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all 感想・日記総合ツリー#03 - H_Koffer - 2010/10/17(Sun) 21:50:26 [No.411]
「時計仕掛けのレイライン」byユニシフブロッサム - そうりゅう あすか - 2012/08/05(Sun) 01:54:06 [No.505]
TVA俺たちに翼はない第3話 - H_Koffer - 2011/04/20(Wed) 03:36:43 [No.486]
「Flyable Candy Heart」byユニシフ・ブロッサムち... - そうりゅう あすか - 2011/02/26(Sat) 10:24:25 [No.465]
くるりちゃん編(5/7) - そうりゅう あすか - 2011/05/07(Sat) 21:06:46 [No.488]
桜子ちゃん編(3/20) - そうりゅう あすか - 2011/03/20(Sun) 08:44:56 [No.477]
ユニシフブロッサム編(3/12) - そうりゅう あすか - 2011/03/12(Sat) 17:35:58 [No.471]
天音ちゃん編(3/12) - そうりゅう あすか - 2011/03/12(Sat) 15:48:20 [No.468]
ご無事でなによりです。 - H_Koffer - 2011/03/12(Sat) 17:01:21 [No.469]
今般気がかりなのは - 暗之云 - 2011/03/14(Mon) 00:41:42 [No.472]
すみません。存じ上げません。 - H_Koffer - 2011/03/14(Mon) 03:14:47 [No.473]
九条さん復帰! - そうりゅう あすか - 2011/03/18(Fri) 22:12:29 [No.476]
ただただ、無事を祈るばかりです。 - そうりゅう あすか - 2011/03/17(Thu) 22:22:17 [No.475]
そうだったんですか… - 祥 - 2011/03/17(Thu) 00:31:19 [No.474]
こっちは大丈夫です。 - そうりゅう あすか - 2011/03/12(Sat) 17:23:12 [No.470]
「FORTUNE ARTERIAL」感想 - H_Koffer - 2010/10/24(Sun) 05:37:34 [No.420]
PS3版延期 - H_Koffer - 2010/11/10(Wed) 20:25:33 [No.434]
「スズノネセブン!〜Rebirth knot〜」&「スズノネセブ... - H_Koffer - 2010/10/24(Sun) 02:04:16 [No.417]
「ヨスガノソラ」感想 - H_Koffer - 2010/10/17(Sun) 21:50:41 [No.412]
>緊急/重要:2010年11月29日(月)23:30放送『ヨスガノ... - H_Koffer - 2010/12/01(Wed) 00:13:40 [No.449]
アニメ4話感想 - H_Koffer - 2010/10/29(Fri) 21:17:30 [No.428]
アニメ9話感想 - H_Koffer - 2010/12/04(Sat) 12:17:33 [No.450]
「ハルカナソラ」感想その1、委員長シナリオ - H_Koffer - 2010/10/28(Thu) 17:42:19 [No.425]
委員長シナリオ追記 - H_Koffer - 2010/10/29(Fri) 21:32:19 [No.429]
感想その2、穹シナリオ - H_Koffer - 2010/10/28(Thu) 22:24:23 [No.426]
感想その3、やひろシナリオ - H_Koffer - 2010/10/29(Fri) 21:33:11 [No.430]
TVA版商品展開 - H_Koffer - 2010/10/26(Tue) 15:37:55 [No.422]
ジャケ絵 - H_Koffer - 2010/12/22(Wed) 21:06:59 [No.456]
DVD - H_Koffer - 2010/12/08(Wed) 01:31:01 [No.452]
よくしらねーんですが - 通りすがRing - 2010/10/27(Wed) 19:06:47 [No.423]
Re: よくしらねーんですが - H_Koffer - 2010/10/27(Wed) 19:14:15 [No.424]


「スズノネセブン!〜Rebirth knot〜」&「スズノネセブン! Sweet Lovers Concerto」感想 (No.411 への返信) - H_Koffer

http://www.alchemist-net.co.jp/products/suzunone/
http://clochette-soft.jp/suzu7SLC/index.html
 とゆ〜ワケで、秋の新番あわせとは全く関係なくこんなものもプレイしてました。つーか実はクロシェットって凄ェ?フロントウイングの分家だから正直期待してなかったんだけど、びっくりするぐらいよくできてました。オレ的には2010年プレイタイトルでNo1間違いなしな勢い。あ、ちなみに選択肢はヒロイン分岐ための必要最小限でゲーム性はほぼゼロ。ひたすら読み進めるだけのシロモノです。なので、私の評価は純粋にお話として面白かったかどうかだけに拠っています念のため。商品としてはPC版本編とPS2移植版本編、そしてPC版ファンディスクがありまして、私がプレイしたのはPS2移植版本編とPC版ファンディスクです。PS2移植版には追加キャラが2名いましてこの2人のシナリオも非常によくできており、PS2版の発売元はアルケミストなのでプレイアビリティの面でもPC版に遜色なくストレスは全く感じません。なので、どうしてもエロいシーンが見たいんだとゆ〜方以外はPS2版がオススメです。

 で、内容。
 時は現代、ただし魔法が実在し、それが公に明らかにされている世界。もっとも、魔法の実在が明らかになってから日が浅く、魔法の理論大系や魔法に関連する社会制度はまだまだ未整備、そんな時代です。舞台はスズノネ魔法学園。魔法の素養を持つ生徒がその使い方を学ぶ魔法科と、魔法を新たなエネルギーと捉え、工学的アプローチによるその利用法を学ぶ魔力工学科の2コースを持つ、国内随一の魔法教育機関。主人公、城戸幸村は魔法の素養はなく、魔力工学科に通う1年生。早くも研究者としての将来を嘱望された逸材ながら、独創的過ぎる発想が災いして学園の成績は必ずしも芳しくなく、全校総合成績下位者7名による強制合宿、通称「スズノネトライアル」に選ばれてしまう……。
 とまあそんな掴みで始まるお話でして、ゲーム本編では主人公たちワースト7がスズノネトライアルに奮闘する様子が、ファンディスクでは後日談として、トライアルを無事クリアした主人公たちが学園を卒業し、社会へ出ていこうとする時期のあれこれが描かれています。攻略対象ヒロイン4名はみな、主人公と同じく「スズノネトライアル」に選ばれたワースト7のメンバーです。その他にヒロインの兄1人とサブヒロイン1人で、計7人のトライアルになります。他に、合宿を取り仕切る先生、ヒロインの1人の姉で図書館の司書、スズノネ魔法学園に併設された世界的な研究機関・スズノネ魔法研究所の主任研究員、と年上のサブヒロインが3人いまして、3人はいずれもスズノネ魔法学園の卒業生です。PS2版の追加キャラはアメリカからやってきた留学生1人と、アメリカの魔法協会に所属する留学生付の指導員1人です。

 で、いったいこのゲームのどこがそんなに気に入ったのかと言いますと、極端なことを言うと私の「学園もの」に関する認識を改めさせられたんですね。今まで私が目にしてきた「学園もの」ってぶっちゃけ、「大勢の年頃の男女が1日の大半の時間を一緒に過ごすという状況を当たり前に作れるから恋愛ものには都合がいい」、或いは「(現代日本を舞台にした場合)この年頃なら学校に通ってるのが当然だから」程度の理由でなんちゃら学園が舞台になってた気がするんですよ。授業は「役に立たないけれど仕方なくやらされるもの」という扱いをされることが多く、主人公たちが打ち込むものは行事や部活など学業以外の事柄。教師は主人公たちにとって単に障害として描かれるか、範となるにしても主に人間性の部分で範となるに過ぎないことが多い。
 でもね、このゲームは違ったんです。ゲームを進めていくと分かりますが、スズノネ魔法学園は二年制です。授業ではほぼ魔法に関する事柄しか学ばず、卒業後に進学を志す生徒はいません。つまり、ヒロインがいわゆる「学園もの」っぽい制服を着てるのは「学園もの」としてのお約束に過ぎず、この学校は高校じゃなくて専門学校なんですね。コイツらみんなもう高校出てるんです。
 高卒、専門学校であるが故に、そこに入学した生徒たちはみな(全員が全員、とは言いませんが)、モラトリアムではなく明確な意志でスズノネ魔法学園を選択しています。黎明期ゆえの社会制度の不備と社会の無理解。世間には魔法犯罪も魔法反対運動もある。それでも魔法はきっと世の中に役に立つと信じ、将来は魔法に関する仕事をしたい、魔法を世の中に広めたい、という確かな意志を持ってこの学園を選んだ生徒たち。そして、そこで教えられるのは(魔法が実在するこの作品世界における)まぎれもない「実学」。教師や卒業生たちはみな、人間性の部分のみならず、まだ歴史の浅い「魔法」という学問分野における数少ない先達として、具体的かつ役に立つアドバイス、指導をしてくれる存在として描かれています。そう、思ったんですよ。ああ、ここにはちゃんと「教育」があるなって。学校って本来、教育機関なんですよね(ま、義務教育には騒がしいガキどもの収容・隔離施設という意味合いもありますが←ヲイ)。「学園もの」って本当はこうじゃなくちゃいけなかったんじゃないかと。そして、無事トライアルをクリアし、実学を修め、社会へ巣立っていく主人公たち……。もうね、主人公もヒロインもね、40過ぎのオッサンには眩しくて眩しくて見てらんないぐらい眩しくてね、すっかりやられてしまいました。
 魔法についても設定はしっかり作りこんであると思わせるもののあえて雄弁にはならず、また、ギャグとしての魔法については設定にとらわれない柔軟さもあります。(魔法について)天才、超一流、と評されるキャラクターが、フィクション的な突き抜けた存在ではなく、地に足の着いた、(作品世界内の)現実にありうると思わせるレベルの天才、超一流として描かれているのも評価点です。PS2版追加キャラも蛇足にならず、アメリカからの留学生という設定でスズノネ外にある別の魔法大系の存在を描き、作品世界に深みを増すことに成功しています。もちろん真面目な面だけでなく、各ヒロインはギャルゲー、エロゲーのお約束的造形をきちんと踏まえ、ヒロインたちと寝起きを共にするという折角のシチュエーションもきっちり生かして面白おかしい合宿生活を描いています。
 と、まあなんというか欠点らしい欠点が思いつかないベタ褒め状態(笑)。ま、細かいこと言い出すと各ルート間で多少矛盾とかあることはあるんですけどね主に魔法について。ただ、どのルートも基本主人公もヒロインも前向きに頑張るいい話なので正直殆ど気になりませんでした。普段、設定面では人一倍ギャアギャア煩いこの私が気にならないっつーんですから、ま、ささいな矛盾だと思ってくれていいと思います(笑)。

 いい加減長くなったのでこの辺で。ホントはここのキャラクターについてもいろいろ書きたいんだけどキリがないので。とりあえずお気に入りは美奈都と静穂さんです。美奈都は桜川未央いいよねー。「さくらシュトラッセ」で名前覚えて追っかけるようになったけど猪突猛進バカ役やらせたら右に出るモンないわ。今回は兄貴とのコンビネーションも絶妙でいつにも増してのバカっぷり。で、そんな美奈都にいちばん真面目で重いシナリオを持ってくる配置の妙よ。で、静穂さんといえばシズホドライブ(笑)。は置いといて、なんか、(理系の)研究者としての妙なリアリティがあるんだよねこの人。で、研究者としては一流ながら、少女趣味な服装がかもし出すそこはかとない駄目っぽさが堪らない。にしても、「Canvas2」のエリスんときは散々学芸会学芸会言ったけどいや上手くなったよね水純なな歩。


[No.417] 2010/10/24(Sun) 02:04:16

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