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都内某所〜某焼鳥屋〜 その店には、数名の客しかいなかった。 それもそのはずだ。ほとんどの住民は地下シェルターに避難しているのだから。 この店が残っている方が奇跡的なのかもしれない。 「ん!この焼き鳥旨いな!こんな店知っているなら、もっと前に教えてくれよ。」 店の中に一人の男の声が響いた。 ――『カイ』漆の『自称兄貴分』であり、色情狂である。 「お前に教える必要性を感じなかった・・・・・・」 その声には溜息のような物が感じられる。 「どうした?元気がねーぞ。」 「――『何が悲しくて、お前ら3人と来ているのか』と。いや、猫だが・・・おやっさん。猫入れて大丈夫か?」 おやっさん(店長)は「今日だけだ」と首を縦に振る。 やれやれと、漆はまた溜息をついた。 「で、お前はなぜ『ここ』来ている?最近、あのおっさんの行動が活発化いるから、用心しとけ。や、俺の体を蝕んでいるこれを如何にかしろとでも。」 その場の雰囲気が変わった。 少しの沈黙の後、カイが喋りだす 「――半分正解・・・もう半分は、Ξに。『自分を見失うな』とだけ言って置く。」 それを聞いて、漆はまた溜息をつく。 「忠告は受け取っておく。これでシナリオが変わることを祈る。」 漆は自分には関係が無いとでも言うように答える。 「他力本願かよ。少しは自分で―」 「俺は、『自分』ってのがあまり理解できていない。この考えすら、『自分』で感じているのかさえ分からない・・・・・・ま、シナリオが視えている以上自分の役はやり通すつもりだ。」 最後の方の言葉はいつもの口調に戻っていた。 同時にその場の雰囲気も柔らかくなる。 「お前らしいな。その分なら、きっと大丈夫だ。ところで・・・お――」 「すまないが、閉店の時間だ。」 おやっさんが閉店だと声をかける。 辺りを見渡せば、残っているのは4人だけだ。 会計を済ませ、漆が外に出る。 SKは漆が会計を済ましている間に帰ってしまったようだ。 「全部俺のおごりか・・・懐が寒い・・・」 「そういうなって。いつか倍返ししてやるからよ。」 カイの気楽な声が聞こえる。 何の慰めにもなっていない。 「期待はしないさ・・・あいつっらによろしく言ってくれ。死人」 「分かった。が、死人とは少し違うぞ。ま、そこ等へんは次に在った時でも。じゃあな歩く核弾頭をよろしく!」 そう言ってカイは闇に溶け込んで行った。 「・・・・・・何だったんだろあいつ・・・ま、いいや。俺は帰って泥酔で―」 「おっと!」 前を見ていなかったのだろうか。一人の男が後ろからぶつかってきた。 「少し考え事をして歩いていたよ。ぶつかってすまない。」 長身の男だ。年は中年ぐらいだろうか。 特徴的な喋り方をしている。 「いえ、こちらこそ・・・」 「急ぐのでね、これで失礼するよ。本当にすまなかった。」 そう言って彼は去っていった。 何処かであったような気がしないでもないがと思ったものの、思い出せないでいた。 「ま、いいや。」 そう言って、漆は帰路に着いた。 「俺の命も・・・あと少しか・・・・・・」 ――未来それはシナリオ。 ――全てはシナリオに沿って動く役者。 ――果たして、人は役者から自分になれるのだろうか? 遅くなりましたが一応、マザーシップ撃墜した日です。 どうでも良い事でしょうが今、後ろで野良猫が、ゴミをあさっています。 [No.10694] 2006/04/02(Sun) 03:10:54 p2180-ipad01mazuka.yamagata.ocn.ne.jp |
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