掲示板
何でもお気軽に書いていってくださいね。

(No Subject) 投稿者:だい 引用

毎度の事ながらいつも楽しくルームチューンの勉強させてもらっています。
少し気になる事があったので質問させていただきます。
ケースバイケースではあると思いますが、壁・床・天井に貼るバーチ合板やラーチ合板についてですが、Gallery-waveのようにスベスベした面を表面にした方が良いのか、Gallery Pyramid/Joserのように切断面の縞々模様の面を表面にした方が良いのか気になります。
それとotoさんが最近壁だけでなくLVパネルなどにもウレタン塗装をされていますが、オイルステン塗装よりもより高い高音の反射を狙っての事だと考えてよろしいでしょうか?

No.547 2008/12/21(Sun) 21:25:09

 
Re: 投稿者:mur 引用

■■ルームチューン■■
 再生音楽の表現力がライブステージと異なるのは何故か? この疑問をとことん突き詰める執念がルームチューンの入り口です。
 
 オーディオシステムでライブステージの佇まいを再現する最も簡単な方法は、音を四方八方に振りまく球面波SPの採用です。 
 
 楽器と同じように、リアにもフロントと同じ音が送り出されるため、背後に反射性の壁があれば生演奏の佇まいを再現することができます。しかしリスナーに向かって音が飛んでくる肉迫感が足りないため、真打ちにはなれない形式のSPです。
 
■■サウンドステージ■■
 海岸に打ち寄せる波が石垣の内側に回り込むように、音波にも障害物を迂回して球面波を作る性質があります。低音域だけですが、コンベンショナル型SPの音も球面波になって、後に固い壁があればサウンドステージを作ります。  
 
 高音域はSPキャビネットのサイズに比べて音の波長が短いため(10kHzで3.4cm)、音の迂回(回析現象)が起こりずらく、サウンドステージの生成に必要な量の高音域の反射音が得られなくてサウンドステージが生成されません。
 
■■LVパネル■■ 
 現代SPはキャビネットのコーナーを丸くしたり、スコーカーやツィーターにドームを採用するなどして背後に回り込む高音域を増やす工夫をしていますから、少ないとは言いながら旧型のSPに比べればより多くの高音域が背後に回り込んでいます。  
 
 SPの後に漏れてくる高音域を増幅して跳ね返す仕組みが作れたなら、音を前に押し出すコンベンショナル型SPのタイトな音に、球面波SPの得意技であるボーカルの佇まいが明確な、唄に込められた思いが涌き上がるような奥行きのあるサウンドステージを付加することが出来るのではないか・・・? との推測が成り立ちます。

 この推測を具体化したメカニズムが、中高音域を水平拡散する初代LVパネルのリブ構造で、拡散のみでは目的が達成できなかったため、残響音をパネル表面に引き寄せる特性(凸凹)、ミッドバスを吸音する特性(裏板・フェルト・ステンレス)・・・などを加えてリスニングルームの音場をコントロールする5つのパラメータの凡てを制御する製品群として、LV,SV,Gallery のシリーズが完成しました。
 
■■6つのルームパラメータ■■
 そしてotoさんのオーディオルームの新築から得たノウハウにより、以前から尻尾をつかんではいたものの、明確な証拠が得られずにパラメータに加えていなかった「反射率の断層」を悪玉パラメータに加えることができました。
 
 ルームパラメータが6つになって、オーディオルームで発生する怪奇現象の凡てが合理的に説明できるようになったので、もうこれ以上パラメータの追加は無かろうと思いますが、現時点で確定したルームパラメータは下記6種類です。

■悪玉パラメータ■
  1.定在波
  2.フラッターエコー
  3.壁振動
  4.反射率の断層

■善玉パラメータ■
  1.初期反射音
  2.残響音


■■反射率の断層■■
 さてご質問いただいた件は「反射率の断層」にかかわる内容です。
 
 商品化初期のLVパネルは鋸目の波状痕と節目の凸凹を残したままのリブを素材にしてパネルを作りました。リブパターンで中域〜8kHzを水平拡散し、波状痕や凸凹で高音域をランダム拡散させる仕組みです。
 
 その後の設置テストや無償ルームチューンの結果により、石膏ボードや壁紙仕上げの部屋に置く拡散パネルでは、波状痕や凸凹は不要のようだ・・。との結論になり、鉋仕上げの現在の姿の LV や StainVeiL パネルになりました。
 
 しかし高音域を全方位拡散させる仕組みが不要と言う訳ではありません(ルームチューニング徹底解明 / コンピュータ・シミュレーションが明らかにした拡散反射音の振る舞い参照)、
 
 http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm
 
 高音域を吸音する特性の石膏ボードの面に隣り合わせて、高音域を拡散反射するパネルを置いてはいけない。境目から逆位相の音に類似する不快な雰囲気が発生してしまうことが分かったからです。

 不快な音の原因は反射音の周波数特性の急変(断層)によるものです。詳細は「実践・オーディオルームの設計施工」または「ルームチューニング徹底解明」に追記の予定です。
 
 この種の不快な音は気柱共鳴を利用した吸音トラップでも発生します。アナログやiir(デジタル)のグラフィックEQで伝送特性を補正しても発生します。

 不快な音の原因は、気柱共鳴では実音と共鳴音の無相関な位相のずれ。EQでは位相の周波数特性の急激な変化によるものです。

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●Gallery-waveのようにスベスベした面を表面にした方が良いのか、Gallery Pyramid/Joserのように切断面の縞々模様の面を表面にした方が良いのか気になります。
■バーチ合板の硬さがあれば高音域の反射体になるであろう、と思っていましたが、otoさんの測定結果によると高音域吸音のようです。壁面には更に堅い銘木系を使うか、縞々模様の面を表面にした方が良さそうです。

●壁だけでなくLVパネルなどにもウレタン塗装をされていますが、オイルステン塗装よりもより高い高音の反射を狙っての事だと考えてよろしいでしょうか?
■4〜8kHzの反射音を増やす目的です。2月中旬に残響時間の測定を行います。
■隣り合う材質では、反射および吸音の周波数特性の傾向を合わせる必要があります。パネルを固めるときは、壁も固めてください。

年末の雑事でご返事が遅くなりました。申し訳ございません。

No.548 2009/01/01(Thu) 03:37:47

 
隣県富山より新年のあいさつ 投稿者:だい [MAIL] 引用

あけましておめでとうございます。
ご多忙の中、返事を下さり有難うございます。
自分の想像以上に丁寧かつ分かりやすくかつ多くの情報を返信していただいたので正直驚きました。
その中でも新しいパラメーター「反射率の断層」につきましては非常に興味深いです。
以前より1つの面において吸音と反射を隣り合わせにしてはいけないというのは勉強させていただいてましたが、それはフェルトやいわゆる吸音材などと松材やバーチ材の極端な吸音と反射の隣りあわせかと思っていましたが、それよりも高い帯域でも同じ事が言えるのですね。
自分はまずLVパネルをとりあえず充実させてから壁のチューニングに取り組もうと思っています。
まだまだ未熟者ですが、コツコツとやっていきたいと思います。

No.550 2009/01/04(Sun) 13:42:56


(No Subject) 投稿者:yokozeki [MAIL] 引用

昨日、リフォームの相談後、白石区の某氏宅に伺い、試聴させていただきました。音量を上げても全くうるさくならないこと、スピーカーが姿を消し楽器がホログラムのように浮かび上がることに感銘を受けました。

リフォームは大がかりになりそうです。懐具合が少し心配か・・・。今後何かとお世話になると思います。よろしくお願いします。

No.546 2008/12/07(Sun) 15:23:44

 
Re: 投稿者:mur 引用

2月中旬にotoさん宅の測定を行います。yokozekiさんの完成時期と重なると好都合ですね。

No.549 2009/01/01(Thu) 04:00:02


(No Subject) 投稿者:だい [MAIL] 引用

いつもサーロジック製品の愛用とホームページにて勉強させてもらっています。
約13畳のオーディオルームにて音楽鑑賞しているのですが、サーロジックを知る前に建築しましたので天井を吸音テックスにしてしまいました。
何らかの対策で反射&フラッターレスにしたいのですが、なにかいい対策はないでしょうか?
HPでの木板を斜めに吊り下げるのもいいと思いますがいまいち見た目が気になります。
自分なりに考えたのは簾を天井一面に貼り付けるとか、お金はかかりますが、バーチ合板かラーチ合板を鋸歯状に貼り付けるかです。
なにか良い策があればご教授おねがいいたします。

No.540 2008/10/17(Fri) 21:56:30

 
Re: 反射壁とフラッターエコー 投稿者:murata 引用

> 自分なりに考えたのは簾を天井一面に貼り付けるとか、お金はかかりますが、バーチ合板かラーチ合板を鋸歯状に貼り付けるかです。
■a:壁振動、b:フラッターエコー、c:定在波、が音を悪くする3要素です。

a:はブーミングの原因、
b:は解像度悪化の原因、
c:は体感低音欠如の原因になります。

<簾を天井一面に貼り付ける>
■高音域の反射音が増え、フラッターエコーはさほど増えず、質量も軽いので、実行の価値はあります。しかし若干良くなるものの大きな期待はできません。

<合板を鋸歯状に貼り付ける>
■高音域の反射音が増え、フラッターエコーが減るので理想的な改造です。但し木パネルの質量に耐える梁が必要で、大抵実行不可能です。実施するのなら、左右・前後の壁面のフラッターエコーも同時に処理すると大幅な改善が期待できます。6度程度(910mm:96mm)傾けてください。

> なにか良い策があれば・・・
■スピーカーとリスナーの間の天井・床・壁の反射音の質が再生音に最も大きな影響を与えます。このエリアの反射音を増やし、フラッターエコーを減らすのが音質向上のポイントです。

1.天井に6mmのベニア板(軽い)を貼る(ぶかぶかだとブーミングの原因になるので吸音テックスに接着し、コーススレッドで固定する。
2.対抗する床面を斜めにする(弊社製品であればGallery-wave、Gallery-pyramid-joserなどを置く)
http://www.salogic.com/Gallery-Joser/galry-joser.html
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop6-photo1.html

3.左右壁面が平行であれば家具・本棚などを置く(弊社製品は上記と同じ)。

あたりがオーディオ専用ルームであれば実行可能か?と思いますが、コストがかかりすぎます。

> なにか良い策があれば・・・
■天井が吸音テックスであると高音域の残響音不足が再生音を悪くする原因です。残響音不足は初期反射音を増やすことでそこそこ代用できるので、SP周辺にLV、SVパネルを多めに置く。対向するリスナー背後の壁面にLVパネルを置く。などが最も実現性が高い方法であろうと思います。下記ページも参考にしてください。
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop4.htm
http://www.salogic.com/AudioRoomDesign/AudioRoomDesign01.html

No.541 2008/10/18(Sat) 02:59:32

 
Re: 投稿者:だい [MAIL] 引用

すばやいご返事ありがとうございます。
とても参考になりました。
とりあえずLV、SVパネルの量をふやしてみたいと思います。

ちなみに、もし天井に簾なりベニヤなりその他合板なりを貼る時は、吸音テックスの上からそのまま内部の梁にむけてコースレッドなどで打つ付けるのでよろしいでしょうか?

No.542 2008/10/20(Mon) 00:18:23

 
Re: 投稿者:murata 引用

> 天井に簾なりベニヤなりその他合板なりを貼る時は、吸音テックスの上からそのまま内部の梁にむけてコースレッドなどで打つ付けるのでよろしいでしょうか?
■軽いものを表面材にするのであれば吸音テックスを振動のダンプ材と考え、良く密着させて(可能なら木工ボンド併用)コーススレッドで止めてください。床を斜めにするか、物を置いて凸凹を増やす必要があります。
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop6-photo1.html

12mm以上のバーチやラーチ合板を使うのであれば、一旦天井を剥ぎ、

1. 下地に12.5mmの石膏ボード
2. 合板(木工ボンド併用)

または

1. 合板
2. 12.5mm石膏ボード(木工ボンド併用)
3. 合板(木工ボンド併用)

が良いでしょう。リスナー側が高くなるように6度以上傾けてください。No.541にも追記しました。

No.543 2008/10/20(Mon) 02:28:40

 
Re: 投稿者:だい 引用

重ね重ねありがとうございます。
非常に勉強になります。
少しずつではありますが心地よい音楽を追求していきたいと思います。

No.544 2008/10/20(Mon) 23:02:38


(No Subject) 投稿者:KEF205 引用

自然満喫良い感じですね、羨ましいです。
先日ネットでこんなページを見つけました「http://homepage2.nifty.com/tnatori/audio/natural_sound.html」村田さまのご意見は??「http://homepage2.nifty.com/tnatori/NS/」今度時間を見つけて実践してみます。

No.538 2008/08/28(Thu) 02:24:40

 
Re: 投稿者:murata 引用

実験すれば直ぐに分かると思いますが、この理論は???です。サブスピーカーから出る音はLchとRchに含まれる同位相成分を除いた音で、しかも左右同じ音です。

具体例で言えば、

●センターボーカルは左右同位相なのでサブスピーカーには出ない。
●左端定位&右端定位の楽器は同位相成分が無いのでそのままサブスピーカーから出力される。

直列に接続された2本のSPから出る音は同じ音ですから、サブSPに送り込まれた左端または右端に定位するはずの楽器の音はセンターに定位します。VRを小さくすれば左右の楽器がどんどんセンターに引き寄せられモノーラルに近づくだけです。

つまりセパレーションを悪くする効果は絶大ですが、良くする効果は全くありません。


●マイナス面ばかり書きましたが、プラス面もあるかも? 楽曲に含まれる残響成分には同位相成分が殆どありません。従ってVRを小さくするにつれ、残響音が強調されてセンターに収束します。余韻がセンターに吸い込まれるように消え入る、出来の良いホールのような効果が期待できるかもしれません。

No.539 2008/08/28(Thu) 18:42:26


(No Subject) 投稿者:EVA [HOME] 引用

村田さん、今晩は。伊豆のNです。
すっかり田舎暮らしが板に付いてきたようですね。
岩魚や山女が釣れるなんて羨ましい限りです。
さてデモルームにいよいよ着手ですか。どんな音が聴かれるのか楽しみです。思いっ切りアイデアを投入して仕上げて下さい。私は出不精なので中々行けないとは思いますがその内にと思っています。
それでは。

No.537 2008/05/15(Thu) 21:04:41


サブ・ウーファのデモ用(?)ソフト 投稿者:K&K [HOME] 引用

村田様、ご無沙汰しております。
サブ・ウーファD.CubeEX2、SW2000Dではお世話になりました。
最近、以下のSACDを入手しました。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/2509330

バーバー、プーランク、サン=サーンスのオルガンをフィーチャーした曲集ですが、オルガンの最低音がすごいです。
低音フェチのかた御用達という感じのディスクで、サーロジックのサブ・ウーファをお使いの方にはお薦めです。

既にご存知かもしれませんが、ご参考まで。

No.530 2008/02/03(Sun) 14:24:38

 
Re: サブ・ウーファのデモ用(?)ソフト 投稿者:seisan 引用

D.Cube愛好家として こうした紹介をされるのは大変
ありがたいですね。
これからもどしどし推薦して下さい。

No.531 2008/02/04(Mon) 10:19:17

 
Re: サブ・ウーファのデモ用(?)ソフト 投稿者:murata 引用

SW2000Dが超低音の能力で真価を発揮するクラシックの音源は限られていると思いますので、SW2000, D.Cubeをお持ちのお客様には朗報ですね。推薦有難うございます。

K&Kさんは石井伸一郎さん設計のオーディオルームのオーナーさんであろうと思います。部屋がしっかり作られているので、D.Cube2EXとSW2000Dの差が歴然と現れたのではないでしょうか。

ところで複数の事情が重なってDSP制御のサブウーファーの販売を休止いたしました。SW,D.Cube共に末永くご愛用ください。

最終製品のD.Cube2HXにいたっては初回ロットで6台生産したのですが、その後の資材の手当てがつかず、4台で販売を終了させていただきました。幻のサブウーファです。

実はD.Cubeの最初の設計はHXの仕様でした。このときも資材の入手が不可能となって試作も作れなかったいわくつきのモデルです。

長年の予想通リD.Cubeの形状でSW2000Dと肩を並べるクォリティーが達成できたモデルで、6台全部を販売するのが惜しくなってしまいデモルーム用に2台残してあります。デモルームが完成したらご体験ください。

No.532 2008/02/05(Tue) 12:01:01

 
Re: サブ・ウーファのデモ用(?)ソフト 投稿者:seisan 引用

村田さまが心血を注がれて 当初の開発目標に最も近い完成品として誕生したHXが この我が手元にあるHX
であることに 今更の感動とその素晴らしい音色に
改めて魅入らされました。力量感のある迫りくる空気感と仕上がりの良さは未体験ゾーンに包まれます。しかも今回は幻のチャンスを得られましたこと 感慨無量とは 当にこの事ですね。
待ち遠しい事ですが モデルルームの竣工を今か今かと首を永くして待っております。

No.533 2008/02/05(Tue) 19:56:06

 
Re: サブ・ウーファのデモ用(?)ソフト 投稿者:K&K [HOME] 引用

murataさん、seisanさん、ありがとうございます。

murataさん、
>K&Kさんは石井伸一郎さん設計のオーディオルームのオーナーさんであろうと思います

はい、D.Cube2EXの設置、SW2000Dの仲介に際しては大変お世話になりました。
DSP制御のサブウーファーの販売を休止されるのですね。いろいろ事情があることと思いますが、非常に残念です。高級なハイエンドのスピーカーでも20Hzまでフラットなものは皆無に近いと思いますので、良質なサブ・ウーファの存在は貴重だと思います。確かにサブ・ウーファの顕著な恩恵を得られるクラシックのソフトは多くはないかもしれませんが、低音楽器のないソフトでも独特のホールの雰囲気感が得られるメリットがあり、一度体験すると手離せなくなります。
近い将来の再開をお祈りいたします。

No.534 2008/02/05(Tue) 21:51:24

 
デモルーム用にSW2000Dのウルトラ上位バージョン 投稿者:murata 引用

> 近い将来の再開をお祈りいたします。

■有難うございます。デモルーム用にSW2000Dのウルトラ上位バージョンを作るので、商品価値が認められるようなら再開発売の初代モデルになると思います。

SW2000Dの低域を更に2オクターブ広げたらどんな臨場感を再現するのだろう? ということを確認するためのモデルなので、商品価値は?ですが・・

2000D、D.Cubeの38Hz以下は15Hzまでフラットで、閉空間の低域上昇分を含めると5Hzくらいまで十分なレスポンスがあるようです。次のモデルは4Hzまでフラットが目標です。

殆どの部屋が強度不足になると予測できるので、ハイパワー2000D(15Hzまでフラット)のモードも必要でしょう。4Hz〜15Hz、15Hz〜、の2Wayが標準モードで、モードチェンジで15Hz〜、15Hz〜としても動くウーファー3〜4ユニットの構成です。

D.CubeのシリーズはHX以上のスペックは望めませんので、HXのType2を復活したいと考えています。



> 高級なハイエンドのスピーカーでも20Hzまでフラットなものは皆無に近いと思いますので、良質なサブ・ウーファの存在は貴重だと思います。

■ハイエンドスピーカーと言えども、最低音域の1オクターブはバスレフの共振音に頼っているものが大半でしょう。音圧は確保されますが、位相特性と音切れに問題ありと思います。D.Cubeの勝ちですね。

更に超低音は設置位置で聴こえ方が大きく変わる性質があり、最適配置がメーンSPと異なるのが普通です。【質の良いミドルクラス+D.Cube2で位相調整】の方がコストパフォーマンスが間違いなく高いですね。

その意味では20万円台のD.Cubeが欲しいところです。パソコンのUSBを使って制御することにでもして、大量販売すれば可能かな? と思いますが、大量が無理ですね。

No.535 2008/02/11(Mon) 04:47:35

 
Re: サブ・ウーファのデモ用(?)ソフト 投稿者:K&K [HOME] 引用

murataさん、

4Hzまでフラットとはすごいですね。
でも、そこまで伸ばすと最近の映画ソフトの過激な低音に耐えるのにかなり苦労するのでは?

2000Dはかなり大振幅にも耐えられる能力を備えていると思いますが、最近購入したDVD版ダイハード4でのマシンガン連射に入っている異常ともいうべき低音で底着きしました。
全編そこらじゅうでコーンがフラフラしています。入力レベルが黄色LEDが点くかどうかのレベルでもコーンの揺れがひどいですから、入力が飽和しているのではなく超低音成分の量の多さが原因だと思います。

このような低音を含むソフトは超低音を振幅で稼ぐ小型のサブ・ウーファには危険だと思われますが、設計上はどのように対応されますか?

No.536 2008/02/22(Fri) 22:23:05


(No Subject) 投稿者:yokozeki [MAIL] 引用

関です。先日は貴重なお話どうもありがとうございました。D-Cubeの製作過程など、興味深く拝見しました。こちらにおいでいただく日を楽しみにお待ちしています。

No.526 2007/11/26(Mon) 20:55:08


(No Subject) 投稿者:菅原 [MAIL] 引用

石井先生の推奨されています、リスニングルームを作ろうと思います。ジャージクロスの入手先とか細かな作り方を知りたいのですがどちらに聞いたらよいのでしょうか。教えて頂けませんでしょうか。

No.524 2007/10/22(Mon) 13:48:23

 
オーディオルームの作り方 投稿者:murata 引用

■■ジャージークロスの入手先■■
 手芸材料のユザワヤで入手できます。吉祥寺の店舗には何度か行ったことがありますが、ジャージークロスには色や織り目の大きさなど沢山のバリエーションがあり、通販での注文は難しいでしょう。店舗が沢山ありますので、お住まいの近くにあれば良いのですが。
http://www.yuzawaya.co.jp/information/tenpoannnai.html

■作り方を知りたい■
 石井伸一郎さんに設計施工をお願いするのであれば下記からメールを送ってください。
http://www.ishii-audio-lab.com/
http://www.ishii-audio-lab.com/consult.html

 石井さんのアイデアだけ頂いて自作されるのであれば下記から情報を得るしかありませんが、内容が難しいのが難点です。
http://homepage2.nifty.com/hotei/

 要約するとポイントは二つで、定在波理論と残響時間理論から成り立っています。

【定在波理論】
 定在波の影響を受けにくい部屋の寸法比が上記ページに記載されています。部屋の寸法比を自由に決められる環境であれば、そのまま率直に参考にすれば良いでしょう。

 無理であれば無視するしかなく、その場合伝送特性の低音域にディップが出来る可能性が高まります。しかしオーディオルームの特性を支配する他のパラメータでリカバリーが可能ですから、深刻に考える必要はありません。

【残響時間理論】
 <完全反射壁>と<完全吸音壁>の組み合わせで残響時間の長さと周波数特性を決めることが出来る。というのが石井理論の根幹です。しかし完全反射壁を素人が木で作るなんて全く不可能な訳で、見よう見まねで容だけ真似ても残響時間は設計値の半分程度にしかなりません。つまり最適残響時間の半分程度です。

 では最適残響時間の二倍で設計すれば良いではないか、と設計基準を変更すると、吸音部分がゼロになってしまい、石井理論が成り立ちません。

 石井式の理論は施工時の石井マジックとの組み合わせで成り立つものと思います。石井さんに依頼することをお勧めします。

<残響時間の周波数特性>
 また石井式では残響時間の周波数特性の制御方法について触れていないのでは?と思います。見落としかもしれませんが・・。

 楽しくなければ音楽じゃないでしょ! という観点で見たとき、残響時間の周波数特性と初期反射音の振る舞いはオーディオルームやホームシアターにとって大変重要な構成要素です。石井式でもサーロジックパネルの効果は大きく現れます。下記は石井さんが設計施工した部屋への設置例です。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-80-sub.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-30.htm

 部屋が完成したら無償ルームチューンなどご利用ください。
http://www.salogic.com/home.files/campaign/campaign01.htm

■■自作オーディオルームは下記の方が簡単で安価で必ず成功します■■
 ポイントは頑丈な内壁を作り斜めにすること。小さな平面の集合体で平面を作ること。の二点だけです。
http://www.salogic.com/home-web.files/01-sat-sub1.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-103-sub.htm

 詳細は下記を参照してください。
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-105-sub.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-105-sub2.htm

 ご返事を書く参考にとネットを検索していたら下記のページを見つけました。石井式のオーディオルームを自作するのであれば、完全反射壁に関する記述(木の選択)が参考になります。
http://blog.livedoor.jp/bremenfx1/archives/cat_50029364.html

No.525 2007/10/23(Tue) 23:36:19


(No Subject) 投稿者:fayefaye 引用

デジタルチャンデバぜひ商品化お願いします.
仕様ですが、3way対応で各chにモノラルアンプが使用可能なように
デジタル出力を6系統用意していただきたいと思います.スピーカーユニットごとにF特補正が可能なようにすべてのchにEQを用意していただきたいです.また、カットオフ周波数は各ch個別に設定出来るようにお願いします.(WF/TWのカットオフ周波数で違う周波数を選択出来るように)ソニー等が販売しているデジタル入力付きのアンプで自作スピーカーを楽しみたいです.

No.522 2007/09/01(Sat) 23:50:11

 
Re: デジタルチャンデバ 投稿者:murata 引用

デモルーム用に試作ができているのですが、とりあえずデモルーム用のコスト無視の物です。デモルームが完成して詳しく検証してOKとなれば製品にすることも考えています。30バンドまでのマルチウエイが可能ですからフル構成は出力60系統可能です。

No.523 2007/09/03(Mon) 15:29:15


(No Subject) 投稿者:seisan 引用

D-Cube2HXは どうなりましたか
朗報を待ってます。

No.516 2007/05/15(Tue) 13:29:32

 
D.Cube2HX 投稿者:murata 引用

20日で無償ルームチューンが一段落しますので、写真・スペックなどHPに掲載します。お待たせして申し訳ございません。

No.517 2007/05/19(Sat) 09:05:22

 
Re: (No Subject) 投稿者:セプ太 引用

> 20日で無償ルームチューンが一段落しますので、写真・スペックなどHPに掲載します。お待たせして申し訳ございません。

現行モデルからのバージョンアップサービスは可能でしょうか?

No.518 2007/05/20(Sun) 06:11:14

 
D.Cube2HX完成 投稿者:murata 引用

大変お待たせしました、D.Cube2HXのスペックを今日UPしました。写真も今週中にUPいたします。
http://www.salogic.com/home.files/dcube2hx-model/dcube2hx.htm

最大の難関であったキャビネットサイズも、パワーアンプの形状を変更してTXと同じサイズで決着しました。お陰で組み立てが益々難しくなってしまい、製品モジュールで組み立てが楽になるレイアウトを検討して製品が完成します。

> 現行モデルからのバージョンアップサービスは可能でしょうか?
■キャビネットサイズが同じなので不可能ではありませんが、SPの交換、パワーアンプの交換、DSP及びCodecの電源の交換と調整など必要です。旧モデルを売却して新規購入していただいても出費は同じ程度と思います。

大変お待たせしてしまいましたので、発売時に期間限定のタイムサービスを予定しています。売却価格によってはむしろお得ではないか? と思います。どうぞご利用ください。

No.519 2007/05/25(Fri) 09:48:15

 
Re: (No Subject) 投稿者:セプ太 引用

> ■キャビネットサイズが同じなので不可能ではありませんが、SPの交換、パワーアンプの交換、DSP及びCodecの電源の交換と調整など必要です。旧モデルを売却して新規購入していただいても出費は同じ程度と思います。
>


完全に新型相当にはなりませんがスピーカユニットだけの交換だと簡単に出来ると思いますが、問題ありますでしょうか?

No.520 2007/05/28(Mon) 21:10:17

 
Re: (No Subject) 投稿者:murata 引用

> 完全に新型相当にはなりませんがスピーカユニットだけの交換だと簡単に出来ると思いますが、問題ありますでしょうか?

■HXはネオジウムマグネットのウーファーを搭載します。数社のSPをテストしましたが、ネオジウム・ウーファーは磁気回路の奥行きが長いのが共通の特徴で、従来のパワーアンプモジュールではTXサイズのキャビネットには収まりきれません。

キャビネットの奥行きを増やすと使い勝手が悪くなるので、パワーアンプの設計を変更しました。更に背面に配置していたDSP&Codecモジュールを側面に移動した。という事情があります。

大変申し訳ありませんが、パワーアンプモジュールの交換が必須です。なおXタイプとケブラーコーン(黄色のコーン)のD.Cube2はキャビネットの内寸がTX、EXより狭く、新型パワーアンプでも入りません。

No.521 2007/06/05(Tue) 02:20:56


2TX後継機 投稿者:seisan [MAIL] 引用

開発状況は如何でしょうか。
採用ユニットも定まり 当初の期待を超えたクォリアが得られたものと 首を長くして発表を待っています。

No.514 2007/04/10(Tue) 11:33:37

 
Re: 2TX後継機 投稿者:murata 引用

まもなく写真を含めてHPに掲載いたします。商品名はD.Cube2HXです。

No.515 2007/04/11(Wed) 09:51:30


サブウーファー 投稿者:takumi 引用

現在はEX一種類だけになってしまっているようですが、
他の種類(TX,X)については後継機種がでるのでしょうか?

No.512 2007/03/08(Thu) 00:04:46

 
Re: サブウーファー 投稿者:SALogic murata kenji 引用

クォリアで表現される
http://www.weblio.jp/content/%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A2
感覚質を圧倒的に向上させようと後継機試作の真っ最中です。発売まで2ヶ月程度の予定です。

TXに更に付け加えなければならない機能は思いつきませんので、キャビネットサイズが変更になる可能性がありますが、操作系の変更はありません。

リモコンのご希望を頂くことがありますが、初期設定時に便利なだけで実働時には不要なので追加の予定はございません。

No.513 2007/03/08(Thu) 13:11:18


ライブとデッド・吸音と拡散 投稿者:J.S.O.BACH 引用

すみません。
続けて質問させていただきます。
私、音響に関しては全くの素人で、例えば音響測定のグラフなどを見てもそれを理解することができません。
そのことを前提に質問させていただきますので、できるだけわかりやすく答えていただけるとありがたいです。

ルームチューニングにはいろいろなアイテムが使われますね。
どちらかといえば、定在波やフラッターエコーを止めるなど(それだけではないですが)、ライブな部屋をデッドな方向にもっていく製品が多いようです。
例えば、吸音材や吸音パネルを使うと、その空間はデッドな方向になりますよね。
また、音というのは何かにぶつかると反射する。
この程度の理屈は私にも分かるのですが、音響用語には、単なる「反射」だけでなく、「拡散」とか「散音」とか「乱反射」とかいう言葉もあり、私にはこれらの言葉の意味が明確に分かりません。
しかし、オーディオを趣味とするには、この言葉の意味がよく分かっていないと、関係者とコミュニケーションするのも難しいし、ルームチューニングをどう進めていいかも分かりません。
「拡散」「散音」「乱反射」これらの言葉の意味を分かりやすく説明していただけませんか。
また、これらの事象が起こったとき、その空間はライブな方向に向かうのか、デッドな方向に向かうのか。そういうことも併せて教えていただけるとありがたいです。
本当に稚拙な質問でお恥ずかしい限りですが、どうかよろしくお願いいたします。

J.S.O.BACH

No.509 2007/01/27(Sat) 20:40:06

 
Re: ライブとデッド・吸音と拡散 投稿者:murata [MAIL] 引用

>「拡散」「散音」「乱反射」これらの言葉の意味を分かりやすく説明していただけませんか。

■このHP上では「拡散」を更に分類して「水平拡散」、「垂直拡散」、「偏向拡散」と使い分けていますが、一般には反射音が入射角と無関係な方向に飛び散る現象を表す言葉として、「拡散」「散音」「乱反射」を使っているのだと思います。つまり総て同じ意味と解釈してかまいません。反射面に音がぶつかったあと、バラバラな方向に飛び散る、あるいは飛び散った音、と言う意味です。

水平拡散はサウンドステージの形成に寄与するなど、オーディオルームにプラスの効果を生みますが、垂直拡散、全方向拡散(布系の拡散体などがその例で、弊社製品であれば拡散スカラホール)は取り付け位置などの制約があり、使い方をよく吟味しないと、さして効果が得られないか、かえって音を悪くします。

音を拡散させても、同じ部屋の中に吸音材があれば吸音されてしまうため、ライブにはなりません。拡散=ライブではありませんが、LVパネルなどの水平拡散パネルをSPの背後に置くと、水平方向に拡散された初期反射音が増えるので、聴感ではライブ感を感じます。しかし残響時間は大して増えません。

下記ページを繰り返し読んでいただくと見当がつくと思います。ご参照ください。
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm
http://www.salogic.com/home.files/RoomBuild/RoomBuild.htm

No.511 2007/02/02(Fri) 12:25:34


スカラホールの取り付け位置 投稿者:J.S.O.BACH 引用

はじめまして。
J.S.O.BACHと申します。
よろしくお願いいたします。

スカラホールの取り付け位置について質問させていただきます。
「吸音スカラホールは左右スピーカーの手前あたりの天井に取り付ける。拡散スカラホールはリスニングポイントの左右の天井あたりに取り付ける。」
ということだそうですが、スピーカーを内振りにした場合、やはり、スピーカー(つまりはツイーター)の向いた方向の天井に取り付けるのが良いのでしょうか。
そうすると、スカラホールは結構サイズが大きいですから、内振りの角度が大きかったり、左右スピーカーの距離があまり広くない場合、左右のスカラホールがほとんどくっついた状態で取り付けなければならなくなってしまいます。
まして、拡散スカラホールになると、極端に言えば左右の2枚が重なった状態で取り付けるという、おかしな状況が起こってしまいますよね。
我が家は部屋の構造上、左右のスピーカーの距離が、ツイーターの位置ではかると130cmで、やや内振りにしています。
部屋の構造上、それ以上離すことができないのです。
そう考えると、スカラホールはスピーカーの振り方に関係なく単純にスピーカーの手前の天井に取り付けると解釈するのが、自然だと思うのですが、いかがでしょうか。
お返事ください。
よろしくお願いいたします。

J.S.O.BACH

No.508 2007/01/27(Sat) 18:18:02

 
Re: スカラホールの取り付け位置 投稿者:J.S.O.BACH 引用

すみません。
自己レスです。
スカラホールの取り扱い説明書のページを見たら、一目で解決しました。
大変失礼いたしました。

J.S.O.BACH

No.510 2007/01/27(Sat) 20:58:30


船底天井の部屋の低音の充実について 投稿者:kawa 引用

初めて投稿させていただきます。
現在,船底天井の部屋にオーディオセットを置いています。部屋の中央付近で聞いているのですが,部屋の隅と比べて低音が少ないので改善したいと考えていたところ,貴ホームページを見たところ,天井が悪いとの記載を見ましてなるほどと思っております。
 部屋を改造することはできませんので,設置物で改善できたらと思っています。
 スカラホールなど利用できそうな物があるのですがはっきりわからないので質問させてください。
 船底天井の部屋の低音の改善で,サーロジックの商品でお薦めの物はどれでしょうか。また,優先順位としてはどうなるでしょうか。よろしくお願いします。

No.505 2006/12/13(Wed) 11:20:06

 
Re: 船底天井の部屋の低音の充実について 投稿者:murata 引用

■無償ルームチューンの多数の測定データから、部屋の周辺に比べると真ん中のエリアでは低音の音圧が明らかに低い傾向が読み取れます。耳でも確かにそう感じます。そして船底天井/切妻天井ではその傾向が更に極端で、周辺は低音過多、中央の広いエリアで低音無し、と感じるほどの不具合を生じることがあります。

原因は定在波であろうと予測しています。このご返事を書くに当たって再度石井伸一郎さんの定在波理論を読み返してみました。無断リンク不可となっていますので、興味のある方は「石井伸一郎 松浦 正和」で検索してください。

石井さんの定在波理論を要約すると(間違っていたらご指摘ください)、壁際は低音の音圧が必ず高くなる。部屋の真ん中もそこそこ高くなるが、部屋寸法で決まる特定の周波数の音圧は壁際に匹敵するほど高くなる。

例えば6畳間の長辺を約3.4m(音速は340m)とすると、上記の特定の周波数は100Hzになります。100Hzの音圧が壁際に匹敵するほど高くなるわけです。200Hz(2波長)も同様です。

では50Hz(1/2波長)はどうなるのか、というと、部屋の真ん中で理論音圧はゼロになります。しかも100Hzのピークのエリアの4倍の面積にディップが生じると考えられます。

つまり人間の聴覚が問題にしている低音不足は1/2波長の基準振動モードで発生しているのです。

■物理現象として音圧がゼロなのだから、救いようがないのか?・・ そんなことはありません。東芝EMI本社の第三スタジオ(1981〜82年設計施工)を設計するに当たり、スタジオの1/10模型を作り物理特性を計りましたが、中音域のデータ以外殆んど設計の役には立ちませんでした。何故か?・・ と言うと、1/10模型では測定に使う周波数が10倍になります、

例えば50Hzのシミュレーションに500Hzを使います。木で作った模型がコンクリート相当になってしまいます。

例えば5kHzのシミュレーションには50kHzが必要です、木がグラスウール相当になってしまいます。

模型シミュレーションのデータは可能性を示すだけで実際のオーディオルームはシミュレーションのような恐ろしい特性にはなりません。また1/3octの半分以下の幅のピークディップは聴覚が平均化してしまい特性が示すほど深刻な影響はありません。

■ルームチューンのパラメータが5つあります。プラス、マイナスそれぞれに、影響力が大きい順に並べると下記のようになります。

<プラスのパラメータ>
1.初期反射音のエネルギーバランス(周波数特性)とその配置
2.残響時間

<マイナスのパラメータ>
1.天井・壁・床の振動
2.フラッターエコー
2.定在波

<初期反射音・振動>
木造であれば初期反射音の適材適所と振動の抑制だけで音の整理整頓と音楽の躍動感が得られます。ミッドバスのダブツキも減り体感低音が増えます。

RCであればミッドバスの吸音と初期反射音の適材適所が音の整理整頓と音楽の躍動感に直結します。ミッドバスが減ると体感低音が増えます。

<残響時間>
最適残響時間なるものが存在しますが、初期反射音の最適化で立体的なサウンドステージが確立できていることを前提に成立します。未確立のオーディオルームで最適残響時間を満たしてしまうと風呂場の音になってしまいます。

<フラッターエコー>
フラッターエコーが有っても初期反射音の強調でそこそこ悪さが回避でき、音楽の躍動感を得ることができます。しかしここで満足してはいけません、フラッターを消去すると音楽の透明度や余韻の美しさが格段に向上し、オーケストラのテンポがグンと遅く聴こえるようなって音楽の味わいが深まります。

<定在波>
定在波は理論ほど明確な弊害は出ませんし、低音の量が好ましいと思える場所にリスニングポイントを移すことができれば無害です。横長配置のメリットは無害のエリアが探し易い点にあります。
・・とは言え広いエリアで低音感が不足する場合には部屋の修正が必要です。

■船底・切妻天井の広いエリアで低音感が不足する原因
 下記の「切妻・船底天井には定在波も発生する」の項を参照してください。
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm

■リスニングポイントの低音を増やす方法
下記のページを参照してください。
http://www.salogic.com/home.files/RoomBuild/RoomBuild.htm

No.506 2006/12/16(Sat) 04:36:36


(No Subject) 投稿者:ギターマン 引用

松本のギターマンです。ご無沙汰しております。

富士通テンのサブウーファーが雑誌などで評価が高いようですが、?です。

タイムドメインを標榜するわりにはローパスフィルターはアナログのままだったり、とても位相の整合に配慮がなされているとは思えません。

また、評論家が誰一人そのことに言及しないのも?です。

No.504 2006/11/27(Mon) 18:55:26


歪み率 投稿者:tiromie 引用

密閉+MFBは30ヘルツなどの低域の歪み率が悪くなると聞きました
貴サブウーハーの特性はいかがでしょうか。
またYST方式は尾を引く低音ともあります。原理的には貴サブウーハーと比べてどうなのでしょうか?

No.501 2006/10/07(Sat) 09:28:34

 
Re: 歪み率 投稿者:murata 引用

■弊社サブウーファは、

1.プリアンプからの入力を受けるデジタル・プリアンプ(SPの低域下降特性を逆補正)
2.不要帯域をカットするデジタル・チャンデバ(100db/oct)
3.SPを強力に駆動するデジタルパワーアンプ(1000W-rms)
4.SP(ウーファ)

の四つのブロックに分割することができますが、低音域に大きな歪を発生する要素は皆無です。

■MFBサブウーファの歪の原因が何であるのか知識がありませんが、バスレフのポートの共振を利用して低域の量感を稼ぐ方式のサブウーファの音は、歪率100%と言っても差し支えないと思います、何しろ入力音と無関係な周波数固定の共振音を鳴らし続けるのですから。

No.502 2006/10/09(Mon) 21:18:46


定在波 投稿者:k 引用

はじめまして。大変興味深く拝見させて頂いております。
さて、ホームページを拝見し定在波の理屈なるほどと思い興味を持ち、パソコンフリーソフトを利用して周波数特性を計測してみたら計算どおりのピークディップが発生し、正直大変驚きました。
そこで、定在波撲滅のためにはどうしたら良いのだろうかとホームページを読み進めさせて頂きますと、二つの平行した壁面があるかぎり、原理的に発生してしまうとのことですので、平行面を無くせば良いのかな?と思うようになりました。
 実際に前後左右の壁と天井床面の3つの平行面がある訳です。残響音などのその他のパラメーターを無視し、「ギャラリーウエーブ」などの数度の傾斜を持たせたパネルを前後左右の壁面及び天井面に設置すれば、ほぼ定在波は無くなると考えても宜しいのでしょうか?(実際はサウンドステージを再現するために左右の壁、前後の壁、天井などはそれぞれ適切な処置をしなければならないのでしょうが、あくまで原理的に。)
あと、スピーカーの後ろにStainVeilパネルを展開させ、リスニングポイントからはスピーカーの後ろの壁がStainVeilで覆われて見えないような状態のとき、スピーカーの後ろとリスニングポイントの後ろの壁(所謂前後の壁)の間には平行面が無くなりますよね。この状態にすれば、前後方向の定在波はほぼ解消できると考えて宜しいのでしょうか?

低音は波長が長いため、少々の凸凹面を持ってきても、低音波から見ると平面に見えてしまうのではないか?という気がします。例えば地上から富士山を見えれば大きな山ですが、衛星写真から富士山を見ると平面写真にしか見えないように・・・。実際のところ、StainVeilやギャラリーウエーブなどの凡そ50センチ幅ぐらいの板を数度の傾斜角度を持って配置すれば大丈夫と考えて宜しいのでしょうか?

お忙しいところ恐れ入ります。ご教示願えれば幸いです。

No.499 2006/09/26(Tue) 11:42:08

 
ルームアコースティックは二つのカテゴリーの五つのパラメータで制御できます 投稿者:murata 引用

■ルームアコースティックは二つのカテゴリー(減らすもの、増やすもの)の五つのパラメータで制御できます。

●Sパラメータ(Structure):減らすべき要素
1.定在波
2.フラッターエコー
3.床・壁・天井の振動

●Rパラメータ(Early Reflection, Reverberation tim):適量に増やすべき要素
4.初期反射音
5.残響時間

この五つのパラメータの中で理論的な解明または測定による解析ができるものが<1.定在波>と<5.残響時間>です。

残る三つのパラメータは有効な測定方法が確立されておらず、ルームアコースティックを論じるときに話題にさえならない状況です。

ところが音場再生の視点でルームアコースティックを検証すると、その影響力の順位は、

3.床・壁・天井の振動
2.フラッターエコー
4.初期反射音
5.残響時間
1.定在波

の順となります。上位のパラメータの調整に不具合があると、下位のパラメータの調整は無意味(効果がマスクされて分からない)です。

<3.床・壁・天井の振動>が強いと、それ以下の順位のパラメータをいくらいじっても、そこそこの音にすらなりません。ブーミーな音(125〜250Hzの振動音)と低音が不足する音(壁振動が100Hz以下を吸音)は、どちらも壁振動が原因の大半です。

振動を止めると<2.フラッターエコー>による音の濁りが聞こえるようになります。また横方向のフラッターがあると次の順位のパラメータである<4.初期反射音>が作り出すサウンドステージの奥行きを帳消しにします。

振動とフラッターを消去すると、<4.初期反射音>の適所配置によるサウンドステージの創造が可能になります。適所配置は、下記ページの<Section3:サウンドステージ>以降を参照して下さい。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-s-sub.htm

奥行きの深いサウンドステージができると、楽器の余韻が背後の空間に消え入るようになって、その響きを無意識に追い続ける聴覚の動きにより、楽曲のテンポがグンと落ちたように感じるはずです。この状態になればルームチューンは8割方完成です。

ここまでくるとやっと<5.残響時間>の出番です。最適残響時間に近づくほどに、初期反射音が作り出したサウンドステージの彫が深くなって、果てしなく音楽を聴き続けることができるほどに、楽器の表情やボーカリストの説得力が増加します。

最後に<1.定在波>により部屋の中に低音が溜まるエリアと少ないエリアができるはずです、最初に設定したリスニングポイントで低音が不足するのであれば定在波理論に則ってリスニングポイントを移動すれば解決するはずです、しかし現実には理論通りにはなりません。

なぜ理論と食い違うのかと言うと、木造の部屋では<3.床・壁・天井の振動>の影響力の方が定在波より遙かに大きいからです。

定在波により低音がブーミーと言われている殆んどのケース(壁裏の野縁の強度が足りない)が壁振動の対策で解決しますし、定在波により低音が不足すると言われているケース(壁板の強度が足りない)も壁振動対策と強化策で大方解決します。


> そこで、定在波撲滅のためにはどうしたら良いのだろうか・・・平行面を無くせば良いのかな?と思うようになりました。
■上にも書きましたが、定在波の影響と思われている低音のトラブルは大方壁振動であり、それにフラッターエコーも重乗しています。壁振動があると低音がブーミーになるケース、低音が出なくなるケース、の二つが発生します。

> 「ギャラリーウエーブ」などの数度の傾斜を持たせたパネルを前後左右の壁面及び天井面に設置すれば、ほぼ定在波は無くなると考えても宜しいのでしょうか?
■下記に測定データがあります、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm

壁を傾けても定在波によるものと思われる伝送特性のピーク、ディップにはあまり効果がありません。しかしGalleryにより確実に低い低音が増え、ミッドバスと思われるブーミーな低音は減ります。ブーミーなミッドバスが減るから、100Hz以下の低音が聞こえるようになると言っても良いと思います。壁を傾けるのは、フラッターエコー対策です。

定在波に有利な形状(寸法比)の部屋を作っても音楽が楽しく聴ける部屋になるわけではありません、単に伝送特性が良くなる可能性が高くなるだけです。定在波より上位の四つのパラメータを適切に調整する必要があります。

> 低音は波長が長いため、少々の凸凹面を持ってきても、低音波から見ると平面に見えてしまうのではないか?という気がします・・・StainVeilやギャラリーウエーブなどの凡そ50センチ幅ぐらいの板を数度の傾斜角度を持って配置すれば大丈夫と考えて宜しいのでしょうか?
■部屋の不具合の原因の大半は
3.床・壁・天井の振動
2.フラッターエコー
です、StainVeil&ギャラリーウエーブにより壁が丈夫になれば壁振動が減ります。傾斜が付けばフラッターエコーが消滅します。

同時にStainVeilにより<4.初期反射音>が増え、奥行き(SV1200〜1800)と高さ(SV1500〜1800(SV1200では高さは出ない))のあるサウンドステージが出来上がります。

参考ページ
http://www.salogic.com/home-select.files/home-80-sub1.htm

参考書籍
音楽の友社「Stereo10月号/2006年」レンジ獲得への「底上げ」を図るアクセサリー●田中伊佐資

No.500 2006/10/01(Sun) 23:46:55


新築オーディオルームの壁紙につきまして 投稿者:M [MAIL] 引用

木造2階にオーディオルームを造ることを検討中です。防音等は特に考えていません。LVパネルを導入する予定ですが、壁紙等で気をつけるべき点はあるでしょうか?
ミネラル鉱石配合のマイナスイオン発生壁紙(サンゲツ)を検討中ですが、ご意見ありましたらご教授下さい。

No.496 2006/09/07(Thu) 03:27:22

 
砂肌の「じゅらく」であれば高音域を拡散反射します 投稿者:murata 引用

壁紙はビニール系、紙系ともに高音域の吸音材として働き、音楽の躍動感を減退させる働きがあります。唯一砂肌の「じゅらく」は高音域を拡散反射します。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-jj.htm

No.497 2006/09/10(Sun) 21:34:47


BH開口部の音 投稿者:K@京都 引用

スワン型バックロード(BH)におけるSPD-P1の使いこなしについて数年前BH開口部の遅延時間の実測までしていただき、お世話になった者です。御多忙の村田社長が丁寧に回答下さった時の感動は今も忘れられません。ありがとうございました。

さて、BH開口部の音について疑問なのですが、BH開口部からの音は数ミリ秒遅れの逆位相と考えると、これは特定周波数のみ反射するような仮想壁からの反射音と同等とみなせるのでしょうか?

No.490 2006/06/11(Sun) 12:54:59

 
Re: BH開口部の音 投稿者:murata [MAIL] 引用

主な成分は音道の長さの半分の距離の後壁面からの反射音と考えて差し支えありません。但しスワン型の音道はエクスポーネンシャル・ホーンのように空気とのインピーダンスマッチングを厳密にとったホーンではないので、低音感を感じさせる共鳴音も出力されていると思います。スワンの人気の秘密はむしろこの音にあるのではないでしょうか?部屋鳴りなどで低音域が吸音されてしまい(注1)、低音感が失われてしまった部屋に、低音感を回復させる効果があるのでは?

下記と関連がありそうです。
---------------------------
スピーカーのジャンル1.(ビンテージ)
箱鳴りを積極的に利用したシステム。例えばビンテージもののアルティック、タンノイなどに代表されるスピーカーシステムでは、試聴室タイプの残響特性でも、ミッドバスを多少抑え目にすると豊かな低音を感じ取ることができます。本件の残響特性はこちらに属しています。

スピーカーのジャンル2.(現代スピーカー)
箱鳴りを徹底排除し低音のスピード感を追求したシステム。現代スピーカーは殆んどこのジャンルに入ります。フレッチャーマンソンの等感度曲線からも分かる通り、ミッドバスと同じレベル、同じタイミングの低音域はミッドバスにマスクされてしまいます。例えば映画の効果音の超低音には、ドサ〜〜ンが故意に入れてあるではないですか。サ〜〜ンに相当する部屋の響きが加わって初めてスピード感のある豊かな低音と感じ取れるのです。現代スピーカーのオーディオルームでは、残響特性はリスニングルームの最適残響時間の形に仕上げる必要があります。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-80-sub1.htm
---------------------------

注1:
柱・間柱・胴縁の建て方(http://www.nh-net.jp/construction/inner_3.html)によりバラつきがありますが、内壁が振動する部屋の低域特性は、「ミッドバス過多&低音不足」になる確率がかなり高いようです。

No.492 2006/06/13(Tue) 05:09:50

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