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   【医療】関係で作ったデータ置き場 - セントラル越前 - 2018/02/10(Sat) 16:06:21 [No.202]
電子カルテシステム - セントラル越前 - 2018/02/10(Sat) 16:08:40 [No.203]



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【医療】関係で作ったデータ置き場 (親記事) - セントラル越前

医療の分野に関連して作ったデータの保管場所です。

▼中期目標
・ささいな怪我や病気で命を落とさないようにする
・病院施設の拡充
・救急対応の制度化 →【消防】に移動
・医療品工場の設立
・サイボーグやAI向けの治療(整備)施設や制度
・老人ホーム → 【福祉】に移動

▼短期目標(T23に向けて)
・病院設備の拡充
越前中央病院(RD43:評価値9)の強化や診療所の作成。
特に、電子カルテ及びEAIシステムの活用、個人情報保護方針。


[No.202] 2018/02/10(Sat) 16:06:21
125-12-139-161.rev.home.ne.jp
電子カルテシステム (No.202への返信 / 1階層) - セントラル越前

※単体RD17+セキュリティの三大要素の流用RD9=RD26(評価値8)
※病院側にサーバやEAIシステムを搭載する必要あり

電子カルテシステム
〇電子カルテシステムの概要
電子カルテシステムとは
電子カルテシステムとは紙媒体で運用されることの多いカルテを電子化し、紙ではなくコンピュータ上で処理できるデータとして管理・運用する仕組みである。ただ、単純に電子データに置き換えるだけではなく、最低でも電子カルテの三原則が守られている必要がある。

データベースとなるコンピュータが必要
電子カルテを導入する場合には最低でもデータベースとなるコンピュータを用意する必要がある。このため原理的には中高物理域の藩国でのみ使用可能であると言えよう。ただ、紙にプリントアウトしたものを持って行ったり、紙で書いておいたカルテを後でコンピュータに入力するなどすることはできる。

保管の場所を取らない
患者の数が増えれば増えるほどカルテの数も増えるので、紙媒体で保管する場合、置いておく場所に困るということがある。電子カルテの場合はコンピュータ内に全データが保管されるため、紙で保管するよりも圧倒的に場所を取らずに済むという利点がある。

統一フォーマット
カルテを紙媒体で運用する場合、例えば特定の診療科でだけで必要となる項目など病院や診療科によって管理する情報が異なることが多く、ある程度の定型はあるもののフォーマットが統一しづらいという難点がある。電子カルテの場合、すべての情報をデータベースに登録して運用管理を行うため、データ形式を決めておけば診療科ごとに違う情報を登録していたとしても呼び出す際のフォーマットを定型化して読みやすくできるという利点がある。ちなみに「字が雑で読めない」という悩みからも解放される。

送受信しやすい
例えば1000人分のカルテを別の病院に送りたいという時に紙のカルテだと人手で運ぶのはかなり難しいが、電子カルテでは束になった紙よりもはるかに小さい大きさの記憶媒体で事足りてしまうので、例えば災害対策として複写したものを遠隔地に保管することも容易になる。データ単体を伝送することで地域間医療連携や災害時のレスキュー活動にも活用可能だが、セキュリティが甘いと短時間で大量のデータを盗まれてしまうことを意味するため、不正アクセス対策は万全に行われていなければ電子カルテを運用することはできないと言っていいだろう。

セキュリティ対策
電子カルテシステムは情報漏洩対策として多くは病院内の医療関係者だけがアクセスするコンピュータ端末によってのみ構成され、外部ネットワークとは接続されない。他の病院などとの間で電子カルテの送受信を行う場合、物理媒体にコピーしたものを安全な方法で輸送する、病院と病院の間に物理的に引かれた専用線ネットワークを使用する、データを暗号化したうえで伝送専用コンピュータからセキュリティの高い通信方法で伝送する、などの方策が取られる。

総合医療管理
カルテを電子化することで単純な医療にとどまらず、薬の処方管理や栄養管理、リハビリ管理、地域医療連携などの総合的な医療に加えて、備品管理や医療スタッフの勤怠給与人事管理など病院の運営の助けとなるシステムを構築することができる。但し、連携範囲を広めれば広めるほどコストはかさむので実装するかどうかは病院の規模などによって決められることが多い。

〇電子カルテの三原則
電子カルテの三原則とは
カルテは藩国によっては法律で作成と保管を義務付けられる書類であるため、これを電子化するにあたって法的な問題をクリアにするために3つの原則が設けられている。これはもちろん法律対策のみだけではなく、法が目指そうとしている安全で正確な利用を規することにも必要なので、これを守れていないシステムは電子カルテとしての実用に耐えず、従って法令違反として検挙される場合もある。

真正性
真正性とは「誰が書いたのかの責任の所在が追跡可能で、理由を問わず誤記・虚偽入力・消去・混交が防げること」と定義されている。医者本人・なりすましによるものや人為的ミス・システムトラブルによる改竄、誤記、消去、他の記録との混交などを防ぐ手立てが講じられている必要がある、ということである。

見読性
見読性とは「必要な時に人間が目で見て読んで理解できる形にできること」と定義されている。電子化されたデータはそのままの形では人間が理解しがたい状態で保管されているため、画面表示やプリントアウトで人間が理解し使用できる状態にできる仕組みが維持されていなければならないという趣旨である。データのバックアップ運用についても見読性の原則によって実装されるべきとされている。

保存性
保存性とは「定められた期間の間は復元可能な形で保管されていること」と定義されている。データを記録したコンピュータが壊れたり、不正アクセスでデータが破壊・改竄されたり、うっかり消してしまったり、といったことが無いようにすべきという趣旨であり、データのリストア運用や障害対策、セキュリティ対策などはこの原則によって実装されるべきとされている。

実装方法
三原則の実装方法は「技術だけ」や「運用だけ」ではなく、両方の分野から補完しつつ設計・構築される必要がある。どちらかに偏った場合にはコストがものすごい高くなったり、トラブルや経年劣化で遵守されない状態が発生しうるためであり、定期的にチェックすることも重要であるとされる。

(流用)セキュリティの三大要素 RD:9

〇カルテ
カルテとは
カルテとは主に医療現場において作成される診察や治療、投薬などに関する記録の総称であり、患者一人ひとりに対して個別に作成される。紙媒体が用いられることが多く、その雛形は藩国や病院施設、診療科によっても異なることもあるが、患者の治療のために必要となる情報をまとめているという点に違いは無い。

記載される情報
カルテには患者の氏名・性別・年齢・住所・職業や家族構成といったパーソナルデータ、患者が訴えている病状とその経過、検査記録、処方中の薬や治療方針、そしてアレルギー体質に既往歴や持病といったものなど、治療や診断において重要となる情報が記載される。レントゲン写真など、文字以外の情報が添付されることもある。

重大な個人情報
カルテには氏名や年齢、家族構成に加えて生命にかかわる情報も記載されるため、重大な個人情報として扱われる。医療現場では鍵のかかる部屋やロッカー等に保管することが強く推奨される。使う時だけ取り出して終わったらすぐにしまい、机などに出しっぱなしにしないように徹底されるが、もし外から見える状態で放置されているのが見つかった場合には相手が誰であろうと厳重注意の対象になる。

病院を移る時に持っていく
カルテは患者本人の怪我や病気、受けた医療の記録であり、別の病院に転院する場合には治療の継続が円滑に行われるように紹介状などと一緒に持っていくことになる。

たまに読みづらい
紙媒体で運用されているカルテは医師の手書きであることが大半で、必要な情報を素早く記録することには長けているものの、走り書きすぎて後から見返すと読みづらい、ということがたまにある。読める人には読めるのだが……。


[No.203] 2018/02/10(Sat) 16:08:40
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