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神奈川 EDF隊の大部隊と篭城するテロリスト。 両者の戦いは激しく、耐える事無く銃声が響いているはずだった。 しかし・・・・。 その時・・・、 すべての隊員が引き金から指を放し、ヘルメットの通信器に耳を傾け、 戦場となっていた倒壊デパート基地に場違いのような静寂が訪れていた・・・。 「私はローズ、私の話を聞いてくれないだろうか?」 静寂の中、通信器から再びローズの声が聞こえてきた・・・。 [私は死んだはずの人間だ。こうして姿を表しても信じれないのも無理はないが、 まずは聞いて欲しい。 死んだというのは私の影武者であり、殺したのはエイリアンではない] ローズの声と姿は神奈川にいるEDF隊だけではなく、 日本全国へと流れていた。 緊急放送でどのラジオ、テレビでこの放送をしているのだ。 そして・・・この状況にワルィ元帥がうめいていた・・・。 「どういうことだ!?なぜこんな放送をさせている!?」 装甲トレーナーの通信器から流れてくるローズの声をかき消すように ワルィが怒鳴った。 「強烈な電波ジャックのようです。とてもせき止められません」 ワルィにオペレーターが冷静に告げたが、ワルィは顔を高潮させた。 「EDF隊がこの程度の放送とめられないでどうする!?」 「この放送はEDF隊が受信し、日本全国に流しているのです!!」 「なっ・・!」 怒鳴ったワルィだったが、オペレーターの予想外の言葉に目を丸くした。 ・・・・どういうことなのだ? なぜ、EDF隊がこの放送を全国に流す必要があるのだ・・・。 ワルィは頭を抱えて悩んだが、簡単なことである。 ローズがEDF隊の信用のおける重役に秘密裏に連絡を取り、 協力を要請していたのだ。 「戦闘が停止してるな(・ω・;)」 倒壊デパート基地の中でケタは大きく息をついた。 ケタのかぶっているヘルメットからもローズの声が聞こえてきている。 おそらく倒壊デパートに突入してきたEDF隊員もこの声に聞き入っているのだろう。 ・・・・本当の敵がだれかということを知るために・・・。 [いま一度考えてみてくれないだろうか。 EDF隊はなんのために存在しているのか? 地球を守るために命がけで戦うことは素晴らしいことかもしれない。 しかし、我々隊員の命も含め、エイリアンから地球を守るのがEDF隊なのだ] ローズの声を聞きながらワルィは携帯電話を鳴らし続けていた。 何10コール目かわからないが、やっと相手が電話に応じる。 「氷室か!どうすればいい!?この状況をどう切り抜ければいいか教えろ!!」 ワルィが電話の相手・・・氷室に怒鳴った。 ・・・しばしの沈黙の後・・・低い笑い声が携帯電話から聞こえてきた。 「氷室・・・?」 「こうなってはな、まぁ諦めろよ。 あぁ、俺は感謝しているぞ?貴方が元帥となっている間にローズが封印していた EDF隊の黒歴史ともいうべき研究データを手に入れることができた」 わなわなとワルィの携帯をもつ手が震える。 ワルィがなにか再び怒鳴ろうとしたとき、氷室はすでに携帯のスイッチを切っていた・・・。 [私はEDF隊をあるべき姿に戻したい。 しかし、私とワルィでEDF隊が2つに別れるような事はあってはならないのだ。 もし、みながワルィを選ぶというのなら私は静かに身を引こうと思う。 ・・・だが、私を救出してくれたケタ達の誤解だけは解いてもらえないだろうか?] 少し言葉を切り・・・ローズは最後にこう言った。 [私はどうなろうと後悔しない。 EDF隊員達よ、君たちも後悔しないよう・・・君達自身が進むべき道を決めてくれ] ・・・ ・・・ 20分後・・・ 「第4、7部隊が戦闘停止したと報告が入りました! なお、他のEDF隊の基地からも続々と除隊願いがでています!!」 イスにもたれかかり、呆然としているワルィにオペレーターが叫ぶ。 放送終了後の数分ですでにかなりの数の部隊長から作戦放棄の連絡が入っている。 つまり・・ワルィのEDF隊には従わないという意思表示である。 「私は・・・地球を・・・」 ワルィはだれにでもなくそう呟いた・・・。 [No.11375] 2006/10/02(Mon) 23:34:15 softbank220060180225.bbtec.net |
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