後釜の掲示板(仮）

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舞台 (No.37への返信 / 2階層) - アズミ

●舞台：『帝都』
いずこの国とも知れぬ街。
蒸気機関の急速な発達により活気に溢れている。

通りにはビルヂングが立ち並び、隈なく舗装された道にはまだ馬車と開発されたばかりの蒸気自動車が行きかっている。
この街に無い物は、基本的にない。

最新鋭の蒸気機械。
古の秘儀、魔法を伝える者。
そしてその両者の相の子。

この街には全てがある。栄達のチャンス、転落の陥穽。
そして富と、夢。

しかし一方で急激に増えた蒸気機関の白い煙は街を慢性的な霧で覆い、その裏で怪人やマフィアの跋扈など治安の悪化を招いている。

●用語
・蒸気機関
蒸気の圧力を機械的エネルギーに変換する原動機。
晶炭の普及で急激にその性能を向上させた。

・晶炭
クリスカーボン。
燃料の一種。極めてエネルギー効率が良い。
見た目は真っ黒な水晶。

・階差機関
ディファレンスエンジン。
機械式の演算機。『小人のギア』と呼ばれる技術革新により飛躍的に性能が向上しており、我々の世界のコンピューターをも凌駕する性能を発揮する。

・自動人形
オートマトン。
蒸気機関と階差機関の発展によって実現した人型ロボット。
３０ｃｍ大から人間大、さらに３ｍ前後の大型まで様々なタイプが存在する。
未だ最新鋭の技術である。

・魔法
マギ。
情報を物理力に変換する古の秘儀。
本来、大がかりな儀式や強い信仰心、天文や哲学への深い造詣を要するものであったが、俗に『魔法の杖』と呼ばれる専用の階差機関を使用することである程度一般的な技術として世間へ普及しだしている。

・魔法の杖
メイジスタッフ。
魔法使いが使う、魔法演算専用の階差機関。
自動車ほどの大きさから腕輪サイズまで様々あり、形状も『杖』に限定はされない。大方、大きいものほど性能が高い。

[No.38] 2011/04/24(Sun) 22:54:29

蒸騎士団の円卓 (No.38への返信 / 3階層) - 咲凪

「蒸気能力（スチームスキル）、フルアクセル！！」

名前：アレス＝マッケンジー
性別：男
年齢：２２
職業：蒸騎士（スチームナイト）
解説：
帝都の平和を守る秘密組織「蒸騎士団」の一員。
暴走する自動人形や怪人への対処の為に作られた蒸騎士は蒸気機関とディファレンスエンジンを積んだ武器（魔法の杖と同義）を要し、それぞれがその武器の能力を最大限に活かせる能力を持っている。
アレスは普段は映画館の冴えない従業員をしているが、怪事件が発生した時は蒸騎士として怪人や自動人形と戦っている。
彼の武器は剣であり、蒸気機関を積んでいるものだからとにかくデカくて重い。
当然常人では振るう事など出来るはずが無いのだが、蒸騎士であるアレスはこれを軽々と扱う事が出来る。
これは彼を含めた蒸騎士が魔術の恩恵を常時受けている『先天的契約者』である為である。
先天的契約者は常時特定の魔術を発動させており、コントロールする事が出来ない。
当然、一般人と同じような普通の日常生活には多くの支障が出るため、それをカバーする為に蒸騎士団が組織されたという面もある。
アレスの場合は外見にそぐわない怪力を常時発揮しており、本人の意思に関わらず物を壊してしまう事が多い。
ちなみにミーハーでアイドルファン、水着グラビアをこよなく愛する。

○スチームブレイド○
解説：
アレスの武器であり魔法の杖。
蒸気機関とディファレンスエンジンを積んだ巨大剣であり、とにかく重くてデカい。
魔法の杖には飛行能力を備えたモノも多いが、スチームブレイドはその余りの重量に飛行する事が出来ない為、自走する為の車輪が付いている。
ディファレンスエンジンの恩恵で人工知能を有しており、アレスの手元を離れても自走機能を用いて自分で戻って来る。
蒸気機関のパワーと蒸騎士の持つ先天的な魔術を併用した【蒸気能力（スチームスキル）】の発動に必要不可欠なツールであり、その自走能力、重量、魔術、剣術の全てを用いた『フルアクセルスラッシャー』が必殺技。

[No.39] 2011/04/24(Sun) 22:55:13

秘密結社アルヴムニクス (No.39への返信 / 4階層) - ＤＤ３

「「「我らが、アルヴムニクスのために！」」」

●アルヴムニクス

帝都の闇に潜む秘密結社。
首領であるアルヴムニクスの名の元に帝都を、そして世界を支配しようと企む。
そのための手段は専ら破壊であるため、一般的に忌避されているがアルヴムニクスの人望なのか、構成員の士気は非常に高い。
トップはアルヴムニクスだが人前に姿を見せる事はなく、普段は直属の３大幹部が命令を下し、幹部である八英雄がエージェントを指揮して作戦に当たる事が多い。

「静かになさいませ。余人に迷惑ですよ」

「心静かに受け入れなさい、アルヴムニクスによる新たな世界を」

名前：”静十字”カタリナ
性別：女性
年齢：１８
職業：学生／ＡＮ八英雄

解説：
帝都大学の魔術学科に通う大学生。薄く紫がかった長髪が目を引く、物静かなお嬢様。
大学では成績優秀だが近寄りがたいと評判の美人。

しかし裏では悪の組織として破壊活動を繰り返すＡＮの八英雄、いわゆるテロリストとして活動している。
世界を変えるために警察機構や正義の味方と帝都の陰で日々戦いを繰り広げている。
魔術的な装飾を施した黒いボンテージに身を包み、背中に階差機関『ヘレナの十字架』を装備し
得意の破壊系の魔術で周囲に静寂をもたらす事から”静十字”の異名を取っている。

装備：
『ヘレナの十字架』
魔術を補佐する階差機関。
意匠を凝らした箱状の中央パーツの両サイドに背丈ほどもある巨大な十字架のようなパーツが付いている。
両サイドの十字架の上部に晶炭が組み込まれている。
魔術効果を付与されているおかげで軽い、というか装備している人間ごと浮遊可能。

『ヘレナの釘』
片手剣の形をした魔法の杖。
魔術を斬撃状にして飛ばせたりする。

[No.40] 2011/04/24(Sun) 22:55:55

クレメンティーナは眠らない (No.40への返信 / 5階層) - アズミ

「ようこそ、古物商『縁起屋』へ」

「魔法使い？
　　あぁ、それもやってるよ。副業ってヤツでね」

名前：水仙寺千多
種族：人間
性別：男性
外見年齢：２０代半ば
職業：古物商/魔法使い
解説：
すいせんじ・せんた。
古物商『縁起屋』を営む魔法使い。古物商は開店休業状態のため、半ばなんでも屋の魔法使いとして認識されている。
が、自動人形を製作できる腕利きの人形師。
祖母は帝都で当代一と称された大魔法使い『人形師』水仙寺翠璃。師であり、千多の使う自動人形のほとんどや魔法の杖は祖母から継いだものである。
のらりくらりとしていて商売ッ気がないが、面倒見はよく、縁起屋のある故買通りでは頼りにされている。
メイジスタッフはこれまた祖母から受け継いだ濃緑色のステッキ『ピグマリオンの針』。

「ごきげんよう、人間さん。
　……あら、自動人形を見るのは初めて？」

「クレメンティーナ。
　自動人形、黒羽のクレメンティーナ。
　以後、お見知りおきを」

名前：黒羽のクレメンティーナ
種族：自動人形
性別：女性
大きさ：３０ｃｍ前後
解説：
千多の助手のようなことをしている自動人形。彼の祖母の作。
名前の通り、帽子と胸に黒い羽飾りがついている。
全高３０ｃｍほどと、特筆すべきほどに小さく、その割に高い知性と判断力、強い自我を誇る。
大きさの割に力も強く、大の大人を叩き伏せることも可能なほど。
自動人形にしては珍しく、動力に蒸気機関を使用しておらず、純然たる魔法で駆動している。その階差機関は極めて精緻であり、魂さえ備えているとか。
物静かで気品に溢れるが、やや物言いが説教臭い。年齢について振れると不機嫌になる。

『ピグマリオンの針』
形状：ステッキ型
製作：『人形師』水仙寺翠璃
主要な魔法：
・『構築』
・『操作』
・『分解』
・『取寄』
・『創造』
・『定着』
解説：
濃緑色のステッキ型メイジスタッフ。
『人形師』水仙寺翠璃が生涯に編み出した２２００余りの魔法の術式が記憶されているが、物体操作系が多い。

[No.41] 2011/04/24(Sun) 22:56:34

けーぶ。 (No.41への返信 / 6階層) - アズミ

「よーし、そこまで！帝都警察だ！
　神妙にお縄を頂戴するんだな」

「なんでこの仕事をやってるかって？
　そりゃ簡単よ、
　俺ぁお前らみたいな悪党が大嫌いだからさ！」

名前：ウィンストン警部
種族：人間
性別：男性
外見年齢：４０代
職業：帝都警察警部
解説：
帝都警察の刑事。階級は警部。
経験からくる勘と粘り強い捜査で真実を勝ち取ることを信条とする古いタイプの刑事。
叩き上げで出世とは縁が無く、妻とは別居中、酒豪で肝臓を壊し気味、とプライベートは恵まれていないが、不屈の正義感で帝都の悪を追う。
節制の足りない中年太りの身体からは想像もつかないが軍隊仕込みの格闘術を備え、銃の名手でもある。
マクシムスRoute-9を愛用。

『マクシムスRoute-9』
形状：自動拳銃
弾数：１５＋１
口径：９ｍｍ
解説：
帝都警察の元制式採用拳銃。
やや大型のため、現在はより小型な『ウェッジ30』に転換が進んでいる。
強力で人間大サイズなら自動人形にも効果があるが、生身の人間相手にはオーバーキル気味なのは否めない。

[No.42] 2011/04/24(Sun) 22:57:08

過ちを犯した天才 (No.42への返信 / 7階層) - ジョニー

●禁忌人形
生きた人間を材料にした自動人形。
人体の一部や死体を材料にした自動人形とはまったく異なり、そもそも理論上は可能とされているが法的・論理的問題以前に技術的問題で成功例はゼロと言われている。
禁忌人形は生きた人間を素材にする為に人間大がベストとされるが魔法的・人形的に優れた素材である人間をそのまま使う為に、３ｍ前後の巨大な自動人形すら凌駕するスペックを発揮すると考えられている。
当然、製造は違法である。

「いらっしゃい。ここは清水人形工房だよ、ちなみに整備補修専用で売り物はないよ」

「……綾、俺は間違っていたのか？」

名前：清水知己
種族：人間
性別：男性
年齢：２４
職業：人形師
解説：
かつては稀代の天才と謳われた人形師だったが、人形師と人形遣いとしてお互いに競い合い切磋琢磨した幼馴染を亡くしてからはパッタリ人形を作る事をやめてしまった。
現在は人形師時代の工房を縮小して、人形の整備・修理の仕事を受けて食いつないでいる。
また魔法も一応使えるが、『電流操作』の魔法を腕輪状のメイジスタッフを使っても攻撃には到底使用できず、自身の身体操作や人形への電気信号での指示を送る程度しか活用法はない。
現在はやる気なく生きており、天才時代を知っている人物から見れば信じられないほど落ちぶれている。

「知己兄さん、工房が閑古鳥鳴いてる」

「了解、マイマスター知己……眼前の敵を撃ち砕く」

名前：サヤ
種族：人間（自動人形）
性別：女性
年齢：２１（外見年齢）
大きさ：人間大
解説：
知己の助手の人形遣いで、かつて知己と競い合った幼馴染の人形遣い樋口綾の妹。
姉が使用していたが姉が死んだ事故で大破した知己作の自動人形「赤」「青」「緑」の３体を知己が３体の無事だった部品で修理復元した「黒」を使用している。
また姉と同様にガントレッド状のメイジスタッフで自身の肉体を硬化する魔法を使う。
その硬化を駆使した肉弾戦で、人形と共に前線に立つ。あるいは人形に後方から援護させるという人形遣いとしては異色の戦闘方を駆使する。尚、この戦い方は姉と同じものである。
非常にマイペースな性格で羞恥心も薄い。蕎麦が好物で自分で手打ちで作る程。

と、されているがその正体は瀕死の綾を材料に知己が作り上げた禁忌人形にして知己の最後の作品。
生前の綾の魔法と人形遣いとしての技能をそのまま引き継いでいて、人形でありながら人形遣いである。
単純なパワーでは３ｍ前後の巨大自動人形にすら匹敵し、その癖に非常に俊敏で、身体能力の差から生前の綾を大きく上回る戦闘力を誇る。
ただし、綾の記憶は受け継いでおらず、性格も当然異なる。
また顔立ち等の外見も綾の面影がある程度で姉妹といえば納得できる程度に別人のものになっている。
外見から人形と見破るのは困難で、飲食可能で怪我をすれば血も流れるし、涙や汗を流す事も出来る。

名前：黒
種族：自動人形
性別：無性
大きさ：１８０ｃｍ前後
解説：
サヤが使用する人型の自動人形。
人型というだけで黒い甲冑のような身体と黒い鉄仮面のような頭部を持っており、一目で自動人形と判別できる。
基本的に大剣を使い、剛力と防御力を活かした接近戦を行うが、弓矢や銃による遠距離戦も可能。
発声能力はなく、また自我も殆どない純戦闘用の自動人形。

[No.43] 2011/04/24(Sun) 22:59:57

Aim for the top (No.43への返信 / 8階層) - ありくい

「太陽みたいに、いつか皆を照らせる人になりたいの！」
「あはは……またやっちった」

名前：エリアコ・サエッタ
種族：人間
性別：女性
外見年齢：１５歳
職業：学生/海軍所属特殊能力開発部特機部隊「ストライカーズ」

解説：
軍立高校に通う少女。その実態は対深海怪物用特機「ストライクマシン・玖號」のパイロットにして、幼き魔法使い。
人類として規格外にして桁違いの魔力を擁しているが、自分では上手く制御できず、暴走して迫害されていたところを帝都海軍に引き抜かれる。
過去に窮地を救ってくれた一華牡丹を姉と慕う。基本的に明るく能天気な少女。

「御疲れ様……。ゆっくりお休みなさい」
「どこまで続くの……この地獄は」

名前：一華牡丹（いちげ・ぼたん）
種族：人間
性別：女性
外見年齢：１７歳
職業：学生/海軍所属特殊能力開発部特機部隊「ストライカーズ

設定：
軍立高校に通う少女。実態は対深海怪物用特機「ストライクマシン・捌號」のパイロットにして、若き魔法使い。
過去に天才の名をほしいままにしたものの、ある事件で自分の力にセーブをかけてしまうようになった。
優秀なストライクマシンのテストパイロットだったが、とある事件をきっかけに助けたエリアコとコンビを組んで深海怪獣に立ち向かう。爆発力こそエリアコに及ばないものの、多様な魔法や高度な魔法も瞬時に展開できる実力者。
面倒見が良く大人びていて口数が少ないが、稀に激情を表に出すことも。

[No.44] 2011/04/24(Sun) 23:00:37

先見のなんとか (No.44への返信 / 9階層) - もけけ

「ちっせぇっつーなァ！！これでもなぁ……！ちょっと前はだな……！！」

「来い！プロメテウス！とりあえず叩き潰しちまえ」

名前：リック・ハルバートン
種族：人間？
性別：男性
職業：私設探偵兼なんでも屋
外見年齢：１５（本人は２８と言って憚らない）
身長：ちまい（１４０ｃｍ台後半）
解説：
妙に威勢の良い、２８歳と言って憚らないチビガキ。
かつ、妙に大人びているところもあるが、それもその筈。
本来は私設探偵として名を馳せた（と本人は言っている）人物だったが、とある事故により己の肉体を失ってしまい、どういう訳かその魂を自動人形の身体へと移し変えられ現在に至る。
性格は女好きかつ、相当のプレイボーイ……だったらしいのだが、今となってはただのマセたお子様にしか見えないのが悲しいところである。目下のところ、元の身体に戻るべく情報を集める日々。
自動人形としてのボディは人間に似せて精巧に作られたものであるが、材料として人間を用いている訳ではないので禁忌人形とは厳密には異なり、動力の中心となっているのは魔力回路。また、生身ではない為戦闘能力もそこそこにある。
元々は私設探偵として生計を立てていたのだが、現在のこの身では上手くいかない事が多く、もっぱら腕っ節のみの荒事でなんとか食い繋いでいる。それにしてもあまり芳しくないようであるが……。

「……！」

名前：プロメテウス
種族：自動人形
性別：不明
全高：３ｍ
純然たる戦闘を目的として製造された自動人形。
無骨で巨大な、いかにも機械然とした外見の通り、とてつもない怪力を誇る。
動力は蒸気機関と魔力回路が半々。主人のリックの呼び出しに応じて召還、使役される。
武器はその怪力、並びに蒸気噴射の加速による突進。シンプルだが強力。
多少なりとも自我は持っている様子で、無機質だが発声機能も存在する。
現在の身体では完全には扱い切れないのか、部分的に腕のみ召還、拳による一撃を見舞うなど、部分的な使い方をされる事が多い。
が、閉所ではそれが返ってプラスに働く事も多く、あながち悪い事ばかりでもない。また、今でも少し無理をすれば完全に呼び出す事も出来るが、曰く”燃費が悪い”との事。余談だが、元となった１２機の兄弟機と呼べる固体が何処かに存在するらしい。

『先見の懐中時計』
形状：懐中時計
製作者：不明
主要な効果
・『プロメテウス』の召還、及び送還
解説：
プロメテウス用に勢作されたと思しき懐中時計にして、呼び出すための道具。
同型機にそれぞれ対応した品が存在するが、製作者共に不明。
リックが入手した際にはとある古物商から投売り価格同然だった事から、波長の合わぬ者には扱う事が出来ないようである。

[No.45] 2011/04/24(Sun) 23:01:17

技師的技師 (No.45への返信 / 10階層) - 桐瀬

「邪魔するなら出て行ってくれ。邪魔しなくても出て行ってくれ」

「――そもそも階差機関というのは1からNまでのカラムで構成されるもので、それぞれ一個一個の中に10進数を格納している。そして――おい、聞いているのか？」

名前：ミリア・アーリア
性別：女性
外見年齢：30代
職業：技師
解説：
在野の機関技師。
元々は国の研究施設で働いていたが、事故で右腕を失って以来野に下る。
現在は帝都に小さな工房を構え、蒸気機関を初めとした機械類の修理制作などを請け負う事で生計を立てている。
気分屋で気難しく出不精と、偏屈な科学者を絵にかいたような人物。
そんな彼女が人並みに依頼をこなし生活できているのは、主に助手が愛嬌を振り撒いてくれているからである。
技師としての腕は確かで大抵の機械は修理できるが、余計なオプションが付いてくることもしばしば。
依頼主は個人から国の機関まで様々であるが、気分で仕事に手をつけたりつけなかったりするので納期は安定しない。
ちなみに年齢に触れると途端に不機嫌になる。

「いらっしゃいませー」
「何の御用ですかー？」
「先生は今不機嫌なので」
「私達がお受けしまーす」

名前：マリ/テネ
性別：女子/男子
外見年齢：10代
職業：技師助手
解説：
ミリアの助手。双子。
助手と言うよりは工房の接客担当。クレーム処理担当。どんな要件も常に笑顔で片付けるある意味恐ろしい双子。
常に二人一組で行動するほど仲が良く、外見もそっくり（髪型もショートカットで同じ）なので初見では服装と言葉遣い以外で見分けるのは困難。
ミリア曰く「肌に艶がある方がマリで、髪が細い方がテネ」との事だが、肉眼で容易く見分ける事など不可能なので真実かどうかも判らない。

[No.46] 2011/04/24(Sun) 23:02:42

蒸騎士の誉れ (No.46への返信 / 11階層) - 咲凪

「蒸気能力（スチームスキル）、フルブラスト！」

「アレス君、君はあれだ、喋るとかっこ悪くなるなぁ」

名前：ネーヴェ＝ハザクラ（狭蔵であり葉桜では無い）
性別：女
年齢：２４
種族：人間
職業：蒸騎士／映画館従業員
解説：
蒸騎士の一人であり、やっぱり普段は映画館で仕事をしている。
アレスの先輩であり、何かと面倒を見ているが、彼のマヌケぶりにため息をついてばかりいる。
彼女の武器は銃剣、やっぱり蒸気機関を搭載しているので重いが、蒸気機関が最新の小型タイプなのでアレスの剣（スチームブレイド）に比べたら１００倍マシだとか。
彼女も『先天的契約者』であり、彼女が常時発動している魔術は『百目』実際に眼球が１００個あるわけでは勿論無い、ほぼ視覚情報と変わらない感覚で全方位の情報が脳へと伝達される術であり、通常先天的契約者は魔術のオンオフを自分でコントロールできないのだが、『該当の視界を閉じる』という方法で彼女はこの障害をクリアしている。
ちなみに巨乳、たゆんたゆん。

○スチームバヨネッタ○
解説：
ネーヴェの持つ銃剣型の蒸気機関を搭載した魔法の杖。
蒸気機関の搭載により必然的に重くなるが、本体が高い飛行能力を備えている（ただし乗り心地は悪いとか）。
刃が付いた銃なので銃剣型といわれるが、性能的にはハンドラインチャーに近い。
精密射撃用の『シングルモード』、散弾用の『バーストモード』を備えている。

[No.47] 2011/04/24(Sun) 23:03:24

忘却的自動人形 (No.47への返信 / 12階層) - 桐瀬

「さて……あなたは誰でしたっけ？」

「私は全てを忘れてしまうけれど、それを苦しいとは思っていないの。だって、毎日が新鮮じゃない？」

名前：一日草
種族：自動人形
性別：女性
外見年齢：20歳前後
職業：不明
解説：
名前の読みはデイリー。
国家の警察機関とは別に存在する、公安局に属するはずだった自動人形。
先端技術の塊でもある自動人形の中でも特に最新鋭の技術が惜しみなく使用されており、主に身体能力の点で並の自動人形を遙かに凌
駕する性能を発揮する。ただし、特別な武装が仕込まれているわけではないので武器を渡されない限りは肉弾戦が主体である。
また、通常の自動人形と異なる点として人に対して「積極的な攻撃性」を発揮する事が出来る、という点が挙げられる。
自動人形は並はずれた怪力を持たせる事などが容易であるが故に、安易に人に対してその力を発揮できぬよう階差機関の構築段階でリ
ミッターを掛けられる事が義務付けられており、更に精神的にも人に従属しやすいよう仕向けられているが、一日草からは敢えてその
機能が外されている。
そもそも公安に自動人形が配備される理由が、「人間が行くには危険な場所に代わりに向かわせる」ような事が多く、その上で誰かを
殺害せねばならぬ場合もあったが為である。
それ故に、枷になりがちなリミッターを外しいざという時には人形の判断で人を殺せるようにしたものであった。

その代償として、一日草には定期的にメモリーを最低限残してリセットするという機関が仕込まれており、下手に特定人物に特別な感情を抱いたり、過去の事例から例外的な判断を下す事の無いようにされていた。

運用初日に担当の技術者がもちだしてそのまま失踪。持ち出す時に負傷した技術者は死亡したものとされているが、一日草の居場所は公安も未だ掴んでいない。
噂では、いくつかの工房で時折メンテナンスを受けている姿が見られるという話もあるが、確たる証拠がないので噂話にすぎない。

性格としてはどちらかと言えば陽気で限りなく前向きに設計されている。

[No.48] 2011/04/24(Sun) 23:04:04

追加用語 (No.48への返信 / 13階層) - アズミ

・４番街
帝都にある１２個の都市区画の内の一。西南西に位置する。
雑然としているが活気がある下町情緒溢れる区画。その名の通り故買屋が集まる『故買通り』が有名。

・５番街
帝都の南南西に存在する区画。
蒸気技師の個人工房が多数存在する。逆に商業施設は乏しい。

・６番街
帝都の真南に存在する区画。
マフィアの勢力圏が入り乱れており、裏社会の爪弾き者が流入することで常時治安が悪い。
特に歓楽街『スクラップ・ダウン』は夜の活気からも見放された暴力と死の街である。

・コンラッドファミリー
麻薬王アルバート＝コンラッド率いるマフィア。３番街を主な根城とする。

・呪文
コマンドワード。
魔法の杖の操作手順。多くは音声入力だが、身振りを含む場合もある。もっぱら使用者を限定するため、複雑な手順や音声できつく制限がかかっている場合が多いが、劇中のメスのように、低級なものは大雑把に意図があっていれば起動するものも多い。
起動に使用するものを特にスターターワード、魔法を発動するものをトリガ－ワードなどと呼ぶ。

・はぐれ自動人形
何らかの事情で製作者の下を離れた自動人形。多くは自動人形製作の練習台として製作されたできそこない。

・人形師
(１)
ドールマイスター。
蒸気技師の一。自動人形を製作できる技術者のこと。階差機関への深い造詣を要するので魔法使いを兼ねることが多い。
(２)
ドールマスター。ザ・ワン。
最初の自動人形製作者、水仙寺翠璃のこと。

[No.49] 2011/04/24(Sun) 23:04:56

翠の魔法使い (No.49への返信 / 14階層) - アズミ

名前：水仙寺翠璃
種族：人間
性別：女性
年齢：故人。享年７８歳。
職業：古物商/魔法使い
解説：
すいせんじ・みどり。
当代一と称された大魔法使い。蒸気技師でもあり、最初の自動人形『始原のマリエル』を製作したことから『人形師』の称号を時の皇帝から与えられた。
『魂の製作と制御』の境地に至った唯一の魔法使いであり、今もって人形に『魂』を与えられるのは彼女とその秘儀を継いだ千多だけとされる。
竹を割ったような性格で工房に籠もることを良しとせず、その魔法を帝都と人々を守るために駆使した。
皇帝家とも親交を持っていたが、息子夫婦がマフィアの抗争に巻き込まれて死亡して以来、４番街に隠遁。古物商『縁起屋』の女主人として余生を送った。

●ジェイド・ワークス
水仙寺翠璃はその生涯で２４体の自動人形を製作したと言われる。
これらはジェイド・ワークスと呼ばれ、今日の自動人形のテンプレートとも言うべき存在になった。
以下、幾つかの例。

１/始原のマリエル
最初の自動人形。
ビスクドール型。蒸気機関を内蔵した椅子と一体化している。
翠璃が６歳の誕生日に両親に買ってもらったビスクドールを原型としている。彼女に命を与えることが、翠璃が人形師を志したきっかけとされている。
現在は皇女ルシャメラの相談係をしている。

４/鉄塊のグランバール
全高３ｍ強の大型自動人形。
『狂騒者』タイロンによる『蒸気機械同時暴走事件』を解決すべく作られた、初の純戦闘用人形である。
その外見から『人形騎士』の異名で呼ばれることも多い。時の皇后に寵愛された。
現在は帝国陸軍の保護下にある。

８/白尾のラゲーン
人間大の飛行型自動人形。
背部のロケットで自在に空を飛び、『蒼空庭園アルメリア墜落事件』では人命救助に活躍した。
人間型だが、頭部などはヘルメットのような形状になっている。
現在は所在不明であるものの、時たま事件の際に活躍が報告されるので、健在ではあるらしい。

１３/栄誉のメザーリア
人間大の戦闘用自動人形。
帝都警察の要求で、大規模犯罪に対抗すべく作られた。倫理制御がかかっておらず、人間を躊躇なく殺傷できる。
外観は限りなく人間に近い。線の細い美男子。
多くの事件を解決したものの、翠璃の息子夫婦を守れなかったことに大きなショックを受け、犯人に報復すべく蓄電。現在も消息が解っていない。

２０/鋼帝のオーガスタ
全高３ｍ～４００ｍ可変。
純戦闘用自動人形。『帝都に在る限りは最強にして無敵』とされる。
その形状、性格、本名その他は一切公開されていない。
現在は千多が保有している。

２４/黒羽のクレメンティーナ
全高３０cｍ前後のビスクドール型。
翠璃が５５歳の時に製作した、最後の作品。
愛孫、千多の話相手、あるいは護衛として製作を始めた。
原点回帰を目指したのか、縁起屋にあったビスクドールの一体を原型として製作されている。
蒸気機関ではなく純然たる魔法で稼働し、息子夫婦の件もあってか高い戦闘力も付与されている。
現在は千多が保有。

[No.50] 2011/04/24(Sun) 23:06:20

皇女。 (No.50への返信 / 15階層) - アズミ

「要るんですよ、正義の味方は。
　この街には悪が多すぎるから。
　居るんですよ、正義の味方は。
　私が『なった』んです」

「冗談？
　私は冗談は嫌いです」

名前：エリシャ＝ナタナエル
種族：人間
性別：女性
年齢：１６歳
職業：皇女/正義の味方
解説：
夜の帝都を徘徊し、悪党を手当たり次第に撃ち抜く正義の味方。
まるで冗談か狂人の所作であるが、彼女は大真面目に取り組んでおり、直裁的な手段以外にもポケットマネーで蒸騎士団への資金援助など多角的に活動している。
薄手のシャツにホルスター、ジーパンという簡素な服装に、尻尾のように長く伸ばした銀髪が特徴。
一点物の拳銃『セイクリッドブルー』を使用する。

本名はルシャメラ＝エリシャ＝インぺリア。
エリシャは幼名であり、ナタナエルは相談係に考えてもらった偽名。
正義の味方業は相談係から聞いた水仙寺翠璃の逸話に感化されての行動であるらしい。

「染めろ、染めろ、染めろ！
　霧の白を打ち払い、夜の蒼に染め尽くせ！
　セイクリッドブルー……
　バレル・エクステンション！」

『セイクリッドブルー』
形状：自動拳銃
弾数：15+1
口径：9mm
解説：
タスラム-V7カスタム。
千多が作った追加バレル(極めて機能を限定した魔法の杖)を使用することで発射後、空間上に構成された回路で再加速、超電磁砲と化すことができる。

[No.51] 2011/04/24(Sun) 23:06:50

赤の退魔剣士 (No.51への返信 / 16階層) - ありくい

「うおお、すっげー！　帝都ってやべえな！」

「凪宮流血刀術、凪宮大我……推して参る！」

名前：凪宮大我
種族：半妖
性別：男性
外見年齢：16歳程度
職業：古物商見習い/退魔師
解説：
なぎのみや・たいが
最近帝都にやってきた少年。長い間山奥の秘境で義父・大虎と二人で暮らしてきた為、非常に世間知らず。
引退前は剣聖と呼ばれた退魔師だった大虎の下、厳しい修行を積んでいたために戦闘力は高い。が、聡い方では無い為に罠などによく引っかかる。
大虎が病で亡くなると、古物商『縁起屋』を訪ねろとの遺言に従い、招待状を持って里を立つ。
その正体は伝説級の鬼と人の間に出来た半妖。とてつもない力を秘めているが、大虎に人間として育てられたことと、常に離さない封魔刀の力で押さえ込んでいる。本人は自分をただの人間だと思っているが、その生まれ故に妖怪や魔物の類に付け狙われることも多い。
単純愚直で困っているものを放っておけないために、しょっちゅう痛い目に遭っている。

『封魔刀・佐上義鷹"泥慈威（デイジー）”』
形状：日本刀
改修者：『人形師』水仙寺翠璃
解説：
強い力を持った封魔刀。元々は大我の義父が使用していた業物だったが、後に大我に譲られる。
過去に水仙寺翠璃の手によって血操術や凪宮流血刀術に適した仕様に改修されている。
鞘に蒸気機関が搭載されており、抜刀の際に圧縮空気で居合いの速度と破壊力が増大される。

『血操術（けっそうじゅつ）』／『凪宮流血刀術（なぎのみやりゅうけっとうじゅつ）』
使用者：凪宮大虎・凪宮大我
解説：
魔力を込めた自らの血液を操る術と、それを活用した剣術。
血刀術に関しては、剣聖・凪宮大虎が一代で編み出した言わば我流。大虎が弟子を取らなかったために、その死で絶えると思われたが、大我が継承した。

[No.52] 2011/04/24(Sun) 23:07:23

知己の作品＋α (No.52への返信 / 17階層) - ジョニー

「おやおや、ようやく私の出番が来たのか？」

「やれやれ、マスター…そんなんだからキミは自分の作品に馬鹿にされるのだ」

名前：白
種族：自動人形
性別：不明
大きさ：４０ｃｍ前後
解説：
清水知己の現状最後期の作品。
天才として様々な厄介事を予想した知己が自衛用として制作した。
「自動人形は何故人型なのか？」という当時の疑問もあり、人型ではなく前足の無い竜、所謂ワイバーンの形状をした珍しい自動人形。
ワイバーン型に相応しく当然のように飛行可能で、口内に荷電粒子砲を備えている。
荷電粒子砲は出力調整が可能で、細く放つ事も太く放つ事も出来る。当然前者の方がチャージ時間は短い。荷電粒子砲以外の武装はないが自衛用としては過剰なぐらいの性能である。
制作して暫くして綾が死亡する事件が起きたので、実際には使用されることなく封印されていた。
口数は少ないがかなりの皮肉屋。

名前：紅
種族：自動人形
性別：男性
大きさ：３ｍ前後
解説：
清水知己が陸軍の依頼で制作し、試運転で軍の演習場の地形を変えるという伝説を残した自動人形。
知己が制作した中では最も巨大な軍用自動人形であり、そのパワーとタフネスは驚異的なものがある。
知己の軍や一部の一般人での知名度を上げる事になった原因であり、その紅いボディと鬼のような頭部から「紅鬼」とも呼ばれた。
清水自動人形工房に整備に出し、ドールコレクターに奪われた。現在も陸軍がその所在を捜索中であり、現状は不明。

名前：怪盗ドールコレクター
種族：人間
性別：男性
外見年齢：２０代半ば
職業：怪盗／人形遣い
解説：
帝都をテリトリーとする怪人にして怪盗の一人。
白いシルクハットに白いスーツにマント姿で、本名は不明。
自動人形専門の怪盗で「道具として優れた人形は、優れた芸術品でもある」と公言している。
過去に奪った自動人形を使用して目的の自動人形を奪うという手口が多く、自動人形を従える何らかの手段を持っていると推測されている。
また禁忌人形を始めとする人体を使用したり、魂を持つ自動人は「道具には不要の不純物を含んだ作品で美しくない」という考えを持っており、それらはコレクションの範疇外らしい。
天才である清水知己の作品を従えた樋口綾をその自動人形ごと一蹴したことからも非常に高い戦闘能力を持つと思われる。

[No.53] 2011/04/24(Sun) 23:09:08

無面 (No.53への返信 / 18階層) - アズミ

「大事なのはラヴなんですよ、ラヴ」

「特徴が無いのも特長と申します」

名前：無面のカタリナ
種族：自動人形
性別：女性
大きさ：人間大
解説：
故買通りの喫茶店で働く看板娘。
実は自動人形であり、水仙寺千多の最初の作品。製作は７年前。
これといって特殊な機能は持っていないが、全てにおいて人間に限りなく近いのが特徴で、蒸気機関の隠蔽や総重量の抑制、摂食、排泄などの外面的行動の再現など、非常に手間をかけて作られており、生殖機能と老化だけは再現できなかったが、これに関しては今後の改修による到達を目標としている。
が、何より高性能なのはその階差機関であり、単純に想定される反応数が非常に多く、結果として精神的なストレスに非常にタフになっている。
なお、身体能力も通常の人間並みに抑えられているが、外装に負担をかければ人間離れした馬力を出すこと自体は可能。

余談だが、小型の蒸気機関を無理やり内蔵してるので、胸がデカい。

[No.54] 2011/04/24(Sun) 23:09:49

溶鉱炉と書いてゴジラと読む (No.54への返信 / 19階層) - 咲凪

「さぁ、直々に処分してあげる」

名前：マーシャ・ルーシャ
性別：女
年齢：１４
種族：人間／異星人
職業：魔術師
解説：
灼熱色の吊りあがった瞳と、夜闇に波打つ黒髪、そしてそれらが引き立てる白い肌を持つ少女。
燃焼に関わる総ての魔術に極端に特化しており、その火力過多な能力から『溶鉱炉』と呼ばれている。
……他にも「動く火山」とか「隕石落下地点」とか大体そんな感じで呼ばれている。

光纏いて星を渡る者と人間の混血。
火精に愛された者、高い魔術素養はその為であり、『燃焼』という魂に刻み込まれた本質から人形を含む造られたモノとは根本的に相容れない。

[No.55] 2011/04/24(Sun) 23:25:26

人外魔境 (No.55への返信 / 20階層) - アズミ

―だから俺は思ったのさ。
　きっと奴らの血は真っ青に違いないってな！
　　　　　――ある貧民の言葉

●ブルーブラッド
(１)
帝国貴族のこと。
この時代、『蒸気革命』によって多少改善したものの依然、帝国の貧富の差は激しく、特権階級たる貴族は貧困層を差別し、公開処刑の観覧や麻薬など退廃的な趣味に興じる者が少なくなかった。
持たざる者たちは、自分たちを搾取する彼らの冷血さを皮肉って『ブルーブラッド』と称したのである。
(２)
人に擬態できる怪物のこと。あるいは、怪物に変じた人間。
貴族の中には古式魔法の追究や近親婚の連続などにより怪物化する者が少なくなく、貧困層に『青い血』と揶揄される連中の血が本当に青かったなどという洒落にもならない事態になっていた。
彼らは概ね人間離れした身体能力と精神性を持っており、人間を(比喩ではなく！)食い物にする者も少なくなかった。

●古式魔法
階差機関を使用しない、源流に近い魔法体系。魔術とも呼ぶ。
複雑な身振りや呪文、時期や場所、果ては強い信仰心や精神状態など様々な制限がかかるため、あまり実用的とは言えない。
が、ブルーブラッドはこれら制限を生得能力で補うことが可能である。

「退場したまえ。君は無粋だ」

「ハハハ、そりゃ駄目だ。見逃せないな。
　僕ぁこう見えても、愛国者なんだよ」

名前：安曇＝ギルマン
種族：ブルーブラッド(半魚人)
性別：男性
外見年齢：２０代
職業：伯爵
解説：
通称、ギルマン伯。
肥満体で常に卑屈な笑みを浮かべた眼鏡の小男。仕立てのいい服を着ているが、どう見ても服の方に着られている。
弱者を甚振る一方で強者を破滅させ、不道徳を嗜みながら帝国の繁栄を願ってやまない二面性を持つ。
ギルマン家は代々半魚人をルーツに持つ帝国貴族であったが、彼の両親の代で東方の同じく半魚人の血を混入させた。
彼自身、半魚人への変身能力は無いが、生得能力として古式魔法を自在に操る。
お世辞にも魅力的な人物ではないが、帝国への忠誠自体は本物であり、帝都を暗躍する悪や怪異とは敵対する立場にある。

[No.56] 2011/04/24(Sun) 23:26:00