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No.773へ返信

all 報告 - hona - 2009/08/28(Fri) 23:01:40 [No.767]
Re: 報告 - 某スレの639 - 2009/08/29(Sat) 00:55:12 [No.770]
Re: 報告 - hona - 2009/08/29(Sat) 17:18:30 [No.771]
Re: 報告 - 某スレの639 - 2009/08/30(Sun) 04:32:08 [No.773]
Re: 報告 - hona - 2009/08/30(Sun) 09:31:51 [No.774]
Re: 報告 - 某スレの639 - 2009/09/01(Tue) 23:29:32 [No.776]
Re: 報告 - hona - 2009/09/02(Wed) 10:06:47 [No.777]
Re: 報告 - 某スレの639 - 2009/09/03(Thu) 00:18:52 [No.778]
Re: 報告 - hona - 2009/09/03(Thu) 09:17:10 [No.780]
Re: 報告 - 某スレの639 - 2009/09/03(Thu) 23:03:57 [No.781]
発音 - hona - 2009/09/04(Fri) 12:03:29 [No.782]
Re: 発音 - haze - 2009/09/04(Fri) 23:40:57 [No.783]
Re: 発音 - hona - 2009/09/04(Fri) 23:53:50 [No.784]
Re: 発音 - haze - 2009/09/06(Sun) 00:59:05 [No.785]
Re:発音と自分の成長を見つめて - hona - 2009/09/19(Sat) 13:28:42 [No.787]
Re: Re:発音と自分の成長を見つめて - haze - 2009/09/26(Sat) 18:17:25 [No.788]


Re: 報告 (No.771 への返信) - 某スレの639

こんばんは。

> 発音の練習の途中ですが、
> 英語というのは、日本語に比べてとても力が弱く発音されて
> いるというのが体感した感想です。

これについては、いろんな意味にとれるのですが・・・
例えば、英語鼻&英語息でシラブル先頭子音のSを発音すると、強いSを出しても非常に楽ですよね。
日本語のサ行を発音するときより遙かに、喉や舌の緊張が少ない。
このことについて仰っているのなら、同意です。

> 日本人にとって英語がとても早く発音されているように
> 感じる(私も最初はとても早く発音しているように感じました)
> のは、英語はとても弱く発音されているからなのではないかということを
> とても感じます。

私はちょっと違った意見を持っています。
「日本人にとって英語はとても早く発音しているように感じる」という感覚は、非常に
沢山の要素から成っていると思います。

日常よく使う英語の単語は1音節や2音節の短い単語が多いですよね。
I, have, get, put, take, make, want, like, would,・・・・
1音節は、日本語でいうと平仮名1文字感覚です。つまり、英語の頻出単語の多くは
平仮名1文字や2文字、「あ」、「か」、「ま」で一つの単語を表現できるような
ものです。凄くないですか? 日本語の単語で、平仮名1文字の頻出単語なんて
皆無です。英語の音節は、子音(複数)+母音+子音(複数)という組み合わせで出来ています。
しかも、子音部分はそれぞれ複数の子音を使うこともできます。
一方、日本語の音節は、子音(基本1個)+母音という組み合わせ。

つまり、英語の音節の方が、表現できる組み合わせが非常に多いために、1音節単語、
2音節単語が可能です。
日本人が、英語は早いと感じる原因の一つは、英語には1音節単語、2音節単語が
多いからではないかと私は思います。だって、日本語で「あいうえお」と、5音節
と言っている間に、英語では5つの単語が発音可能だからです。

日本語は、英語に比べて遙かに多い音節を使わなければ単語を表現できません。
上述の様に、音節の構造が英語と違うために、1音節が表現可能な情報量が
圧倒的に少ないためです。日本語の音節は表現力が乏しいから、
沢山の音節を組み合わせなければ、単語を表現できません。

日本語では、沢山の音節を発音しなければならない。しかし、人間の思考速度の
足かせにならないために、日本語は標準で、主語や動詞、目的語、あらゆる省略が
行われます。

同じ意味の短い台詞、単語単独を発音する場合、圧倒的に英語の方が発音時間は短いです。
例えば、日本語で「おはよう」は4音節。英語では Good Morningで3音節。
丁寧に言い方だと、「おはようございます。」は9音節。英語ではSirを付けるだけで4音節。
日本のアニメを北米で英語の吹き替えをする場合、常にこの問題が発生します。
短い台詞を英語で吹き替えをすると、時間が余ってしまうw だから、少し
冗長的な英語表現になりがちだそうです。

一方、長い台詞になると、日本語の省略機能が効果を発揮します。
同じ意味の長い台詞の場合、日本語と英語とでは、発音時間に大差ないか、
場合によっては、日本語の方が短くなったりします。

単位時間当たりに発音される音節数で両言語を比較するのか、
単位時間当たりに発音される意味の塊(チャンク、単語)の数で比較するのか
によっても随分、結果は違ってきます。

また、日本人学習者の英語習熟度によっても、「英語が早い」という感覚は
随分と変わってくると思います。
例えば、未知の単語を覚える時、音素単位や音節単位を意識しますよね?
つまり、1つの未知の単語を発音するときに、脳は複数回、発声気管に
命令を送らなければなりません。
よく使っていて、さらっと口から出てくる単語の場合は、脳は1回
発話気管に命令するだけでしょう。その先は、発話気管を制御する
神経回路が自動的に全部、やってくれます。

さらによく使う言い回しの場合は、脳は1回命令するだけで、1つの
チャンクを発話できるようになっているでしょう。

従って、チャンクを1回の命令で発音できる人ならば、一つの文章は
3〜5回程度の脳の命令だけで発音できるでしょう。
一方、発音を1音1音気にして発音している人は、3〜5回程度の
脳の命令ではたった1つの単語しか発音できないでしょう。

早い、遅いという感覚は、脳が出す命令の単位が何であるかによって
随分と違うと思います。

ちなみに、日本語を知らない英語ネイティブが日本語を聞くと、もの凄く早く発音していると
感じるそうです。機関銃でダダダダっと撃っているかのように。
日本語の音節は子音+母音の単純な組み合わせなので、子音+母音+子音、しかも
複数の子音が来る英語に比べると、1音節の発音時間は、日本語の方が短いです。
英米人が「日本語は機関銃のように話している」と感じる原因の一つは、これでしょう。

他にも、「○語は早い」と感じる原因はあると思います。
従って、この感覚で、何かを判断する場合は、注意が必要だと思うのです。

>
> 今は、いかに母音を小さく発音するかに重きを置いて練習しています。
> なので、文章を読むときはとても小さい声です。

小声で発音する練習はよいですね〜。但し、小声でも英語のシラブル先頭子音の音は
かなり大きいです。この場合の母音は小さいですね。
日本の英語業界は、発音指導として、大声を出す、大きく口を開ける、腹式呼吸をすると
いった変な流行がありますから、小声で英語を話せる日本人が少ないんですよw

ただ、「母音の音は小さい」という感覚も、注意が必要だと思うのです。
母音はもともと、エネルギー効率がよい音です。少ない息のエネルギーで
大きな音量を出せるということです。子音は、舌や歯などで、息や声の
エネルギーを減衰させて音を作り出しますから、大きな音量が出にくい音です。

意識的には、母音を小さく発音しても、子音より音量は大きいです。
発音する上での意識上での音の大きさの感覚と、実際の結果が一致しません。

従って、「母音の音は小さい」という感覚も度を過ぎると有害になります。
時々、音声を録音して、子音と母音のバランスが英語ネイティブと比べて
どうなっているのか、客観的にチェックすることをお勧めします。

例えば、この記事が参考になるかと思います。
http://maglog.jp/bousure639/Article77801.html

ではでは。


[No.773] 2009/08/30(Sun) 04:32:08

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