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巨大バゥに近付いた二人は、改めてその大きさを実感させられた。 「・・・」 そのあまりの迫力にウスイは武器を構えることもわすれて立ち尽くしていた。 ─こんな奴が日本にいたなんて・・・ おそらくこの化け物と戦っている人間は一人残らずそう思うのだろう。 「おい!早く行くぞ!」 カツはピクリとも動かないウスイに呼びかけたが、動く気配は全くない。 「何やってんだ!殺されるぞ!おい!」 こいつの迫力に気圧されるのもわかるが、早くしなければまとめて殺されかねない。 「いつまで立ってんだよ!早くこ─うぉっ!」 突然目の前にバゥが現れた。そうだった、こいつらもいるのか・・・ ショットガンで即座にバゥを粉砕したカツは、強行策に出た。 「さっさとしやがれぇ!」 カツは心の中で舌打ちしながら、全力でウスイの背中を蹴り飛ばした。 カツの怒声で我に返り、振り向きかけたウスイは、そのまま宙を舞った。 ひょっとしたら骨が折れたかも知れないが、殺されるよりははるかにましだ。 もう何発か蹴りたい衝動に駆られたが、そんなことをしている暇はなかった。 ついでに、思い切り蹴りすぎて痛い足を押さえる暇もなかった。 さっき殺したバゥのせいで─それとひょっとしたらさっきの怒声で─こちらに数匹のバゥが向かってきていた。 ─6・・7・・・8! 一目見て直感的にバゥを数えたカツは、腰のニューナンブ(改)を抜いた。常に二丁持っていて本当に良かった。 直ぐに狙いを定めたカツは、引き金を引いた。 頭部を貫かれたバゥは即死したが、他の奴らは直ぐに散開して、包囲し始めた。 「まずったな・・・手間かかりそうだぜ」 カツはすばやく辺りを見回し、使えそうな場所はないか探してみた。 辺りは木々が茂っているので、こちらの方が有利だ。 適当な場所に飛び込もうとしたその時、巨大バゥと、2、3匹のバゥが同時に攻撃し始めた。 「どわっ!」 間一髪で糸を避けたものの、他のバゥも一斉に攻撃しようとしている。 ─やべ・・・ 自らの死を悟った瞬間、突然目の前にいたバゥが息絶えた。 突然の事に一瞬戸惑ったバゥ達の隙をカツは逃さなかった。 本人も何が起こったのかはさっぱりだ。 だが考えるより先に体が動き、飛んでくる銃弾と協力してバゥを倒していった。 「ふぅ・・・」 ひと段落して─巨大バゥはいるが─安堵の息をつきながらさっき銃弾の飛んできた方を見ると、ぽかんと口を開けたウスイがいた。 「ありがとな、助かった」 「ああ・・・」 新しい銃の性能に驚いたのだろう、相変わらずぽかんとしている。 その時巨大バゥにギガンテスの物とは多少違った雰囲気の砲弾が当たった。 「クラに感謝するんだな」 ニューナンブをしまったカツは、ショットガンの弾を確認しながら言った。 「取り敢えず倒し方がわからん事にはどうしようもない。誰かに聞こう」 ウスイはそういいながら他の隊員を探した。近くで銃声がするから必ず誰かしらいるはずだ。 「めずらしいな。まともだ」 カツも敵の動きに注意しながら隊員を探している。 「うるせえ。俺だってEDFの看板背負ってんだ。そこまで馬鹿じゃ─あ、いた!」 隊員を見つけるなり走り出したウスイは、その顔に見覚えがある事に気付いた。 ─あのどことなく印象に残る顔は・・・誰だっけ? 結局名前を思い出せずにその隊員─ケタだった─のとこまで着いてしまった。 「えっと、その、おひs─」 「お久しぶりです。ケタ伍長」 あとから追いついたカツに先を越されたウスイは、そのまま黙ってしまった。 「えっと・・・」 「福岡で一緒だった、カツとウスイです」 「お久しぶりです」 どさくさにまぎれてウスイは挨拶をした。そうか、ケタさんか・・・ 「ああ、あのときの。どうも」 「あれ、どうしたらいいんですか?」 カツがちらと巨大バゥを見ながら聞いた。 「毛の焼け落ちたところに、ドリルランチャーを叩き込むの」 側にいた女性隊員が答えた。 「ドリルランチャー・・・?ああ、なるほど」 実物は見たことがないが、名前を聞けば想像はつく。 「託すしかないか・・・」 カツは顔も名前も知らない隊員の成功を祈った。 相変わらず長いな。 ケタさん、勝手に合流してしまいました。 迷惑だったら編集しますので言ってください。 ロビンソンさんようこそ〜 [No.10891] 2006/04/30(Sun) 00:05:40 3dd52131.catv296.ne.jp |
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