわけで、幸せな日々です。

マージナルツアー、今日は新宿アンティノック、出演は20時から。
最終日は、横浜(石川町)クラブリザード、18時開演です。
No.1120 - 2014/05/25(Sun) 18:46:58
明日2014/5/21のマージナルは / お京
2014/5/21(水)[Howling Communication vol87]
@広島ライヴカフェボーダー
MARJINAL、Origin of M、NEVER AGAIN、ESPERANZA
18時からワークショップ、ライヴスタートは20時頃です。
No.1119 - 2014/05/20(Tue) 20:54:06
MARJINAL JAPAN TOUR "Rencong Marencong" / お京
MARJINAL JAPAN TOUR "Rencong Marencong"

2014/5/16 (fri)MOON STEP 8TH ANNIVERSARY!!!!!!!!
CHEERIO presents:ジャカルタパンク・マージナルLIVE初日
@中野ムーンステップ
(1)CHEERIO、(2)ROCKET、(3)JABARA、(4)FORWARD、(5)MARJINAL
OPEN 17:00/START 18:30 adv \2.000/door \2.500+1D ORDER
オープンからマージナルのメンバーによるワークショップ

2014/5/17(土)豊田 橋の下音楽会

2014/5/19 (月) [SOUND HERESIES]MARGINAL来日!
@四日市VORTEX
(1)SACHIYA ONE MAN BAND、(2)ROCKET(東京)、
(3)MARJINAL(ジャカルタ)
OPEN 19:00/START 19:30
CHARGE \1500(18歳以下無料)

2014/5/21(水)[Howling Communication vol87]
@広島ライヴカフェボーダー
MARJINAL、Origin of M、NEVER AGAIN、他

2014/5/24(土)[南島プラクラスタ2]
@沖縄PLaYer'S CAFE
MARJINAL、iYA BASTARDS!、JACK The NICHOLSON'S、R.A.G.S.、Shocking桃色、Funnynoise、MADOVER、BIRDHELMS
Open13:00-21:00

2014/5/25(Sun)【PUNK ADDICT! vol.74】
@新宿アンティノック
EXTINCT GOVERNMENT / HAZARD / マージナル / VIVISICK / PILEDRIVER / LIFE
DJ:IZUMI(THE SLOWMOTIONS)
17:00 17:30 1900 yen 2400 yen

2014/5/28(wed) Fade-in & Micro action pre.“MARJINAL Japan tour”
@山下町clubLIZARD
MARJINAL(Jakarta), PILEDRIVER, FLIPOUT A.A、Systematic Death

***

MARJINALツアー、ものすごくいいです。
初日、我知らず感動して泣きました(笑)
自然に、心に入ってくる音でした。


前半、ジャンベ二人入ったフルバンド編成もかっこ良かったけど、
後半、そのままドラムがアコーディオンに、ベースがウクレレに、ギターがアコギに変わったストリートバンド編成もじーんと来た。

歌の持つ力。のびのびと晴れやかな音で、すごく、パワーをもらいました。

そんなわけで、お近くのライヴにはぜひ。

で、わたし、今は四日市からの帰り道の夜行バス。
もう眠くて限界、お休みなさい。
No.1118 - 2014/05/20(Tue) 00:40:33
BARBARIAN BOOGIE TOUR後半 / お京
昨日、あやふやだった後半の日程です。

5月3日@高知カオティックノイズ

5月4日@松山JETT

5月5日@尾道B&B

5月6日@神戸108

初日東京、中野ムーンステップが楽しすぎて、
結局、ツアー二日目新潟ウッディにいます(笑)
これから、トリのOOZEです。

二日目も楽しいよ!
お近くの方はぜひ!
No.1117 - 2014/04/29(Tue) 20:58:59
BARBARIAN BOOGIE TOUR:マサカリ(和歌山)&OOZE(大阪) / お京
本日まさに開始、9日間休みなしのツアーです。
初日、めっちゃ良かったので、お近くに行くようでしたら是非!
個人的にはOOZEのリズム隊がめっちゃツボです!
マサカリ共々、気持ち良いリズムにあふれてるので、音楽でハイになりたい方はぜひ!

2014年4月28日(月) [BARBARIAN TOUR-中野MOON STEP編-]@中野 MOONSTEP
(1)SHORT FUSE、(2)Naughty Devilz Trio、(3)AKUTARE、(4)WATER CLOSET、(5)OOSE(大阪)、(6)マサカリ(和歌山)

4/29(tue.holiday)[無政府やらんか-BARBARIAN BOOGIE TOUR]@新潟ウッディ
マサカリ(和歌山)/OOZE(大阪)/EVE/KLAXONS
o 18:00/s 18:30  ¥1700/¥2000(+drinkcharge¥300)

04.30(Wed) @長野FAME
BARBARIAN BOOGIE tour 2014絶倫フラストレーションGIG!!vol.36
インランパブリックス、マサカリ(和歌山」)/OOZE(大阪)
Open: 19:30 / Start: 20:00 Adv: 1,500yen / Door: 2,000yen

2014/5/1(木) at VORTEX 百夜雷陣:END OF SEEDS企画
OOZE(大阪)、鉞 (和歌山)、END OF SEEDS
OPEN19:00 / START 19:30 CHARGE \1,500(18歳以下無料)

5月2日(金曜日) 鉞 & OOZE BARBARIAN BOOGIE TOUR 2014 京都編 @京都ソクラテス
マサカリ、OOZE、SOBBED、CONSTRiCTED
Opne 19:00/Start 19:30 Adv.1,500yenDoor. 1,800yen

5月3日@高知カオティックノイズ

5月4日@(ごめんなさい愛媛だったかな?とにかく四国)

5月5日@尾道

5月6日@神戸

ごめんなさい、後半あやふやなのは、
実はちゃんとチェック出来てなくて、ライヴの合間に鉞に訊いたからです。
いらっしゃる方は、ぜひ各自ご確認ください。
No.1116 - 2014/04/29(Tue) 00:15:43
極寒ツアー2014 / お京
極寒ツアー2014は、土曜日2月8日に終わりました。
始まるまでは、実はそこまで期待もしていなかった
(良いには違いないけど、全部回ろうなんて思ってなかった)
けど、始まってみれば実に楽しいツアーで、
結局、全部行きました。

去年後半、ライヴせずに曲作りをしてたBLOW BACK、ツアーで2曲ぐらい新曲を披露。
「命に踊らされるのか、
踊っているのか。
踊ろうぜ!」とパイン君が客席に呼びかけてはじまる新曲、Dance。
BLOW BACKは、本当にぶれない。
生きたライヴが楽しく、いとおしくて幸せだった。

でも、もっと参ったのがMUSTANG。
去年よりずっと、「今のMUSTANGはこれだ」になってた。
ますますバンドとして、のびやかな音になった。
全身で受け止め、全身で笑った。

三日目の横浜(@関内BBStreet、この日はMUSTANGのライヴ中、客席最前で踊りまくってるYOUさんがすごく素敵でした)のライヴ後、
ドラムのひとし君に、
これはこれで、ありだと思えた。
と言ったら、
どういうこと?
って訊かれた。

今のMUSTANGは今のMUSTANGで、いいと思えた、ってこと。去年より、ずっと。

ひとし君の目が笑う。
お京さん、やっと笑えるようになりましたもんね。

こいつ…!(笑)
ライヴ中によく見てるなー。
MUSTANGのドラムは、正規だろうがヘルプだろうが、
喰えないヤツと決まってるのかも。

でも、ひとし君の言う通りだった。
そう。去年は、わたし、
ひとし君が叩くMUSTANGの未来があるなら、見てみたいと思う、と言えただけだった。
でも、いつのまにか、MUSTANGのライヴ中に、また、心から笑えるようになってた。
ツアーの対バン目当てでも、ツアー先のライヴハウスとお客さん目当てでもなく
(白状すると、去年の極寒は、行き先と対バンで遠征を絞った)
純粋にツアーバンドが聴きたくて極寒ツアー回ったのは、
たっつ君がいた最後のツアー、2011年以来初めてだった。


最後から2番目の仙台のライヴ(2月6日@仙台バードランド、NAKED YEGGSのレコ発。なんと鈍行列車を乗り継いで豊橋のゴマちゃんが来ました!さすが)の後、
知らない女の子が
「人違いだったらごめんなさい。もしかしてMUSTANGのDVDとかで前で踊ってるひとですか?」と。
はい(笑)
「後ろから見て、あの動きはきっとそうだと思いました。
めいっぱい楽しんでる感じで、こっちもテンション上がりました!」

・・・客冥利に尽きる。
そして、極寒のお京がいつのまにか復活したのだな、と嬉しかった。


冬の函館は、不思議な場所。
まっしろな雪道で、歩く以外何か考える余裕もなく、ひたすら歩いているうちに、我に返る。

函館は、なんだかんだ言って、わたしの人生を変えた場所。
函館に通ううちに、わたし前よりずいぶん心がやわらかくなった。
前より、不器用であることに引け目を感じなくなったし、肩の力がずいぶん抜けた。
そして、自分の好き!に対し、素直になった。

最終日、冬場の小屋に車なしで行くのは、やっぱりちょっと大変でした。
車ばかりで人が通らない道、歩道が固まった雪の吹き溜まりみたいになってて、雪の中から頭出してるガードレールにつかまりながら、どうにかたどりつく。

皆、東京が大雪だったから、最終日にはわたしが来られないと思ってたらしい。

来るわよ!極寒だから!
とまた言える日が来るなんて思わなかった。
心から、そう言えて良かった。

ただいま、極寒ツアー。
わたし、どうやらまた、あなたたちと旅が出来そうだわ。
いつかBLOW BACKの健太郎君が言ってくれた、「極寒ツアーとセットのお京」が戻ってきた感じだった。

たっつのリズムは、今でも恋しい。
MUSTANGとは関係なしに、
いつかどこかで笑って会えたらどんなにいいかと思う。

でも、それはそれとして、
動くことをあきらめない今の極寒メンバーたちと共に、また、これからも、冬の旅を続けたい、続けられる、と思った。

ただいま、MUSTANG。
結局、わたしやっぱりお京なんだな(笑)
ここにいるよ。

なんだかとっても、胸いっぱいになるツアーでした。
No.1115 - 2014/02/11(Tue) 10:01:46
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