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   Vガンダム外伝、ディバイン・ティターンズ戦役 - ジョニー - 2013/07/07(Sun) 21:17:07 [No.547]
ディバイン・ティターンズ - ジョニー - 2013/07/08(Mon) 22:15:10 [No.548]
ちょっと真面目に長谷川節を目指す - アズミ - 2013/07/08(Mon) 22:45:17 [No.549]
ディバイン・ティターンズその2 - ジョニー - 2013/07/11(Thu) 21:53:43 [No.550]
インダストリアル5 - ジョニー - 2013/07/14(Sun) 22:37:39 [No.552]
灼炎のドンキホーテ - 咲凪 - 2013/07/21(Sun) 21:41:04 [No.553]
リガ・ミリティア、ホワイトベースV隊 - ジョニー - 2013/07/28(Sun) 23:07:32 [No.554]



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Vガンダム外伝、ディバイン・ティターンズ戦役 (親記事) - ジョニー

 宇宙世紀0153年9月、ザンスカール帝国のエンジェルハイロゥ作戦が失敗に終わって2ヶ月が経とうとしていた。
 指導者層をことごとく失ったザンスカールの混乱は凄まじくサイド2に残っていた政治家達が死亡したマリア・ピァ・アーモニアを聖母として神格化することでマリア主義を維持するが、それでもザンスカール帝国をそのまま維持することは出来ずにサイド2の支配を辛うじて維持するというまでに弱体化した。また現政府に従うことを良しとしない残存したベスパの一部部隊の離反も相次ぎ、政治的・軍事的に弱体化したザンスカール帝国は僅か2ヶ月の間で宇宙戦国時代のコロニー国家の強国としての力と地位を失っていた。
 対するリガ・ミリティアもその戦力の大半を失い、その建て直しの目途は立っておらず敵対していたザンスカールの弱体化に伴い多くの者、特に地球でのレジスタンス活動の参加者達の離脱によって組織維持に懐疑的な意見すら内部から出ていた。
 地球連邦軍もまたムバラク・スターン大将の戦死とジャンヌダルク艦隊の壊滅によって、連邦宇宙軍の影響力は更に衰えていった。

 ザンスカール、リガ・ミリティアの混乱によって双方で技術流出が起こり、各サイド、コロニー政府はその技術を貪欲に取り込み獲得しようとしていた。


 そんな中、地球連邦宇宙軍の一部がサイド1に存在するコンペイトウを軍事クーデターで占拠するという事件が起きた。
 彼らはディバイン・ティターンズを名乗り、コロニー政府に対して自治権の放棄を突き付けた。これに対し地球連邦政府は見て見ぬふりをして地球連邦軍による鎮圧部隊を送る事すら見送った。

 ザンスカール帝国の暴虐が終わりを告げつつある中、それでもなお宇宙戦国時代はまだ戦乱を終えることなく激化させていった………











◇ディバイン・ティターンズ
サイド1のコンペイトウを軍事クーデターで占拠した地球連邦軍の過激な地球至上主義の一派。
コンペイトウは木星戦役で木星帝国が地球圏に持ち込んだ毒ガスや核兵器(ジュピトリス9、ディビニダドの残骸から回収したもの)を保管していたがそれもディバイン・ティターンズが接収している。
保有する軍事力や毒ガス、核兵器などの武力を背景に各サイドを恫喝して自治権の放棄を迫っている。
クーデター時の戦力のみならずコンペイトウ駐留軍を吸収して、バーミンガム改級「ジェネラル・ハイマン」(コンペイトウで接収後に改名)を総旗艦に、ラー・カイラム級を5隻、アイリッシュ級とマゼラン改級にアレキサンドリア級を数隻ずつ、クラップ級とサラミス改級などを多数といった艦隊を有していてクーデター軍とはいえその戦力は侮れない。
MSは主にジャベリンを使用しているが、一部コンペイトウの工廠で開発された独自の機体やアナハイムから供給された試作機などが確認されている。


[No.547] 2013/07/07(Sun) 21:17:07
ディバイン・ティターンズ (No.547への返信 / 1階層) - ジョニー

「編成は完了しました、何時でも出撃できます閣下」

「あぁ、ついに此処まで来たのだ。今更後には引けん……いや、引くつもりもない」

 占拠したコンペイトウの司令室で部下であるマルク大佐の報告を受けて頷き、感慨深げに呟くディバイン・ティターンズ総司令ケネス中将。

「コロニーの自治権を剥奪する接収軍の指揮は任せる、私はセイラム議員と連携して連邦政府への工作を続ける」

「ハッ、了解しました」

 事前に決まっていた事とはいえ実際にその命令が下されてマルク大佐は笑みを浮かべるのを堪えるがそれでも高揚で頬が釣りあがるのを抑えきれない。

「それとセイラム議員の手回しでアナハイムから補給は継続される。物資の消耗はそこまで気にしなくていい」

「それは、なによりですな」

 ディバイン・ティターンズの後ろ盾でもある連邦議会のセイラム議員、彼の政治工作によるお膳立てがなければアナハイムの協力を得ることも、この決起でこれだけの戦力を短期間に揃えることは難しかっただろう。
 そのセイラム議員によってクーデターの準備はともかく決起後も引き続き外部からの補給が受けられるのはクーデター軍である彼にとってなによりもありがたい。コンペイトウの工廠があるとはいえ、それで全てを賄える訳ではないのだから。

「制圧作戦は事前に決められた通りだ、アレの完成までの時間が稼げればいい。無理はするな」

「了解です。必ずや我らに勝利を齎しましょう」






「これが最後のチャンスなのだ。後戻りは出来ん……既に賽は振られたのだからな」

「私は地球を愛しているのだ。それこそ、地球再生の為に地球人類を抹殺してもいいと思う程にな」

名前:ケネス・キーロワ
年齢:58
性別:男
所属:ディバイン・ティターンズ
設定:
元地球連邦軍中将、現ディバイン・ティターンズ総司令。
地球至上主義者であるが過激な部下達とは若干違った思想を持っている。
既に地球単独での地球再生は困難どころか不可能であるとして各サイドを制圧してコロニーの力を使って地球再生を推し進めようと考えている。
またザンスカールに関しては地球人類抹殺を含む地球浄化に対してむしろ賛同していたがそれを表に出すことはなく本来はザンスカールの漁夫の利を狙って決起する予定だったが、肝心のザンスカールが弱体化したことでザンスカールの地球浄化作戦などの影響が残っている今が地球再生の最後のチャンスとして決起する事となった。
コンペイトウで全体の指揮を執っていて、戦術指揮に関しては能力は並で前線指揮官としては優秀とは言い難いが、優秀な戦略家でありそれ以上に政略家で知略・謀略に優れている。
連邦議会の議員と共に政治工作を行うなど軍人よりも政治家に近いところがあり、政略面で最も力を発揮している。
ムバラク・スターン大将がレビル将軍を彷彿とさせるように、ケネス・キーロワ中将はジャミトフ総帥に似ていると言われることがある。




「碌な艦艇も持たぬMS頼りのコロニー軍など、距離を取って叩き潰せばいい!」

「MS隊を発進させろ。職業軍人がコロニーの民兵なんぞに後れを取るなと発破をかけろ!」

名前:カーク・マルク
年齢:42
性別:男
所属:ディバイン・ティターンズ
設定:
元地球連邦軍、現ディバイン・ティターンズ大佐。
過激な地球至上主義者であってスペースノイドを宇宙人と呼んではばからない。
ニュータイプ嫌いでも有名であるが、スペースノイドやNTの部下を無意味に冷遇するような馬鹿ではなく上手く利用してそうと悟らせないように使い潰す巧みさがある。
地球生まれではあるが貧民層出身で、腐敗した連邦軍の中でも実力で成り上がった軍人でこの時期の連邦軍の軍人としては実戦経験は豊富である。
過程よりも結果を重視しすぎる傾向があり、時として結果を出す為に手段を選ばないことがある。また目の前の出来事に固執して戦略的勝利より戦術的勝利を優先してしまう場合もある。
ラー・カイラム級のラー・オム(接収後に艦名変更)の艦長を務めていて戦闘艦だけで二十隻近い規模を誇るコロニー制圧部隊の指揮を執る。




「ふふん、この私に勝てると思っているのか。このシミュレーションでは負けなしのエースである私に!」

「こ、このMSでは私の能力を発揮しきれないのか!?」

名前:レン・トードー
年齢:27
性別:男
所属:ディバイン・ティターンズ
設定:
元地球連邦軍、現ディバイン・ティターンズ中尉。
実戦経験はそれこそ海賊討伐の類ですらないが、シミュレーターでの戦闘では負けなしの自称エースのMSパイロット。
ウソかホントかシミュレーションで伝説のパイロットであるアムロ・レイのデータとの戦闘で勝ったことがあると語っている。
馬鹿っぽい言動が目立つが実際にパイロットとしての腕は確かで部下の面倒見もいいと、普段の言動からは想像しにくいが優秀な軍人である。
現在はバージェガンへの機種転換訓練が終了してラー・オムの艦載MS隊に所属している。





形式番号:不明
名称:バージェガン
開発:地球連邦軍(コンペイトウ工廠)
所属:ディバイン・ティターンズ
全高:15.1m
武装:
・バルカンポッド
・ビームサーベル×2
・ビームライフル
・ビームシールド
・ビームバズーカ
設定:
ジャンヌダルク艦隊へのサラミス改級の派遣による裏取引で横流しされたガンイージを研究して開発されたコピー機。
ガンイージそのものが生産性と信頼性を重視して、ジュムズガンやジャベリンの部品をそのまま、あるいは小改造で流用できるように設計されていた為にコピーは比較的容易だった。
バージェガンの外装は名機ジェガンに似たデザインになっており頭部形状もガンイージのツインアイからゴーグルタイプに変更された他、頭部バルカンは廃止されてガンダムMkUやバーザムのようなバルカンポッド方式になっている。
基本性能はガンイージとほぼ変わらないが宇宙空間での活動を前提にしており、バックパックの大型化や脚部スラスターにアポジモーターの増設が施されていてガンブラスターに勝るとも劣らない機動性を確保している。
代わりに大気圏内での運用は考えていないのと生産性向上の為にミノフスキーフライトシステムなどの大気圏内用装備は排除されている。
ディバイン・ティターンズでは腕の立つパイロットを優先して順次ジャベリンからバージェガンに機種転換が行われている。
尚、機体色は旧ティターンズに習ってティターンズブラックとなっている。





形式番号:不明
名称:ヒューペリオガンダム
開発:ディバイン・ティターンズ(コンペイトウ工廠)
所属:ディバイン・ティターンズ
全高:24.2m
武装:
・バルカンポッド
・ハンドハイパービームサーベル×2
・5連装メガ粒子砲×2
・ハイメガキャノン
・拡散メガ粒子砲
・ミサイルランチャー×2
・ハイパーメガランチャー
・Iフィールド
設定:
ディバイン・ティターンズのフラグシップ機として開発されたガンダムタイプ。
ZZガンダムを参考に開発されており、この時期のMSとしては異例の大型機となっている。尚、開発に関してはアナハイムの技術協力があったという噂がディバイン・ティターンズ内で存在する。
その巨体によってジェネレーターを複数搭載していて出力はジャベリンやバージェガンとは比べ物にならず、かつてのZZガンダムすら上回る高出力機となっていて、その出力を活かした重武装が施されている。
頭部には外付けのバルカンポッドと額のハイメガキャノンを装備している。両手の五指は連装メガ粒子砲となっている、これはビームサーベルとしても使えて指を揃える事で高出力のハイパービームサーベルとなる。腹部には拡散メガ粒子砲が内臓されており拡散タイプだけでなく収束して放つことが可能である。バックパックにはミサイルランチャーも内臓されている。ハイパーメガランチャーはFZZ(ファッツ)のハイパーメガカノンを参考にした武装となっていて背部基部に装着されているが切り離し可能となっている。
防御面ではIフィールドを搭載している。また大型MSながら大出力スラスターや機体各所に配置されたアポジモーターによって見た目ほど鈍重ではなくパイロット次第ではジャベリンを圧倒する運動性を発揮する。
武装面から分かるようにこの機体は単機あるいは少数での多数の敵との戦闘を想定している、これは所詮クーデター軍であるディバイン・ティターンズでは各サイド保有の軍隊と実際に交戦すれば大量破壊兵器を除外すれば多勢に無勢を強いられると考えられ、それに対抗する象徴としての役割を求められたからである。
またMSとしては珍しく複座式となっていて操縦と火器管制及び出力制御にパイロットを2名必要とする。
尚、名称はティターン神族の太陽神ヒュペリオンに由来する。







艦名:ジェネラル・ハイマン
艦種:バーミンガム改級
所属:ディバイン・ティターンズ
武装:
・2連装大型メガ粒子砲×10
・単装大型メガ粒子砲×3
・単装メガ粒子砲×8
・2連装対空レーザー砲×20
・14連装ミサイルランチャー×2
・艦首ビームシールド
設定:
バーミンガム級大型宇宙戦艦に大規模な新世代改装を施した艦。
グリプス戦役末期にティターンズではなく一般連邦軍配属艦として建造されたと思われる艦。同時期に建造されたはずのドゴス・ギアの影響で設計変更が行われてネームシップ艦である一番艦と比べて艦体規模が大型化している。
MS運用能力こそは持たないがその艦隊指揮能力や火力と射程は旧式艦とは思えない程でザンスカール帝国の艦艇にも引けを取らないとされている。
ドゴス・ギア級やラー・カイラム級からの流用パーツが外見からも散見され、艦首ビームシールドを装備するなど原型のバーミンガム級とは外装もかなり異なっているが内装は外見以上に別物化している。
対MSの対空砲火はこの時代のMSを相手するにはやや不足気味だが艦体構造と装甲によってそう簡単に沈まない防御力を誇る。
火力においては元々長砲身の大型砲であったメガ粒子砲の高出力化や増設によって単艦戦闘能力に置いては現在の地球連邦軍所属艦の中でも最強クラスと見られている。
コンペイトウの駐留艦隊に所属していたがディバイン・ティターンズによって接収された後に旧ティターンズのジャミトフ・ハイマン大将に肖り、ジェネラル・ハイマンに艦名が変更された。
現在はディバイン・ティターンズ総旗艦としてコンペイトウに配属されている。これは防衛戦でこそその火力を活かせるという意見とMS運用能力がないので遠征には不向きであるという指摘を受けての配備でもある。


[No.548] 2013/07/08(Mon) 22:15:10
ちょっと真面目に長谷川節を目指す (No.548への返信 / 2階層) - アズミ

●人物

「OK、坊や……助けてやろう。
 だがな、だからってこれでおじさんを信用しちゃダメだぜ?
 こっちにもこっちの事情があるってだけなんだから。
 大人ってのはみんな、一皮剥けばド汚く出来てるもんなのさ」

「いいだろう――……
 騎士に決闘を挑むってのがどういうことか教えてやろうじゃないか」

-デュラン=ローランド
30歳、男性。
コスモ・クルス騎士団に存在する七人の最上位構成員、神殿騎士(テンプラー)の一人。
パラディーンガンダムのパイロット。
クルス・バビロニアの国防の一翼を担う重要人物の一人だが、いたって親しみやすくノリの軽い男。
汚い大人を自称する飄々とした性格で、実際一筋縄ではいかない性格をしているが持ち前の愛嬌とどこか憎めない性格のせいで恨みを買うことは少ない。
NT保護という至上命令のもと地球圏を飛び回っており、ディバイン・ティターンズによるコロニー接収中に偶然、ピナトを助ける。


「ちょ、ちょっと待て! 人の話を――
 ……ええいクソ、聞けってんだろうがーッ!!」

「NTだから世界を変えられるなんて、思い上がりだ……
 俺たちはただの人間なんだ。ただの人間なんだよ、だから!
 NTだからって戦争の道具にされていいなんて理屈!
 通ってた・ま・る・か・ぁーッ!!」

-ピナト=ラッカス
20歳。男性。
シャングリラでジャンク屋をしながら生活していたが、ディバイン・ティターンズによるコロニー接収に巻き込まれ、預かり物の量産型ガンダムF91で抗戦、なし崩しに逮捕されそうになったところをデュランに救われる。
NTの素養があるらしく、サイコミュ・テストに陽性が出たためそのままクルス・バビロニアに加わることに。
気弱ですぐにテンパるが、追い詰められるといきなりキレて何をしでかすかわからない、やや不安な性格をしている。


「にゃはははは! 決めたゾ、ピナト!
 サーラはオマエについていく!」

「殺されるより、殺す方がイイに決まってるだロ?
 どっちも痛いケド、殺すのは血は出ないもんナ……」

-サーラ
推定12歳。女性。
ディバイン・ティターンズが擁する強化人間。
もともとNT素養があり、正確には強化ニュータイプと呼ぶべき存在。曰く、「心で嘘をつける」。
クルス・バビロニア攻略の要として準備されていたが、シャングリラの騒動に乗じてデュランらと共に脱出、クルス・バビロニアに身を寄せる。
天真爛漫だが育った環境のせいか死生観が極めてドライ。
ピナトのことは「心がハリモグラみたいでかわいい」ので好きらしい。


「ローランド卿、無茶はしないでください!
 今、ディバインティターンズを刺激するのは本国としても――……
 って、切りやがったあのおっさん!?」

「もう、あったま来た! 全艦ウェポンズフリー! まとめてブッ潰すわよ!」

-リーナ=サリーナ
26歳、女性。
コスモ・クルス騎士団の修道騎士(モンク)。
ワイルド・ハントの艦長。コスモ・クルス騎士団には役割はあっても階級が存在しないため、公式の場でも単に艦長と呼ばれる。
若輩ながらデュランの推薦で就いた新任艦長であるが、ディバイン・ティターンズ蜂起後、有事にあってこそ輝く柔軟性がクルーに認められ現在は艦を掌握している。


「よろしく、よしなに」

「あなたがた騎士団がバビロニアの腕となってくれるからこそ、
 わたくしは安心して宇宙を視ることが出来るのです。
 不満なぞどうして口にできましょう」

-ファナ=ブッホ
16歳、女性。
クルス・バビロニアの指導者。コスモ・クルス教団においても有力幹部であり、もっぱら枢機卿と尊称される。
シェリンドン=ロナが引き取ったNTの一人であり、その素養は極めて高く感応能力は地球圏全域をカバーするとまで言われている。
が、一方でその代償か生来盲目で、下肢が不随。
サイド1に拠点を置きながらディバイン・ティターンズがクルス・バビロニアに手出し出来なかったのは、(当時のロンデニオンに戦略的価値が薄いという理由はもちろんあるが)彼女の究極の索敵能力ゆえといって間違いない。


●組織
-クルス・バビロニア
サイド1ロンデニオンの自治組織。
あくまで自治組織名であり、コロニーの名称はロンデニオンのままである。
当初はロンデニオン(バビロニア建国戦争当時、コスモ・クルス教団の神殿建設地として候補にあがっていた)に設立された教団の定置拠点でしかなかったが、宇宙戦国時代に移行するとロンデニオンの連邦統治機構が機能不全を起こし(もともと人口が少なかったためである)、それを代行する形でコロニー全体の自治を行うようになった。
その構成員は全てNTであり(もちろん、ロンデニオンの市民全てではない)、NTによる戦争の調停を理念として掲げている。
イスラエルのキブツに似た原始共産制を敷いており、農業生産を重視するため独立性が高い。
一方で、木星船団やサナリィ、リガ・ミリティアと積極的に接触を行っており、特に軍事面はそちらの影響を強く受けている。


-コスモ・クルス騎士団
クルス・バビロニアの保有する武装集団。
コスモ・クルス教団の集めたNTのみで構成され、少数ながら潜在的な戦力は大きい。
建前上侵略戦争を否定しているが、上記ファナの感応により向けられた脅威に対しては積極的に先制打撃を加える。
清廉ではあるが穏便な組織とは言い難く、クルス・バビロニアと合わせてあまり周囲によく思われてはいない。
階級は存在せず、命令優先権は役割によって決定される。
例外は神殿騎士(テンプラー)と呼ばれる七人の上位構成員であり、彼らは多分に独自裁量で任務を実行する。
コスモ貴族主義の影響が色濃く、騎士修道会を模しているのかどこか時代錯誤な印象を受ける組織。


●機体
型式番号:XM-11-3
機体名:パラディーンガンダム
全高:17.2m
重量:21.5t
出力:5,250kW
推力:128,400kg
装甲材質:ガンダリウム合金ハイセラミック複合材
武装:
・ビームキャリバー
・ビームライフル
・ヒートダガー×2
・ブランドマーカー×2
・ファンネルランサー×4
・ABCマント

解説:
クルス・バビロニアの旗機たる戦闘用小型モビルスーツ。
コスモ・クルス騎士団の上位構成員たるテンプラーに一機ずつ下賜され、計7機存在する。
型番を見て解る通り、本機はデュランの駆る3号機。
開発時の名称はビギナ・クルス。名の通り、コスモ・クルス教団の象徴として設計されたブッホ系MSであるが、クルス・バビロニア立ち上げの段階で「NTの駆るMSの象徴」としてガンダムの名とそれらしい外見を与えられた。その際、クロスボーンガンダム(つまりサナリィ系)の影響を受けている。
最大の特徴は従来型のファンネルとKEMを兼用するファンネルランサーであり、この種の兵器としてはやや大型ながら持続時間と耐久性がズバ抜けている。


型式番号:F-91
機体名:量産型ガンダムF91
全高:15.2m
重量:19.9t
出力:4,250kW
推力:88,400kg
装甲材質:ガンダリウム合金セラミック複合材
武装:
・バルカン砲×2
・メガマシンキャノン×2
・ヴェスバー×2
・ビームシールド×1 (1)
・ビームサーベル×2
・ビームライフル

解説:
ピナトのジャンク屋に預けられたMS。
修理とついでに白に塗装し直す依頼だったが、中途でディバイン・ティターンズの侵攻が始まったため済し崩しにピナトが乗ることに。
なんらかの理由でスペックダウンを行ったのか、ひとまず外見は普通のF91である。


型式番号:不明
名称:サイオニクスガンダム
全高:約18m
重量:未詳
出力:未詳
推力:未詳
武装:
拡散メガ粒子砲
サイコミュ・ハンド×2
固定式ビームサーベル×2
解説:
ディバイン・ティターンズのNT専用試作型MS。
同組織が入手した、ザンスカールのジョングのデータを元に開発した、新機軸のNT専用ガンダムの雛型。
その経緯や外見からもわかる通り、サイコガンダムを多分に意識しており、名称も同機に拠る。
サーラがテストとして使用していたが、脱走の際にその場に乗り捨てた。
彼女曰くには、「ガンダムというには全くお粗末なシロモノ」。


型式番号:不明
名称:バディ
全高:約12m
重量:未詳
出力:未詳
推力:未詳
武装:
ビームガン
ビームサーベル
解説:
クルス・バビロニアで使用される多目的MS。
元は木星船団が開発した小型MSであり、恐らくはコロニー内での運用を重視している。
脚部がローラー状なのが特徴。
初出は「機動戦士Vガンダム外伝 脱出計画編」。


型式番号:不明
名称:シュバルディ
全高:約14m
重量:未詳
出力:未詳
推力:未詳
武装:
・ビームサーベル
・ビームライフル
・60mmバルカン×2
・ファンネル
解説:
コスモ・クルス騎士団の主力MS。
バディを発展させた機体で、火力と耐久性はともかく、運動性はこの時代でもピカイチ。
しかし最大の特徴はファンネルを標準装備していること、またそのパイロットが全てNTであることに尽きるだろう。


型式番号:不明
名称:ワイルド・ハント
武装:
・メガ粒子砲×6
・対艦ミサイルランチャー×16
・対空機銃
解説:
新造されたバビロニア・バンガード級艦船。
コスモ・クルス騎士団の旗艦であるが、普段はNT保護任務についており本国に駐留することは少ない。
デュランらの活動拠点。


[No.549] 2013/07/08(Mon) 22:45:17
ディバイン・ティターンズその2 (No.549への返信 / 3階層) - ジョニー

「所詮、アースノイドとスペースノイドは別の人種なのさ。歴史を振り返れば人種が違えば争うのが至極当たり前なんだ」

「ハッ、俺が…俺たちが間違っているというのなら、何故今更に!」

名前:リョウ・クロキ
年齢:26
性別:男
所属:ディバイン・ティターンズ
設定:
元地球連邦軍、現ディバイン・ティターンズ大尉。
連邦政府高官の祖父と連邦軍将官の父を持つエリートの生まれ。
学生時代に交際していた恋人がいたが彼女がスペースノイドであることを理由に地球至上主義の祖父と父によって強制的に別れさせられた。
以後、父に反抗もせず坦々と父の敷いたレールに従い軍人として生きてきた。ディバイン・ティターンズへの参加もまた父の意向を受けてのものである。
MSパイロットとしては実戦経験はともかくエース級の成績を誇っていて、アナハイムから授与したプロディスのパイロットを任されてコロニー制圧軍に配属される。
祖父と父の教育と、恋人と強制的に別れさせられた経験からスペースノイドを下に置くような態度を取ってしまう。またそれら鬱積したものからかMSでの戦闘では何処か嬲るような戦い方を好む。
対NT部隊であるノワール隊の隊長を務める。
尚、別れた恋人はザンスカールの侵攻に巻き込まれて死亡したらしい。




「軍が軍と機能できない、牙が抜かれた番犬に何の意味がある!」

「クーデターだろうと、今の腐敗した政府と軍が変わるならそれでいい」

名前:アルフィール・レイオス
年齢:24
性別:女
所属:ディバイン・ティターンズ
設定:
元地球連邦軍、現ディバイン・ティターンズ中尉。
代々軍人家系の生まれで、一人娘でありながらも自然と本人も軍人となる。
地球至上主義者ではないが、現在のコロニーの独立に対してなにもしない連邦政府と軍に失望感を抱いていたがザンスカールの地球侵攻に対してでさえ尚動かない連邦軍に対してもはや軍として機能していないと憤りを露わにしていたところをディバイン・ティターンズに誘われて、例えクーデターになろうとそれで今の政府と軍が変わるならと決起参加を決意する。
パイロットとしての腕は確かで特に加速Gに対する高い耐性と高加速状態でのGに耐えながらの射撃精度に目を見張るものがあり、それを見込まれてリベレスタのパイロットに選ばれる。





型式番号:不明
名称:プロディス
開発:アナハイム・エレクトロニクス
所属:ディバイン・ティターンズ
全高:16.4m
武装:
・バルカンポッド
・ヒートワイヤー×2
・ビームマシンガン(ビームショットガン兼用)
・ハイパーバズーカ
・ビームサーベル×2
・ビームシールド
・サイコ・シールド・フィールド
解説:
アナハイムからの補給と共にディバイン・ティターンズに供給された試作MS。
対NT用試作MS。モノアイなど旧ジオン系に近いデザインで、より正確には旧ティターンズ系MSを意識した外装になっている。
本来はNT研究所で研究されていたサイコミュ波を遮断するサイコ・シールド(鋼鉄の7人で登場)を物理壁ではなくフィールド状にして発生・放射するサイコ・シールド・フィールドの実験機で、実験終了後はモスボール保管されていたがディバイン・ティターンズへの協力にあたり急遽実戦仕様として改造された。
実戦仕様になってもサイコ・シールド・フィールドは健在で、サイコミュによる誘導兵器の無力化は当然ながら制御系にサイコミュを使用している機体を機能不全に追い込むことさえ可能としている。ただし、サイコ・シールド・フィールド自体が元々実験用装置であったので動作がやや不安定でエネルギー消費量も凄まじく常時起動させることは不可能であり連続起動は9分が限界でそれ以上はオーバーヒートして機体自体がシステムダウンする。
武装面ではファンネル等の誘導兵器に対する装備としてヒートワイヤーを両腕部に内臓している他、面攻撃が可能なビームショットガンとモード切り替え可能なビームマシンガンを装備している。また小型MS用のハイパーバズーカも各種弾頭と共に使用可能。
サイコ・シールド・フィールドや武装面からも分かる通り、対NTより詳しく言えば対誘導兵器仕様な面が強く。既にオカルト扱いをされながらも如何にかつて存在したNT専用機を脅威と捉えているかが分かりやすい。機体本体としては運動性能が重視されていて、動作が不安定なサイコ・シールド・フィールドでファンネル類を無効化出来ている内に敵NT機の懐に飛び込み確実に撃破することを意識した設計になっている。
アナハイムでの実験機としての名称はプロメテウスであったが、モスボールから解放されて実戦仕様に改造された際にティターンズ系の外装に変更して書類上はプロメテウスとプロディスはまったく関係のない別のMSという扱いになっている。





型式番号:不明
名称:リベレスタ
開発:アナハイム・エレクトロニクス
所属:ディバイン・ティターンズ
全高:18.2m
武装:
・バルカン砲×2
・メガビームランチャー
・ビームサーベル×2
・3連装マルチプルランチャー×2
・ビームシールド
・腕部ガトリングガン

(FA時追加)
・右肩部ガトリング砲
・左肩部大型ミサイルランチャー
・右腕部グレネード
・胸部グレネード
・脚部ミサイルポッド×2
・ミサイルランチャー付きプロペラントブースター×4
・アトミックバズーカ
解説:
アナハイムからディバイン・ティターンズに供給された試作MS。
インダストリアル5からアナハイム本社に送られたネオガンダムMk2を参考に開発された機体で本来はネオガンダムMk3としてリガ・ミリティアに供給されるはずだったが政治的取引で急遽ディバイン・ティターンズへの供給となって、頭部形状をツインアイからモノアイに変更するという泥縄的な偽装を施したモノアイガンダムと呼べる外見となって名称はリベレスタと変更された。
本社の意地とプライドに賭けてインダストリアル5のネオガンダムMk2を超える機体として設計されたが、インダストリアル5との技術差の為かカタログスペックはMk2を上回ることに成功したが機体がこの時期のMSとしては大型化してしまった。またネオガンダム及びMk2同様にメガビームランチャーはそれ単体でエネルギーを賄っており、MS本体のジェネレーター出力の殆どを機体駆動・スラスター稼動に回している。
コアブロックシステムは不採用で機体剛性の向上を図り、機体が大型化したことによって結果的に大幅に上昇したジェネレーター出力や大型のバックパックの大小6基の高いスラスター推力に対応している。
メガビームランチャーは機体全長より大型化したIフィールドジェネレーター付きのG−B.R.Dで、モード可変によってビームライフルからハイパーメガランチャーまで撃ち分けが可能となっている。ジェネレーターだけでなく大容量コンデンサーも内臓している為に最大火力はG−B.R.Dは大きく超えており、ビームランチャーとしてでもザンスカールのタイヤMAをアインラッドごと正面から容易に撃破可能でコンデンサからも全エネルギーを抽出する最大出力では対艦隊用といえる威力を発揮する。ただし、メガビームランチャーが大型で機動用スラスターがあっても尚取り回しが良いとは言えないので左腕のビームシールド発生器の下部に実弾式のガトリングガンを装備している。

尚、本機にはFA構想が存在していて、追加装甲とそれに伴う多数の実弾兵器と大型のプロペラントブースターを追加することで小型デンドロビウムとも云える重武装・高機動を発揮できるはずである。またディバイン・ティターンズによってアトミックバズーカも追加されているが、これはその速度で核爆発の影響範囲から脱出することを前提にしているので十分に速度が出ていない時に撃てば自機も核爆発に巻き込まれかねない。





型式番号:不明
名称:ダーマザイ
開発:アナハイム・エレクトロニクス
所属:ディバイン・ティターンズ
全高:15m
武装:
・ビームライフル
・ハイパーバズーカ
・ビームサーベル×2
・ビームシールド
・胸部バルカン砲×2
・5連ビームストリングス×2
解説:
アナハイムからディバイン・ティターンズに供給された量産型MS。
リガ・ミリティアが鹵獲したゾロアットのデータを基に開発されたゾロアットのコピー機に近い。
ディバイン・ティターンズ供給用に開発されたので外装は旧ジオン系、更にいってしまえばマラサイを参考にしているのでザク系統に近い外見となっている。
ゾロアットと比較して両肩のシールドバインダーは廃止されてビームシールドは通常通り左腕に装備されている。ただしバインダーは廃止されたが両肩に電磁ワイヤー射出装置であるビームストリングスを装備している。
機体性能はゾロアットを仮想的にしているのでゾロアットをやや上回るものに底上げされているが、その分機体が僅かだが大型化している。
バージェガンをディバイン・ティターンズが主力MSに据えたことと、バージェガンをアナハイムで設計し直したバージェガン・クゥエルの開発によってダーマザイの生産数はそこまで多くならずノワール隊など一部の部隊での運用に留まった。






艦種:シップジャバー級
開発:アナハイム・エレクトロニクス
所属:ディバイン・ティターンズ
武装:
・ビーム砲×2
・ミサイルランチャー
設定:
ザンスカールのシノーペ級哨戒艇を参考に過去存在したベースジャバーなどサブフライトシステムを発展させた哨戒艇。
上下2機のMSを搭載可能で哨戒艇としての能力とサブフライトシステムとしての能力を併せ持つが大気圏内での運用は不可能。
シノーペ級同様に偵察部隊の簡易母艦としての運用も十分可能で、僅か1名での運用も可能でMSからの操作による無人運用も出来る。
簡易カタパルトも上下2基備えていてコストはサブフライトシステムとしては高いがMSの運用が可能な哨戒艇としては十分許容範囲である。
かなりの数が生産されて主にディバイン・ティターンズに供給されたが十数隻がアナハイムから他勢力にも販売された。





名称:ウーラノス
分類:大型宇宙砲艦
開発:ディバイン・ティターンズ
所属:ディバイン・ティターンズ
武装:
・艦首大型ハイパーメガ粒子砲
・対空レーザー砲

・リフレクトシップ
設定:
ディバイン・ティターンズの最終兵器にしてコロニー攻撃用戦略艦。
ラー・カイラム級を縦に2隻並べたものより一回り程大きいくらいの船体に、大型エンジンを複数とハイパーメガ粒子砲一門という極めてシンプルで分かりやすい構造をしている。
ハイパーメガ粒子砲は放射幅よりも射程を重視しており、一撃で艦隊を消し飛ばすような攻撃範囲は持たないがコロニーを楽々と貫通して破壊する威力を誇る。役割としては小型コロニーレーザーのような砲艦となっている。
また最大の特徴としてシャトルのような特殊宇宙艇であるリフレクタービットを有人大型化したリフレクトシップと共に運用することで、リフレクトシップを各所に配置することでウーラノスがコンペイトウに居たままで理論上はすべてのサイドのコロニー対して攻撃を加えることが出来る。
これはコロニーレーザーなどの巨大兵器はその防衛が困難である事から必要最小限の威力を保持して大型戦艦規模まで縮小することで防衛しやすくしている。事実ウーラノスはコンペイトウのドックに収納することが可能で、コロンブス級よりはマシ程度の機動性も確保されていて大型戦略兵器としては破格の小型さと機動力を誇る。
またビーム反射艇であるリフレクトシップも量産を前提にしており、最大搭乗者数は8名だが最低搭乗員1名でも運用可能となっている。シャトルのような宇宙艇で装甲版のような4基のIフィールド発生器を展開することでウーラノスのハイパーメガ粒子砲を偏向可能とする。装甲版のような4基のIフィールド発生器の交換は容易になっていて5回前後の使用でIフィールド発生器を取り外して交換することを想定している。
リフレクトシップはその運用上、クラップ級に追従可能な速力が与えられておりクラップ級とその艦載MSの護衛を受けることを前提として非武装艇なっている。ただし、ビーム偏向角を調整することでハイパーメガ粒子砲を拡散反射させてリフレクトシップ破壊を目的とした敵艦隊攻撃に用いることも可能となっている。
本来ディバイン・ティターンズはこのウーラノス完成後に決起する予定であったがエンジェルハイロゥ攻防戦でリガ・ミリティアとザンスカールの事実上の共倒れを受けて、急遽ウーラノス完成を待たずに決起することになった。


[No.550] 2013/07/11(Thu) 21:53:43
インダストリアル5 (No.550への返信 / 4階層) - ジョニー

◇インダストリアル5
アナハイムが管理・運営する、どのサイドにも属さないアナハイム社の独立コロニーの一つである工業コロニー。
現在のインダストリアル5はコロニー再生計画後に建造が完了したコロニーで、それ以前は小惑星と接続された小規模の資源採掘コロニーがインダストリアル5であった。この2基のコロニーを合わせてインダストリアル5とされているが実際は新しい工業コロニーをインダストリアル5、古い資源採掘コロニーをオールド5と呼んでいる。
当然ながらコロニー内の施設・企業・商店などは全てアナハイム系企業で占められている。

かつてサナリィにトライアルで敗退した事に衝撃を受けたアナハイム上層部が技術力維持と向上を目的にシルエットフォーミュラ計画の人員を中心に立ち上げた先進技術研究所を有する。
ただし結局はアナハイムが主力MSの座を勝ち取ったことで再び驕り、先進技術研究所は半ば自分の地位を脅かすと上に睨まれた若い才ある人材の島流しの場所と化していた。優秀な人材はあれど主に資金面で冷遇されていた先進技術研究所は大きな成果を上げることなかった。

インダストリアル5と先進技術研究所の運命が変わったのは同じL(ラグランジュ)4に存在するサイド2でザンスカール帝国が誕生したことによってサイド2にあったサナリィの研究所が接収された為であった。
このサナリィ接収にアナハイム上層部はいずれ先進技術研究所も接収させるのではないかと考えた、当初は見捨てることも視野に入れていたが先進技術研究所接収によるザンスカールの強大化を警戒したリガ・ミリティアの要請もあってインダストリアル5防衛部隊の設置に舵を切られた。
コロニー出身者による現状の連邦に不満を持つ連邦軍将校を受け入れることによって連邦に恩を売りつつ、リガ・ミリティアからの資金援助を引き出して結成されたのがインダストリアル5独立評価試験部隊である。
主に連邦からの出向軍人で結成され、資金を得た先進技術研究所が独自開発する兵器を運用評価するという建前の対ザンスカール防衛部隊である。
尚、評価試験部隊は出向時にラー・カイラム級を旗艦に、アイリッシュ級1隻とクラップ級2隻を有していた。

元々優秀な人材が揃っていた先進技術研究所は伊達ではなく資金面等の問題が解決した後は早々に新型MSの開発に成功し、ザンスカールへの抵抗拠点として資源が枯れた小惑星を中心にオールド5を軍事基地に改装したこともあって、地球侵攻を優先したザンスカールが本腰を入れた侵攻がなかったとはいえザンスカールの攻撃をすべて跳ね除けるだけの軍事力を確保することが出来た。
もっともアナハイム本社と先進技術研究所の根本的な確執は変わらず、インダストリアル5は援助してくれたリガ・ミリティア寄りの態度を取ってディバイン・ティターンズ決起の際にはリガ・ミリティアにホワイトホースを援軍を派遣することになった。






形式番号:RX−199
名称:ネオガンダムMkU
開発:インダストリアル5
所属:インダストリアル5評価試験部隊
全高:15.4m
武装:
・バルカン砲×2
・ビームサーベル×2
・ビームシールド×2
・G−B.R.D
・サブアーム
設定:
アナハイム直轄の工業コロニーであるインダストリアル5にて開発された試作型MS。
Mk2の名前が示す通りネオガンダムのコンセプトをそのまま受け継ぎ、現行技術で再設計されたネオガンダムといえる機体で、ネオガンダムとほぼ同タイプのコアブロックシステムを採用している。
ネオガンダム同様にG−B.R.Dに必要な電力は全て内蔵ジェネレーターによって賄われる。またG−B.R.D自体が機動用のスラスターを搭載しており、本体のサブユニットとしての機能を備えていて、Mk2本体のジェネレーター出力の殆どを機体駆動・スラスター稼動に回すことができ、機体本体の推力とG−B.R.Dの推力とが相まって高い機動力を発揮する。
ネオガンダムにはないMk2独自の装備として背部にサブアームを1基装備しており、接近戦時に放棄されやすいG−B.R.Dを保持するハードポイント的な役割を担っているだけでなくビームサーベルを保持して第3の腕として使用することも可能となっている。
また量産機開発の為の試作型ということで後々データ収集の為に様々な改修が施されることを見越して機体本体のペイロードや構造に幾らかの余裕を持たせてある。
尚、ネオガンダムMk2は合計3機作られて3号機はアナハイム本社に送られている。





形式番号:RX−199−A2
名称:アドヴァンスガンダム
開発:インダストリアル5
所属:インダストリアル5評価試験部隊
全高:15.6m
武装:
・バルカン砲×2
・マシンキャノン×2
・ビームサーベル×2
・ビームシールド×2
・G−B.R.D
・G−B.R.D.I.F.G
・3連装マルチプルランチャー×2
・サブアーム×2
設定:
ザンスカール戦争中に強化改修されたネオガンダムMk2の2号機。
コアブロックシステムを排除することで機体剛性を向上させており、その為フレームもMk2のものからかなり変更が施されている。
ジェネレーター改良による出力向上、コアファイターでなくなったバックパックの大型化による推力の上昇など本体性能はMk2から相当向上している。
武装面では胸部マシンキャノン、腰部マルチプルランチャーが追加されている。またG−B.R.Dも2基に増えており火力・推力共に大幅に上昇している。また追加された左腕用G−B.R.D.I.F.GはIフィールドジェネレータの名が示す通りIフィールドを搭載していてビーム対する防御力が大きく向上している、ただしその分だけ右腕用G−B.R.Dよりビーム出力は劣っている。尚、G−B.R.Dが2基になったことによってサブアームも増設されている。
またブラックボックスを解明して独自発展させたネオサイコミュをサイキッカーとされるパイロットのアベル・オーキス用に調整して搭載している。






形式番号:不明
名称:ネム
開発:インダストリアル5
所属:インダストリアル5評価試験部隊
全高:14.9m
武装:
・バルカン砲×2
・ビームサーベル
・ビームシールド
・ネムライフル
設定:
アナハイム直轄の工業コロニーであるインダストリアル5にて開発された量産型MS。
ネオガンダムMk2のデータから開発されたジム系の機体で同時期の量産機であるゾロアットよりもワンランク上の性能を誇っている。
本来はG−B.R.D装備を想定していたが開発期間の問題で当初の予定よりMS本体が簡易化されただけでなく、量産が間に合わないとされたG−B.R.Dに変わる装備として実体弾のネムライフルを装備することになった。
ジェネレーターは新規開発する時間が足らずにジャベリンのものを流用していて、その出力の殆どを機体駆動・スラスター稼動に回したことによって出力不足にも関わらずゾロアット以上の性能を確保したが固定装備のビームサーベルとビームシールド以外の武装に回す出力が足りなくなってビームライフルを装備できなくなっている。
それでも火力以外ではゾロアットを上回っていて、僅か数機だがG−B.R.Dを装備した機体も確認されていた。




形式番号:不明
名称:ネムU
開発:インダストリアル5
所属:インダストリアル5評価試験部隊
全高:15.2m
武装:
・バルカン砲×2
・ビームサーベル×2
・ビームシールド
・G−B.R.D
・サブアーム
設定:
ネムの稼働データから問題点の洗い出して改善するなどしたネムの後継機。
新規設計のジェネレーターの搭載や量産化に成功したG−B.R.Dの標準装備など、ザンスカールからの防衛戦に間に合わせる為に開発期間が大幅に短縮させられて簡易生産型と化したネムと異なり、このネムUが当初の予定されていた本来のネムといえる。
簡易化されたネムとはジェネレーターやフレームなどが異なり殆ど新規設計に近く、ネムからの改修ではなく新規生産の機体となっている。
開発及び生産開始がザンスカール戦争末期だったこともあって、生産数はそう多くはないがこの時代の量産型MSとしては最強クラスの機体であることは間違いない。






艦名:ホワイトホース
所属:インダストリアル5評価試験部隊
武装:
・2連装メガ粒子砲×2
・単装メガ粒子砲砲×4
・ミサイルランチャー×2
・対空機銃×20
・ミノフスキードライブ
設定:
元々は先進技術研究所で建造途中であったミノフスキードライブ実験艦。
スピードキング(イカロス)の僅かに残されたデータを基に再現したミノフスキードライブを搭載した艦として建造されていたが度重なる資金供給の停止によって完成が伸び伸びになっていて、リガ・ミリティアからの資金援助があってからもMS開発が優先された為に完成することはなかった。
だが、評価試験部隊のアイリッシュ級がザンスカールとの戦闘で大破したことによって建造途中のミノフスキードライブ実験艦をベースに大破したアイリッシュ級、撃沈したカリスト級のパーツを使用して急遽完成させた戦艦。
当然ミノフスキードライブ搭載艦としても戦艦としても完成度は低く、特にミノフスキードライブは連続稼働が不可能で地球圏での使用はともかく惑星間航行艦としては完全に欠陥品といえる。
ミノフスキードライブユニットは艦首部分と艦上下に配置された翼のような部分の5つに分けて搭載されている。通常時は前方から見れば艦中央を中心に変形したX字のように配置された翼のような部分から艦首にかけて展開するビームセイルがまさに潰れて変形したX状に艦前方にかけて発生する。また戦闘時はミノフスキードライブによる艦前半分を覆うビームシールドとすることも可能となっている。
ミノフスキードライブの信頼性が低いことからアイリッシュ級のエンジン部も流用して通常推力での航行も可能にしている。
MSカタパルトはアイリッシュ級のものを小型MS用に最適化して流用していて艦首ミノフスキードライブユニットを挟むように配置されている。

ディバイン・ティターンズ決起に対してその速力を活かしてリガ・ミリティアの対ディバイン・ティターンズの為の援軍としてアドヴァンスガンダムとネムUと艦載機として派遣させることになる。


[No.552] 2013/07/14(Sun) 22:37:39
灼炎のドンキホーテ (No.552への返信 / 5階層) - 咲凪

「夢を見ているのさ、理想も地に堕ちて、誇りだって無くなっちまったような世界でも、あいつは夢を抱き続けている」

「正義感、なんていうのもんじゃない、もはや夢想の粋に達したその愚直さ、あいつは宇宙世紀のドンキホーテだ」


●人物●

「契約にない戦いはするな、アレス」

「人間は戦争と付き合っていかなければならん生き物だ、そういう進化をしてしまった」

名前:ブライアン・ラウ
年齢:50
性別:男
解説:
PMC『Mars』の社長を務める男。
ザンスカール戦争にはリガ・ミリティアに協力しており、アフリカ戦線で活躍していた。
後述するクゥ曰く、ニュータイプをただ実力だけで倒してしまうオールドタイプ、スーパーオールド(ガンダムAGEで言う所のスーパーパイロット)。
自分の身体で機体の限界値を知り、それ以上の能力を発揮させる生ける死神。
ザンスカール戦争中に抗いきれぬ年齢による衰えを感じ、社長職に努める事となる……のだが、本人が生粋のMSパイロットである為か、バックアップに自ら戦場に向かう事もある。
強面だが、彼を知っている人間からは、子供っぽい部分を捨てきれないダメなオッサンという扱いを受けている。
主な搭乗機はヴィクトリーガンダムヘキサ。

「判り合いたくない人間も居るって事をご存じになるべきだわ」

「ニュータイプなんて死語よ死語、はぁ〜、古クサッ!」

名前:マーシャ・ルーシャ
年齢:24
性別:女
解説:
PMC『Mars】に所属するがパイロットではなく契約・経理担当、そういう意味でのコーディネーター。
サナリィとのパイプがあり、一介のPMCに過ぎないMarsがサナリィからの依頼や支援を受けられるのは彼女の存在あってこそ。
戦闘要員では無いが、格闘術を身につけており、一応程度にはMSの操縦も出来る(上手い訳では無い)。
いわゆる“ニュータイプ”的な素質を持つが、本人は人同士が判り合うとかどうとかマジ気持ち悪いわ〜って思ってる。
ニュータイプ論を嫌う為にニュータイプに嫌悪感を持ってると思われがちだが、ニュータイプそのものではなく、ニュータイプを信仰したり忌避する人間を等しく気持ち悪いと思ってる。

「ガンダムか……お前さんも気の毒な奴だよ、生まれた時から過去に縛られちまってさ」

「ゾリディアの扱いやすさが泣けてくる……」

名前:アレス・マクダウェル
年齢:17
性別:男
解説:
優れたMW(モビルワーカー)操縦技術を持つ青年、そこそこの美形ではあるのに、能天気だったり臆病だったりミーハーだったりする俗っぽい性格で台無しになっている。
基本的には明るく、(甘さも含めて)善良で、面倒見の良い性格の男だが、実はかつて少年兵としてMSに乗って戦っていた過去がある。
ニュータイプともオールドタイプとも言い切れない者、クゥに「プロトタイプ」と呼ばれた者。
現実感に基づきながらも、優しみのある洞察力で人や物事の本質を見抜き、それを隣人愛に生かせる者……なんだけど世間一般で知られるようなニュータイプ的な共感能力はまるでない。
MW操縦で生計を立てて暮らしていたが、ザンスカール残党狩りに巻き込まれた経緯からPMC「Mars」に所属する事になってしまう。
主な搭乗機はゲドラフ、ゾリディア、F90U(レプリカ)。

「お兄さんはニュータイプじゃない生粋のオールドタイプですけど、ニュータイプ以上に人と判り合える力がありますよね、じゃあ人が革新する意味ってなんなんです?」

「カトンボが群れたってなぁぁぁっ!、私に勝てる訳、無いだろがぁぁぁっ!!」

名前:クゥ・クロシェ・ラウ
年齢:15(推定)
性別:女性
解説:
元ザンスカール帝国所属の少女。スーパーサイコ研究所にて強化人間の処置を施されている。
ブライアンがザンスカール戦争中に保護した強化人間の少女であり、養女として引き取っている為に苗字はブライアンと同じラウを名乗っている。
とはいえ完全な善意で養女にした訳ではもちろん無く、Marsのエースパイロットとして活躍している。
強化人間に見られがちな精神的な不安定さを持っており、年齢が若い事もあって組織内では孤立していたが、アレスと出会った事で彼と打ち解ける。
その後一人前に恋愛や失恋等を経験し、不安定だった精神はやがて落ち着きを見せてくる。
主な登場機はサンドージュ、ゾロアット、コンティオ。

●組織●

PMC『Mars』
設定:
MultipleArmamentResponseStrikers(マルチプルアーマメントレスポンスストライカーズ)の略称。
意味合いとしては複合的な兵器全般(特にMSを指す)に対応した攻撃部隊という意味だが、MARS(火星、軍神)になぞらえる為にあえて正しくもない文脈を採用している。

元々ザンスカール戦争中から存在したPMC(民間軍事企業)であり、宇宙戦国時代では珍しくもない存在である。
サナリィとの提携による補給支援を受けており、また試作機のテストやMSの運用データの提供を担っている。

本社は月のフォン・ブラウン市、サイド7にも支社が存在する。

●MS●

F90U(レプリカ)
設定:
サナリィが生産したF90Uのレプリカ機、アレスが乗る機体の他に何機かデータ取得用の機体が存在する。
レプリカといっても最新技術によるアップデートや設計の見直しが図られており、基本性能はオリジナルよりも高い。
製造目的はリガ・ミリティア系の技術やザンスカール系の技術を吸収したうえで、それをテストする為の実験素体であり、実戦データを取る為にMarsに貸し出される事になる。
外観もオリジナルとは若干異なっており、腰部のハードポイントはより拡張性の高いヴィクトリータイプの形状に近い物に改められている他、ビームライフルはガンイージと同型を使用。
フレームを含めた基本構造はガンイージを参考に改められており、性能もガンイージと同程度であるが、F90シリーズの特徴であるミッションパックの装備利用が可能。
また、ザンスカール系技術を利用した試作新型のミッションパックの装備により、ビームストリングスやショットクロー等の特徴的な装備を利用する事も出来る。

なお、バイオコンピューターは搭載しているが、疑似人格コンピューターであるC.Aは搭載していない。


[No.553] 2013/07/21(Sun) 21:41:04
リガ・ミリティア、ホワイトベースV隊 (No.553への返信 / 6階層) - ジョニー

「僕らの行動は確かに組織としては正しくないかもしれない。でも、人として間違ってはいないはずなんだ!」

「お前達の所為で、まだ戦争が続くんだ!」

名前:マサト・カワノ
年齢:17
性別:男
所属:リガ・ミリティア
設定:
リガ・ミリティア所属のMSパイロット。
木星船団生まれでフォン・ブラウン育ちの少年でザンスカールの恐怖政治に反発してリガ・ミリティアに身を投じた。
生まれながらのNTと思われ、そのNTとしての強力な力を活かしてザンスカール戦争中に活躍した。
パートナーのフュアリィに好意を抱いているが、共振による精神感応と精神操作による依存で自分を無条件で肯定して慕う彼女に対して強い負い目を感じている。
エンジェルハイロゥ攻略戦には所属艦のホワイトベースVと搭乗機の問題で参戦できず、その故に壊滅的被害を受けたリガ・ミリティアの実動部隊の中でも無傷で残った数少ない部隊に属する事となる。
その後、ディバイン・ティターンズに対する対応が上層部で一致せずに動けぬリガ・ミリティアから部隊ごと独自行動を取ってディバイン・ティターンズ対処に動き出す。
ザンスカール戦争中の搭乗機はニューヴィクトリーで、後にセカンドνが授与されるがエンジェルハイロゥ攻防戦に間に合わずに実戦投入はディバイン・ティターンズ紛争になってしまった。




「私は、何時でも主様の為に戦うんです!」

「主様を傷つける奴は私が絶対に許さない、絶対に、絶対に殺してやる!!」

名前:フュアリィ・フォーエン
年齢:18
性別:女
所属:リガ・ミリティア
設定:
リガ・ミリティア所属のMSパイロット。
元は地球連邦軍のニタ研に所属していた強化人間の少女で、同ニタ研のリガ・ミリティアへの協力として派遣されてきた。
当初は強化のし過ぎもあって非常に精神的に不安定であったが、より強い能力を持ったNTであるマサトとの共振を起こし、その結果を受けてマサトを主とした依存を植え付けることで安定させられた。
以後なによりもマサトを第一として彼に対して無条件での肯定と愛情を抱いて行動を共にしている。
明るくマサトへの依存と愛情を隠しもしない積極的な性格だが、ふとした拍子に強化人間としての歪さを覗かせることがある。
尚、フォーエン姓は彼女を担当した研究者から取られている。
搭乗機体はザンスカール戦争中は操縦系にサイコミュを追加して追従性を向上させたVダッシュガンダムであったが、ディバイン・ティターンズ紛争ではマサト機であったニューヴィクトリーに乗り換えている。




「やれやれ、そんじゃ俺らはあの2人の開けた穴を広げるぞ」

「ガンブラスターはホワイトベースの護衛に回るぞ、俺らの家を落とされるなよ!」

名前:レイヴ・セットマン
年齢:27
性別:男
所属:リガ・ミリティア
設定:
元連邦軍所属のリガ・ミリティアのMSパイロット。
ホワイトベースVのMS隊の隊長で、同艦所属のエースであるマサトとヒュアリィのペアの影に隠れがちだがその2人を除いた部下達との連携で個々での撃破数は特に目を引くほどではないが共同撃破数は相当数に上る。
MS隊の機体もジャベリンからガンイージ、更にはガンブラスターと数度の変更を経ていながらも変わらず戦果を上げており、地味ながらも優秀なパイロットにして指揮官といえる。
軽い性格だが大人としてまだ子供であるマサト達を支えるなど責任感の強い面もある。
尚、ディバイン・ティターンズ紛争ではフュアリィのVガンダムをサイコミュ系を取り外してヘキサヘッドに変更したVダッシュヘキサに乗り換えることになった。




「主砲発射後、MS隊を発進させるっす!」

「こっちは老朽艦なんだから少しは労わって欲しいっすね」

名前:シーナ・ノア
年齢:24
性別:女
所属:リガ・ミリティア
設定:
リガ・ミリティア所属艦、ホワイトベースVの艦長。
元々正規艦長ではなく元艦長の病気による退役で繰り上げで艦長になった女性。
変わった語尾で喋るが別に三下ではなく、名艦長とはいう程ではないがそれなりに有能な艦長ではある。
ザンスカール戦争中に老朽艦であるホワイトベースVに苦労しながらもマサト達MS隊の活躍によって戦果を挙げる。
エンジェルハイロゥ攻略戦には艦がドック入りしていたので参加はせず、その後ディバイン・ティターンズへの独自対処に乗り出す。
尚、ノア姓だがかの有名なブライト・ノアとの血縁関係はないらしい。







型式番号:不明
名称:ニューヴィクトリー
開発:リガ・ミリティア
所属:リガ・ミリティア
全高:15.3m
武装:
・バルカン砲×2
・ビームライフル
・ビームサーベル×2
・ビームシールド×2
・フィンファンネル×6
解説:
アナハイム系技術者が中心に開発したVガンダムの派生機。
ハンガー、ブーツはVガンダムそのままだが、コアファイターに大幅な変更が加えられている。
ジェネレーター出力の向上もあるが、それ以上にサイコミュの搭載とサイコフレームのコクピット周辺への採用が大きな特徴となっている。またサイコフレームらの搭載に合わせてコクピットは全天周囲モニター・リニアシートにより近いものに変更されている。
フィンファンネルの装備や頭部形状がνガンダムに近いものになっているなど伝説のNTパイロット、アムロ・レイの最後の搭乗機体であるνガンダムを強く意識している。
本来はリガ・ミリティアのフラグシップ機を目指して開発されていたがNT専用機である事と、セカンドVから新規再設計に変更されたV2に機体性能が大幅に劣った為にV2にフラグシップ機の座を奪われてコアファイターが僅か2機生産された段階で開発を打ち切られた。




型式番号:不明
名称:セカンドν
開発:アナハイム・エレクトロニクス
所属:リガ・ミリティア
全高:16.1m
武装:
・バルカン砲×2
・MPR付きビームライフル
・ビームサーベル×2
・ビームトンファー
・ビームシールド
・フィンファンネル×8
・ファンネルミサイル
・ハイメガバズーカ
・ハイビームシールド
解説:
本来はディバイン・ティターンズへの供給を予定していたNT専用ガンダム。
その名の通り、連邦の伝説のNTパイロットであるアムロ・レイの最後の機体であるνガンダムの後継機という位置づけで開発された。
連邦軍の伝説である最強のエースであるアムロと、連邦の勝利象徴ともいえる機体であるガンダム。その双方を継いだ機体ということでディバイン・ティターンズのフラグシップ機となることを期待されていたがNT専用機という点が問題となって政治的取引で急遽セカンドνをリガ・ミリティアに、逆にリガ・ミリティアに供給予定であったネオガンダムMk3をリベレスタとしてディバイン・ティターンズに提供することになった。
本機は開発期間短縮の為に基礎フレーム構造はガンイージのものを参考に設計されている。とはいえ、フレーム構造材の約6割以上がサイコフレームで構成されているだけでなく過去存在したNTパイロットのデータや、ニューヴィクトリー(マサト機)の稼働データからそのNT達の機動に耐えるためにフレーム強度が大幅に強化されている。
主にHi−νガンダムの設計を継承しており、一部UC計画のデータも流用にされている。とはいえ、それらのデータは既に古く大型MSのものであるので実際の調整にはニューヴィクトリーの稼働データが大いに参考されたらしい。またこのニューヴィクトリーのデータを参考にしたことによって知らず知らずのうちに非常に高いNT能力を持ったマサトを基準としてしまい、NTであってもそのNT能力が高くなければ機体性能を発揮しきれないという状態に陥ってしまっていた。
また操縦系にはUC計画のデータから採用された、パイロットの脳内操縦イメージを思考波として機体内部のサイコフレームに感受させ、機体の挙動へ直接反映させる思考操縦システム「インテンション・オートマチック・システム」によって通常の手動のみの操縦を凌駕する反応速度と動作精度を実現している。
武装面では右腕部にビームトンファー、左腕部にはビームシールドを装備していて腰部には通常のビームサーベルを2本収納している。フィンファンネルはHi−ν形式の再充填可能なタイプのラックが採用されていて片側4基ずつの計8基装備している。更に肩部にはファンネルミサイルを収納したミサイルランチャーが装備されているがこれは固定装備ではなく撃ち尽くした後はデッドウェイトとして切り離しが可能になっている。
マルチプルランチャー付きビームライフルは本機独自装備ではなくリガ・ミリティア供給決定後に装備されたV2のものと同一のライフルである。同じくハイメガバズーカとハイビームシールドもアナハイムで設計されたセカンドν用の装備ではなくリガ・ミリティアで用意された装備となっている。
カタログスペックではミノフスキードライブ搭載のV2には及ばないが、パイロット次第ではサイコフィールドを発生させるなど単純なカタログスペックでは測れない能力を発揮し得る。

ハイメガバズーカは小型ジェネレーターと大容量コンデンサー内臓の対大型目標用の大出力大型ビームバズーカで対艦攻撃にカイラスギリーやエンジェルハイロゥなどの大型拠点攻撃を想定した武装であるのでMSなどの小型で機動性の高い目標への命中率は極端に低く、チャージ時間も長いので連射が効かない。
ハイビームシールドはV2アサルトのメガビームシールドを限定簡略化した装備で実体盾の形状は変わらず、中央にIフィールドを内臓してバリアビットを3基有するのも変わっていないがこのバリアビットではV2の物と異なり出力不足で戦艦並のビームシールドを発生させることは出来ず、シールド表面からビームを発射することも出来ない。
このハイメガバズーカとハイビームシールドはエンジェルハイロゥ攻略戦を見越した装備であったが、セカンドνのアナハイムからの輸送が遅れた上に最終調整も難航した為にそもそもセカンドν自体がエンジェルハイロゥ攻略戦に間に合わなかった。






艦名:ホワイトベースV
艦種:アーガマ級
所属:リガ・ミリティア
武装:
・メガ粒子砲×2
・単装砲×4
・ミサイル発射管
・対空レーザー
設定:
地球連邦軍所属艦だったがリガ・ミリティアへの協力で所属を移した艦。
老朽艦で元々建造数も少なかったアーガマ級である事が災いして保守整備部品の入手も容易ではなく、かなり運用しづらい艦になっている。
近代化改修も幾らかは施されているがそれでも現在では巡洋艦としては若干MS運用能力が高い(クラップ級は搭載MS6機、アーガマ級は8機)ぐらいしか取り柄がない。
ザンスカール戦争中は艦載MS部隊によって成果を上げていたが、エンジェルハイロゥ攻略戦には船体にガタが来ていた為にドック入りが長引き参加できなかった。


[No.554] 2013/07/28(Sun) 23:07:32
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