![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
EDF本部 第113混成部隊ミーティングルーム 「・・・長・・・・・ッたくいつ・・・・・」 何処か遠くから声が聞こえる。 「牛――は、あ――弱―――」 何人かの声が聞こえてくるようだ。 それも、4・5人の。 ――五月蝿い。消すぞ。俺の安眠を妨害する奴は、夢国のヴーニスに食われろ―― まだ覚醒しきらない意識の中で漆がぼやく。 漆はまだ暫くは寝ているつもりのようだ。 時刻は8時を越しているというのに・・・ ――何かが俺の頬を触っている・・・・・・?―― ほとんど覚醒してきた意識が。自分の置かれている情況を確認する。 どうやら何人かの人物に頬を突いているようだ。 「スーちゃんやっちゃえ♪」 「うるさ――‼」 目を覚ました漆が始めに見たものは黒い塊だった。 そして、それが何かと理解する前に、それは降って来た。 白い何かを伸ばしながら・・・・・・ ぷす 「いっで――!!」 漆が悲鳴を上げながらソファーから転げ落ちる。 傍から見れば、笑いの対象だろう。 「いたそー・・・・・・」 聞きなれたバカの声がする。 「――っ!い、痛そうじゃなくて、十分痛いぞ・・・!ってか、何故お前らがここに!」 漆は起き上がりながら聞く。 「ここ、ミーティングルーム」 ・・・・・・暫く、沈黙が続いた。 「で?何で隊長はここで寝てるんだ?あんたには立派な部屋があったと思うが?」 沈黙に耐えきれず、トールが話を変える。 第113混成部隊はその名の通り、寄せ集めの部隊だ。 よって、詰め所等は用意されていない。 「・・・・・・盗られた」 「はい?」 その場にいた2人は唖然とし、一人は笑っている。 そして一人は表情を変えない。 「盗られましたが何か?姉妹のように仲のよろしいお二方に盗られましたよ。部屋の内装なんかファンタジーさ。幻想だぞ!」 漆の答えを聞くなり辺りは笑いに包まれた。 部屋を奪った張本人も混ざって・・・ 「部下に部屋を取られるって、何だよ!!」 「隊長ひさ~ん」 「牛君らしー!」 「何処まで無能よ」 「・・・・・・・・・・・・・・・」 散々な言われようだ・・・・・・ 「黙れ!取り替えそうにも、奴の守護神には勝つ術が無い!逆に返り討ち決定!?ってか、そこの泥棒猫。お前は笑うな!」 部屋を奪われたことに笑われた漆は言い訳を喚きだす。 「全部良い訳かよ!ってか、守護神ってなんだよ?まさか!宇宙からレーザーを撃って来るとか!?」 トールがおどけながら漆と肩を組む。 なぜか、漆は苦笑を浮かべていた。 「宇宙から撃って来る物は・・・・・・ま、その内分かるさ。」 そう言って漆は、ドアの部に手をかけた。 「切り替え早!」 「隊長はどこに?」 トールの叫びを無視し、カレンが問う。 漆は意外な事を聞かれたように頭を掻いた。 「“寒露”」 そう言って漆は部屋を出て行った。 始めに向かうのは食堂だろう。 「・・・・・・!カレンちゃん!もし暇ならこれから俺と。」 「ごめんなさい。私も用事が有りますから、お誘いはまた後で」 そう言って、カレンも部屋を出て行った。 トールのデートへの誘いは見事に失敗した! 「――ご愁傷様」 断られ、放心状態にあるトールに慈悲の言葉が掛けられた。 「岸〜。笑うんだったら笑いやがれ!!」 自暴自棄になっているトールを押しのけて部屋に入る。 一通り部屋を見回し、持っていた書類を机の上に置いた。 ――そして・・・・・・ 「――亜希子さん!何処かで・・・」 岸もデートを申し込もうとしていたのだ! トールと同じように・・・・・・ 「亜希子ちゃんなら、何処かに行っちゃたけど?」 その場には、亜希子の姿も無かった。 類は友を呼ぶ。 そんな言葉がよぎる朝だった・・・・・・ 色々と用事が重なり今頃に… [No.10923] 2006/05/06(Sat) 17:36:35 p2078-ipad06imazuka.yamagata.ocn.ne.jp |
この記事への返信は締め切られています。
返信は投稿後 30 日間のみ可能に設定されています。