※旧掲示板より移行 ※旧掲示板書き込み日時:2008/05/03(Sat) 02:38:42 ※旧掲示板最終更新日時:2008/05/03(Sat) 03:40:30 英語の発音が難しい理由 日本人にとって、英語の発音が難しい理由を思いつくまま、ちょっと書いてみたい と思います。 日本語と英語の発音には多くの違いが存在します。 その違いの大きさ以外に、日本の英語業界で言われている「常識」が嘘だらけとい う足かせ付きです。 はっきり言って、足をかなり引っぱってくれています。邪魔だな〜。 英語業界での言われている常識 1.「英語は腹式呼吸で話す」 馬鹿な! 英語ネイティブのお腹を触ったこともないくせに! 私はある(笑) 腹式呼吸で声量たっぷりで話したところで、日本人アナウンサーの声にしかなら ない。 2.口の開け幅、顎の下げ幅、唇の形による英語の母音の教授法 全くナンセンス。英語の腹話術が存在する時点で完全否定されるべき、時代遅れ の産物。 英語音声学の成果を全く利用していない。勿体無い。 3.「強勢アクセントのある母音を強く発音する」 ナンセンス! 英語ネイティブの発音を聞いた印象のままのことをするから、妙 ちくりんな発音になる。 強勢アクセントは様々な要因が非常に複雑に絡んでいる。印象通りのことをして も無駄。 天気予報をするには、様々な気象モデルを作り、実際の天気と比較し、気象モデ ルを改良しつづけ・・・ これを繰り返す。 同様に、「強勢アクセントのある母音を強く発音する」と言い出した日本人学者は、 ちゃんと音声波形、音圧(dB)、VOT、音の減衰傾向、子音・母音の発音時間等を元に ちゃんと検証したのか!? まったく正反対の事を言っている。責任を取れ! シラブル先頭子音を強く発音することで、強制アクセントは自然発生する。 様々な自然現象により感じる強勢アクセントを緻密に計算した上で、英語の単語 のスペル・発音が作られている。従って、強勢アクセントを意識することなく、 シラブル単位で発音し、シラブルの連結法が身に付けば、強勢アクセントなんて、勝手に できる。厄介なことは、強勢アクセントを無視してシラブルを発音しなければ、強制アク セントが自然発生しない点。「常識の嘘」が邪魔をする。 4.「英語はリズムが大事」 それはそうだが、シラブルを無視して、リズムの重要性を語ることが愚行。 英語のリズムができていないと、英語ネイティブが聞き取れないが、その理由が 考えられていない。 英語のリズムはシラブルの開始合図。だから、大事。 シラブルを重視することこそ大事。リズムなぞ、シラブルで発音できれば、勝手 について来る。 5.「英語はイントネーションが大事」 愚行。英語のイントネーションの90%以上は、自然現象。音程は音素の一部。 英語の発声方法で、音が響く空間を作れれば、勝手に音程なぞ発生する。 英語のイントネーションが大事だと言われる理由は、音程が音素の一部だから。 音素を正しく発音できずに、イントネーションを語ったところで、習得を難しく するだけ。 厄介なことは、イントネーションを完全に無視して、低めの声で完全に平坦なイント ネーションで発音しようとしなければ、イントネーションが自然発生しない点。ここで も、「常識の嘘」が大きく邪魔をする。 今、思いつくだけで、これだけあります。やれやれ〜。 成果が全く検証されていない発音教授法・・・・。 これが学習者の足を引っぱっている という悲しいお話しでしたw [No.487] 2009/06/09(Tue) 02:19:46 |