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―だから俺は思ったのさ。 きっと奴らの血は真っ青に違いないってな! ――ある貧民の言葉 ●ブルーブラッド (1) 帝国貴族のこと。 この時代、『蒸気革命』によって多少改善したものの依然、帝国の貧富の差は激しく、特権階級たる貴族は貧困層を差別し、公開処刑の観覧や麻薬など退廃的な趣味に興じる者が少なくなかった。 持たざる者たちは、自分たちを搾取する彼らの冷血さを皮肉って『ブルーブラッド』と称したのである。 (2) 人に擬態できる怪物のこと。あるいは、怪物に変じた人間。 貴族の中には古式魔法の追究や近親婚の連続などにより怪物化する者が少なくなく、貧困層に『青い血』と揶揄される連中の血が本当に青かったなどという洒落にもならない事態になっていた。 彼らは概ね人間離れした身体能力と精神性を持っており、人間を(比喩ではなく!)食い物にする者も少なくなかった。 ●古式魔法 階差機関を使用しない、源流に近い魔法体系。魔術とも呼ぶ。 複雑な身振りや呪文、時期や場所、果ては強い信仰心や精神状態など様々な制限がかかるため、あまり実用的とは言えない。 が、ブルーブラッドはこれら制限を生得能力で補うことが可能である。 「退場したまえ。君は無粋だ」 「ハハハ、そりゃ駄目だ。見逃せないな。 僕ぁこう見えても、愛国者なんだよ」 名前:安曇=ギルマン 種族:ブルーブラッド(半魚人) 性別:男性 外見年齢:20代 職業:伯爵 解説: 通称、ギルマン伯。 肥満体で常に卑屈な笑みを浮かべた眼鏡の小男。仕立てのいい服を着ているが、どう見ても服の方に着られている。 弱者を甚振る一方で強者を破滅させ、不道徳を嗜みながら帝国の繁栄を願ってやまない二面性を持つ。 ギルマン家は代々半魚人をルーツに持つ帝国貴族であったが、彼の両親の代で東方の同じく半魚人の血を混入させた。 彼自身、半魚人への変身能力は無いが、生得能力として古式魔法を自在に操る。 お世辞にも魅力的な人物ではないが、帝国への忠誠自体は本物であり、帝都を暗躍する悪や怪異とは敵対する立場にある。 [No.56] 2011/04/24(Sun) 23:26:00 |