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とらんぷ館 中井英夫掲示板
『とらんぷ譚』だけでなく、『虚無への供物』や中井英夫に関する話題、
他にもどんな話題でも遠慮なく書き込みしてください。
常連の方はもちろん、初めての方も大歓迎です!お気軽にどうぞ。

寮美千子「楽園の鳥」 / こま 引用

こんにちは。「本の窓」1月号小学館の「私の編集した本」欄に、宇山日出臣氏が書いています。少し引用。
「この原稿を書いている宇山日出臣君は、中井英夫氏の『虚無への供物』を文庫にするためにM物産を辞め、講談社に入った」
「宇山君が最も苦手とする男女の恋愛小説ですが、極彩色の虚無へのささげものです。」
 この寮美千子「楽園の鳥 カルカッタ幻想曲」講談社ですが、賛否両論があり、私は野心的な失敗だと思いました。寮女史のサイトに出版までのいきさつが公開されていますが、なんとも面白いです。では〜。

No.70 2005/01/04(Tue) 12:35:39

 
Re: 寮美千子「楽園の鳥」 / とらんぷ館主人久世樹 引用

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

情報提供、ありがとうございます。
サイトはこちらですね。
http://d.hatena.ne.jp/ysk/

「この原稿を書いている宇山日出臣君は」とご自身でかかれてしまうところがおもしろいですね(笑)。「T本氏」は竹本健治でしょうか。
初めて知ったのですが、なかなか濃そうな小説ですね。

全然関係ないのですが、ちょっと前にでた本で『漆黒の王子』がおもしろそうです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048735691/qid=1104881951/sr=1-1/ref=sr_1_8_1/249-1053960-7408352

No.71 2005/01/05(Wed) 08:39:35


アドニス版 / 薔薇幻 引用

お久しぶりです。
昨日やっと買い求め、さっそく読みました。楽しんで読めました。が、今の時代との「断層」を感じました。
『凶鳥の黒影』も読んだのですが、気の利いた言葉が思いつかず、書き込みを控えておりました。
とりあえず、読了したことをご報告しておきます。
では♪

No.57 2004/12/12(Sun) 21:53:48

 
Re: アドニス版 / とらんぷ館主人久世樹 引用

お久しぶりです。
アドニス版、「中井英夫」にはない表現が多く、少々戸惑ったのはあります。が、それはそれとして、プレ「虚無」を十二分に楽しめました。

『凶鳥の黒影』は本多さんの作品が一番好きかもしれません。当たり前かもしれないけど、本多さんの「中井英夫」像が一番しっくりきます。意外と「中井英夫」を主人公にした作品が多かったのですが、やはりそれぞれの作家のバイアスがかかっていて、微妙に違う気がしてしまうのです。その辺、本多さんの「中井英夫」は非常に素の「中井英夫」が出ているように感じられました。

次に有栖川有栖の作品が好きです。リアルだから。ちゃんと今の時代に即してますからね。生意気にも「この人は中井英夫をわかっているな」と思いました。
有栖川さんは火村シリーズを何冊か読んだものの、苦手だったのですが、見直しました(暴言連発してますね・・)。

またいらしてくださいね〜。

No.59 2004/12/14(Tue) 01:34:45

 
Re: アドニス版 / 砂子 引用

横からすみませんですが、『凶鳥の黒影』の感想を書かせて頂きたいので失礼してお邪魔します。

私も本多氏の中井英夫像が自分の中のイメージと重なります。晩年も含めた人間「中井英夫」のファンは自然にそうなるのでは。いつも思っていたのですが、本多氏の文章って典麗な文章ですよね。
あ、お誕生日が17日だったのですね。おめでとうございますー・・・って、ここで書いてどうするという気もしますが、ふふ♪
12月17日の誕生花は冬牡丹、花言葉は「高貴」で高貴な文章を書かれるのでぴったりかなと思いつつ。

それにしても管理人さまは命日の呼称といい、本多さんの誕生日といい、色々ご存じなのですね。ちょっと吃驚しましたよ☆

話がずれまくっていますが『凶鳥の黒影』の小説で良かったと思ったのは、竹本健治と津原泰水ですね。

竹本健治は最近の作品の中で一番安心した物、というのが何よりでした。この安心感は高校生の時に読んだ『奇想の復活』(立風書房)の「メニエル氏病」と同質の物で、作家の方向性とか年齢・健康とかをファンが一々心配するのは不遜なんだなあ、と。誕生日に9月17日の誕生花(ヒース)と葛原妙子の歌(スコットランドの 荒地の ヒースとふ匂ひ草匂ふま晝の柱時計より 『原牛』「球」)でお祝いを書いたりとか、そんなくだらない事考えてどうするんだと、読んだ後に自分を嗤いました。

ふと思ったのですが、この花の歌、中井さんが言われていたとしてもおかしくないですね。

津原泰水の「ピカルディの薔薇」は小説として一番面白かったです。最近は実用書しか読んでいなかったので、作り物の世界で遊ぶ楽しさを思い出させてもらいました。

ところでスレッドが違う話で更にすみませんですが、管理人さまの中井英夫の読まずにいるものって何でしょうか。宜しければ教えて頂けますか?

私は「別冊幻想文学 中井英夫スペシャルU」の東雅夫氏のインタビューが読めずにいます。「月光 第9号」の福島泰樹氏との対談では「善知鳥の木切」とか、作家としては書けなくなっているのに「いまも時折手紙をくれる若い読者のために美しい短編のいくつかを」など人間としての美徳が剥き出しになっていてあまりに良いので、東氏のが最後のインタビューかと思うと読むのが怖かったりします。
小説「若い豹への手紙」は『黄泉戸喫』(東京創元社)で読んでしまったんですけどね・・・。

何だか途中、鼻息荒い所があって失礼しました。

No.62 2004/12/21(Tue) 22:28:29

 
Re: アドニス版 / とらんぷ館主人久世樹 引用

お久しぶりです。
レスが遅くなって申し訳ございません。

ファンになった時期によって、やはりそれぞれの「中井英夫」観があるのでしょうね。
僕なんかははじめから「虚無=中井英夫」だったので、「塔晶夫」なる人物はあまりイメージできません
(前回も書きましたが、探偵小説全集の小栗の巻で「お会い」したのが初めてです)。
……などというと、古くからのファンの方には怒られそうですが(苦笑)。

本多さんの誕生日は「彗星との日々」の著者プロフィールを見て知りました。
私事ですが、僕と非常に近くで驚きました……。
花言葉と言えば、虚無でもいくつか出てきましたね。
「黄いろの薔薇は花言葉が良くないのよ。嫉妬とか、不貞とかいって」

竹本健治は非常に好きなのですが、「彼ら」はいまいちわかりませんでした
(タイトルは「黒の検閲」の方が好きだったのですが、
 『黒月物語』と被ったので直前で変更したのかな、
と邪推します)。
「普段の作品と変わらない……。となると『普段から中井英夫のオマージュを書いてる』って意味か?」
と思ったくらいです(汗)。
最近の作品というと……『闇の中の黒い馬』以来ですね。
オマージュ展に行ったときに、『闇の〜』のサイン本を入手しました(ちょっと自慢)。
あとがきも含めて竹本さんらしくて好きな作品です。
ミステリ・マスターズもですが、やはりウロボロスの新刊が待ち遠しいです。
葛原妙子は勉強不足で未読です。
「お祝いを書いたり」というのは、ファンレターをお出しになったことがあるのでしょうか?


僕は他に『黒月物語』と『流薔園の手品師』なんかもけっこうお気に入りです。
『黒月物語』なんかは身につまされるというか……。


未読作品は……あ、気がついたら小説はほとんど読んでいたようです。
文庫の全集の小説は読みましたが、単行本『黄泉戸喫』が未読、
あと『ケンタウルスの嘆き』『香りへの旅』以外のエッセイ・日記が未読です。
先日ヤフーオークションで三一版全集が出品されていたのですが、入札し損ねてしまいました。
……せっかく虚無40周年のラストを飾るすばらしい買い物ができると思ったのに!!
(もちろん僕自身にとって、ですが)
落札した方にその幸運をお譲りしたと思って、またの機会を待ちます……。

「月光」は読みました。メインの登場人物の名前には数字が隠されていて、
塔晶夫も「塔=10」であるというのに驚きました(笑)。
が、中井スペシャル2は「いつかじっくり、時間をとって読もう」と、
もったいなくて全部は読んでません(苦笑)。中井スペシャル1もそろえてから読みたいのもあって(笑)。
スペシャル、以前はよくヤフオクで出品されていたのですが、最近見ないので残念です。

これからも遠慮なさらず、思いのたけを存分に語ってください!

No.67 2004/12/29(Wed) 01:16:12

 
Re: アドニス版 / 砂子 引用

ああっ、レス頂いていたのですね。ありがとうございました。それに、あけましておめでとうございます。新年早々、埴谷雄高情報もありがたいです。(『死霊』+α位しか読んだ事ありませんが、読んでみますー)

云われてみると本多氏の略歴って『プラネタリウムにて』にも載ってますよね。はー、呆けた事いって恥ずかしかったです。そうそう、誕生日が近い、という事は一つお年を召されたという事で・・・おめでとうございますー。>管理人さま

『凶鳥の黒影』の竹本健治は私も解らなかったのですが、その解らなさ加減が往年の竹本節で嬉しかったんですよ。やり口がスマートになったとはいえ。(と、前回云いたかったんです。判りづらく失礼しました)独善的というか、廻りを無視した独りよがりなナルシストぶりというか・・・。そういった所が好きなので。あ、作品であって人間性とかでは無いですよ、勿論。
ファンなので『闇のなかの赤い馬』のサイン本、羨ましいです☆

鼻息荒かった所は、ファンレターというより抗議文的な事を書こうと思ってたんですよ、学園物のシリーズキャラクター(「汎虚学研究会」「牧場智久」)が続いていたので、50才過ぎた作家が学園物ばかりというのが気になってたもので・・・。やめておいて良かったです、『ウロボロス』シリーズで、ファンまで虚実が入り交じってしまった様で阿呆な手紙送らなくて本当に良かったです。

葛原妙子は流布本化している『現代歌人文庫 葛原妙子歌集』(国文社)の選者が中井英夫で、中井の小説の幻想文学的な所に共感している人でしたら風景に既視感を感じられて良いと思います。ただ語彙とか、娘の児童文学者の著作を読む限り少女めいた所が多いので、そういった所が苦手な方にはお薦めできません。

それから、三一書房の作品集のオークションは私も見ていました(笑)いいなあ、と見ていただけなんですけど。
日記とかは読まれてないのですね・・・未読分はつい、勿体ないって思ってしまいますよね。

勝手な事ばかり云わせて頂いて、重ねてありがとうございます。又、お邪魔させて頂きたいです。

No.72 2005/01/05(Wed) 20:01:08

 
Re: アドニス版 / とらんぷ館主人久世樹 引用

お返事が遅くなってすみません。

あけましておめでとうございます。
どうぞ今年もよろしくお願いします。

たまたま本屋で捜し物をしていたら、埴谷雄高の本を見つけまして。
「もしや!」と思って手に取ってみると、見事「虚無への供物」の文字が……。
新年そうそう、非常に嬉しい発見でした
(これで少しは管理人らしく己から情報を発信できる!と……)。
僕も死霊と短編を何編かしか読んだことはありませんが(汗)、
埴谷雄高の独特の世界は非常に好きです。ちなみに麻耶雄嵩も好きです。

最近寝屋川で非常に良い古本屋を見つけまして。
なんと埴谷雄高の本(もちろんハードカバー)が、
格安で売っているのです!(200円とか……)
非常にありがたい限りです。

『プラネタリウムにて』は未購入です。
『彗星との日々』はすばらしい写真集ですね。
流刑者・中井英夫の人間としての生の姿を捉えたところが(と僕は思うのですが)、
すばらしいです。あくまで『中井英夫』という一人の人間の生死を収録した写真集として、
僕の大好きな本です。
『プラネタリウムにて』、サイン本が欲しいなぁとか思ったら、
あら、サイン本、購入可能みたいですね(現在どうかはわかりませんが)。
http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/honda.html

暗黒館のあとがきの若々しさには少し引いてしまったのですが、
竹本健治に関しては「ウロボロス」での「ほげほげ」「どひゃー」とかをのぞけば(笑)、
年齢とかを超越している感があって、とくに気になりません。
僕の中で「竹本健治」は「竹本健治」であって、「50歳」とはイコールではないんですね。
ついでに自慢を。実は僕、「匣失」の裏究極サイン本を所持しております(双葉の……)。

歌人(編集者)としての中井英夫は、ちょっと遠くにいる感があります。
小説家はともかく、エッセイストとしての中井英夫にもまだついて行けてないので、
編集者まで遡ると「ちょっと待ってよ〜」と思ってしまうのです(苦笑)。

『現代歌人文庫 葛原妙子歌集』、よさそうですね。
ちなみに中井英夫はモチーフが結構少女じみている部分があると思うのですが
(批判ではありません)、いかがでしょうか
(逆に影響を与えている、もしくは同系列にある、といえるのかもしれませんが)。
たとえば植物、宝石、同性愛。少女マンガ的モチーフですよね。
そういった意味で、『青髯公の城』なんかは初読は「……?」だったのですが、
今では非常に好きな作品の一つです。
中井英夫の、男性が書いたとは思えない(?)倒錯した世界観は好きですねぇ。


ヤフオクの三一書房、本当にあれは今思い出しても悔しいです!(苦笑)
オノレは何してたんだ〜と怒鳴りつけてやりたいです。

よくある「好きな作家の小説は読んでも、エッセイ・日記は読まない」という奴ではなくて、
単純になんとなく読み逃しているだけで、もちろん今後読んでいきたいです。
文庫(全集)だと厚くて読みづらいので(苦笑)、
ヤフオクで一冊一冊手に入れながら読んでいこうかな、とか思っています。

日記はちらちら読んだのですが、
僕も行ったことのある高幡不動に、中井さんも行ってたりして、
非常に身近に感じてしまったり(ミーハーですね:笑)。


どうぞ遠慮なさらずにこれからもいらしてくださいね。

No.76 2005/01/08(Sat) 01:40:52

 
Re: アドニス版 / 砂子 引用

お言葉に甘えて又、伺わせて頂きました。失礼します。

あの、まずお聞きしたいのが、
>「匣失」の裏究極サイン本を所持しております
・・・ってどういった物なのでしょうか?気になります〜。ぜひぜひ思いっきり自慢して頂けないでしょうか?宜しくお願いします(笑)

それから本多氏の『プラネタリウムにて』はお薦めですよ。「創元推理」など雑誌等に載せた文章をまとめた本なので、ほとんど既読でしたら入手しなくてもいいと思いますが、あの残酷なまでに真摯に中井英夫の姿を捉えた『彗星との日々』を丁寧な文章で追っていて、私の大切な本の一つです。それにしてもサイン本とは、いいですねー。私は普通に書店で買ったもので。今までサインって欲しいと思わなかったのですが、尊敬する人のものだったらいいな、と最近は思うようになりました。

>中井英夫はモチーフが結構少女じみている部分があると思うのですが
そうですよね。少女趣味的なモチーフが多いですよね。それで高校生の時に嬉々として「とらんぷ譚」の『真珠母の匣』など読んでいた記憶があります。道具のディティールで云えば『金と泥の日々』の「空いろの美酒」に出てくる”スペエドは黒地に黄色〜眼にも綾なしゃれたトランプ”は今でも欲しいです☆

以前は小説のそういうモチーフが好きで読んでいましたが、(当時は読んでいても日記は全く?でした)今は戦時下のせいか、戦中・戦後の日記がリアルに感じて読み返しています。日記もいいですよー。

No.79 2005/01/15(Sat) 22:28:23

 
Re: アドニス版 / とらんぷ館主人久世樹 引用

お返事が遅くなり申し訳ございません。

某所でその内容を書いてしまったため、少々書きづらいのですが……。
双葉版匣失は、発売当初、新宿の紀伊國屋書店でサイン本が100冊発売されました。そのうち一冊のみ、他のとはサインの仕方が違うのです(たしか某掲示板でへのへの氏がそう言っておりました)。当時まだ新宿経由で大学に行っていた僕は、その一冊を見事入手……というわけです。
通常のサイン本は黒のボールペン(?)でサインがしてあるだけですが、その一冊は上下逆さまに、右下から左上へかけて赤ペンでサインがしてある、というシロモノなのです。
家宝です。

『プラネタリウムにて』は『彗星との日々』同様、非常に恐ろしい、ある意味「禁断の書」であるような気がします。全集を読破後、とどめの一撃として読んでみたいです。
「創元推理」は「中井英夫追悼号」を所持しているのみなので、問題ありません。そもそもその当時は、創元推理の存在すら知らなかったので(汗)。今リアルタイムで買ってる雑誌って、「夜想」くらいかなぁ……。
あ、念のためですが、僕の持っている『彗星との日々』は、サイン本ではありません。上記に付記したURLでの購入方法で在れば、サインしていただけるようだ、という意味です。
それまでサインなんてまったく縁がなかったのですが、一昨年京都に来てから、様々な方からサインを頂く機会がありました。サインなんてフェティッシュな、といわれればそうかもしれませんが、しかし、作品で感銘を受けた方から頂くサインは違いますね。その方と自分の人生がほんの刹那でも重なったという証拠として、ありがたいばかりです。

中井英夫の少女漫画性に関しては、少女漫画も好きだったりするので(「バナナフィッシュ」や「ぼく地球」、「百鬼夜行抄」などなど……って、あんまり少女漫画っぽくない? 最近だと、「IS」っていう半陰陽:インターセクシャルの話がすばらしかったです)、特に抵抗がありません。中井英夫の文体においては、性別を越えたアンドロギュヌス的な酩酊感を引き起こしてくれます。
『真珠母の匣』は最初はあまり好きではなかったのですが(おばあちゃんの恋愛話だし……)、時間が経つにつれ、その味わいがわかるようになってきました。どこかで書いたかもしれませんが、「青髯公の城」もはじめはニガテでしたが、あの切なさと崩壊感が徐々に好きになっていきました。中井作品はワインのように熟成していくみたいです。
僕は大学に入って初めて中井作品に触れたので、高校の頃にすでに「とんらんぷ譚」を読まれていたなんて、羨ましいです。

>今は戦時下のせいか
いやー、嫌なもんですねぇ。小学校の頃に反戦マンガなんかを親から読まされたせいか、僕は20代の癖して戦争の影響を受けてると思ってます(だからよけいに中井文学に惹かれるのかもしれません)。受験戦争も就職戦争(活動)も、みんな右にならえでやってるのが気持ち悪くて仕方ありませんでした(……ちょっと違う?)。
さっそく、「全集8 彼方より」を読み始めました。執筆された年齢と今の僕の年が近いんで(中井英夫と僕なぞを比較する愚は承知とはいえ)なんとも複雑です
時流に乗って、中井英夫の日記がブログになったら、なんて思うのですが、阿呆な発想でしょうか(笑)。

No.83 2005/01/26(Wed) 00:26:55

 
又、レスしてしまってすみません / 砂子 引用

匣失のサインですが・・・
>某所でその内容を書いてしまったため、少々書きづらいのですが……。
某掲示板ででしょうか、失礼しました。でも私はそこの所を見逃していたので、教えて頂きましてありがとうございました。本当に家宝ですねー。サインがフェティッシュ、と云う言い回しは、成程と思いました。でも本好きな人間は段々とサインとか、そういった方向に進むのでは?・・・自戒を込めて言ってみました。

ところでお聞きしたかったのですが「青髯公の城」のどういった点が最初、苦手だったのでしょうか。宜しければ教えてやって下さい。私は色彩をモチーフに使った、細かな描写は中井らしいな〜、と思って読んだ記憶がありまして。基本は『真珠母の匣』は宝石、『虚無への供物』は薔薇・アリス・同性愛・密室殺人と少女趣味風のモチーフ(密室殺人は違いますね・笑)に惹かれて読み始めたのに、最後は中井さんと「約束」をしてしまい愕然としました。

>中井作品はワインのように熟成していくみたいです。
徐々に評価が変化してゆくと云う意味ですよね。私は全く種類の違う酒になった覚えが・・・。実を云うと『虚無への供物』の題名の意味が初読時には判らなかったもので。後で気付きました。とほほ。

>性別を越えたアンドロギュヌス的な酩酊感を引き起こしてくれます。
小説の人物は書かれた年齢からか、全員(少女も含めて)中年男性の様な思考回路をしていると、最近は思うようになりました。初めて読んだ高校生の頃は、大人の女性というのは大胆で行動力もあるものなのだなあ、とドキドキしながら(笑)読んでいたのですが・・・。

あと、すみません、検索したのですが「IS」という漫画が判らなかったのですが、どういった漫画なんでしょう?その他は判りますー。でもストーリーテリングや画力の上手さで少女漫画の枠を越えている気がします。

>中井英夫の日記がブログになったら
そうですね〜、Blogになったらトラックバックで作家・歌人関係が判っていいかと。(私は推理小説好きでそこから入っていったので歌人の名前がほとんど判らなかったもので)『虚無への供物』でも関西弁の監修が塚本邦雄とか、久生の服装が尾崎左永子を参考にしていた、など知ると楽しいですよね。

それから「夜想」、ほとんど知りません。耽美な所が無いものでお恥ずかしい。(一応、中井ファンの端くれなのに・・・)雑誌と云えば「季刊 月光」の03号が全集の2巻でも解説をしていた小笠原賢二氏の追悼特集になるそうです。最近出た氏の『「幸福」の可能性』(洋々社)でも中井英夫論も入っているそうなので読んでみようかと思っていますが、その前の『時代を越える意志』(作品社)でも中井英夫論が有るのを知りつつまだ読めていないので、これを機に読む予定ですー。うう、情けない。失礼しました。

No.89 2005/01/31(Mon) 22:39:45

 
いえいえどうぞ。 / とらんぷ館主人 久世樹 引用

当サイトの掲示板、どんどんレスがついて長くなっていくのが大変おもしろいです(笑)。こういう場を提供できて、非常に嬉しい限りです。
ROMってる(読んでるだけ)の方も、お気軽にご参加くださいね。

さてさて、やっぱり返事が遅くなりましたが(汗)。
匣失のサイン本。双葉版自体が今では本屋で売ってないので、あの版自体も貴重ですね(古本でもまず見かけないため、サイン本を直接読む訳にもいかず、ずっと探していました)。
匣失は幻影城から双葉までコンプリート、虚無も『中井英夫作品集』(三一書房)、『現代推理小説体系』(講談社)、旧版講談社文庫(2冊、最初に古本で買ったものがボロボロになったので、新しく買い直しました)、新装版講談社文庫、と四冊持ってます。他の版も当然のように欲しいです。阿呆だなぁと自覚しつつもやめられないプチコレクターです(「コレクター」と自称するには畏れ多いため……)。

青髯は虚無を読んだあとだったので、「ふつーに文学っぽいなぁ。僕が読みたいのはミステリーなのに、なんでおばちゃんの恋愛話を読まなきゃいけないんだい!」という反発があって、ニガテでした。真珠母も同様でした(苦笑)。
でもどちらも時を経るにつれ、味わい深い作品になっていくんですね。それが不思議です(『悪夢の骨牌』なんかも最初はニガテでしたが、やっぱり好きになりました)。

>中井作品ワイン説(笑)
>徐々に評価が変化してゆくと云う意味ですよね。
まさにそうです(笑)。とかいいつつ、ワインはあまり飲まないのですが……。フォアローゼス(四輪の薔薇!)というバーボンがお気に入りです(黒ではなく普通のです)。度数が強い割には飲みやすくてオススメです。
http://www.kirin.co.jp/brands/sw/fourroses/
意味深な題名の意味がわかったときって、「あっ!!」って、すごいはっとして、すかっ!としませんか? 虚無でそれがあったかと思うと、羨ましいです。

>中年男性のような思考回路
中井作品の登場人物ですか? 他の小説なら「たしかに……」とか思ってしまいますが、中井作品だと文章に酔わされてて、そこら辺が客観的に判断できません。中井作品に関しては、あまり冷静に批評ができないよくない読者です(苦笑)。
二十代中盤ながら、日頃の運動不足がたたって、激しい運動をした二日後に筋肉痛が来るようになってしまいましたが、まだ中年男性の思考回路は理解できません。できないつもりです(笑)。

「IS―男でも女でもない性 」はこちらです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063404609/ref=pd_sim_dp_2/249-1053960-7408352
このマンガを出しておきながら、「アンドロギュヌス的な」も何もないような気はしますが(汗)。
「インターセクシャル」という重いテーマを扱いながらも、エンターテインメントとして成功している、すばらしいマンガだと思います。
他のマンガは有名どころ(?)だったみたいですね。『百鬼夜行抄』なんかは一時期ファンサイトを作ろうとしてたくらい大好きですね〜。絵が良いし、話もうまいし、キャラも魅力的。何度読んでも楽しめるところが良いです。

僕も推理小説好きで、中井英夫を知ったため、いまだに歌人(編集者)としての中井英夫はピンときません。今、日記を読んで、そのイメージを自分の頭の中に落とし込んで行ってるところです(まだ編集者になっていませんが)。
中井英夫は一時期プログラミングにも凝っていたそうですから、世が世ならやっていたのかもしれませんね。澁澤龍彦からのトラックバックがあったり、と考えると、なんだかヘンな気分になります(笑)。
中井英夫も交友範囲が広いですからねぇ。いつか関係者辞典(目録?)を作りたいものです。
今詳細な作品目録を執筆中なので、それが終わってからでしょうか(汗)。

「夜想」はこちらにあります。
http://www.2minus.com/y01_n.html
去年復刊したのですが、復刊後も濃くて素敵です。ヤフオクでもプレミアついて売ってます(汗)。
復刊以前の「夜想」には中井英夫も寄稿していたし、
「夜想」編集長の今野裕一氏も、当時の中井英夫に関して、こんな文章を寄せています。
http://www.melma.com/mag/46/m00017046/a00000021.html

さらに新「夜想」二号の編集後記では、
「幻視者はそもそも人外であり流謫であることを自覚している。この地上にわたしたちの棲むところがないことも、地上の月蝕領が崩壊を孕んで成立していることも、自前の了解ごとである」と、かなり中井英夫を意識した文章を書いているので、並々ならぬ影響を受けているようです。

『「幸福」の可能性』、『時代を超える意志』ともども知りませんでした(汗)。
みなさんいろいろご存じで、マイペースで行こうなんて言ってる場合じゃないなぁとつくづく思います。
どうぞ今後もよろしくです。

No.92 2005/02/03(Thu) 02:10:50

 
こんばんは / 砂子 引用

今日は、関心のある本・雑誌と教えて頂いたお礼に伺いました。色々、興味ある本ばかりで迷いますが、ありがとうございました。「インターセクシャル」って聞いた事がありますが詳しくは知らないので読んでみます。

>匣失は幻影城から双葉までコンプリート
全然、プチじゃないのですが〜(笑)立派なコレクターさんですっ。私は講談社ノベルス以降の、ぬるいファンです。幻影城版は南雲堂から出るらしい豪華版に収録されるそうなので、そちらで読もうかな〜と思ってます。(やっぱり大分違うんですよね?文体とかも)『虚無〜』も違うのでしょうか。

>時を経るにつれ、味わい深い作品になっていくんですね。
推理小説好きから入っていったのに、文章が病みつきになり、美意識に同調していったりと中井英夫の呪縛力、恐るべし!ですよね。

>フォアローゼス(四輪の薔薇!)というバーボンがお気に入りです
雑誌に載っていたのですが、カシスリキュールや紅茶で割るカクテルが美味しいとあったので、今度お店で飲んでみようかと・・・というか、お酒で連想したのですが、いつもこちらでくだを巻いている様な事を言って申し訳なく思っています。でも「竹本さんの『クレシェンド』で”恒河大学”・『凶鳥の黒影』の「彼ら」で”丸田情報科学”と『闇に用いる力学』の設定、忘れてなかったんですね。綺麗さっぱり捨てたかと思ってました!」と本音(妄言ですが)を言えてすっきりしていまして、重ねてありがとうございます。

>中井英夫も交友範囲が広いですからねぇ。
今、私は『現代詩手帖特集版 春日井健の世界−〈未青年〉の領分』を読んでいますが、(若い時の)純文学・短歌・推理小説界と交友関係の広さを実感しています。

>今詳細な作品目録を執筆中なので
お疲れさまです。出来ましたら拝見させてもらいたいです♪

No.95 2005/02/15(Tue) 20:53:06

 
Re: / とらんぷ館主人 久世 樹 引用

世の中にはおもしろそうな本がたくさんありすぎて、困りますよね。探して買って(もしくは借りて)、積ん読をゆっくり消化していくしかないのですが(笑)。

>匣失
南雲堂版も楽しみですね〜(いつ出るのかわっかりませんが:汗)。匣失は4冊だけですからね。虚無は講談社ハードカバー、三一作品集版、創元ライブラリ版、創元社塔晶夫版とまだ4冊残ってます(創元社ハードカバーは豪華版も含めるなら5冊……)。
虚無も微妙な差異があるようですね。三一作品集版では講談社の塔晶夫本を底本としているようですが、その後の版の校訂も収録されているようです。
一番有名なのは、やはり出だしが違うところでしょう。

>フォアローゼス
バーのマスター曰く「女性にも飲みやすくて人気がある」とのこと。いくつかバーボンを飲み比べてみましたが、たしかに一番クセがなかったです。
くだまいてるなんて、とんでもない(笑)。竹本さんに関しては、愛憎激しいようですね(笑)。『闇に〜』は8年近く放置状態ですが、いったいどうなるんでしょう。

>作品目録
ようやく作品目録アップしました。調べてみたら、かなり限定版を出していたのが驚きです。物欲がそそられます(笑)。
http://joker.adam.ne.jp/toranpu/nabout/ansorogy.htm

No.103 2005/03/02(Wed) 00:19:25


秘稿アドニス版「虚無への供物」。 / とらんぷ館主人久世樹 引用

中井英夫のエロティックな表現は、実は大好きです。『とらんぷ譚』の「影の舞踏会」にもそういった箇所がありますが、滑らかな比喩を用いた表現がかえって扇情的で、そういった内容のみの短編作品があるなら、読んでみたいと思ったほどです。しかしここまで放埒だとは思いもしませんでした……。それ以上に昏く、どこか陰惨な趣さえあるように感じます。『ゲイ文学』というのはあいにく読んだことがないので(『渚のシンドバット』はそうなのでしょうか?)そういった系統として、どう評価すればいいのかわかりません。ただ「エロス」と「ポルノ」の定義は人それぞれあるかもしれませんが、僕にとっては「中井英夫」の描写は「エロス」ですが、「碧川潭」のは「ポルノ」だと断じざるを得ません。とはいえ、この秘稿が公表されただけでも大変ありがたいものです。
 各章タイトルが違っていたり、設定の微妙な誤差、それでいながら綿密に練られた伏線……。碧川潭の完成し得なかった「虚無への供物」がどのような結末を迎え得たのか、想像するだけでも非常に楽しいです。
みなさんはどのような感想を抱かれましたでしょうか。

No.54 2004/11/28(Sun) 23:48:29

 
Re: 秘稿アドニス版「虚無への供物」。 / 砂子 引用

こんばんは、初めてお邪魔します。
こちらのサイトはデザインが大変すっきりとして見やすく、優美で綺麗ですね。時々ROMらせて頂いてました。

「小説推理」の特集があまりに嬉しかったので書き込みさせて頂きます。
中井英夫の未読の文章というだけでも喜べるのに、『虚無への供物』のプロトタイプが読める日が来ようとは、と驚いています。
同性愛描写は読んでいる時、ひっかかるかな?とも思っていたのですが、ツルツルと読み流せてしまいました。どちらかというと人物設定が伏線かと思うので(特に蒼司・・・)、後で回収されたんだろうか、とミステリ要素に気が散ってました。でも掲載時の4回目(最後)は「暗黒小説」なのですよね、「探偵小説」じゃなくなっているんですよね?
4回分あって2回分だけなのもどうかと思うので、普段アンケートは書かないのですが珍しく書きました。又、やってほしいですねー。
癖の有る食材、素材なのでレシピというか解説を色々な方々が書いていらして、それも嬉しかったですね。中井英夫の文章も好きですが、中井氏について語る方々の文章も嬉々として読んでますので。

語る方々といえば、「新刊展望 11月号」の津原泰水さんと皆川博子さんの『凶鳥の黒影』対談も良くて(司会が本多さんでしたし♪)。お二人共それぞれ1冊しか読んだ事無かったので、中井氏について語っているのを拝見すると、単純にもっと他のも読みたくなってしまいました・・・。

アドニス版に話を戻しますが、自分の中にある物語をどうにかして形にしようとしていた若い中井英夫の情熱に揺り動かされます。

そういえば中井英夫の、本に収録されていない解説のお話をされてましたが、私が知っている分では『孤島の鬼』『日本探偵小説全集2江戸川乱歩集』『同全集6小栗虫太郎集(塔晶夫名義)』(全て創元推理文庫)位しか知らないのですが、これはどこかに収録していたのでしょうか。

No.55 2004/12/05(Sun) 20:50:45

 
Re: 秘稿アドニス版「虚無への供物」。 / とらんぷ館主人久世樹 引用

初めまして。
デザインをお褒めいただきありがとうございました。

去年の12月に「虚無への供物」展でアドニス版虚無の存在を知りましたが、前半のみとはいえ、まさかこんなに早くお目にかかれるとは思ってもいませんでした。ただ、アドニスの別冊「アポロ」にも「とらんぷ譚」約45枚、「おりんぴあど譚」 約117枚、
「青蛾の嘆き」約52枚があるといいますから、そちらも機会があればぜひ読んでみたいですね。
http://homepage2.nifty.com/teiyu/journal/mura_0402.html

暗黒小説というのは、垂野創一郎が書いているように、虚無が「反推理小説」となる過程の呼称なのではと思います。蒼司までもが死ぬアドニス版は、暗黒小説として構想途中だったのでしょう。未来の犯人を当てると言い出す(つまり明確な探偵役の)久生が不在なのが、その証拠かと思われます。未公開の後半がどのように展開していくのかが不鮮明なのですが、最終版虚無ほどの推理合戦が行われず、次々と氷沼家の悪霊の犠牲者が増えていき、最終的な推理により真犯人を暴くという話になったのでは、と思います。この暗黒小説が完成した場合、どこまで・どんな形で伏線が回収されたのかは気になりますね。半分しか公開されてないのは、後半の方がもっと描写が激しいからか……と下衆の勘繰りをしてしまいます(苦笑)。それはともかく、やはり伏線など最終版との違いが気になるので、是非読んでみたいです。

僕の勝手なイメージかもしれませんが、中井英夫は孤絶した作家というイメージが強いので、様々な方が解説を書かれているのを見ると、違和感(というのもおかしいですが)のようなものを感じます(あ、否定的な意味ではありません)。「本当にこんな人がいたんだ……」と、生身の「中井英夫」を想像しにくいのです。うまくいえないのですが、本を読んだときにのみ存在して欲しい作家、とでもいえばいいのでしょうか。だからこそ、本多さんの「彗星との日々」は生身の人間中井英夫を記録した、非常に貴重な写真集だと思います。

「新刊展望 11月号」の件は知りませんでした。さっそく明日にでも注文します。

「孤島の鬼」の解説と塔晶夫名義の「小栗虫太郎集」はたしかに収録されていませんね。特に乱歩論が収録されていないのは意外です。年表と収録作品をつきあわせて、未収録の作品を明確にしたいものです。

よろしければまたお越しくださいませ。

No.56 2004/12/06(Mon) 00:43:45

 
Re: 秘稿アドニス版「虚無への供物」。 / 砂子 引用

こんばんは、又お邪魔します。
今年の黒鳥忌(と云うのですね)はアドニス版の事もあって色々、過去の物を読み返していました。去年は小樽文学館で本多さんが講演されるのに伺えなくてがっかりしていた記憶が・・・。

アドニス版の『虚無〜』の他にも発表されていない原稿はまだまだあるのですね。教えて頂きましてありがとうございました。

対談の「新刊展望」ですが入手できましたでしょうか。もし出来ないのでしたら、仰って頂ければコピーをお送りしますが?
それに東京創元社の中井英夫全集の広告が載っていて、『月蝕領映画館』が近刊になっているのが妙に寂しく感じました。全集の刊行中はペースにやきもきしていたのに勝手なものですね。

あと、本に収録されていない解説ですが、赤江瀑の『ニジンスキーの手』の角川文庫版もそうかと・・・。それ自体は「幻想文学57号」(アトリエOCTA)で読めますが。まだ他にもありそうですね。

それでは失礼しました。

No.58 2004/12/13(Mon) 22:42:07

 
Re: 秘稿アドニス版「虚無への供物」。 / とらんぷ館主人久世樹 引用

またまた書き込み、ありがとうございます。
黒鳥忌、僕も初めて知りました(汗)。
以前「薔薇忌」で検索したら塩月赳という評論家の命日だそうで、となると「黒鳥忌」しかないか、と一人で納得していたのですが、本当にそういうのですね。
ちなみに塩月赳なんと太宰の『佳日』のモデルで、彼の死の3箇月後に太宰が入水自殺したそうです! ちなみに塩月赳の命日(3/17)の半年後はかの二人の・・いうまでもないですね。嗚呼、暗合!?

新刊展望、無事購入しました。本当にありがとうございます。ろくに情報収集もしない不勉強な管理人なので、非常にありがたいです。
僕も、『月蝕領映画館』近刊の知らせは、これで終わりなのかと思うと、妙に寂しくなりました。虚無40周年の2004年ももう終わりとなると、今度中井英夫が日の目を見るのはいつになるかと思うと・・・。それまでなんらかの形で、中井作品を応援し続けていきたいです。

そうそう、実は恥ずかしながらまだ中井作品は全作制覇していなません。というのも、やはり全作読んでしまったら「新作」を望めない、というのがあるからです・・。そういう意味も、アドニス版は僕には貴重でした。

未収録作品、けっこうあるんでしょうか。だとしたら、ぜひ全集に加えて欲しいですよね。そしたら、全集がとらんぷと同じ13巻になるわけですし(もちろん「ジョーカー」として「アドニス版」や「アポロ」版がが収録されると最高ですが!)。それは夢のまた夢、でしょうか・・。

No.61 2004/12/14(Tue) 01:51:26

 
Re: 秘稿アドニス版「虚無への供物」。 / こま 引用

「アドニス」版完全版などを収録した中井本を、東京創元社が計画しているので、「小説推理」には一部だけ紹介だったようですね。さて、いつ出ますか。

No.63 2004/12/22(Wed) 10:58:02

 
Re: 秘稿アドニス版「虚無への供物」。 / とらんぷ館主人久世樹 引用

これは嬉しいお話! しかしどこからその情報を仕入れたのでしょうか。ソースが気になります。
「完全版 虚無への供物」とでもなるのでしょうか。また少数豪華限定版がでたり……。
今年はありあまるほど中井英夫関連の本の出版や、イベントがあったので、五年は余裕で待つつもりです。暗○館なんて12年ですし……。

No.64 2004/12/26(Sun) 22:44:03

 
Re: 秘稿アドニス版「虚無への供物」。 / 砂子 引用

>こまさま
初めまして。ぺこり。
そんな計画があるのですね〜。
個人的には『黄泉戸喫』の文庫化もしてもらいですねー。
早いもので、もう10年経ってるんですね・・・。

No.65 2004/12/27(Mon) 20:37:45

 
Re: 秘稿アドニス版「虚無への供物」。 / こま 引用

HPに貼っておきましたが、東雅夫の幻妖ブックブログの「完売御礼!」に記されています。

No.66 2004/12/28(Tue) 10:37:32

 
Re: 秘稿アドニス版「虚無への供物」。 / とらんぷ館主人久世樹 引用

>砂子さん
そういえば『黄泉戸喫』は単行本のみですよね。
確かに文庫になってもよさそうなものです。
もしかしたら下記の補遺集に収録されるのかも??

>こまさん
こちらですね。
http://blog.bk1.jp/genyo/archives/2004/12/post_135.html

チェックしてないのがバレバレですね……(汗)。
情報提供ありがとうございます。
いやしかし、アドニス版がすべて公開されるだけでなく、
拾遺集まで編まれるとは嬉しい限りです。
「中井英夫拾遺集(みたいなもの)」という曖昧な表現が気になりますが……。
双葉版「匣失」のように、中井作品だけでなく、
中井作品への評論(文庫での解説など)なども収録されると嬉しいのですが、どうなるのでしょう。

No.68 2004/12/29(Wed) 01:21:33


中城ふみ子歌集 / T.Harada 引用

平凡社ライブラリーから刊行された『新編 中城ふみ子歌集』の紹介が、見当たらないようですが。(私の見落とし?)
一応、念のため。

中城ふみ子 中井英夫=著
菱川善夫=編

定価:1260 円(本体:1200 円)  HL判  384頁  2004.10
ISBN4-582-76515-7 C0392 NDC分類番号 911
『乳房喪失』『花の原型』の二歌集を編集。中井との往復書簡(創元ライブラリ版中井英夫全集に収録されたものと同一)も収録。

http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/frame.cgi?page=query.cgi&series=hl

No.48 2004/10/17(Sun) 08:40:07

 
Re: 中城ふみ子歌集 / とらんぷ館主人久世樹 引用

お久しぶりです。
『新編 中城ふみ子歌集』、恥ずかしながらまったく知りませんでした。
ありがとうございます。

往復書簡、全集で読みましたがすばらしいですね。
最高の恋愛「小説」だと思います。

No.49 2004/10/19(Tue) 23:29:11

 
Re: 中城ふみ子歌集 / こま 引用

往復書簡といえば、北村薫「詩歌の待ち伏せ 下」文藝春秋の末尾に紹介されていますね。全集に掲載されなかった(当然ですが)一行がぐっと胸に来ます。

No.50 2004/10/22(Fri) 10:03:27

 
Re: 中城ふみ子歌集 / とらんぷ館主人久世樹 引用

こまさん、おひさしぶりです。
掲載されなかったという一行、気になります……。
是非読んでみたいですね。

No.51 2004/10/22(Fri) 20:19:56


『凶鳥の黒影』人気投票について。 / とらんぷ館主人久世樹 引用

小心ものの僕としましては、
「こんなことするのは各作家先生に失礼なのでは……?」
などとビクビクしながらも、人気投票を設置しました。
が、さっそく壊れていました(汗)。
最大項目数以上の項目数(作家・作品名)を登録していたため、
バグが発生した模様です。
訂正しましたのでどうぞご利用ください。

教えてくださった乱蔓様、どうもありがとうございました。

No.46 2004/09/15(Wed) 00:12:43


綾辻行人さん / 薔薇幻 引用

9月8日付けの読売新聞夕刊の記事より

”デビュー間もないころ、『虚無への供物』で知られる戦後「本格」の重鎮、中井英夫氏に「世界の悪意を一身に背負ったような探偵小説を書きなさい」と激励された。「その言葉が”呪い”になりまして。今回、やっと少し応えられたかなという気持ちです」”

「館」シリーズの7作目「暗黒館の殺人」での
インタビュー記事です。

何か不都合があれば削除してくださいm(_ _)m

No.43 2004/09/09(Thu) 19:09:20

 
Re: 綾辻行人さん / とらんぷ館主人久世樹 引用

不都合なんてとんでもないです。
貴重な情報、ありがとうございます。
綾辻さんは一度だけ中井英夫に会ったことがあるそうですが、
そのようなことを言われて「呪われて」しまったのですね……。

暗黒館、愛蔵版を予約しています。
地元京都でもサイン会を行いますし、非常に楽しみです。

No.44 2004/09/10(Fri) 01:40:49

 
Re: 綾辻行人さん / 薔薇幻 引用

愛蔵版って挿絵つきの本ですね☆

挿絵つながりで…
中井氏の挿絵の仕事をなさっていた建石修志氏のサイト
「ケルビムの五月商会」を見てみましたら
懐かしの作品がありましたよ。

以前、全集には挿絵がない、云々の話がありましたので(^^)

No.45 2004/09/11(Sat) 11:12:32

 
Re: 綾辻行人さん / とらんぷ館主人久世樹 引用

恥ずかしながらこのレスを見逃していたため、
年を越して三ヶ月ぶりのお返事となりますがご容赦くださいませ。

このページあたりでしょうか。
http://cherubim-tateishi.site.ne.jp/shiryo/shiryo_etc.html

以前『とらんぷ譚』の展覧会(?)があり、
その時の出展作品目録らしきものがヤフオクに出品されていたのですが、
残念ながら落札し損ねました。
今でも惜しいことをしたなと悔やむばかりです。

No.75 2005/01/07(Fri) 03:07:18


薔薇への供物 / とらんぷ館主人久世樹 引用

忙しさに半分忘れていましたが『薔薇への供物』、
始まっていますね。
なぜか放映開始が9月中旬だと思っていた……(汗)。

ごらんになった方はいらっしゃいますでしょうか。
ぜひともお話を聞かせて欲しいです。

No.41 2004/09/03(Fri) 00:11:32


ゴシックハート / 薔薇幻 引用

トップのリンク先は表示されませんでした(^^;)
現在はこちらかもしれません。
ご確認の上、必要がなくなれば
この書き込みを削除してくださいませm(_ _)m

http://d.hatena.ne.jp/lepantoh/20040811

No.38 2004/08/30(Mon) 19:09:23

 
Re: ゴシックハート / とらんぷ館主人久世樹 引用

う、確認したはずなのですが……。
ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。

もう九月になります。
そろそろオマージュ集が出ますね。非常に楽しみです。

No.39 2004/08/31(Tue) 01:58:18

 
Re: ゴシックハート / 薔薇幻 引用

お役に立ったようでよかったです(笑)

こちらのサイトは一日一回は見に来てますよ♪
がんばってくださいね〜。

No.40 2004/09/01(Wed) 19:34:36

 
Re: ゴシックハート / とらんぷ館主人久世樹 引用

>こちらのサイトは一日一回は見に来てますよ♪

いやあ、更新がないのに申し訳ないです。
最近はニュースの更新も少ないので、もうちょっとがんばります。

No.42 2004/09/03(Fri) 00:14:44


聖父子 / こま 引用

初めまして。
アンソロジーですが、渡辺剣次編「13の密室」講談社に「聖父子」が収録されています。講談社文庫版は1979年10月15日に出たのですが、元本は持っていないので発行日は不明です。古本屋で見かけたときに買っておけばよかったなあ。100円だったし。
ところで、『とらんぷ譚』は、中井英夫氏から誤植本を戴いております。電話での氏の話では、澁澤龍彦、高橋康也氏にも出版社から送らせたとのこと。「新青年趣味」の記述への補足でした。

No.35 2004/08/19(Thu) 10:06:14

 
Re: 聖父子 / とらんぷ館主人久世樹 引用

起こしいただきありがとうございます。
「アンソロジー収録作品」については、
(言い訳になりますが)amazon、bk1からの検索結果を元にしていますので、
『とらんぷ譚』の作品が収録されたものでも本HPに掲載していなかったりします。
かの十三冊のうち一冊をお持ちなのですか! 本当に羨ましいです。
『とらんぷ譚』は大学の図書館にあったのを、一度見ただけです。
ヤフオクでもなかなかみかけませんね。結構貴重なのでしょうか。

No.36 2004/08/21(Sat) 03:44:53

 
Re: 聖父子 / こま 引用

『とらんぷ譚』は見ませんね。発行部数は少なかったと思います。持っている人は出さないでしょうし。

No.37 2004/08/22(Sun) 11:33:19


谷崎 / 薔薇幻 引用

こんにちは☆
メールありがとうございましたm(_ _)m

谷崎潤一郎「人魚の嘆き/魔術師」(中公文庫)を久しぶりに読み返したら、解説が中井氏でした。
すっかり忘れていました(^^;)
挿絵もなかなかいいですよ☆
では〜@

No.31 2004/08/14(Sat) 13:50:34

 
Re: 谷崎 / とらんぷ館主人久世樹 引用

お久しぶりです。
『人魚の嘆き/魔術師』の解説は、
『地下を旅して』
(全集だと6の「ケンタウルスの嘆き」)に収録されているようですね。
僕も同じく「ケンタウルス〜」にその解説が収録されている、
吉行淳之助の「薔薇販売人」を古本屋で発見して、
つい買ってしまいました。
ファンとしてはやはり解説してある作品自体も興味ありますしね。
挿絵つきとはよいですね。
そういえば中井全集には、挿絵がないのが残念です。

No.32 2004/08/16(Mon) 18:57:38

 
Re: / 薔薇幻 引用

「地下を旅して」に収録でしたか…
「地下」も持っているんですが、すっかり失念、、

あぁ、ありました。
おかげで調べていたものを発見!
久世樹さん、ありがとうございましたm(_ _)m

No.33 2004/08/18(Wed) 11:49:30

 
Re: / とらんぷ館主人久世樹 引用

あ、何か見つかったようで。お役に立てて何よりです。

中井英夫が解説を書いていて、
全集に収録されていない本のリストなんかも作りたいです。


……希望はあれど、いっこうに更新してないんですが(汗)。

No.34 2004/08/19(Thu) 01:05:59


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