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さくもさま、初めまして。ClubA&CのA会員の空珠です。 今回は、感想のご依頼をしていただいてありがとうございます。
先に、誤字の方をお知らせします。 →ここのもう今じゃ領地しか残らないようなお屋敷ですけど、 三話「ひらひらと舞う、しろ」の終わりがけです。先頭が少し、おかしい感じです。 →「その者の魂が不条理なことで傷つかぬよう、ないろがしにしたもの全てに『禍』あれと」 ないろがし、ではなく、ないがしろ だと思います。 七話「狼と墓標(3)」の中頃です。
小説の舞台の、雪と水仙のような情景描写がとても素敵でした。少年ルゥの湖の精霊のような姿が、見てもいないのに、目に浮かぶよう。 触れればそのまま溶けてしまいそうなやわらかい文章に安心していると、時々混じる、雪の厳しさに驚きます。 全体的には、優しさに限りなく近い哀しさ、というような印象ですね。 くどくどと書くのではなく、読者を引き込むような繊細で丁寧な情景描写が、とても良いところだと思います。
捨てられた子供が拾われる、というお話はよくある始まり方なのですが、その後の、少年ルゥの登場と台詞が印象的でした。 「助けてあげるよ」という台詞と「僕を殺して」という組み合わせに思わずえっ!?という感じでした。 リイルの印象がなまじ湖の精霊というようだったので、そのギャップにも驚きです。 それから、エムリオさんにも驚きました。無愛想だけれど、実は優しい人、のような印象を漠然と感じていたので、いきなりリイルが問い詰められてびっくりしました。あまりにもリイルが怯えていたので、思わずかばってあげたくなります。 それから、リイルの足のことについての設定が面白かったです。私の中では、身体不自由者なんだな、といったイメージしかなかったので、それに理由があるのが新鮮でした。
次は、読ませていただいた部分での私の仮説です。 肖像画にあったのは、藍色の瞳の少女ルーナ。ルーナの見ていた吹雪の景色は、おそらくルゥの故郷の景色であることから、ルーナの身体はルゥのもの。瞳の色がその本質を表していたのではないでしょうか。藍色の瞳は、母親の瞳の色を受け継ぎ、その力の一部を受け継いだのでないでしょうか。 また、水仙を生けていたのは、エムリオの身体を借りたルゥ。 ルゥの名前が少女の名前であるのは、身体の借りていたルーナが少女であるため。 また、エムリオがルゥを憎むのは、ルーナとの何かを知ってしまったため。 次は、蛇足です。 ヒルデガルダさんが銀が苦手とのこと、吸血鬼を連想しました。手袋の下は火傷、といった感じでしょうか。 仮説として、「狼」とのハーフ、のようなものも想像します。 また、城の中が若者ばかり、というのも、同じく吸血鬼を連想します。若い娘を好みますよね。
次は、今後の大雑把な予測です。 レオ様がルゥのことを気にしていないようなので、ルゥは母親の方の信仰する神様のようなものかな、と感じます。現時点では、それが「狼」に近いものかと思います。 そうすると、リイルを連れてきたわけは、彼女が「狼の娘」であるから。結婚する意図はちょっと分かりませんが、殺す前に?というのが気になるので、きっとこれも重要なんですよね………。 リイルが大事なものを探そう、と言っているので、最終的に、ルゥの大事なものがリイルになるのではないかな、と想像しました。 リイルに殺してもらうのか、リイルと共に生きるのかで悩みそうだなとは思います。 今の時点ではそこまで深い部分での予測は立てられなかったです。
作品の話数がどのくらいになるかがちょっと分からないのですが、今の段階で私はこのように読み取りました。 伏線の張り方に関しましては、私も勉強中の身のため、あまりいいアドバイスは言えないのですが、出る頻度に関しましては、ちょうど良かったと思います。忘れず、でも、気になる、といった感じです。 また、さくもさまのお話は、少なくとも王道ではないため、予測が付きにくかったです。ただ、たとえ予想が付いたとしても、あくまで漠然としたものだと思われますし、まるわかり、という方はさすがにいないかと思います。 私の予測が当たっているのか外れているのかはともかく、少しでもさくもさまの創作のお役に立てれば幸いです。 それから、もし、この予想がさくもさまの創作にとって不都合であれば、削除してもらっても構わないです。 小説、読ませていただいてどうもありがとうございました。
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