/r/と/j/は発音方法が似ている! - 某スレの639 - 2009/06/08(Mon) 20:20:57 [No.405] |
└ そうそう、思い出したことがあります。 - 某スレの639 - 2009/06/08(Mon) 20:21:33 [No.406] |
※旧掲示板より移行 ※旧掲示板書き込み日時:2008/01/07(Mon) 03:27:19 事が最近、やっと分かりました。 えっ? 知っている? 両方とも半母音だからだって? 両方とも英語音声学では半母音に分類されていますが、 私の意見は違う視点からです。 両方とも舌を振動させることが似ています。それ以外にも 共通点が多いです。 /r/の必要条件 (1)口内の空間を上部、下部に分割に分類すると、口内上部を舌が振動する事。 (2)口内で「小さい空間」(=仮想キャンディ)を作る事。 ※「小さい空間」の配置場所は、必ずしも口内上部でなくてもOK。 (3)「小さい空間」より後ろの位置で舌が急激に盛り上がっていない事。 ※喉方向へ音が反射する事が必要? (4)舌の振動数が急激に増加する事。 /j/の必要条件 (1)舌が振動する事。 (2)振動している舌の部分が上から下へ移動する事。 (3)口内で「小さい空間」(=仮想キャンディ)を作らない事。 ※「小さい空間」を作ってしまうと、/r/になる可能性が高くなる。 (4)舌の振動数が急激に増加する事。 現時点で私の実験で判明した、/r/と/j/の必要条件は上記の通りです。 どうですか? 両者の必要条件が似ているでしょ? /j/は、後続の母音より必ず前の位置で発音される、って英語音声学を 学んでいる人なら知っているでしょ? その理由は、そうしないと /r/になってしまう可能性が高くなるからです。 「/j/の必要条件」の(3)で「小さい空間」を作ってはいけないと書きました。 母音は「小さい空間」を作ります。「小さい空間」が無い状態から 「小さい空間」が存在する状態へ移行するには、/j/が母音より前で 発音されないとダメなんです。前へ行く程、「小さい空間」が作りにくい からです。 /r/が/j/に変化する例、/j/が/r/に変化する例を探していると、 一つありました。 「異化」という現象で、February の一つ目の /r/が /j/に変化 する場合があるそうです。 ※出典:英語音声学入門(著:松坂ヒロシ)p.146。 この現象、面白そうですね。いつか分析して記事にします。 [No.405] 2009/06/08(Mon) 20:20:57 |