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現在 東京EDF本部 「それでケタ・・じゃなくてユウ。あんただけ生き延びたの?」 「そういうこと(・ω・;)」 ケタはそう答えてシリアに渡した写真を指差した。 写真の裏にはケタ特有の字で[199W年 親友のケタ、カオリと]と書いてある。 シリアはなにがなんだかわからずに目を細めた。 「宇宙戦争がはじまったあの日にケタとカオリが死んだのはわかったわ。 でも、生き残ったユウはなんでケタを名乗ってるの??」 シリアの当然の質問にケタは下をむいて頭をポリポリと掻いた。 あの時のケタ・・いやユウは正常な状態ではなかったのだ。 親友ケタとカオリの死を受け止めることができずになんとかして逃げたかった。 ・・・ケタがいればケタを慕っていたカオリも戻ってくるかもしれない。 ・・・ケタがいないなら俺が変わりにケタになればいいんじゃないか? 壊れたケタの頭はそういう極論に達してしまったのだ。 「呆れた」 「ん、俺もそう思ってる(^^;)」 馬鹿にしつつシリアはなんとなく今までの事がわかってきた。 ケタの異常なまでの仲間生存への執着の要がこれなのだろう、 自分がなにかすると「ケタ」の名前に傷がつくわけだ。 ケタ自身が元々持っていた優しさと相まって今のこいつになったわけだ。 「んで・・これからどうするの?? ケタを英雄にしたんでユウに戻りたいの?」 「いや、今の俺はすでにケタはケタでも、死んだ親友のケタではないよ。 ただコードネームが[ケタ]なだけのユウ(・ω・)ノ」 ケタはそう言ってシリアの頭に手を乗せた。 「仲間や隊長の死でとっくの昔に目が覚めてる・・・。 死んだ人は戻らずに、変わりもいない。 ・・・その心だけ継いで自分が生きるしかないんだわな〜・・」 ケタはそう呟いて部屋から出て行った。 頭ではそうわかってても誰かに自分の昔の間違いを聞いて欲しかったのだろう。 「あんたはあんたよ・・」 シリアは微かに微笑んでケタが出て行ったドアにむかってそう言った。 EDF入隊編終わり〜。 つか、もう人もいないだろうけど、一応かきおえました(^^; [No.11435] 2006/11/19(Sun) 00:03:45 softbank220060181002.bbtec.net |
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