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No.10496に関するツリー

   ショートストーリー集10 - 三枝 - 2006/03/12(Sun) 11:35:40 [No.10496]
呼び出し - あろんα - 2006/03/30(Thu) 01:04:49 [No.10651]
Re: ショートストーリー集10 - jagaimo - 2006/03/16(Thu) 23:24:27 [No.10523]
Re: ショートストーリー集10 - ケタ - 2006/03/19(Sun) 02:26:54 [No.10527]
最大最凶のリベンジマッチ - jagaimo - 2006/03/20(Mon) 23:56:26 [No.10533]
「救助作戦」 - syo - 2006/03/21(Tue) 10:29:30 [No.10534]
白い部屋 - 漆 - 2006/03/21(Tue) 17:36:53 [No.10537]
命の光を、絶やさずに - jagaimo - 2006/03/23(Thu) 23:52:03 [No.10555]
Re: 精鋭軍・・・・・破滅・・生き残った者 - エア=ウィング - 2006/03/24(Fri) 18:55:02 [No.10567]
[削除] - - 2006/03/25(Sat) 02:48:35 [No.10575]
心の闇を、払いのけて - jagaimo - 2006/03/26(Sun) 15:32:17 [No.10589]
張り詰めた糸の奏でる旋律は - jagaimo - 2006/03/26(Sun) 15:35:20 [No.10590]
終章 - jagaimo - 2006/03/26(Sun) 15:42:15 [No.10591]
- ヘリ兵士 - 2006/03/26(Sun) 17:50:12 [No.10592]
Happy days! - jagaimo - 2006/03/26(Sun) 21:13:37 [No.10593]
終りのとき - 漆 - 2006/03/26(Sun) 22:44:45 [No.10594]
勝利の代償は・・・ - ケタ - 2006/03/27(Mon) 00:45:40 [No.10595]
Re: 勝利の代償は・・・ - ヘリ兵士 - 2006/03/27(Mon) 13:55:52 [No.10596]
Re: 勝利の代償は・・・ - ヘリ兵士 - 2006/03/27(Mon) 13:59:17 [No.10597]
医療テントにて - 三枝 - 2006/03/27(Mon) 15:41:53 [No.10598]
アリアスの日記A - jagaimo - 2006/03/27(Mon) 17:30:41 [No.10600]
被害重大(前編) - 不運な会社 - 2006/03/27(Mon) 20:19:15 [No.10603]
Re: 被害重大(後編) - 不運な会社 - 2006/03/28(Tue) 06:27:30 [No.10608]
パーティー - 不運な会社 - 2006/03/28(Tue) 14:52:09 [No.10615]
ムカデ狩り - 不運な会社 - 2006/03/30(Thu) 12:50:59 [No.10654]
- ケタ - 2006/03/28(Tue) 00:58:08 [No.10606]
楽しむ人々、 - 漆 - 2006/03/28(Tue) 03:15:26 [No.10607]
医療テントにて2 - 三枝 - 2006/03/28(Tue) 11:27:15 [No.10610]
悲しみにくれる者 - jagaimo - 2006/03/28(Tue) 13:19:42 [No.10613]
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キミ、犯罪者? - jagaimo - 2006/03/28(Tue) 19:18:21 [No.10623]
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出撃 - ヘリ兵士 - 2006/03/29(Wed) 12:55:05 [No.10634]
終わりのスタートライン - jagaimo - 2006/03/29(Wed) 12:49:25 [No.10633]
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Re: 終わりのスタートライン - jagaimo - 2006/03/29(Wed) 20:31:19 [No.10644]
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弔い合戦 - ヘリ兵士 - 2006/03/30(Thu) 01:32:40 [No.10652]
新参者 - jagaimo - 2006/03/30(Thu) 13:19:30 [No.10656]
それぞれの追悼2 - 三枝 - 2006/03/30(Thu) 23:08:00 [No.10663]
君は、寂しいのか? - jagaimo - 2006/03/30(Thu) 23:29:53 [No.10665]
記憶を辿り・・・ - 虎太郎 - 2006/03/31(Fri) 11:29:03 [No.10672]
暗闇に、一人 - jagaimo - 2006/03/31(Fri) 13:12:10 [No.10674]
それぞれの追悼3 - 三枝 - 2006/03/31(Fri) 22:06:14 [No.10679]



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ショートストーリー集10 (親記事) - 三枝

9が長くなって不便なので次回からこちらにお願いします。

名前ですが皆さんショートストーリーで定着しているようなのでこれにしました。
1話1話は短いですしね。無責任な発言失礼しました。


[No.10496] 2006/03/12(Sun) 11:35:40
i60-43-6-171.s02.a021.ap.plala.or.jp
Re: ショートストーリー集10 (No.10496への返信 / 1階層) - jagaimo

アリアスは傍らに置かれたリペアスプレーの交換用カプセルに、懸命に手を伸ばしていた。

カプセルはアリアスの体から1m程度のところに置かれているのだが、すでに体力も限界で身体も満身創痍でもある彼にとっては簡単な事ではなかった。

「ぐ・・・ぅぅ・・・」

吹き飛ばされたときに激しく地面に打ちつけた為、腕を伸ばしたときに筋肉が悲鳴をあげてしまい、アリアスを激痛が襲った。

周りではマザー相手にEDF強襲部隊が奮戦し、センターハッチに次々と攻撃を加えている。時折、攻撃を受けたマザーシップの装甲から火を噴く事が多くなった。
おそらくはダメージの蓄積した結果起こった内部での誘爆だろう。しかし、それでもこの巨大な船は傾きもしなかった。

―――あと・・・あと10センチちょい・・・!

体に残ったわずかな力を左腕に注ぐ。骨がきしみ、筋肉の一本一本が剥がれていくような気味の悪い感覚を覚える。

―――もうすこし・・・・・・掴んだ!

それを無我夢中で痛みに耐えながら身体の近くに引き寄せ、腹に抱え込んだ。よし!!と、アリアスは心の底から喜んだ。が、別の問題を忘れていた。

―――・・・どうやって開けるよ?俺。

交換用カプセルはそこらのガスボンベとほとんど同じ構造である。違うのはボンベの強度だけだ。これは戦闘中にぶつけたり、落としたりして破損することを防ぐためである。
治療用とだけあって破損による薬物漏れ――実際にはナノマシンが使われているが――は避けなければならなかったからだ。

つまり、いくら銃床でブッ叩いたって穴は開かないということだ。

どうする?先端を押せば出てこない事はないけど・・・。指で押すのは無理だな・・・刺さっちまう・・・。
地面はと・・・土だ。コンクリートなら別だけど・・・これじゃ埋まるだけで意味がない。

ふと、右腕に当たるものがあった。皮製のアンティークなホルスター。中にはルミお手製――というかグロッグ17を違法改造した――グロッグ17Kが入っている。

このグロッグ17K、改造したのにほとんど名前が変わらないのは、ルミがグロッグ17を改造した理由にある。

理由、それは「うちの隊が『第17混成遊撃小隊』だから」だった。名前を変えたくなかったのだ。このグロッグ17Kはフルオート射撃可能で、装弾数が35という異様な多さで、なおかつ9mmバレベラム弾を使用しているらしい。無茶苦茶な改造でマガジンが少しはみ出しているのでカッコ悪い上に、サブマシンガンに間違えられそうなところが欠点。

ルミの『一応、成功!』作品第5号である。

――これで打ち抜けば・・・!

アリアスは早速、ホルスターからグロッグ17Kを引き抜き、銃口をカプセルに向けた。しかし思いとどまるものがあった。

―――いくら頑丈でも・・・跳ね返ったりしないよなぁ?

今撃とうとしている銃のマガジンに入っているのは、対巨大生物用に作られた銃弾ではなく対人戦用の、巨大生物用の銃弾と比べれば貧弱な銃弾である。

つまりあんまり硬い物を撃つと、貫通せずに跳ね返るかそこで止まってしまうの危険がある。もし跳ね返ってこられたら、少なくともこの体勢ではアリアスに確実にあたる。しかも今のアリアスのアーマーはボロボロだ。

アリアスは比較的痛みのない右手で身体を起こし、5mほど離れた戦車の残骸のまえにカプセルを放り投げた。これで弾丸は跳ね返らないし、もし跳ね返っても十分な距離がある。・・・たぶん。

グロッグ17Kの照準をカプセルの真ん中に合わせる。痛みで腕を上げているのも辛いが、このカプセルを撃ち抜けば痛みはなくなる。

数ヶ月前にEDF本部の射撃訓練場で行なった的当ての感覚が思い出された。ただ薄っぺらい紙をハンドガンで撃つだけの訓練だったが、20m離れた標的を撃ち抜くのは中々スリリングで難しかった。

ふっ、と口元に笑みを湛え、指先と銃を支えている腕に神経を集中させる。そして―――引き金を、引いた。

―――ズドォン!

残骸に、吹っ飛んだカプセルが当たり、サビ鉄を引っかいたような音がした。アリアスには、はっきり見えている。跳ね返ったカプセルは緑の尾を引いていることを。

―――よしっ!





カザミはもう何度目かと思われるゴリアスSSSの砲弾詰めをしていた。かろうじてレーザーの直撃は避けているものの、乗っているギガンテスは満身創痍であった。

出てくるUFOにも限度があると思うが、未だにUFOはマザーからのレーザーがあたるのも気にせず、しつこく散開しているギガンテス部隊を追い回していた。

不幸にもカザミのAS−99は、吹き飛ばされたときにどこかへ消えてしまい、カザミはUFOを相手する武器がなかった。

爆音がした。500mほど離れた場所に、炎上したギガンテスが暴走しているのが見えた。・・・また、一機やられた。

このままでは一機づつ破壊され、最後に残った車両にはこのマザーのレーザーの全弾が集中するわけだ。これでは勝ち目がない。こちらの戦車が少なくなる前に、なんとしてもマザーを落とさなければならない。ちまちま攻撃していたら・・・。

はっ、とカザミは一つの考えに至った。

―――まさか、センターハッチにもシールドが展開してるってことは・・・。

そうだとしたら、こんなバラバラに個人用火器を叩き込んでいてもあまり意味がないということだ。
今までのダメージは二つ、もしくは三つ以上の攻撃が重なって加えられたものでしか受けていない、そういうことだ。仮説でしかないが・・・。

「なぁ、全火力を同時に叩き込んだら、ある程度ダメージ与えられるんじゃないか?」

カザミは自分を拾ってくれた青年に向かって話しかけた。

「全火力・・・。やってみる価値はありますけど、どうやって統制をとるんですか?」

確かにそうだ。ローズ元帥が前線にいるならともかく――有り得ないハナシだ――この乱戦のなかでは皆の統制をとるのは難しい。

それに一斉射撃を行なうなら、戦車の火力も合わせなければ大した成果は出ない。戦車砲をマザーに向けて撃つには、一度止まらなければならないし、止まるという事は、こちらもレーザーを真正面から受けるという事だ。多少の出血は覚悟しなければならない。

「それに・・・『ある程度』じゃダメですよ・・・。落とせるほどのダメージじゃないと」

なんと子供じみた考え。カザミは己の幼稚さに落胆した。ああ、伝説の男さえ出てきてくれたらなぁ・・・。

「でも、やらないきゃ、やられるのを待つだけ。ですよね。まず『一回目』のあがきをやってみましょう」

青年は苦笑いを浮かべながら「付き合います」と言った。この青年、案外ノリの良い性格だ。

「あなたが言いますか?」自分のヘルメットの耳の部分をコツコツと叩きながら、聞いてきた。

「いや、俺はまだ少尉だから、そんなこと言ったらブーイングが返ってくる・・・」

この状況でも『まだ』と付けるところがカザミらしい。

「じゃあ・・・だれが?」

カザミはしばらく「う〜ん」と上を向いて考えた。しばらくといっても2,3秒である。そんな長時間考える余裕はない。さらに言うと上を向いても、見えるのはマザーシップの船体だけだ。

「あ」

「はい?」カザミの間の抜けた声に青年が目を細めた。別に「他の事考えてるんじゃねぇか?」という眼差しではなかったが、あまり期待しているような眼差しでもなかった。

「嘘、ついてみるか」

「何言ってるんですか・・・」呆れて青年が手で顔を覆う。

「こんなときにドッキリでも仕掛けるつもりですか?」

「いあ、そうでなくて」カザミはゴリアスSSSを発射しながら、続けた。

「階級。ちょっとサバ読もうかなと・・・」

「・・・・・・別にいいんじゃないですか」

「うむ。OK、え〜と、なんていおうか」

「へへっ」と子供っぽく笑ったカザミは、大きく息をした後、口を開いた。




やっと書けたぁ〜。\(´ー`;)ノ

ストーリー集10に突破ですね。結構長くやってるなぁ。
あ、勝手にセンターハッチにシールドが張ってある事にしてすいません^^;


[No.10523] 2006/03/16(Thu) 23:24:27
fw1.tcn-catv.ne.jp
Re: ショートストーリー集10 (No.10523への返信 / 2階層) - ケタ

救護テント付近


ピピピピピ・・・

不意に鳴った通信の音でケタは目を開けた。
木陰に隠れて休んでいたのいだが、どうやら気付かない内に眠っていたらしい。
仲間が戦っているのに不謹慎かもしれないが、
今日の戦闘の消耗を考えれば、失神してないだけマシともいえる。

ケタは軽く頭を振った後、ヘルメットの通信機のスイッチを入れた。

[もしもーし!ケタ、生きてるッスか!?]
通信機から聞こえてきた声は伊地山だった。
ケタと伊地山は前線の同じ盾部隊に配属されていたのだが、
ケタが途中でシリア達の方へ移動したため、連絡が取れていなかったのだ。
どうやら、伊地山の方も無事だったらしい。

「おう〜なんとか生きてるよ。そっちはどう?(・ω・;)」
[どう?じゃないッスよ!途中でいなくなって・・・。
こっちは死ぬかと思ったんスよぉ!?]
ケタの事情を知らない伊地山が口をとんがらせて攻める。

通信機の向こうから小さく戦闘の音が聞こえるが、
伊地山の声に戦闘中の緊張感はない。
戦域は完全にマザーUFO周辺に移動したらしく、
こちらでの戦闘はもう行われていないようだった。

戦闘ヘリや戦闘車両も出払っているため、もはや防御に使っていた隊員を
マザー周辺に輸送する手段もないだろう。
こちらの部隊はやるだけのことはやった、あとは「剣」の部隊にまかせるしか
ないのである。

[ふーん・・・そうだったんスかぁ・・・]
「ん、勝手に移動してゴメンよ(−−;)」
ケタは状況を伊地山に説明したが・・伊地山は何かひっかかってるようだった。
[いや、俺としてはいいんスけど・・・俺らの部隊長おぼえてるッスか?]

部隊長・・・。
ケタと伊地山の盾部隊の隊長だったのだが・・・、
なにかと屁理屈をこねて結局後方の武器コンテナ付近より前にでなかった、
小心者だった。
[そいつがケタの事を敵前逃亡だ!っていって報告するとかさっきわめいてたんスよ]
「・・・そうか(・ω・)」
伊地山の言葉にケタは静かに呟いた。

敵前逃亡・・・。
そう思われても仕方ないし、それも覚悟の上だった。
ワカは大切な仲間。シリアはシーリウ隊長の妹・・・失うわけにはいかなかったのだ。

そして、マザーを倒し戦いが終われば・・・俺は戦う必要がなくなる。

・・そう・・EDF隊にいる必要もなくなるんだ・・・


ケタは静かに空を見上げた・・・。





かなり久々にかいたな(^^;
ジャガイモさんが頑張ってくれてるw


[No.10527] 2006/03/19(Sun) 02:26:54
softbank220060180225.bbtec.net
最大最凶のリベンジマッチ (No.10527への返信 / 3階層) - jagaimo

『こちら第7強襲部隊所属、カザミ大佐である。
これは私の憶測なのだが、敵マザーシップのセンターハッチにシールドが張ってある可能性があると思われる。
これに対して強襲部隊全火力を一斉に加える作戦を実行する。有志達よ!続け!攻撃実行は18時25分00秒だ!』

アリアスが、ようやく穴を開けたカプセルを掴もうとした瞬間、それは聞こえた。
無線機の置くから聞こえる声は、ややノイズが混じっているが確かに第17混成小隊隊長、カザミその人だった。

しかし・・・どうしてカザミ『大佐』なんだろう?たしか隊長の階級は少尉だったような・・・。にしても変なしゃべり方だな。これじゃムリしてることがバレバレだ。

よく分からない状況に――というか唐突に始まって唐突に終わったヘボ隊長の演説に――目を細めていたアリアスは、ふと我に返ると手元のカプセルに視線を戻した。
穴の奥で濃い緑の色をしたものが漂っているのが分かる。中に入っている物質は風が起こったり、強く揺さぶらない限りは漏れ出したりしない。
空気と同じ重さなのだろうか、空気中に撒布すると同じ場所をふよふよと浮かぶというとにかく不思議な物質である。

アリアスは仰向けのままカプセルを持った腕を上げ、穴の開いた部分を下にして割と傷の深い箇所の上で軽く揺さぶった。
カプセルの中から緑色の気体が漏れ出し、そのまま傷口に付着する。すると傷口が見る間に塞がっていった。傷口の奥から新しい皮膚と肉が盛り上がり、剥き出ていた骨と神経を覆ってゆく。
いつ見ても人間の再生能力の力とやらを思い知らされる光景だ。あまりにも早く再生するので、細胞が動いているのがハッキリと分かる。
ムズムズしたり、その部分がすこし暖かくなったり。あまり多用すると体温が異常に高くなってポックリ逝く、とか物知りサエ――無駄な知識を持っているともいう――言っていたな。

ベラボーな速さで全身にあった傷を癒し、アリアスは力強く立ち上がった。ここまで回復できたのは運が良かったのかもしれない。

あの男が置いていってくれたのはもちろん、腕や足がソックリそのままちょん切られないかっただけでラッキーだった。もし四肢が切断されてしまったら、いくら最新式のリペアスプレーでもくっつける事はムリだ。

「さて、隊長に追いつくか」
アリアスはやや自嘲気味に呟いた。

しかし、アリアスはそのまま動かず、残骸に隠れていた。

未だにレーザーが降り注ぐ戦場で、いきなり姿をさらけ出すのはアリアスの根性ではちょっとムリだったのかもしれない。





そのころカザミは戦車の上で、ゆでダコのように顔を赤らめていた。

別にあらぬ事を考えているワケではない。ただ自分の演説の出来損ないぶりに紅潮しているだけだった。

「ダメですよ・・・アレじゃ・・・。それに大佐なんてサバ読みすぎですよ」

青年が手で顔を覆いながらカザミに話しかける。

「はい・・・。すいません・・・」

カザミは自分の失態に顔を歪め、自分よりも階級が下の青年にさえ敬語を使う。

もうダメである。今から「あ、ゴメンゴメン。間違えた、もう一度聞いてね」などと言うわけにもいかない。
現にどの隊からも応答がないのがいい証拠だ。

カザミはぶはぁー、とわざとらしい深いため息をつくと、ついさっき残骸から回収した――正確に言えば殺されてしまった仲間から失敬した――AS−22RRを片手で構えた。

カザミがその引き金を引こうとした、その時だった。

『OK。カザミ≪少尉≫。18時25分00秒攻撃実行だな?俺たちも続くぞ』

一瞬、耳を疑った。今のカザミの通信に対して、応答が・・・返ってきたのだ。

カザミは苦笑いを浮かべた。確かに返答があったのは嬉しいが、まさか≪少尉≫と見破られていたとは・・・。

そうしている間にも次々と賛同の声が無線機から飛び出してくる。その声にはこの戦場に不似合いな喜び、楽しさ、いや・・・希望のような物がこもっていた。

「俺が言わなくても、いずれはこうなってたんだろうな」

カザミは自信有り気にマザーシップを中央に見据える。そしてこう言い放った。

「これが俺たちとお前たちの差だ」



いや〜〜〜、頑張ってますw最近はなんだかノッてきましたよw

それにしても・・・syoさんはどうしたのかな。
あんまり長引かせてもしょうがないんですよね・・・^^;


[No.10533] 2006/03/20(Mon) 23:56:26
fw1.tcn-catv.ne.jp
「救助作戦」 (No.10533への返信 / 4階層) - syo

「よーし、落とせぇ!」
ハシの号令で、ヘリからグレネードが落とされる。
しばらくすると、下で悲鳴が轟き、巨大生物が吹き飛ばされてくる。
しかし、ハシたちは苦戦を強いられていた。
バトルメイデン隊は四方に散っているため、下手に落とすと巻き込みかねない。
しかも、下からは酸の対空砲火が続いている。
「どうしたものか・・・」ハヤが呟く。
そして、、ハヤが提案した。
「この分だとヘリが落ちる。この状況でメイデン隊を助けるには、残りのグレネードを全て落とした後、3人で空から攻撃するか、地上に降りて戦うしかない。でも、3人とも空にいたのでは、地上のメイデン隊が危ない。そこで、接近戦に優れたハシが降下して戦闘、俺とレイナが支援する。その形で良いか?」
しかし、最初に口を開いたのはレイナだった。
「私が降下するわ。」
「「え?」」
2人の声が重なる。
「だって、私の装備レイピアよ?どうやって支援するの?」
「そ、そうだったのか・・・見たことない形だったから、てっきりスナイパー系統かと思ってた。ならば作戦変更。2人が降下してくれ。俺が救助を担当する。」
「「了解!」」
全員が合意し、救助作戦が開始された。

ドォォン!と音がして、最後の手榴弾に巨大生物が倒れた。
それと同時に、ヘリが急降下をはじめる。酸が当たり、装甲が溶けていく。しかし、2人は無事に着陸した。
「いくぞぉ!」「はーい!」
二人が攻撃を開始した。
ハヤは、外部マイクで叫ぶ。
「バトルメイデン隊に告ぐ!飛行が可能なものは、このヘリに飛び乗れ!不可能なものは地上部隊の支援を頼む!」
通信を聞いたペイルウィングがヘリに向かって飛行を開始する。
HG-13Aが搭載されていたところに、次々とバトルメイデン隊のメンバーが納まっていく。
「よーし、一旦退却!」
満員になったヘリが基地へと飛行していく。

その間にも、地上の2人は奮戦していた。
「この弾丸を受けてみやがれぇ!」
「新作レイピアはいかが!?」
ハシはガバナーSXを、レイナは「レイピアGスラスト2」をそれぞれ撃ちまくっていた。

戦っている途中、レイナはおそらくもう亡骸であろうバトルメイデン隊の傍らにある武器が置かれているのに気付いた。

「これは・・・?」
その武器はなんともいびつな形をしており、消えかけの文字でこう書かれていた。

「サンダースナイパーMX」
「MX?」レイナが呟く。
MXが付いているということはエネルギーを消費しないように、小型のプラズマエネルギーユニットが付いているということであり、チャージされていればエネルギーを使わずすぐ撃てるということである。
見てみると、エネルギーゲージは満タンだった。
レイナはそれを拾い上げ、巨大生物が集中しているところに構えた。
「くっらえぇぇぇ!」引き金が引かれる。
次の瞬間、その辺りにいた巨大生物は雷に打たれて死んでいた。

「つ、強・・・」使ったレイナ自身が一番驚く。

そうしていると、またプロペラの音が聞こえてきた。
「さあ、こっちに飛び移れえ!」ハヤの声が聞こえる。
2人はまた奮闘しだした。



久しぶりです。
色々あって遅くなってしまいました。
ご迷惑をおかけしました。


[No.10534] 2006/03/21(Tue) 10:29:30
72.35.205.61.west.flets.alpha-net.ne.jp
白い部屋 (No.10534への返信 / 5階層) - 漆

「カイさん。あの人、誰ですか?」
「『あいつ』の部下で、燕の友人だとか。」
その声は窓の外から聞こえた物だ。

全てが白で統一された部屋でカレンは目を覚ました。
彼女には身に覚えが無い部屋だ。
家具と言っても自分が寝ていたベッドしかない、不自然な部屋・・・

「こんにちは。」
誰もいなかった――何も存在しなかった部屋にその声は響いた。
視線を声の聞こえた方へ向ける。
そこには一人の少女が立っていた。

「Whom are you?」
その言葉を聞き、彼女は表情を暗くした。
「――忘れて・・・いいえ、覚えているはずも無いですね。数回会っただけですからね・・・。」
彼女は懐かしむように話す。
その声は、確かに聞いた事のある声だった。

「あ・・・私が誰かより、貴方はここにいて良いのですか?」
その言葉で思い出した。
『彼女が誰であるか』『自分が今何処にいるべきか』を・・・
「久しぶりね、燕。」
「久しぶりです。Karnさん。」
彼女の顔に微笑が帰ってきた。

「早速で悪いんだけど、ここは?私は電波障害発生装置の防衛に当たっているはずだけど?」
率直な質問だった。銃声は皆無だし、自分が居るのは真っ白い部屋だ。
(――まさか・・・ここは『天国』・・・?)
「ソレだけはないです。Karnさんは生きていますよ。今は寝ているだけですから。ここは・・・・です。」
視界がぼやけて、声が聞き取りにくくなってきた。
カレンは瞬きをしたり、目を擦ったりしたが視界はぼやける一方だ。

「時・・・が来て・・・・・・したか・・・出来・・・ば、も・・・話し・・・かった・・・で・・・」
「何!?聞こえない!」
カレンは声を張り上げる。
それに伴い、彼女も声を張り上げたようだ。
「絶対に・・・・・・でください!・・・きて・・・て・・・なって・・・・・・!」
「分かった!約束する!」


薄れていく意識の中で・・・覚醒していく五感の中で、カレンは彼女と約束を交わす。



しばらく書いていなかったため、上手く書けない・・・・


[No.10537] 2006/03/21(Tue) 17:36:53
p7016-ipad04imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
命の光を、絶やさずに (No.10537への返信 / 6階層) - jagaimo

『こちらメイデン2・・・友軍の決死の救助により・・・ぐっ!なんとか・・・生き延びました・・・。
隊長は死亡・・・生き残っているのは半数以下で・・・す』

アリアスは落ち着いた表情でその無線を聞いていた。

それは鏡面円盤掃討に向かったバトルメイデン隊が生き延びた、という通常回線での報告だった。

報告をしている隊員も怪我を負っているらしく、時折痛みに声を詰まらせている。

彼らは生き延びれる可能性が低いことを分かりながら、敵中へ突っ込んでいった。

自分たちは彼らの働きでマザーまでたどり着けたのだ。その勇者たちが帰ってきたのは実に喜ばしい事である。

しかし、歓声は沸かなかった。

なぜならば、今この戦域にいる全ての戦士が緊張し、時を待っているからだ。もちろん皆がこの報告を喜んでいるだろう。

アリアスはバイザーの端に映るデジタル時計に目を移した。

時刻18時19分29秒。作戦実行まで後、5分31秒である。

アリアスは無意識に、自分の呼吸が荒くなっていた。背中にゾワゾワとした感覚もある。

おそらく一種の武者震いだ、とアリアスは感じ取っていた。

アリアスはいったん手袋を外し、自分の顔を思いっきり叩いた。自分が弱気になっている時にはいつもこうする。

ムカデが出てきた時だってそうした。臆病な自分と、それを直そうとする自分。それが入り混じってアリアスは不思議な気分になる。

昔からそうだ。今だって自分では武者震いと思っているが、実際のところは怯えているのかもしれない。

アリアスはぶるっと、身震いをすると、ライサンダー2のボルトを引き、銃弾を込めた。

ライサンダーは鉄の残骸の亀裂に銃身を入れてあり、引き金をひけばそのままマザーのセンターハッチに直撃するように固定されている。

―――俺は、ここから狙撃することしかできない。だから、あの≪男≫は俺にライサンダーを置いていってくれたんだ。

アリアスは目を閉じて、静かに時が流れてゆくのを感じた。



カザミはゴリアスSSSの最後の一発を装填したところだった。

調子に乗って撃ちまくっていたために、気が付いたら鞄のなかがカラッポになってしまっていた。

辺りはここが戦場ではないかのように静まり返っている。

実際はレーザーの着弾音や、戦車の古臭いエンジン音が響いているのだが、そんな音など気に留めないほどに空気が、冷たい。

皆が待っているのだ、攻撃の時を、もしくは最後の時を。

すでにカザミは集中の極みにあり、決して浅いとはいえなかった左腕の傷も気にならなくなっている。

自分たちは明日を掴むためにここにいる。

子孫を残すためにここにいる。また、その子孫に人類の歴史、思想、そして天敵を伝えるために、伝える人々を守るために戦うのだ。


負けることは――許されない。


次でマザーを落とそうと思っています(´д`)

結構書いたなぁ・・・。あ!気が付いてみればマザー戦をカキコミごとに区切ってみると、このカキコミで9本目、次で10本目。

・・・ちょうどいいですねw

それとsyoさん、お久しぶりです。なんか偉そうな口をきいてすいませんでした。^^;


[No.10555] 2006/03/23(Thu) 23:52:03
fw1.tcn-catv.ne.jp
Re: 精鋭軍・・・・・破滅・・生き残った者 (No.10555への返信 / 7階層) - エア=ウィング

俺ら精鋭軍(市民)はファイタスーツによりマザーを破壊したと思った・・・・・しかし・・・・

「・・・囮だったのか・・・・」全員はいった                                       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                                   ファイタスーツはやめにしよう(ー・−)           ゲームが簡単になる                                                                    


[No.10567] 2006/03/24(Fri) 18:55:02
dhcp-ubr2-0673.csf.ne.jp
[削除] (No.10567への返信 / 8階層) -

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[No.10575] 2006/03/25(Sat) 02:48:35
softbank220060180225.bbtec.net
心の闇を、払いのけて (No.10575への返信 / 9階層) - jagaimo

そこは、暗かった。
ただ、それだけだった。暗いだけの、闇だけが広がる世界。

そこにアリアスは、目をつぶりながら漂っていた。まったく重力を感じない、力のいらない空間が自分を包み込む。

―――俺は何をやってるんだろう。

アリアスは目を開け、あたりを見回した。首を巡らせても、なにも見えず、なにも存在せず、なにも視界に変わりはない。

時がゆっくりと流れ落ちる油のように、じれったく過ぎてゆく。

アリアスは急に、胸に穴が開いたように寂しくなった。

―――ここはどこだ!ここから出してくれ!みんなはどこだ!

アリアスは恐怖に叫び、目の前の空間を腕で振り仰いだ。闇が自分を包み込んでいる違和感。

その感覚がアリアスを恐怖へと駆り立てる。

と突如、アリアスの頭は後ろへと突き飛ばされた。
そのまま、衝撃も、風も、空気の温度も感じないまま、薄れ行く意識のなかで、頭上に光が広がっていく光景だけをただ見つめていた。


「はっ!?」

気が付くと、アリアスはライサンダー2のトリガーに指をかけたまま、だらりと瓦礫に身を任せていた。

ゆっくりと立ち上がり、頬についた鉄サビの欠片を払う。そこでアリアスは初めて気が付いた。

―――もしかして、寝てたのか俺?!

慌てて傍らに置かれたヘルメットを被り、バイザーの時計を見た。

18時23分。

・・・なにやってんだ?

寝ていたようだが、眠気に襲われた記憶が一切ない。寝た、というより気を失ったように感じる。

とにかく寝過ごさなくて良かった。マザー最後の時に――もしくは自分が死ぬときに――寝ていたなど、中学時代に居眠りを連発していたアリアスに対して、情熱的に説教してくれた先生が聞いたら泣くだろう。

首を捻りながら、アリアスは集中の念へと頭を切り替えた。


[No.10589] 2006/03/26(Sun) 15:32:17
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張り詰めた糸の奏でる旋律は (No.10589への返信 / 10階層) - jagaimo

カザミはすでにゴリアスSSSを、マザーに向かって構えていた。

今のカザミの心には、緊張、または集中という一本の糸が引かれているだろう。

その糸はどんな針の切っ先よりも細く、またピアノ線よりも頑丈だ。その糸はなにがあっても揺らぐ事はない。

カザミは無心のまま、バイザーの時計に目を移した。18時24分38秒。

攻撃開始ギリギリの時間である。しかし、カザミは焦らなかった。ここが、カザミの強さだった。

いかなるときでも、はたから焦っているように見えても、心はかならず冷静だ。それを表面にださず、決して部下の空回りを誘わない。だから、カザミは隊長に慣れた。



あと10秒。ニヤリ、とカザミは口元に笑みを浮かべた。

あと5秒。カザミとアリアス。二人はほぼ同時にだろう。大きく息を吸うと、指に力を込めた。

あと3秒。アリアスの瞳孔が開き、全身のなにかが眠りから覚めたような気がした。身体の神経にひやりとした感覚の波が駆け巡る。

あと1秒。そして二人の緊張の糸が、一気に弾け飛んだ。



――今だ!



全ての戦車が停止し、戦車砲、ロケットランチャー、スナイパーライフル、レーザー、電撃銃。すべての火砲が一斉に火を噴いた。


[No.10590] 2006/03/26(Sun) 15:35:20
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終章 (No.10590への返信 / 11階層) - jagaimo

マザーのセンターハッチに向かって、無数の火線が直線を描きながら伸びていく。

それと同時に、マザーの表面からも相当数、いや、それ以上のレーザーが放たれた。

何筋もの光の筋が空中で交わり、宇宙からの侵略者と地球の護り手との間に、幻想的な光景を創り出した。

その光景はわずか一瞬で消え去り、次いで地上と空中に爆炎の華が咲く絵に代わった。



爆音だけが、戦場を支配した瞬間だった。



・・・・・辺りは静まりかえっている。


全てのEDF隊員が、しずかに目を開けた。

空は黒煙に包まれている。皆が願った。自分たちが地球を護りきれていることを、残虐な侵略者を倒しきっている事を。


ふぅ、と風が吹いた。その風は実に優しく心地良い風で、あたかも自分たちを包み込んでくれる人のようだった。


青い空から降り注ぐ光が、黒煙を切り抜け、彼らを暖かく照らしていった。

地球という船の護り手たちは、らんらんと自分たちを照らす光の奥に倒すべき船が傾斜してゆく光景を、いつまでも見つめていた。






EDF山口最前線基地により行なわれたマザー強襲迎撃作戦は、約3700名を動員し、その戦闘員2500名のうち、その半数以上が負傷また戦死するという多大な出血を出したが、敵マザーシップの破壊に成功した。

この戦闘で人類は勝利を獲得した。それは死んでいった勇者たちの活躍によって得られたものである。

最後まで勇敢であった地球の勇者たちに、敬礼。






やっとマザー戦が終わりましたね!
ラストの表現はこれが精一杯です。
あ、「もっとこうしたほうがいい」とか「そこはおかしいんじゃないか?」という意見がありましたら、SS集考案のほうにでも書いてください。未熟なものでw

あまりにも長く書いてしまったので3本に分けて投稿しました。
じゃあ皆さんムカデ戦頑張ってください。

私のほうは戦闘後のEDF内の生活や、隊員の私情を書いていきますw


[No.10591] 2006/03/26(Sun) 15:42:15
fw1.tcn-catv.ne.jp
(No.10591への返信 / 12階層) - ヘリ兵士

全てが終わった
侵略者インベーダーの母船は爆発し、EDFは勝利をつかんだ

死体の山を積んだトレーラーがヘリの横に止まっている
男女入り乱れる死体の山の中に、福沢はスガワの死体を見つけた
胸をレーザーで撃ち抜かれ、死んでいる
しかし顔は安らかな死に顔である
「すまねえな」
力なく、呟く
「あの、もうよろしいでしょうか?」
死体運搬を行っている車両の兵士がヘリに尋ねた
「……」
無言でヘリは兵士に背を向け、歩み去る
兵士はヘリを怪訝な面持ちで見つめた後、出発した

その後、ヘリは何も見つける事ができず、死体置き場を去った

山口支部、ヘリポート
東京に戻るため、ヘリ、虎太郎、影の3人は輸送ヘリに乗るべくヘリポートに来ていた
ドリルランチャー、ジェノサイド砲は故障している物を波岡の手の者が回収したと連絡があった
気を落とすな、言う波岡の言葉と共に
勝利に酔いしれる隊員達が本部へ向けて出発していく
その中に、ヘリはあのケタ伍長の姿を見つけた
周囲には数名の男女がいて、賑やかに何か話している
その中には、福岡でヘリが助けた事がある、ワカ隊員の姿もあった
奇遇な事に、同じヘリである


お久しぶりです
ケタさん、勝手にリンクしてしまい申し訳ありませんでした
続きお願いできますか?


[No.10592] 2006/03/26(Sun) 17:50:12
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Happy days! (No.10592への返信 / 13階層) - jagaimo

カザミは野戦病院のテントの入り口で、ぼーっと突っ立っていた。

幸いな事に、一斉射撃の際にレーザーに貫かれぬ事は免れ、左腕の怪我も違和感はあるが麻酔で痛みも消えている。

マザーシップを撃墜した時はたしかに嬉しかった。

しかし、戻ってきてこの一番小規模の野戦病院にも怪我人がごった返している状況を見れば、暗い気持ちになるのは無理もない。

「邪魔です!退いてください!」

赤十字の入ったヘルメットを被った衛生兵が、カザミを無理矢理押しやってテントへ入っていった。まだ怪我人が多数いるのだ。

ここに立っていては邪魔だ、と判断したカザミは、地面に刺してあったAS−22RRを取って歩き出した。

まだ少数の巨大生物が残っているらしい。

マザー墜落地点より1.2Km後方にあるこの野戦病院は完璧に安全なワケではなかった。

散歩ついでに巡回の意味も込めて歩き出したのだが、そうそう3.4時間も戦闘を行なっていたせいか、あまり歩く力がみなぎってこない。

しかたなく適当な見張り台に登ると、パイプ椅子に座って腰のアタッチメントから軍用レーションを取り出した。

中には固形カレーライスとポカリスエットが・・・あ、間違えた。メニュー3のレーションパック持ってきたのにメニュー6が入ってやがる。うわー、クッキー&五目飯ってどんな組み合わせだよ・・・。

カザミ的にはメニュー3も6も大して代わりは無いのだが、どっちかっていうと3が好みだったりする。

けっして美味いものではないが、なんの味もしないカンパン&水よりはマシだろう。

カザミはバキバキと無駄に固いクッキーを噛み砕きながら、無関心に辺りを見回した。

こうして見るとかなりの人数の衛生兵が走り回っている。傍から見れば、まだ戦闘が続いているように見えるだろう。

ふと、青いカラーリングの戦車の上に見慣れた姿を見つけた。アリアスだ。

なにやらノートに書き込んでは、クスクスと口に手を当てて笑いをこらえている。

―――なにやってんだ?アイツ。

そういえばアリアスに初めて会った時の第一印象は「不真面目」という印象だった。髪は茶色かったし、あんまり目を合わせないし。

それからイロイロと訓練や戦闘を共にして、その印象は打ち消された。

どうやら髪が茶色いのは地毛らしかった。そして目を合わせなかったり、消極的だったりというのは、めんどくさがっているのではなく、ただ単に意気地がないのと緊張していたらしかった。根は結構まじめな、気のいい青年だ。

カザミは奇妙に一人笑いしているアリアスから目を離すと、今度はズボンのポケットを探り始めた。

「・・・ん、あった」

カザミはポケットから左手を抜くと、手の中にあるものを一瞥した。

コーヒー味の飴玉と銀でできたクロスのペンダント。

とりあえず飴玉を口の中に放り込む。

本当ならコーヒーが入ったカップ右手にほのぼのしたいのだが、休憩場は怪我人でギュウギュウだし、ましてや野戦病院にそんなモノがあるわけがなかった。

口の中の味に対して、甘いなぁ、俺ブラックが好きなんだよな、などと文句をつけながら、右手に持っていたクロスのペンダントを摘み上げた。

カザミが山口最前線基地に来た際、バゼラートγの後部座席に落ちていたものである。

たぶん隊員の誰かのものだろうとポケットにしまってしまい、基地に着くなり即効で持ち場に行かされた為に聞く暇がなかったのだ。

にしても・・・趣味の悪いペンダントだ。

十字架だけならまだしも、十字架にキリストが張り付けられた絵をそのままペンダントにしてしまっている。

細部までこだわって作られたらしく、キリストの表情までもが精巧だ。ちょっと(´く_`;)な顔に見えるけど。

カザミはここまで余計な事を考える余裕が出てきたことにふと気づき、頬をほころばせながら青い空を見上げた。



マザー戦を投稿してからずっと書いてました。久々に暇なものでw

ヘリ兵士さん、お久しぶりです^^


[No.10593] 2006/03/26(Sun) 21:13:37
fw1.tcn-catv.ne.jp
終りのとき (No.10593への返信 / 14階層) - 漆

凛は漆の後について走っていた。
「本当にこっちに居るの?」
漆はその問いには答えなかった。
「質問に答えて貰えないかな〜」
やはり返事は無かった。
彼女はため息をつき、遠くを見る。
―人影が動いていた。

「あ、隊長―!」
その人影はこちらに手を振っているようだ。
漆は走る速度を緩め、そして口を開く。
「―俺の部下で、亜希子三等兵。ただのバカだ。お前の探している奴は、アレだろ。」
漆はそう言って指を指した。そこには、猫を見つめる一人の少女が。

「スーちゃん!探したんだから!」
「・・・・・・」
彼女は無言で西の空を指で指す。
『―3、2、1――帰るぞ・・・』
――西の空から、激しい爆音が聞こえてきた。
ソレは長かった戦争の終わりを告げる歓喜の声とも、これから始まる人々の悲鳴ともとれる轟音だ。

「――敵・マザーシップ沈黙・・・・・・」
「勝っ・・・た?」
少なくとも、つい先ほどまで完全に戦争を忘れていた人の声だ。
SKは無言でうなずく。
歓喜の声が聞こえてきた。
瓦礫の下から這い出した兵士の声だ。

「ハー・・・」
その歓喜の声の中、一人のため息が聞こえた。
それは漆のものだ。恐る恐る通信機のスイッチを入れた。

<こらー!通信に出ろー!>
脳に響くカレンの怒鳴り声だ。
「――あー・・・声がでかい・・・」
<叫びたくもなるわよー!起きたらあんたは通信機を切っているって言うし、亜希子がどうなっているか分からないって言うし!>
頭に響く怒鳴り声はしばらく続きそうだった。
「・・・亜希子は無事。今日からこの部隊に入る二人も無事。って事で通信終わり。」
<話はまだ―>
漆は通信機を切り、またもやため息をつく。

――嫌な予感は当たりやすい――

「生きている奴はこれに乗り込めー」
トレーラーのスピーカーから声が響いた。
そのトレーラーは、自分たちの直ぐ後ろにいた。
――つい先ほどまでは何も無かったはずの空間に・・・

その運転席には漆にとって忘れるはずの無い人物が乗っていた。

「――カイ・・・・・・」




何だろう・・・一日一食になってきた・・・体重大丈夫だろうか・・・
最近疲れているのか・・・・・・?


[No.10594] 2006/03/26(Sun) 22:44:45
p10078-ipad01imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
勝利の代償は・・・ (No.10594への返信 / 15階層) - ケタ

ついにEDF隊は日本に巣食うマザーUFOを撃墜した。
地球にはまだ何機かのマザーUFOがいるため完全な終わりではない・・。
だが、この勝利の意味はとてつもなく大きいだろう。

戦闘で疲れ果てたEDF隊員達だが、みな笑顔で勝利を語っている。
そんな中、浮かない顔をしている男がいた・・・。


-輸送ヘリ内-

戦闘を終えたEDF隊は、その日の内にそれぞれ配属されていた基地に
早々と帰還させられていた。

東京へ向かう輸送ヘリの中にケタたちはいた。

「いや、これで一段落ッスね」
「当分休暇が欲しいところだな」
伊地山、御剣が疲れた顔で・・・だが、どこか楽しげに話している。
横には疲れ果てたのかすでに眠っているワカの姿などもある。

「ケタ・・・どうしたんだ??」
シリアが浮かない顔のケタに小さな声で話し掛けた。
借りていた眼鏡を返し、再び目が見えなくなってるとはいえ、
ケタの表情はどこか悲しげだ。

「・・・ん、疲れただけよ(=ω=)」
「いや、それだけには見えないが・・・」
不意に違う声が聞こえ、ケタが顔を上げると、そこにはヘリ隊員が立っていた。

かつて東京のインセクトヒル攻略戦で共に戦った同志。
久々の再会だった。

「・・・あんたは?」
「まぁ、戦友だよ」
シリアに、あいまいな返事を返したヘリは、そのままケタの正面に腰をおろした。
雑然とする輸送ヘリの中、奇妙な沈黙が3人を包む・・・。

「犠牲が大きい勝利ね」
「ん。今は勝利の大きさで忘れているが・・・失ったものは多い」
ヘリは息を吐き出すように、そして苦しげに呟く。
彼は・・実際にこの戦いで親友を失っているのた・・・、
とても勝利を喜べる気分ではなかった。

「俺達はやれる事を全力でやったんだ・・・。あとは結果を受け入れるしか
ないんじゃないかな(=ω=;)」
ケタが静かにそう言った。

まるで自分に言い聞かせているみたいだな・・・。
ヘリはケタの言葉を聞き、なぜかそう感じていた。




やっと終わりましたねマザー編!!
長かったw
マザー撃墜部隊の方、本当お疲れ様でした。

新しい展開になってまた賑やかになることを祈ります!
ヘリさんも返ってきたしね。
スガワ死んでたのはかなり意外でした^^


[No.10595] 2006/03/27(Mon) 00:45:40
softbank220060180225.bbtec.net
Re: 勝利の代償は・・・ (No.10595への返信 / 16階層) - ヘリ兵士

第51遊撃隊の生き残りと、ケタ伍長の混成小隊を乗せたヘリは今東京に向かっている

「部下が、死んだんだ……」
不意にヘリがケタに向かって言葉を発した
虎太郎、影は無言で横に座っている
ヘリの言葉に、シリア、伊地山、御剣、は怪訝な面持ちでヘリを見て、ケタは無言で応じた
「やれる事以上の事を俺がやったために、スガワは死んだんだ」
スガワ、と聞いてケタは一瞬動揺した
インセクトヒル攻防戦にてケタにアサルトライフルを貸した隊員である
「スガワだけじゃない、許深も、サハラも、フェンナも、俺の無茶な作戦に付き合って、死んだんだ……」
混成小隊の面々と、虎太郎、影の2人は無言で話を聞いている
「あそこで、俺がガイスを止めるなんて言わなければ」
「しかしその作戦が正しいと言ったのは自分達です」
不意に虎太郎が口を開いた
「我々の戦力でガイスと戦うと言ったのは自分達です、隊長の責任ではありません」
「ガイス?ちょっとガイスってどういう事?あの戦場にガイスがいたの?」
虎太郎の言葉に、シリアが反応した
ガイスと言えば、その戦力はメカソラスにも匹敵する、そのガイスが来ていたなど、シリアはまったく知らなかった
「オーストラリアからメタルジャックの防衛線を突破して上陸して来ていたんです、それをいち早く感じ取った隊長は単身ガイスと戦おうとして……、我々は止めました、そして我々全員でガイスと戦う事にしたんです」
虎太郎の独白は、嘘だと思えばそれで終わりである、しかしその場にいる全員が、それが嘘ではないと虎太郎の雰囲気から悟っていた
「結果は相打ちでした」
「相打ち…ガイス相手に…」
シリアが言葉をのんだ
「そして、ガイスを倒したはいいのですがもう我が隊に戦う力はなく、山口基地まで丸腰で走るしかなくなったんです」
「無謀だ…」
御剣が呟いた
「自分はもうだめだと思いました、実際、あそこで芝原さんが助けてくれなかったら死んでいたでしょう」
「虎太郎、もういい」
ヘリが声をだした
「伍長に話を振って慰めてもらおうなんて俺が考えたのが行けなかったんだ、すみません、変な話をして」
ヘリはケタにあやまった
「……いや、かまわない、続けてくれ、確かに俺だって動揺している、でも、お前の話を聞くことくらいできる」
ケタの優しい言葉に、ヘリはうなずくと、虎太郎を座らせると、自分で話を続けた
「勇って言う親友に助けられて基地に戻ったんです、でももうその時には俺の隊で残っていたのはこいつら二人だけでした」
ヘリは虎太郎と影を指差した
「そしてその後死体を捜しに行ったんですが、スガワしか見つけられなかったんです……他の奴は、見つけられなかったんです」
「じゃあ、まだ生きてるかもしれないじゃないっスか」
突然伊地山が口を開いた
「これは戦争っス、だから人が死ぬのはある程度覚悟しなくちゃならないっス、でもヘリみたいに死体がないのにあきらめるようじゃだめっス、確かにスガワさんの事はかなしいっスよ、でも今のままでスガワさんが喜ぶとは思えないっス!ヘリ、あきらめるなっス、あきらめたらそこでおわりっスよ、なんであきらめてみんな死んだとおもうっスか!あきらめて悲しむより、最後まであがいた方がいいっス、ヘリの部下はきっと生きてるっス、死んだスガワさんだって自分でヘリについていって死んだっス、悲しいなんて思ってないっス、だからヘリはスガワさんの分まで生きるっス、悲しんでたらスガワさんも浮かばれないっス」
伊地山の言葉に、その場にいた全員が呆然とした
伊地山は伊地山なりに信念を持って戦っているのである
「ありがとう、伊地山くん」
ヘリは返答した
その言葉には力がこもっていた
ヘリは闘士を蘇らせたのである


ああ文がおかしい

なぜ伊地山があの台詞を言ったかと言うと、彼の行動見てると言っても違和感なさそうだったので
あと俺が伊地山のキャラが好きだから

できればケタさん続きお願いします


[No.10596] 2006/03/27(Mon) 13:55:52
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Re: 勝利の代償は・・・ (No.10596への返信 / 17階層) - ヘリ兵士

お礼を言うのを忘れてました、ケタさん続きを書いてもらいありがとうございました
それとジャガイモさんお久しぶりです
これからもお互いがんばっていきましょう


[No.10597] 2006/03/27(Mon) 13:59:17
i219-165-182-201.s02.a015.ap.plala.or.jp
医療テントにて (No.10597への返信 / 18階層) - 三枝

戻ってみると喧騒は戦場から医療テント周辺へと移っていた。
右を見ても左を見ても人人人、千葉の某遊園地顔負けの込み具合である。
その人ごみの間を縫って軍医と衛生兵が走り回っていた。
抗生剤を持って来い、輸血はまだか、リペアスプレーはどこだ、
と忙しそうなのは言うまでもない。

「すごい人だね」「ウォーリーを探せ、ってこんな感じだよな」
そんな彼らとは対照的に三枝と友理はのんびりとコメントを述べる。
ゆったりまったり、マイペースを崩す気など欠片もない。

リペアスプレー持ってるんだから手伝えよ、と突っ込みが入りそうだが
リペアスプレーは先ほど有無を言わさず没収されこの人ごみのどこかで使われている。
医療の知識もない二人には手伝うべき事などない。
輸送機が来るまでボケーっと目の前の光景を眺めて時間を潰すつもりである。

ふいに、それまで忙しそうに走り回っていた衛生兵が二人の前で足を止めた。
上から下へ下から上へじろじろとこちらを眺めてくる。
「あの…なんか俺達に用でも?」「ケガ、ないですよね?」
すり傷等はあるもののここで世話になるほど酷いものはないので、大丈夫です、と答えた。

邪魔ですからあっちに行っててください、と追い払われるかと思いきや
「では、こちらへどうぞ」どこかへ案内される。
どうぞ、とか言いつつ腕をがっしり掴んで引っ張っていく強制連行である。
「どこ行くんですか?」友理が当然の疑問を発するが衛生兵は答えず、
そのまま二人を空いているスペースへ連れていった。


とりあえず二人が今なにをやっているのかを書きました。
成瀬はどうしようか。なにも考えていません(笑)

ちなみにこの話しは下書きしてから書いてみました。
幾分かマシになっているとは思いますが…どうでしょう?


[No.10598] 2006/03/27(Mon) 15:41:53
i218-44-25-90.s02.a021.ap.plala.or.jp
アリアスの日記A (No.10598への返信 / 19階層) - jagaimo

やっとあいつらを倒す事が出来た。もうクタクタだ。

まだ何機かあのデカイ円盤が散らばってるらしいけど、まぁ結構アメリカ人とか体力有り余ってそうだし、すぐにでもおちるっしょ。

前向きに考えないと挫けちゃうからな。ポジティブ、ポジティブ、アグレッシブにと。お、久しぶりに良いこといった。

ちなみに俺は屋外に置かれたガラクタの戦車のうえでコレを書いてる。

実はこの日記。二ヶ月前に始めたんだけど、まだ1ページしか書いてないんだよな。あ、これで2ページ目な。

なんつーか、マザーを落としたけど、野戦病院では未だにソワソワしてんだよ。たぶん怪我人が多いからだと思う。
まぁ、あの時にリペアスプレーが無かったらオレも怪我人の仲間入りしてたんだけど。

ああ〜。にしても、なんだ。俺にも彼女ぐらい居たっていいと思うんだよ。

でも一番近いルミとサエはダメだなぁ・・・。ていうかルミはまず論外。
顔は別として、あのサル山から降りてきたみたいな好奇心と運動神経はなによ?なにが「アタシ小4で跳び箱8段跳べたわよ」だ。

確かに俺は跳び箱苦手だったよ?だけどな、小6になってめちゃくちゃに跳べるようになったんだ!

一回だけ大惨事招いちゃったけど。うん。いくら俺が間違えて友達の背中に「着地」しちゃったといっても、たぶん許してくれてるよ。死んでないし。

あとはサエかぁ。けっこうパーフェクトな子だよなぁ・・・可愛いし、頭良いし、コンピュータにハッキングできるし。あ、関係ないか。だけど、隣にサルがいるからダメだな。立場的にいえばルミが「若頭」でサエが「女将」みたいな。ヤクザじゃん。極道?とにかく入っちゃいけない世界だ。

あ、そういえば隊長がいない。怪我してたからテントの中かな。アレックスは・・・そうだった。極道コンビと一緒にいるんだった。

そうなるとアレックスは・・・あれだ。一種の部下だな。

あぁ・・・組長の身代わりになって撃たれるアレックス「オヤビン!!あぶねぇ!」。
刑務所から出てきたアレックスに女将が「ごくろうやったな。黒松」

ッッッて黒松て誰だ?てかサエはそんな「〜やったな」とか言わないよな。

・・・・・・キリヒト先輩ってどうなったんだろう。戦車が爆発した後、見なかったしな・・・やっぱり・・・。

ま、生きてるよ。そんなカンタンに死にそうにない人だ。


この日記ってダレがドウ見ても妄想日記だよなぁ・・・?現実逃避ってやつ?別にいいか。ムカイさんみたいに戦闘中に精神安定剤ガバーッって飲んでるわけじゃない。

あらま、なんか白衣の天使。じゃないや、白衣のおっちゃんがこっちに走ってくる。

え?手伝ってくれって・・・。俺、疲れてんのよ・・・。え?さっさと怪我人運べって?ったく・・・いってくるか。


自分でも何がしたいのか分からない、日記編パート2ですw

某ゲーム小説にもあったような気がしますが、そこは気にしないでください。

三枝さん、三枝さんの文はどれも読みやすいですよ^^あ、偉そうでごめんなさい。

ヘリ兵士さん、そうですね。頑張りましょう(`・ω・´)
漆さん、お身体は大事に、無理しないでくださいね^^;


[No.10600] 2006/03/27(Mon) 17:30:41
fw1.tcn-catv.ne.jp
被害重大(前編) (No.10600への返信 / 20階層) - 不運な会社

軍艦島「レクイエム」
ここにはマザーの攻撃で傷ついた艦船が多数駐留していた。 
中には大損害を受けて「良くここまでたどりつけたな〜」と思わず感心してしまう艦まであった。
「俺たちの艦隊も半数が沈没、残った奴もほとんど大破か・・」
そう言っているのは前原だ。時々いらついているのか煙草を人につけようとしていたりする。
「それにしてもまだ俺たちの役目は終わりそうにないな・・」
「カインド隊長!どういう事ですか?」
「ソフィア、まだ巨大生物が残ってるんだよ。結局巣穴破壊作戦はマザー破壊作戦で没になったし。」
「そういえばそうですね」
「でもEDFはマザー破壊作戦で大損害を受けたからまだ行動は起こすことはないだろ。憶測だけど。だけどマザーが落ちたからって油断は禁物だ。過激派テロの奴らがまた押し寄せてくるかもしれないからな」
「了解!」
「そう言えばシェラは足をシプは左肩やられたんだよな」
「そうですよ。今から見舞いに行きますか?すぐそこですし」
「それじゃ行くか」

「レクイエム」北西ブロック 病院
「すいません。シェラとシプという人のお見舞いに来たんですが・・」
「はい。少し待って下さい」
さすがに軍艦島と言っても陸上部隊も運び込まれているため
病院は患者と見舞いに来た人で混んでいた。
「シェラさんとシプさんは501号室にいます」
「ありがとう」

病院 301号室
「ちっす。カインド隊長」
「シェラ、シプ。元気そうだな」
「リペアスプレーかければあっという間に治りますよ」
「次の日退院出来るから明日また来て下さい」
「おう。わかった」


中途半端に終わり


[No.10603] 2006/03/27(Mon) 20:19:15
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(No.10603への返信 / 21階層) - ケタ

東京EDF本部

マザーUFOを撃墜した次の日・・・。
EDFの各基地は大規模なパーティを開いていた。
それは勝利を祝うものであり、また死者を慰めるものである。

当然ケタ、ヘリ達のいる東京本部でも盛大なパーティが開かれていた。


-19:00-

基地の大ホールがまるで別世界のように飾り付けられ、
基地だという事を忘れそうなほどである。
ローズ元帥や、各幹部、高官の話のあとは各隊員自由に楽しんでいた。

「まぁ、こういう時は騒ぐのも手だろう(・ω・)」
「・・・そうかもな」
ケタがヘリにカクテルを手渡し、自分のグラスを軽く持ち上げた。
ヘリが苦笑し、ケタのグラスに自分のグラスを当て、一気に飲み干す。

ケタはシーリウ隊長、石井、特殊攻撃部隊の仲間など多くの仲間を失っている。
スガワを失ったヘリの気持ちはよくわかっていた。
死んだ仲間を忘れることはできない・・・・
だが、思い込みすぎると今度は自分が「死」に引きずり込まれるのだ。

死者の心と共に生きる。
それが・・・ケタの答えだった。

そんなケタの静かな激励をヘリは受け止めていた・・・。


「わははは!御剣!シリア!もっとこれとかうまいッスよ!」
伊地山の大声が2人の追悼をさえぎる。
声のする方をみると伊地山が皿一杯の料理を御剣達の方へ運び、
席で待っていたシリアたちはかなり恥ずかしそうに苦笑している。

「俺らももっと食べるか(・▽・;)」
伊地山の食欲に触発され、腹が減ってきた気がする。
だが、2人がテーブルのほうに行こうとすると、1人の女性がケタを呼び止めた。

「・・・元帥(=ω=;)」
「ちょっといいか?」
深紅の華やかなドレスに身を包んだローズが、
ケタに声をかけベランダの方へ歩いていき、静かにケタがその後に続く・・・。

用件は・・・なんとなくわかっていた・・・。



いつまでも輸送ヘリの中じゃなんなので、場所をかえましたw
今後の流れは。。。うーんどうしよう。


[No.10606] 2006/03/28(Tue) 00:58:08
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楽しむ人々、 (No.10606への返信 / 22階層) - 漆

東京EDF本部

第113混成部隊の面々はマザーシップ撃墜記念のパーティーに出席していた。
そこには素直の勝利を喜ぶ物も、今は無き大切な人を思って泣いている人も居る。
この部隊は奇跡的にも特に目立った消耗は無い。
ただパーティーを楽しむだけだった。

「そういえば、岸。左腕大丈夫か?」
この部隊でただ一人の重傷(?)者にトールが聞く。
少しアルコールが入っており、顔が緩んでいる
「ン・・・まだ痺れているが、後2・3日中にはこの痺れも無くなるだろ。」
そう言って岸は大ジョッキに入れたビールを飲む。

「リペアスプレーで治したからと言って、あまり無理するな。それから、これだけ料理があるんだ。もっと食えよ。けが人が食わないでどーする。」
トールが自分で持ってきた料理をほおばりながら言う。
確かに、料理をあまり食べていない。
「俺はリペアスプレーで治したんだ。あまり体力は消耗て無い。それから昔から言っているように、俺には米と味噌汁があればいい。」
『純和食・おかずなし。』がいつもの食事らしい。
この男が本当にその食事で生きているかは定かではないが・・・

「ねー。スーちゃん知らない?」
その声は別のテーブルに座っている日向が走った言葉のようだ。
「んー?『スーちゃん』って君とい一緒にいた子?その子だったら分からないけど・・・」
確かに、パーティー会場に特徴的な灰色の髪は見当たらない。
岸とトールからの視界からは。
「探して来ようか?」
「ううん。あの子、人が多いところが苦手だから。多分友達と何処かに出かけていったのかな?」
日向が慌てて席を立とうとする岸を止める。
「それならいいが・・・」
岸は自分の椅子に座り直す。
その顔には心配の色を残して・・・

「まるで、本当の姉妹のようね。」
カレンの声だ。完全に呆れている。
日向は苦笑いを浮かべながら、それに受け答えしていた。



頭が働かない・・・ いつもの事ですが・・・

jagaimoさん、心配していただきありがとうございます・・・
さすがに、妹と5`しか違わないのに恐怖を覚え、少しづつ量と数を増やすつもりです・・・


[No.10607] 2006/03/28(Tue) 03:15:26
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Re: 被害重大(後編) (No.10603への返信 / 21階層) - 不運な会社

レクイエム 北西ブロック 病院AM8:00

「シェラ、シプ。退院して早速だが、俺たちは早速輸送ヘリで日本に行くことになる」
「日本ですか・・」
「なんだシェラ、その不満げな言い方は」
「いやアメリカ言ってカジノでもやろうかと」
「無理だ。アメリカは残っている建物全てをEDF基地にして使ってるからな」
「そんな〜」
「我々の日本での任務は主にテロリスト排除と残った巨大生物の撃破だ」
「了解!」
「それとソフィア。開発局からの贈り物だ」
「なんだろ〜武器かな?」
「開発局は武器しか作らねーよ」
その箱を開けてみると中には「リペアスプレーV5」と書かれたリペアスプレーが入っていた。
「じゃ行くか」
「そうっすね」
こうして無駄に速い輸送ヘリ「バゼラード†」に乗って日本に行った。
「うわ〜」
日本に来て最初に見た物はEDF東京本部で行われているマザー
撃沈を祝ってやっている会だった。
「隊長、寄っていきますか?」
「そうだな。よってこう。俺昨日から何も食ってないし」
「隊長、ちゃんと飯喰ってけよ・・・」
「分かったから早く行こうぜ。一応俺たちも日本マザー撃沈作戦参戦したんんだしよ。沈んだ艦にも俺たちの仲間がいっぱいいたんだ。慰めないとな」
それなのでカインド達は東京パーティーに参加していった。


[No.10608] 2006/03/28(Tue) 06:27:30
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医療テントにて2 (No.10607への返信 / 23階層) - 三枝

輸血パックを持った衛生兵が走り去るのを目で追いながら三枝はため息をついた。
「採血って強要するもんじゃないだろ…普通…」
先ほどの光景を頭に思い浮かべる。

衛生兵の後について行った二人を待っていたのは強制的な献血だった。
血液型は何型ですか、の質問と同時にグサリ。
動かないでくださいね、と言い残して新たなターゲットを探しに行く衛生兵。
担架に両手両足を固定されて動ける人間がいれば会ってみたいものだ。
そして採血が終わるとそのまま放置である、
と言っても、後で解放してくれるとは思うが。

「つーか、取り過ぎだろ。頭がくらくらする」「……」「…?」
少しぼやける視界を動かし、なぜか返事をしない友理の方を見る。
「って、友理さん泣いてるし…」「な、泣いてない!」
大慌てで否定されても目の周りが濡れていては説得力ゼロだ。
拘束されていては涙を拭うこともできない。

「なにも泣かなくても…」「泣いてない!」
「いや、目の周りベタベタだけど…」「泣いてない!」
「インベーダーの攻撃は大丈夫なのに注射で泣くって…」
「泣いてないったら泣いてない!いいかげんにしないと怒るよ!」

普段怒らない人は本格的に怒らせると手がつけられない。
その後、友理をからかい続けた三枝の頭にそんな言葉は浮かんでこなかった。
しかし数分後それを嫌と言うほど思い知らされることになる。

「大丈夫か!?」成瀬は三枝の顔を見た時、驚きの声をあげた。
目の周りは腫れ、腕には引っかき傷、全身の打撲が増え、一言で表せばボコボコだ。
「マザー戦の傷…じゃないよな?いったい何があったんだ?」
「いや…なんでもない…大丈夫だ…」
苦笑しながら返事をする三枝の頬には赤く平手の痕が残っていた。


あとがき
俺だけ時間軸がおかしいですね(笑)
急いで書いたので今回はちょっと手抜き気味です。
まぁ…いつもそんな大した物じゃないのでさほど変わりませんが。

jagaimoさん いえいえ、偉そうだなんて思いません。
お褒めの言葉ありがとうございます。
読みやすいのは文の構成が単純だからでしょう(笑)


[No.10610] 2006/03/28(Tue) 11:27:15
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悲しみにくれる者 (No.10610への返信 / 24階層) - jagaimo

アリアスは野戦病院内で、衛生兵の力仕事を手伝っていた。

周りでは怒鳴り声、唸り声、叫び声、そして泣き崩れる声が入り乱れている。こうして耳だけを傾けていると、今自分が生きている事に疑問を感じてくる。

やはりマザーとの戦いでの代償は決して少なくないようだ。

いくら前向きに生きていこうと決めている自分でも、隊長やムカイさん、アレックス、ルミ、サエを失ってしまったらその悲しみは一生消える事がない、そう思う。

つい考えにふけっていると、後ろから「おい!小僧!」と声がかかってきた。
ただでさえ、動ける人数が少ないテントである。リペアスプレーで回復してあるアリアスは引っ張りだこだった。

「今行きます!」

アリアスは呼びかけてきたおっちゃんに走り寄った。おっちゃんの足元に全身を包帯でグルグル巻きにされた男が横たわっていた。
おそらく巨大生物の酸を浴びてしまったのだろう。アリ型の巨大生物との戦いではこういう怪我が厄介だ。

浴びせかけてくる酸は肌に浴びればヤケドどころではなく、そのまま骨まで身体が溶けていくし、アーマー越しで浴びても重度のヤケドを負うことになる。
裂傷などは止血すれば済むことだが、ヤケドとなれば処置など包帯を巻くだけで、助かるかどうかは本人の体力との勝負となる。

「コイツを運んどいてくれ。ゆっくりな。ヤケド部分には触んなよ」

んなこと言われなくてもわかってらぁ、心の中で文句を呟きながら、アリアスは言われたとおりに男を抱きかかえた。

ううぅ、と男が唸るが、アリアスにはなにもできない。
おおよそ怪我人を寝かせる場所にはそぐわないブルーシートの上に男を慎重に降ろすと、隅にこれでもか、というほど積み上げられた毛布を取って、かけてやった。

「おい!次だよ次!早くこい!」

またもや親父が怒鳴っている。まったく、マザー強襲部隊の生き残りにこんなことやらせるなよ・・・。

実際、そんな悠長なことは言っていられなかった。すぐさまそちらの方向に走ってゆく。

「うあああああ!俺を、俺を帰らせてくれ!うぅ・・・あああ!」

突如、怪我人の寝かせてあるブルーシートの方から常人とは思えない悲鳴が聞こえてきた。

見るとシートのド真ん中で走りまわっている男がいた。おそらく、なにか大きなショックで気がイカレてしまったんだろう。カザミから話は聞いたことはあるが、実物を見るのは初めてだ。
おいおい、誰か抑えろよ。

ぼんやり見ていると・・・あ。目ぇ合っちゃったよ・・・。

何気なく視線を外そうと横を見るが。やべぇ視界の横に走ってくる奴がいる・・・。
もうこうなってしまったら仕方が無かった。あんなやつが普通に話しかけてくるワケがない。

思ったとおり男はアリアスの目の前で急停止する。

「な、なんですか・・・?」

アリアスはどうにか相手を刺激しないように話しかけた。が、アリアスは言ってしまってから後悔した。話す余地などない。その時点で捻りあげれば良かったのだ。どうしてか。男の手が、ホルスターに伸びていた。

「へへへ・・・死ね!」

いきなり!?前フリ、スルーかよっ!と思いながら銃を構える寸前の手に、左手で手刀を打つ。しかし狙いが、外れた。指の付け根を狙ったつもりが、手首のイチバン硬いところに当たってしまった。
これでは銃の落としようがない。

「うおっと!」

前かがみになったアリアスの顔面に銃口が迫る。反射的に射線から首を捻って外れ、その反動を消さずに右手の掌打を顔面に伸ばした。

そのまま小指と薬指と親指で顔を掴み、中指&人差し指での目潰しコンボでフィニッシュ!に持っていこうとした。が、相手の反応が速すぎた。アリアスの掌打は男の頬を掠っただけだった。

支えを失ったアリアスは、男の身体にもたれる。その瞬間、アリアスの意識が一瞬飛んだ。

アリアスの腹に、男の膝蹴りがジャストミートしていた。

「ぐふぅ・・・!」

焦点が狂い、口の中に血の味が広がる。こんのぉやろう!

失神ギリギリで意識を繋ぎとめ、男の足を掴んで思いっきりひっくり返した。
倒れた男の銃を持つ手を、ブーツの踵で踏んで抑える、しかし正確には踏んで、ブチ折った。

―――ゴベキャッ!

「うぎゃあああ!!」

激痛に悲鳴をあげる男に構わず、神速の速さでグロック17Kを引き抜く。そして男の顔に突きつけ・・・

―――バアァァン!

いきなり銃声がした。一瞬、アリアスはなんの音だか分からなかった。視線を手元に向けると、なぜか自分の指がトリガーを引いていた。う、撃っちゃった?!

幸いな事に、放った銃弾は男の顔から5センチほどの地面を削っただけだった。

男の表情が地獄でも見たように凍りついていた。



うわ〜、戦争の辛さを書こうと思ったら別の方向にいっちゃったよw
毎度思うのですが、自分の文はちょい長すぎるような〜〜(@@;)


三枝さん、時間軸がおかしいのはここにもいますよ(笑)
漆さん、頑張ってくださいね^^


[No.10613] 2006/03/28(Tue) 13:19:42
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パーティー (No.10608への返信 / 22階層) - 不運な会社

ガツガツガツガツと効果音が聞こえるぐらいシェラとカインドは食べまくっていた。
「シェラ、こんなうまい料理はほとんど喰えねぇ。今の内にたらふく喰っとけ!」
「了解!」
「そんなこと行ってる暇あったらもっと喰え!シプ達も喰えよ」
「いや、そんなに喰えねぇからな。朝飯食ったし」
「ふぅん。じゃあいっか」
「コソコソ(カインド隊長とシェラよくあんなに食えるな〜)」
「コソコソ(胃袋が鋼鉄で出来てるんだって、絶対。そうじゃなきゃあんなに食えないよ)」

そして10分後・・・
「はぁ〜喰った喰った」
「じゃあ行こうぜ」
「あの、お勘定のほうを・・」
「え?タダじゃないの?何人か払わずに出てるけど?」
「ここに1度でも宿泊されてないとタダじゃないんですよ。じゃあ勘定の方よろしくお願いします」
「えっ、125009円!?」
「えっと国産黒豚のステーキ7枚、トリュフ800グラム、最高級日本酒15本、クリームパフェ30皿
赤飯40人分・・これで全部です」
「隊長、そんなに金もって・・っていねぇーー!」
「だったらあなたが払ってもらうしか・・」
「逆らったら軍法裁判行き、払ったら俺の財布スッカラカン・・なんて悲惨な状況・・」
「私半分出しますよ。200000円持ってますから」
「ありがとうソフィア・・・」

EDF本部前
「シェラ、さっさと逃げるぞ」
「了解!」
しかしカインドの計略は5秒とかからずに失敗に終わった。
「まちやがれ隊長!」
そう言ってシプが撃ったのは電気系統を一時的に遮断するGランチャーだった。
「隊長!電気系統に異常発生!プロペラが発動しません!」
「なに!しょうがない。外に出て逃げるぞ!」

またもや中途半端に終わり。


[No.10615] 2006/03/28(Tue) 14:52:09
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(No.10613への返信 / 25階層) - ヘリ兵士

(酒はやらないつもりだったんだがな……)
ヘリはそういいながらカクテルをもう一杯飲んだ
今夜だけ、そうさ、失った部下の分まで戦うんだ、今夜だけ景気づけに飲むとしよう
ふと見ると、影が一人、暗い表情で飯を食らっていた
しばらく共に戦ってわかったが、普段は明るいが、影は暗くなる時は本当に暗くなる性格の男なのだ
そして今の影は真っ暗である
周囲の人間は陰気な影をなるべく見ないようにして行き来している

「おい影」
「……なんでしょう?」
話しかけると、影は小声で答えた
「泣いてもスガワは帰ってこない、伍長の言うとおり、ここは暗くならねえほおがいいんだよ」
そう言って影に酒を渡す
「わかってますよ、でも、どうしても引っかかるんですよ」
酒を受け取らずに、ヘリに返す
「仲間の死なんて、慣れているはずだったんです、でも、ここに来てスガワさんやサハラさん、フェンナや副隊長と一緒にいたら、誰も死なないって本気で思ってしまった事があって……」
「だが、スガワは死んだ……他の3人も生きてる可能性は少ない」
そう言いながら酒を飲むヘリ
「なんにせよお前は立ち直らなきゃならねえんだ、だから…」
「隊長!!」
突然虎太郎がヘリの元に駆けてきた
「おう、どうした」
「サハラさんが生還していました!!山口基地に今いるそうです」
ヘリの頬を一筋の涙がこぼれた


[No.10618] 2006/03/28(Tue) 17:01:03
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キミ、犯罪者? (No.10618への返信 / 26階層) - jagaimo

「おう!お疲れ、犯罪者さんっ♪」

第3小会議室からでてきたアリアスに、ルミは軽快に声をかけた。

アリアスは今、野戦病院での事件で懲罰委員会にかけられたところだった。

アリアスが男の手を踏み折ったところまでは良かった。しかし、その後に迂闊にも発砲してしまったのだ。それがアダとなって過剰防衛だという声があがり、みごとにアリアスは委員会で裁判にかけられた。
別に目の前に頭の固そうな裁判長が座って「静粛に」などと言うような大掛かりな裁判ではなかったが、結果は無実。

心身が極限状態だったの、発砲は威嚇のために行なっただの、アリアスには良く分からない言葉が飛び交っているのを黙ってみていたら勝手に終わった。

アリアスは渋い顔でルミを見返す。

「お前なぁ・・・。すこしは心配しろよ!」

「え?ああ、別にいいじゃん。心配されたいの?」
ルミは相変わらずの調子で揚げ足を取ってくる。別にされたいとはいっていない。

「もういい・・・。サルには相手しない」

「あら、どこいくの?会場はこっちだよ」

むむむ、方向を間違えるとは・・・俺としたことが、このサルめ、などとアリアスはムカツキながら引き返す。

「まったく・・・で?会場でなにやってんだ?」眉の間にシワを寄せながら、しつこく隣を歩くルミに問いかけた。

「飲んで食べるパーティー」

こいつは飲むのと食うのしか脳がないのかっ!さらに眉間のシワを深くしているとルミがアリアスの胸を叩いてきた。

「ボタン。そんな格好してると入れてくれないよ」

アリアスはボタンを第2まで開けていて、さらに腕まくりをしていた。夏だというのに会議室には空調がなかったのだ。

「ああ・・・。っていうかなんでお前一人で行かなかったんだ?」

「ん・・・?ふふふ、や〜〜ねぇ、それは可愛いアリアス君を待ってたんじゃない。もう♪」

100パーセント嘘だな。今この瞬間にインベーダーが白旗あげてきても、そんなこと起きない。

アリアスたちは廊下の角を曲がり、なんだか暇そうな男が傍らに立っているドアを開けた。



ああ、適当な文になってしまったw


[No.10623] 2006/03/28(Tue) 19:18:21
fw1.tcn-catv.ne.jp
穏やかな世界へ (No.10623への返信 / 27階層) - ケタ

東京EDF本部


勝利の宴の熱はいまだ冷めず、大ホールは実に賑やかだ。
伊地山を除き、みな大分腹が膨れてきたのか、
今は料理よりも談笑や、踊りを踊ったりして楽しんでいる隊員が増えてきた。

そんな賑やかな光景を背に・・・ケタとローズはベランダへと移動していた。

「・・スケジュールが込んでてな。お前と直接話すのは今くらいしか
なさそうだったんだ」
ローズがそう呟き、ケタの方を顔を向ける。
「・・(・ω・)」
ローズは深紅のドレスに身を包んでいるとはいえ、凛とした気品を感じる。
月明かりに浮かぶローズの美しさはまるで一種の芸術のようである。

ローズの視線が真っ直ぐケタの目を捉える。
わずかに気圧されたケタが目をそらしかけたが・・ケタもローズの目を見つめた。

「敵前逃亡、命令違反・・・お前を軍法会議にかけることになりそうだ」
ローズがケタの目をみつめながら口を開いた。
どうやら・・覚悟していた事が現実になったらしい。
自由な行動を許されていた隊員、部隊もいたが、ケタにその許可はでていなかった。

ローズは軽くため息をつきながら続ける・・・。
「元帥として伝える。ケタ、お前には隊員を辞めてもらう」
「・・・(−ω−;)」
その言葉がケタの胸に突き刺さった。
覚悟はしていたが、やはりショックではある。
「わかりました・・(・ω・)」
ケタはそれだけ言い、クルリと大ホールの方へ歩き出した。


・・・・


「・・・((;゚∀゚))」


ローズがケタの背中にしっかりと抱きついていた・・・。

「・・・・(;=ω=)」
突然のことにケタは硬直し、声も出せない。
「お前は、私のしなければならない事をしてくれた・・・全てを失う覚悟をしてまで」
「・・・(;・ω・)」
ローズは知っていたのだ。
なぜケタが命令違反をしなければならなかったのか。

「シーリウに続き、その妹まで死なせてしまっていたら・・・私は・・」
そこまで言うとローズはケタから離れ、再び背を向け、
「お前は救い主だな。違う形で・・出会いたかった」
苦笑しながらそう呟いた。

「・・・ローズ元帥(・△・)」
ケタはそれ以上言葉が出てこなかった。

しばらくしてローズが再び振り向き、ケタの目を見つめた。
先程の[元帥]の眼とは違い、穏やかな優しい眼だ。
「そもそもお前は優しすぎる、戦闘に向いてない。
穏やかな世界でちゃんと幸せになれ」

「・・・・了解しました(・▽・)」
ケタは小さいが、ハッキリとそう答えた。


この数日後ケタはEDF隊を去る。
平和になった世界へと向かい新たな生活をはじめるために・・・。

訪れた平和な世界・・・。
だがそれはケタの・・いや、全人類の思い違いであったことを、
まだ誰も知らなかった。





さてと、とりあえずケタはEDF隊を去ります。
ムカデ戦に間に合うかはまだ考えてませんw
シリアや御剣とかは参戦できますが。


[No.10629] 2006/03/29(Wed) 01:19:07
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終わりのスタートライン (No.10629への返信 / 28階層) - jagaimo

カザミはパーティー会場で憂鬱にカクテルを飲んでいた。

そこまで酒は強くないので、少しづつ、ちびちび飲んでいる。
ぽけーっと無関心にダンスを踊っている人々を見つめるカザミの目に、黒い影が映った。

「ん、ムカイか」
黒い影―――なぜか真っ黒なスーツに身を包んだ親友、ムカイは相変わらず目を細めてカザミを見下ろしていた。

右手のグラスに仕立ての良いスーツが良く似合っている。目つきが悪いから一歩間違えると殺し屋に見えるけど。

「何をやっている」

ムカイが問いかけてきた。
別に「なんでぐいっと飲まないんだよ」などと聞いているワケではない。なぜ部下たちと飲まないのか、と聞いているのだ。

「いや、な。思い出すんだよな。色々」

カザミはふっ、と笑うとグラスを置いた。

2年前の終戦、マザーを撃墜したときもこのようなパーティーがあった。しかし、カザミは仲間の死で悲しみに落ち、パーティーには出席しなかった。

十数人いた仲間とその部隊の隊長はジェノサイドキャノンの業火に一瞬にして蒸発し、何も言わずにカザミの前から消えていった。

その時カザミはムカイと共に隊長に指示された狙撃作戦を行なっていた。
カザミは仲間たちの背中を守るように言われ、ムカイはマザーの中心部を狙っていた。

そしてその瞬間、カザミの目はスコープ越しに仲間の姿を映し出し、地獄の業火に戦友たちが散ってゆく光景を、はっきりと捉えてしまった。

「ちょっと隊長!アリアスったらコーラと間違えてカクテル飲んじゃったんですよ!」

ぎゃはぎゃはと笑いながらルミがカザミを呼んだ。
まったく、いつでもどこでもうるさいやつだ。

「あ?未成年の飲酒は犯罪だぞ?」

カザミはすぐに暗い顔に笑みを張り付かせると、立ち上がって部下のもとへ歩みよろうとした。が

「これで終わると思うか?」

唐突にムカイがカザミの背中に語りかけた。いつもとは違う、重みのある声で。

その言葉は深くカザミの心に刺さった。終わらないかもしれない。今度こそ自分は死ぬかもしれない。そう心の片隅で思っていた。

「・・・終わらないのなら」

カザミは振り返ってムカイの目をじっと見つめる。

「こっちで終わらせるだけだ・・・」

「・・・・・・」

カザミとムカイは互いの目を見つめあった後、何も言わずに反対の方向へ歩いていった。



ああ、どうしよう(@@;)
ムカデ戦に参加するぐらいの勢いになっている。参加させてもらおうかなぁ・・・w

それとも色々災難ふっかかけてみようかな。ヒヒッ

あ、ちなみにコレ。投稿した後、一回編集しましたw


[No.10633] 2006/03/29(Wed) 12:49:25
fw1.tcn-catv.ne.jp
出撃 (No.10629への返信 / 28階層) - ヘリ兵士

「どうします隊長、サハラさんを迎えにいきますか?」
虎太郎の問いに、ヘリは首を振った
「…いや、行ったて直るのが早くなるわけじゃない」
そう言いながらヘリはあさっての方向を見ながら敬礼した
虎太郎が振り向くとそこには制服姿のトム参謀が立っていた
虎太郎、影も敬礼する
「何をしている?」
トムはそれだけ言った
「すぐ!出撃します、申し訳ございませんでした!!」
「バカモノ!最前線部隊である第51遊撃隊がこんなところで油を売っているとは何事だ!長野に巨大生物が出現した!現在陸上自衛隊が出動して交戦している!直ちに出動しろ!!」
実は相手はたいした事ない、自衛隊が大勝できる程度のあいてなのだが、あえてトムはその事は言わなかった
「了解!」
突然の事に周囲は騒然としている
「……っと言いたいところだが」
突然トムは黙った
「今晩くらいは見逃してやろう、……お前らは良くやってくれた」
そう言ってトムはその場を去ろうとした
彼なりのヘリへのねぎらいだったのだろう
……しかし、今回は相手が悪かった

「影、虎太郎、出撃用意、あ、伍長!」
肩を落としてベランダから出てきたケタを見つけたヘリはさっきまでの暗さどこへやら猛々しい声で声をかけた
ケタはヘリの態度に一瞬仰天したが、すぐに嬉しそうな表情へ変わる
(立ち直ったな)
「どうした?」
「長野に敵巨大生物が出現したそうです、現在自衛隊が出現しましたが苦戦」
トムの頬を一筋の汗が流れた
「我々に出動要請が来たのですが敵戦力が多大なため今の遊撃隊では対処できるかどうかわかりません」
虎太郎が頭を抱えた
「助勢願いたいのですが」
「あのー、隊ty」
「わかった!」
「へ!」
ぎょっとなる虎太郎
「スガワ君の弔い合戦といこうじゃないか、ヘリ君」
ケタは満面の笑みでそう答えた
ヘリは勢いを取り戻すためにこの戦いに望むんだ
だから万に一つの負ける可能性を消すために自分に協力を依頼したんだな
そう感じ取ったケタは迷わず自分も行くと言った
「はい!」
(もう好きにしてくれ…)
トムはため息をつくと人ごみの中に消えた
ベランダの方からローズがあきれた様子で見ている
波岡はため息をつくと、ヘリに声をかけた
「格納庫にドリルランチャーがある」
「は!了解しました!!」
虎太郎もやけくそになって勢いがついてきた





ケタが去るのは数日後とあるのでこの展開もありだと思いこんな展開になりました
できれば続きお願いします


[No.10634] 2006/03/29(Wed) 12:55:05
i219-165-182-201.s02.a015.ap.plala.or.jp
Re: 終わりのスタートライン (No.10633への返信 / 29階層) - jagaimo

アリアスとアレックスは『ルミちゃんの勝手に秘密研究ラボ』からでてきたところだった。

二人はいきなりサエ&ルミに強制連行され、意味の分からない説教されたあげく、ルミから無理矢理使え、と武器が渡された。

アリアスにはAS−22の改造品、アレックスにはAS−22RRの改造品が渡され、「次の出撃で使ってなかったら特製サンダースナイパーで丸焦げよ」などと脅された。

なんとも短く感じられた一日だ、と思いながら、二人は自室に帰ろうとした。その時

「ちょっといいか?」

そう言ってカザミに首を掴まれ、またもや2人は連行された。


   ――第54士官執務室――

「ああ、やっと来てくれたか」

2人が連行された場所は、カザミの直属の上官。
つまりいくつも存在する混成小隊を一手に取り仕切っていたお偉いさん――たしか瀬戸口中佐とかいったな――の部屋だった。

悪趣味にも緑色のハニワが机に飾られている。微妙にサボ○ンダーに似ているな、とアリアスは関心してしまった。

部屋にはすでに第17混成小隊の面々が揃っていて、最後に来たのがアリアスとアレックスだった。

「ん〜なんだ。長々話してても退屈するんだろう。短く話そう」

おう、このジジイ良く分かってんじゃん、などとアリアスは上官に対する敬意もへったくれもない事を思いながら、背筋を伸ばして話を聞いた。

「君たちの部隊名が変わった」


・・・・・・・・・・・・はぁ?


まったくもって意味の分からないことを言われ、アリアスは思わず口に出すところだった。

「君たちの部隊は混成小隊だろう。戦争が終わってからではアレなんだかの、今日から正式に登録された。
部隊名は・・・なんだったかの?長森」

長森、と呼ばれた色白の男秘書官は、自分の鞄を探ると一枚の書類を机に置いた。


   ――部隊転属書類――

≪第17混成小隊は7月14日現在よりEDF第5歩兵旅団所属、第276独立歩兵小隊へと部隊改名、および転属を命じる。≫


「了解しました。では」
カザミは机のうえの書類を取り、そそくさと部屋から出ようとした。ぶっちゃけた話、カザミも早く帰りたいのだ。

「おお、まだ終わっとらんぞ」

ドアを開けようとしたカザミを瀬戸口が呼び止めた。ろくなことはないだろう。適当に流そう。そう思いながら振り返った。

しかし、次の言葉は、誰もが予想しなかった言葉だった。



災難ふっかけ準備OKですw d( ̄ー ̄) ヒヒッ


[No.10644] 2006/03/29(Wed) 20:31:19
fw1.tcn-catv.ne.jp
「大地の主」 (No.10633への返信 / 29階層) - syo

メイデン隊の救出も無事終わり、ハシ、ハヤ、レイナの3人は基地へと帰還しようとしていた。
「はー、やっとこさ終わったな。」
「確かに。長い戦争だったモンだ。」
「そーねー。本当、面倒くさい戦争だったわね。」
3人が話し合っていると、突然ハシが呟いた。
「地面が揺れてるような気がする・・・」
「俺は何も感じないがな。」
「私も。勘違いじゃない?」
「そうか・・・(おかしい、勘違いにしちゃ揺れがでかかった。しかもまだ揺れてる。まさか・・)・・・・・!!!!!」
「何かが接近してる!走れ!」
「「へ?」」
二人が反応した瞬間、3人のすぐ後ろで、アスファルトが砕ける音がした。
そして、地面から巨大な「何か」が姿を現した。
「何か」は、不気味な声を発しながら動いている。そして、突然「何か」の背中が光りだした。
「伏せろ!」
ハヤが言い終わった直後、蟻が攻撃する量とは比べ物にならないほどの量の酸がハヤたちのすぐ横を掠めて行った。酸は瞬く間に瓦礫を溶解させ、アスファルトを焦がした。
「ドラゴン・・・センチピード・・・・・・!!」
ハヤが呟いた。
「クソッ、吹っ飛ばしてやる!」
ハシがガバナーを構えた。
「駄目だ!ショットガンや爆発物は敵を分離させてしまう!使うな!」
「でも、それならどうやって戦うのよ!」レイナが怒鳴る。
「基地へ行け!この事を報告して、装備を整えて来るんだ!その間は俺に任せろ!」
「何でお前一人残るんだよ!」
「今、奴を分離させずに攻撃できるのは俺のライサンダーだけだ!ガバナーもサンダースナイパーも敵を分離させてしまう!囲まれるぞ!」
「・・・行きましょ、ハシ!彼なら大丈夫!」
「・・・・死ぬなよ!」
「パーティで焼肉食うまでは死んでも死に切れねえんだよ!」
「おう!んじゃよろしく頼む!」
そう言うと、ハシとレイナはヘリに乗り込み、基地へと飛んでいった。
「さあ、はじめようか!ムカデさんよ!」
そう言うと、ハヤはライサンダーを握り締め、走っていった。



ムカデ出しちゃいました。
とりあえずこのことはハシとレイナが報告するので続きよろしくお願いします。


[No.10645] 2006/03/29(Wed) 21:18:33
72.35.205.61.west.flets.alpha-net.ne.jp
最後の出撃 (No.10645への返信 / 30階層) - ケタ

東京EDF本部


マザーUFOを撃墜したとはいえ、エイリアンの脅威が完全になくなったわけではない。
日本各地にはまだ多くの巨大生物が存在しているのだ。
前大戦ではこの残存するエイリアンの処理があまく、地底で繁殖させてしまった。
これらを全て殲滅するまでEDF隊員の戦いは終わらないのである。

そう、EDF隊員の戦いは・・・。

ケタはヘリの肩に手をおいたまま、ベランダの方を振り返った。
ローズは呆れつつも、ケタに軽く手を振った。
口頭でクビは宣言されたが、書類での正式な除隊処分はくだされていない。
つまり、ケタが出撃する分に関しては現段階では問題はないのだ。

これが、俺の最後の出撃・・・
そう思うとなんとなく感慨深くなってしまう。

ふとシリア達が眼にはいった。
伊地山が馬鹿騒ぎしているせいか、こちらの騒ぎには気付いていない。
ケタは・・・しばらく迷ったが、何も言わずに大ホールを後にした。




あとはお任せします〜。
それほど大きな戦闘じゃなさそうなので、
もうそのままケタがEDF隊去るところまで進めてください〜。


[No.10646] 2006/03/29(Wed) 21:56:46
softbank220060180225.bbtec.net
それぞれの追悼 (No.10644への返信 / 30階層) - 三枝

パーティのために飾り付けられた基地の大ホール。
大勢の人が勝利を祝い、ホール内は賑やかな雰囲気に満ちている。
それとは対照的に共同墓地には静けさが漂っている。

墓石の前で成瀬は自問自答を繰り返していた。
(私は…償うことができたのだろうか…)
否定の意味を込めて、静かに首を振る。
(いや…そもそも許してもらおうというのが間違いか…)

「あー!ナルさんこんな所にいたよ!」
墓地全体に響くほどの大声でいきなり呼びかけられる。
声の主を見ると友理が手を振っていた。
出て行く女性と入れ替わりに墓地に入って来る。後には三枝も続いていた。
「探したよーどこにもいないんだもん」「基地ってのはなんでこう広いんだ…」

額の汗をぬぐう二人の姿に成瀬は疑問を持った。
「…なんだその格好は?」
パーティーに参加する者が服装を正すのは義務である。
しかし、二人の服装は正装とはかけ離れてる。
誰の基準からしても普段着にエプロンを正装とは呼ばないだろう。

「パーティには楽しむ人と準備する人の二種類がいるんだよ」
肩をすくめる三枝の横で友理が手を合わせた。
「お願い!皿洗い手伝って」


一応この話は2〜3話分続きがあるのですが…
なんか最後の方はまた俺だけ時間軸がずれそうな予感…


[No.10647] 2006/03/29(Wed) 22:02:22
i58-89-121-210.s02.a021.ap.plala.or.jp
受けてみなさい、怒りの鉄槌! (No.10647への返信 / 31階層) - jagaimo

「君たちには単独潜入作戦を行なってもらうんじゃ」

唐突にそういわれ、カザミが反対したのは無理もなかった。

「まってください!まだ彼らはマザーとの戦いでの疲れが取れていません!
だいたいなんでそんな任務が上から降りてくるんですか!」

カザミは頭に浮かぶ言葉を一気に言った。なぜ終戦3日目のこの日にそんな任務を行なわなければいけないのか。なぜ自分たちの隊なのか。

できるなら、このままずっと部下たちに暇を与えていたかった。カザミは若い彼らを殺させたくはない。
いや、本当のところ、自分はもう仲間を失う悲しみを受けたくはないのだ。もし、彼らの一人でもいなくなってしまったら、おそらくカザミは悲しみを受けとめることはできず、カザミの心は砕け散るだろう。

「しかしな・・・。絶対なのだ。それに・・・」

瀬戸口は、机に乗り出しているカザミの耳元でささやいた。

「・・・昇進の可能性もあるぞ」

その言葉に、カザミの頭の中のなにかが、ぶちっと音を出して切れた。

コイツ・・・!

「このジジィ!」
「隊長!」

思わず振り上げた手を、ギリギリのところでアリアスとムカイが引き止めた。2回の大戦を戦い抜いたカザミが本気でブン殴れば、老いぼれジジイの頭蓋骨なんぞ容易く粉砕できるだろう。

今のパンチがあたっていれば、良くて再起不能、悪くて血まみれの人形と化していた。

カザミは正気を取り戻すと、再び瀬戸口を見た。

ふん、ひっくり返ってやがる。ざまぁみろ、死に損ない。

椅子からズリ落ちて腰でも痛めたのか「ううう・・・起こしてくれぇ」などと呻いている老人を無視して、カザミはドアに振り返った。

「ああ、少尉。もう一つ書類があります。・・・この件は黙っておきますので、
作戦については明日の夕方7時までにお考えください」

さっきの長森とかいう秘書官が、カザミに書類を差し出しながら話した。
こいつ、自分の上官が目の前で殴られそうになっても平然としている。・・・大物だな。

カザミは先ほど渡された転属書類を丸めて瀬戸口に投げつけると、悠々と鼻歌を歌いながら部屋を後にした。



ということで潜入作戦に行かせてもらいますw

ていうか題名長いッ


[No.10648] 2006/03/29(Wed) 22:11:12
fw1.tcn-catv.ne.jp
呼び出し (No.10496への返信 / 1階層) - あろんα

マザーシップ撃墜後の掃討戦、要するに後片付けを終えたカツとウスイは意気揚々とパーティーに参加した。
マザーシップを撃墜した喜び、生き残った戦友に会えた喜び、戦争が終わった事の喜び、その他様々な喜びに浮かれて思う存分楽しんだ。
だが今二人のいる場所から聞こえるパーティーの騒ぎは非常に小さく聞こえた。
そしてその小さな音さえもウスイの鼾によってほぼかき消されていた。

カツはいつ途切れてもおかしくないというか途切れないのが不思議なぐらい弱々しい意識をなんとか保ちながら、ぼんやりと前を見ていた。

だが、特に何も考えてはいなかった。何も考えられなかったというのが正しいのだろうか。
座り込んで壁によりかかりながら船を漕ぎ続けていた。実際は起きているのだが。
ちょっとした拍子に体のバランスが崩れ、カツはそのまま床に倒れこんだ。
わずかな痛みに目を細めると、ゆっくりと眠り込んでしまった。

ラボではクラが設計図とにらめっこしていた。
戦争が終わったにも関わらず研究をするあたり、クラのミリタリー狂っぷりがよく現れている。
だが今設計図とにらみ合っているのは、クラが自分からやっているのではなく頼まれた仕事をしているだけだ。
以前から要望の多かった「AS-99Dの改良」。それがクラの頼まれ事だ。
「混戦状態では効率が悪い」ということなのだが、その原因は大体わかっている。「弾数の少なさ」だ。
これでもできる限りのことはしたつもりではあるが、やはり10発というのは少すぎる。
マガジンの容量を増やせば重くなって使いづらいしその上見た目も悪い。
かといってAS-22RRの様に弾頭を小さくすれば威力が落ちるし・・・
じゃあこうすればいいのか?でもそうするとこれがこうなるなぁ。こうならないようにするにはこれを付けてここをこうして、ああ、そしたらこれが駄目になる。じゃあこれにすれば大丈夫か?駄目だ、入らない。ああよくわかンネエ。ドウスレバイインダヨ、コノサイスナイパーライフルニシテミルカ?ソモソモアイツラナニモワカッテネエンダヨ。ドウニデモナッチマエ、ウフフフフフ・・・

「うぉっ」
だいぶ錯乱し掛けたところで我に返った。
「危なかった・・・。危うく発狂するとこだった・・・ふぅ」
ため息をついて水を飲んだ。少し休もう、つかれた・・・
ソファーに座って体を捻ると、背中からボキボキと音がした。
「改良しろだなんて簡単に言うけど結構面倒なんだよ。一度味わわせてやりてえよ、この苦労を」
そんなことをぶつぶついいながらもう一度上体を捻った。
「ぐあっ」
今度は一回ボキッとなっただけだった、だけではなく地味な痛みを伴った。
クラは舌打ちをして作業を再開した。

「すいません、起きてください」
何度目かのその声に、カツは眠い目をこすりながら起き上がった。
「失礼しました。何か用事でも?」
「はい。隊長がお呼びです」
生きてたのか・・・。なぜか驚いてしまった
「わかりました。こいつも一緒ですか?」
カツは未だ爆睡中のウスイを指差した。
「はい。部隊全員集合ということになってます」
「わかりました」
それだけ伝えてその隊員は部屋を後にした。
なんか俺悪いことしたかなぁ。でも全員だから違うか。なんかあったのか?もしかしてもう解散とか?
そんなことを考えながらゆっくりと立ち上がり、ウスイを蹴り起こした。



なにが書きたいのかよくわからない

ずいぶん久しぶりになります。皆さんがまだ覚えて下さっている事を切に願います。
マザーも落ちたんで自分もまた書き込もうかなとおもいまして。
これからもよろしくお願いします。
前回の書き込みからつながりがないのは勘弁してください。思い浮かびませんでした。
あと相変わらず下手なのも勘弁してください。精進します。

AS-99Dの改良は単に自分の希望です。気に入ってるんだけど使いづらい・・・
あと上体を捻ったらボキボキ音がするのは自分の体質(?)です。


[No.10651] 2006/03/30(Thu) 01:04:49
3dd52131.catv296.ne.jp
弔い合戦 (No.10648への返信 / 32階層) - ヘリ兵士

長野山中陸上自衛隊対インベーダー部隊拠点

簡易しきテントと簡易テーブルでできた前線基地に、数名の自衛官、そして第51遊撃隊とケタ伍長が並んでいる
「こちらが歩兵5小隊(15人)に対して市街に逃げ込んだ敵の数は35、全て黒蟻です、半分掃討戦の様な物ですのでわざわざマザーを撃墜して消耗しているEDFの皆様がいらっしゃらなくても我々だけで対処できる相手でしたが……」
「いえ、どんな戦いも油断は禁物です!インベーダーの事だ、何かあくどい考えがあるかも知れない」
「可能性はありますね、なお避難のほうですが、既に終了しています」
自衛官はヘリの言葉に素直に耳を傾けた
どうやらどこぞの幕僚長とは大きく違う実戦での叩き上げらしい
「ヘリ、考えすぎっすよ」
「む、伊地山隊員の言いたい事もわかる、だが、こう言うのは事前の作戦が……ってえ!」

パーティー会場
「なんか静になったわね」
シリアは急に静になった大ホールでポツリとつぶやいた
しかし誰も伊地山がいなくなった事に気づいてはいない

「伊地山!お前ついてきてたのか!」
ケタを始めとしたEDFの一同が驚く
「え?ケタが輸送ヘリに乗った時に後部座席に座ってたっすよ」
「気づかんかった……俺はてっきり虎太郎隊員かと……」
「え?聞いてないんすか?俺虎太郎隊員に頼まれて代わりできたんすよ」
「え!じゃあ虎太郎は……」
「なんでも報告したい事があるとかで」
「……じゃあ仕方ないな」

虎太郎は直立不動の姿勢でデスクに座った波岡の前に立っている
                    ・・
「では、彼らの行動を報告したまえ、虎太郎中尉」
「は、山口支部で行われた大規模戦闘に置いて福沢上等兵以下第51遊撃隊面々は勇敢に戦い……」

「んじゃ伊地山が虎太郎隊員の代わりって事か?」
ケタが伊地山の方を向いて言う
「そっす、バリバリ戦うっすよ、ところでヘリ、物は相談っすけど」
「?」
「ドリルランチャーを撃たせてくれっす!!」
ケタと顔を見合すヘリ
ケタは目で撃たしてやってくれといっている
ヘリは苦笑すると
「はずすなよ!」
とだけ言った



伊地山を勝手に連れてきてすいません
伊地山隊員のドリルランチャーを撃たせたくてこんな展開になりました
伊地山(本人)さん気にさわったらすいません


[No.10652] 2006/03/30(Thu) 01:32:40
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ムカデ狩り (No.10615への返信 / 23階層) - 不運な会社

レクイエム北部 宿舎
「前原指令官、至急通信センターに来てくれ」
「りょ〜かーい」
「?前原、何か感じが変わったような??」
「いや〜さっきまで大石指令官と一緒に飲んでたんでまだ抜けてないんですよ、たぶん」
「まぁいいか。冷たい水入りの樽用意するから早く来い」

レクイエム中心部 通信センター
「今回の作戦は地上部隊として戦ってもらう。配属は第63海兵隊で隊長の地位になるな。早速だが日本本土で早くも巨大生物が現れた。敵は主にアリとかだがムカデもいるらしい。まだ巣穴破壊作戦も終わっていないからそれ終わるまで帰らせんぞ。ついでに言うと何隻か沈んだから新しい戦艦も作られることになった。んで本題だがあり駆除とムカデ駆除どっちがいい?」
「ムカデで」
「・・お前なんで一番人が嫌がりそうなの選ぶんだ?」
「俺足が多い虫が好きなんです」
「いや、好きとかそんな問題じゃなくて、本当に倒せるのか?」
「当然。一応艦の外で敵を狙撃したりしたし、経験はバトルシュミレーターで経験済み。何か問題でもありますか?」
「よし、じゃあ早速日本に向かってくれ」

日本海上空
「おい、カインド、シェラ聞こえるか?」
「反応しないな。シプ、聞こえるか?」
「何ですか、前原さん」
「カインドとシェラとソフィアはどこにいる?」
「全員いますけど、カインド隊長とシェラはヘルメット壊れてます」
「今からそちらに向かう。俺が1時期隊長になるらしい」
「了解。今東京本部前にいます」
「分かった。2分ぐらい待ってろ」


東京本部前

「今から俺たちはムカデ退治に行く。詳しい場所は報告されないと分からないから先に準備だけしといてくれ。ムカデは爆発物を使うと分裂する。分裂させ被害を増やさないためにも爆発物の使用は厳禁だ。それを考慮しておいてくれ。それじゃ解散!」


syoさん。リンクさして下さい


[No.10654] 2006/03/30(Thu) 12:50:59
softbank220000060064.bbtec.net
新参者 (No.10652への返信 / 33階層) - jagaimo

「・・・どうするつもりだ」

穴だらけのソファーにふんぞり返っているムカイが、こちらも見ずに声をかけてきた。
どうする、とは単独潜入作戦のことである。

「・・・受ける」
「何?」

カザミの言葉にムカイが目を細めた。
「どうやって守る」
「死んでも・・・・・・守る」

カザミは自分が盾になっても、部下たちを守るつもりだ。死なせたくはない。部下が一人死ねば、自分の心のなかも死んでゆく。そう思っている。

「そうか」ムカイは短く言ってから、ソファーから立ち上がった。

実に短い言葉だが、ムカイとは長い付き合いだ、俺もついていく、そういっているのがわかる。

「あ、そうだ」

カザミは先程の口調とは打って変わって、どこか軽いイメージを受ける口調でムカイを呼び止めた。

「なんだ」

「一人だけな。うちの隊に転属してくるヤツがいる」

不幸にもうちの隊に転属なんてな、と笑いながらカザミは、右手にもった紙飛行機を投げてきた。それをムカイは指先でちょん、と摘み、おもちゃと化した書類を広げる。

「・・・・・・名前がないな」

ムカイはそれだけ言うと、紙をソファーの上に放り投げて部屋から出ていった。

「・・・ま、来るのは一週間後か。任務が終わってからだな」

書類には転属してくる隊員の名前が記されていなかった。まさか上層部がそんなサプライズを仕掛けてくるとは思えないが、カザミの脳裏に引っかかるものがあった。


[No.10656] 2006/03/30(Thu) 13:19:30
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それぞれの追悼2 (No.10656への返信 / 34階層) - 三枝

「マザーは撃墜されたわよ」
岸野は墓石の前にそっと花束を置いた。
手を合わせ、今は亡き部下達に思いをはせる。
(巧智君…上田君…熊切さん…)

彼らは己の限界まで戦い続けた。
そしてインベーダーの攻撃に倒れていった。
人類の勝利を聞けばきっと喜んでくれるだろう。
目じりの涙をぬぐいながら岸野は出口に向かって歩き始めた。

「あー!ナルさんこんな所にいたよ!」
突然の大声に驚いて顔を上げる。
視界の隅を一組の男女が通りすぎて行った。
(ナルさんって…成瀬君…?)

二年前、共に戦った上官の事が思い出される。
彼は冷静な判断で多くの作戦を成功させてきた。
死者を一人でも減らそうとするその姿勢に岸野は好感を持っていた。
しかし、彼はEDFを去って行った。
(まさか…ね)
岸野は後ろを振り返らずそのまま共同墓地を後にした。



岸野を覚えている人はどのくらいいるでしょうか…
まぁ、覚えてなくても全然問題ないです(笑)


[No.10663] 2006/03/30(Thu) 23:08:00
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君は、寂しいのか? (No.10663への返信 / 35階層) - jagaimo

サエはヘリの中から廃墟となった市街地を見下ろしていた。

ここは二ヶ月前は確かに人が絶え間なく横行する商店街だった場所だ。たしかアリアスと団子屋にいったような・・・。

「サエ。サエ?サエさん〜?」

つい考えにふけっていると、サエの目の前に銀紙の袋が出てきた。ぎょっとして振り返ると、アリアスが手を伸ばして袋を差し出していた。

「あ、ごめん。・・・でなに?」呆けた顔で聞き返してくるサエに、アリアスはため息をついた。

「高カロリーレーション。食っとかないと持たないって」

サエは指しだされている袋を見る。

≪総カロリー約500kcal クッキー≫

「ご、500・・・太るよ・・・」

500カロリーといったらラーメン1杯分と同じくらいかそれ以上である。
そんなカロリーがなぜこんな小さなクッキーに入るのか、サエには不思議でならない。絶大な量の甘味料を凝縮したのかな・・・。

「それ以上の運動すれば嫌でも太らないよ!」

後部座席に座っているルミが顔をだしてきた。
ムシャムシャとクッキーを頬張っていて、種を頬に溜め込んでいるハムスターみたいになっている。口の周りにクッキーのカスがついていて、ミットモナイ。

「そ、そうだね・・・。ルミ、口。あとシートベルト」

ルミは「あ、そうだった」と呟いたあと、なぜかアレックスのヘルメットをぽん、と叩いて後部座席に戻っていった。
こんなときにでもちょっかい出すルミってすごいわね、などと思いながらクッキーに噛み付く。・・・あ、なんか新しい味がする。

サエたちの今回の作戦は5個で小隊行なわれる潜入作戦だ。

各隊は指定の洞窟から巨大生物の巣へと潜入し、情報収集、可能ならば殲滅する。隊員の一人が高性能GPSと長距離有線発信機を装備し、必要な場合は小隊間の合流もありうるらしい。

「到着まで後10分程度」

本部から来た輸送ヘリの操縦士が報告するのを聞いて、サエは気を取り直した。



この潜入作戦、巨大生物関係でなにかに繋げられないかなぁ・・・?


[No.10665] 2006/03/30(Thu) 23:29:53
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記憶を辿り・・・ (No.10665への返信 / 36階層) - 虎太郎

「ん・・・」
目を開けると、そこは医務室。
ただし、くらーいくらーい医務室。さすがにちょっとコワイ。
一度目を覚ましたらあんまり眠くなくなるのが自分の体質だ。暇になるだろうと思い、とりあえず体を起こす。
起こそうと思い、違和感があることに気づく。
頭にホータイ、脚に傷バン、左腕には三角巾。ちなみに右腕は点滴されている。
『どうなってたっけ。』
バルは頭の中から記憶を引っ張り出す。

発生装置のスイッチを切ってから、敵の増援はなくなっていた。
おかげで周りに敵はいない。ただ1つを除いては。
「もう!しつこい!」
底なしの装甲を持つ、グランだけは。彼の者は、悠然と周囲を回るだけであった。
「ライガン、あの作戦で行くわよ!」
「あのってどの!?」
「一点集中。あんたのSG-100貸して。チャージする。」
貸して、と言いつつショットガンを奪う蓮香。
「え、ちょ・・・」
「おやじー、確かライサンダー2持ってたよね。貸して。」
「ごちゃごちゃやっとらんで、集中しろ!」
と言いつつ、しっかりと放り投げている。
「使い方分かるんですか?」
「一発だけだもん。引き金引くだけでしょ?」
「そうじゃなくて・・・反動は・・・」
「あたしも鍛えてんのよ。」
もう何も言い返せない。こうなったとき、男は弱い立場だ。
「バル〜。こっち来て。」
「なんすか?」
「はい、これ。」
ライサンダー2をバルに渡す。
「?俺っちにどうしろと・・・!」
バルが蓮香に後ろから抱え込まれた・・・と言えば聞こえがいいが、羽交い絞めにされた。
「ちゃんと持ってなさいよ!」
「え、えぇぇぇ!」
飛んだ。足が中に浮いている。人によってはそれを爽快と感じ、またある人によっては不快感しかもたらさないその感覚をしかし、味わっている余裕はなかった。
もちろん飛んだ先にはグランがいる。来るなら来いとでも言うように、静止してビームを放とうとしている。
「乗って!」
蓮香がそう言うが、そうじゃないかとは予想していた。ほかにどうする。
「伏せて!」
何で?、という言葉は発せられなかった。伏せる前に緑色のアーク刃が頭を掠めてく。
「何すn・・・」
「さっさと構える!」
「はい・・・」
ビーム砲の砲台は無残に切られていた。
「どうせだから真中にしましょ。」
レイピアGスラストと、SG-100が添えられる。
「その理由はどうかと。」
ライサンダー2と、ハーキュリーが添えられる。
「せーのぉ!」

あれで撃破できたはいいものの、爆風で飛んできた破片が頭にあたった・・・というわけである。
ヘルメットがなかったら、自分の背中に羽が生えていたかもしれない。と・・・
「おう、目ぇ覚めたか。」
クリフが入って来た。
「あ、隊長。一体全体どうなったんすか。」
「マザーは沈んだよ。俺達は勝ったんだ。」
「・・・・・・」
「どうした?」
バルの頭にじわじわとその情報は流れ込んできて、彼の表情が段々と喜びに変わっていく。
「やったなオヤジ!」
「36はオヤジじゃない!」


お久しゅうございます。
「やべ!マザー沈んでた!」な虎太郎です。
蜘蛛戦には参加しないつもりです。別のとこに行こうかなと。でもとりあえず、遅れた分を取り戻さないと。


[No.10672] 2006/03/31(Fri) 11:29:03
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暗闇に、一人 (No.10672への返信 / 37階層) - jagaimo

どこか閉塞感を感じさせる地下鉄のトンネル内に、6人の足音が静かに響いている。

カザミたちに指定された巣穴は駅から120m離れたトンネルの途中にあった。トンネルとはいえ、電球を備え付けられた電線がズラッ、と引いてあるため案外明るい。

「お、あったあった」カザミが声を上げて、トンネルの先にある横穴を指した。

トンネルはいかにもムリヤリぶっ壊したというような大きさで、辺りにはコンクリートの残骸が散らばっている。

「戦闘準備」

ムカイがぽつりと言うと、全員が武器の初弾を装填した。ルミ、サエの背中のユニットも唸りを上げて、エネルギーを作り出す準備をしている。

まずはカザミが横穴の端に張り付いて気配を窺う。近くにはいないと察したか、カザミは手を仰いで「来い」と促した。
ここから声を出すのは厳禁だ。巨大生物の知覚器官は予想以上に鋭い。

そこから警戒しながら進み続け、10分が経っただろうか。

急にカザミは隊員たちを制した。なにか感じる。巨大生物が迫っているのか?

カザミははごくん、と唾を飲んだ。いつ来ても応戦できる状態に精神を置いておくことが大事なのだ。そこでカザミは凍りついた。冷たい殺気が、流れ込んでくる。


後ろから


「後ろだ!下がれ!」

カザミは弾かれたように振り返り、一気にアサルトライフルを連射した。すでに巨大生物は、後ろに見えていた。カザミは己の迂闊さを恨んだ。ここまで接近されるとは、ゲリラ戦の勘が鈍っちまったな。

果てしなく広い巣穴に、激しい銃撃音が響いた。


虎太郎さん、お久しぶりです^^


[No.10674] 2006/03/31(Fri) 13:12:10
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それぞれの追悼3 (No.10674への返信 / 38階層) - 三枝

「悪い、ちょっと先に行っててくんない?」
「えー、今度はサエクンが抜けるの!?」
思いっきり不満げに頬を膨らませる友理に三枝は手を合わせる。
「頼むよ。五分で済ますから」「ほんとに五分?」「ほんとに五分」
だからとっとと俺の前から消えてくれ、と続けたい衝動を押さえる。

「こいつにはこいつなりの事情があるんだよ」
ゆっくりさせてやろうじゃないか、と成瀬が同意を求める。
「でも、終わったらすぐに来てよ」「サンキュ」

二人が去ったのを確認すると三枝は墓地内に向き直った。
首をめぐらせ全体を見渡す。
(あの人もここにいるのかな…)
誰もいないが不思議と寂しい雰囲気はない。

自分の言葉が相手に届くことを願いながら三枝は左の拳を突き出した。
「とりあえず、一段落しました」
突き出した腕の先で腕時計が静かに時を刻んでいた。


隊員リストを書くのはムカデ戦の後くらいになりそうです。
少々お待ちください。

あろんαさん ちゃんと覚えてますよ。こちらこそよろしくお願いします。
虎太郎さん こちらこそお久しぶりです。これからもよろしくお願いします。


[No.10679] 2006/03/31(Fri) 22:06:14
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