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「っくしょう!」 アリアスは足の痛みに顔をしかめながら、迫り来るUFOに向けてケティウスを連射していた。 喉が痛くなるほどの雄叫びを上げ、必死に痛みを堪えている。 カザミとキリヒトの安否を確認したかったが、アリアスを始末しようと迫るUFOがそれを許さなかった。 「うおぉぉぉああああ!」 目の前のUFOが数百発の銃弾を叩き込まれ、爆炎に包まれた。赤と黒の混じった炎の光で、アリアスの目が一瞬焼かれる。普通なら飛んでくる破片を避けるために、左右どちらかに体を投げ出すのだが足が動かないので、頭を抱えて出来るだけ地面に体をつけるようにした。少しばかりミットモナイ格好なのだが、UFOのレーザーではなく破片で死んだ、などとなればそれのほうが遥かにミットモナイ。 炎が消え去り視界が開こうとしたその時、突如炎の中からUFOが現れた。 「なっ!?」 反射的に両手のケティウスを構え、引き金を引く。 銃弾がUFOの装甲に当たり、無数の弾痕を穿っていく。このまま引き金を引き続ければ、UFOは蜂の巣になって墜落する。するハズだった。 不意に両手に伝わっていた感覚の≪なにか≫が消失した。目の前のUFOはなぜか悠然と飛行している・・・ってあれ? アリアスの顔が凍りついた。持っているケティウスのガトリング機構がカラカラと、物寂しく乾いた音を発てている。理由はすぐにわかった。 ケティウスの弾が――尽きた。 敵が目前に迫る。今まさにUFOから赤いレーザーが放たれようとしていた。 全身の筋肉が強張り、背中に冷たい感覚が走る。これまでの記憶が全て、この一瞬で頭のなかを過ぎった気がした。 ―――殺される・・・! そう思った刹那、頭上を過ぎる熱風、耳に響く風切り音と爆音を感じた。 死ぬときってこんな感じなんだな、などとふと思った。って痛くない・・・?! 目を開けるとアリアスを殺そうとしていたUFOが、炎のなかで粉砕されていた。 「なんで・・・」 絶句するアリアスの足元に、戦車のキャタピラが地を削る振動が伝わってきた。振動による左足の痛みも気にせず、上半身をひねらせて後ろに目を向ける。 10両程だろうか、戦車が主砲を放ちながらこちらに向かってくる。ペイルウィンと陸戦兵がごちゃ混ぜになって、戦車のうえに張り付いていた。さりげなく視力が良いアリアスは、歩兵の装備が、全て長距離狙撃武器だということに気づいた。ロングレンジレーザーライフルやら、ライサンダー2。ハーキュリーまで持っている者までいる。 おそらくは後方からの援護射撃に回されていた者達だろう、とアリアスは直感していた。突撃部隊のピンチ!ということで駆けつけて来てくれたのか、はたまた狙撃に飽きたのか、どちらにしても後方からの攻撃ではセンターハッチに効率的な攻撃できないので、真下に居てくれた方がまだマシである。 などと考えているうちに、残りのジェノサイド・キャノンが後方援軍部隊、他、突撃部隊の生き残りによって全て落とされた。 後方部隊の参戦により、隊員達の士気が高まったらしい。 「今のうちに隊長とキリヒトさんを探さないと・・・」 一人呟き、アリアスは怪我をしている左足をかばうように、片腕でホフク前進を始めた。とにかく戦車の残骸にでも隠れければアリアスは即座に狙われる。 ケティウスを腰に引っ提げ、戦車の陰に四苦八苦して潜り込んだ。あとはセンターハッチが開いた瞬間、ありったけの火力を叩き込めば勝てるかもしれない。そう上手くいくとは思ってないけど。勝てる、そんな気がした。 アリアスが陰から顔を出してマザーの様子を伺う。もしUFOが飛んできたらすぐに隠れるつもりだった。 しかし、それはなかった。代わりに、最悪のものを見てしまった。 マザーが何千もの電球を貼り付けたかのように、いくつもの光の粒をまとっていた。 アリアスにはそれはすぐに分かった。その全ての光が、レーザー発射口であることを 久しぶりの投稿・・・。 丁寧にゆったりとやっていきます・・・。そうしないと字と同じように、雑になってくるので 最近、文よりか題名の方に悩むようになってきましたよ。だってあんまり変化ないんだもんw [No.10470] 2006/03/03(Fri) 21:25:30 fw1.tcn-catv.ne.jp |
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