藤宮史著 木版漫画集『或る押入れ頭男の話』(青林工藝舎刊)
漫画と言えばペンに墨を付けて描くのが一般的だが、筆で描く人などもあったが、現在では製図用のペンを使って描くのが多いと思う。みうらじゅんもその様な事を言っていた。
またデジタルで仕上げになり、昔のような吹き出しのセリフを手作業で貼りこむ苦労は無くなっていった。
この時代に木版で漫画を描こうという作家が現れた。
一点の原稿が木版画であるということは、昔の考えで見るならば贅沢の極みであるが、漫画の祖『リトル・ニモ』が石版画仕様の作品であることからすれば、木版の作品が登場してもおかしくはないのである。
この分だとエッチング仕様の漫画作家も登場するかも知れない。
手に取りたい方は下記アドレスへ。
http://books.rakuten.co.jp/rb/13457397/
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