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   破裂音って単なる声門閉鎖が解かれた音じゃんw - 某スレの639 - 2009/06/08(Mon) 23:22:04 [No.456]
Re: 破裂音って単なる声門閉鎖が解かれた音じゃんw - 某スレの639 - 2009/06/11(Thu) 21:28:03 [No.679]



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破裂音って単なる声門閉鎖が解かれた音じゃんw (親記事) - 某スレの639

※旧掲示板より移行
※旧掲示板書き込み日時:2008/04/16(Wed) 03:22:28
※旧掲示板最終更新日時:2008/04/16(Wed) 03:38:46

前々から感じてはいたのですが、英語音声学の破裂音の定義、間違っていやせんか?
単に日本で販売されている英語音声学の入門書だけかな?

呼気タイミング逆転メソッドにて、惰性の息で発音する破裂音(T,D,B,P等)の
練習方法を考えていて、確信しました。

私は少し前から破裂音を下記の様に考えています。
 1)声門が閉じる。
 2)肺から呼気が送られてくるが、声門が閉じられているため、
   声門〜肺の区間で加圧が行われる。

 3)声門がオープンすると、加圧された呼気が口の空間へ向かう。
 4)3)の動作と同時に舌を何処にも触れないのが /k/
   3)の動作と同時に歯茎に付けた舌先を離し、空気の流れを変化させた時に
発声するのが/t/。

   3)の動作と同時に閉じた口を開けた時に発生する音が /p/。


そう考えていた理由は、Tの声門閉鎖音ってあるじゃないですか?
あれは声門が開く直前で発音を止める音でしょ?
破裂音全て同じ原理だと考えていたのです。

記事を書くために、英語音声学の書籍の破裂音の記述を改めて見ていると、
「/p/は唇の内側で加圧する」と書いてあるじゃないですかw
じゃなんですか? 英語ネイティブは /p/を発音する時に、頬を風船の様に
膨らませているってこと?w そんな光景みたことねぇw

/t/も舌先で空気が加圧される、と書いてある・・・
違うと思うんですよ。

試しに以下をやってみればわかります。
/t/を舌先を歯茎から離さずに発音してみて下さい。/k/の音になるでしょ?
舌の奥で口への入り口を塞いで、それが開放された時に発声する音が/k/だと
言われていますが、違うでしょ?

・/k/は純粋に、加圧された空気が声門がオープンした時に、そこで発声する音。
・/t/ は 上記の /k/の音+ 舌による空気の流れが急激に変更されたときに起こる
風切り音。

・/p/ は 上記の /k/の音 + 唇が開くことによる空気の流れが急激に変更された
時におこる風切り音。

あぁ、また、KAZ氏の理論の分かり易い解説文を書いてしまったw
KAZさん、貴方の理論を一番よく理解しているのは、私ですよw
貴方よりもねw


やっぱあれですね〜。科学は理論と検証がセットでなければならない。
調音音声学の様に、理論だけ作って、検証は発音学や音響音声学に任せるという
体質で研究していたら駄目ですよ。間違いだらけじゃないですか!


[No.456] 2009/06/08(Mon) 23:22:04
Re: 破裂音って単なる声門閉鎖が解かれた音じゃんw (No.456への返信 / 1階層) - 某スレの639

某スレの639
破裂音の仕組み

※旧掲示板より移行
※旧掲示板書き込み日時:2008/04/27(Sun) 04:05:59

大分、分かってきましたよ。音声学で言っている破裂音のメカニズム、本当に全然
違うじゃんw

/t/, /p/ に関して、破裂音の調音位置で空気の加圧なんて関係ないwww


--------------------------------------------------------------------
/k/
  声門閉鎖 → 肺から空気が流れてくる → 肺〜声門で加圧 → 声門オープン
 → 破裂音
  声門では確かに空気の加圧が行われている。
  しかし、あのKの音は真空状態を使うテクノロジーで音を出している。単なる空
気の加圧じゃない。
  声門閉鎖 + 水分 で完璧な真空を 二つの声帯の間に作り出して、加圧し
た空気で
  オープン。 それが K の音。

  舌の奥の部分を軟口蓋にくっ付けて閉鎖状態を作り、空気加圧による破裂音と
いう通説とは大違い。
  軟口蓋を舌の奥で閉鎖していません。

  証拠? 舌をTを発音する時と同じ状態にして。そう、舌先を上の歯茎の裏に
くっ付けて。
  その状態で、問題無く、/k/の音が出る。舌の前の部分と 舌の奥の部分を同時に
  上に挙げることは不可能。これが舌の奥で軟口蓋を閉鎖していない証拠。

  
  /k/発音時に舌の奥が軟口蓋にくっ付く程上に挙がる理由は、声門閉鎖により、
喉仏自体が
  上にあがる → 「舌の根」と呼ばれる舌の根元が上に挙がる。結果、舌の奥が
上がる。
  しかし、別に軟口蓋に舌の奥が触れなくてもいい。
  触れるほど舌の奥が上がるのは、シラブル先頭にある/k/を発音する時、「急激
型」の呼気を
  使うので、声門、喉仏、舌の根が 上に挙がるため。
  シラブル内の母音の後の/k/では、舌の奥は大して上がらない。 それでも/k/
は発音可能。
  
 
--------------------------------------------------------------------
/t/, /p/

/t/, /p/ は共に、/k/と同じ声門閉鎖を行う。
この2つに関しては、音を出す為に声門閉鎖するのではなく、/k/と同じ仕組みによる
加圧された呼気を利用するため。

/k/と同じ仕組みを使っているのに、/t/は舌の奥が上がらない理由は、舌の前部分を
上に挙げているから。

/p/, /b/ は、X線発話動画や、MRIの動画によって、/p/, /b/発音時も舌の奥が
挙がっていることが確認できるでしょう。たぶん。



/t/,/p/ の、あの音が出る原因も、真空を使うテクノロジー。人類って凄いね〜♪
通説の、舌、唇で作られた閉鎖箇所で空気を加圧するためじゃない。
全く逆。減圧するんですw まぁ、呼気が流れてくるから、多少、口内は加圧され
ますがね。

唾液という水分を使って、上下の唇の隙間を埋め、真空状態を作り出し、呼気をそ
の間に
通して出る破裂音が /p/。

同様のことをするのが /t/。


--------------------------------------------------------------------
結局、/k/ は1つの真空状態。
/t/, /p/ は2つの真空状態を利用している訳です。凄いね〜♪ 今まで考えも付か
なかったよ。

お風呂で両手で水鉄砲を作って遊んだ経験あるでしょ?
両手で握手する様に手を組んで、ぎゅっと握って、水をぴゅっって出す。
このとき、破裂音がする。/p/そっくりの音が。

この原理が、/k/, /p/, /t/ です。 空気の加圧なんて関係ないwwwww

真空を作るために、唾液の水分を利用している。水の表面張力を使って、閉鎖部分の
凹凸を埋めている。凄いね〜♪ こんなことしてたんだ〜♪

水を使った真空状態。 真空状態を作り、閉鎖状態を勢いよく解く。音が鳴ります。

疑うのなら、きなこを口に含んで、破裂音を出してください。絶対出ないから。
はふー という音しか出ない。 水分による真空状態が不可欠。


--------------------------------------------------------------------
/p/, /t/ については、/p/, /t/を発音しようと思っていなくてもリダクションで
自然発生することがありますよね。

/m/で終わるシラブルのあとに、/f/で始まるシラブルを発音すると、/f/の前に、
/p/が発生する。
/n/で終わるシラブルのあとに、/s/で始まるシラブルを発音すると、/s/の前に /t/
が発生し、
ts音が 発生します。


この時に自然発生する/p/, /t/ は、/p/, /t/ を発音しようとして出す場合と、
少しだけ違うことが分かりました。

/p/, /t/ を発音しようとして出す時は、声門閉鎖によって、緩やかな肺の呼気でも
加圧し、
声門をオープンすることによって、ある程度の機敏な呼気の流れを作り出す。

/p/, /t/ が自然発生するときは、後続の摩擦音の呼気を利用する。

両者は、呼気の流れを創りだす仕組みが異なっている。


------------------------------------------------------------------------
じゃーん! 摩擦音の呼気を利用した破裂音の作り方

口を閉じて、口をあけると同時に、Hを発音する。単に息を出すだけでもOK。
弱い息でおっけ。 /p/ の音が出たでしょ?


舌先の側面を上の歯茎の裏につけて、舌先が歯茎から離れると
同時にHを発音する。/t/の音が出たでしょ?

これがリダクションによって発生する /p/, /t/ の発生メカニズム。
舌先、唇での真空状態を利用する点は、本物の /p/, /t/ と全く同じ。

本物の /p/ , /t/ と違う点は、横隔膜の動きが激しい。摩擦音の息を
使うから。でも、本物の /p/, /t/ と違って、声門を閉鎖して呼気を
加圧することなく、そのまま呼気が出てくるので、破裂音を出すまでの
タイムラグが殆ど無い。

試しに、Hで /p/ を発音する方法で、1秒間で何回、/p/ が出るかやってみて。
次は、本物の /p/ で。 どう? 発音できる回数が、Hを使う方法の方が
遥かに多いでしょ? 声門閉鎖+加圧のタイムラグがないから。

でも、本物の /p/, /t/ の方が優れているところもある。横隔膜の動きが
小さいでしょ? Hを使う方法よりも。 横隔膜の動きが止まりかけた
シラブル後半での子音でも、発音可能。声門閉鎖でとまりかけた肺からの
呼気を加圧して使うから。その代わり、タイムラグが発生するけど。
Hを使う方法よりも、省エネタイプだと言える。

これで、呼気タイミングメソッドと矛盾しなくなりました。
横隔膜の加速はシラブルの先頭だけで、矛盾しない。

通説の破裂音のメカニズムでは、シラブルの後尾の/p/, /t/, /k/ にて、
横隔膜を加速する必要があった。これが、呼気タイミングメソッドの
シラブルの定義を否定していたのです。

解決、解決!


[No.679] 2009/06/11(Thu) 21:28:03
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