このまえ知り合いから聞いたのですが、 矢代秋雄の「荒武者の踊り」がついにCD化されるらしいです。 ピアノの編曲のやつだそうです。 これって伊福部先生の影響がモロ出ているやつですよね。 年末発売予定だそうです。 ピアノを弾いているのは、芸大の博士課程を矢代作品の演奏・研究で博士号取得している赤井裕美という人だそうです。 なんかほかにも24のプレリュードとか世界初録音のものも入っているみたい・・・。 気になります。 |
No.2951 2007/12/13(Thu) 01:30:23
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すごいですね!
こんな感じのようです。
矢代秋雄(1929-1976):ピアノ作品集 ピアノのためのソナチネ(1945)(3楽章) 24のプレリュード(1945) 夜曲(1947) 荒武者の踊り〜舞踊劇『吉田御殿』より(1949) ピアノ・ソナタ(1960、1961) プレスト/ピアノ・ソナタ〜第3楽章(初演時の断片) 子供のための小品より いたずら(1963) おすまし(1963) むかしばなし(1972) じゃんけんとび(1972) 桐朋学園高校理論ピアノ初見曲(1976) 桐朋学園ディプロマコースピアノ初見曲(1976) 桐朋学園大学理論ピアノ初見曲(1976)
夭折した天才作曲家、矢代秋雄(1929-1976)。晩年は様々な音楽大学で教鞭をとっており、あの池辺晋一郎やあの鈴木雅明も師事していた。突然の死から今年で31年が経ち、今までもピアノ協奏曲や室内楽作品、ピアノソロ作品の録音はいくつかリリースされているが、これは矢代の少年期から晩年までの作品を網羅した、矢代の真価をあらためて問う一枚。 まず、彼が15歳のときに作曲した「24のプレリュード」。すでに15歳にして非凡の才能と作曲の技術を身につけていたことを実感させる作品で、どれも1分弱と短いながら、旋法を用いた曲、日本風の情緒たっぷりの曲、メンデルスゾーンを髣髴とさせる曲、矢代独特のリズムの効いた曲など、実にヴァラエティ豊か。若くしてすでに、壮年期の作品に通じる内容を備えた作品を書いていたことに驚かされる。最終曲は規模も大きく、テクニック的にもかなりの難曲。矢代が、作曲だけでなくピアノにも非凡な能力をもっていたことを実感する。矢代は、自分の気に入らない作品の楽譜はほぼすべて破棄してしまったというが、この24のプレリュードは、草稿の状態の楽譜を生涯にわたって大切に保有していたことからも、矢代のこの作品に対する自負がうかがわれる。「荒武者の踊り」は、矢代が東京音楽学校に入学後間もなくして管弦楽法を師事した、伊福部昭の作風が濃厚に見受けられる作品。この曲が収録されている舞踊劇「吉田御殿」は、管弦楽のために書かれた作品だが、この「荒武者の踊り」は矢代の手によって、ピアノ用に新たに編曲されたもの。グリッサンドなどが多様された、演奏効果の高いエネルギッシュな作品となっている。矢代らしからぬ線の太いアレグロの音楽は伊福部の影響が濃厚で矢代ファンのみならず伊福部ファンも録音を切望していたもの。もちろん「ピアノ・ソナタ」も収録。第2楽章のトッカータ部分もクリアな響きで実に鮮やか。さらに、大原美術館で初演された時の3楽章も収録。これが現行のものと全く違うのに驚き。矢代の不朽の名作「ピアノ・ソナタ」の創作の変遷をみることができる。矢代作品の研究・演奏で東京藝術大学の博士課程を修了しているピアニスト、赤井裕美が、矢代への思いを込めて演奏している。録音:2007年5月18,19日
http://www.aria-cd.com/arianew/shopping.php?pg=39/39newdome |
No.2952 2007/12/13(Thu) 02:02:18
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オーバンのソナタなんてのもやってたみたいですし! 日本の作曲家マニアの希望の星登場?
赤井裕美ピアノリサイタル<矢代秋雄へのオマージュ> Hiromi Akai Piano Recital
(予約問合せは下記までお願いします)
日時 2006年12月6日(水) 午後7時開演 場所 市ヶ谷 ルーテル市ヶ谷センター <地図> 東京都新宿区市谷砂土原町1-1 TEL 03-3260-8621 全席自由席3000円 インターミューズトーキョウ TEL03-3475-6870
プログラム Programme ■トニー・オーバン:ピアノ・ソナタ ロ短調 (1930) 日本初演 □Tony Aubin (1907-1981):Sonate pour Piano en Si mineur
■オリヴィエ・メシアン:火の島 I、II (1950)ー4つのリズム・エチュード」より □Olivier Messian (1908-1992):Ile de feu I, II <4 Etudes de rythme>
■矢代秋雄:24の前奏曲 (1945) 日本初演 □Akio Yashiro (1929-1976) :24 Preludes
■矢代秋雄:ピアノ・ソナタ (1961) □Akio Yashiro (1929-1976) :Sonate pour Piano http://quartiersmusicaux.blog77.fc2.com/blog-entry-4.html |
No.2953 2007/12/13(Thu) 02:04:25
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ちなみに、《荒武者の踊り》は橋本國彦のバレエ《吉田御殿》の楽譜が焼失してしまったのを、弟子だった矢代が《吉田御殿》の初演をした踊り手から口三味線で聴いて再び作曲したという作品。 伊福部だけでなく橋本國彦ファンも必聴の作品です! |
No.2954 2007/12/13(Thu) 02:07:13
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