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all ショートストーリー集10 - 三枝 - 2006/03/12(Sun) 11:35:40 [No.10496]
呼び出し - あろんα - 2006/03/30(Thu) 01:04:49 [No.10651]
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最大最凶のリベンジマッチ - jagaimo - 2006/03/20(Mon) 23:56:26 [No.10533]
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心の闇を、払いのけて - jagaimo - 2006/03/26(Sun) 15:32:17 [No.10589]
張り詰めた糸の奏でる旋律は - jagaimo - 2006/03/26(Sun) 15:35:20 [No.10590]
終章 - jagaimo - 2006/03/26(Sun) 15:42:15 [No.10591]
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Happy days! - jagaimo - 2006/03/26(Sun) 21:13:37 [No.10593]
終りのとき - 漆 - 2006/03/26(Sun) 22:44:45 [No.10594]
勝利の代償は・・・ - ケタ - 2006/03/27(Mon) 00:45:40 [No.10595]
Re: 勝利の代償は・・・ - ヘリ兵士 - 2006/03/27(Mon) 13:55:52 [No.10596]
Re: 勝利の代償は・・・ - ヘリ兵士 - 2006/03/27(Mon) 13:59:17 [No.10597]
医療テントにて - 三枝 - 2006/03/27(Mon) 15:41:53 [No.10598]
アリアスの日記A - jagaimo - 2006/03/27(Mon) 17:30:41 [No.10600]
被害重大(前編) - 不運な会社 - 2006/03/27(Mon) 20:19:15 [No.10603]
Re: 被害重大(後編) - 不運な会社 - 2006/03/28(Tue) 06:27:30 [No.10608]
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ムカデ狩り - 不運な会社 - 2006/03/30(Thu) 12:50:59 [No.10654]
- ケタ - 2006/03/28(Tue) 00:58:08 [No.10606]
楽しむ人々、 - 漆 - 2006/03/28(Tue) 03:15:26 [No.10607]
医療テントにて2 - 三枝 - 2006/03/28(Tue) 11:27:15 [No.10610]
悲しみにくれる者 - jagaimo - 2006/03/28(Tue) 13:19:42 [No.10613]
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出撃 - ヘリ兵士 - 2006/03/29(Wed) 12:55:05 [No.10634]
終わりのスタートライン - jagaimo - 2006/03/29(Wed) 12:49:25 [No.10633]
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最後の出撃 - ケタ - 2006/03/29(Wed) 21:56:46 [No.10646]
Re: 終わりのスタートライン - jagaimo - 2006/03/29(Wed) 20:31:19 [No.10644]
それぞれの追悼 - 三枝 - 2006/03/29(Wed) 22:02:22 [No.10647]
受けてみなさい、怒りの鉄槌! - jagaimo - 2006/03/29(Wed) 22:11:12 [No.10648]
弔い合戦 - ヘリ兵士 - 2006/03/30(Thu) 01:32:40 [No.10652]
新参者 - jagaimo - 2006/03/30(Thu) 13:19:30 [No.10656]
それぞれの追悼2 - 三枝 - 2006/03/30(Thu) 23:08:00 [No.10663]
君は、寂しいのか? - jagaimo - 2006/03/30(Thu) 23:29:53 [No.10665]
記憶を辿り・・・ - 虎太郎 - 2006/03/31(Fri) 11:29:03 [No.10672]
暗闇に、一人 - jagaimo - 2006/03/31(Fri) 13:12:10 [No.10674]
それぞれの追悼3 - 三枝 - 2006/03/31(Fri) 22:06:14 [No.10679]


悲しみにくれる者 (No.10610 への返信) - jagaimo

アリアスは野戦病院内で、衛生兵の力仕事を手伝っていた。

周りでは怒鳴り声、唸り声、叫び声、そして泣き崩れる声が入り乱れている。こうして耳だけを傾けていると、今自分が生きている事に疑問を感じてくる。

やはりマザーとの戦いでの代償は決して少なくないようだ。

いくら前向きに生きていこうと決めている自分でも、隊長やムカイさん、アレックス、ルミ、サエを失ってしまったらその悲しみは一生消える事がない、そう思う。

つい考えにふけっていると、後ろから「おい!小僧!」と声がかかってきた。
ただでさえ、動ける人数が少ないテントである。リペアスプレーで回復してあるアリアスは引っ張りだこだった。

「今行きます!」

アリアスは呼びかけてきたおっちゃんに走り寄った。おっちゃんの足元に全身を包帯でグルグル巻きにされた男が横たわっていた。
おそらく巨大生物の酸を浴びてしまったのだろう。アリ型の巨大生物との戦いではこういう怪我が厄介だ。

浴びせかけてくる酸は肌に浴びればヤケドどころではなく、そのまま骨まで身体が溶けていくし、アーマー越しで浴びても重度のヤケドを負うことになる。
裂傷などは止血すれば済むことだが、ヤケドとなれば処置など包帯を巻くだけで、助かるかどうかは本人の体力との勝負となる。

「コイツを運んどいてくれ。ゆっくりな。ヤケド部分には触んなよ」

んなこと言われなくてもわかってらぁ、心の中で文句を呟きながら、アリアスは言われたとおりに男を抱きかかえた。

ううぅ、と男が唸るが、アリアスにはなにもできない。
おおよそ怪我人を寝かせる場所にはそぐわないブルーシートの上に男を慎重に降ろすと、隅にこれでもか、というほど積み上げられた毛布を取って、かけてやった。

「おい!次だよ次!早くこい!」

またもや親父が怒鳴っている。まったく、マザー強襲部隊の生き残りにこんなことやらせるなよ・・・。

実際、そんな悠長なことは言っていられなかった。すぐさまそちらの方向に走ってゆく。

「うあああああ!俺を、俺を帰らせてくれ!うぅ・・・あああ!」

突如、怪我人の寝かせてあるブルーシートの方から常人とは思えない悲鳴が聞こえてきた。

見るとシートのド真ん中で走りまわっている男がいた。おそらく、なにか大きなショックで気がイカレてしまったんだろう。カザミから話は聞いたことはあるが、実物を見るのは初めてだ。
おいおい、誰か抑えろよ。

ぼんやり見ていると・・・あ。目ぇ合っちゃったよ・・・。

何気なく視線を外そうと横を見るが。やべぇ視界の横に走ってくる奴がいる・・・。
もうこうなってしまったら仕方が無かった。あんなやつが普通に話しかけてくるワケがない。

思ったとおり男はアリアスの目の前で急停止する。

「な、なんですか・・・?」

アリアスはどうにか相手を刺激しないように話しかけた。が、アリアスは言ってしまってから後悔した。話す余地などない。その時点で捻りあげれば良かったのだ。どうしてか。男の手が、ホルスターに伸びていた。

「へへへ・・・死ね!」

いきなり!?前フリ、スルーかよっ!と思いながら銃を構える寸前の手に、左手で手刀を打つ。しかし狙いが、外れた。指の付け根を狙ったつもりが、手首のイチバン硬いところに当たってしまった。
これでは銃の落としようがない。

「うおっと!」

前かがみになったアリアスの顔面に銃口が迫る。反射的に射線から首を捻って外れ、その反動を消さずに右手の掌打を顔面に伸ばした。

そのまま小指と薬指と親指で顔を掴み、中指&人差し指での目潰しコンボでフィニッシュ!に持っていこうとした。が、相手の反応が速すぎた。アリアスの掌打は男の頬を掠っただけだった。

支えを失ったアリアスは、男の身体にもたれる。その瞬間、アリアスの意識が一瞬飛んだ。

アリアスの腹に、男の膝蹴りがジャストミートしていた。

「ぐふぅ・・・!」

焦点が狂い、口の中に血の味が広がる。こんのぉやろう!

失神ギリギリで意識を繋ぎとめ、男の足を掴んで思いっきりひっくり返した。
倒れた男の銃を持つ手を、ブーツの踵で踏んで抑える、しかし正確には踏んで、ブチ折った。

―――ゴベキャッ!

「うぎゃあああ!!」

激痛に悲鳴をあげる男に構わず、神速の速さでグロック17Kを引き抜く。そして男の顔に突きつけ・・・

―――バアァァン!

いきなり銃声がした。一瞬、アリアスはなんの音だか分からなかった。視線を手元に向けると、なぜか自分の指がトリガーを引いていた。う、撃っちゃった?!

幸いな事に、放った銃弾は男の顔から5センチほどの地面を削っただけだった。

男の表情が地獄でも見たように凍りついていた。



うわ〜、戦争の辛さを書こうと思ったら別の方向にいっちゃったよw
毎度思うのですが、自分の文はちょい長すぎるような〜〜(@@;)


三枝さん、時間軸がおかしいのはここにもいますよ(笑)
漆さん、頑張ってくださいね^^


[No.10613] 2006/03/28(Tue) 13:19:42
fw1.tcn-catv.ne.jp

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