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「お前にだけ、知っておいてもらいたかった。誰にも言うな」 そう言って、ムカイは携帯番号と封筒を置いて出て行った。 ムカイが出て行った後に、封筒の中身を確認してみた。 中には何枚か書類が入っていた。 その書類にはこう書かれていた。 ――異動手続き―― 第276独立歩兵小隊 に、 四季山 一等兵 の異動が決定された。 隊長は準備が整い次第、この隊員の転属書類を提出せよ。 異動?うちの隊に入ってくるやつがいるのか?とアリアスは何気なく書類の端に目を移した。 書類発行日が、2週間前だった。 「え・・・え!?」 と、いうことはカザミが戦死した2日前ということだ。 つまり、この隊員は無所属のまま退屈でしょうがない日々を過ごしているだろう。可哀想に・・・。 そういえば四季山ってどっかで聞いたことが・・・・・・。 なんとなく申し訳ない気分にさらされ、アリアスはその日のうちに手続きをすました。 ――次の日―― アリアスは携帯のバイブレーションがテーブルを叩く音で目を覚ました。 「もしもし・・・?ああ、眠い・・・」 電話の相手はサエだった。 「アリアス・・・まだ寝てるの?なにかあった?」 時計を見るとすでに9時だった。昨日のことを言おうとして、すぐに呑み込む。 「べ、別に・・・眠れなかっただけだよ」 「そう。ならいいけど。着替えたら食堂に来てね。たまにはみんなで遊ぶのもいいでしょ?」 「え?ああ、OK、OK」 そういってアリアスは電話を切った。最後にサエが「いつまでも寝ぼけてると転ぶよ」などと言ってきたが気にしない。 アリアスは着替え終わるとソファーから立ち上がった。 「おっと」 立ち上がった瞬間にムカイからもらった封筒が落ちてしまった。 床に広がった封筒の中身を拾おうとして、アリアスは一つの書類に目を奪われた。 ――EDF 「カザミ少尉」 経歴 ―― 安っぽいワープロで印刷されたような字で、そう書かれていた。 「隊長の経歴・・・?」 思わずアリアスは何枚かの束になっているそれを取り、次々とめくっていく。 生年月日、戦歴、周りにいた同じ隊の隊員のプロフィール、EDFの幹部との繋がり そして、最後の一枚を見たとき、アリアスの顔が驚愕の表情へと変わった。 そこには、こう記されていた。 極秘情報 2016年 2月20日 EDF、対人特殊部隊 保安課 結成。そのメンバーに参加。 2017年 8月12日 EDF 対人特殊部隊 保安課 敵マザーシップ迎撃作戦に止むを得ず参加、カザミ一等兵、ムカイ二等兵を除く隊員は全滅す。 [No.10925] 2006/05/06(Sat) 23:52:40 fw1.tcn-catv.ne.jp |
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