最初の1時間は、沙流川総合開発事業の40年を、二風谷ダム建設に関わるアイヌ民族問題を軸として、丁寧に振り返りました。当時の地元町長や、ダム建設以前から問題を指摘してきた研究者の証言を交え、たいへん見ごたえがありました。
後半の30分は、貝澤耕一氏を語り部として、容量の半分近くが土砂に埋まった二風谷ダムの現状と、平取ダム計画地の流木、アイヌ文化調査など沙流川の課題と、貝澤氏(NPO法人チコロナイ)の植林活動を紹介。
しかし、後半はインタビュー中心で現場の取材が少なく、論点も「アイヌ」なのか「ダム」なのか「森」なのかがわかりにくく(本当は全てですが)、平取ダムは、もう計画が中止されてしまったかのような説明であり(本当はこれからです)、前半に比べて、やや物足りない印象を受けました。 下流の水害被災住民へのインタビューもありましたが、沙流川のダム問題に対しては、「アイヌ文化への悪影響」「治水行政への不信」の他にも、まだまだ多くの意見があります。
今までの経緯を一度整理した上で、現在一時凍結中の「平取ダム」と、40年にも及ぶ沙流川ダム問題の解決に向けて、より踏み込んだ「続編」を期待したいと思います。 |
No.724 2010/02/08(Mon) 03:52:54
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