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とらんぷ館 中井英夫掲示板
『とらんぷ譚』だけでなく、『虚無への供物』や中井英夫に関する話題、
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聖父子 / こま 引用

初めまして。
アンソロジーですが、渡辺剣次編「13の密室」講談社に「聖父子」が収録されています。講談社文庫版は1979年10月15日に出たのですが、元本は持っていないので発行日は不明です。古本屋で見かけたときに買っておけばよかったなあ。100円だったし。
ところで、『とらんぷ譚』は、中井英夫氏から誤植本を戴いております。電話での氏の話では、澁澤龍彦、高橋康也氏にも出版社から送らせたとのこと。「新青年趣味」の記述への補足でした。

No.35 2004/08/19(Thu) 10:06:14

 
Re: 聖父子 / とらんぷ館主人久世樹 引用

起こしいただきありがとうございます。
「アンソロジー収録作品」については、
(言い訳になりますが)amazon、bk1からの検索結果を元にしていますので、
『とらんぷ譚』の作品が収録されたものでも本HPに掲載していなかったりします。
かの十三冊のうち一冊をお持ちなのですか! 本当に羨ましいです。
『とらんぷ譚』は大学の図書館にあったのを、一度見ただけです。
ヤフオクでもなかなかみかけませんね。結構貴重なのでしょうか。

No.36 2004/08/21(Sat) 03:44:53

 
Re: 聖父子 / こま 引用

『とらんぷ譚』は見ませんね。発行部数は少なかったと思います。持っている人は出さないでしょうし。

No.37 2004/08/22(Sun) 11:33:19


谷崎 / 薔薇幻 引用

こんにちは☆
メールありがとうございましたm(_ _)m

谷崎潤一郎「人魚の嘆き/魔術師」(中公文庫)を久しぶりに読み返したら、解説が中井氏でした。
すっかり忘れていました(^^;)
挿絵もなかなかいいですよ☆
では〜@

No.31 2004/08/14(Sat) 13:50:34

 
Re: 谷崎 / とらんぷ館主人久世樹 引用

お久しぶりです。
『人魚の嘆き/魔術師』の解説は、
『地下を旅して』
(全集だと6の「ケンタウルスの嘆き」)に収録されているようですね。
僕も同じく「ケンタウルス〜」にその解説が収録されている、
吉行淳之助の「薔薇販売人」を古本屋で発見して、
つい買ってしまいました。
ファンとしてはやはり解説してある作品自体も興味ありますしね。
挿絵つきとはよいですね。
そういえば中井全集には、挿絵がないのが残念です。

No.32 2004/08/16(Mon) 18:57:38

 
Re: / 薔薇幻 引用

「地下を旅して」に収録でしたか…
「地下」も持っているんですが、すっかり失念、、

あぁ、ありました。
おかげで調べていたものを発見!
久世樹さん、ありがとうございましたm(_ _)m

No.33 2004/08/18(Wed) 11:49:30

 
Re: / とらんぷ館主人久世樹 引用

あ、何か見つかったようで。お役に立てて何よりです。

中井英夫が解説を書いていて、
全集に収録されていない本のリストなんかも作りたいです。


……希望はあれど、いっこうに更新してないんですが(汗)。

No.34 2004/08/19(Thu) 01:05:59


懐かしいですね / 薔薇幻 引用

はじめまして。
「とらんぷ譚」とは懐かしい‥。

中井氏がご健在だった頃、初版で絶版の本を手に入れては一人、悦に入っていたものでしたが、亡くなられてから古書店にも興味をなくしました。現役作家で本を買うだけで満足‥私の中ではもう現れないような気がします。読むわけでもなく、かといって他の方に差し上げることも売ることもできない本になりました。

最近は中井氏の作品を読むこともなく本棚の飾りとなり果てています。同じ棚にはリラダンや久生十蘭、夢野久作、バタイユ、ビアズレー‥ほとんど魔界(笑)

昔、NHK教育で中井氏と他2名ほどで「異端作家」の番組がありました。20年以上前の話です。夢野(これは確かにはっきりとした記憶があります)と、久生と小栗の特集だったのでは?あなたがお若い方ならご存じないかもしれません。

では、中井氏の研究に励んでくださいませ。

追記:データベースのイントロは作品からの引用でしょうか?著作権に関わることはご注意ください。(老婆心ながら‥)

追記2:「別冊幻想文学?@」中井英夫スペシャル(1986年6月15日、幻想文学会出版局発行)に、倉阪鬼一郎『とらんぷ譚』論があります。ご参考まで。

No.25 2004/07/05(Mon) 14:09:15

 
Re: 懐かしいですね / とらんぷ館主人久世樹 引用

はじめまして。
懐かしい、とのお言葉にふと思えば、『とらんぷ譚』という形で一冊の本が出たのも25年近く前。僕などは最近(とはいっても二年前くらいでしょうか)読んだのですが、昔からのファンの方にはたしかに懐かしい作品ですね。

中井英夫の本は作品のすばらしさはもちろん、本自体がいずれもインテリア(!?)としても優れている点が素敵ですよね。薔薇幻さんの本棚、ぜひとも拝見したいものです。人の本棚を覗くのはなかなか楽しみなもので(笑)。

テレビの話、どこかで読んだ覚えがあると全集9巻を探しましたら、見つかりました。『LA BATTEE』の「51 綺想異風派」に、『真珠母の匣』のラジオ化の話とともに、『文学への招待』という番組で、久作、小栗、十蘭の三人を取り上げ、久作の回には唐十郎と対談をさせられそうとのことが書いてあります。当時僕はまだ幼稚園にも行っていません(笑)。
ファンになったのは亡くなられてからなので、中井英夫の声をぜひ聞いてみたいものです……。薔薇の殺意などといっしょに、DVD化されないかと願うばかり(もちろんラジオ版『真珠母の匣』も収録で)。

ご忠告ありがとうございます。
データベースのイントロは、作品からの「引用」であり、「転載」(=著作権にひっかかる)ではないつもりです、が……法律的にはどうなるのでしょう。

中井英夫スペシャルですが、2は近々入手予定です。なんとか1も手に入れたいものです。でも『とらんぷ譚』論を読むと、僕などがこのようなサイトを運営していいのかと思わされそうで、恐ろしいような……。

薔薇幻さんが、すばらしい現役作家にもう一度出会えることをお祈り申し上げます。

No.26 2004/07/06(Tue) 02:29:35

 
Re: / 薔薇幻 引用

早速のお返事ありがとうございます。

著作権は最近特に厳しいので、引用と転載の違いはどうでしょう?古書店で出回る印税がもし中井氏に入れば晩年は‥などと考えると複雑です。

さて、久世樹さんはお若い。
NHKの番組で、中井氏は夢野久作の「氷の涯」の最後がいい、と発言したのを覚えています。相手は唐十郎?覚えが‥ありません‥

本棚から「中井英夫作品集」(5刷ですが)を引っ張り出してみました。中に「虚無への供物」通信 なるものが挟まっていました。

なお、ここのリストの「あら皮」→「麤皮」(鹿が三つ並んだ漢字)です。

No.27 2004/07/06(Tue) 12:38:06

 
Re: / とらんぷ館主人久世樹 引用

昨今の著作権の厳しさは著作者より企業側の権益を守るためのになっているようで、いまいち釈然としない部分があります。とはいえ、それとこれとはまた別で……。
古本は特に耳が痛いです(苦笑)。それこそ三一版「中井英夫全集」も運良く『虚無への供物通信』の入った状態で、最近古本屋で購入しました。
この相沢啓三の解説(手紙)はすばらしいですね。登場人物がとらんぷのスーツに見立てられるところなどは、ぞくっときました。
いつか著作権にひっかからない程度に三一版と講談社版の違いなどを比較してみたいものですが、三一版は手を触れるのももったいない気がしてなんとも(笑)。

あら皮、ご指摘ありがとうございます。「鹿が三つ」と注記しておくのを忘れていました。
ちなみに、薔薇幻さんの表記の仕方はMacでも正確に表示されるのでしょうか?

No.28 2004/07/07(Wed) 00:25:18

 
Re: 懐かしいですね / 薔薇幻 引用

Macは使ったことがないので表記はわかりません。
PCは詳しくないもので…。ごめんなさい。

追記:メールを送りました。届いたでしょうか?

No.29 2004/07/07(Wed) 00:40:12

 
Re: / とらんぷ館主人久世樹 引用

「あら」に関して、注釈を付け加えました。
ありがとうございました。

メール、お返事を先ほど送りました。
お暇なときにでもお読みいただければ幸いです。

No.30 2004/07/09(Fri) 00:30:11


はじめまして / conosiro 引用

中井英夫シンポジウムに参加した中井英夫ファンの者です。
シンポジウムではお声はかけられなかったのですが、ここのHPのことを教えていただいたので来てみました。
データベース素晴らしいです!
私は中井作品もデータベースも大好きなので、こんな素敵な組み合わせが実現してしまったことに感動しました。

ぜひこれからも利用させていただきます。

No.23 2004/07/03(Sat) 15:55:56

 
Re: はじめまして / とらんぷ館主人久世樹 引用

シンポジウム、お疲れ様でした。
中井作品はモチーフが豊富なので、
それを軸にデータベースを作り、活用することで、
各作品の関連などがわかり、
より中井作品の理解を深めることができるのでは、
と考えています。
『とらんぷ譚』だけでなく他作品もデータベース化していきたいのですが、
僕の怠惰ゆえなかなか進んでおりません。
ご期待を裏切らないようにがんばっていきたいです。

更新の少ないサイトですが、
どうぞこれからよろしくお願いします。

No.24 2004/07/04(Sun) 00:40:59


ありがとうごさいます / かつ 引用

補足ありがとうございます。シンさんでまちがいないです。僕達はシンさんシンさんと呼んでいたので今になってはじめてシンチョンホンというフルネームを知りました。
年譜に書いてあるのですね。いろいろ知らなかったことが
解けました。本当にありがとうございます。

No.21 2004/06/30(Wed) 03:53:01

 
Re: ありがとうごさいます / とらんぷ館主人久世樹 引用

いやあ、なんというか、言葉になりません。
本当に本物なんですね。
つかの間タイムスリップして、
歴史を目の当たりにしたような気分です。

これからもよろしければ、中井作品の感想や、
当時のお話などをしていただければ幸いです。

No.22 2004/07/01(Thu) 00:15:15


(No Subject) / とらんぷ館主人久世樹 引用

ひさびさの更新です。
宮澤さんの読書日記でも叱られてしまったので(笑)、
以前から準備はしていたものをようやくアップしました。

http://homepage3.nifty.com/DS_page/dokusho/0406.htm#26

一回だけに終わらず、
これからもコンスタントに更新したいものです。

No.20 2004/06/30(Wed) 02:42:54


こんにちは〜 / yumuto 引用

こちらでははじめまして。お邪魔します。
無事お帰りになられたようで。私は翌日、ぷらぷら美術館に行ってきましたよ。
中井英夫シンポジウム、遠いところからいらして下さいましてありがとうございました(…私の方が遠いですが^^;)。
HP、さきほど少し拝見しましたよ。データベース凄いですね〜。

私は基本的に夢野久作担当(?)なんですが、またよろしくお願いします〜。

No.18 2004/06/29(Tue) 01:14:45

 
Re: こんにちは〜 / とらんぷ館主人久世樹 引用

ようこそおいでくださいました!
美術館、いいですね〜。僕はシンポジウムの直前、
「夜想リターンズ」展に行ってきました。
その近くに(?)中井英夫の墓がある法昌寺があるんで、
探したんですけど時間がなかったので池袋へ。
また機会があれば法昌寺を訪れてみたいです。

データベース、まだ完成してなかったりするのですが(汗)。
久作も好きです。とくにドグマグ!! 両親が福岡出身なんで、久作には妙な愛着あります。
これからもどうぞよろしくお願いします。

No.19 2004/06/29(Tue) 22:16:31


ありがとうございます / かつ 引用

T.Haradaさま>
早速のレスありがとうございます。長年気になっていたことがあっという間に解決しびっくりしています。また、気になっていることを自分でよく調べようともしなかったことを恥かしくも思います。筆跡を見たところ多分中井さんご自身のものと思われます。早速書店にて教えていただいた本を探してみます。ありがとうございました。

No.14 2004/06/28(Mon) 00:20:02


Bについて / T.Harada 引用

かつさま>
創元ライブラリ版の中井英夫全集[9]『月蝕領崩壊』を見ていただくと、Bというイニシャルで田中貞夫氏のことが日記に書かれています。また、A(中井英夫氏)とBの写真も載っています。
あとは、実証の問題です。状況から考えると、それは中井英夫氏の自筆である可能性が高いように思われます。中井英夫氏は、以下のような筆跡です。
http://milleplateaux.fc2web.com/page011.html
Bが亡くなったのは、昭和58年。そのころ、講談社文庫は第20刷くらいのものが出回っていました。
いずれにせよ、貴重なもののように思われます。大切になさった方がよろしいかと思います。

No.13 2004/06/27(Sun) 20:46:54

 
Re: Bについて / とらんぷ館主人久世樹 引用

T.Harada さん、
ご無沙汰しております。
かつさんへの迅速なご対応、ありがとうございます。

ネットの不調によりそちらの掲示板へ
まともに伺えない状況が続いていたりしました・・。
またよろしくお願いします。

No.16 2004/06/28(Mon) 04:19:53


はじめまして / かつ 引用

はじめまして。こんなことをカキコむのはなんだか場違いのような気もするのですが、実は数十年前から気になっていることがあります。中井さんが亡くなられる数年前に「虚無への供物」を韓国の青年からもらいました。当時僕はこの本のことをまったく知らず彼から日本の推理小説のベストに選ばれている作品だと教わりました。彼は当時中井さんの自宅に週何回か雑用をしに行っているということでした。中井さんとクリスマスのパーティに行くので一緒に来ませんか?と誘われたのですが当時は何も知らなかったため断りました。今思えば残念なことをしたと思います。その後しばらくして貰った本を読んだのですが衝撃的でした。日本のミステリにこんな作品があるのかと、今ではこれまで僕が読んだ小説全般を通して5本の指に入る作品といっていいと思います。僕が貰った本は講談社文庫版なのですがその本の間に25刷りの見本が出来ましたという出版社からのメモと巻末の解説部分に赤ペンで手書きの訂正がいくつか書かれているのです。そして最後の余白によろっとした文字で読み取りにくいのですが「BよただBのために乙はこの小説を書いた」という文字と日付が書かれていました。これがどうにも気になってしょうがないのです。これは中井さん本人が書かれたものなのか?韓国の青年とはその後連絡もとれなくなり確かめる術もありません。Bというのは?僕自身知識もなくバカな質問なのかもしれませんがもし気がついたことなどあれば教えて欲しいのですが。どうにも気になって。

No.12 2004/06/27(Sun) 15:25:12

 
Re: はじめまして / とらんぷ館主人久世樹 引用

かつさん、はじめまして。
怠惰な館主が後手に回ってしまいましたので、
簡単にT.Haradaさんの補足をさせていただきます。

「韓国の青年」は旧版「虚無への供物」の年譜の
89年の項目に書かれている、
「韓国人の申天洪(シンチョンホン)」の
ことかと思われます。

「Bのために乙は〜」の「乙」は「己」で、
中井英夫は日記で一人称を「己」と書いて「おれ」と読ませています。

Bというのは、中井英夫(英→A)、Aの親友というような意味で、
田中貞夫をBと呼んでいたと思います。

読みにくい字というのも、アルコールの影響下と思います。

……とてつもなく貴重な「虚無への供物」をお持ちのようで、
かつさんの文章を読んだときには戦慄しました。

No.15 2004/06/28(Mon) 04:08:46


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