[ リストに戻る ]
No.237へ返信

all 特撮ヒーロー本編再録スレ2 - 咲凪 - 2011/05/01(Sun) 21:55:25 [No.234]
選ばれざる者達 - 咲凪 - 2011/05/01(Sun) 21:56:18 [No.235]
空間切り裂く剣閃と二人1 - ライン - 2011/05/01(Sun) 21:56:54 [No.236]
空間切り裂く剣閃と二人2 - ライン - 2011/05/01(Sun) 21:57:32 [No.237]
Sの仮面/選ばれざる男 - 咲凪 - 2011/05/01(Sun) 21:58:19 [No.238]
彷徨うもの達4 - ありくい - 2011/05/01(Sun) 21:58:58 [No.239]
分裂T - アズミ - 2011/05/01(Sun) 22:08:44 [No.240]
分裂U - アズミ - 2011/05/01(Sun) 22:10:28 [No.241]
分裂V - アズミ - 2011/05/01(Sun) 22:11:30 [No.242]
分裂W - アズミ - 2011/05/01(Sun) 22:14:13 [No.243]
Aの逡巡/天使の使命 - 咲凪 - 2011/05/01(Sun) 22:14:57 [No.244]
震える大地 - ありくい - 2011/05/01(Sun) 22:16:35 [No.245]


空間切り裂く剣閃と二人2 (No.236 への返信) - ライン

銀に輝くメダルの雨が降る中心にはメダジャリバーを持つオーズが立っていた。

「メダル三枚分、きっちり決めたぜ! キュウティー、カンドロイド頼んだぞ!」

「貴方達メダルの回収お願いね?」
キュウティーが銀色缶を手に取り出すと、ピンを抜く動作をすると、銀色缶だったそれは
動物型ロボットに変形して、メダル降り注ぐ空へと飛んで行った。
キュウティーの手から飛び立ったロボットと、何時の間にか集まってきた同型ロボット、それに混じって、別型ロボットの大群がメダルを回収していく。ある物は空を飛びメダルを、ある物は地面を走りメダルを体内に回収していく。

「小型ロボット? 」

「カンドロイドよ。普段は缶形態で待機、ピンを抜くと起動して動物や昆虫をモチーフとしたロボット形態になるのよ」


「先程の蜘蛛の糸に絡められた蝶と蟷螂の蜘蛛の糸というのは、オーズが蜘蛛の糸でヤミー達三体を止める事を言っていたのか・・・蜘蛛が蜘蛛の糸に捕ったということか・・・」
オーズとキュウティーを交互に見つめるマンティス。

「そういうことよ。所で増援の事だけど? 蝶さんだけでいいの?」
キュウティーが疑問を口にする。

「現時点で、あいつが一番適しているからだ。戦闘力、機動力、それに、彼女の護衛なら見知った人物なら安心するだろう?」
疑問に答えるマンティス。



銀色輝くメダルを回収していくカンドロイドの大群。

銀に輝くメダルの雨が降り注ぎ、カンドロイドが空に大地を駆ける空に

突然

灰色のカーテンが表れ、先程のシルクハットに白スーツの男が現れる

『セルメダルは私が頂きますよ オーズ!』

「お前はあの時のグリード!? モーホウとかいったな?」

オーズはメダジャリバーを構え、シルクハットを被り白スーツ纏った男を見つめる。

『その通り、私はグリードの一人、モーホウ』

『先行投資した分を回収しに参上しただけですから、戦いませんよ。今回はセルメダルの山分けということにしておきませんか? 何しろ今回は、多段変形するヤミーは初めてでしたからね?』

男は両手を広げると、カンドロイドに回収されていないセルメダルが男の身体に吸収されていく。

チャリン! チャリン! チャリン! どこからもなくメダルが重なり合う音が響く。

『確かにメダルは回収しましたよ。 残りのセルメダルは君達に差し上げますよ。『実験』に付き合ってくれた御礼に受け取ってください』

「実験? あの巨大ヤミーを生み出して、暴れさせる事が実験なのか!」

『はい、人間以外の生命体の欲望、ワームの欲望、そして・・・ワームの欲望から生まれるヤミーを見たくて、今回実験を行いました。 機能強化、巨大化と実に興味深い。』

「お前! 人間以外にもメダルを使ってヤミーを生み出していたのか!」

オーズは言うのと同時に、ツチグモメダルのエネルギーの糸を駆使して、先程の巨大ヤミーと同じく動きを止めようとする。

『私のツチグモメダル力で私を止めようというのかい!?』

モーホウが答えると、モーホウの後方に九つの尾状のオーラが現れ、炎を煌かせる。オーズの放ったツチグモメタルのエネルギー糸は熔かされてしまう。

「ワームをヤミーに変えたシルクハットの男!?」

先程アラクネアワームをヤミーに変えたシルクハット、白スーツ姿の男が再び現れた。

「あら・・・モーホウ、お久しぶりねぇ」
マイペースなキュウティー。

『今回はこれで失礼しますよ。オーズ! 私のコアメダルは必ず返してもらいますよ!』

灰色のカーテンに包まれると消えていった。

モーホウが消えると同時にヒーローズ達に通信が入る。

『久我崎病院並び、その周辺で戦闘中の諸君。戦闘が終了次第、それぞれ合流の後、
SPIRIS本部へ移動してください。もちろん、結合点の少女と一緒に』

「敵もいなくなったようだし、呼ばれているようだから、そちらに行きましょうか」
キュウティー。

「敵もいなくなった事だし・・・改めて自己紹介と行きましょうか?」
オーズ。

「オーズ、キュウティー、助けて来てくれてありがとう!」
マンティス。

オーズ、キュウティー、マンティスが揃う。

「俺は仮面ライダーオーズ 」
「改めて初めまして、キュウティーよ 宜しくね」
「私は仮面ライダーマンティスX1 」

三人はゼクトルーパーブルー隊と合流してSPIRIS本部へと向った。



病院内、駐車場とは違うルートから潜入した突入部隊に属したゼクトルーパー隊

彼らは10人で行動していた。
「まったく、たった10人で病院内見てこいとはね」

「とにかく、別ルートで潜入する事は会議で決まっていた事だ。つべこべ言うな!」

「先程の敵宇宙人の巨大化に伴う地震で駐車場にいる味方部隊と合流出来なくなった」

「速く避難しないとここだって崩れる危険はあるからな」

「ん? あれ人よね?」
ゼクトルーパーの一人が人を見つけた。

地面に倒れた青年を見つけた。
先程の戦いでダメージ受け、変身解除して倒れたハルトだった。

「怪我は浅い掠り傷が多いが、生きている」

「良かった 彼を助けましょう!」

二人のゼクトルーパーがハルトに駆け寄り、ハルトを助け起こす
一人は大柄の男、一人は少女のようだ。

大柄の男と少女はハルトの状態を見て判断した。

彼は生きている。一緒にここから生きて帰ると・・・・・

携帯電話が鳴る。
『ウルトラマントゥモローと敵対宇宙人ダダがこの近くで戦っているわ! 貴女達すぐにここから退避して!』女性の声が響く

「今から私達もトレーラーに戻ろうとしていた所よ。倒れている青年を見つけたの。一緒に連れ帰ってくるわね。」

「紫音! 行くぞ!」隊長らしい男がゼクトルーパー装甲服の少女に呼びかける。

「青年、君も一緒に帰るわよ!」
携帯をポケットにしまって、ハルトをもう一人の隊員と一緒に運んでいくのだった。


[No.237] 2011/05/01(Sun) 21:57:32

Name
E-Mail
URL
Subject
Color
Cookie / Pass

- HOME - お知らせ(3/8) - 新着記事 - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - 環境設定 -

Rocket Board Type-T (Free) Rocket BBS