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「おや、美女2人がこんなところでなにをしてるんだい?」 キリヒトが隊の詰め所に入ると、サエとルミがソファーに座ってくつろいでいた。 その横ではカチカチと点滅する蛍光灯を取り替えようと、アレックスが箱の上で苦闘している。 「キリヒトさん・・・。皆、やる事が無くて・・・セレモニー前だから訓練も気が起きないし」 「アレックスは忙しいみたいだね」 キリヒトは爪先立ちで今にも落ちそうなアレックスを見やる。 「いつまでかかってんの。アレックス」 「背が・・・背が足りないんですって・・・(滝汗)」 ルミの叱咤にアレックスがはぁ、とため息をついた。 さすがにこれ以上は無駄な努力をしたくないのか、足場に新たな空の薬きょう箱を追加した。 「ああ、気をつけろ。すぐに触ると・・・」 「わちちち!」 「お前さん・・・、蛍光灯も取り替えた事無いのか?」 「はぁ・・・。親任せでしたから・・・」 「マザコン?」 「違いますッ!」 「ファザコン?」 「・・・・・・」 ルミがアレックスをいじり始めると止まらない。 中学生並みの会話を始めた二人をみて、サエとキリヒトはふふ、と笑った。 ―――ピピィ・・・ 「ん、おかえり。チャム」 どこかで鳥の囀りが聞こえたかと思うと、後ろから飛んできた青と黄色の翼の綺麗な小鳥がキリヒトの肩へ止まった。 その光景をみて、サエが目を丸くする。 「それキリヒトさんのペットですか?よく懐いてますね」 「トモダチさ。トモダチ」 「はぁ・・・」 首を傾げながらも小鳥に目が行っていた。 とても綺麗だ。 と、見つめていたチャムがキリヒトの肩を飛び出し、サエのスカートに降り立った。 サエがなんとなく手を出すと、チャムは律儀に手を上に乗った。 ―――か、かわいい・・・・・・。 昔から同年代の言う「かわいい」というものよりも、大人の言う「綺麗」なものの方に興味を示していたサエだが、さすがにこのチャムには見とれてしまった。 しばらくチャムを見つめていたサエだったが、ふと何かを思い出すとキリヒトに話しかけた。 「そういえばキリヒトさんって戦車兵ですよね・・・?」 「ああ、そうだよ。それが何か?」 「うちの隊、戦車無いんですよね」 「あらまぁ。そりゃあ一大事だ。戦車のない戦車兵は魔法の使えないハリーポッターと同じくらい悲しいからね」 なんだか難しい比喩を言われてサエが言葉に詰まる。 「あとでアリアスに頭下げてもらえばなんとかなるんじゃん?」 アレックスを海老反り固めで完全制圧しているルミが口を挟んできた。 それはそうだが、戦車が着くまでに出撃がないとは限らない。 「まぁ、そうだね・・・。アレックスが死んじゃうよ?」 アレックスは激痛に耐えながら「ギブ!ギブです!」を連発している。 ―――ガチャッ! と、アレックスの悲鳴がこだますなかで、不意にドアが開いた。 「なに・・・やってんだ?」 ドアの向こうではアリアスが唖然と2人のプロレスを見つめていた。 「おう。どうだった。説明」 ソファーに腰掛けながらキリヒトが手を振る。 「まぁ・・・堅苦しい軍隊パレードじゃないですけど・・・。適当に済ませばいいんでしょう」 「ねぇ、アリアス。うちの隊に戦車ってもらえないの?」 サエが身を乗り出してアリアスに聞いた。 つい顔が近づいてきてアリアスは顔を赤らめた。 「えっと・・・ああ、キリヒト先輩の?もう頼んであるけど、もうちょいで来る。明日か明後日」 「行動が早いな。隊長評価一点プラスだ」 「はぁ・・・」 アリアスが顔をあげると、燃え尽きたアレックスが詰め所に横たわっていた・・・。 ああ、なんか久しぶりに書けたw 藤崎とうまさん、ちょっと遅いですけど始めまして! [No.11058] 2006/05/29(Mon) 22:07:44 fw1.tcn-catv.ne.jp |
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