※旧掲示板より移行 ※旧掲示板書き込み日時:2008/09/11(Thu) 00:11:27 ※旧掲示板最終更新日時:2008/09/11(Thu) 12:44:08 将来、ブログ記事にするであろう、呼気タイミング逆転メソッドのサビ、中核部分 だけを、ざっと書きます。 ---------------------------------------------------------------------------- 157 名前:150[sage] 投稿日:2008/08/20(水) 00:31:55 ブログ記事にしていない呼気タイミング逆転メソッドの要点 ***シラブルの繋げ方*** 「飛び石原理」と名付ける原理によりシラブルを連結する。 飛び石のイメージ http://www.geocities.jp/ygid8903/syasin2/tobiisi.jpg 石がある箇所がシラブル先頭子音。水の部分がシラブル先頭子音以外の部分。シラ ブルの先頭が先頭子音でないと、水に沈む。=「そのシラブルで声が小さくなる」 シラブルを繋げる時に気をつける唯一の事は、「次のシラブルが母音で始まるの か?」ということだけ。 (1)C1VC2 + C1VC2 型:単にシラブルを連続するだけ。 (2)C1VC2 + V(C2)型: C1V + C2V(C2)へ作り替える。 後のシラブルが母音で始まるため、前のシラブルのC2を後のシラブルの先頭子音に 急遽、作り替える。 ※(例外)cutの母音(=SHORT U)で終わるシラブルの場合、この母音を子音に作り替 えることはできない。 単語replenish は re-PLEN-ishの3シラブルの単語。大文字部分は強勢の あるシラブル。 ***replenish発音時のシミュレーション**** ・第一シラブル re:/r/を急激型で発音。"re"の"e"発音時、 後続のシラブルは子音で始まるために何もしない。 ・第二シラブルplen:/p/を急激型で発音。"n"を惰性の息で発音し 始める時、後続のシラブルが母音で始まることに気づく。 "n"を途中から急激型で発音する。 ・第三シラブルish:前のシラブルのnの惰性の息で発音する。 発話時にリアルタイムで re-PLEN-ish がre-PLE-nishへと変わる。 このとき、急遽、先頭子音に作り替えられた n は、前もって急激型で 発音することを予定されていないため、本物の先頭子音よりは、 準備不足のため、息の力が弱い。「急激型(弱)」とでもしようか。 ※何か見たことありませんか?「3ビート」の「右へコピー」です。 r-e/pl-e-n/#-i-sh →r-e/pl-e-n/n-i-sh C-V-C/#-V-C → C-V-C/C-V-C の形。 replenishのシラブル分割がもし、re-plen-nish である場合、 強勢の位置は変わる。re-PLEN-NISH となって、どこに強勢があるのか分かり づらくなる。 ※/e/で終わるシラブルはありえないので、上記のnが2つ連続する区切り方に しています。 ---------------------------------------------------------------------------- 158 名前:150[sage] 投稿日:2008/08/20(水) 00:33:29 157の続き (3)C1V + V(C2)型:前のシラブルの母音の一部を後のシラブルの先頭子音に作り替える http://maglog.jp/bousure639/Article298182.htmlの「3.第2音目の[i]の存在理 由」を参照の事。 (該当例)※大文字が急激型で発音する箇所 ・thirty apples → Thir-TyY-ap-Ples → Thir-Ty-Yap-Ples ※/i:/ の途中から/j/化。 ・the apple → TheE-ap-Ple → The-Yap-Ple ※/i:/の途中から/j/化。 ※母音で始まる単語の前では、theの母音が曖昧母音ではなく/i:/ で ある理由がこれ。 /i:/を子音 /y/に化けされる必要があるから。 ・lion → LiI-on → Li-Yon ※/ai/の/i/が/j/化。 ***** 母音の連続を嫌う理由 ********* 理由:声が小さくなるから。「飛び石原理」参照。 例)a apple ではなく、an apple でないと、appleの先頭シラブルで声が小さくなる。 ※「英語は母音の連続を嫌う」が二重母音に適用されない理由も「飛び石原理」参照。 ---------------------------------------------------------------------------- 163 名前:150[sage] 投稿日:2008/08/20(水) 20:36:23 158の続き ******シラブルの繋げ方(補足)******* (4)C1V + C1V(C2)の場合:単にシラブルを連続させるだけ。 -------------------------------------- 158 (3)にて、母音を子音に作り替えることについてですが、 /i:/, /I/ を /j/へ、/u:/,/u/を /w/へ、ER (hooked schwa)を Rへと変更するという意 識は必要ありません。 これらの母音を単純に、途中から急激型で発音するだけです。 英語鼻+個々の母音の発音が正しく出来ている場合、それだけで勝手に子音に変わります。 勝手に変わった子音は、本物の子音と同じ場合もあるし、少し違う場合もあります。 /j/化した/I/は、本物の /j/より舌の振動が弱い、弱い/j/になります。/j/化した/i: /は、本物の/j/と同じく力強い /j/になります。 /w/化した/u/(bookの母音)は、本物の /w/と音色が少し違います。/w/化した/u:/は本物 の /w/と音色が同じです。 ですが、細かいことは気にしないで下さい。急ごしらえで、母音から子音を作れることが 重要。 157-158で、ごちゃごちゃ書いてしまいましたが、実践する立場のアルゴリズムは下記 の通りです。驚くほどシンプルです!! 話す時に発音のことを考えている余裕はありません。繰り返し練習によって自動化回路を 脳に作成して下さい。 ***** シラブルを繋げる脳内アルゴリズム ****** ※下記のアルゴリズムはシラブルの最後の音を発音するときに発動する。 <IF1>IF 後続のシラブルは母音で始まるか? (YES) <IF2>IF 現在発音中のシラブルの最後の音は、SHORT-Uか? ※cutの母音も曖昧母音も実はSHORT-U (YES) ・後続のシラブルを単純に続けて発音する。 ※後続のシラブルの音量が小さくなるが、仕方がない。 (NO) ・現在発音中のシラブルの最後の音を、途中から急激型で発音し、 後続シラブルを惰性の呼気で続けて発音する。 <IF2 END> (NO) ・後続のシラブルを単純に続けて発音する。 <IF1 END> ---------------------------------------------------------------------------- 165 名前:150[sage] 投稿日:2008/08/20(水) 20:39:20 ***** 母音の恐怖心を脳に植え付ける ****** シラブルを連結する処理を、脳に自動化させる前に「母音の怖さ」を脳に植え付けて下さい。 間違ってもシラブル先頭の母音を「急激型」で発音することがないように・・・・ (/j/,/w/,/r/に変化する母音は除外) 上記で示した「シラブルを繋げる脳内アルゴリズム」の<IF1>の条件式を脳に作りやすく なります。 英語鼻実践者は、英語鼻で日本語の母音を発音すると、感覚的に3倍以上、声が大きくな ることを実感されていると思います。録音して聞くと、レベルメーターが振り切れ、音が 割れたという経験があるでしょ? 更に、英語鼻とキャンディ・メソッドを実践されている方は、英語の母音を発音すると、 日本語発音時より5倍以上、声が大きくなることを実感されていると思います。 さらに、英語鼻とキャンディ・メソッドを使いながら、英語の母音を急激型で発音して下 さい。 日本語発音時の10倍どころではすみません。人間の感覚は指数関数的(対数的?)で強 弱を感じます。仮に10倍声が大きくなったと感じる時、物理的エネルギーは数百倍〜数 千倍になっています。 "Please call Stella. Ask her to bring these things with her from the store." を、呼気タイミング逆転メソッドで、試しに発音して下さい。但し、今だけは、Askの/ae /を 子音と同じ感覚で「急激型」の呼気で。録音して聞いて下さい。尚、声が非常に大き くなりますから、注意して下さい。 Ask部分でいきなり、シャウト状態になります。 この実験で、「母音を急激型で発音してはダメだ」と脳に教えてあげて下さい。 [No.605] 2009/06/10(Wed) 00:55:25 |