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アリアスは自室のドアを開けて、よろけながら部屋に入った。 本部を離れていたのはほんの2,3日ほどだが、えらく懐かしく見える。 蛍光灯のスイッチを押すと、アリアスは無造作にベッドに倒れこんだ。 シーツが埃くさい匂いな、と単純に思った。 「・・・疲れた」 それだけ言うとアリアスは目をつぶった。 まぶたの内側に先程の戦闘の光景が蘇ってくる。 木にだらりと身を任せたサエ。 紫色の体液を撒き散らし、絶叫しながら倒れ伏す巨大バゥ。 白煙の尾を引いて飛来したアルマゲドンクラスター改。 どれも思い出すと複雑な気持ちになってくる。 考えてみれば、巨大生物も一つのイキモノなのだ。 自分の大事な人であるサエも、どのくらいの命を奪ったかも分からない巨大バゥも、”生きている”という点ではなんら変わりがない。 そして、自分たちは今、殺し合いをしているのだ。 いつからだろう。こんなにも命の散る瞬間、ふりかかる憎悪、何も見えなくなるほどの怒りが身近に感じられるようになったのは。 インベーダーが攻めてきたときから、それは簡単過ぎる答えだ。 自分が知りたいのは―――いつから殺し合いに疑問を感じなくなったのだろう、そういうことだ。 そんなこと思ってもなにもならない事ぐらい、アリアスには十分理解できている。 殺しに来る敵に、ココロがあるかどうかも分からないやつに、 情けを掛けてもなにもならないこともだ。 インベーダーは、一人なのかもしれない。伝説の男と同じように。 ずっとまえにカザミから聞いた言葉だ。 巨大生物にはココロがない。ただの兵器だ。 兵器だから、平然と、淡々と人をかみ殺す。 ココロがあれば、今の自分と同じように迷いを生む。 迷えば戦いに支障が出る。 だから、自分たちは弱いのかもしれない。 なら、伝説の男には心がないのか? 違うな。あの男が強いのは、心があるから。 人々の為に、心を持った兵器として自分の体を戦いに捧げているから強いのだ。 もちろん到底そんなことは凡人にはできない。 どこまでも強い意志がなければ、兵器として戦うことができないから。 でも、兵器として戦うのは自分だけでいい。そう思ったから男は「伝説」になった。 「人」が「兵器」にならないために。 ―――ドンドン! 「うわ!」 アリアスは思わずベッドから転げ落ちた。 誰かがドアを叩いている。そうか。ベルが壊れているんだっけ。 アリアスは重い体を引きずるように歩いて、ドアを開けた。 これから今までの伏線を一気に回収〜っ! で、どうしようw( ̄∀ ̄;) [No.10910] 2006/05/03(Wed) 21:03:19 fw1.tcn-catv.ne.jp |
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