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No.539へ返信

all 発音の際の口の断面図 - DJ(代理投稿) - 2009/06/09(Tue) 23:00:36 [No.538]
Re: 発音の際の口の断面図 - 某スレの639 - 2009/06/09(Tue) 23:01:16 [No.539]


Re: 発音の際の口の断面図 (No.538 への返信) - 某スレの639

※旧掲示板より移行
※旧掲示板書き込み日時:2008/08/06(Wed) 21:37:15
※旧掲示板最終更新日時:2008/08/06(Wed) 21:40:05

はじめまして。

> しかしいろいろと調べてもそういう情報があまりありませんでした。
今、私もネットで検索しましたが、良い情報が無いですね。
昔、NHK教育TVで日本語のボイストレーニングの番組がありました。
どこかの動画サイトにあればいいのですが・・・。

> なのでどなたか平仮名の発音の際の口の断面図や口の形などが載っている本やサイ
> トを知っていたら教えて下さい。

日本語のボイストレーニングの番組やビデオを2,3種類しか見た経験がないのですが
抽象的なイメージで教えるトレーナー達でした。
実際に存在する発声器官に対応していないイメージを使って教える方法なので
トレーナーと同じことができる人にしか分からない感覚を前提にしています。
私はこのような教授法には否定的です。

以下は私の意見ですが、日本語の母音も口の開け幅の大きさや
下顎の下げ方の大きさに無関係だと思っています。
口を殆どあけなくても腹話術は可能です。腹話術が可能ということは
腹話術の母音の口の中の様子が、日本語の母音に必須な条件です。
それ以外は関係無いということです。

従って、ボイストレーニングのような大げさな口の開けかた等は、
大きな声を出す際には良いのかもしれませんが、通常の声を出すのに
無駄な動きが多すぎると私は思います。

以下は私が考える日本語の母音の必須条件です。
日本語の場合、口の出口付近の筋肉部分だけで母音を決定しています。

※音声学の分野では、日本語の母音の舌の形をメインに取り扱っていますが、
 それは欧米言語の流儀にのっとっているだけです。
 口の出口付近の筋肉の動きが舌の位置等に多少影響しますが、私は日本語に
 限っては、舌ではなく、口の出口付近の筋肉の動きが作り出す空間の形で、
 日本語の母音が決定されていると考えています。

口の出口付近の筋肉部分、唇付近の内側の筋肉のことです。内側が関係している
ので腹話術のように、外側、見た目的に殆ど、口を動かさずに母音の音を作ることが
可能です。
口を閉じた状態から、上下の唇の間を1ミリだけ開けて、「あいうえお」と
私は言うことができます。


【あ】
  ・唇の内側の筋肉の横幅が口を閉じた状態の横幅と同じか、
   それ以上であれば「あ」

【い】
  ・舌先から2センチ〜3センチ中に入った領域を口内の天井に向かって上げる。
   但し、舌は天井には触れない。

【う】
  ・唇の内側の筋肉の横幅が口を閉じた状態の横幅より小さく、
   唇の内側の筋肉の縦幅が小さい場合、「う」

【え】
  ・舌先を少し上に上げる。

【お】
  唇の内側の筋肉の縦幅が「う」より大きい場合、「お」
  

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
他に日本語の母音のカツゼツをよくするには、それぞれの母音の音の大きさの
遷移です。
例えば、「あ」なら「あ」を言い始めは音は小さくて、徐々にボリュームが上がっ
ていきます。

ぼそぼそ声が聞き取りにくい理由の一つは、母音の音の遷移が上記のようになって
いないためだと私は思います。もう一つの理由は、上記に示したとおりです。
母音の最初から最後までボリュームが小さくて一定で変化しない場合、とても聞き
取りにくいです。


[No.539] 2009/06/09(Tue) 23:01:16

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