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ものの数分で新型円盤は全て瓦礫とかした 呆然と見つめる守備隊員達をよそに、黒い戦士達は悠然と立って次の戦いに備えている 内の一人が完全に周囲に敵がいなくなった事を確信すると、通信機を取り出した 「こちら北、第4ブロック防衛線、第2分隊、敵、全滅、防衛線守備隊は壊滅的なれど我々に一切の被害なし」 『こちら東、第2ブロック防衛線、第3分隊、蟻と蜘蛛の数が数による攻撃を展開してきている、応戦中なれど弾薬足りず、被害はまだないが守備隊はダメージを被っている、応援を要請する』 『北、第6ブロック防衛線、第4分隊、こちらは異常なし、我々が向かう』 『東第3ブロック第1分隊だ、敵の増援は断たれたようだ、決着をつけよう』 「よし、では第2分隊はこのままここで待機する、だが俺はセレモニー会場に向かわせてもらう」 『了解した、ウェンディーヌによろしく言っといてくれ』 ウェンディーヌ、の言葉に、通信機を取っていたヴァンパイア兵、すなわちヘリの顔がひきつる 「聞いてなかったのか?……大森」 『何がだ?』 「……彼女は戦死したそうだ」 『な………』 「………」 会話が止まる やがて大森がやっと言葉をつむぎだした 『聞いてないぞ…』 「お前が戦闘中に波岡参謀が言ってきたんだ、基地に極秘ルートで連絡されたんだよ、現場に同行していたワルィ中将がローズの死を確認したと……前線の士気が低下するためしばらくは黙されるだろうが…」 『……いい女だったな』 「ああ、いい女だった」 言って、二人は通信機を切った 悲しんでいる暇は無い 「俺はセレモニーホールへ向かいます、後、たのんますよ」 その辺のヴァンパイア兵に言う 言った相手はヘリに向かって親指を立てた 分隊と言ってもまとまって行動した方が統率がとりやすいからまとまっているだけであり、本来ヴァンパイア兵は全員独立兵である 故に全員バラバラで行動してもいいのだが、流石にそれでは統制がとれずにまずいので、ある程度まとまっているのである 「待ってくれ」 走りだそうとするヘリに、後ろから声がかかった 凛とした、女性の声である 振り返ると、一人のヴァンパイア兵がこちらに歩んでいた 手に最新式のSG−99を装備している 顔はフルフェイスのヘルメットを装備しているためわからない 「私もついていっていいか?」 恐らく女性と思われるそのヴァンパイア兵の頼みに、ヘリが何か答えようとした、その時だった 「隊長、ちょっと待つジャン、一人だけ抜け駆けってひどいジャン」 そのヴァンパイアの後ろから別のヴァンパイア兵が声をあげた やはり女性の声だが、先ほどのヴァンパイア兵より幼く感じる 装備はAS−99、背中に大型通信機を背負っている所から、本部との通信員である事がわかる もちろん彼女もフルフェイスのヘルメットを装備している しかし、隊長、と言うのはどういうことなのだろうか? 「私だってこんな退屈なとこでじっとしてるなんてイヤジャン、私もついていきたいジャ〜ン」 怒っているのかふざけているのかわからない口調で言う彼女に、もう一人のヴァンパイア兵は肩をすくめた そのだけの行為なのに、なぜか見ていると安心する 「3人も抜ければ流石にまずいだろう」 「じゃあ隊長が抜けてくれジャン」 しゃあしゃあと言ってのけるに、ショットガンのヴァンパイア兵はため息をつく動作をした 「お前は変わって無いな」 ショットガンのヴァンパイア兵の言葉に、通信員の方のヴァンパイア兵は自慢げなポーズをとる 「そりゃ、私は他人とかじゃなくて生き返ったのだからジャン!!」 そこで、ヘリは彼女がなぜもう一人を隊長と呼ぶのか、理解した 彼女等はファントムなのだ そして、恐らく生前、あのショットガンは通信員の上司だったのだろう 「そうだな…じゃあフレア……」 「のんのんジャ〜ン」 ショットガンに向かって指を一本出して、振ってみせる通信員 「生前の名で呼んでほしいジャン」 彼女の言葉は、明るく、無邪気で、それでいて痛々しさを感じた ショットガンは一瞬躊躇したが、「ふ」と呟くように笑うと、言った 「テルナ、私の変わりに行ってくれ」 「OKジャン、隊長」 通信員、テルナがこちらに向けて歩いてくるのと同時に、ショットガンが向きを変えて残りのメンバーの方へ歩いていく その背は、泣いているようn…… 「さ〜〜〜ひっさしぶりのシャバジャン!!お前!!私の足を引っ張るな!ジャ〜〜〜ン」 陽気な大声出してヘリの横を歩いていくテルナ 余りの陽気で、そして場の雰囲気に合わない声に、ヘリは一瞬あっけに取られる ふと我に帰るヘリ 「あ、そうだ、俺は……」 「福沢吉太郎、作戦に参加する隊員の資料は全部頭の中に入ってるジャン」 自慢げに述べるテルナ 少々頭にくる 「だがよ、顔も見ないで…」 「通信員は耳が命ジャン、出撃前に君が福沢と呼ばれてたの聞いたジャン、そんなどうでもいいことより」 「どうでもいいって……」 「さっさといっくジャ〜〜ン」 ヴァンパイア入れて走り出すテルナ 「あ、ああ…」 あっという間に、テルナは離れていく 「ったく、あんのジャンジャン娘〜〜」 ヘリは拳を握り締め、AS−100を肩にかけると、ヴァンパイアのスイッチを入れて走り出した 「おい待てこらお〜〜い」 ケタさん、申し訳ございませんでした あれ書いて時俺別の事でちょっとむしゃくしゃしてて… これからも自由におもしろい作品を作っていってください [No.11087] 2006/06/03(Sat) 21:42:15 i219-167-244-76.s02.a015.ap.plala.or.jp |
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