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No.11227へ返信

all ショートストーリー集16 - ケタ - 2006/06/10(Sat) 12:16:11 [No.11121]
「変化」 - ケタ - 2006/06/10(Sat) 13:22:51 [No.11122]
- 777 - 2006/06/11(Sun) 14:38:33 [No.11124]
「機獣再来」 - ケタ - 2006/06/12(Mon) 21:39:27 [No.11132]
機獣 - 不運な会社 - 2006/06/14(Wed) 20:18:05 [No.11138]
「決意」 - ケタ - 2006/06/14(Wed) 21:55:29 [No.11140]
Re: 機獣 - ヘリ兵士 - 2006/06/14(Wed) 21:22:52 [No.11139]
Re: 機獣 - 不運な会社 - 2006/06/15(Thu) 05:40:28 [No.11142]
機獣撃退 - 不運な会社 - 2006/06/16(Fri) 21:13:33 [No.11147]
Re: 機獣撃退 - ヘリ兵士 - 2006/06/16(Fri) 23:19:25 [No.11149]
さめない白昼夢 - ヘリ兵士 - 2006/06/12(Mon) 23:36:59 [No.11133]
死のアフリカ戦線 - 不運な会社 - 2006/06/13(Tue) 05:57:38 [No.11134]
迷惑な召集 - jagaimo - 2006/06/14(Wed) 21:56:20 [No.11141]
最強の主婦 - jagaimo - 2006/06/15(Thu) 23:59:38 [No.11144]
Re: 最強の主婦 - ケタ - 2006/06/16(Fri) 00:40:50 [No.11145]
Re: 最強の主婦 - jagaimo - 2006/06/16(Fri) 22:15:47 [No.11148]
「協力者」 - ケタ - 2006/06/17(Sat) 01:07:04 [No.11150]
Re: 「協力者」 - ヘリ兵士 - 2006/06/17(Sat) 13:35:55 [No.11153]
Re: 「協力者」 - 三枝 - 2006/06/18(Sun) 10:11:49 [No.11160]
SSについて - 漆 - 2006/06/18(Sun) 21:57:43 [No.11162]
Re: SSについて - 777 - 2006/06/18(Sun) 22:20:06 [No.11163]
Re: SSについて - ケタ - 2006/06/18(Sun) 23:07:12 [No.11164]
Re: SSについて - ヘリ兵士 - 2006/06/19(Mon) 18:37:23 [No.11165]
「再会」 - ケタ - 2006/06/18(Sun) 14:32:27 [No.11161]
「機獣襲撃」 - syo - 2006/06/17(Sat) 12:20:34 [No.11151]
「潜入」 - ケタ - 2006/06/17(Sat) 13:51:23 [No.11154]
Re: 「潜入」 - 三枝 - 2006/06/18(Sun) 10:07:42 [No.11159]
沈んでいく心 - ヘリ兵士 - 2006/06/17(Sat) 20:38:54 [No.11156]
真実を作る者 - ヘリ兵士 - 2006/06/17(Sat) 20:55:46 [No.11157]
ライバル=最愛の妻(?) - jagaimo - 2006/06/17(Sat) 22:23:56 [No.11158]
「影」 - jagaimo - 2006/06/19(Mon) 21:54:53 [No.11167]
「さらば娘よ」 - ケタ - 2006/06/20(Tue) 23:42:27 [No.11169]
三つの剣 - jagaimo - 2006/06/23(Fri) 12:36:10 [No.11172]
「逃亡」 - ケタ - 2006/06/23(Fri) 23:36:36 [No.11175]
激しい凡戦 - ヘリ兵士 - 2006/06/24(Sat) 20:49:34 [No.11176]
「赤い球状自爆兵器」 - ケタ - 2006/06/25(Sun) 04:24:29 [No.11177]
「カーチェイス」 - jagaimo - 2006/06/27(Tue) 00:12:57 [No.11178]
「それぞれの葛藤」 - ケタ - 2006/06/27(Tue) 02:28:22 [No.11179]
精鋭 - ヘリ兵士 - 2006/06/27(Tue) 19:15:15 [No.11182]
「エンジョイ」 - jagaimo - 2006/06/28(Wed) 17:29:53 [No.11186]
再会 - ヘリ兵士 - 2006/06/28(Wed) 22:52:19 [No.11190]
お詫び - 三枝 - 2006/06/27(Tue) 18:57:24 [No.11181]
Re: お詫び - ケタ - 2006/06/28(Wed) 22:05:36 [No.11189]
「画策」 - ケタ - 2006/06/28(Wed) 22:55:26 [No.11191]
「シャドウガーディアンズ」 - jagaimo - 2006/06/29(Thu) 00:47:27 [No.11192]
Re: 「シャドウガーディアンズ」 - ケタ - 2006/06/29(Thu) 05:46:55 [No.11193]
「素」 - ケタ - 2006/06/29(Thu) 22:57:33 [No.11194]
作戦会議 - ヘリ兵士 - 2006/06/30(Fri) 14:24:00 [No.11195]
オープンカー - jagaimo - 2006/06/30(Fri) 21:17:17 [No.11196]
「見殺し」 - ケタ - 2006/06/30(Fri) 23:11:36 [No.11197]
Re: 「見殺し」 - ぴーす - 2006/07/02(Sun) 01:10:59 [No.11201]
緊急事態 - 不運な会社 - 2006/07/01(Sat) 20:09:19 [No.11199]
内なる敵 - 777 - 2006/07/03(Mon) 00:21:26 [No.11202]
「一縷の望み」 - ケタ - 2006/07/03(Mon) 23:03:23 [No.11204]
Re: 「一縷の望み」 - ケタ - 2006/07/08(Sat) 02:19:53 [No.11209]
「新入隊員」 - あろんα - 2006/07/08(Sat) 16:28:49 [No.11211]
Re: 「新入隊員」 - ケタ - 2006/07/11(Tue) 23:06:04 [No.11214]
Re: 「新入隊員」 - set - 2006/07/15(Sat) 09:09:09 [No.11218]
Re: 「新入隊員」 - ヘリ兵士 - 2006/07/15(Sat) 20:24:34 [No.11220]
「謎の通信」 - ケタ - 2006/07/16(Sun) 19:34:06 [No.11224]
「ブラックジョーク」 - jagaimo - 2006/07/15(Sat) 21:27:07 [No.11221]
「接近」 - jagaimo - 2006/07/17(Mon) 18:34:13 [No.11226]
「通路」 - ケタ - 2006/07/17(Mon) 22:48:02 [No.11228]
再出発 - set - 2006/07/17(Mon) 22:22:13 [No.11227]
謎の武器 - 不運な会社 - 2006/07/20(Thu) 06:26:31 [No.11230]
[削除] - - 2006/07/22(Sat) 20:24:19 [No.11236]
Re: お詫び - syo - 2006/06/28(Wed) 17:56:49 [No.11187]
Re: お詫び - あろんα - 2006/06/28(Wed) 17:02:44 [No.11185]
Re: お詫び - jagaimo - 2006/06/28(Wed) 00:07:32 [No.11184]
Re: お詫び - ヘリ兵士 - 2006/06/27(Tue) 20:48:16 [No.11183]


再出発 (No.11226 への返信) - set

夢を見た───・・・
人々が泣いて、死んでいく───・・・
それでも、立ち上がって戦い続ける人達の姿を───・・・


「ん・・・・?」
ゆっくりと目を開ける。そこは、病室のような部屋だ。
「オレは・・・何で・・・・?」
意識が混濁している。機械で例えるなら、稼働率3%(少ッ)といった所か。

窓からは日差しが部屋に入り込み、明るく照らしている。
体を見れば、目だった外傷は無いが・・・頭に医療器具らしき物が取り付けられている。
まるで、悪の秘密組織に改造された人造人間のようだ。
「オレは・・・イズキ・・・だよな?」
自分の記憶がイマイチ信頼できず、誰にともなく疑問符が語尾に付く。

鮮明に残っている最後の記憶は・・・恐らく、マザーシップ侵攻戦だ。
ただ、あまりに突然に記憶が途切れている。
何だか、頭に痛みが走った記憶があるような無いような・・・・。
「・・・・ハッ!まさか!!」
人類はインベーダーに敗北したのか!?
その結果、オレはインベーダーに改造手術を施され、強化○間に!?
様々な思考が頭の中を駆け巡る。

と、部屋の扉がノックも無しにキィ・・・と音をたてながら開いた。

(インベーダーはマナーも知らないのかぁ!)
と、妄想であった先程の考えは確信に変わっていた。
「えぇい!このイズキ、インベーダーに内から殺されるぐらいなら、せめて相討ちに・・・!!」
一人、扉から現れるであろうインベーダーに臨戦態勢を取ろうとするイズキ。

「・・・・」
「・・・・」
交錯する視線。

部屋に居る男はベッドの上に立ち、今にも襲い掛からんとする体勢。
対して、部屋に入ってきた『女』はキョトンと目を丸くしている。

・・・何も知らぬ者がこの光景を見れば、間違いなくイズキは『変質者』と呼ばれるだろう。

「しかし、男イズキ!ここまで来て後戻りなどできん!!覚悟ぉぉ」
ベッドの上から襲い掛かる獣(イズキ)は次の瞬間・・・女のビンタで壁まで吹っ飛んだ。

・・・

・・・

「うぅ・・・痛い・・・」
赤く腫れ上がった頬を優しく触りながら、イズキは目の前の女を見据える。
「自業自得です。大体・・・アレだけ寝ていて、よくもまぁ、アレだけ元気に動けましたね」
女は、最初こそ怒り口調ではあったが、最後の方は安堵とため息の混ざった声で話した。
「それにしたって・・・・。・・・ん?アレだけ寝ていて?つか、貴方は誰?」
イズキは、彼女が語った中での疑問。
同時に自分を知っている風なこの女性が誰なのか分からず、問いかける。

「・・・・ホントーに覚えてません?」
女性は、今度こそ少し怒ったような口調で顔を近づける。
「えぇっと?・・・・高校で俺に片思いしていて、遠路遥々俺の所まで来た人・・・とか?」
「勝手な妄想は、寝る前だけにしてください」
サラリと否定されてしまった。
「本当に分かりません!?アレだけ一緒に居て!?」
「・・・・一緒に?」
と、いう事はEDF隊員・・・?
イズキは、真剣に女性の顔を凝視する。と、顔の輪郭がイズキの知る一人の女性と一致した。

「ミエキ!?」
「・・・・ホントに分からなかったんですか・・・」

その声は、心外を通り越して、人じゃない物を見るような冷たい目でイズキを睨んだ。
「い、いや・・・つか、髪伸びてない・・・・?」
「そりゃ、アレだけ時が経てば伸びるでしょうね」
ハァ・・・。と、ため息をつきながら、ミエキはテーブルにうつ伏せになる。
「今は・・・・?一体、何がどうなってるんだよ?」
イズキは話が合致せず、一人てんやわんや状態になる。

「分かりました。取り合えず、ある程度話を省いて説明します」
その後、イズキはこれまでの一連の騒動を知った。

マザーシップの撃墜成功したこと、敵の真の母船が出現した事。
そして・・・・ローズ前元帥が亡くなり、ワルィ前中将が元帥に就任した事を。

「そんな・・・ローズ元帥が?」
イズキは未だに信じられない思いで呟いた。
直接的な関わりは少なかったものの、イズキはあの人の指揮するEDFが気に入っていた。
「惜しい人を亡くしましたよね・・・。世界のために尽力を尽くしていた方なのに・・・」
「・・・・」
二人は数秒、黙り込んだ。

その後、ミエキは他の事柄についても語りだす。
「隊長は、マザー侵攻戦の際に・・・『爆風で飛んできた黒蟻の死骸が頭に直撃』して、気を失ってたんです」
「・・・・何その、適当に作り上げた感のある失態は」
イズキは信じる事ができず、笑いながら問いかけた。
「余計な詮索はやめてください。事実です。
 後衛だからって、調子に乗ってヘルメットしてなかった隊長の責任です。
 結果、現実世界にして数ヶ月間意識を失ってました。良いですね?
 全ては隊長の自業自得なのです                             by set

 ・・・・というメモがありました。」

その後、数分に渡って更に詳細な経緯を説明されたイズキは、暗示に近い代物で無理矢理信じこまされた。

「あ、ちなみにコレはEDFの記録にも残りますので」
「うそでしょ!?」
イズキは、改めてヘルメットの重要性を知ったのであった。



話が一段落した所で、イズキは残り二つの質問を聞いた。
「ところで、お前以外のメンバーはどうなった・・・?」
話を始めてから、別のメンバーが来ない事から、大体は想像ができるが。

ミエキは、服のポケットから紙を取り出した。
何故かそこには、『カンペ』と書かれている。

「えーっと・・・。
 トドキ、インフィの両名はタッグ部隊をユウト少将の推薦の下に編成。対テロ活動をしています。
 ソトエは、引き続きオコイ局長と共に武器開発等をしています。
 キノメ隊長は、北アメリカにて対インベーダー活動中。
 ノゼト隊長は、南アメリカにて対インベーダー活動中。」

「親父とキオトさんは?」
「ユウト中将とキオト中将は、ヨーロッパ全土にて活動中との事です」
「中将?昇進したのか?親父とキオトさんは」
「まぁ、時世が時世ですからね。戦う下の隊員は勿論、指揮する上の隊員もバンバン死んでます」
「成る程ね・・・んで、空席に親父とキオトさんか」


これで、大体の情報は掴めた。ただ・・・
「・・・ってか、俺とお前は何すりゃ良いの?」
苦笑しながらミエキを見ると
「取り合えず、隊長と私は引き継いで第92特殊部隊のままです。
 私達は、ユウト中将の配下部隊ですし、後々通達が来ると思いますよ」
ミエキは、何故か微笑みながらイズキに言った。

「・・・?嬉しそうだな」
戦闘に出るという事は、また死と隣り合わせとなるという事だ。
それを嬉しがるというのは、また変な感じだが・・・。
「嬉しい・・・というか、死ぬのは怖いですよ?ただ・・・」
「ただ?」
「今は二人ですけど、また昔のように五人で集まって、騒げれば良いな・・・って思ったんです」
ミエキは、遠くで戦っている皆を思うように窓の外を見た。
「あぁ・・・・そうだな。また、前みたく・・・」
そして、イズキも同意するように頷いた。

「あ、隊長!」
急に窓からイズキに視点を変え、イズキは急に呼ばれたせいか驚く。
「な、なんだよ?」
少し間を置き、ミエキは笑顔で一言。

「おかえりなさい」

と言った。
少し返答に詰まったものの、イズキも笑顔で

「ただいま」

と答えた。



と、急に思い出したようにイズキが一言。
「そ、そういえば、”ニーズヘッグ(カサギ)”は!?」
対して、ミエキは再度、服から『カンペ』と書かれたメモを読み直し・・・

「・・・マザーシップ戦の後、オコイ局長率いる『チーム・サイエンズ』が回収していきました。
 ・・・だ、そうです」
その言葉に、イズキは愕然とする。
『チーム・サイエンズ』・・・変質者オコイを筆頭に作られた非公式チーム。
その活動は、『解体』、『分析』、『組み立て』の三方針で成り立っている。

「カ〜サ〜ギィィィィ〜〜!!!!」

イズキは、一体どんな形になっているのか分からぬカサギの身を案じた。





やっぱし、参戦させていただきます(汗
今からでは、伏線を全て消化できないと思いますが、ある程度は完結させようと思います。

ちょっと話が噛み合って無かったりするかもしれません。
残っているショートストーリー集は何度も読み直し、何とか皆さんについていけるようにしますorz

それと、最後のカサギは、本気で忘れてたので適当に作っちゃってますorz
時間があれば、訂正しますのでぇ〜!


[No.11227] 2006/07/17(Mon) 22:22:13
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