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No.9756に関するツリー

   ショートストーリー集8 - 虎太郎 - 2005/12/03(Sat) 08:47:20 [No.9756]
Re: ショートストーリー集8 - 井戸良輔 - 2006/02/05(Sun) 00:07:50 [No.10357]
VS精鋭 - あろんα - 2006/01/28(Sat) 17:00:32 [No.10301]
「バトルメイデン隊」 - ケタ - 2006/01/29(Sun) 03:40:12 [No.10306]
戦車 - 三枝 - 2006/01/29(Sun) 14:36:40 [No.10310]
神速の新手と赤い悪魔 - jagaimo - 2006/01/29(Sun) 15:40:29 [No.10311]
「戦場の貞子」 - ケタ - 2006/01/29(Sun) 16:50:56 [No.10312]
戦車×戦車 - 三枝 - 2006/01/29(Sun) 21:15:51 [No.10313]
狩人達の眼は空を走る。 - jagaimo - 2006/01/29(Sun) 22:00:59 [No.10314]
亀の甲より年の功 - jagaimo - 2006/01/30(Mon) 18:04:01 [No.10316]
不幸の女神 - 三枝 - 2006/01/30(Mon) 21:34:07 [No.10317]
「孤軍」 - ケタ - 2006/02/02(Thu) 19:56:11 [No.10337]
空と陸の連携プレイ! - jagaimo - 2006/02/02(Thu) 20:37:10 [No.10338]
黒幕 - 三枝 - 2006/02/02(Thu) 21:53:23 [No.10340]
「参戦」 - syo - 2006/02/02(Thu) 21:49:41 [No.10339]
戦場に赴きし友 - jagaimo - 2006/02/02(Thu) 22:24:20 [No.10341]
Re: 戦場に赴きし友 - 虎太郎 - 2006/02/02(Thu) 22:39:31 [No.10342]
「死を超える意思」 - ケタ - 2006/02/03(Fri) 13:42:18 [No.10344]
「素人」対「精鋭」 - 三枝 - 2006/02/03(Fri) 20:48:48 [No.10346]
忘れ物はなんですか? - jagaimo - 2006/02/03(Fri) 21:34:15 [No.10348]
一撃勝負 - 三枝 - 2006/02/04(Sat) 14:50:29 [No.10354]
「妙案」 - syo - 2006/02/04(Sat) 22:50:25 [No.10356]
「医療テント」 - ケタ - 2006/02/05(Sun) 01:56:15 [No.10359]
辛勝 - 三枝 - 2006/02/05(Sun) 15:18:26 [No.10361]
空戦1 - マッドサイエンティスト - 2005/12/04(Sun) 15:42:22 [No.9790]
「狩り」 - 侍蟻 - 2005/12/04(Sun) 00:39:58 [No.9779]
参戦 - あろんα - 2005/12/03(Sat) 23:47:26 [No.9776]
業火(D&A) - 三枝 - 2005/12/03(Sat) 17:16:22 [No.9764]
逆転の砲火、静かな鬼神 - set - 2005/12/03(Sat) 23:26:41 [No.9773]
時間経過 - 漆 - 2005/12/04(Sun) 00:21:17 [No.9778]
Re: 時間経過 - 犬 - 2005/12/05(Mon) 12:06:31 [No.9807]
2つの艦隊 - 不運な会社 - 2005/12/04(Sun) 05:08:00 [No.9780]
VS恐怖の悪魔 - 不運な会社 - 2005/12/04(Sun) 15:46:31 [No.9791]
突撃! - 不運な会社 - 2005/12/06(Tue) 05:48:52 [No.9823]
「動く戦況」 - ケタ - 2005/12/06(Tue) 22:12:22 [No.9839]
「忙しい男」 - 侍蟻 - 2005/12/06(Tue) 22:47:05 [No.9845]
蒼の装甲、再び - 虎太郎 - 2005/12/07(Wed) 17:18:50 [No.9853]
「決意」 - ケタ - 2005/12/07(Wed) 22:56:20 [No.9859]
時を越える物(D&A) - 三枝 - 2005/12/04(Sun) 13:07:13 [No.9784]
鹿児島沖の死闘 - ヘリ兵士 - 2005/12/04(Sun) 11:57:33 [No.9781]
反撃の時 - St - 2005/12/04(Sun) 12:36:42 [No.9783]
安寧秩序への道(ユウト) - set - 2005/12/04(Sun) 13:44:09 [No.9786]
キルティス - ヘリ兵士 - 2005/12/04(Sun) 15:08:55 [No.9789]
反撃の時 - 虎太郎 - 2005/12/04(Sun) 17:53:29 [No.9793]
安寧秩序への道(キオト) - set - 2005/12/04(Sun) 20:04:10 [No.9797]
Re: 安寧秩序への道(キオト) - jagaimo - 2005/12/04(Sun) 20:14:54 [No.9798]
「死守」 - 侍蟻 - 2005/12/04(Sun) 22:34:45 [No.9802]
「覆われた空」 - ケタ - 2005/12/04(Sun) 23:31:50 [No.9803]
「撤退」 - 侍蟻 - 2005/12/05(Mon) 00:23:12 [No.9804]
失速 - スプーキー - 2005/12/05(Mon) 09:40:38 [No.9806]
守護 - jagaimo - 2005/12/05(Mon) 18:11:38 [No.9811]
防戦 - 三枝 - 2005/12/05(Mon) 23:42:43 [No.9821]
Re: 守護 - 漆 - 2005/12/05(Mon) 23:32:58 [No.9820]
悪魔の罠 - ヘリ兵士 - 2005/12/07(Wed) 00:18:35 [No.9847]
Re: 悪魔の罠 - 不運な会社 - 2005/12/08(Thu) 05:02:38 [No.9864]
絶体絶命(前編) - 不運な会社 - 2005/12/10(Sat) 05:12:12 [No.9895]
Re: 絶体絶命(後編) - 不運な会社 - 2005/12/10(Sat) 05:28:36 [No.9896]
蒼魔の光芒 - 虎太郎 - 2005/12/10(Sat) 13:06:53 [No.9906]
Re: 蟻壊滅作戦 - エア - 2005/12/08(Thu) 17:33:45 [No.9868]
Re: 蟻壊滅作戦 - エア - 2005/12/09(Fri) 18:56:44 [No.9882]
友の傷、流れる血を癒す者は - jagaimo - 2005/12/10(Sat) 16:18:05 [No.9914]
忘れられている存在?ageる俺 - 名無し - 2006/01/18(Wed) 02:36:36 [No.10264]
「疾走」 - ケタ - 2006/01/19(Thu) 20:13:36 [No.10272]
あらすじ確認 - ヘリ兵士 - 2006/01/20(Fri) 23:42:41 [No.10275]
Re: あらすじ確認 - 三枝 - 2006/01/25(Wed) 22:25:29 [No.10290]
チョー!豪華メンバー! - jagaimo - 2006/01/27(Fri) 21:11:47 [No.10292]
Re: チョー!豪華メンバー! - ケタ - 2006/01/28(Sat) 03:43:04 [No.10296]
Re: チョー!脇役の市民精鋭軍はとゆうと - エア=ウィング - 2006/01/28(Sat) 12:45:14 [No.10298]



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ショートストーリー集8 (親記事) - 虎太郎

7も長くなってまいりました。こちらへどうぞ。
気が付けばこのスレは、大体10日間隔で交代してます。

年末年始は皆さん忙しいと思うのですが、その時期に近くなったら一旦カキコをやめて、一段落付いたら再開するのはどうでしょう。日付とかは皆で話し合ったりして。勝手でしょうか?


[No.9756] 2005/12/03(Sat) 08:47:20
YahooBB219173127038.bbtec.net
業火(D&A) (No.9756への返信 / 1階層) - 三枝

「博士、何を作っているんですか?」そう言われて志田(しだ)は椅子を回転させ助手の方を向いた。
「新兵器だよ。もう完成だ」「どんな兵器なんですか?」助手の井澤(いざわ)はそう言って机の上を見た。
設計図の上に握り拳大の球体が転がっている。「見てみればわかるよ。井澤君、実験の準備をしてくれ」
志田は立ち上がると新兵器を持ち、玄関から外に出た。「うむ、実験日和だ」彼らの研究所は浜辺にある。
広い砂浜は試射をするには絶好の場所だ。照りつける日差しに目を細めながら志田は砂浜を歩き、
小高い丘の上へと向かった。

井澤は実験の準備を終え、志田のいる丘の上へ向かった。準備と言っても彼のすることは的の設置だけだ。ゴミ箱ロボット。彼は的の事をそう呼んでいた。金属製のゴミ箱をボディーにして手、足、頭を取り付けて作るロボットだからだ。一応ロボットなので歩かせたりといった簡単な動きならすることができるが、
性能はお世辞にも良いとは言えない。なにしろ的にできる位のコストなのだ。
性能を期待するのが間違いと言う物だろう。

「博士、結局それは何なんですか?」井澤は志田の元へ行くと、彼の手の中の球体を見ながら尋ねた。
「ファイヤー・クラスターだ。サンダー・クラスターと言う兵器があるだろう。あれを応用して作った物だ」
「炎が出るんですか?」「うむ、火炎放射器のように広範囲を攻撃できる。これまでの兵器とは比べ物にならないほどの攻撃範囲になるだろう」「なるほど…」「よし、実験開始だ」

井澤は渡された球体のスイッチを押し、力一杯放り投げた。
彼の手を離れ、光球となった新兵器は砂浜の上空に停滞し、下に火炎を放射し始めた。
浜辺全体が炎に包まれた。的が炎にあぶられ溶けていくのが見える。
「すごい!これほどの攻撃範囲があれば相当な戦果が期待できますよ!」
「うむ、仲間を攻撃しない様に気を使いそうな兵器だが、実用性は十分だろう」
「早速、設計図をEDFに持って行きましょう」「ああ」
設計図を取りに戻った二人の目に入って来たのは全焼した研究所だった。



あとがき&解説
と言う訳で科学者コンビの研究シリーズです。
タイトルに付いてる(D&A)って言うのはシリーズ名(博士と助手→Doctor and Assistant)です。
どこかで本編のストーリーとリンクするかもしれません。
一応最初のシーンで志田が設計図を研究所に置いて行ってるのが伏線なのですが…
気付いた人が何人いるやら、と思うほど目立っていません。

ヘリ兵士さん すいません。海で試射って部分が被りました。
他にいい場所が思いつかなかったもので…不快だったら編集しますので言ってください。


[No.9764] 2005/12/03(Sat) 17:16:22
i60-43-9-224.s02.a021.ap.plala.or.jp
逆転の砲火、静かな鬼神 (No.9764への返信 / 2階層) - set

「きた!」
ミエキが”ニーズヘッグ”内のレーダーを見て歓声をあげる。
そう、遂に電波障害が発生したのだ。
”ニーズヘッグ”内のレーダーを見ていたミエキはいち早くそれに気づく。
「隊長!電波障害が発生しました!」
対空装備で戦っていたイズキはそれを聞いて同じく対空装備のノゼトを見る。
「分かった!ノゼト、準備は!?」
ミエキに返答して次にノゼトに問う
「できてる!」
ノゼトは短く返答して上空にゴリアスを向ける。

ドンッ・・・・・

上空で爆発した砲弾。それがノゼト隊一斉攻撃の合図だった。
それを確認した隊員達は長距離射程ギガンテスに乗り込む。
そして、その砲口に光が集まったかと思うと無数のレーザーが各所から発射された。
レーザーは確実に上空の敵を一機(一匹)づつ撃破していく。
また、ギガンテスγからは『SGR-500M』が発射される。
「よっしゃあ!」
ノゼトが大声で歓声を挙げる。
第一波射撃が成功したのだ。
イズキもその攻撃の成功に満面の笑みを浮かべていたが、すぐに顔を引き締める。
(油断しちゃ駄目だ。本当の戦いはこれから・・・)
再度、確認するように自分の心の中で呟いた。


〔EDF本部〕
ユウトとキオトは外に出るなり敵の姿を確認する。
「キオト、お前はあっちのカマキリを倒せ。」
ユウトが大体二つに分かれている敵の片方を指差す。
それを見たキオトは黙って頷くと敵との距離を一気に縮めた。
ユウトはそれを見送ると自分の方の敵が近づいてる事に気づいてそちらを向く。
「主力が居ない時に本部を攻める・・・。インベーダーも考え方は人間と一緒だな」
人語が通じない巨大生物に向かってユウトは独り言と同じように話し出す。
「さて・・・俺もキオトも虫が嫌いなんだ。さっさと終わらせようか」
不敵に笑ってユウトは腰の鞘から日本刀を抜く。
「遊びの時間だ『雲散霧消(うんさんむしょう)』」
自分の刀の名前をまるで生き物のように呼ぶ。
その四字熟語の意味は・・・
「雲や霧が消えてなくなるように跡形も無い事」・・・・。


一方・・・・
キオトも手持ちのバッグから武器を取り出していた。

カチャカチャ・・・・

組み立て式のその武器。
巨大生物、カマキリのような姿をしたキルティスは何故か攻撃してこない。
いや、どちらかというとキオトの底知れぬ威圧感に動く事ができない。
「・・・できた。」
キオトは余り人とのコミュニケーションを好まない(色々と事情があり、こうなってしまった)。
唯一心を許すのはユウトやイズキといった身近な者。
一応こんな性格でもルーキーの指導者なのだが、ルーキーはルーキーで何故かこの性格にすぐ慣れる。

キオトは組み立てた武器を縦に立たせる。
その武器の形状・・・一目見ればすぐ分かるその武器は・・・・
『大鎌』だった。
大きさは軽く2mを超えている。キオトの身長が標準男性並だがその身長を軽く超えている。
キオトは大鎌を持ち上げて呟く。
「さっさと終わらせよう『快刀乱麻(かいとうらんま)』」
やはりユウトと同じように自分の武器が生きているように呼ぶ。
快刀乱麻。その四字熟語の意味は・・・
「複雑な物事を明快に処理する」という意味だ。
めんどくさがりなキオトらしい名前の付け方だが・・・

本部の外で、静かな二人の鬼神が戦闘を開始する。



次でさり気なく凄い事言うかもしれませんので(何
撃退に特に時間を掛けることも無いと思いますので・・・
ってか、イズキ達は対空だから若干する事が無い
(むしろ対空装備が貧弱なのに・・・・何故対空にしてしまったんだろう)
唯一残ってるキノメ隊でも少し書こうかなァ・・・

ところで、年末年始にかけて一時的に休止と案が出ていますが、私もそれで良いと思います。
ただ、書きたい人も居ると思うのでストーリーの進行を停止。
過去の話やパロディ(クリスマス話や正月話など。完全にインベーダーを忘れての話)を書いてみては?
ってか、私が書きたいのです(蹴


[No.9773] 2005/12/03(Sat) 23:26:41
YahooBB219206220093.bbtec.net
参戦 (No.9756への返信 / 1階層) - あろんα

先程、ローズ元帥から電波障害が発生したことが伝えられた。
こうなってはヘリでの移動は危険となる。
そう考えたウスイが隊長に申告をした。
「これ以上のヘリでの移動は危険を伴う恐れがあります。降りた方が得策かと思われますが」
「もう少し前方でも大丈夫だろう」
そんな話をしている間にも戦闘地域との距離はぐんぐん縮まっていく。
隊長が命令を下した。「全員着陸準備開始!」
結局、戦闘地域がやっと肉眼で確認できる程の距離で第二超速精鋭隊は着陸した。
「・・・・・・・・・よし。全部あるな。じゃあいきますか」
カツはニューナンブが本物でないことを確かめてからウスイを見た。
「さっさと行こうぜ」
決戦ということですっかり興奮しているウスイは、早く行きたくてしょうがない。

全員が行こうと思ったその時、隊長が力のこもった声で話し始めた。
「今回我々は「肉の壁部隊」に参加する。各員の奮闘を期待する。では最後にカツ隊員」
突然指名されたカツはもの凄く焦った。なにしろ事前にそんな話はなかったのだ
「うぇ?俺?」
こんなことよりさっさと行くべきなんじゃないか?
当然の疑問を抱きながらも、カツは短く言った。
「マザーシップの撃墜よりも、全隊員が無事で帰還することを祈る!」
到底無理な話だが、兵士たちの士気を高めることには成功した。
各々が「了解!」と言って敬礼した。
その後隊長が出撃の命令を下す間もなく、兵士達はそれぞれの場所に進んでいった。

「どこに行く?」
カツが前を見据えたまま聞いた。
「そうだな・・・あ、えーと一緒に福岡にいた・・・あの・・・誰だっけ?」
「ケタさんか?」
「ああ、そうそう。あの人がいるとこに行こうぜ」
「お前はテレパシーでも使えるのか。どうやって見つけるつもりだ」
カツの冷たい言葉にウスイは黙り込んでしまった。
「取り敢えず危なっかしそうなところに行こう」
カツはスピードを上げた。
ウスイは黙ってついていった。

最前線が見えてきた。仲間たちがやられていく光景を見るのは耐えられなかった。
どこまでも続く敵の群れを見ていくうちに、全身が震えた。
武者震いなのか、恐怖なのかはわからない。
ただ、こいつらを倒さねばならないという気持ちが次第に強まっていくのはわかった。
ぱっと見渡して、壁が薄いところが目に付いた。
「あそこだ。行くぞ」

二人は到着するなり一斉に攻撃を始めた。横では負傷している兵が二人とその手当てをしている兵が二人いた。
「ありがとうございます」
「戦えるか?」
「自分たちは戦えます。でも負傷した兵が・・・」
今は無線が使えないので救護隊が呼べない。あと少し来るのが遅かったら危なかっただろう。
「ここは俺たちが引き受けた。治しにいってk」
ウスイがそこまで言いかけた時
「弾が切れる!援護してくれ!」
横から飛んでくる酸をかわしながらカツが叫んだ。
「わかった」
直ぐにウスイはアサルトライフルを乱射し始めた。



やっとのことで参戦しました。
とはいえテストが迫りつつあるのでしばらくは無理かもしれません。テスト嫌いじゃー!!
ヘリ兵士さん、山口に着いたので芝原隊員のことは任せます。
なんだか適当ですいません。


[No.9776] 2005/12/03(Sat) 23:47:26
3dd52131.catv296.ne.jp
時間経過 (No.9773への返信 / 3階層) - 漆

〔肉の壁〕

しばらくの銃撃の効果も薄く、敵は約500m地点まで迫っていた。
「隊長、数が減らないよ〜!」
「とにかく撃ち続けろ。」
そう答える間にも少しづつ蟻は迫ってくる。
「左翼弾幕薄いぞ!なにやってんの!」
「ダメです!弾薬が切れます!」
しばらくロケットやスナイパーの銃撃を続けていたのだ。
いつ弾切れを起こしてもおかしくはい。
「各自、白兵戦用意!白兵戦用の装備が無い者は、後方のトレーラー群から持って来い!」
最後のロケットが放たれた。
それを見越したかのように蟻の後方からUFOが飛来する。

『隊長さん、ジャミング開始します!これで鏡面円盤から銃弾が跳ね返らなくなりますが、こちらのレーダーも使えなくなるので注意してください。・・・亜希子さんと一緒に帰ってきてくださいね。』
電波障害発生装置の防衛に行っているシノから通信が入った。
「了解。お前ら!これからジャミングが開始される。味方と敵を誤射するなよ。」
「心配には及ばねえよ!俺たちだって今までいままで生き残ってこれたんだ。これぐらい朝飯前よ。」
大柄な陸戦兵が笑いながら答える。

どうやら無線の向こう側でも戦闘が始まったらしい。


[No.9778] 2005/12/04(Sun) 00:21:17
p1238-ipad01mazuka.yamagata.ocn.ne.jp
「狩り」 (No.9756への返信 / 1階層) - 侍蟻

山口戦闘地区


吉冨は全国から集められた隊員達とともに最前線を守っていた。

吉冨「くっそっ〜! 数が多すぎる足止めをしなければ・・・」
そう言うと胸ポケットから閃光弾を取り出し、こう言った。
吉冨「皆、塹壕の中に入れ!!」
隊員達は言われたとおり塹壕の中に入った。

そして、吉冨は閃光弾を投げた。辺りには強烈な光が迸った。
蟻達は直接あの光を見たのでもがき、苦しんでいた。
吉冨「今だ!全員攻撃!!」
吉冨の指揮とともに隊員達は塹壕から顔と銃を出し、攻撃した。

銃声とともに蟻達は次々に倒れていく。そして、次の瞬間、レーダーがぷっつり切れてしまった。
吉冨「電波障害だ。皆、レーダーが使えなくなったが、これで鏡面UFOども撃墜できるぞ!!」
この言葉を聞いた隊員達は歓喜の声を上げた。

そして、吉冨を含む隊員達はスナイパーライフルやロケットランチャーを構え、射撃体勢をとった。
吉冨「射撃まで・・5・・4・・3・・2・・1・・0!!発射!」
吉冨の合図に合わせ、銃弾が発射された。

直撃した鏡面UFOは炎を上げながら撃墜した。


[No.9779] 2005/12/04(Sun) 00:39:58
p7107-adsao01tenjmi-acca.fukuoka.ocn.ne.jp
2つの艦隊 (No.9778への返信 / 4階層) - 不運な会社

第89艦隊
前原「弾薬補給後、鹿児島にいくぞ。近江の新型砲で敵を全滅さしてやる」

第90艦隊
大石「メタルジャックがいるという鹿児島沖に行くぞ。そこからなら原子砲が一番効果を発揮する」
30分後。
前原「第90艦隊だ!」
大石「第89艦隊か!」
前原「貴軍はなぜこちらに来られたのですか」
大石「メタルジャックと会い、一緒に動いた方が得策だろ」
前原「分かりました。とりあえず、ここで待ってましょう」
大石「そうだな」


ヘリさん。次に合流して下さい。


[No.9780] 2005/12/04(Sun) 05:08:00
ntszok099024.szok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
鹿児島沖の死闘 (No.9780への返信 / 5階層) - ヘリ兵士

「第89艦隊に合流は不可能だと伝えろ。」
トム・ランバニアはレーダーに映るそれ、を見ながら言った。
「B作戦は中止だ、メタルジャックは奴を叩く。」
それはかつてオーストラリアを壊滅させ、第3空挺旅団を苦しめたあのガイスの姿だった。
おそらくオーストラリアから日本のマザーを救援に来たのだろう。
「我々だけではいつまで持つかわからんが、奴を山口に行かせるわけには行かない、ここで撃破するぞ!」
「第一艦群に撤退命令をだせ、動きの遅い船舶はプラズマの格好の標的になる。」
「バゼラード発信スタンバイ!」
「第一艦群が対空ミサイルで支援すると言ってます。」
「この距離では間違いなく避けられる、それに当てられる距離まで近づけばガイスはミサイルの壁を突破して艦を撃沈するだろう、無駄な犠牲は出したくない。」
「バゼラード、出撃準備できました。」
「出撃!」
空母から50機程のバゼラードが飛び立って行った。
勝ち目は、ない。


[No.9781] 2005/12/04(Sun) 11:57:33
i60-34-94-37.s02.a015.ap.plala.or.jp
反撃の時 (No.9781への返信 / 6階層) - St

「うおおぉぉぉ!」
スザキとスドウは、UFOの攻撃をかわしながら疾走していた。
「巨大生物のところまで走れぇぇ!!」
「あいつ、追ってきてるぞ!」
「振り向くな!とにかく走るんだ!」
その時、スザキ達は、レーダーや無線の異常に気がついた。どちらも激しいノイズが入っている。
「スドウ!とにかく近くの塹壕に飛び込むぞ!」
「了解!」
彼らは目の前にあった塹壕に飛び込んだ。
「助かった・・・」
「さっきからレーダーの調子が悪いぜ。壊れてんのか?」
「ジャミングが始まったんだろ。電波妨害されてんだよ。」
外を見ると、火を吹いて落ちていく沢山の鏡面円盤が見えた。
「間違いない。とりあえず、これからは巨大生物に専念できるな。」
2人はゆっくりと塹壕から出た。
前方には相変わらず巨大生物がひしめいていた。
「さて、反撃と行きますか。」
彼らは剣で巨大生物を切り裂いていった。UFOはいつの間にか肉の壁部隊から離れていた。
「きりがねえぜ。」
「キャリアーから次々と巨大生物が出てきてるからな。仕方が無いさ。とりあえず、どこかの部隊と合流しよう。俺達だけじゃあ持たないからな。」
彼らは走り出した。

「レーダーと無線は使えなくなるわ、円盤が急にこっちに向かってくるようになるわ、どうなってんのよ!」
ジーンが文句を言った。
「ジャミングが開始されたようね。」
そう言ってトビシマはフラウェルを構えた。
「ったく!こっちも危険になるじゃないの。まあ、実際は敵が多過ぎてレーダーなんか当てに出来なかったけどね。」
ジーンは愛用のミラージュ15Sを取り出した。鏡面円盤が機能しなくなったとすれば、彼女にとってはこの武器のほうがやりやすいのだ。
2人はUFOに向かって撃ち始めた。先程とは比べものにならない程簡単にUFOが墜ちていく。特に鏡面円盤は、自らに攻撃能力が無いのが災いして無抵抗に墜ちていった。

5分後、2人の周りにあったUFOの姿は先程の半数程度になっていた。


[No.9783] 2005/12/04(Sun) 12:36:42
nproxy.vdn.pwd.ne.jp
時を越える物(D&A) (No.9780への返信 / 5階層) - 三枝

井澤は室内を見回した。志田の姿は無い。「どこ行っちゃったんだろ?」
外かと思い窓に近付くと、突如窓の外がカメラのフラッシュのように光った。
「な、なんだ?」慌てて外に出ると志田が砂浜に立っているのを見つけた。「博士…なんですかその格好?」志田はサングラスをかけ、手にはグレネードランチャーを持っていた。
白衣にそれは似合っているとは言い難い。「ああ、井澤君か。そこのグローブを取ってくれないか」
彼は言われたとおり砂の上に落ちている野球のグローブを拾って渡した。
交換する形でグレネードランチャーを渡された。一発しか装填できないタイプの物で、
側面にはテンキーとデジタル表示が付いている。「これは?」「タイムランチャーだ」「タイムランチャー?」
初めて聞く単語に首を傾げる助手をよそに博士は時計を見る。「そろそろだな…」
そう言って彼はグローブをはめ、空を睨んだ。
再びカメラのフラッシュのように空が光り、助手は目を閉じた。

グローブで何かをキャッチする音が聞こえる。目を開けると、博士は時計を見ていた。
「ちょうど三分。大成功だ」グローブの中には野球ボールほどの大きさの銀色のカプセルがあった。
「博士。タイムランチャーとは?」博士はグローブを砂浜に落とし、カプセルを白衣のポケットに入れる。
「タイムマシンだ」「タイムマシンって…あのタイムマシンですか!?」ランチャーを渡しながら助手は驚いた。「うむ、実際に見せた方が早いな。時計を貸してくれ。―時間は私の時計と一緒だね」
助手は並べられた博士の懐中時計と自分の腕時計を見比べる。時間は秒単位で同じだ。
博士は腕時計をカプセルに入れ、ランチャーに装填した。「そして時間をセットする。一分後で良いだろう」
志田はランチャーの横のテンキーを押した。デジタル表示に数字が表示されていく。「そして発射だ」
志田は空に向けてカプセルを射出した。少し飛んだ後、それはカメラのフラッシュのように一瞬光り、消えた。「どこへ行ったんですか?」「一分後だよ」志田は答えながらグローブを手にはめた。

先ほどカプセルの消えた辺りが光り、消えたそれが現れた。志田は落ちて来たそれをキャッチする。
彼はカプセルを開けて中の腕時計を自分の懐中時計と並べて助手に見せた。
「君の時計は約一分遅れている。なぜかわかるね?」「一分間を一瞬で移動して来たから…ですか?」
「その通り」「そんな事が可能だなんて…」「偶然出来た物だ。設計図が無いから理屈は私にもわからん」
「しかし世紀の大発明ですよ!」「うむ、これで巨大生物を一掃できる」
「過去に行って。増殖する前に倒すんですね」
「そうすれば巨大生物は繁殖しなかったことになり、この惨劇も起きなかった事になる」
「タイムパラドックス、ですね」タイムパラドックス、時間移動の理論を語る際に必ず出て来る話題だ。
「よし、井澤君。過去に行って巨大生物の増殖を防ぐのだ!」
「博士…僕はそんな小さなカプセルには入れません」



あとがき&解説
タイムマシンを作っても誰も乗れなければ意味が無い。と言う話です。
タイトルが者じゃなくて物なのがちょっと気に入ってます。
オチと関係ない部分がやたら小難しい話になってしまいました。

タイムパラドックスと言うのは簡単に説明すれば
「A君がタイムマシンで、過去へ行った。
過去へ行ったA君は、自分の両親の関係を操作し、子供が生まれない様にした。
だったらA君の存在はどうなるのだ?子供が生まれなければ当然A君はいない事になる。
しかしA君が邪魔をしなければ子供が産まれ、A君は存在する事になる」と言う感じの時間の矛盾です。

年末年始の休止は俺も構いませんよ。
このシリーズなら書いても他の人の話に影響は出ないと思いますし。
setさんの言ってる。クリスマスとか正月の話も書いてみたいです。

ヘリ兵士さん 成瀬の「そっちは北だ」褒めて頂きありがとうございます。
便乗して言わせてもらえば俺はムカデ戦が面白かったですよ。

絶対来そうな突込みに対するQ&A
Q.過去に手紙を送れば良いのでは?
A. 野球ボールほどの大きさの銀色のカプセル こんな物が落ちていても拾う人はいないでしょう。
居たとしてもその手紙を信じるかどうかですし、信じた人が地底を調査できるような人でないと意味ないです。

Q.前回の話で研究所は全焼したのでは?
A.…見逃してください。


[No.9784] 2005/12/04(Sun) 13:07:13
i58-89-120-207.s02.a021.ap.plala.or.jp
安寧秩序への道(ユウト) (No.9783への返信 / 7階層) - set

「戦闘映像、出ます!」
研究員の一人がオコイに告げる。
「よし、モニターに映してくれ」
命じると、前方のモニターに外で行われている戦闘映像が現れる。
無論、戦闘しているのはユウトとキオトだ。
「これは・・・・」
ソトエが映像に見入る。
「ユウト少将とキオト少将は近距離戦の鬼神とか呼ばれる程の接近戦好きだからな」
剣と大鎌・・・二つの武器を目にしてオコイが呟く。
「でも、剣と大鎌なんて・・・・」
ソトエは苦笑しながらオコイの顔を見る。
「イズキだって剣を使ってただろう?」
確かに・・・。と納得しようとしたが、やはり違う。
イズキの武器はアサルトライフルやスナイパーライフルが一体化された銃剣だ。
遠・中・近の3距離を全て補う万能武器だ。
(もっとも、対応できない状況もあるために今は使用していないが)
「そろそろ見物は終わりだ!全員、持ち場に戻れ!」
オコイがモニターの電源を切り、命ずる。
ソトエは名残惜しそうに、既に消えたモニターを横目で少し見ると、持ち場に戻った。


ユウトが対峙している巨大生物はゲジョ。
ゴマダラカミキリムシのような姿をしたインベーダーだ。
装甲が硬く、炎を吐く上に数も多い。
もっとも、ユウトは上記の事を知らない。
データベース上に登録されているが、ユウトはその類に興味は無いのだ。
「所詮、現れなければ意味が無いし、現れれば倒すだけ。」
それが彼の言い分らしい。
一匹のゲジョが火を噴いた。
「おっと・・・・」
ユウトは火の噴射に気づき、横へ飛ぶ。

シュッ・・・

地面を蹴る音がしたかと思うと、既にユウトは遥か上空に飛んでいた。
「鈍いな・・・。」
ユウトは心底ガッカリしたように呟くと剣をゲジョの装甲に刺した。
「お・・・?」
しかし、刺してみると硬い。コレぐらいの力で十分だろうと思っていたイズキは少し驚く。
「結構、硬いんだな」
隙だらけで感想を述べていると、別のゲジョが火を噴いた。
「危なッ・・・」
さすがに甘く見過ぎていたな。とユウトは自分を考えを叱咤する。
距離を取って、前方に群がるゲジョを見据える。
「でも、攻撃が単調だな・・・。」
ユウトは先程から自分が独り言を言っているとは思っていない。
自分の武器に語りかけているのだ。無論、返事は無いが・・・
考えた事を言葉として出す事でより深く考える事ができる。(と思っている。)
「終わらせるか」

シュッ・・・・

今回は先程のような地面を蹴る音ではなく、風を切るような音がした。

グサッ・・・

一体のゲジョから鈍い音がした。
そして、虫独特の色をした血(のようなもの)が散乱する。
驚いたように(しかし、表情は無い)他のゲジョが後ずさる。
「一匹・・・」
また、風を切るような音がする。
そして、先程と同じように鈍い音も。
「二匹・・・」
同じ事が何回も繰り返された。
しかし、最後の一匹がやられるまで、ゲジョはユウトの攻撃速度に反応する事ができなかった・・・。



ゲジョ討伐完了。
若干、弱すぎたのかな・・・。
でも、説明にペイルウィングのチャージ戦法に軽く倒されているとの事だったので。
次のキオトで一応は本部基地の敵部隊は掃討完了で良いのかな・・・?

ちなみに、ショートストーリー一時休止中の番外編で色々と秘密に迫ります。

一応、考案してる番外編は
・ユウトとキオトの圧倒的な強さはなんなのか。
・一体、何があってキオトはあんな風になったのか。
・イズキのお母さん、ユウトの奥さんは一体どこにいるのか。
・オコイは何で何気に偉いのか。(何
・イズキ、キノメ、ノゼト、オコイの四人の過去はどんな感じなのか。

今の所は上記の話を書く予定(全ては書けなかったりするかもしれませんので。ご了承を。)

また、特別編
・イズキ隊のクリスマス
・イズキ隊のお正月

を書く予定。(あくまで予定。上記の通り、書けない事も・・・)

受験生なのに、勉強しなくていいのか。とかは無しで。
現状で入れる所なので・・・たぶん大丈夫・・・。


[No.9786] 2005/12/04(Sun) 13:44:09
YahooBB219206220093.bbtec.net
キルティス (No.9786への返信 / 8階層) - ヘリ兵士

「く、来るぞ!構え!」
首都警備隊隊長の声が響いた。
その声に道路に土嚢をしいた陣地にいる数名の隊員達のAS−99とマシンガンネストが一斉に前方に向けて構えられる。
彼らの目の前には一匹の蟷螂型巨大生物の姿があった。
龍蟲程の速度で道路をこちらに向かって来ている。
「撃て!」
一斉にAS−が火を噴いた。
が、キルティスはそれをビルの陰に隠れてかわした。
「ぎゃああああ。」
警備隊員の一人が後ろから切り殺された。
「ひいい。」
数匹のキルティスがいつの間にか後ろにいた。
前方の一匹に気を取られている隙に音もなく後ろに忍び寄っていたのだ。
「く、くそう!」
隊員の一人が1匹に向けてASを発砲する。
が、キルティスはそれをすばやくかわし、隊員の頭に鎌を突き刺した。
吹き出る血。

「う、うわああああああ」
「あああ、ああくるなくるなあああ」
「いあだしにたくなあいいいい」

数匹のキルティスは切り殺した人類の死骸をむさぼった。


キルティスの強さを書いて見ました。
ま、ペイルと同じ動き生身でできる奴にゲジョが勝てる分けないんでそんなもんだと思います。
ただキルティスの強さは本物ですのでよろしく。


[No.9789] 2005/12/04(Sun) 15:08:55
i60-34-94-37.s02.a015.ap.plala.or.jp
空戦1 (No.9756への返信 / 1階層) - マッドサイエンティスト

第2超速精鋭隊をヘリから降ろした後ミヤキ達第3空挺旅団は敵を迎撃すべく、前線へと飛行していた。
「なんて数なんだ・・・・」
ミヤキがぼやく。
数多くの陸戦隊が巨大生物や円盤と交戦していた。
しかし鏡面円盤に苦戦しているらしくあまりいい状況とは言えなかった。
「なぁ、隊長殿、俺あきらめてもいいか?」
「右に同じく・・・・」
弱気なセトヤマとカズキ。
「ああ?何いってんdザ、ザァァァ」
叱咤の通信がなぜか雑音と共に切れた。
ミヤキは通信機器の故障かと思ったが見てみるとレーダーも機能していない。
ミヤキ達はいわば飛び込みでこの作戦に参加したため妨害電波のことを知らなかったのだ。
とりあえず着陸しようと思いうしろの二人とコンタクトをとろうとした時、視界の端に動くものが見えた。
前をむいてみると30機ほどの円盤にかこまれていた。
ミヤキは通信がきかない状況でUT機関砲など使ったら同士討ちになりかねないのでミサイルを使おうと発射ボタンを押した。
発射したミサイルは敵に反応せずただ飛んでいくだけだった。
電波障害がおきている場所でミサイルを使うのは無理な話である。
次の瞬間唖然としていたミヤキの機体をレーザーが襲った。
回避行動をとったあとまわりを見るとセトヤマとカズキも襲われていた。
「畜生!いったいどうすりゃいいんだ!」
ミヤキは狭いコックピットの中で叫んだ。

まだいくらも投稿してないのにテストは目前・・・。テストの馬鹿やろー!
それはいいとしてこのあとどうしよう。嗚呼今更ながらに文才がほしい。


[No.9790] 2005/12/04(Sun) 15:42:22
FLH1Aak013.chb.mesh.ad.jp
VS恐怖の悪魔 (No.9780への返信 / 5階層) - 不運な会社

前原「合流出来ないだと、どういう事だ」
通信兵「どうやら、メタルジャックの近くにガイスがいるようです」
前原「なに!オーストラリアを壊滅させたあれか!」
大石「それでは、メタルジャックには勝ち目がない。レーダー兵、場所を特定できるか」
レーダー兵「はい、場所は鹿児島沖のB地点です」
大石「B地点か・・近いな。よし!我々はガイスを倒すためメタルジャックを支援しに行く」
前原「分かりました。全軍、聞いての通りだ。暇な奴は全員外にでろ!」

補足
新型砲:いろんな種類(グレネード、ロケットランチャー、ミサイル、スナイパーライフル)の弾が撃てる。
原子砲:原始動力により遠くまでうてる(東京湾からアメリカまで届く)また、核爆弾を発射できる。
ヘリさん。近くに行ったので共闘よろしくお願いします。


[No.9791] 2005/12/04(Sun) 15:46:31
ntszok099024.szok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
反撃の時 (No.9789への返信 / 9階層) - 虎太郎

『よし!電波障害発生装置を起動させろ!!』
通信機から遂にローズの指令が飛び出してきた。
「聞きましたね?今すぐ装置を起動させて下さい!」
『はい、了解しました!』
すぐさま鉄筋コンクリートを介して、機械が起動する振動を感じる。
「今のうちに鏡面円盤を狙え!所要時間は30分以内だ!」
「「「了解!」」」
部下の返事に、クリフはにかっとした笑みで返しつつ自分はスナイパーライフルに持ち替える。
「レーダーと誘導兵器は使えないぞ。目視で敵を認識するんだ!」
「どうせ前にしか敵はいませんって・・・おっと、そこぉ!」
バルの軽口を聞くと、何故だか緊張が和らぐ。また一機、円盤が落ちていった。
だんだん近づいている気はするが、まだ奴等が動き出した様子は無い。まだいける。
「あたし達に楯突いた事、後悔させてやるんだから!」
「その意気だ、やれぇ!」
   かしゃっ・・・ピーピー・・・
「ヒートしちゃった・・・」
如何せん35%ものエネルギーを消費する代物だ。今までそうならなかったのが不思議なくらいだ。
「無理は・・・するなよ・・・」
「ホント、すごい・・・。みるみるうちにベアラーが無くなってく・・・」
「そこだそこだぁ!はぁっはぁっはぁ!落ちろ落ちろぉ!」
鏡面円盤は、絶対の防御を打ち砕かれて次々と墜ちていった・・・

ボツストーリー集は良いと思います。ストーリーに縛られずに自由に書くのもまた・・・


[No.9793] 2005/12/04(Sun) 17:53:29
YahooBB219173127038.bbtec.net
安寧秩序への道(キオト) (No.9793への返信 / 10階層) - set

ユウトは自分の戦闘が終わり、キオトの方を見る。
キオトは数匹のキルティスに囲まれている。
大鎌対鎌(とはいえ、巨大生物なのだからやはり大鎌に値する)の対決をユウトは見物する事にした。
「面白い戦いが見れるかな・・・・?」
戦友を助けようとしないのは、それだけ信頼している証拠である。

キオトはこの戦いに少し興味を持ち始めていた。
いつもならさっさと片付けて終わり・・・なのだが、今回は少しいつもとは違う。
このカマキリ(ユウトと同様に敵の事を良く知らない)は他の敵より知力があるようだ。
数匹で取り囲み、死角となるヤツ(キルティス)が攻撃をする。
紙一重で避けるが、避けた先で別のヤツの攻撃を受ける。
御蔭で体には無数の傷ができていた。

「あ・・・・」

キオトは何か思いついたというよりは、何で今までこうしなかったんだろうというような声を出した。
「?」
遠くで持参したお茶を飲みながらユウトは何をするのかと思い首を傾げる。
キオトは意を決したように敵の攻撃を待った。

シュッ・・・・

一匹のキルティスが鎌を振り下ろす音が聞こえる。
キトオは、音がした方向へ瞬時に向くと敵の攻撃を鎌で受け止めた。
無論、別の一匹からの攻撃が死角から行われる。
が、今度はそれを靴(正確には異常な強度と重さを持つ靴)で攻撃を受け止める。

キンッ・・・

鎌で止めた攻撃と靴で止めた攻撃を弾き、態勢を瞬時に整えると前方の・・・鎌で止めたヤツの懐に潜る。
何をするのかと思ったのだろう。
キオトが懐に潜り込んだキルティス以外は上空へ上昇した。
「・・・・」
ユウトも何をするのかとジーっとお茶を飲みながら見ている。
と、次の瞬間に悲劇が起こる。

ズシャッ・・・・

何とも嫌な音が響いた。
「ブッ・・・」
ユウトは口に含んでいたお茶を前方に一気に吐いた。
キオトは・・・キルティスの腕を引っこ抜いたのだ。
虫独特の悲鳴をあげるキルティスに構う事無く、キオトは片手で持っていた大鎌で体を切り裂いた。

「次・・・・」

キオトは死神が死刑宣告をするような暗い声で呟く。
(・・・俺はグロテスクな物が嫌いだ・・・)
苦笑しながらユウトは内心でそう考える。
そして、もう一つ・・・意味も無い事を考える。
(アイツが敵でなくてよかった・・・・)
『・・・・が〜じゃなくて良かった』などという考えは無意味だ。
味方なら味方、敵なら敵。考えた所で何も変わらない。
そうは思ってもユウトはそれを考えずにはいられなかった。

先程までは、キオトを攻撃するのに遊びのような感覚を抱いていたキルティス達は陣形を組み始める。
(同じ攻撃は通じないか・・・)
キオトはそう考えて自分の左手を見る。
「『能力』を使うか・・・」
口に出してそう言うと、キオトはユウトの方を見る。
見られたユウトは、再度お茶を飲みながら軽く頷く。
「遊びは終わりだよ、カマキリ」
キルティスが遊んでいたようにキオトも遊んでいたのだ。
両者が本気で睨み合う。
そして、陣形を組んでキルティスは一斉に攻撃を仕掛けてきた。

それと同時に・・・キオトの左手に少しづつ・・・しかし確実に『炎』が集まっていた。



次の投稿の前半でキルティスとの戦闘(後編)を書きます。
ってか、何となく今後の展開に感づかれてる方はいると思いますけど。


[No.9797] 2005/12/04(Sun) 20:04:10
YahooBB219206220093.bbtec.net
Re: 安寧秩序への道(キオト) (No.9797への返信 / 11階層) - jagaimo

「電波障害が起こったら意味無いよねぇ。」
暗いヘリの中にルミの声が響く。
10分前、ローズの声のあと電波障害の影響がこのヘリまで襲った。
迷惑な事にこのヘリは操縦系統以外は電子機器に頼っているが為に、あらゆる機能が封止されてしまったのだ。
「どうする?これから。」
「どうするも何も・・・。帰るしかないでしょ。」
ルミの問いにサエが軽く答える。
たしかに操縦以外の操作はできないのだから、攻撃もなにもあったものではない。それに円盤部隊の真ん中に突っ込むようなマネをすれば、味方の砲弾が直撃しかねない。
「とりあえず降りますよ。」
アレックスがスロットルレバーを下げながら言う。
「降りたらどうする?」
「まだ戦闘続いてるんだから。・・・ジャミング車両を守らなきゃ。」
サエが見ているモニターには円盤部隊が映っている。
「円盤部隊が迫ってるって!」
「それってヤバくない?」
「・・・うん。」
ヘリが急降下する感覚がした。窓の外を見るとそこはヘリポートの上だった。
「早く行きましょう!」
アレックスは焦っているようだ。いや、これが普通で後ろのペイルウイング二人の緊張感が無さ過ぎるのかもしれない。
ルミ達はヘリの中から自分の武器を出すと、電波障害車両の元へ向かった。



ヘリが使えなくなったので護衛部隊に参加させてもらいます。

正月に休止という話は私も賛成です。
それと私もすこしの間書けなくなります。
ちょっと寂しいなぁ・・・。(−−;)


[No.9798] 2005/12/04(Sun) 20:14:54
fw1.tcn-catv.ne.jp
「死守」 (No.9798への返信 / 12階層) - 侍蟻

山口戦闘地区


吉冨達は鏡面UFO部隊の一角を落とし、また蟻どもとの戦闘に切り替わった。

吉冨「ひるむな!とにかく当てろ!」
隊員達は言われぬまでも無く撃ち続けている。だが、敵の量が多すぎて肉の壁を突破してしまった蟻が一体いた。

吉冨はすばやく後ろを向き、ショットガンを撃った。
蟻は体液を噴出して倒れた。だが、その間に次々に蟻達が隊員達をまたぎながら進んでいった。
吉冨「前後に攻撃だ!!」
そう言うと半数の隊員が後ろを向き、一斉に攻撃した。

なんとか全部倒したが、次々に来るので、きりが無い。
そして、吉冨はトレーラーの中から【マシンガン・01】を持ち出し、乱射した。

大量の銃弾が蟻達の体に突き刺さり、倒れていく。
吉冨はマシンガン・01を撃ちながら“死守しなければ”と思った。








そろそろジャミング車両が一機、壊れるころかな。


[No.9802] 2005/12/04(Sun) 22:34:45
p30191-adsao01tenjmi-acca.fukuoka.ocn.ne.jp
「覆われた空」 (No.9802への返信 / 13階層) - ケタ

第二ジャミング車両設置位置


「無理無理無理!(・ω・;)」
こちらに向かってくるUFOの数を見て、ワカがうろたえる。
無理もない。
対空部隊が次々に撃墜しているとはいえ、UFOの数は数え切れない程いる。
そのうちの2〜3割がこちらへ向かってきているのだ。

まるで天井を覆うフタが迫ってくるような威圧感に、ジャミング車両護衛部隊はひるんでいた。

「なに言ってるの!こっちに来た分だけ、前線の負担が減るのよ!」
シリアが叫び、アサルトライフルを上空に迫ってきているUFO群に浴びせた。
「全隊員ここが正念場だ!ジャミング車両を守れ!守りに抜けば我々の勝ちだ!」
誰かが叫び、全員が上空にむかって攻撃を再開した。

UFOの攻撃の命中率がかなり下がっているのはすぐにわかった。
間違いなくこれも電波障害の効果の1つだろう・・・。

・・・だが、敵はあまりにも多すぎる!

「ぅっく・・・!」
UFOのビームがシリアの足元すれすれに着弾し、爆風でシリアが後ろに転倒した。
「シリア!大丈・・・あわわ!!(゚∀゚;) 」
「このくらい・・キャ!」
次々に地面に降り注ぐビームに再びシリアは転倒し、ワカはギガンテスにの後ろに隠れてしまった。

「むうう!!ジャミング車両を30m後退させろ!ギガンテスを前面に押し出せ!」
通信兵の叫び声と共に、ジャミング車両が後退、逆にギガンテスがわずかに前進し、砲弾を放つ。
それと同時に再び隊員達の一斉射撃により、多くのUFOが爆発、
空が赤く燃え上がった!

いける・・・シリアがそう思った瞬間、空になにかが光った。

「うわぁぁぁぁああ!」
突然の爆音と爆風で、20人くらいの隊員が地面を転がる。
「な・・なんなの!?(・△・;)」
泣き出しそうなワカの上空を何かがビームを放ちながら、もの凄い速度で飛行していき、
ギガンテスが1機、炎に包まれた!

「高性能UFO・・・!」
地面に伏せていたシリアが顔を上げ、忌々しげにその赤いUFOを睨んだ。

UFOの中でも精鋭といわれる赤い高性能UFO。
それが5機も第2ジャミング車両の周りを飛行していた・・・・。







んじゃ、シリアが守ってるところ壊そうかな(・ω・)
ところで、メインストーリー休止の件だけど、いつからにしましょうか?


[No.9803] 2005/12/04(Sun) 23:31:50
YahooBB220060180019.bbtec.net
「撤退」 (No.9803への返信 / 14階層) - 侍蟻

山口戦闘地区最前線


前方からの敵の侵略が減ってくると吉冨は他の隊員にこう言った。
吉冨「敵も減ってきた。半数はジャミング車両あたりの敵を攻撃するんだ」
隊員達は前後の攻撃に当たった。

前の敵には、アサルトライフルやショットガンなどの近距離に優れた武器を持った隊員達があたり、後ろの敵にはスナイパーライフルやロケトランチャーなどの長距離に適した武器を持った隊員達があたった。

そして、吉冨は胸ポケットからある物を5個取り出し、前方の隊員に渡した。
吉冨「閃光弾だ・・・足止め用だ危なくなったら使え」
隊員A「分かった。ありがとう」
二人は手をギュッと握り締め、持ち場に戻った。

そして、吉冨は数え切れないUFOを見て言った。
吉冨「ジャミング車両が破壊されたら終わりだ!どうにかUFOをこっちに連れて来るんだ!!」
吉冨が指揮をとると、皆、一斉に武器を構えた。

吉冨「3・・2・・1・・撃てぇぇぇぇ!!」
この掛け声とともに皆、同時に撃った。
弾はUFO4〜5機に当たり、墜落した。

だが、喜びもつかの間、吉冨達の後ろ方から蟻達がまたいっきに押し寄せてきたのだった。前方の隊員達は攻撃するも、数が多すぎて、いっこうに減らない。

それに、さっきの射撃で残ったUFOがこちらに向かってきているのである。
吉冨「挟み撃ちか・・・くそっ、このままでは終わりだ。全隊ジャミング車両まで撤退だ」

隊員達は武器を肩に背負い、ジャミング車両に向けて撤退した。







このごろ文が下手くそになってきた。(--;)


[No.9804] 2005/12/05(Mon) 00:23:12
p30191-adsao01tenjmi-acca.fukuoka.ocn.ne.jp
失速 (No.9804への返信 / 15階層) - スプーキー

今回の作戦に電子妨害による鏡面UFOの無力化が入っていることから、近藤はあることを予感していた。
その予感とは、SDL−EXの性能低下である。
プラズマユニットや各種追加武装の制御に電子部品を使っている上に、レーダーやセンサーも既存のものより上の装備を使っている以上、自分も被害を受けることは明確であった。
そして、ジャミングが実行されたとき、予感は的中した。
モニターに移るエラーの連続、そしてブラックアウト。それに伴う機動性の低下であった。
最前線で戦っている近藤には、たとえその機動性の損失が20%で済んだとはいえ、致命的なことに変わりなかった。
「くそっ、これなら最初から対電子戦装備にしておきゃよかったぜ!」
毒づきながら、今までと同じようにスカイタートルを敵にぶち込む。
しかしいささか挙動が遅れる。安全圏まで逃げるのに余裕がなくなっていた。
「ここから先はシビアになりそうだな……何とか持ちこたえてくれよ、相棒」


[No.9806] 2005/12/05(Mon) 09:40:38
p4074-ipbf505marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
Re: 時間経過 (No.9778への返信 / 4階層) - 犬

> 「左翼弾幕薄いぞ!なにやってんの!」



ワロスwwwブライト艦長思い出したwww
飲んでたココア画面に吹いたwwww


[No.9807] 2005/12/05(Mon) 12:06:31
ONI-219-111-216-80.oninet.ne.jp
守護 (No.9806への返信 / 16階層) - jagaimo

  ――第三ジャミング車両配置地点――

「うあわっ!?」
足元に炎の塊が落ちてきた。
ルミは咄嗟に上空に逃れる。しかし、逃れた先には円盤がいた。
「うそぉう!?」
ルミはハデに宙返りをして円盤を蹴り、すばやく地表に降りる。

安堵の息を漏らしながら先程落ちてきた炎の塊を見ると、墜落した鏡面円盤だった。
「ルミ!?」
サエがレイピアを振り回しながら降りてくる。
「んんと、大丈夫・・・たぶん。」
先程からこんな事ばかりだ。墜落してくる円盤は多いし、飛べば円盤にキスする羽目になる。

――戦場でキスなんかしたくない。
しかも相手は見ず知らずの異性――じゃなかった異星の人(?)だし。

「ルミッ!」
「ぬぅわ!?」
サエの声に反応して横に飛びのいた。零コンマ何秒後ルミの居た場所に無数のレーザー&炎上した円盤が刺さった。

まただ。また墜落した円盤に突っ込まれてしまった。

「あたし呪われてる?」
「たぶんね。」
冗談めかして言ったつもりが、呆れたサエは真面目に返してきた。
「ぼ〜っとしてるから!」
そう言い放ったサエは近場のギガンテスを踏み台に飛び上がり、円盤の群れにレイピアを放った。
「わかってる!」
むすっとした顔で上に向けてサンダースナイパーを放つ。
放たれた電撃は円盤に直撃、そのまま跳ね返って他の円盤にも当たった。
多い、圧倒的に円盤が多い。
――もしかしたらやられるかもしれない。
そう思考がよぎった。


文が雑すぎるかも・・・。


[No.9811] 2005/12/05(Mon) 18:11:38
fw1.tcn-catv.ne.jp
Re: 守護 (No.9811への返信 / 17階層) - 漆

「肉の壁」

戦場は混戦状態に入っていた。
「オラオラオラオラ!」
無線が使えない今、銃声と誰かの叫び声以外聞こえてくる物はない。
亜希子は自分の近くに来た蟻共を蹴散らしていた。
「隊長、援護してください!・・・隊長?」
辺りを見回しても漆どころか一人も人間が見当たらない。
「あれ?皆何処に行ったの?」
自分の置かれている状況がつかめていないようだ。

不意に数機のUFOが近づいてくる。
亜希子は脊髄反射でスラスターを全開にしUFOの群れに戦いを挑んだ。
「おちろ〜!」
レイピアの光によりUFOは瞬時に鉄屑と化す。
「え?緊急冷却開始!?」
着地と共にバックパックの緊急冷却に入った。
それを待っていたのか、別方向から3機のUFOが近づいてくる。
「ちょ、ちょっと待って・・・・!」

銃声に混じって、微かな鈴の音が聞こえた・・・


明日もテストだと言うのに、何をしているのだろう・・・
(どの道、バカですけど・・・)


[No.9820] 2005/12/05(Mon) 23:32:58
p4171-ipad08imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
防戦 (No.9811への返信 / 17階層) - 三枝

―肉の壁部隊―

パシュッ!ピィーーーーードン!信号弾は鮮やかな色の煙を出しながら飛んで行き、爆発した。
これで成瀬はここに来るはずだ。「じゃあ、仲間が来ますので」三枝は重傷者にそう言い残し走り去った。

成瀬は舌打ちした。巨大生物の群れが向かって来るのが見える。
スーツ姿(アーマーではない)の自分には一撃が致命傷だ。
「ちょっと失礼」成瀬は重傷者の傍らに転がっている武器を拾い上げた。
「ゴリアス―99か。手入れが少し足りないな」狙いを定め、ゴリアスを発射する。
前に居た数匹が吹き飛んだ。その吹き飛んだ死骸にさらに砲弾を当て、爆風に敵を巻き込んでいく。
見る間に敵の数は減っていき、後数匹となった。目の前まで迫った巨大生物は雄叫びを上げる。
攻撃もせずに…勝ったつもりなのか?成瀬はそう思いながらゴリアスを発射した。
砲弾は巨大生物の隙間を通り、後ろにあった死骸に直撃した。
爆風に巻き込まれた生き残りは天高く吹き飛ばされていった。
成瀬はゴリアスを置き、肩を回した。「やはりブランクは大きい、か」そう呟くと彼は倒れている隊員を担ぎ上げ、ゴリアスを拾うとバゼラートに向かって歩き始めた。

「おっと!」三枝は飛んで来たビームを避けた。転がった先にバゥが待ち構えている。
「うひゃあ!」間一髪で糸をかわし、AS―99Dを撃ちこむ。バゥが悲鳴を上げた。
バゥを倒すやいなや、再びビームが飛んでくる。「こ、こんな状況で治療なんかできるかよ!」
彼はUFOに銃撃を返しながら叫んだ。囲まれている隊員を助けに来たはいいものの先ほどからずっとこれの繰り返しだ。動ける方を先に倒すつもりなのか負傷した隊員は攻撃されていない。
「友理さん。ちゃんと足止めしてくれよ!」「無茶言わないでよ!こんなにたくさん相手に出来ないよ!」
彼女は悲痛な叫びをあげながらサンダーボウ30の引き金を引いた。UFOが何機か爆発する。
UFOで跳ね返った雷撃が巨大生物に降りそそいだ。
彼女はエネルギーを回復する為に着地した。ちょうど三枝と背中あわせになる。
「OKわかった!とにかくこの包囲を抜けよう」「でも…どうやるの?」
「取り合えず、俺の銃の弾が切れるまで一気に撃つ。で、撃ち終わったらあの人を抱えて走るから
襲われない様に援護してくれ」「わかった」彼女は自分の銃を見たフルチャージ完了。弾切れの心配はない。「っしゃあ!行くぞ!」彼は銃を構えた。「サエ君、それ信号弾」「あ…こっちだ」
どうすれば信号弾とアサルトライフルを間違えるのだろう?
不思議に思いながら友理は銃を撃つ三枝を見ていた。


あとがき&解説
伏線張ってないのに信号弾出しちゃったよ…。以後、気を付けます。


[No.9821] 2005/12/05(Mon) 23:42:43
i58-89-120-60.s02.a021.ap.plala.or.jp
突撃! (No.9791への返信 / 6階層) - 不運な会社

カインド「EDF第63海兵隊、いつでもいけるぜ。」
兵「右に同じ」
兵「右に同じ」
前原「突撃!」
山口の海側で大爆発が起きた。海兵隊が突撃したのだ。そして30分後・・
前原「応答しろ!おい、応答しろ!」
カインド「ほとんど、人は見あたらない。見たとしても死骸だけだ」
前原「ちっ。こうなりゃEDF第63海兵隊は突撃して味方陣地まで突撃しろ」
カインド「了解!」
カインド「聞いての通りだ。俺たちの任務は生きのびて、味方陣地まで到達することだ。突撃開始!」


駄文です。駄文の中の駄文です


[No.9823] 2005/12/06(Tue) 05:48:52
ntszok099024.szok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
「動く戦況」 (No.9823への返信 / 7階層) - ケタ

戦闘区域 最前線 壁部隊


ケタのショットガンから放たれた散弾が目の前に迫っていた巨大生物に命中、
胴体に大穴が開き、吹き飛んだ。

「ギガンテス砲撃用意!!」
後ろにいた隊員がマイクを持って叫び、前方にいた隊員達が急いでバリケードに隠れる。
次の瞬間、並んだギガンテスから一斉に砲弾が放たれ、何体もの巨大生物が弾け跳ぶ。

「だ・・だいぶん楽になったッスね!!」
伊地山が両手に持ったアサルトライフルを手当たり次第に撃ちまくりながら叫ぶ。
空中のUFOがジャミング車両の方に流れたため、ケタ達壁部隊は地上の巨大生物のみに
集中することができた。
敵の数は一向に減らないが、火力を集中させていれば突破される危険は減る。

ケタは汗を拭い、ショットシェルを装填しようとした・・・が、
鞄の中にはもう2個のショットシェルしか入っていなかった。

「わり、弾取ってくる!ついでに戦況も聞いてくるわ!(・ω・;)」
「うッス!早く戻るッスよ!」
ケタが周りの隊員に一声かけて、態勢を低くしたまま、後方に走る。

すぐに武器弾薬を積んだコンテナに入り、ショットシェルを自分の鞄に詰め込み、
さらに後方にある直接本部との回線に繋がれた簡易指令トレーラーに
駆け寄った。

「戦況は!?(・▽・)」
ケタが特殊通信兵に叫ぶ。と、いうか爆音だらけで叫ばないと聞こえない。
「どうやら鏡面UFOは無力化したらしい!すでに4割を撃破したそうだ!」
想像以上の朗報にケタの顔がほころぶ。

「だが、今、各ジャミング車両がUFOの猛攻により苦戦しているらしい。
特に第二ジャミング車両は壊滅寸前とのことだ・・・」
「・・・・!(´д`; )」
通信兵の言葉にケタが固まる・・・。

第二ジャミング車両といえば、ワカとシリアがいるところだ・・・。
2人の部隊が壊滅の危機にさらされている!?

「死んでないよな・・(−−;)」
ケタは自分に言い聞かせるようにそう呟いた・・・。





ん〜。他のキャラの話を、妙なチャチ入れられてる間に
侍蟻さん後退したみたいなんで合流できず。
申し訳ない・・・。


[No.9839] 2005/12/06(Tue) 22:12:22
YahooBB220060180019.bbtec.net
「忙しい男」 (No.9839への返信 / 8階層) - 侍蟻

山口戦闘地区


吉冨率いる約30人の隊員は蟻達の総攻撃を受けたため、第一ジャミング車両の護衛に当たっていた。

吉冨「なんとしても守れ!」
真面目な顔で指揮を出し、ショットガンの中にショットシェルを入れた。

吉冨達はジャミング車両を囲むように守っていた。だが、落ちるのも時間の問題である。
蟻達を倒しているものの、攻めてくる数が半端なく多い。
吉冨「鏡面UFOを落としきったら終わりだ。それまで持ちこたえろ!!」
顔を振り向き、反対側の隊員達に伝えた。
そして、また顔を戻し、一体一体を確実に倒していった。

吉冨「くそっ きりがねぇ・・・」
毒づいた吉冨はショットガンを肩に掛け、腰のホルダーからあのマグナム・Dを引き抜いた。
これを使った吉冨の力は凄まじいものだった。
蟻どもは近づこうとするが、この破壊力の前には歯が立たなくなった。それにより敵の量が数える程までになっていた。

この光景を見ていた隊員達は開いた口が塞がらなくなっていた。
隊員A「あんた・・・最強だ・・・」
冷や汗を掻いていた隊員が言った。
吉冨「ありがとう」
二人は背中合わせになり、戦った。
吉冨「ちょっくらまた最前線に用事が出来たのでいってくるぜ」
隊員A「分かった。ここは俺らにまかせとけ」

吉冨はそう言うとマグナム・Dからショットガンに変え、その場を走って行った。
吉冨「周りはまだ激しいなぁ」
と呟いた。そして、途中にはやられた隊員の亡骸が数多くあった。
吉冨「くそっ・・・あいつらめ」
歯を食いしばり、怒りを抑えながら走って行った。

走ること約10分・・・

最前線にやって来た。着くとすかさずショットガンを構え、ピンチな隊員の所に向かった。








ケタさん
合流できますか?
ここに来た理由は最前線の攻撃がもっとも激しく、ピンチな隊員が山ほどいたからです。


[No.9845] 2005/12/06(Tue) 22:47:05
p9138-adsah05tenjmi-acca.fukuoka.ocn.ne.jp
悪魔の罠 (No.9820への返信 / 18階層) - ヘリ兵士

銀色のバゼラードが必死にプラズマをかわして飛び回る。
普段口達者なジョージ・ガルザスもこのときは無言で操縦に専念していた。
いくらジョージの腕がよくても、Xの性能ではガイスの攻撃をかわして反撃するなどと言う事はできなかった。
少しでも操縦を誤ればやられる。
すでにジョージと共に戦った味方のバゼラードは全て撃ち落されるか戦闘不能なほどの損害をうけメタルジャックに帰艦するかしてしまった。

(このやろー俺をなぶり殺しにして楽しんでやがる。)
そう思うと腹が立ったが、どうする事もできなかった。


メタルジャック艦橋

トム・ランバニアは超長距離スコープから送られてくる戦況を見て、歯噛みした。
隣でサムも同じ用に悔しそうな表情を浮かべている。
「だめでもともとだ、大和に対空ミサイルで支援してもらおう、ガイスに当てられなくてもジョージ大尉が攻撃する隙を作る事位はできるはずだ。」
トムが言った。
「よし、大和にガイス攻撃を以来しろ。」
「ラジャ。」
オペレーターがすぐに返事をした。
声が震えている。
「・・・艦隊がミサイル支援を受諾しました。」
すぐに返事が返ってきた。
むこうも準備していたらしい。

メタルジャックの周囲に展開していた艦隊が一斉に対空ミサイルを発射した。
それに気づいたガイスはプラズマを連射して撃ち落した。
その隙を突いてジョージがUT機関砲を見舞うも、効果は無かった。
「くそう、打つ手はないのか・・・。」
トムがガイスをにらみつけた。
「どうやらそうでもないらしい。」
サムの声は普段のものに戻っていた。
「たった今第89、第90艦隊がこちらに向かった、彼らが到着すればこっちの物だ。」
その言葉に、トムの顔もわずかに崩れる。
「そうか。」

が。

「艦長、両艦隊前方に超巨大生物が出現しました。」
「なに!」
「この反応は・・・アクアです!」
「アクアだと!」
その時、ついにバゼラードXにプラズマが着弾した。
サム達がはっとする。
火を噴きながら海面に落ちていくバゼラードX。
幸いコクピッドは無事な用だったが、これでガイスから本土を守る盾はなくなってしまった。

ガイスは悠々と本土に向けて飛んでいく。
第一艦群が対空ミサイルを放ったが、ガイスはそれを難なくかわし、鹿児島へと侵入していった。

「太平洋艦隊に連絡しろ、信号弾を使ってローズ元帥にガイス侵入を伝えろと・・・。」
サムは絶望に満ちた顔で言った。
トムは悔しさを壁にぶつけた。
今山口は電波障害で航空兵器もミサイルも使えない。
逆に生物であるガイスは電波障害の影響を受けない。
このままでは・・・。


不運な会社さん、共闘は俺の想像力じゃ難しい(どうしても艦隊に犠牲が出る)のでこういう形をとりました。その代わり第89艦隊に見合う相手を選んで出しました。
一応聞きますが浮遊生物アクアは知ってますよね?

それとケタさん、ローズ、頼みます。

最後にみなさん、また私の独断で戦況を大きく変えてしまう存在を出現させてしまった事を深くお詫び申し上げます。
申し訳ありませんでした。


[No.9847] 2005/12/07(Wed) 00:18:35
i60-34-94-37.s02.a015.ap.plala.or.jp
蒼の装甲、再び (No.9845への返信 / 9階層) - 虎太郎

「ちくしょう、キリがねぇな・・・」
バルがそうぼやいた。頷きたいが、それでこの状況がどうにかなるわけでもない。結局この発生装置の周りにも、敵がわんさか集まってしまい大混戦というわけである。
クリフはさっきからヘルストームを撃ち続けているが、円盤はなかなか減らない。
「あんたら、一体どれだけいるのさ!」
蓮香もそう言いながら、援軍が来ている方向にカオス・ニルヴァーナを放つ。黒水晶のようなものが援軍のど真ん中で弾け、漆黒の闇となり円盤を呑み込んでいく。
「攻撃を鏡面円盤に集中しろ!他はどうでもいい!」
「ぐああっ!」
刹那、爆音と共にライガンの悲鳴があがった。すぐさま駆け寄り、支える。
「おい!」
「何とか大丈夫みたいです・・・それよりも、アレを・・・」
彼が指差す先には、鮮やかな青色をした円盤が悠然と向かってきていた。
EDFと比べると遥かに小さい軍事力だが、それなりの戦力を持っているはずの自衛隊が、僅か2機で壊滅させられたという驚異の防御力を誇る新型円盤・・・
グランがそこにいた・・・


明日からテストなのに・・・何余裕綽々みたいな事やってんだろう・・・そんな自信あるわけでも無いくせに・・・


[No.9853] 2005/12/07(Wed) 17:18:50
YahooBB219173127038.bbtec.net
「決意」 (No.9853への返信 / 10階層) - ケタ

戦闘区域 対空部隊


「はぁ、はぁ・・・なぁ、精神安定剤持ってないか!?」
御剣がスナイパーライフルをおろし、K.Mに尋ねる。
「いや、下剤しかないな、これでいいか?」
K.Mの返事に御剣が無言でため息をついてライフルを構え直した。

狙撃とは実に神経を使うのである。
しかも、御剣達の対空部隊の責任は重要である。
対空部隊が鏡面UFOを全滅させるまでの時間が長くなればなるほど、
EDF隊の状況は不利になるといっても過言ではない。

「しかし、ジャミング装置の周辺にかなりUFOが群がってるな、大丈夫だろうか」
ムカイがスコープを覗きながらボソっと呟いた。
たしかに相当な数のUFOの攻撃にさらされているのはわかるが、
御剣達は鏡面UFOの撃破が最優先である。

K.Mは舌打ちし、再び鏡面UFOを狙い始めた。


・・・

・・・


最前線 盾部隊

「・・・・(・ω・;)」
ケタが通信兵のいたトレーラーから出てきた。
[第二ジャミング車両護衛部隊が壊滅寸前]
・・・その言葉がグルグルと頭の中を漂う。

「どうした?浮かない顔してるな?」
突然声をかけられ、振り向くと・・・そこには吉冨が立っていた。
テロリスト殲滅戦で殴り合ってから、久々の対面だ。
2人の間に奇妙な雰囲気が流れる・・・。

「吉冨、弾薬ありがとうな」
意を決したようにケタが呟き、すぐさまトレーラーの横にあるエアバイクにまたがり、エンジンをかけた。
「おい・・・!敵前逃亡ってガラじゃないだろう!?」
ケタのエアバイクに吉冨がヒラリと飛び乗り、その衝撃でエアバイクの後部が大きく沈んだが、
ケタは構わずに思い切りアクセルを捻った!
強烈なGと共にエアバイクが走り出す。

「おい!なにを考えている!」
「俺は・・・隊長を失った時の辛さはもう十分だ!(゚∀゚;)」
ケタと吉冨を載せたエアバイクが一直線に第二ジャミング車両配置地点へと走っていった・・・。


・・・

・・・


作戦指令トレーラー

「現在鏡面UFOの8割の撃破を確認!残りの鏡面UFOは後退、
電波障害の外にでるつもりのようです!」
オペレータがローズに叫んだ。
「く、電波障害装置を壊すまで逃げるつもりだな・・・?
対空部隊に通達!なんとしても後退していく鏡面UFOを撃破しろ!」
ローズが双眼鏡で外の戦況を見ながら指示を出す。

・・・が、
「駄目ですな、もはや対空部隊の射程から外れているようです」
チオカが外を眺めながらローズに呟いた。

もはやこれ以上、対空部隊では鏡面UFOは倒せないのか・・・!
いくつかの部隊を突撃させ、鏡面UFOを狙わせるか?
いや、よほどの高機動力でもない限り、敵に囲まれて全滅するだけだ・・・。

ローズが眉間にしわを寄せて考え込む。
・・・・一気に鏡面UFOに接近し撃破、その後囲まれる前に離脱できる戦力と言えば・・・。

「信号弾を用意しろ・・・近藤をここに呼び出せ!」
ローズの指示を受けた隊員が外に飛び出して信号弾の用意を始めた。


「元帥・・・どうやら事態はそれだけではないみたいですぞ」
外を眺めていたチオカが遠方にあがった信号弾をみて呟く。
あらかじめ暗号を伝えておけば簡単な内容は信号弾でも伝える事ができる。

「ソラス級の生物がこちらにむかっている・・・だと・・・!?」
ローズが歯噛みをして呟いた・・・。




ちょい話つめすぎたかな(^^;
侍蟻さん、当初の予定と違うけど、合流しました。

スプーキーさん、勝手に指令だしたけど、大丈夫ですか?
無理そうなら「連絡がとれない」とかで、やめておきますw

今回はガイス襲撃の知らせきいただけにしときました(^^;
仕事中考えるか・・・。


[No.9859] 2005/12/07(Wed) 22:56:20
YahooBB220060180019.bbtec.net
Re: 悪魔の罠 (No.9847への返信 / 19階層) - 不運な会社

レーダー兵「艦長!前方に浮遊生物アクアがいます」
前原「なに!あのアクアか」
大石「艦隊では一番戦いたくない奴だな」
前原「ともかく攻撃開始。全開のスピードで真下を通り、その間に砲撃をする」
両艦隊の標準速度は80ノットだから標準速度で行けば損害はほぼ無い。そして89艦隊がアクアの下に付いたとたんミサイルや砲弾などが大量に当たり触手がどんどん燃えていった。
大石「残り半分はレッドストーンがけりをつける。超ロング灼熱砲準備!」
真下から灼熱の業火を食らったアクアはレッドストーンの一斉射撃で塵になった。
前原「損害が無くて良かった」
大石「そうだな」


やべ!アクア弱すぎたかな。


[No.9864] 2005/12/08(Thu) 05:02:38
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Re: 蟻壊滅作戦 (No.9864への返信 / 20階層) - エア

「やべーなーこれじゃーなー。」クライドがつぶやく。
「あたりめーだ・・・包囲されたからなー。・・・爆撃機の通信はいるはずだが・・。」                     「あ・・・・・・・・・赤蟻・・・赤蟻だーーー!」      はーーーーーーーまえ倒したのにーー。戦闘開始!                                     てきとーですいませんバトル・スレを改造してバトルコロシアムにします。隊員リストみたいにして参加してくばさい。      参加したいときはバト・ファイターと入力してください。    武器とアーマーと道具はさいしょからあるようにします。    お店でかえますくわしいことはやってからのおたのしみ。                              


[No.9868] 2005/12/08(Thu) 17:33:45
dhcp-ubr2-0526.csf.ne.jp
Re: 蟻壊滅作戦 (No.9868への返信 / 21階層) - エア

ダダダダダダダダダダン・・・・・ドキュン            ふ−−ーー やっとたおしたか・・・・だがキャリアーがあるはずだ・・・ちかくに防衛軍がいるはずだ・・・よし合流してキャリアーを撃破するぞ。                 

[No.9882] 2005/12/09(Fri) 18:56:44
dhcp-ubr2-0939.csf.ne.jp
絶体絶命(前編) (No.9864への返信 / 20階層) - 不運な会社

砲術士「艦長。全艦の弾薬が無くなりました。いったん沖縄基地に戻り、弾薬補給をした方がいいと思われます」
前原「分かった。両艦隊ともに沖縄基地に寄港し瀬戸内海から攻撃する。メタルジャックと挟み撃ちする形になろう。そうしないと瀬戸内海のほうから援軍に来る奴らを迎え撃てないからな」
そして30分後沖縄基地に着いた。沖縄基地は相手の攻撃を受けることはなかったようで、損傷は見あたらなかった。しかし、全艦が給油をし始めたそのとき、あるか遠くから空の悪魔・・・ガイスが現れた。

後編へGO!


[No.9895] 2005/12/10(Sat) 05:12:12
ntszok099024.szok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
Re: 絶体絶命(後編) (No.9895への返信 / 21階層) - 不運な会社

前原「陸戦隊、攻撃開始!」
地上の陸戦兵が空中へ向かって多数の弾丸を放っても空中を自由自在に飛ぶガイスに当てられず、当たってもその硬い装甲にはあまり効き目が無かった。
前原「ちっ。こうなったら俺が戦う」
兵「やめて下さい。あなたが死んだら艦隊はどうなるんですか」
前原「大丈夫だ、心配しなくてもいい。死なないからな」
そう言うと前原は二本の日本刀「雷龍」「氷龍」と自前のプラズマユニットとアーマーを装着し、空の悪魔に立ち向かっていった。そのときガイスは艦隊を攻撃していた。後ろから迫る死神のことにも気づかずに・・・・次の瞬間あの硬いガイスの装甲がバラバラに砕け散り、そのガイスは死んでいた。それに気づき他のガイスが攻撃をしたが、全て避けられていた。そしてどんどん敵を倒していき、全ての敵を倒した
前原「ふー。何とか生きのびたか。全艦の修理と弾薬補給、給油を早くすませろ」


前原中将強すぎかな?


[No.9896] 2005/12/10(Sat) 05:28:36
ntszok099024.szok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
蒼魔の光芒 (No.9896への返信 / 22階層) - 虎太郎

やはりグランは手強い。撃っても撃ってもなかなか落ちない。
先程グランの攻撃を受けたライガンを無理やり階下に運んで戻り、クリフはそう思った。
「グランの相手はいい、鏡面円盤はどこだ!?」
クリフが見渡せど、二十数機程にまで減らしたはずの鏡面円盤が全くと言っていいほどいなくなっている。
そして、他の円盤の隙間から遂に奴等を発見した。ここから遠ざかって行くではないか!
「まずい、退却されているぞ!何とかして全部撃ち落すんだ!」
「残り時間は?あと何分なの?」
「もう十五分を切っている!急げ!」
蓮香が再びサンダースナイパー40を狙い撃つ。運の悪い通常円盤やバクーが何機か巻き込まれて沈んでいった。
「隊長!」
「バル!お前もあいつ等を狙うんだ。この隊で一番の狙撃手であるお前がな!」
「了解ぃ!」
顔全部にニカッとした表情を浮かべてバルも狙いをつける。さて・・・
   ドン!
ヘルストームをグランに命中させて叫ぶ。
「貴様の相手はこの俺だぁ!」
その雄叫びに答えたのだろうか、ビームのチャージが始まる。そして発射の一瞬の弾道を見切って避ける!
クリフは見事に回避した。標的から逸れたビームがコンクリートの地面に着弾し、爆発する。破片が飛び散り、小さい石っころがアーマーに当る。
「どこ狙ってんだよ!おらっそらっ!」
続けて二発命中させる。奴は硬いが、機動性には劣るので当てるのは容易だ。
「弾き返された!?もう電波の圏外かよ!」
バルの焦った声が聞こえる。
「落ち着け!電波の効果が離れたせいで弱くなっただけだ。まだ撃ち落せるはずだ。」
「援軍が来るわよ!大体・・・ざっと30はいるわね。」
「ほっとけ、あと鏡は何機だ?」
こうしている間にもグランへの攻撃は止めない。
「10・・・6ってとこっすね。」
「急げ、もうそんなに時間がない!」
「バル、あんた九機よろしく。あたし七機やるから。」
「へいへい。」
「無駄口を叩くな!」
グランの装甲にようやく傷が見え始めたその時である。グランがビームを突然乱射してきた。
「何だ?当るわけねぇだろ!」
と、着弾点を見たときその真意に気づいた。コンクがえぐれている。奴はこの建物ごと発生装置を壊すつもりだ。
さっきから攻撃を避け続けていたためにもう足元はボロボロである。もっと早く気づくべきだった。
「やられるかよっ!」
ヘルストームを間断なく撃ち続ける。幸い、物資弾薬だけは重偵察車にたっぷり積んでおいた。どんな装甲だって、いつかは崩壊するだろう。
グランが大きく右に傾いた。その反対方向を見ると、SG-100を構えたライガンがいた。開発部の2人に手当てをしてもらったのだろう、元気そうだ。
「おぉし、ライガン、久しぶりに二人で突撃といこうか!」
「はい、師匠!」
鏡面円盤担当の二人も、もうすぐ片が付きそうだった。
「あと5っ!」「あと6ぅ!」
「やるわね・・・」
「俺の狙撃は一流だかんね。」
「まだまだ、そこ!」
「逃げるなんてつれないぜ。もっと遊んでけや!」
また1機、また1機と落ちていく。


私もこれを今年の本編最後の投稿とさせていただきます。楽しい試作試験のネタも尽きてきた事ですし。
まだテスト終わってないけど、土曜日だからゆっくりしてました。さ、勉強するかな。


[No.9906] 2005/12/10(Sat) 13:06:53
softbank219173127038.bbtec.net
友の傷、流れる血を癒す者は (No.9882への返信 / 22階層) - jagaimo

   ――第三ジャミング車両配置地点――


「第二ジャミング車両壊滅状態・・・。さらに電波障害のアウトレンジに鏡面円盤部隊の20%・・・。」
サエは陰に隠れてバツの悪そうな顔で、送られた情報を再度確認した。
ジャミング車両は一機でも生き残れば作戦は成功する。しかし第二ジャミング車両を叩いた敵が、こちらに来るとなるとまずい事になるのだ。
そして電波障害の射程範囲外に、鏡面円盤が残っているのは少し痛い。
「ローズ元帥はどうするんだろう?」
そうつぶやきながら空を見る
「!?」
突然、サエの視界に円盤が入った。



ルミはサエの元に走りながら円盤を撃ち落し、敵円盤のレーザーをくぐり抜け、やっとこさサエにいる物陰に近づけた。
一機の円盤が物陰の向こうに飛んでいく。
と、地上と円盤。両方向からレーザーが放たれ、交差した。
地上から放たれたレーザーは円盤の特殊装甲を一瞬にして融解、貫通する。
一方のレーザーは物陰に刺さり土埃を上げさせた。
目の前で起きた一瞬の出来事に、ルミは少しの間困惑した。
敵から放たれたレーザーは物陰に刺さった。そしてその物陰からレーザーが放たれたということは・・・。
「サエ!?サエぇ!」
焦り、怒り、悲しみが一気に込み上げてきた。
ルミは無我夢中で走りながら、親友の名を叫ぶ。
目頭が熱い、喉が痛い、そんな中で強く――サエは死んでいない――そう思った。
膝を擦り剥くのも気にせず這って行って、突っ込むように物陰を覗き込む。
「サエ!」
そこにはルミの会いたかった顔があった。
「ルミ・・・?」
「うん!」
どうやら放たれたレーザーは4発中3発外れ、1発が肩を貫通したようだった。
肩からは血が流れている。
「動ける?サエ。」
「・・・とりあえず血を止めて。」
ルミは持っていた紐で肩を縛り、出血を抑えた。
そしてサエの肩を担いで歩き出した。と
「・・・どこ行けばいいんだっけ・・。」
サエがため息をついた。
これ位ならまだ大丈夫だろう。
ルミは心の中で安堵の息をつきながらそう思った。


これでこの二人の出番はありません(ぉぃ
久しぶりに書くと文の構成が曲がってきてしまいますね。
私は元々曲がってますけど・・・・・。(泣)
これからメイン休止ということなので、私の方も外伝を書きます。


[No.9914] 2005/12/10(Sat) 16:18:05
fw1.tcn-catv.ne.jp
忘れられている存在?ageる俺 (No.9914への返信 / 23階層) - 名無し

という訳でageます期待してますので
妄想好きの小中学生とSSが馬鹿にされたらしいですね
自分が馬鹿にされた気分ですね(←妄想好きの小学生)
でもそれは、間違っていると思いますよ、想像性がなければ
人間は、命令に従うだけの機械になってしまうと先生にいわれたことがあります
この地球防衛軍というゲームでも想像性がなければ作戦などというものは、
思いつきません、ですから想像性‥‥考えるということは、人間の最大の特徴で
かなり大事なものなのです。


[No.10264] 2006/01/18(Wed) 02:36:36
pdd3f28.tkyoac00.ap.so-net.ne.jp
「疾走」 (No.10264への返信 / 24階層) - ケタ

前回までのあらすじ

山口エリアで始まったマザーUFOとEDF隊の戦闘は熾烈を極めた。

EDF隊の奇策「電波障害作戦」により、エイリアンの鏡面UFOは無力化、
鏡面UFOの8割を撃破する。
そんな中、ワカ、シリアが配属されていた第二電波障害発生装置の護衛部隊が壊滅状態との
報告を知ったケタは、偶然居合わせた吉冨を巻き込みつつ、
第二電波障害発生装置配置地点へ向かう。


戦闘区域 第二電波障害発生装置配置地点付近

肉の壁部隊のわずか後方のラインに沿って、
ケタが運転するエアバイクが吉冨を乗せたまま、疾走している。
いくら急ごうとしても、壁部隊の前を突っ切ってしまえば、敵に狙われ、
最悪の場合仲間の銃弾に当たってしまう。

「おい。そろそろ理由を話せよ・・・部隊を離れてどうするんだ?」
エアバイクの後方に座っている吉冨が不機嫌そうな声を出す。
「第二電波障害・・ワカとシリアがいる部隊が壊滅したんだ(・ω・;)」
ケタは少し迷ったが、吐き出すように言った。

「ワカは知らないが、シリアってのはテロの時の元気な女か・・。
お前冷静に見えて、かなり直情的なんだな」
ケタの言葉に半ば呆れながら吉冨が呟いた。

部隊の仲間がピンチになるなど当然の出来事だ。
それにいちいち反応し、自分の命令を放って駆けつけていては、キリがない。
そこまでして助けたい仲間・・・恋人なのか恩人か・・・。

「言っておくが、俺らが目指している場所は死地だぞ?」
「わかってる・・・!(=ω=;)」
2人の乗せたエアバイクが第二電波障害発生装置の配置地点にたどり着いた・・・。





メインストーリー復活させました!


[No.10272] 2006/01/19(Thu) 20:13:36
softbank220060180083.bbtec.net
あらすじ確認 (No.10272への返信 / 25階層) - ヘリ兵士

前回までのあらすじ
九州地方に集まっていたインベーダーがついに総攻撃を開始し。
陸上自衛隊福岡師団と第51遊撃隊他EDF日本支部の過半数の部隊が迎撃に出たが、圧倒的数を誇るインベーダーの前に自衛隊は壊滅、EDFも苦戦を強いられる。
そんな中トム・ランバニアは友軍艦隊と協力して福岡奇襲を行おうとしていた、が、ガイス、の出現で失敗、戦況は更に悪化してしまう。


ケタさん復活ばんざーい


[No.10275] 2006/01/20(Fri) 23:42:41
i220-99-224-86.s02.a015.ap.plala.or.jp
Re: あらすじ確認 (No.10275への返信 / 26階層) - 三枝

「まぁ。こんなもんかな」三枝は満足そうに修復が終わったギガンテスを眺めた。
これを見つけたのはトレーラーから出た時だった。
破壊されて乗り捨ててあったのを、トレーラー内で入手したリペアスプレーαで回復させたのだ。
やはり神武器の威力は伊達ではない。
乗れそうだよ、と言って友理を呼ぶと彼女は首を傾げながら現れた。「あのさぁ」「ん?」

「前の話ってこんな続き方するような終わり方だったっけ?」「う……」
「さそもそもさ。こんな所に戦車が乗り捨ててあるって無理がない?」「うぐ……」
「やっぱそう言うご都合主義の話は良くないと思うんだよねー」
「ま、まぁ。気にしない気にしない。うん。気にしちゃいけない」

うんうんそうだ それがいい、と頷く彼に友理はとどめの一言を言い放った。
「これってギャグのつもり?」「!!!」「……」「……」
「……そ、そんなに落ち込まないでよ」「……」
「ほ、ほら点ばっかじゃ話が進まないでしょ。気を取り直して。ね?」
「あ、ああ…じゃ取り合えず前線に戻るか」
彼はギガンテスに乗り込み、友理が乗車するのを確認するとアクセルを踏み込んだ。



なにがしたいんだろうこの話…取り合えず模試も終わったので書いてみました。


[No.10290] 2006/01/25(Wed) 22:25:29
i220-109-140-80.s02.a021.ap.plala.or.jp
チョー!豪華メンバー! (No.10290への返信 / 27階層) - jagaimo

EDFおよび自衛隊による敵インベーダー、マザーシップ攻略迎撃戦、一五○○時点の戦況報告。
第1電波障害発生地点護衛部隊残存兵力 約83%

第2電波障害発生地点護衛部隊残存兵力 約49%

第3電波障害発生地点護衛部隊残存兵力 約75%

陸戦迎撃部隊残存兵力 約63%

狙撃部隊残存兵力 詳細不明により90%と予測

目標攻撃部隊残存兵力 100%

時刻一四一五に敵精鋭部隊が出現、第2電波障害発生地点護衛部隊に攻撃を開始。
敵鏡面円盤残存部隊20%が電波障害範囲外にて待機中。


――主力攻撃部隊待機地点――

「どうなるか・・・・」
カザミは目を細めて、やがては戦火に包まれるであろう空を見つめていた。カザミ達の配属された主力部隊は今、敵の攻撃が鎮火するまで間待機中である。
「戦車に歩兵を取り付かせて突っ込むなんて、派手な作戦ですね」
アリアスが苦笑しながら言う。
「ははは、マザーには死角ってもんが無いからな」
マザーはその形もあって全方位に対して射撃を行える。唯一攻撃を止める策といったら砲台を全て叩き落すしかない。
マザーに対する作戦はこうである。ギガンテス50両に陸戦兵125、ペイルウィング150の兵を乗せてマザーシップ直下に突撃、撃破する。先発隊としてエアバイクSDL−2に乗った選りすぐりのバイク兵16名が攻撃を錯乱、砲台攻撃隊にベテランパイロットの乗ったバゼラートα8機、バゼラートγ2機が就く。簡単な作戦だが成功することは難しい。まさに決死の作戦である。
「そうだ、運転手に挨拶でもするか」
カザミはそう言うと戦車のハッチを拳でたたいた。
「はいはい、どちら様?」
軽い応答と共に中からはアリアスより一つか二つ、歳上の青年が出てきた。
「この車両に乗せてもらう第17混成遊撃小隊隊長のカザミ少尉だ。よろしく」
「どうも、よろしくお願いします。少尉殿。第58独立戦車小隊所属の四季山一等兵です。と、そちらの君は?」青年は微笑みながらアリアスを見た。
「え?ああ、アリアス一等兵です。よろしくお願いします。四季山さん」
アリアスは虚をつかれて一瞬戸惑った。
「よろしく。そんなに硬くなるなよ。年は上でも階級同じだからね。あと名字じゃなくて名前の桐人、キリヒトって呼んでくれ」
カザミは久しぶりにここまで軽い人物を見た。マザー特攻作戦を前にして笑顔でいられる人間などそうそういない。しかしカザミはこう言う人間は嫌いではなかったりする。
「頼むから振り落とさないでくれよ」とカザミが苦笑いしながら言った。
「大丈夫ですよ。女性とドライブしてる気分で安全運転に心がけます」
言い終えると適当な敬礼をして戦車の中へ入っていった。


「第二ジャミング車両の防衛部隊が壊滅状態らしいですね」
報告文書から目を離し、アリアスは不安そうに空を見た。
「ああ、敵の精鋭部隊が動き出したらしい。・・・多少の出血は覚悟した方が良さそうだ」
今二人がこうして話しているときも前線では死闘が繰り広げられている。
二人の口調は穏やかだが、もちろんその事は承知しているつもりだ。カザミは表には出さないが今すぐにでも仲間の元へ助けに行きたい衝動を必死で抑えている。アリアスも同じことだろう。
「ところで何だ?それは」
カザミはアリアスが腰に引っ提げている異型の銃に目を留めた。
「これですか?ケティウスですよ?」
「け、けてうす?」聞きなれない単語だったので聞いて舌が回らない。
「本当はKT−5933短機関銃って言うんですけど。ケティウスって名前が付いてるんです」
「ほ、ほほぅ・・・。」
KT−5933短機関銃――通称ケティウスは今までのサブマシンガンとは違い、銃後部にガトリング機構を搭載し、マガジンを4個付けられる。AS−22RRの銃弾を引用、改良し総弾数を保持したまま威力を微妙に高めることに成功。ただ欠点はガトリング機構に手を触れると指が飛ぶ。
反動が少ないので片手でも撃てることで人気を集めている銃だ。アリアスは2丁提げている。
「これでUSOは一機も近づかせませんよ」
アリアスは銃を振り上げて微笑んだ。
横ではカザミが難しい説明を受けて目を瞬かせていた。





やっと書けました・・・。もうなんかお久しぶりという感じです。
先日、使っていたパソコンが逝ってしまいましたので、少しばかり離れていました。
マザーに仕掛ける作戦はこんなんでよかったでしょうか?
歩兵部隊の数が少なかったかもしれませんね。おっしゃってくれれば改訂します。


[No.10292] 2006/01/27(Fri) 21:11:47
fw1.tcn-catv.ne.jp
Re: チョー!豪華メンバー! (No.10292への返信 / 28階層) - ケタ

第二電波障害発生装置配置地点


「・・・(・ω・;)」
その光景にケタは思わず言葉を失った・・・。

酷い光景だ・・・。
地面には多くのEDF隊員達が倒れ、空はUFOが飛び回っている。
ギガンテスは煙を上げ、そしてジャミング車両も完全に破壊されていた。

「そんな・・・(。。;)」
「ケタ!気を抜くな!!上だ!」
吉冨の叫び声と同時に赤い何かがケタ達の上空を高速で通過し、
その爆風で、エアバイクが横転する!

上空に2機の赤い高性能UFOが旋回している!
亜音速で飛行する高性能UFOに歩兵では歯が立たない。
ここがこうも簡単に壊滅させられたのはこいつが配置されていたからか!

「やっかいな奴がいたな・・・ケタ!乗れ!」
地面に転がった吉冨が、すぐさまエアバイクを起こし、またがった。
そして半ば放心状態のケタの腕を掴み、強引に後ろに乗せ、発進する!

「いいか!倒れている隊員達はまだ半分は死んでない!救助を呼ぶには上のハエを倒すしかないんだ!
しっかりしろ!」
吉冨がエイバイクを操縦しながら叫ぶ。
その疾走するエアバイクに高性能UFOがビームを放ちながら接近する!

「・・・!!!」
吉冨が急ハンドルを切りビームをかわす!
しかし、高性能UFOが2人の真上を通り過ぎた瞬間強烈な爆風が発生し、
2人の乗ったエアバイクを襲った!

だが、次の瞬間、爆風に乗りエアバイクが宙に舞い上がった。
「うぉぉお!(・ω・;)」
「衝撃波のエネルギーはほとんど爆風に変わる・・!
エアバイクならサーフィンの要領で・・・・!」
舞い上がったエアバイクの上で必死の形相の吉冨が、ハンドルを切る。

数メートル跳ね上げられたエアバイクが激しい振動と共に地上に落ち、
そのまま滑るように走行を再開する。
そのエアバイクに2機の高性能UFOが再び接近しだした・・・!




基本的にケタ達はマザー本体との戦闘には参加できませんので、
お願いします(^^;


[No.10296] 2006/01/28(Sat) 03:43:04
softbank220060180120.bbtec.net
Re: チョー!脇役の市民精鋭軍はとゆうと (No.10296への返信 / 29階層) - エア=ウィング

ココで思い出しほしい・・・・長い日に沈黙をしていた我々達は、
なにをしていたか・・・・それは悪夢のような兵器を開発をしていた・・・ジェノサイドをこえるスーツ『ファイタースーツ』を・・何日たったんだろうか・・・・実験用の精鋭UPOを無残な姿にした日から・・・ 


[No.10298] 2006/01/28(Sat) 12:45:14
dhcp-ubr2-0961.csf.ne.jp
VS精鋭 (No.9756への返信 / 1階層) - あろんα

あらすじ(?)

遅刻しながらも戦闘に参加したウスイとカツは、負傷した兵を治療に行かせた。
今は治療に行かせた隊員の代わりに戦っている。

肉の壁部隊

治療に向かった隊員は、重傷なのかなかなか帰ってこない。
─二人だけでは壁が薄過ぎる
ウスイはそう感じながらAS-99Dに弾を装填する。
バリケードの外ではカツがショットガンを乱射しながらぶつぶつ文句を言っていた。
ウスイは装填を終えるとバリケードから身を乗り出し、近づいてくるバゥに標準を合わせて引き金を引いた。
バゥが死んだかどうかをろくに確認しないまま、他の巨大生物を撃ち抜いていく。

あっという間に10発の弾を撃ちつくし、再びバリケードに身を隠す。
「こんなんじゃ本当にキリがねぇ」
連射性能の高さと長い射程に魅力を感じてこの武器を使っているが、最近10発という弾数の少なさに不満を感じている。
取り敢えず弾を取り出そうと鞄の中に手を突っ込んでみるが、ない。
鞄の中には予備の弾が一個も入っていなかったのだ。
「くそっ!なんで気が付かなかったんだ!」
「弾が切れそうだ!」
ウスイが叫ぶのとほぼ同時にカツが叫んだ。
「しょうがねえ、一回退くぞ!逃げろぉ!」
急げば直ぐに物資のあるコンテナにつけるはずだ。それまでは持つだろう。
そう思いながら後ろを振り返ると、陸戦兵が5、6人ほどこっちに向かってきていた。
さっきの隊員か?なんにせよありがたい
ウスイは状況を伝えようとしたが、口を開く前に先頭の隊員にさえぎられた。
「ジャミング車両に向かってくれ!このままじゃ危険だ!」
「どこの車両だ?」
「一番危険なのは第二だが他もこのままでは壊れるかもしれない!」
そこまで聞いたときにはお互いがすれ違い始めていた。
「わかった」
とだけ短く言って二人はさらに急いだ。

コンテナが見え始めたとき、頭上から音が聞こえた。
なぜかUFOが二機、自分たちを追いかけてきたのだ。
UFOは二人を追い越して一機は右斜め上に、そしてもう一機は正面に止まった。
カツは右斜め上のUFOをすばやく撃ち落し、短刀を抜いた。
そしてUFOのレーザーを巧みにかわしながら機動力を活かして一気に間合いを詰め、UFOを一刀両断─なんてことができれば苦労はしない。
実際は、身を屈めて走り間合いを詰めて、刀を振りぬく。
無論一刀両断なんて神業は不可能なので、敵の攻撃手段をつぶすことに専念する。
ガン、と鈍い音が鳴り、UFOは上空に逃げる。
よく見ると、UFOの足が一本だけ短くなっている。
UFOがもう一度攻撃を仕掛けようと動こうとした瞬間、弾丸がUFOの中心部を射抜いた。
「助かった・・・」
二人はほっと一息ついてからコンテナに入った。

鞄いっぱいに弾丸を詰め込んだ二人は、ジャミング車両目掛けて全速力で走っていた。
話によると鏡面UFOはまだ全滅していないらしい。
「これで万が一残ったらどうすんだろうな。中心部撃ち抜くの結構大変そうだし・・・」
「今からそんなこと考えてもしょうがないだろ」
ウスイの不安をカツが一蹴する。
本当はもちろんカツも不安だが、考えたところで戦況が変わるわけでもないのは目に見えている。
後はローズ元帥の作戦次第だな・・・
カツは狙撃部隊だけで鏡面円盤がすべて撃墜できるとは思えなかった。
ふと、紫色のゴマ粒のようなUFOの群れの中に赤色のUFOが見えた。
それも一機ではなく、複数の精鋭UFOが飛び交っていた。




お久しぶりです。そして中途半端です。すいません。
長い間書いてなかったのでだいぶ下手になったかも・・・
ちなみに二人が向かったのは壊れそうな第二ジャミング車両です。


[No.10301] 2006/01/28(Sat) 17:00:32
3dd52131.catv296.ne.jp
「バトルメイデン隊」 (No.10301への返信 / 2階層) - ケタ

=前回までのあらすじ=
電波障害の効果で敵の鏡面UFOの8割を撃破することに成功する。
だが、通信ができず的確な指令ができない状態が続き、各部隊が苦戦しだしている。

電波障害を解除する前に鏡面UFOを全滅させねばならないのだが、
残りの鏡面UFOが射程外に後退してしまった。
ローズは高機動力をもつ近藤を呼び出そうとするが・・・・・。



作戦指令トレーラー

「元帥。どうやら近藤はこれないようですな」
チオカが表情を暗くしてローズに呟いた。
後退した鏡面UFOを撃破するためには近藤の操る違法改造エアバイクの
機動力が必要だったのだが・・・。
ローズはため息をつき、空を仰いだ。
「もはやこれ以上電波障害を続けるのは危険だ・・・・。
バトルメイデン隊を出撃させる!」

バトルメイデン隊(隊員リスト1のレスを参照)
精鋭を集め、コスト度外視の装備を持たせたペイルウイングの特殊部隊である。

「・・・。よろしいのですか?バトルメイデン隊はいわざ切り札。
マザー強襲部隊の要としていたはず・・・」
「ここで作戦が詰まれば、次の手があっても意味はないだろう・・・」
チオカに対しローズがイラだった様子で答えた。

マザーに対してぶつけるはずだった戦力をここで出さざるを得ないとは・・・。
なかなか思い通りにいかないものだ・・・。


第二電波障害発生装置配置地点

「うおおお!!(゚皿゚;) 」
上空から迫りくる高性能UFOにエアバイク後方に座ったケタがショットガンを連射した。
散弾のうちの何発かが高性能UFOの走行をかすめたのか、高性能UFOが空中で
大きくフラつき、そのままの勢いで地面に突っ込み爆発した!

「よし!あと1機だ!」
吉冨が爆破炎上する高性能UFOを横目で確認しながら叫んだ。
ヤツは亜音速近くで飛行しているが、
逆に言うと正面から攻撃できれば、ヤツは亜音速で銃弾に突っ込んでくるのだ、
通常兵器でも撃破することはできるのである。

なんとかなる・・・
安心したのも束の間、残りの一機がこちらへ突っ込んできた!

「ま、まだリロードしてるっつの!(・皿・;)」
揺れるバイクの上でさらに焦りもある。
慣れているはずの装填がうまくいかない!
そうこうしている内に、2人のエアバイクの上を高性能UFOが通過した!

そしてまたエアバイクで敵の発生させた衝撃波を下方に捕らえ上空に舞い上がる!
・・・・が!

キシュシュシュ・・・・

「なんだと!!」
エアバイクが妙な音を立ててエンジンが止まってしまった!
強烈な爆風を難度も受けたため、さすがに無理がきたのだ。
2人を乗せたエアバイクは完全に動かなくなり、
なんの抵抗もできずに地面に叩きつけられてしまった・・・。


[No.10306] 2006/01/29(Sun) 03:40:12
softbank220060180120.bbtec.net
戦車 (No.10306への返信 / 3階層) - 三枝

「酷い…」友理は目の前の光景に言葉を失った。
前線に戻りギガンテスを降りた二人が見たのは死体の山だった。
地面には血溜りができ、持ち主を失った武器が転がっている。

「一体何があったんだ?」三枝が腕を組みながら転がっている武器を見た。
「ライサンダー、ソルリングにゴリアス、こんだけ強力な武器があって、だ」
彼は死体を一瞥した。「ペイルウィングまでいたんだぜ?巨大生物がたんまり来たって負けやしない」

「狙撃できなかったからかな?」
この辺りには廃墟が少し残っている。ちょうど彼らのいる位置は狙撃隊から死角になっていた。
「にしたってこのやられ方は異常だろ」「じゃあ、よっぽど強い何かが来たんじゃない?」
それを聞いて彼の表情が少し強張った。
「……なぁ、今ここには俺達二人しかいないよな」「うん」
「その”よっぽど強い何か”が今来たら。やばいんじゃ―!」

そこまで言った時ビームが足元で爆発した。
爆風に吹き飛ばされ宙を舞った。
地面に叩きつけられる。
鈍痛に全身を襲われた。
火傷の痛みと叩き付けられた痛みが同時に込み上げてくる。
ビームは避けられるが爆風はどうにもならない。
痛みを堪えよろよろと立ち上がる。

アーマーのおかげで軽傷にはなっているが、
それだって何発も耐えてはくれない。
寝転がっていてはマズイ。
あっと言う間に先程見た風景の一部と化してしまう。

「こいつだったのか…」
彼に視線の先では一棟のビルが倒壊し粉塵を上げていた。
その中から一機のダロガが砲塔を光らせながら現れた。



この前より多少はマシになったかな?
ダロガの登場シーンはゲームを参考にしました。
(鏡面円盤と一緒に出てくるステージです)
あのステージの始まり方って結構いいと思います。
最初目の前には何もいないんですよね。
で、突然ビルが崩れてそこからダロガが出てくるっていう。
最初見た時かっこいいなぁって思いました。


[No.10310] 2006/01/29(Sun) 14:36:40
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神速の新手と赤い悪魔 (No.10310への返信 / 4階層) - jagaimo

一五三五時  狙撃部隊配置地点


ムカイは戦闘開始からずっとスコープを覗き込んでいた。2時間も狙撃を続け、そろそろ神経が参ってきている。神経安定剤を大量に飲んでもアドレナリンのせいで手先が震える始末である。
今まで百何十機ものUFОを落としている。が、いまだに肉の壁部隊の上空にはUFOが群がっていた。
2時間前と比べれば圧倒的に数は減っているが、消耗した陸戦兵にとって脅威だろう。
「フン・・・」
軽く鼻を鳴らし、スコープに敵影が映る度にラピットハントの引き金を引く。
「そろそろ弾が無くなってきたみたいだ」
隣にいるK.Mが自分の鞄のなかを覗きながら呟いた。
それはムカイも同じである。ムカイが肩に担いでいるデストロイ・コアという大口径狙撃銃の弾はとうに尽きていた。デストロイはあまり量産されていない銃なので、銃弾も数に限りがある。つまり後方にある補給車に行っても弾がないのである。
K.Mの銃は見たこともない形をしているので、自分の予備を分けてやることもできない。
「ここは任せて取ってきたらどうだ?」
御剣が気を利かせてK.Mに言った。
K.Mは少しばかり考えた後、「頼む」と言い残して姿勢を低くしたまま後方へ向かっていった。
「第2電波障害車両が破壊されたな」
御剣がスコープから目を離し、電報らしき書類を見ながら話しかけてきた。
「ああ」
ムカイは御剣の顔を見ながら、素っ気無く答えた。
「・・・仲間か?」
御剣の顔を見ていたら、ついてそんな言葉が出た。別に相手を思っていった訳ではない。ただ、何となく感じた。
「ん・・・さぁな」
御剣は会話に飽きたように書類を放り投げ、再びスコープに目を戻した。
吊られてムカイもスコープを覗き込む。その時だった。何かが視界を横切った。
不信に思い、横切った物体をスコープで追う。居た。赤いボディのUFOが7機ほどの編隊を組んで、肉の壁部隊上空を旋回していた。
「やるか?」
御剣も精鋭UFOに気付いたらしく。ライフルのマガジンを確認しながら、問いかけてきた。
手を出せば、間違いなくこちらを潰しに来るだろう。たった4機だが1機でも落とし損ねればこちらがやられる。
「他のやつらにも伝えてくる。15時45分、一斉射撃だ」
ムカイはそう言うと鞄に手を突っ込み、銃弾に埋もれていたSMG−109――百九式高性能短機関銃を取り出す。
「にしても」
「「ムカイの背中に声をかけた。
「遅いな!まったく、あいつは何をやっているんだ?」
ムカイは振り返り、思いっきり不機嫌な御剣に対し首を捻って見せた。


   ――狙撃部隊後方補給物資運搬車両内――

「お!これだ。・・・散らかしすぎたか・・・・・?」
K.Mの周りには大量の薬莢箱が散乱していた。



勝手に肉の壁部隊上空に精鋭を出してすいません・・・。
そういえばあろんαさんの書き込みにバゥが出ていたのですが、SS集にバゥの登場はしていましたっけ?
記憶があいまいなので、どなたかお答えください〜!
そして細くてすいません・・・。
ケタさん、御剣とK.Mの性格と口調はあれで良かったでしょうか?^^;


[No.10311] 2006/01/29(Sun) 15:40:29
fw1.tcn-catv.ne.jp
「戦場の貞子」 (No.10311への返信 / 5階層) - ケタ

第二電波障害発生装置 配置地点


壊れたエアバイクは2人を乗せたまま地面に激突し、横転する。
叩きつけられる寸前にバイクから飛び出したケタと吉冨だが、勢いは止まらず、
瓦礫の散乱している地面を激しく転がる!

「まずい。高性能UFOがまだ一機いるのに・・」
吉冨が強く打った頭を押さえながら呟いた。
幸い体に重大なダメージはないようだが、生身で高性能UFOを相手するのは
いくらなんでも無謀だ。

しかし・・・。
突然2人の上空にいた高性能UFOが黒煙を上げながら落下し・・・
そのまま爆発した。

「仲間の攻撃か・・?助かったぜ・・」
吉冨が方膝をついて息を吐き出した。
そして・・うずくまったまま動かないケタの姿が目に入った・・・。

「・・・おい!どうした!?大丈夫か!?」
さすがに慌ててケタに駆け寄った。
もしや地面に叩きつけられた際にどこかに怪我でも・・・?
「お、俺の眼鏡どこ?(;3皿3)ノシ」
ケタはほとんど貞子のように地面を這いまわりながら呟いた。

ケタのヘルメットのバイザーが割れ、眼鏡をなくしたらしい。
吉冨はため息をついて、ケタの周りの地面を見渡した。

「・・・ケタ。あったぞ・・・」
「ゴメ、助かった(;3ω3)」
「だが、完全に割れてるぜ」
その言葉にケタが固まった・・・・。




jagaimo さん、K.Mと御剣は完璧でしたぜ〜。
あと、実は最初に第二電波の所にあらわれた高性能UFOは5機、
ケタ達が駆けつけた時にいたのは2機なんですよね。

つまり、何機かが戦線を移動しているわけで、肉の壁部隊の上空に
現れても全然問題ないです。
むしろツジツマが合います。

ケタ達上空の勝手に爆発した高性能UFOは
>15時45分、一斉射撃だ」
で、撃破されたって感じでいいですか?


[No.10312] 2006/01/29(Sun) 16:50:56
softbank220060180120.bbtec.net
戦車×戦車 (No.10312への返信 / 6階層) - 三枝

「よっ!っと」宙を舞った三枝は目の前に迫った大地に手をついた。
そのまま体を前転させて立ち上がり全力で走る。
「おっ!俺って結構運動神経いいんじゃ―」そこで言葉が途切れた。再度爆風に吹き飛ばされる。
地面に到着する前に何かに激突した。背中に激痛が走る。「ぐお!」
ぶつかった何かに目を向けた。痛みに歪んでいた彼の表情が歓喜のそれに変わる。

「ギガンテス!」急いでハッチを開けた。ダロガの砲塔が光る。
車内に体を滑り込ませる。ブーツの底をアクセルに叩き付けた。
「急げ!急げ!急げ!」叫びながらバンバンとハンドルを叩く。
キャタピラが回転する。爆発音を背にギガンテスが走り出した。
ハンドルを切り、ダロガを前方に捕らえる。主砲を敵に向けた。
「これで…互角だぜ…」肩で息をしながら彼はニヤリと微笑んだ。

「おおおぉぉぉ!」ギガンテスをバックさせる。目の前で爆炎が上がった。煙の中に敵のシルエットが現れる。トリガーを引き、砲弾を見舞う。ダロガの表面で爆発が起こった。
「やった…わけないか」先程から何発も砲撃しているが敵が倒れる様子はない。

煙の中からビームが飛び出した。「やべぇ!」慌ててバックさせるが遅かった。
ビームが直撃し車体が大きく揺れる。舌打ちをしながら砲撃を返す。
再びアクセルを踏み込む。一度距離を離したほうが良さそうだった。
バルカンの射程に入りかけている。たとえギガンテスでもあれを食らえばひとたまりもない。
あっと言う間に穴だらけになり兵器から棺桶へ早変わりだ。

「!?」アクセルを踏み込むがギガンテスは動かない。
足を離し、再度アクセルを踏むが、全く動く様子はない。
何度試してもギガンテスは走らなかった。先程の攻撃で車輪がやられたようだ。
「おいおい…勘弁してくれよ…」彼が眉根を寄せた時、車体が激しく振動した。

見ればダロガはすぐそこまで接近している。
「クソッ!」トリガーを絞り、反撃する。敵は倒れない。
もう一度攻撃する。敵は倒れない。
なんとかここで勝たなければならなかった。
戦車を乗り捨てて逃げてもすぐに追いつかれてしまう。
勝てる可能性が僅かでも残っている限り攻撃を続けるしかない。
再度砲弾を打ち出す。もう一度。もう一度。何度攻撃しても敵は倒れない。

ダロガの砲塔が光った。「ここまでか…」
ギガンテスはもう一度敵の攻撃に耐えてくれそうもない。
アーマースーツもすでにボロボロだった。
あの砲塔からビームが発射されれば自分はもうこの世にはいない。

「…フッ!」ふと笑いが込み上げてきた。
死ぬ前に何か言おうと思ったが何も思い浮かばない。
なんとも不思議な気分だった。



本日二話目。暇なんですよ。
皆さんの話を見てちょっとびっくりしました。
この後精鋭出す予定だったんですが、前線に精鋭が来てますね。
いやぁ奇遇ですねぇ。
精鋭どう倒そうか…新キャラに倒させる予定だったんですが、狙撃の方が面白そうですね…。
迷います。

jagaimo さん
バゥなら結構前から出てますよ。
確か最初に出たのはsetさんのソラス戦だったような…
そう言えば誰の話を見てもバゥって出番が少ない気がします。
本編で活躍しすぎて嫌われてるんでしょうか?(笑)


[No.10313] 2006/01/29(Sun) 21:15:51
i60-43-10-38.s02.a021.ap.plala.or.jp
狩人達の眼は空を走る。 (No.10313への返信 / 7階層) - jagaimo

  ――狙撃部隊配置地点――


「ふぅ・・・。遅くなったな」
K.Mがムカイと御剣の後ろの塹壕から這いずり出てきた。なぜか顔がくたびれて見える。
「遅い」
「なにやってたんだ?あと3分だぞ」
ムカイと御剣に睨みつけられてK.Mは少しばかり引いたが、すぐに調子を取り戻した。
「3分、とは何だ?」
「正確にはあと2分39秒。15時45分00秒、一斉射撃開始だ」
ムカイが省略して説明した。が、短すぎてK.Mには伝わっていない。
「肉の壁部隊上空と第二電波障害車両上空に精鋭UFOが旋回している。・・・ジャミングの方はケタが相手をしてるけどな。やばそうだ」
御剣がすぐに訂正する。K.Mは納得したように頷き、腰のアタッチメントから取り出した双眼鏡を覗き込んだ。
「肉の壁の方は3機・・・。あっちは・・・あいつらなにやってんだ・・・2機か」
方向を変えながらK.Mが呟いた。どうやら無茶をしているバイクの2人組みは持ちこたえているらしい。
「あと1分半」
カザミはスコープを覗きながらボソっと言った。もちろん彼の目には精鋭UFOの姿が捉えられているだろう。
それを聞いて御剣とK.Mも銃を構える。
「あと1分」
「ケタが・・・!」
御剣が焦っている。ムカイは銃を固定して双眼鏡でジャミング車両の方を見た。UFOが1機に減っているが、二人を乗せたバイクの速度が落ちていくのが見えた。
ムカイは双眼鏡を下ろし、再びスコープに目を戻した。双眼鏡をはずす瞬間、バイクが地面に突っ伏していくのが見えたが、ムカイはそんな事には興味がない。
「あと25秒」
銃のグリップを握りなおす。
「あと15秒」
銃のトリガーを引く指に力を込めた。
「5、4、3、2、1、ッ!」
狙撃部隊から一斉に銃弾が発射された。不意を付いた一斉射撃にさらされ、一機が揉まれるようにゆれた後、墜落した。一機撃破。
「やらせるかっ!」
御剣が言い放つとK.Mと共に引き金を引いた。遥か彼方に炎が灯ったように見えた。2機撃破
「ッ!」
ムカイがこちらに向かってくる精鋭UFOに向けてデストロイのなけなしの一発を放つ。
――バッキュワン!
あまりの威力に精鋭UFOは穴が開き、弾き飛ばされ、無残な塵と化した。3機撃破、あと1機!
「・・やばいぞ」
K.Mが呟いた。言葉の意味はすぐにわかった。
残りの一機がこちらに向かってきている。仲間を叩き落としたムカイを狙っているようだ。必死に3人が撃ちかけるが、銃弾が当たらない。
ムカイは腰のサブマシンガンに持ち替え、御剣とK.Mは両脇に2丁、スナイパーライフルを構えた。命中率は劣るが、この距離では狙撃も何もあったものではない。
「来るな。来るな!」
御剣がヒステリック気味に叫んだ。普段はおとなしそうだが、この状況、アドレナリン過剰分泌も不思議ではない。
ムカイも自棄になってサブマシンガンを連射した。が、命中してもビクともしない。
「くっ!」
死を覚悟した。その時。ムカイの目が一瞬、焼かれ、何かが肩をかすめた。


「・・・生きてるか?」
K.Mの声がした。気がつくと、目の前に迫っていた精鋭UFOは粉砕されていた。
「・・・ああ」
「なんとか・・・」
友軍の狙撃だろう。寸手のところでUFOを仕留めてくれたのだ。
肩をかすめたのは爆散したUFOの欠片だった。
3人はため息を吐くと、空気の抜けたボールのように萎れていった。



ケタさん、単機の精鋭はこんな感じでよろしかったでしょうか?
前の文と精鋭の数が減っていますが、お願いです、気にしないでくださいw
三枝さん、お答えしてくださって有難うございます。
あろんαさん、変な茶々入れてすいませんでした。^^;


[No.10314] 2006/01/29(Sun) 22:00:59
fw1.tcn-catv.ne.jp
亀の甲より年の功 (No.10314への返信 / 8階層) - jagaimo

EDFおよび自衛隊による敵インベーダー、マザーシップ攻略迎撃戦、一六○○時点の戦況報告。
第1電波障害発生地点護衛部隊残存兵力 約78%

第2電波障害発生地点護衛部隊残存兵力 約14% 戦闘不能。電波障害車両大破。

第3電波障害発生地点護衛部隊残存兵力 約70%

陸戦迎撃部隊残存兵力 約56% 追加兵員投入予定

狙撃部隊残存兵力 詳細不明により90%と予測

目標攻撃部隊残存兵力 100% 

時刻一五四五にて、狙撃部隊全戦力による精鋭円盤掃射作戦を部隊員の独断で決行、これによって5機の精鋭円盤を撃破。(1機は別動機の攻撃にて撃墜したとの情報も有り)
いまだ敵鏡面円盤残存部隊20%が電波障害範囲外にて待機中。
第3電波障害車両前方500mの地点、第2電波障害車両配置地点にて独断による戦闘を行っている友軍がいる模様、懲罰委員会にかける予定。



「えやぁぁぁぁ!」
裂帛の気合と共にレイピアGスラストの閃光が空を走った。
瞬く間に2機のUFOが大地というリングにダウンした。その残骸の上にペイルウィングが一人、無茶な着地体制で舞い降りる。
ルミだった。
ルミはサエが負傷した後、サエを後方の治療用車両に預け、前線に復帰してから鬼神のごとくUFOを撃墜している。サエはまだ戦える、と言い張ったが、思ったよりも傷が深く痛みも激しいため下がらせた。本当はルミがモルヒネを携帯していたのだが、ヘタに使ってサエがポックリ逝かれても困るので、黙っておいた。
「ルミさん、そろそろキツイですよ。下がりましょう」
25メートルほど後ろにいるアレックスが声をかけてきた。
アレックスは本当ならギガンテスにでも乗って電波障害車両の援護についているはずだが、どういう訳か戦車に乗り込もうとしていたアレックスを無理矢理ルミが引っ張ってきたのである。
「ん〜もうチョッチ!アレックス君、我慢してよ。帰ったらいい事してあげるからぁ、ね?」
ルミが懇願するように言った。
「ね?じゃないですよ!もうこれは自殺行為ですよ!もう俺帰りたいです!どうせ良い事、なんて新しい改造品の被験者にしてあげる、でしょう!」
アレックスは駄々をこねる子供のように叫ぶ。実際、駄々をこねているのはルミなのだが。
「うっさいわね!年下は黙ってなさい!」
年齢の差という不動地位を活用し、ルミは耳が痛くなるような声で一喝した。
アレックスがあまりの恐怖にたじろぐ。
どうしよう、アリアス先輩ならルミさんと同い年だから無理矢理引っ張ってけるんだろうな。でも俺でも2つしか変わらないんだから大丈夫かな・・・。・・・レイピアでミンチにされたらやだなぁ。
などと無駄な事を考えている間に、ルミはイズナーFFで敵を落としている。
「ほら、アレックス!援護、援護!」
ルミは今度は呼び捨てで、しかも命令してきた。
どうして、どうしてこうなるんだ?もう少しマトモな先輩について行きたかった・・・。隊長〜、先輩ーっ!
アレックスはだんだんに緩くなる涙腺と戦いながら、AS−22RRの引き金を引き続けた。


[No.10316] 2006/01/30(Mon) 18:04:01
fw1.tcn-catv.ne.jp
不幸の女神 (No.10316への返信 / 9階層) - 三枝

ガキン!「は!?」空から稲妻が降ってきた。ガキン!ガキン!ダロガの装甲を貫いている。
呆けたようにそれを見ていた三枝だったが、すぐに自分の身に降りかかる災難に気付いた。
「ひぇ!」体を折り曲げて頭を下げる。
ちょうど墜落する飛行機の乗客のような格好になった。

ガキン!ガキン!なおも稲妻は降り続く。音が怯える彼の耳に響く。
不意に音が途切れた。辺りが静寂に包まれる。
「終わったか…?」頭上のハッチが開かれた。
「大丈夫〜?」「と、友理さん…」

這うようにしてハッチから外に出た。立っている気力もなくギガンテスの上に座り込む。
目の前にはダロガの残骸が転がっていた。
「友理さんがやったのあれ?」「うん、すごいでしょ」「へぇぇ」
「えへへ、これであたしはサエ君の命の恩人だね」「逆だよ…」
「え?」彼はギガンテスの車内を指差した。

「あ…」「あ…、じゃねぇ!」ギガンテスのシートは黒焦げになっていた。
友理の使っているサンダーボウ30は当たると反射する性質を持っている。
ダロガで反射した雷撃がギガンテスを直撃していたのだ。
「死ぬかと思ったぜ…」実際、溜め息をつく彼の背中にはいくつか焦げ後が見られた。
「ゴメン。ゴメン。まさか当たってるなんてね〜アハハハハ」「もう慣れた」

彼女が災難を持ち込んでくるのは珍しい事ではなかった。
敵前でエネルギー切れを起こされれば体を張ってでも助ける必要があった。
作戦直前に銃を壊され、丸腰で前線に放り出された事もあった。
彼女が避けたバゥの糸が絡みつき死にそうになった事もあった。
思えば彼が死を覚悟した場合大本の原因は彼女だったりするのだ。
それは今回も例外ではなく…

「そもそもさ。今までどこにいたんだよ?」
「え、え〜っと…どこだったかな〜?」「隠れてたんだろ」
「違うよ!隙を窺ってたの!」「へぇ。どこで?」
「……塹壕の中」「やっぱり隠れてたんじゃないか」
「ど、どっちだっていいでしょ?助けてあげたんだから」「ま、まぁ。そうだけど…」
「そうでしょ。細かい事は気にしない」

結局いつもこうなるのだ。彼女に文句を言ったことは幾度となくある。
彼女の屁理屈を押し切り、無邪気な笑顔に誤魔化される事もなく、ようやく災難の根本に辿り着く。
が、死にそうになった時に助けてくれるのも彼女なのだ。
そうなるともう理論は鶏が先か卵が先か。話はうやむやにされてしまう。
そしてまた災難に見舞われの無限ループ。
正直彼にとってはインベーダーより彼女が持ち込む不幸の方が怖かった。

「さ、そんなうつむいてないで。頑張って」そう言ってニッコリと笑う。
その笑顔は天使の微笑みか悪魔の冷笑か。
三枝は頭を振りその考えを振り払った。
どうあがいても彼女との付き合いは続く。
どんな不幸を持ち込まれても甘んじてそれを受け入れるしかない。

「まぁずっと休んでるわけにはいかないな」
「そうそう。張り切って行こ〜」
二人は廃車と化したギガンテスから飛び降りた。



三枝を「冗談言ってばっかのお気楽キャラ」にしたいのに、
気が付けば「疲労感漂う疲れた奴」になってる…
なんでだろ?


[No.10317] 2006/01/30(Mon) 21:34:07
i220-108-76-113.s02.a021.ap.plala.or.jp
「孤軍」 (No.10317への返信 / 10階層) - ケタ

第二電波障害発生装置配置地点


そこはまさに地獄だった。
壁部隊とジャミング車両護衛部隊は、高性能UFOの強襲に陣形を崩され、
巨大生物の侵入を許してしまった。
電波障害で状況のつかめない中、多くのEDF隊員は傷つき倒れていった。

そしてケタと吉冨が辿り着いたときには、戦闘可能な隊員は3割もいなかった。

そして、残りの隊員も・・・



「ここは廃棄するぞ!!動けるものは後退し200メートル後方で
新たに壁部隊を編成する!!」
特殊通信兵(電話回線を直接ひいて通信可能な兵)が、
拡声器を使って叫んだ。
その言葉に従うように隊員達が一気に移動を始める・・・ケタと吉冨を残して・・・。

「馬鹿な!ここに倒れている仲間はどうするんだ!?(=皿=:)」
「・・・」
激昂するケタに対して吉冨は冷静だった。
もはやジャミング車両が撃破された今、ここに戦略的な価値はない。
ましてや戦いは今からが本番なのだ。
まだ戦える隊員はそのまま新たに戦力に組み込まなくてはならない。

・・・たとえ、その結果動けなくなった仲間を見殺しにしたとしても・・・。

・・・。
気付けば残っているのは、ケタと吉冨。そして倒れている隊員だけになっていた。

高性能UFOを撃破したとはいえ、あと数分もしたら
ここに巨大生物が押し寄せてくるだろう・・・。
そうすれば倒れている隊員は・・・?
その中に行方の知れないワカとシリアがいたとしたら・・・?

ケタに迷いはなかった。
眼鏡を失い、全身を地面に打ちつけた体で歩き始める。
巨大生物が向かってくるであろう方向へ向かって。

「おい・・・!」
「もうそろそろ鏡面UFOを倒し、電波障害が終わる。
そうすれば砲撃をきっかけにEDF隊は一気に攻勢にまわるはずだ。
それまで時間を稼げればきっと・・・(=皿= )」
「眼鏡なくて見えるのか?」
「隊長が守ってくれるさ・・(=ω=;)」
妙な自信のケタの後を吉冨がため息をつきながら歩き始めた。




侍蟻さんおひさー
吉冨をずっとあずかってるけど、どうしましょ(^^;
なんだったら別れますぜ

そういやヘリさんはもう来ないのかな・・・


[No.10337] 2006/02/02(Thu) 19:56:11
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空と陸の連携プレイ! (No.10337への返信 / 11階層) - jagaimo

EDFおよび自衛隊による敵インベーダー軍およびマザーシップ攻略迎撃戦、一六一五時点の戦況報告。

第1電波障害発生地点護衛部隊残存兵力 約67%

第2電波障害発生地点護衛部隊残存兵力 13% 総員退避。電波障害車両大破。

第3電波障害発生地点護衛部隊残存兵力 約69%

陸戦迎撃部隊残存兵力 約39% 第2電波障害車両配置地点後方200mに新たに再編成。

狙撃部隊残存兵力 詳細不明により90%と予測。巨大生物による防衛ライン突破によって、300m後退。

目標攻撃部隊残存兵力 95%(バトルメイデン隊が鏡面円盤掃討に向かった為5%の戦力が減少) 


いまだ敵鏡面円盤残存部隊20%が電波障害範囲外にて待機中。ペイルウィング精鋭部隊バトルメイデン隊を派遣する。



   ――第3電波障害車両配置地点――

空気中にイズナーFの強力な電撃が走り、その閃光の直撃を幾度も受けた円盤が火を噴いた。
「絶好調!アレックス、援護よろ!」
銃声のこだます戦域に、ルミの軽快な声が響いた。
その声に反応し、アレックスがAS−22RRを巨大生物群にむけて掃射、怯んだところにイズナーFを連射し、稲妻の反射による追加効果で敵を始末する。その間ルミの死角に迫る敵をアレックスがけん制する。
これが二人の連携必勝パターンである。ここ30分で出来た即席の作戦ではあるが。
「敵が多くなってきました!すこし下がりましょう!」
アレックスがルミの背中に声をかける。
先ほどまで第3電波障害車両護衛部隊配置地域から500mも離れて戦っていた2人だが、なぜか巨大生物まで流れ込んできたので、元通り戦域内で戦う事になったのである。
「あ〜はいはい。わかったよ」
ルミはおとなしくアレックスの指示に従った。
これ以上敵を前で迎え撃ってもしょうがない、と彼女も判断したのだろう。
2人は後退りしながら弾幕を張り、頭上を越える円盤には容赦なくレイピアとスパローショットXを叩き込む。しかし、それでも2人を通り越してジャミング車両まで飛んでいく円盤は少なくない。
いまだに電波障害のアウトレンジに鏡面円盤が残っているため、ルミの飛行ユニットが使えないのが苦しい。
「バトルメイデン隊、ってどんな隊なんですか?」
アレックスが唐突に、スパローショットXの弾丸を詰めながら聞いてきた。
「え?ああ・・・。っとまぁお金のかかる隊・・・かな」
いきなり水をかけられ、なんとか搾り出した答えがコレである。ルミは内心どんな隊なのよ、と自分で思った。
「コストを無視して強力な武器を支給された隊、聞きましたけど・・・」
そこまで知ってるなら聞く事ないぢゃん!
「そうでなくて、どんな装備かって聞きたいです・・・」
だからお金のかかる、と言おうとして思いとどまった。
これでは一つの事に執着している頑固なオバサンパターンである。
「なんというか・・・。まず隊員達の腕が凄い。飛び方が綺麗だし、速さも尋常じゃないし・・・」
自分の老いを感じながらルミは一つ一つ話し始めた。
「あと使ってる装備がヤバイわね。ヘブンズゲートαとか、エクレールLIMとか言う武器。逆に使われたら、って思ったら地獄ね」
「へぇ・・・。ルミさんは使えないんですか?」
「・・・たぶんそんな物、上に頼み込んだら隊長の首が飛ぶかな?」
「飛ばされたら困りますよ・・・」
でもうちの隊、混成小隊なんだよね、などと考えながら銃の引き金を引く。
混成小隊、とは簡単に言えば寄せ集めの隊である。休戦となればその隊は解散されるか、その編成のまま正式な隊となるかである。この隊に派遣された時は、まぁ上の事情で忙しかったらしく、マトモな隊として派遣されなかった。
「ま、そんな物頼まないから。あたしは実力で勝負よ、なんてね」
言い終えた後、2人の視界に電波障害車両が見えてきた。


[No.10338] 2006/02/02(Thu) 20:37:10
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「参戦」 (No.10338への返信 / 12階層) - syo

   -第1電波障害発生地点にて-

「ったく、数が多いな、ハヤよぉ。」

「そりゃハシ、もう流行語大賞だな。」

2人の男が銃を撃ちながら話していた。
ハシ、と呼ばれた方の隊員は、前方にて殺傷力特化型ショットガンの「ガバナーSX」を持ち、陸、空の敵に発射していた。
ガバナーSXは、散弾を100発、拡散して発射するという、脅威の破壊力を持つのだが、装弾数が3発というのが欠点である。
しかし、彼はコレを愛用している。本人曰く「空と陸に両方一気に攻撃できるから」だそうだ。

ハヤ、と呼ばれたほうの男はハシよりも少し後ろに下がり、スナイパーライフル「ライサンダー2」を主にハシに接近するUFOや死角に回った巨大生物を撃ち倒していた。
ライサンダー2も、3秒に1発という発射間隔と引き換えに、脅威の攻撃力を誇るスナイパーライフルである。

彼らは前大戦時からの知り合いで、同じ隊、というよりペアを組んで行動をともにしていた親友である。
前大戦が終結した後は2人ともごく普通の生活を送っていたのだが、ロンドンに巨大生物が出現したとの報を受け、2人はEDFに帰ってきたのである。
また1機のUFOがライサンダーの弾丸に貫かれ、地面に激突、爆発四散した。

「ハヤよ、ここはもうほかの隊員に任せても大丈夫そうだから、ほかのジャミング車両に行ってみよう。」

「ああ、第二ジャミングの方向に何かすげえ早いのが飛んでったのが見えた。第二のほうに行ってみよう。」

「ああ。」
こうして2人は第2ジャミング車両へと走っていった。




僕もストーリーに参加してみました。
ケタさんと合流したいのですが、できますでしょうか。
キャラは好きに使っていただいて結構ですので。


[No.10339] 2006/02/02(Thu) 21:49:41
7.45.205.61.west.flets.alpha-net.ne.jp
黒幕 (No.10338への返信 / 12階層) - 三枝

「撤退だってさ」「ん?ああ」
あいまいに返事をし、再び何かを考え始める三枝の顔を友理は覗き込んだ。
「ちょっと、聞いてるの?」「いや、ぜんぜん」
全く悪びれる様子もなく答えると再度考え込む。
「て!っ!た!い!」「うおぉ!?い、いきなり耳もとで叫ぶなよ」
「だってちっとも聞いてないんだもん」「わりぃわりぃ。撤退だったな」
そう言って彼は走り出した。

「ねぇ、さっきから何考えてるの?」「いや、ダロガ一機だけにあんなけ被害を受けるのは変だなって」
「じゃあ、まだなんかいるのかな?」「だろうな。もっとずっと厄介なのがね」
それを聞いて彼女の顔が少し強張る。「なんだろう?」
「ライサンダーやソルリングを使っても倒せない。ペイルウィングよりも強い。この二つの条件に合うのは?」
「いいからとっとと教えてよ」「おいおい、ちったぁ自分で考えないとドンドン馬鹿に―」
「いいから早く」「はいはい。じゃあ正解発表といきま―」
そこまで言った時、二人は衝撃波に吹き飛ばされた。




今回は登場人物の性格に気を配って書いてみました。
三枝→冗談言ってばっかのお気楽男。
友理→無邪気な天然娘。 
というのが俺が書こうと思っているイメージです。


[No.10340] 2006/02/02(Thu) 21:53:23
i219-164-49-120.s02.a021.ap.plala.or.jp
戦場に赴きし友 (No.10339への返信 / 13階層) - jagaimo

「さてとっと。行くわよ、私!」
サエは元気よく治療用車両から飛び出した。
「ちょ!?アンタまだ処置が終わってないぞ!」
いきなり出て行こうとするサエを衛生兵が呼び止めた。
「処置って・・・。何するのぉ?」
「麻酔かけて、包帯巻くんだよ」
一々説明する衛生兵に、サエは思いっきり「めんどくさぁ〜い」という顔をした。
「・・・とにかく座ってくれ!麻酔がなきゃ戦えんだろう!」
サエは渋々といった感じで椅子に座る。
処置とやらはほんの3分程度で終わった。それもこれもサエが兵を急かしたからなのだが。
肩に包帯を巻かれ、なにやら金属繊維で出来たベルトで肩口を固定された。
「はい。っとありがとうね。セクハラは駄目よ。おじさん♪」
一言二言余計な言葉をつけて感謝すると、サエは先の調子で車を降りた。
武器は補給車にある。背後から「俺はまだ29だ!」などという言葉が聞こえたが、そんな事は2時間たっぷり睡眠を取って「ただいま私のテンションMAX!」のサエにとってはアウトオブ眼中である。
サエは補給車に飛び込み、そこら中の箱をひっくり返した。
「あ゛〜、ほとんどガタクタじゃない。他に良い物ないのかし・・・あ。あるじゃない」
サエの口元に、自然と笑みがこぼれた。
箱の中から慎重にソレを取り出す。別に武器なのだから適当に扱っても多少の事では壊れないのだが、コスト無視の武器だと思うと慎重になってしまう。
ゴトリ、と別の箱の上に置いたもの。それは・・・サンダーボウ50F。結城博士のオフィスから偶然発見されたCDに記録されていたサンダーボウ最終進化型である。その威力は驚異的な破壊力だという。
「・・・使っていいのかしら。良いわよね。ここに置いといたのが悪いのね」
自分の中で作った勝手な言い分を呟き、ついでにレーザーライフルを取って仲間のいる戦場へ赴いた。



     ――第3電波障害車両配置地点――


「えらい事になってるわね・・・」
第3電波障害車両配置地点に到着したサエは、目の前に広がる光景に絶句した。
巨大生物が護衛部隊と衝突し、体液を撒き散らしながら地に伏していく。円盤部隊を撃墜しようと射撃に専念していた兵が、巨大生物に襲われ無残な肉片と化し、その巨大生物を別の兵が撃ち抜き、また円盤のレーザーが襲い掛かる。

乱戦の中でサエは友の姿を探した。突進してくる巨大生物や、レーザーを浴びせようと迫る円盤はレーザーライフルで始末した。

巨大生物の数は限られてきたため、視界が先ほどよりも良好になってきた。その時だった。前方から円盤の群れが現れた。円盤の群れは何かに阻まれているようで、自由に飛行することが出来ないようだ。よく見ると、円盤群の手前に二つの人影。その2人が弾幕を張って、寄せつけないようにしているらしい。よくもまぁ2人だけで相手をすることができるものである。

サエは腰に引っ掛けていたサンダーボウを構えた。あの数なら一発、いや2発撃ち落せる。緊張の糸が彼女の頭の中にピン、と張った。
「あれぇ!?サエ?!」
突如、声がしてサエの緊張を見事に砕いてくれた。ルミの声だった。戦場に居ないはずのサエが包帯に訳の解らないベルト、という出で立ちで立っていることに驚きの声を上げたのだった。ルミの隣で緊張と切迫感にあふれた顔のアレックスが、ライフルを連射している。

はた迷惑な事に視認していた円盤群の後ろからも、部隊がくっついている。
「2人とも伏せて!」
じゃないと丸こげよ!という何処かで習ったキメ言葉を発する前に、2人は体を投げ出していた。サエがサンダーボウの引き金を引く。
――ズドォォン!
轟音が辺りに響き、直後には円盤部隊は全て火を噴いていた。
「耳痛ッ!何よコレ!」
ルミとの再開したことの照れ隠しにそんな事を言ってみせた。しかし、その言葉とは裏腹に、サエの瞳には戦士としての心が灯った。



やはり皆さん忙しいのですね・・・^^;なんだか自分だけ浮いてるような・・・。
syoさんが参加してくださったので、一層面白くなりますね。
侍蟻さん、お久しぶりです。また面白いお話を書いてください^^


[No.10341] 2006/02/02(Thu) 22:24:20
fw1.tcn-catv.ne.jp
Re: 戦場に赴きし友 (No.10341への返信 / 14階層) - 虎太郎

〜あらすじ〜
第1電波発生装置の防衛にあたっている第22精鋭部隊「鳳凰」は、立体駐車場屋上で多数の円盤群と戦闘。
その途中、脅威の防御力を誇るグランが登場し、状況は悪くなっていく・・・


蓮香・バルの二人が鏡面円盤を落とせなくなり、普通に戦い始めてもその状況は変わらなかった。
度重なる粒子ビームを受けつづけて、コンクリートはボロボロで鉄骨まで見えてきはじめた。とても足場を確保できるとは言い難い。
疲労は、確実に蓄積されてくる。
「落ちろよ!このっこのっ!」
バルがハーキュリーを発射しつつ叫ぶが、ようやく表面に微かな傷を負ったぐらいの装甲に敵うわけがない。
弾薬も、もう残り少ない。ペイルである蓮香は問題ないが、万一尽きたら、彼女一人で戦わせる事になる。
(何か・・・手立てはないものか・・・)
ライガンが必死に思考を巡らせているが、どうにも対策が浮かんでこない。
「くっ、火力を奴に集中しろ!もう床に穴があいてるぞ!」
クリフの激が飛ぶが、この調子ではどうにもならない。
旋回してレーザーを撃ちこんできた円盤に、それを避けつつゴリアスを叩き込む。SG-100の弾薬は、貴重だから温存しておく。後ろで派手な爆炎があったと思ったら、車が燃えていた。
燃え上がった炎は、彼らの希望を蝕むように、そしてあざ笑うかのようにうごめいている。
『うわぁっ!』
下から声がした。足元にあいた穴に向けて、レーザーが発射される。奴らも本格的に装置を狙い始めたらしく、人への攻撃は少なくなった。チャンスと言えばそうだがしかし、逆にいえば時間がない。
まだ穴がそんなに大きくない事が幸いで、いずれ時間の問題だった。
事態は悪化の一途をたどっている。グランの相手をしていれば発生装置は破壊されてしまうし、円盤どもを相手すれば、床が無くなるだろう。
「隊長!もう撤退しまっぐ・・・!」
ライガンは殴られた。クリフではなく、蓮香に。般若も阿修羅も慄くような形相である。
胸倉をつかまれて無理やり立たされた。
「ふざけるんじゃないわよ!こんな事になってるのは、あたし達だけじゃないの!前線なんか、死んでる人いるわよ!」
無造作に突き飛ばされた。背中から落ち、一瞬息が止まる。
「簡単にモノ放り投げるんじゃないの!」
「じゃあ、こんな状況でどうしろって言うんだよ!」
「男なら・・・最後の最後まで粘りなさいよ!」
「お前、前に『男なら、すっぱり諦めろ』って言っただろう!」
もうここまで来れば、意地の張り合いである。
「うっさいわね。男に二言がないのなら、女にはあるでしょ!」
「んな無茶な!そんなの屁理屈だ!」
「屁理屈だって、理屈でしょ!」
あまりの理屈に、あきれて肩を落とすライガン。レーザーの嵐が、今ここにあることなど忘れてしまいそうだった。
そこでハッと気づく。さっきまでの言い様の無い不安感が、スッポリ抜け落ちていた。
「・・・参りましたよ。」
「やっと立ち直ってくれたの?まったく、手を焼かせるわね。」
見上げると、蓮香が澄ました顔で手を差し出している。
「すみません。」
その手をしっかりと掴み、立ち上がる。もう迷う事なんてなかった。
「さて、差し当たりどうします?弾薬少量、敵勢多数、防御薄膜。グランが厄介ですねぇ・・・」
「簡単な事よ。」
しれっと蓮香は言う。
「はぁ?」
「今より大きい一撃を与えればいいの。」
「それができないから困ってるんでしょーが!」
一応、この間にも円盤は落としている二人である。
「だ・か・ら、二撃でも三撃でも四撃でも五撃でも、一点に集めれば一撃でしょ。三本の矢よ、用は。」
「だから、どうやって。」
にぃっと笑みを浮かべた後、踵をかえし階下へ降りていく蓮香。
「あの人には敵わんですな。それに比べりゃ、こいつらなんてどうって事無いでしょ。」
バルが冷やかしてくる。いつもと変わりゃしない。
「今ここで逃げたら、絶対に死ぬんだぞ。それなら今、ここで戦い抜け!」
クリフの叱咤と共に、ヘルストームが円盤を貫く。
(自分だけか、悲観してたのは。・・・バッカみたい。)
皆のこの明るさに、自分は助けられていたのだ。
「ありがとう・・・」
発射されたゴリアスSSSは、円盤の中心で炸裂した。


SSは久しぶりになります。ライガン主観で書いてみたけど・・・
戦場なのに、こんな和やかでいいんだろうか。いや、いいはずがない。うーん、どうしたものか。
そもそもの文章がおかしいんだ。そうだ、そうなんだ。がんばろう。

侍蟻さん、お久しぶりです。syoさん、これからも宜しく御願いします。


[No.10342] 2006/02/02(Thu) 22:39:31
softbank219173127144.bbtec.net
「死を超える意思」 (No.10342への返信 / 15階層) - ケタ

第二電波障害発生装置配置地点


負傷兵であふれ返る戦場に残ったケタと吉冨の2人は、
すぐに侵攻してきた膨大な数の巨大生物に囲まれてしまった。

巨大生物の吐いた酸がケタの足元に落ち、白煙をあげ、
その鋭いキバが容赦なく襲い掛かってくる。

・・・だが・・・

(後ろよ。2匹きているからまずは左から倒して・・・)
ケタが振り向きざまにショットガンを放ち、後方に回った巨大生物の
頭を吹き飛ばす。
(横から蜘蛛が狙ってるわ、糸に巻かれたら終わりよ。よけて!)
バゥが強烈な粘着力を持つ糸を吹きかけてきたが、ケタはそれをヒラリとかわし、
お返しとばかりにショットガンをバゥに撃ち放った。

たとえ眼鏡がなくて見えなくとも戦える・・・!
隊長が見守ってくれている・・・目の代わりをしてくれる・・・!


それは・・・ただの偶然だったのだろうか・・・。
極限まで集中したケタの実力なのか。
それとも、ケタがいうように神秘的な何かの力がケタに味方したのか・・・。

とにかくこの数分間、ケタはほとんど目が見えない状況で
攻撃を受ける事もなく実に28体もの巨大生物を駆逐したのだ!


・・・

・・・


ケタと吉冨が奮戦しているとき・・・
1人のEDF隊員が静かに目をあけた。

「俺はなぜ生きているんだ・・?」
男は第二ジャミング車両の護衛部隊に所属されていた。
だが、敵の攻撃により壊滅。重傷を負い動けなくなった隊員の1人だった。
・・・動けるわけもない。彼の足は完全に砕けているのだ。

彼は仲間の撤退命令を薄れ行く意識の中で聞き、そして死を覚悟した。
地球の運命をかけた決戦だ。負傷兵の見殺しも仕方ない。
そう思ったのだ・・・。

彼はゆっくりと頭を動かし、戦場をみつめた。
2人の男が巨大生物と戦っている。
まるで俺たち負傷兵に守るかのように・・・・。

男が静かに自分の近くに落ちているアサルトライフルを見つめた・・・。


・・・

・・・


「・・・!(;3ω3)」
ケタが散乱した瓦礫に足を取られ、転倒した。
そこに巨大生物が襲い掛かってくる!
・・・だが、その巨大生物はケタに到達する前に銃弾に撃ちぬかれていた。

「吉冨・・助かったワ・・(;3皿3)」
「いや、俺じゃねぇぞ」
ケタは吉冨に助けられたと思ったが、吉冨も戦いに夢中でそんな余裕はなかったらしい。
では、誰が?

明らかに下半身に重傷を負っている隊員が、伏せ撃ちのような体勢でライフルを構えていた。
「動けなくてもいい・・・銃が撃てる奴は援護しろぉ!!」
彼が気力を振り絞り、大声で叫んだ。
その声に導かれるように、倒れていた負傷隊員達の何人かが、
顔をあげ、自分達を助けようとしている存在を認識していく。

いつしか死を待つだけだった負傷隊員達が死兵となり、
這いずりながら巨大生物に銃を浴びせ出していた・・・。


「なんか不思議な光景だな・・・」
「あの2人が負傷兵達に死を超える意思を与えたんだろうな・・・」
「俺達も行くか」
ハヤとハシも銃を握り締め、ケタ達の方へ走り出した。





久々に長くなっちまったぃ。
ハヤとハシはどうしたらいいんでしょう?(^^;

そろそろ鏡面UFO全滅させて電波障害解除→砲撃→攻撃部隊マザー突撃と、
クライマックスに向かおうと思うんですが、どうでしょう。


[No.10344] 2006/02/03(Fri) 13:42:18
softbank220060180225.bbtec.net
「素人」対「精鋭」 (No.10344への返信 / 16階層) - 三枝

「ぐぉ!」「いったぁ!」気付いた時には地面に叩きつけられていた。
三枝は慌てて体を起こし辺りを見回す。
目的のものを見つける。ほぼ同時に友理が声を上げた。
「精鋭円盤!」「やっぱりな。さっきの部隊を壊滅させたのもあいつだろう」
「たった一機に……」先ほどの光景を思い出し彼女は絶句した。
三枝は立ち上がりライフルの初弾を装填した。
「さぁ。敵討ち、といこうか」

「くらえぇ!」「あったれぇ!」二人は叫びながら精鋭に向けて引き金を引いた。
銃弾と雷撃の嵐が襲い掛かる。が、精鋭円盤はそれをかわし攻撃を仕掛けた。
「うわっ!」「きゃあ!」レーザーを避けた際の隙を衝撃波が襲う。
三枝はアスファルトに叩き付けられた。友理も空中で態勢を立て直そうとするがあえなく墜落する。
「どうしよう。全然当たんない」その言葉を聞いて彼は舌打ちした。

「仕方ない。この作戦だけは使いたくなかったんだが……」「なに?」
「名づけて『涙の自己犠牲作戦』だ」「どんなの?」
「まず友理さんが敵に突撃する。で、俺がその間に逃げる」「……で?」
「終わり」「あたしはどうなるの!?」
「だから涙の自己犠牲って言ってるだろ」「やだ!そんなの死んでも嫌」

「死んだら何もしなくていいからさ。死ぬ前にちょこっと頼むよ。一生友理さんの事忘れないから」
「その『一生』今すぐ終わらせてあげようか……」
彼女は今まで聞いた事もないような冷淡な口調でそう言い放ち、三枝を睨みつけた。
「そ。そんなに怒るな。冗談だって」「で?どうするの」
「重力遮断ドライブだ。装甲が薄くなってるだろうからね。上手くすれば一撃で落とせる」

「なるほど……後はどう当てるかだね」
作戦を話し合う二人にレーザーが降りかかる。
サッとそれを避ける二人だったが衝撃波に再び舞い上げられてしまった。


衝撃波の描写ってこれでいいのかな……
物理やった事ないからあんまり分かりません。

> クライマックスに向かおうと思うんですが、どうでしょう。
俺は構いませんよ。

挨拶するのをすっかり忘れておりました。すいません。

syoさん はじめまして。こちらこそよろしくお願いします。

侍蟻さん お久しぶりです。
ご質問の件ですが再開したのは割りと最近なのでご自身で読んでみてはいかがでしょう?
ちょっと大変ですが得られる情報は正確だと思いますよ。


[No.10346] 2006/02/03(Fri) 20:48:48
i220-109-140-37.s02.a021.ap.plala.or.jp
忘れ物はなんですか? (No.10346への返信 / 17階層) - jagaimo

    ――第3電波障害車両配置地点――


「戻るぅ?」
ルミがイズナーFFを円盤に撃ちかけながら、首を傾げた。
「そう、さっさと戻ってバゼラートγで待機するの。もうじきバトルメイデン隊がアレを始末するから」
アレ、とは電波障害範囲の外で待機している鏡面円盤部隊の事だ。鏡面円盤さえ全て落ちてしまえば、ジャミングは消えペイルウィングの飛行ユニット及び航空ヘリが使用可能になる。そうなれば後はチャージ戦法やヘリからの爆撃、後方からの長距離曲射砲支援でやりたい放題攻撃できる。
その為に準備しようとサエは言っているのだ。もちろんアレックスはサエの意見に賛成で、むしろサエしか信用しないぐらいである。
「でも・・・もったいなくない?それ」
ルミがサエの腰にぶら下がっているサンダーボウ50Fを見ながら言った。
「・・・いいの。後でもらうから」
それっていいんかい、とルミは心のなかで突っ込んだ。
「嫌だったら一人で戦う?」
サエの意地悪な質問にルミはぷっ、と頬を膨らませる。
「ヤダ。着いてく!」
元々、人懐っこい性格のルミは一人では行動しない。サエとは同年代ということもあってか、本部や宿舎では一日中サエにくっついている。
「さ、行くよサエ!」
先ほどまで反論していたというのに、ルミは先頭をきって歩き出した。
「ふふっ、はいはい」
サエは楽しそうに微笑んだ後、ルミの背中を追う。その顔は心の底から嬉しそうな笑顔だった。
と、突然その笑顔が一瞬にして凍りついた。
「アレックス君、忘れてる!」
サエはまずった、というような顔をして、ため息をついた。

「どこですか〜?サエさーん!ルミさ〜ん!」
・・・以後、アレックスは自分を「女性に振り回されるタイプ」として認識した事で幸せになったのは別の話である。




自分で書いててアレックスは苦労人だな、と思うのはなぜでしょう・・・。時折「アレックスは将来、苦労のしすぎで白髪になる」と考えてしまうのです。ああ、まだ若いのにw 
それはそうとして、ケタさんの意見ですが、私はOKです。ただ一時期離れていたせいか、「砲撃」というのがわかりません・・・。すいません。記憶力悪いんです。


[No.10348] 2006/02/03(Fri) 21:34:15
fw1.tcn-catv.ne.jp
一撃勝負 (No.10348への返信 / 18階層) - 三枝

「そろそろまじめに考えないとやべぇな……」三枝が肩で息をしながら起き上がった。
何度となく地面に叩きつけられてダメージがピークに達している。
レーザーを避けるのも辛くなってきていた。

「って今までまじめに考えてなかったの!?」
「いや途中までは考えてたけどやめた」「どうして?」
「考えれば考える程どうにもならないのを実感するんだよな。八方塞ってやつ」
「じゃ。じゃあどうするの?」「それを今から考える」

頭の中で作戦を組み立てる。敵の行動パターンは読めていた。
油断しているのか敵は先程から一定の行動を繰り返している。
レーザーで相手に隙を作り衝撃波で攻撃するというものだ。
この戦法に穴を見つければ勝てる。
敵に一発でも当てれば大ダメージを与える事ができるのだ。

「グッ!」足の痛みに顔をしかめた。
直後に衝撃波に襲われ地面に叩きつけられる。
体を起こしながら足を見ると出血していた。
ブーツに一本二本と赤い線が描かれていく。
ギシギシと軋む身体はレーザーを避けきれなくなっていた。
あと何度か衝撃波を食らえば動けなくなる。

一瞬だけ精鋭に隙ができるのに気付いた。
衝撃波を作る為に加速する精鋭は攻撃する際に必ず直進する。
その瞬間に攻撃すれば避けられる事はない。
タイミングが問題だった。
レーザーを避けながらという芸当はできない。
避けた後では間に合わない。

「避けるのを諦めるしかない、か……」
どうせこのままではやられるのだ。
せめて敵を道連れにしようではないか。

「次こそ……」友理がよろよろと起き上がりサンダーボウを構える。
すでに彼女も衝撃波によってボロボロだった。

仮に倒し損ねても敵のダメージはかなりのものになるはずだ。
高速飛行など絶対にできない。
そうすれば彼女一人でも何とかなるはずだ。

精鋭が加速をはじめた。
大きく深呼吸をする。
ライフルにマガジンを叩き込み銃を構えた。
勝負は一瞬で決まる。



模試が近付いております。早くこの話を書き上げねば……


[No.10354] 2006/02/04(Sat) 14:50:29
i218-44-26-217.s02.a021.ap.plala.or.jp
「妙案」 (No.10354への返信 / 19階層) - syo

-第二ジャミング車両にて-


「いやぁ、すごかったねえ!」元気よくハシが瓦礫から飛び出す。

「感服するよ。強い。」ハヤも瓦礫から顔を出す。

「あんたら、見てたなら手伝ってくれよ!」ケタが返す。

「「いやぁ、俺ら来たばっかですから!」」ハシ、ハヤ同時にウソをつく。

「まあ、それはどうでもいいとして、これからどうする?」と吉富が問いかける。

「あんたたちは一度戻って生き残った勇敢な負傷兵たちを治療してもらって、弾をとって戻ってきてくれないか?」とハシ。

「もうケタさんなんかは戻らんとヤバイだろう。さっきの巨大生物戦だけで、3リロードと8発撃ってる。ショットシェルタイプだから鞄にはあまり入らないはずだ。だから、2人とも、いったん戻って彼らの手当てを頼んでくれ。どうせ残ったのも、この負傷兵の中に誰か知り合いがいるからだろうからな。」ハヤが冷静に言い放つ。

「ああ、ありがとう、眼鏡も治さなきゃなぁ(;3皿3)」

「てか、やっぱり見てたんじゃねぇか!」吉冨がツッコむ。

「しまった!」

「そういえばハヤよ、今からどうするよ。もうすぐまたビッグ虫ケラどもが押し寄せてくるぞ。」ハシが問う。

「ちょっと待ってくれよ。よいしょっと。」ハヤが自分のライサンダー2を取り出し、スコープで遠くをのぞく。

「どぉよ?」ケタが問いかける。

「・・・チャンスだな。あっちのほうに鏡面円盤がいくつかいる。
それと、下は巨大生物だらけだ。どうやらジャミング車両が破壊されたから、スコープで見えるぐらいのところまで来てるらしい。」

「こっちに来る様子は?」今度は吉冨が問う。

「・・・無いな。しばらくあそこにとどまる腹らしい。」

「・・・待てよ、さっき兵器倉庫に言ったんだが、手榴弾の倉庫にはほぼ[アレ]しかない状態だった。アレは無茶重いくせに爆破範囲が広くて使えない武器だったからな。でも、アレを使えばどうにかなる!みんな、耳を貸してくれ。」ハシが何か思いついたようだ。


「・・いや、いまはジャミングが出てるんだぞ!」吉富が反論する。

「いや、だから・・・・・」またハシが耳打ちする。

「・・・できるんだろうな?」ハヤが問う。

「上等!」ハシが元気よく答える。

「じゃ、ハヤ、お願い。」ハシが言った。

「おう!」ハヤが駆け出していった。

「ま、俺たちも弾補充してくるか。」

「でも、まずはワカとシリアを探させてくれ。」ケタが言う。

「ああ。」と吉富も答えた。




すいませんケタさん。勝手にキャラ借りちゃって。何か不都合があればいってください。直します。

作戦思いついたのでちょっと待っててくださいね。

侍蟻さん始めまして。syoといいます。不甲斐ないですがよろしくお願いします。


[No.10356] 2006/02/04(Sat) 22:50:25
7.45.205.61.west.flets.alpha-net.ne.jp
Re: ショートストーリー集8 (No.9756への返信 / 1階層) - 井戸良輔

ミミ ヽヽヽヽリリノノノノ
      ミ   ,,、,、,、,、,、,、,、、 彡
       l  i''"        i彡
      .| 」   /' '\  |
      ,r-/   -・=-, 、-・=- |
      l       ノ( 、_, )ヽ  |  まだ範囲内っすよ
  ⊂二 ̄⌒\ノ、__!!_,.、  |     ノ)
     )\ 丶\ ヽニニソ   l   / \
   /__   )       /  / /^\)
  //// / ー--一' ⌒ ̄_/
 / / / // ̄\      | ̄ ̄
/ / / (/     \    \___
((/         (       _  )
            /  / ̄ ̄/ /
           /  /   / /


[No.10357] 2006/02/05(Sun) 00:07:50
softbank218131128147.bbtec.net
「医療テント」 (No.10356への返信 / 20階層) - ケタ

山口戦線 医療テント


先ほどからひっきりなしに負傷兵が運ばれてきている。
無理もない。レーダーが使えず、さらに仲間との通信もできないのだ、
出会い頭の戦闘が増え、負傷者はどんどん増していく。

医療用のテント内には負傷兵が入りきらず、
大半の兵士がテントの周りの地面に横たわっている状況だ。
衛生兵、軍医、看護婦、わずかでも医療経験のある者が、
必死で運ばれてくる重傷者を手当てしているが、とても間に合っていない。

「うぅ・・・」
横たわっている1人の女性隊員がうめき声をあげ、上半身を起こし辺りを見渡した。
すぐに軍医が駆け寄り、ポカリスエットに似た飲み物を彼女に渡した。

「ここはどこ?戦況は・・・?」
震える手でそれを一気に飲み干した女性隊員がそう呟く。
軍医は一瞬困ったような顔をしたが、やがて口を開いた。
「戦況はまだよくわかってないんだ・・だがこの負傷兵の数だ、
あまりおもわしくないのではないかな・・・?」
そう言って、立ち上がり他の負傷兵の所へ行ってしまった。

「・・・・みんな大丈夫かな・・・」
シリアはそう呟いて、再び横になる。
隣には同じようにワカも横たわっていた・・・。




実は救助されてました!チャンチャン。
まぁ、空回りが似合う男ですからケタは(^^;

syoさんキャラつかってくれていいですよ〜。
実質ケタの活躍はほとんど終わってますし。


[No.10359] 2006/02/05(Sun) 01:56:15
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辛勝 (No.10359への返信 / 21階層) - 三枝

一筋の光が精鋭円盤を貫いた。炎をあげながら頭上を通過する。
発生した衝撃波に少し吹き飛ばされた。爆発音が聞こえる。
「な。なにぃ?」友理が疑問の声を上げた。
「さ。さぁ?」三枝も何が起こったのか分からず唖然とする。
狼狽する二人の前に一人のペイルウィング隊員が現れた。

「大丈夫?立てそう?」彼女はレーザーランスをしまった。
両手を差し出す。掴まれ、という意味らしい。
お言葉(?)に甘えると予想以上に強い力で引っ張られ、苦労せずに立ち上がることができた。
「まだ戦える?」おっとりとした口調で尋ねてくる。
「かろうじて……」「なんとか……」

「じゃあ―」と言って向こうを指差す。
ポニーテールにした長い髪がさらりと揺れた。
「あっちに壁部隊がいるから。早く合流した方がいいわ。もうすぐここにも巨大生物が来るだろうから」
「逃げ遅れるとやられちゃいますからね」「もう逃げ遅れてるんだよ」

笑顔で答える友理に三枝はつっこみをいれた。
それを見て彼女はクスリと笑う。
「冗談が言えるくらいなら大丈夫でしょう。じゃあ。二人とも頑張ってね」
そう言い残し彼女はどこかへ飛んで行った。
逃げ送れた隊員を助けて回っているのだろうか。
「かっこいいなぁ……」友理はいつまでも彼女が去って行った方を見つめていた。



「う〜ん。やっぱスーツがピカピカだと気持ちがいいね」言いながら友理は大きく伸びをした。
「ああ。そうだろうなぁ!」三枝は声に刺を含ませながらリペアスプレーをしまった。
その姿を見て彼女がぷっと吹き出す。「あっはは〜。サエ君ボ〜ロボロ」
彼のヘルメットには亀裂が入り。アーマーはこれでもかと言うぐらいに泥で汚れ、所々裂けている。
「うるせぇ」ボロボロという非常に適切な表現を使われ彼の機嫌はさらに悪くなる。

「相方ピカピカ。俺はボロボロ……なんなんだこの差は」「身分の違いってやつ?」
「なにが身分だ。誰のおかげ綺麗になったと思ってるんだよ」
「ゴメンね〜あたしもリペアスプレー使えればよかったんだけど」
「つーか使ってくれよ。使い方教えるから」

「え〜めんどくさい。そのままでいいじゃん。似合ってるよ」
「こんなもん似合っても嬉しくねぇ!むしろ嫌だ!」
「はいはい。分かった分かった」「頼むぜ」
「ここを押せばいいんだよね。簡単じゃん。……あれ?出ないけど?」
「んな馬鹿な」「じゃあ試してみなよ」

「なんだ。弾(?)切れだよ」彼はリロードをしようとバックパックに手を突っ込んだ。
そしてそのままの姿勢で固まった。
「ないの?」「ない……」「ざ〜んね〜ん」
「なんでそんな嬉しそうな声で言うんだよ!」「だって嬉しいもん」
「野郎……!」「冗談だよ。冗談。怒っちゃや〜よ」

とりとめのない事を話しながら歩いて行く。
戦闘の合間の僅かな休息を楽しみながら二人は次の戦場へ向かった。



一応これでマザー戦で書きたかった部分は書きました。
まぁ、要はあのポニーテールの女性隊員を出したかったんですが。

ところでリペアスプレーって中身なんでしょう?
一応薬剤というイメージで書いてますが。


[No.10361] 2006/02/05(Sun) 15:18:26
i60-43-8-211.s02.a021.ap.plala.or.jp
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