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「……よく聞い……ザ…我々は……から本部に戻る。だが…ザザ……安全だとは……ザザ。 そこで………断だが全員が………ザザは諦めさせ………ザ。 本部に………付近に隠……救援………ザ、………行動は…ザ…一任する。 しっかりザザ……把握して判………くれ。お互…ザ…帰還でき………祈ろう」 「……ちょっと故障したようだが……とりあえずは聞けるみたいだな…」 ノイズの入った無線を聞き終えて、幸は呟いた。 無線の内容からすると、とりあえず無線をかけた隊は本部に帰還するようだ。 そして、その隊の近くに居ない隊員は…各自で頑張れ、という感じだ。 幸はもう一度辺りを見回す。 「…しかし…こんなことになってるとはな……」 幸の目に映っているのは、文明の影も無くなった街と、崩れかけたビル群。そして、半壊状態になったトレーラー。あちこちで火の手が上がっている。 周りには幸以外の隊員も重傷・軽症含め、十数人いる。幸はと言うと、不思議と目立った傷は無い。 「三枝も、友理も…………………あと京野も居ないか」 なんだか京野の扱いがあんまりだが、幸は今の状況を把握していった。その時…… 「おい!何か落ちて来るぞ!!」 1人の隊員が空を指差して叫んだ。幸もすぐに空を見上げる。空からは赤い炎を噴き上げて何かが落ちてくる。 落ちてくる物体は1つ…いや、2つ。2つの物体は分散し、その内の一つがこの付近に向かってくる。 「おいおい…まさか隕石か?」 幸も一瞬そう思ったが、すぐにその可能性の低さに気付いた。隕石にしては妙に遅い。 周りの隊員の大多数が戸惑ってる中、隕石に似た物体は300mほどの所に着弾した。 地響きが起き、着弾地点付近でビルが崩れ落ち、黒煙が舞うのが見えた。しばらくすると、黒煙の中から見たこともない物体が現れた。 細い機体に、4本の細い足。そのように見るだけで精一杯だった。 「に、逃げろ!!」 誰かがそう言うが早いか、未知の兵器は中央部の目の様な所を光らせ、そこからプラズマ球を発射した。 その瞬間に、幸を含め、集まっていた隊員は一斉にビル街へ散開した。足を怪我している者は、別の隊員に引かれて逃げた。 プラズマ球はトレーラーに直撃し、大爆発が起きた。トレーラーはバラバラになり、四方八方に飛び散った。 幸い、プラズマ球の弾速は遅く、隊員は全員退避できたが、絶望に陥れるのには充分だった。 「くそ…あんなのが来るなんて聞いてねえぞ…!」 そんな中でも、幸は懸命にゴリアス99を撃った。が、外れる、外れる、外れる。細身のうえ、不規則な動きに翻弄され、まるで当たらない。 未知の兵器はプラズマ球を撃ち続け、破壊の限りを尽くしていた。破壊されたビルの影で、2人の隊員が捕捉された。 「ひ……く…来るなあぁぁ!!」 2人の隊員はアサルトライフルとショットガンを無我夢中に撃ちまくった。多少当たりはしたが、効いてる様には見えない。 未知の兵器は、今度は両翼を上げ、何かの発進口を出した。そこから、無数のレーザーが降り注いだ。 隊員は悲鳴を上げる間もなくレーザーに刻まれ、融解した。 続けて、未知の兵器はレーザーを出しつつ滅茶苦茶に揺れ動き、そこら中にレーザーの雨を撒き散らした。 周りのビルが融解し、崩れていく。幸が隠れていたビルも徐々に融け、幸は一目散に退避した。 レーザーは止んだ。しかし、未知の兵器は間髪いれずにプラズマ球を発射し始める。 「くそ…何なんだあいつは……強すぎる…」 足があるということは陸戦兵器なのだろうが、もはやダロガとは比べ物にならない。 ダロガは火力こそ高いが非常に遅く、たとえ陸戦兵でも全速力で走れば距離を離すことは難しくない。 しかし、この陸戦兵器は機動性も遠距離攻撃も兼ね備えている。 この付近に乗り物は無く、本部に向かって逃げたところで、レーザーに焼き尽くされるのがオチだろう。 つまり…今ここで倒すしかない。 とは言ったものの、良い打開策は浮かばない。当たるを幸い、撃ちまくるしかないのか…?と思ったその時、 「おい、ちょっとそれ貸してくれないか?」 不意に、後ろから男性の声が聞こえた。振り返ると3人の陸戦兵がいた。 その内の1人が、幸の持っていたサッカーグレネードDを指差していた。 「ん、これか?別に良いんだが、何をする気だ?」 幸はそう言ってサッカーグレネードDを渡した。実の所、本部に戻ったらすぐに返そうと思ってたので、彼にあげても良い位だった。 「なあに、『良い打開策』を思いついたんでね」 いろいろ忙しくてものすごく空いてしまった…。 2つのディロイの内の1つは三枝さんの方に落ちたことにしてくれませんか? 実はもう一つ、(話には出ないけど)京野のいる辺りにも落とそうかなとも思いましたが、やめときました。 [No.11113] 2006/06/08(Thu) 00:18:28 softbank060118041006.bbtec.net |
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