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その時、アリアスの目には無数の星が見えていた。 いや、星に≪見えていた≫と言うほうが正しいだろう。あたりは赤い、夕焼けの色に包まれているというのに、空に浮かぶ巨大な舟には星が散りばめてあった。 思わずアリアスはその星々を凝視していた。なぜか、自分たちを貫くために生み出された光線を。 アリアスはマザーシップの表面から、数百、数千のレーザー光が、まっすぐに地上に伸びてゆく瞬間を鮮明な視界でとらえた。それは幻想的でもあり、また残酷な光景である。 「うあぁぁっ!」 アリアスの全身の毛が一気に粟立ち、思わず声にならない声を上げた。だだっ広い戦域に豪雨のようなレーザーが、鋭い音と共に降ってきたのである。次々と撃ちだされるレーザーに、もはや死角など無い。 地上に着弾したレーザーが粉塵を巻き上げ、同時に土を焼いていく。マザーの周りに走り回っていた戦車が、2、3秒うちになすすべもなく半数が炎上した。慌てて残りの戦車がクモの子を散らすように散開する。 アリアスは物陰に隠れて、恐怖に駆られながらもチャンスをうかがった。盾代わりにしている戦車の残骸が、バキンだのグシャだの音を発してみるまに潰れていくのがわかった。なぜアリアスが隠れていることが分かるのか不明だが、とにかく敵はアリアスというあまり戦力的に関係ない兵まで殺そうとしているのだ。 その間にも数え切れないレーザーの雨にさらされて、友軍がやられてゆく。よく見ればレーザーは、飛んでいたUFOまでも巻き込んでいた。すでに敵はこの地球上にある全てのものを破壊しようとしている。そう例えそれが自分の軍であろうと。 背中に戦車の装甲を少しずつ融解させてゆくレーザーの熱と振動が伝わってくる。あの世から迎えにきた使者の足音のようにアリアスには感じられただろう。と、不意に足音は止まり、残骸にかかっていたアリアスの体重分の力が消失した。 気がつくとアリアスはなぜか空中で浮いていた。視界が逆転しジェットコースターで味わうような、首辺りにぞわっとした感覚を覚える。頭上に大地が見えてから初めて、自分が空中で一回転していることに気付いた。 一瞬の無重力状態の後、アリアスの体は地面に強く叩きつけられた。胸を強打し、肺に含んでいた空気が一気に漏れる。激しい銃声とレーザーの照射音がこだます中、小さな存在の彼の体は動かなくなった。 カザミは戦車の上でゴリアスSSSを無造作に担ぎ上げていた。引き金を引く瞬間、肩に力を込め発射時の衝撃に耐える。右肩に担いだ砲身から太い火線を描きながら、一直線にセンターハッチに向かってゆく。 カザミは元々乗っていたキリヒトの戦車からハデにブッ飛ばされた後、気絶しているところを後方部隊の戦車兵に拾ってもらったところだった。カザミとてアリアスと同じように互いとキリヒトが心配だったが、全速力で走行しレーザーを避けているこの戦車上では双眼鏡も使えなかったし、なによりマザーを落とす方が先決だった。唇を噛みしめながら、そうカザミは悔やんでいた。 バトルメイデン隊は助かるのかなぁw とんぷそんさん、大体一週間程度の感覚なら、ほとんどの人の意見は取れると思います。休日しか来れない人もいるかもしれませんし。 [No.10487] 2006/03/09(Thu) 15:56:26 fw1.tcn-catv.ne.jp |
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