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ワッチさん、こんばんは。 ワッチさんのコメントで、またひとつ思い出したことがあります。 「オープンリールのマスター巻き」‥‥ 音声テープではありませんが、16mm 映像フィルムで、あぁそう言えば‥ということが。細かなシチュエーションは忘れてしまいましたが、やはり今から40年ほど前、記録された 16mm フィルムを映写してみようということになり、映写機を用意して、若造(当時20代)の私が、にわか技師になってリールをセットしました。 記録されたフィルムをちゃんとスプロケットに合わせて映写機にローディングして、スタートさせてみると、上下左右が反転、しかも動きが逆戻しの映像になっている! 訳が分からず、あーだ、こーだの声のなか、その場にいた誰かが気づきました。 「これは、映写後のリールを巻き戻さずに、そのまま保管していたからよ」‥あ、そうか。 説明されるまで、私は、保管した人が巻き戻すのを手抜きしたからだと思ったものです。 そうです。私は映写するフィルムのリールをそのままサプライ側にセットしたのでした。そのあと、テイクアップ側にフィルムを付け替えて、サプライ側に空リールをセットし、ヘッドアセンブルを通さずにサプライリールに丁寧に巻き取ってからローディングし直し、映写すると、はたしてそのとおりでした。 巻き戻しや早送りのスピードと停止時のショックがテープやフィルムを傷めるリスクが高いことから生まれたルールということですね。 話がドラマに戻りますが、効果音について感慨深いことをひとつだけ。 ワッチさんなら、判っていただけると思いますが、公園のシーンやアパートのシーンで、画には映らないですが、杭打ちの音が鳴り響いていたのにお気づきでしょうか。 昭和40〜50年頃は、日本中が建設ラッシュの時代でした。ときの首相が「日本列島改造論」を打ち出した時期とドラマの背景時期が重なります。 ビルを建てる前の更地の状態で必ず行う杭打ち工事。21世紀の今では、杭打ち工事はほとんど音がしない工法(電動ドリル式など)に変わっているので、現在 30〜40代くらいより若い人には、あの音が何なのか、分からないのではないかしらん。 遠くから聞くと「カコーン、カコーン‥‥」と街じゅうの反響を伴って、延々と続く音。 Wikipedia から引用すると、 「打撃系」杭打機のうち「単気筒2ストロークディーゼルエンジンのシリンダー及びピストンと化しているディーゼルハンマ」が、杭の上で稼働している‥それが、この音の正体です。 私も小学生のころ、この杭打機を間近に観察したことがあり、大きなクレーンに吊り下げられたコンクリートの杭の上にある“黒い鉄の塊”から衝撃音と同時に排気ガスが出るのを見ていました。 近づいていくと「ガコーン」だけでなく、打撃の瞬間から僅かにずれて「バシュッ」という、排気ガスが噴出する音も聞こえていました。都会で育った私には、なんとも懐かしい音(騒音?)ですが、もう聞くことはできません。 ということで、この話題はこの辺で。 お付き合いいただき、ありがとうございました。 [No.749] 2025/08/25(Mon) 23:48:40 |