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all ショートストーリー集12 - ケタ - 2006/04/15(Sat) 02:17:14 [No.10796]
Re: 新人隊員 - エア=ウィング - 2006/04/20(Thu) 19:02:18 [No.10836]
単独行動 - 不運な会社 - 2006/04/15(Sat) 10:49:28 [No.10797]
「それぞれの思惑」 - ケタ - 2006/04/15(Sat) 11:52:40 [No.10799]
ローズ暗殺計画 - ヘリ兵士 - 2006/04/15(Sat) 13:32:55 [No.10800]
Re: ローズ暗殺計画 - jagaimo - 2006/04/15(Sat) 19:43:44 [No.10802]
二人の親友4 - 三枝 - 2006/04/15(Sat) 21:15:39 [No.10804]
「聞き込み」 - ケタ - 2006/04/16(Sun) 03:30:36 [No.10811]
警備?・シノ・わな - 漆 - 2006/04/16(Sun) 02:59:10 [No.10809]
調査結果 - jagaimo - 2006/04/16(Sun) 12:22:02 [No.10814]
帰還後 - syo - 2006/04/16(Sun) 20:50:13 [No.10819]
「無断出撃」 - ケタ - 2006/04/16(Sun) 21:25:40 [No.10820]
救出作戦 - 三枝 - 2006/04/16(Sun) 23:21:42 [No.10821]
嫌われ者には正義の鉄槌を - jagaimo - 2006/04/16(Sun) 23:40:28 [No.10822]
「命令を超える友情」 - ケタ - 2006/04/17(Mon) 22:58:34 [No.10824]
暗い、深緑の世界へ - jagaimo - 2006/04/17(Mon) 23:55:13 [No.10825]
「いざ、深淵の森へと・・・」 - syo - 2006/04/18(Tue) 00:15:01 [No.10826]
救出作戦2 - 三枝 - 2006/04/18(Tue) 21:15:27 [No.10828]
「樹海の闇へ」 - ケタ - 2006/04/18(Tue) 23:05:42 [No.10830]
合ってない隊長 - jagaimo - 2006/04/19(Wed) 21:56:31 [No.10835]
「凶虫乱舞」 - syo - 2006/04/20(Thu) 21:28:22 [No.10837]
マラカ副官の憂鬱 - ヘリ兵士 - 2006/04/20(Thu) 23:01:19 [No.10839]
「樹海の闇へ シリア編」 - ケタ - 2006/04/20(Thu) 23:33:56 [No.10840]
救出作戦3 - 三枝 - 2006/04/21(Fri) 17:21:24 [No.10841]
暗い樹海のガイドさん - jagaimo - 2006/04/21(Fri) 21:04:53 [No.10844]
「食料庫」 - ケタ - 2006/04/22(Sat) 01:02:23 [No.10846]
救出作戦4 - 三枝 - 2006/04/22(Sat) 11:37:15 [No.10848]
[ - syo - 2006/04/22(Sat) 13:26:41 [No.10851]
Re: [ - syo - 2006/04/22(Sat) 13:32:59 [No.10852]
「新型アルマゲドンクラスター」 - ケタ - 2006/04/22(Sat) 17:34:00 [No.10853]
ランナー - ヘリ兵士 - 2006/04/22(Sat) 18:49:59 [No.10854]
Re: ランナー - ヘリ兵士 - 2006/04/22(Sat) 18:51:22 [No.10855]
美しい彼女にはトゲがある? - jagaimo - 2006/04/22(Sat) 23:24:50 [No.10857]
「力をあわせて」 - ケタ - 2006/04/23(Sun) 01:44:20 [No.10859]
監視の目 - 漆 - 2006/04/23(Sun) 00:18:33 [No.10858]
出撃 - 不運な会社 - 2006/04/23(Sun) 06:08:19 [No.10860]
「接近戦」 - syo - 2006/04/23(Sun) 20:10:27 [No.10866]
「糸の結界」 - ケタ - 2006/04/23(Sun) 23:48:23 [No.10867]
Re: 「糸の結界」 - ヘリ兵士 - 2006/04/24(Mon) 18:11:32 [No.10868]
救出作戦6 - 三枝 - 2006/04/24(Mon) 19:17:57 [No.10870]
脱走、潜入、再会、大蜘蛛 - あろんα - 2006/04/23(Sun) 12:44:17 [No.10862]
命を懸けた宅急便 - jagaimo - 2006/04/23(Sun) 17:10:53 [No.10863]
救出作戦5 - 三枝 - 2006/04/23(Sun) 18:27:54 [No.10864]
(No Subject) - ヘリ兵士 - 2006/04/22(Sat) 12:42:55 [No.10849]
愛と正義の行動 - ヘリ兵士 - 2006/04/22(Sat) 13:23:07 [No.10850]
(No Subject) - ヘリ兵士 - 2006/04/15(Sat) 20:21:27 [No.10803]


「それぞれの思惑」 (No.10797 への返信) - ケタ

アメリカEDF基地 周辺エリア


「やれやれ・・」
ホテルに戻ったローズが髪をかき上げ、ため息を吐いた。
日本を離れ数日。連日の会議、交渉、視察など気を休める暇もない。

「食事でもとられますか?」
ドアをノックして入ってきたチオカが、ホテルのメニューをローズに渡したが、
ローズはザっと見たあとメニューをチオカにつき返した。
正直疲れて食欲もあまりなかった。

「では、お茶漬けでも?」
「ん。・・・んじゃ頼む」
そんなローズの心境を見透かしていたかのように、チオカが鞄からお茶漬けの袋と、
サトウのご飯を取り出す。
その様子に思わずローズが苦笑した。


「日本の様子はどうなっている?」
お茶漬けをさっさと食べたローズがチオカに尋ねる。
「ん。今のところなにも異常はないそうですな・・・しかし、あの男に任せて大丈夫なのか・・・
少々心配ですな」
チオカがローズに意見をする事は非常に珍しい。
だが、今回は仕方ないだろう。あのイヤーナ大佐はどうみても日本を任せれる器ではない。

「・・・・・異常がなければ問題ないんだがな」
ローズも少し曇った表情でそう呟いた。

マザー撃墜した日本EDF隊は、交渉や作戦提案として、
世界各地から招かれているのだ。
当然ローズ1人で回りきれるものではない、
なので優秀な幹部や将校などはローズの代わりに世界各国へと出向いているのだ。

イヤーナは日本を任されたと思っているが、実はローズからしてみれば、
日本でお留守番だったのである・・・・。



・・・

・・・



日本EDF本部

「大佐。本当によろしいのですか??」
部下の1人が恐る恐るそう尋ねた。
イヤーナはめんどくさそうな視線を向け、口を開いた。
「だから、こんなバゥの発生なんて一時的ナものだ。
こんなもので異常発生など報告してみろ、ローズの小娘に笑われるぞ」

部下はさらに何か言いたそうだったが・・・諦めて退室してしまった。


・・・

・・・


渋谷  ???ポイント


避難命令こそでてはいないが、民間人のほとんどは再び地下シェルターへと
戻ってしまっているため、恐ろしく静かだ。

「ここだ」
「え、ここ?(^^;)」
ケタとK.Mは完全に倒壊してしまっている建物の前に立っていた。
元に立っていたのがマンションなのか何かの店だったのかも、
よくわからない程、崩れている。

「チっ、この前の戦闘でさらに崩れちまったのか」
K.Mが舌打ちしながら瓦礫をどけはじめ、ケタもそれに続いた。
ある程度するとなにやら鉄のフタの様なものが姿をあらわし、
K.Mがそのフタを開け、地下へと降りていった。


「(・ω・;)」
K.Nに続き地下へ降りたケタが唖然とした。
まるで電波に侵されそうな程、壁に敷き詰められた電子機器、
そしてその奥にはこれまた膨大な量の武器弾薬が置かれている。

「ここはなんなんだ??(^^;)」
「・・・親父が俺に残したモノ・・・さ」
K.Mが少しためらった後、呟いた。
どうもあまり詳しくは言いたくなさそうである。

軍に所属せずにエイリアンと戦っていたK.Mだが、
ここで情報などを集めていたのだろう。
おそらくはK.Mの親父が作った[基地]なんだろうが、
ココがK.Mの屋台骨だと言うのは間違いなさそうだ。

「やはり・・な。EDF隊も俺のだした想定と同じ事を考えている」
壁に並んだ機械をいじりながら、K.Mが不敵に笑った。
完全に盗聴やハッキングをしているのだろうが、
特に悪用しているわけでもないし、手段を選んでいる場合でもない。

「どこかのメスに生きたまま差し出されているってやつか?(=ω=)」
「そうだ。EDF隊の出撃が規制されてるのが気になるが、御剣達はまだ生きてるかもしれん」
K.Mがそう言って、奥の武器を置いている場所へ歩いていった。

「しかし、時間がたてばたつほど生存率は下がるだろうな」
「あぁ(・ω・)」
ケタもK.Mの隣に行き、武器を物色する・・・。
戦場後で拾ったりもしているのか、EDF隊の装備も混ざっているが、
残念ながらショットガンはなかった。

ケタは大型のアサルトライフル、小型の火炎放射器を両腰に付け、
背中に少々古そうなグレネードランチャーを背負い、バックに入るだけの
銃弾、砲弾を詰め込んだ。

K.Mはいつもの謎のスナイパーライフル2丁を背負い、
全身にライフル弾を身につけた。

コックコートに全身に銃器を装備したケタ、
カジュアルな服装にコマンドーなみに銃弾をくっつけたK.M、
なんとも異様な姿である。

「ククク、なかなかサマになってるぜ」
「さぁ。最強の民間人の出撃と行こう(・ω・)」
ケタとK.Mがパーンと、手を叩いた。







syoさんももちろん参加してくださいなw


[No.10799] 2006/04/15(Sat) 11:52:40
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