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「アレックス!ザコ頼む!」 アリアスは切羽詰った声で、適当な方向へ叫んだ。 実はアレックスがどこにいるかわからないのだ。 もしかしたらまったく別の方向に叫んでいるかもしれない。 「アンタ!後ろだ!」 誰かの声が聞こえた。 その瞬間、右腕に持っていたライサンダーに糸が纏わりついた。 「!?」 咄嗟にライサンダーを投げ捨て、藪の中に転がり込んだ。 代わりに、もはや愛銃と言って良いAS−22Lカスタムを構える。 と、赤い8つの目玉が見えた。 すぐ目の前に・・・! 「くおらぁ!」 反射的に糸を吐き出される前に、 目玉に足をかけて思いっきり蹴り飛ばす。が 蹴り飛ばした向こう側に、更に7匹ほどのバゥがこちらを見ていた。 ――殺される・・・! そう思ったとき、そのバゥ達を群れの後ろから重低音が聞こえた。 バゥは何かと後ろを向く。 次の瞬間、振り向いたバゥの群れを、 後ろから躍り出たギガンテスがひき殺した。 「大丈夫か?!」 戦車の上に乗っている兵が呼びかけてきた。 そうしている間に全速力でギガンテスはアリアスとすれ違う。 「・・・俺までひき殺す気か!?」 なんとなく悔しかったので、そう叫んだ。 サエは木々の間を高速で飛んでいた。 前方に赤く光るものがあれば、戸惑うことなくイズナーの引き金を引く。 サエはアリアスを探していた。 ルミの作った「危険物」を届けるために。コレを使えるのはアリアスぐらいしかいない。 もうすぐだ。この藪を抜ければ、アリアスはいる。 視界が開けた。その先では、アリアスが数十匹の蜘蛛を一気に相手にしていた。 「アリアス!これを・・・!」 使って、と言い終わる前に、サエは届け物をアリアスに向かって放り投げた。 そこで、彼女の視界は闇に包まれた。 「うらぁぁぁぁ!」 アリアスは怒声を上げながらAS−22Lカスタムを乱射する。 ギガンテスが蜘蛛をキャタピラにかけて、 踏み潰してくれたのはありがたかったが、その戦車を追っていた蜘蛛がアリアスを襲ったのだ。 ありったけの弾丸を群れの中に叩き込み、360°死角を作らぬように動きながら敵をけん制する。 ダメだ。火力が足りない! アリアスは腰のグロッグ17Kを引き抜いた。 AS−22Lカスタムを右手で腰ダメにして連射し、 左手のグロッグで前へ出てきたヤツを押し返す。 と、どこかで聞いたことのある、いや、いつも聞いている風のような音が耳に届いた。 音のする方向へ首を巡らせると、木の上からサエが出てきた。 「アリアス!これを・・・!」 サエは何かをこちらへ投げてきた。 それをアリアスはスライディングするように滑り込んで受け止める。 「これは!?」 なんだ?とサエを見上げると、空中にサエの姿はなかった。 アリアスの網膜に木の上に、糸を身体につかせ、 だらりと身を下げたサエの身体が映った。 [No.10863] 2006/04/23(Sun) 17:10:53 fw1.tcn-catv.ne.jp |
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