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樹海 体毛のはげた部分に押し付けるようにして放った大森のドリルランチャーは、 巨大バゥの皮膚を貫き、その内部で爆発した。 巨大バゥの絶叫が響き渡り、糸を噴射する穴から糸ではなく、 紫色の体液を噴出しながら、ゆっくりと地面に倒れ、動かなくなった。 これで、助かった・・・。 みんなが歓声をあげ、大役を果たした大森に駆け寄る。 ・・・しかし・・・。 「まだだ!イヤーナはアルマゲドンクラスターで樹海を攻撃する気だぞ!!」 大森のその言葉に、その場にいた全員に戦慄が走る・・・。 「アルマゲドンクラスターってアレか?ペイル装備の最強とかいう」 「どうもそいつの試作改良型らしいんだ」 ウスイの言葉に大森が、答えた。 「アルマゲドンクラスターか・・・(・ω・;)」 実物は見た事ないが、その超兵器の事はケタも知っていた。 クラスターユニット射出後、空中から下方に向かい膨大な熱線を照射し続け、 全てを焼き払う特殊兵器である。 「とりあえず通信入れたら?いくら馬鹿大佐でも敵がいないとわかれば、 そんなモン撃たないでしょ」 シリアの言葉に大森が顔をあげた。 バゥ自体はまだ樹海に何匹もいるだろうが、ボス格である巨大バゥはもうないのだ。 たしかに、そんな兵器を使うまでもない。 「さすがシリアさん!可愛いし頭いい!」 「・・・どうも」 冷めた表情のシリアを尻目に大森が通信器のスイッチを入れた。 ・・・ ・・・ EDF本部作戦司令室 「イヤーナ大佐!樹海にいる隊員より通信! 潜んでいたバゥを撃破し、多数の行方不明者を発見とのことです!」 オペレーターの言葉にマラカが表情を明るくする。 これでアルマゲドンクラスター改を使用する必要もなくなるな・・・そう思った。 だが・・・。 「アルマゲドンクラスター改の発射準備は完了したのか?」 イヤーナの言葉に司令室が静まりかえった。 「あ・・。はい、ですがもうその必要は・・・」 「お前は余計な事を考えないでいい!早く発射しろ!!」 マラカが・・・いや、司令室の全員が唖然とする中、イヤーナは続ける・・・。 「あんな反逆者どもの戯言に踊らされるな!早く樹海を焼き払い、平和を取り戻すのだ!!」 「・・・は、はい」 もはや、イヤーナには何を言っても無駄だろう・・・。 マラカは覚悟を決め、アルマゲドンクラスター改の発射の合図を送った・・・。 マラカが発射の合図をしているのを、見つめながらイヤーナは内心笑っていた。 (これで私に逆らった奴らを一掃できる・・。 行方不明者や無断出撃の隊員の居場所などいくらでも改ざんできる。 この出世を足がかりに、いつかローズの小娘を蹴落としてみせるぞ) もはやイヤーナの表情は狂気に歪んでいた・・・。 [No.10893] 2006/04/30(Sun) 15:06:21 softbank220060180225.bbtec.net |
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