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アリアスは朝日の照らすコンクリートの道路を一人で歩いていた。 手に昨夜渡されたブリーフケースを持って。 昨日は夜中にミヨコの家、もとい風見家に行ったから、ミヨコと話し終わった頃には空は明るかった。 なぜ真夜中にミヨコが起きていたのか不思議に思えば、どうやらムカイが先に連絡していたらしい。 ずっと振り回されて、とても疲れた夜だった。 そんなことを思いながら、瓦礫の山とも見える廃墟の街を戻っていく。 と、崩壊し、家の半分を削り取られたような廃墟に、赤い物が見え隠れしていることに気付いた。 それもペンキや家具、ましてや血でもない、光沢のある赤だった。 アリアスは直感的に、まずいような気がした。 たぶん、この距離で気付かれたら逃げられない。 見ての通り、相手はあんな狭い場所に身を隠せるほど、身体の運用性があるのだ。 アリアスがどこに隠れようと無駄かもしれない。 武器は・・・・・・と、アリアスは右手のブリーフケースを見た。 中にはどんな武器が入っているかわからないのだ。 もし、反動の強い武器だったら、セレモニーで左腕を折り、 ギプスこそ外れたものの骨が弱くなっているアリアスは撃つ事が出来ない。 で、どうする。やっぱ逃げるしかないよな。 アリアスは音でばれないよう、極力足音を消して後退した。 これであいつが敵じゃなかったら笑えるな・・・・・・。 などと苦笑いを浮かべながら、50mほど距離をつけた。 すぐさま身近な廃墟に身を隠し、ブリーフケースを開く。 とりあえず、付属のスペック表に目を通して、目を剥いた。 ≪連射速度70発/秒≫ これは・・・・・・!、とアリアスは思わず銃を手に取った。 連射速度が秒速70発とは・・・あのAS−22RRをも上回る速度だ。 ブリーフケースにはマガジンが4つ。総弾数は700発。 この街を抜けるには十分な量だ。 アリアスはブリーフケースの中身を全て腰のポケットに入れると、高鳴る心臓を抑えながら気配を消して街を進んだ。 ・・・ ・・・ 「・・・・・・単独行動って疲れるな」 アリアスは自嘲気味に呟き、元はビルの一部であったコンクリートの壁を背に座り込んだ。 幸い、敵との交戦は避けてこられたものの、 どこに隠れているか分からない相手を遠ざけるというのは思ったよりも神経を使うらしい。 さらに言えば今までで20体ほどの敵を確認したので、もし交戦を強いられれば敵が集まってくる可能性が高いのだ。 これにはさすがに神経が参ってきてしまっている。 と、突如遠くで轟音が響いた。 ダロガやら新型機のプラズマ、ビームの着弾音とは違う、自分達の使う火薬の爆発音だった。 陸戦兵器でないことにアリアスはほっとしたが、この付近で巨大生物、もしくは先程の敵と交戦されるとやや警戒が強まる。 戦闘が終わるまで、しばらくはここに隠れていよう。そう思った時、彼方から装甲車が走ってくるのが見えた。 戦闘離脱しているのか?だったら乗せてもらおう。 とアリアスが手を振ろうと―――したが、装甲車からライフルやショットガンの火線が伸びている事に気付き、とっさに瓦礫の中に隠れた。 闘牛のごとく、猛スピードで装甲車が瓦礫を通過する。その後ろから赤い、球状の機体が転がりながら装甲車を追跡していった。 アリアスは銃声や堅いものが転がる音が止むのを待ち、ライフル片手に装甲車のタイヤ痕を追った。 ・・・ ・・・ タイヤの跡を追った先には、すでに破棄されたデパートの地下駐車場だった。 しかも地下へ降りるためのスロープと入り口が・・・・・・何が爆発したらこうなるのだろう、完全に削り取られている。 「映画さながらのカーチェイスってやつか・・・・・・?」 アリアスは呆れながら吐き捨てると、粉砕されたコンクリートの足場を蹴って駐車場に入った。 中に入ると・・・・・・かなりの速度で飛び込んだのだろう。 タイヤの跡から30mほどスリップしたあと、奥で曲がっているのがわかる。 幸い大破したようではなく、焼けたタイヤの匂いしか嗅ぎ取れない。 「元帥は?」 「大丈夫。みぞおちを少し強く打っただけ」 駐車場の柱の曲がり道の先から声が聞こえる。 よかった。仲間だ!と思い、すぐさま駆け寄った。 元帥ってどういうことだ?と首をかしげながらも。 「すいませ・・・・・・」 「!」 柱の影から出た瞬間、3丁ほどの銃口が一斉にアリアスに向けられた! しかし、アリアスは向けられた銃口よりも、その場にいた顔に驚いていた。 「キリヒトさん・・・・・・!」 「アリアス!?」 なぜかその場にいる全員が面識のある人間だという事に、アリアスは唖然とするしかなかった。 「BLAST」 種類:アサルトライフル 威力:30 連射速度:70発/秒 弾数:700発 精度:SSS 射程:900m 元々はカザミの使っていた武器。 AS−22RRを上回る連射力と威力で、精度は完璧。 全てを計算された強さを持つ銃である。 連射速度に合わせ、連射状態なら丁度10秒で弾が切れるように弾数も調整されている。 狙撃も接近戦もこなせるオールマイティな性能。 ケタさん、たまたま同じ時間帯だったのでリンクさせてもらいました^^ そして新武器のスペックを表記・・・・・・。 なるべく強すぎないように・・・。 [No.11178] 2006/06/27(Tue) 00:12:57 fw1.tcn-catv.ne.jp |
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