※旧掲示板より移行 ※旧掲示板書き込み日時:2008/09/11(Thu) 00:03:51 ※旧掲示板最終更新日時:2008/09/11(Thu) 12:43:22 将来、ブログ記事にするであろう、キャンディ・メソッドのサビ、中核部分だけ を、ざっと書きます。 ---------------------------------------------------------------------------- 153 名前:150[sage] 投稿日:2008/08/20(水) 00:19:28 1./au/ = /ae/+/u/ (bookのoo) 既にキャンディ・メソッドとして起稿済みの/ae/から滑らかに/u/(bookの/u /)へ、前から後へ移動 ※/ae/に英音、米音の2種類があるのと同じく /au/にも米音と英音がある。/au/ = /ae/ + /u/ だから。 2.盛り上げ舌の/r/・ hooked schwa = 舌の後方が振動している SHORT U(Vの上限反転) ※盛り上げ舌のR,hooked schwaは北米では主流のRとERの発音方法 ※仮想キャンディは口内中部に配置。 ※シラブル先頭のR (right 等)は「急激型」で発音する。(子音だから) ※シラブル先頭のER (early等)は「緩慢型」で発音する。(母音だから) ※シラブル先頭以外のR,ER は、惰性の呼気で発音する。 ※北米で語尾のER が非常に強く目立つ人、普通に目立つ人がいる。 違いは、舌後方の振動の強さの違い。b)の方が多い? a)非常に強く目立つ人の語尾のERは、舌の後方がより上に盛り上がる。 これが音声学の書籍に書かれている盛り上げ舌のR。 b)普通に目立つ人のRは、舌後方が殆ど盛り上がらない。 全く舌を動かさないでRを発音する人のRはこちら。 ---------------------------------------------------------------------------- 154 名前:150[sage] 投稿日:2008/08/20(水) 00:21:57 153の続き 3.そり舌の/r/・hooked schwa ※日本ではよく知られている舌先を少し上にカールす る方式。 ※仮想キャンディを舌先に乗せて、その部分を振動させる。 ※北米で少数派(1/3程度?) ※英国ではそり舌の/r/が主流。但し、英国は日本並みに歴史が長く方言が多い国。 但し、英国のRは奥深い。そり舌にもいろいろある。一般化できない。 4.他の二重母音 母音の組み合わせなので、起稿済み母音と上記で、分かると思います。 例えば、door の母音 /Cの左右反転:r/ は /Cの左右反転:/ + /r/。 /r/をアメリカで主流の上記3.の方式の/r/で発音する場合で説明すると door の母音 /Cの左右反転:r/ の仮想キャンディは気道部→口内中部へと移動する。 滑らかに繋げること。 5./w/ = /u:/(長く伸ばさない) + /u/ ※キャンディ・メソッドの/u:/と/u/を参照のこと。 /u:/で舌の「スイートスポット」を水平後方へ引っ張りながら声を出す。 舌 の力を抜くと、舌が基本形へ戻ろうとする。その時も声を出すること。 このとき、/u/に近い舌・頬の状態になる。 ※引っ張る時と戻るときの音色の違いが聞き手に/w/と認識させる。 引っ張る時= 低い音、戻るとき=高い音。 ※例のごとく唇の形・突き出し方は気にしない事。 仮想キャンディと「急激型」の効果で唇に影響を与えるのです。世間で言われ ている方法の様に原因と結果を逆にしてはダメ。 6./h/ ※仮想キャンディをいつもより大きめの、うずらの卵にする。 ※仮想キャンディを口内後部に配置して、息を吐く。 口内後部に配置する点は/ou/と同じだが、いつもより口内キャンディが大きい ため、仮想キャンディの中心位置は /ou/よりも前よりになる。 ※heは「ヒー」にならないように注意。「ヒ」以外のハ行の子音は音の反響場所は Hとは違うが、かろうじてHと見なされる。しかし「ヒ」の子音はHとは別物の 口内前部の天井で発生する摩擦音。Hとは違う。ご注意を。 ---------------------------------------------------------------------------- 322 名前:名無しさん@英語勉強中[] 投稿日:2008/08/24(日) 21:15:08 to 155 > どうしても「ヒー」になってしまいますよぉ。 > 口内キャンディを大きめにして口の奥から息出すのって難しいです! > he の場合、ノドチンコが震えてしまってフランス語の /r/ みたいになっちゃう >_< 考えられる原因は2つ。そのうちの1つか、または両方が当てはまっていないか確 認願います。 1./h/を出すときの呼気が強すぎる。 he を単独で発音しようとして、文章の中ではあり得ないほどの呼気を he単独で 使っていませんか? 文章の中で使う he の呼気でお願いします。 キャンディ・メソッドで /h/を発音して、フランス語のRのように喉が震えを感じ ると言うことは 息が強すぎるのかもしれません。単語 he の為に、肺活量の殆どを使っていませ んか? 2./h/を発音後、/i:/へ移行するタイミングが早すぎる。 「ヒー」は、イの舌の位置、口内前部の天井で舌と天井が織りなす摩擦音です。 /h/を発音して、呼気の流れが強いまま /i:/を発音すると、「ヒー」と同じよう な音になります。 he は実は、急速型の呼気で子音を発音し、母音をどれだけ遅らせて発音するかを知る 非常に良い手がかりになります。 ヒントは、ブログでも書いていますが、「子音がMAXの呼気に達した」と感じてか ら母音を発音し始めることです。 実は英語の子音と母音が分離する原因は、これです。 この分離現象は、先頭子 音とその直後の母音とで 起きます。母音の前の子音が複数存在する場合は、母音と母音の前の子音は分離 しません。 この分離現象があるため、英語の母音はシャープな印象があります。子音と分離 しているからです。 [No.604] 2009/06/10(Wed) 00:53:27 |